JPS6123105Y2 - - Google Patents

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JPS6123105Y2
JPS6123105Y2 JP3386482U JP3386482U JPS6123105Y2 JP S6123105 Y2 JPS6123105 Y2 JP S6123105Y2 JP 3386482 U JP3386482 U JP 3386482U JP 3386482 U JP3386482 U JP 3386482U JP S6123105 Y2 JPS6123105 Y2 JP S6123105Y2
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JP
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water collection
collection box
side opening
lid
sewer
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JP3386482U
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JPS58140283U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、マンホール、雨水ます及び汚水ま
す等の下水道用管きよ付属設備に使用される蓋、
すなわち下水道用蓋における下水本管からの臭気
の逸出を防止する臭気防止装置に関し、特に、雨
水ますの蓋に用いて好適な臭気防止装置に関す
る。
一般に、下水道用蓋には集水孔、鍵穴等の種々
の孔があり、該孔から下水本管からの臭気が逸出
し、環境衛生上問題があり、このため、鍵穴等を
不使用時に閉塞する提案(例えば、実開昭55−
40030号公報)がなされている。しかし、これら
は鍵穴等の小さな孔に対して有効であつても、集
水孔のような比較的大きな孔に対しては適切な手
段とはなり得ず、集水孔の機能を阻害せず、かつ
該集水孔からの臭気の逸出を有効に阻止する適切
な対策が望まれていた。
本考案は上記実情に鑑みなされたものであつ
て、降雨時においては集水孔に流れ込む流水に対
し円滑に雨水ます等の管きよ内に流入させ、平常
時(降雨のない時)においては該集水孔からの管
きよ内の臭気の逸出を有効に阻止する新規な臭気
防止装置を提供することを目的とする。
本考案の下水道用蓋の臭気防止装置はこのた
め、次の構成(技術的手段)を採る。集水孔を
有する下水道用蓋において、該集水孔に対応す
る該蓋の下面に、上部が開放され、底部が流水の
流下する傾斜面に形成され、該傾斜面の向う側面
に側方開口部を有し、該側方開口部の端面に弁座
が形成された有底箱状の集水受箱が取り付けら
れ、該集水受箱の側方開口部には、該弁座を自
重により常時閉弁し、該集水受箱に流入する流水
の水圧により開弁する弾性弁体が取り付けられて
なる。
この構成により次の作用を奏する。すなわち、
平常時(すなわち降雨による雨水の流入のないと
き)、弾性弁体が本装置の側方開口部を自重によ
り閉弁するとともに、本装置が蓋の集水孔の囲り
に気密に取り付けられていることにより、雨水ま
す内の臭気は外部に逸出することが阻止される。
降雨時においては、雨水が蓋の集水孔より流入し
たのち、集水受箱の底部の傾斜面に沿つて流下
し、側方開口部に至るが、該側方開口部に滞水し
た流水の水圧(更には流下する水の勢い)により
弾性弁体が弁座から離れて閉弁し、弁座との隙間
から雨水ます内へ流れ込むことになる。
本考案の下水道用蓋の臭気防止装置は叙上の構
成よりなり作用を奏するものであるので、以下の
特有の効果を有する。
弾性弁体はその弾性により流水量に応じて開
弁するので自動調整され、不必要な隙間を生じ
ない。
集水受箱の底部の傾斜面により、側方開口部
での水圧が大きくとれ、かつ、流速が付くの
で、弾性弁体の開弁が容易となる。
本考案はその基本的技術思想の範囲内で、次の
種々の実施態様を採ることができる。
側方開口部は集水受箱の両側面に形成される
こと。側方開口部は一側面に限られるものでは
ない。これによれば、集水受箱の底部の傾斜面
及び弾性弁体はそれぞれ両方の開口部に対応し
て設けられることになる。
側方開口部は挾窄されること。この挾窄によ
り、側方開口部の内部に溜まる流水は水深が増
大し、水圧が大きくなるので、弾性弁体を容易
に開弁することができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は蓋付雨水ますの全体の断面図、第2図
及び第3図は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。
ここに、1は集水孔1Aを有する下水道用蓋、
Sは該蓋の下面に取り付けられる本考案の臭気防
止装置であつて、集水受箱2と弾性弁体3とから
なる。Gは地表(又は路面)、4,4′は蓋1を支
持する受枠、及び縁塊、5は雨水ますの本体、6
は下水本管(図示せず)に通ずる取付け管であ
る。通常、受枠4、縁塊4′及び雨水ます本体5
はコンクリート又は鉄筋コンクリート製であり、
取付け管6は陶管である。
下水道用蓋1は、雨水ます用蓋にあつては通常
は平面形状が方形又は長方形をなすが、その他の
形状(例えば円形)であつても勿論よい。該蓋1
の上面には傾斜面11が形成され、該傾斜面11
の下端に連なつて集水孔1Aが蓋1に穿設されて
いる。蓋1は通常はコンクリート又は鉄筋コンク
リート製であるが、鋳鉄あるいは合成樹脂等適宜
材料で成形することができる。なお、集水孔1A
は雨水まく用蓋にあつて通常は縁塊4′に連なる
端部に設けられるが、その位置に限定されるもの
ではない。
集水受箱2は臭気防止装置の一部を構成し、上
部が開放された有底の箱状をなす。上部21の開
口部が蓋1の集水孔1Aの全体を囲み、上端の外
方へ張り出す鍔部21aにねじ又はボルトを取り
付け、あるいは溶接等の適宜の固着手段により、
蓋1の下面に取付け自在に固着される。あるいは
また、上部21をそのまま蓋1の躯体部に埋め込
むことにより固着することもできる(第1図及び
第5図参照)。
該集水受箱2の底面は流体(雨水)の流下する
傾斜面22に形成され、該傾斜面の向う集水受箱
2の側面は開口し、側方開口部23とされる。該
側方開口部23は多少外方へ突出し、その端面は
弾性弁体3の当接する弁座23aを形成する。ま
