JPS6141823Y2 - - Google Patents

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JPS6141823Y2
JPS6141823Y2 JP6058882U JP6058882U JPS6141823Y2 JP S6141823 Y2 JPS6141823 Y2 JP S6141823Y2 JP 6058882 U JP6058882 U JP 6058882U JP 6058882 U JP6058882 U JP 6058882U JP S6141823 Y2 JPS6141823 Y2 JP S6141823Y2
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water
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JP6058882U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、下水道設備における雨水ます、汚
水ます及びマンホールその他の下水道用管きよ付
属設備に使用される蓋、すなわち下水道用蓋に付
置して使用され、下水本管からの臭気の逸出を防
止する臭気防止装置に関し、該装置をして下水道
用蓋と独立して取り扱い得るように構成すること
により如何なる蓋にも適用でき、その用途を拡大
せしめたことを特徴とする。なお、本考案の対象
とする下水道設備は、私設あるいは公設を問わ
ず、下水を排除し処理する設備の一切を含むもの
である。
一般に、下水道用蓋には集水孔、鍵穴等の種々
の孔があり、該孔から下水本管からの臭気が逸出
し、環境衛生上問題があり、このため、鍵穴等を
不使用時に閉塞する提案(例えば、実開昭55−
40030号公報)がなされている。しかし、これら
は鍵穴等の小さな孔に対して有効であつても、集
水孔のような比較的大きな孔に対しては適切な手
段とはなり得ず、集水孔の機能を阻害せず、かつ
該集水孔からの臭気の逸出を有効に阻止する適切
な対策が望まれていた。
本出願人はこの観点から、先に、実願昭57−
33864号において、大略第1図に示す臭気防止装
置を取り付けた下水道蓋(以下先願技術とい
う。)を提案した。ここに、1′は集水孔1A′を
有する下水道用蓋、2′は上部21′が集水孔1
A′に臨んで取り付けられ底部22′が流水の流下
する傾斜面に形成されるとともに側方開口部2
3′を有する集水受箱、3′は側方開口部23′端
面を常時には自重により閉弁し、流水の流入時に
は開弁する弾性弁体である。
この先願技術によれば、流水の流入時に弾性弁
体3′が開弁する外は、常時は閉弁し、従つて下
水本管からの臭気の逸出を阻止するとともに、簡
単な構造でありながら密封効果の高い優れた効果
を有するものである。
しかしながら、この先願技術にあつては、臭
気防止装置は直接下水道用蓋に取り付けられるの
で製作上の手間がかかる、(換言すれば、蓋の新
設が必要)、下水道用蓋は概して重量があり、
このため、蓋の開閉操作が困難であるとともに、
該操作時に本装置に変形・破損等の損傷を与え易
い、格子状の蓋(いわゆるグレーチング)に対
する本装置の取付けが困難であり、該蓋に対して
は実際上使用され得ない、等の不具合があり、こ
の改良が望まれる所以である。
本考案は上記実情に鑑みなされたものであつ
て、先に提案した先願提案の技術的思想を継承し
つつ、上記不具合を解消し、更に用途の拡大した
臭気防止装置を得ることをその技術的課題とする
ものであり、本考案はそのため、該装置をして下
水道用蓋から独立せしめる着想を得ることによつ
てなされたものである。
本考案の下水道用臭気防止装置はこのため、次
の構成(技術的手段)を採るものである。薄い
平板状の受板に周縁に受代を残して該受代に囲ま
れる平面内に1又は2以上の集水孔が穿設され、
該集水孔に対応する受板の下面に、上記が開放
され、底部が流水の流下する傾斜面に形成される
とともに、該傾斜面の向う側面に側方開口部を有
し、該側方開口部の端面に弁座が形成された有底
箱状の集水受箱が取り付けられ、該集水受箱の
側方開口部には、該弁座を自重により常時は閉弁
し、該集水受箱に流入する流水の水圧により開弁
する弾性弁体が取り付けられてなる。
しかして、上記構成よりなる本考案の装置を下
水道用蓋の下方に設置し、換言すれば本装置を雨
水ます等の管きよ付属設備の受枠の縁部に支持さ
せて設備し、その上に下水道用蓋を載置して使用
する。
この構成により次の作用を奏する。すなわち、
平常時(すなわち降雨による雨水の流入のないと
き)、弾性弁体が本装置の側方開口部を自重によ
り閉弁するとともに、本装置が下水道用蓋の下方
に気密に取り付けられていることにより、雨水ま
す内の臭気は外部に逸出することが阻止される。
降雨時においては、雨水が下水道用蓋の集水孔に
集められ、該蓋の集水孔に対応する位置に設けら
れた受板の集水孔に流入したのち、集水受箱の底
部の傾斜面に沿つて流下し、側方開口部に至る
が、該側方開口部に滞水した流水の水圧(更には
流下する水の勢い)により弾性弁体が弁座から離
れて開弁し、弁座との隙間から雨水は雨水ます内
へ流れ込むことになる。
本考案の下水道用臭気防止装置は以下の特有の
効果を有する。
本装置は下水道用蓋に直接取り付けることな
く、下水道用蓋の加工は不要である。このた
め、既存の下水道用管きよ設備に本装置をその
まゝ使用することができる。
本装置は下水道用蓋とは別体であり、独立し
て取扱え、その上軽量であるので取扱い操作が
簡単であり、かつ、損傷することが少ない。
グレーチングのような多数の格子からなる蓋
に対しても用いることができる。
受板は薄板よりなるので受枠の支持縁部によ
くなじみ、気密効果が高い。
本考案は次の実施態様を採るものである。
側方開口部は集水受箱の両側面に形成される
こと。側方開口部は一側面に限られるものでは
ない。これによれば、集水受箱の底部の傾斜面
及び弾性弁体はそれぞれ両方の開口部に対応し
て設けられることになる。
側方開口部は挾窄されること。この挾窄によ
り、側方開口部の内部に溜まる流水は水深が増
大し、水圧が大きくなるので、弾性弁体を容易
に開弁することができる。
以下、本考案の実施例を第2図以下の図面に基
づいて説明する。
第2図ないし第4図に本考案の臭気防止装置S
の一実施例を示す。
受板1は臭気防止装置の一部を構成し、薄い平
板からなり、鋼板(ステンレス鋼板を含む)ある
いは硬質の合成樹脂板(強化プラスチツクを含
む)等の素材で成形される。該受板1の四周には
支持用受代1Aを形成するとともに、該受代1A
に囲まれる平面内には1ないし2以上の集水孔1
Bが穿設される。
集水受箱2は臭気防止装置の一部を構成し、上
部が開放された有底の箱状をなす。上部21の開
口部が受板1の集水孔1Bの全体を囲み、上端で
溶接あるいはロウ付け等の適宜の固着手段によ
り、受板1の下面に固着される。
該集水受箱2の底面は流体(雨水)の流下する
傾斜面22に形成され、該傾斜面の向う集水受箱
2の側面は開口し、側方開口部23とされる。該
側方開口部23は多少外方へ突出し、その端面は
弾性弁体3の当接する弁座23aを形成する。ま
た、側方開口部23の上部には弾性弁体3を取り
付ける係合部24が設けられる。
該集水受箱2は鋼板(ステンレス鋼板)又は硬
質の合成樹脂等の硬質の素材で成形される。
弾性弁体3は臭気防止装置Sの一部を構成し、
ゴム又は軟質の合成樹脂製の板状の弾性体で成形
され、弁体部31と上部の係合部32とからな
る。弁体部31は自重により常時集水受箱2の弁
座23aに密接し、側方開口部23を閉塞する機
能を有する。この機能を促進するため、側方開口
部23の端面(すなわち弁座23a)は上方より
下方に至るにつれ外方に張り出す形状(直線ある
いは円弧状)にされるほか、弁体部31も下方に
至るにつれ厚肉とされるか、あるいは弁体部31
の下端部に厚肉の鍔部31aが形成される。
該弾性弁体3の上部の係合部32は断面が蟻溝
状の凹部32aを有し、該凹部32aと集水受箱
2の側方開口部23の上辺の係合部24(断面が
鳩尾状をなす)とが係合することにより、弾性弁
体3を集水受箱2へ気密にして着脱自在に取り付
けることができる。弾性弁体3と集水受箱2との
取り付けはこの態様に限られず、要は、この部分
を中心にして弾性弁体3が開閉弁する回転の中心
となり、気密が保持される固定手段が採られうる
ものである。すなわち、第5図に他の態様の一例
を示す。該態様においては、側方開口部23の上
辺部には水平方向に所要間隔をもつて係合孔2
4′(通常は円孔)が複数固穿設され、該係合孔
24′に対応して弾性弁体3の上辺部に弾性突起
32′を一体的に設け、該弾性突起32′を該係合
孔24′に押し込んで弾性弁体3の側方開口部2
3の上辺部に固着させたものである。
本実施例装置Sの雨水ますへの適用を第6図に
示す。ここに、Gは地表(又は路面)、Fは雨水
ますの蓋、5,5′は該蓋Fを支持する受枠及び
縁塊、6は雨水ますの本体、7は下水本管(図示
せず)に通ずる取付け管である。通常、蓋F、受
枠5、縁塊5′、雨水ます本体6はコンクリート
又は鉄筋コンクリート製であり、取付け管7は陶
管である。
蓋Fを取り外した受枠5、縁塊5′の蓋支持部
5a,5a′に本臭気防止装置Sの受板1の集水孔
1Bを蓋Fの集水孔F1に合致させるとともに、
受板1の受代1Aを載置し、しかる後、蓋Fを本
装置S上に設置して取付けを完了する。このと
き、本装置Sの受板1の板厚は極めて薄いので蓋
Fは受枠5の上面から突出することなく、許容の
範囲内に収めることができる。すなわち、通常の
蓋Fの厚さの製作許容誤差は5mmであるが、本装
置Sの板厚は1mm前後(ステンレス鋼板の場合に
は約0.3mm)であり、その許容範囲内に吸収され
るものである。
第7図及び第8図に本考案の他の実施例を示
す。この実施例においては受板1には集水孔1B
が格子状に多数個穿設され、それぞれの集水孔1