た、側方開口部23の上部には弾性弁体3を取り
付ける係合部24が設けられている。
該集水受箱2は鋳鉄又は硬質の合成樹脂等の硬
質の素材で成形される。
弾性弁体3は臭気防止装置の一部を構成し、ゴ
ム又は軟質の合成樹脂製の板状の弾性体で成形さ
れ、弁体部31と上部の係合部32とからなる。
弁体部31は自重により常時集水受箱2の弁座2
3aに密接し、側方開口部23を閉塞する機能を
有する。この機能を促進するため、側方開口部2
3の端面(すなわち弁座23a)は上方より下方
に至るにつれ外方に張り出す形状(直線あるいは
円弧状)にされるほか、弁体部31も下方に至る
につれ厚肉とされるか、あるいは弁体部31の下
端部に厚肉の鍔部31aが形成される。
該弾性弁体3の上部の係合部32は断面が蟻溝
状の凹部32aを有し、該凹部32aと集水受箱
2の係合部24(断面が鳩尾状をなす)とが係合
することにより、弾性弁体3を集水受箱2へ気密
にして着脱自在に取り付けることができる。弾性
弁体3と集水受箱2との取り付けはこの態様に限
られず、要は、この部分を中心にして弾性弁体3
が開閉弁する回転の中心となり、気密が保持され
る固定手段が採られうることである。
第4図は、集水受箱2の側方開口部23を狭窄
した他の実施例の第3図と同様の破断線からみた
断面図である。これによれば、弁座23aは狭ま
るとともに、弾性弁体3の幅も縮小される。
第5図は、側方開口部23の更に他の実施例で
あつて、該側方開口部23の端部周面に弁座7a
を有する弁座付き枠体7を嵌着した態様を示す。
該弁座付き枠体7の両側辺及び下辺の断面は第5
A図及び第5B図に示す形状をなし、凹溝71が
側方開口部23の端部を抱持嵌合する。第5A図
の突起状の弁座7aによれば、弾性弁体3との密
着性が大きく、密封効果にすぐれている。また、
該枠体7の上辺の断面は第5C図に示す形状をな
し、側方開口部23の端部に嵌合する凹溝71を
有するとともに、係合突起7b,7b′が形成さ
れ、該係合突部に弾性弁体3の係合部32を係合
することにより、弾性弁体3は側方開口部23の
上辺に固定される。従つて、該枠体7は弁座の機
能とともに弾性弁体の固定機能も有し、多機能を
発揮する。更に、該弁座付き枠体7をステンレス
製とすることにより、鋳鉄の弁座の欠点である腐
蝕性を克服することができる。本実施例によれ
ば、集水受箱2の構成が簡単となり、その成形は
極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の臭気防止装置を示すものであつ
て、第1図は雨水ますにおける本考案装置の縦断
面図、第2図はその一実施例の要部の拡大縦断面
図、第3図は第2図におけるX−X線断面図、第
4図は側方開口部が狭窄された他の実施例の第3
図と同様の断面図、第5図は側方開口部に弁座付
き枠体を嵌合させた更に他の実施例の縦断面図、
第5A図及び第5B図はそれぞれ第5図のイ部分
の拡大断面図、第5C図は第5図のロ部分の拡大
断面図である。 1……下水道用蓋、1A……集水孔、S……臭
気防止装置、2……集水受箱、21……上部、2
2……傾斜面(底部)、23……側方開口部、2
3a……弁座、3……弾性弁体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 集水孔1Aを有する下水道用蓋1において、 前記集水孔1Aに対応する前記下水道用蓋1
    の下面に、上部21が開放され、底部が流水の
    流下する傾斜面22に形成されるとともに、前
    記傾斜面22の向う側面に側方開口部23を有
    し、前記側方開口部23の端面に弁座23aが
    形成された有底箱状の集水受箱2が取り付けら
    れ、 前記集水受箱2の側方開口部23には、前記
    弁座23aを自重により常時閉弁し、前記集水
    受箱2に流入する流水の水圧により閉弁する弾
    性弁体3が取り付けられてなる、下水道用蓋の
    臭気防止装置S。 2 側方開口部23は集水受箱2の両側面に形成
    された実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    下水道用蓋の臭気防止装置。 3 側方開口部23は狭窄される実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項に記載の下水道用蓋
    の臭気防止装置。 4 集水受箱2は下水道用蓋1の下面に取付け自
    在とされる実用新案登録請求の範囲第1項ない
    し第3項のいずれかに記載の下水道用蓋の臭気
    防止装置。
JP3386482U 1982-03-12 1982-03-12 下水道用蓋の臭気防止装置 Granted JPS58140283U (ja)

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JP3386482U JPS58140283U (ja) 1982-03-12 1982-03-12 下水道用蓋の臭気防止装置

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JPS58140283U JPS58140283U (ja) 1983-09-21
JPS6123105Y2 true JPS6123105Y2 (ja) 1986-07-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085011A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Tokyo Metropolitan Sewerage Service Corp 下水道用臭気防止装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085011A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Tokyo Metropolitan Sewerage Service Corp 下水道用臭気防止装置
JP4651021B2 (ja) * 2005-09-20 2011-03-16 東京都下水道サービス株式会社 下水道用臭気防止装置

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JPS58140283U (ja) 1983-09-21

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