Bに対応して受板1の下面に集水受箱2が固設さ
れてなる。この実施例の臭気防止装置Sは例えば
グレーチングのような流水の流入量の大きな蓋と
ともに使用されて好適なものである。すなわち、
側方開口部23が多数設けられることによりすべ
ての集水孔1Bより流入する流水が集水受箱に過
度に滞水して溢流することなく側方開口部23よ
り円滑に排水されるようになつている。
第9図に示す態様は、第7図のものに比べ集水
受箱を更に密着して取り付けて配することによ
り、集水効果を高めたものである。ここに、弾性
弁体3の取付けは、隣接する集水受箱2の背面に
突設した突起部24″に該弾性弁体3の上辺部に
穿設した孔を嵌着してなされるものである。
本考案は叙上の実施例に限定されるものではな
く、本考案の基本的技術思想の範囲内で種々設計
変更が可能であり、以下の態様は本考案の技術思
想に包含されるものである。
受板は平面に限定されることなく、受枠の蓋
支持部の形状に合わせて曲面もしくは傾斜面に
形成される。
受板の受代は四周に限定されるものではな
く、相対する1組の端面であつてよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術の要部縦断面図、第2図ない
し第9図は本考案の下水道用臭気防止装置の実施
例図であつて、第2図はその一実施例の要部縦断
面図、第3図はその縮小平面図、第4図は第2図
のX−X線断面図、第5図は弾性弁体の他の取付
け態様を示す要部断面図、第6図は使用態様図、
第7図及び第8図は他の実施例図であつて、第7
図は第8図のY−Y線拡大断面図、第8図はその
平面図、第9図は更に他の実施例を示す要部縦断
面図である。 S……下水道用臭気防止装置、1……受板、1
A……受代、1B……集水孔、2……集水受箱、
21……上部、22……傾斜面(底部)、23…
…側方開口部、23a……弁座、3……弾性弁
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 薄い平板状の受板1に周縁に受代1Aを残して
    該受代1Aに囲まれる平面内に1又は2以上の集
    水孔1Bが穿設され、 該集水孔1Bに対応する受板1の下面に、上部
    21が開放され、底部が流水の流下する傾斜面2
    2に形成されるとともに、前記傾斜面22の向う
    側面に側方開口部23を有し、該側方開口部23
    の端面に弁座23aが形成された有底箱状の集水
    受箱2が取り付けられ、 前記集水受箱2の側方開口部23には、前記弁
    座23aを自重により常時は閉弁し、該集水受箱
    2に流入する流水の水圧により開弁する弾性弁体
    3が取り付けられてなる、 ことを特徴とする下水道用臭気防止装置S。
JP6058882U 1982-04-27 1982-04-27 下水道用臭気防止装置 Granted JPS58165075U (ja)

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JP6058882U JPS58165075U (ja) 1982-04-27 1982-04-27 下水道用臭気防止装置

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JP6058882U JPS58165075U (ja) 1982-04-27 1982-04-27 下水道用臭気防止装置

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JPS58165075U JPS58165075U (ja) 1983-11-02
JPS6141823Y2 true JPS6141823Y2 (ja) 1986-11-27

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JP6058882U Granted JPS58165075U (ja) 1982-04-27 1982-04-27 下水道用臭気防止装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085011A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Tokyo Metropolitan Sewerage Service Corp 下水道用臭気防止装置

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JP4651021B2 (ja) * 2005-09-20 2011-03-16 東京都下水道サービス株式会社 下水道用臭気防止装置

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JPS58165075U (ja) 1983-11-02

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