JPH0124234Y2 - - Google Patents

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JPH0124234Y2
JPH0124234Y2 JP1985097470U JP9747085U JPH0124234Y2 JP H0124234 Y2 JPH0124234 Y2 JP H0124234Y2 JP 1985097470 U JP1985097470 U JP 1985097470U JP 9747085 U JP9747085 U JP 9747085U JP H0124234 Y2 JPH0124234 Y2 JP H0124234Y2
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water
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は汚水桝や雨水桝等の管渠内に発生した
汚水の臭気が吐出されるのを防止する悪臭防止装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に汚水桝や雨水桝は、汚水や雨水を一旦集
めて、それら桝に連通する管渠から前記汚水等を
下水道等に流すためのものであるが、流れが止ま
ると、下水道等の汚水が発する臭気が前記管渠か
ら汚水桝等に逆流し、そこから周辺に拡散して環
境上のみならず衛生上からも好ましくない。
そこで、近時、管渠と汚水桝との接合部に悪臭
防水装置を取付けることが行なわれるようになつ
た。この装置は、汚水や雨水がそれらの桝から管
渠に流れているときは開き、流れが止まつたら閉
ぢて、臭気が桝に逆流しないようにするために、
例えば、実公昭59−17997号公報や実開昭53−
4246号公報に記載されている防臭リングや防臭装
置のように、汚水桝に連通する管渠に嵌合させる
リング本体ビニール、布等から成る円筒状若しく
は吹き流し状の防臭帯やシート弁を装着したもの
がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
然しながら、上記従来の悪臭防止装置は汚水等
が管渠に流れているときは防臭帯が開いている
が、流れが止まつても開いた状態から閉ぢた状態
に移行しにくく、そのため、臭気が逆流して悪臭
防止装置としての役割を果し得ないことが屡々あ
り、また、時には防臭帯が管渠の内壁に密着して
通水時に流水圧によつても剥離せず、汚水等の中
に塊状の紙等が入つていると、それが流れないで
管渠内を閉塞し、詰まり事故を起すという問題点
があつた。一方、開いた状態から閉ぢた状態に移
行し易くするため、実開昭53−125476号公報には
袋状防臭帯の先端側に半円形状のスプリングを取
付けたものも提案されているが、スプリングの作
用が未だ充分でない。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記従来技術の問題点を解決し、汚水
等が流れている間は開いた状態を持続し、流れが
止つたら閉ぢた状態に移行し、その状態を保持し
て臭気が桝に逆流するおそれのない悪臭防止装置
を提供することを目的としてなされたもので、そ
の構成は、汚水桝、雨水桝等に連設した管渠の入
口に嵌合する口径可変のフランジ付リングに、軟
質合成樹脂シート製等で柔軟な円筒状をなす防臭
筒の一側をクツシヨン体を介して定着すると共
に、該防臭筒の周壁に側断面が略〜状をなす弾性
を有するバネ体を当該バネ体の後端を上記リング
に定着して成り、不通水時には前記バネ体の弾性
により強制的に防臭筒の先端側を閉塞し通水時に
は流水圧により該先端側が開放されるようにした
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
即ち、本考案は、管渠にその内側から嵌合係止
するフランジ付リングに柔軟な円筒状の防臭筒の
一側を定着すると共に該防臭筒の周壁に、不通水
時には強制的に防臭筒の先端側を閉塞して下水道
等から臭気が汚水桝等に逆流するのを防止し、ま
た、通水時には流水圧により前記防水筒の先端側
が開放されるバネ体を取付けているので、管渠等
に詰まり事故等が起らない。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図に拠り説明する。
1は汚水桝、2は該汚水桝1の底部より稍上に
連設した管渠で、この管渠2は下水道に連なるも
のである。
Aは本考案臭気防止装置の一例で、11は合成
樹脂製等の弾力性のある円環状をなし、その一側
外周にフランジfを一体に形成したリング、11
aは該リング11とフランジfに設け、それらリ
ング11等の口径を調節するための切欠部、12
は前記リング11のフランジfを除く部分に被嵌
した合成樹脂発泡体等から成るクツシヨンリン
グ、13は前記クツシヨンリング12を介してそ
の一側を前記リング11に取付けた柔軟な防臭
筒、14は該防臭筒13に取付けた該防臭筒13
の開閉部材たるバネ体であつて、このバネ体14
は平面T字状をなし側断面が〜をなすように形成
した適当な弾性体から成り、ここでは、その2個
を、T字状部材の脚部14aの後端側を防臭筒1
3の手前側にすると共に横棒部14bの側を防臭
筒13の先端側に向けて当該筒13の外周上で対
向させ、前記脚部14aの端部を、取付けピン1
5によりクツシヨンリング12、防臭筒13と一
体にリング11に取付けてあり、不通水時には第
3図に示すように対向するバネ体14,14の横
棒14b同士が互に近接して防臭筒13の開放側
を閉塞し、また、防臭筒13内に汚水等が流れ込
めば、その流水圧により対向するバネ体14の横
棒14b同士が離隔されて防臭筒13内に汚水等
が通過して管渠2に流出するようになつている。
而して、本考案悪臭防止装置Aを管渠2に取付
ける場合、防臭筒13を管渠2内に入れ、リング
11を強く把持してその形成する円の外径を管渠
2の内径より小さくした状態で該リング11を管
渠2に嵌合して手を離しフランジfを管渠2の端
面に当接させればよい。
このようにして本考案悪臭防止装置を管渠2に
取付けておけば、汚水桝1に汚水が溜つていない
状態では、前述のように、防臭筒13の開放側が
バネ体14により閉ぢられているので、下水道等
の汚水が発する臭気が汚水桝1に逆流しようとし
ても、防臭筒13に遮断されて汚水桝1内に入り
込めず、従つて該汚水桝1から臭気が拡散される
おそれはなく、また、汚水桝1に汚水が溜つた場
合は、まず汚水が防臭筒13内に流れ込むと、そ
の流水圧によつて対向する2個のバネ体14が開
かれ、汚水は防臭筒13内を通過して管渠2に流
れ込み、汚水中に塊状になつた紙等が存在しても
うまく防臭筒13内を通り抜けて、防臭筒13の
部分で管渠2が詰まるようなおそれはない。
尚、上記実施例においては平面T字状のバネ体
を用いたが、本考案において用いるバネ体は上記
に限られず、不通水時に強制的に防臭筒13の開
放側を閉ぢ、通水時に流水圧により防臭筒13の
開放側を開くようなものであればよい。
第4図に示すように、側断面が〜状のピアノ線
のような弾性のあるバネ体16を、防臭筒13の
外周に適宜数例えば、防臭筒13の上側に3本、
下側に2本取付けて、不通水時には上側の3本の
バネ体16aの間に下側の2本のバネ体16bが
入り込むようにして防臭筒13の開放側を閉塞す
るようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述の通りであつて、汚水桝、雨水桝
等の管渠に、リングを介して取付ける防臭筒の周
壁に不通水時には強制的に開放側を閉塞し通水時
には流水圧により開放側を開放するようにした側
断面略〜状をなすバネ体を装着したから、従来、
問題とされていた不通水時における下水道等の汚
水が発する臭気を防臭筒の部分で確実に遮断でき
るので、汚水桝や雨水桝等に取付ける悪臭防止装
置として好適である。
また、防臭筒の取付用リングは口径可変タイプ
であるから、管渠への着脱が容易のみならず、そ
の径の多少の違いに対応できる。更に、防臭筒は
取付用のリングにクツシヨン材を介して取付けら
れているので、管渠への取付部によくなじみ、臭
いもれの原因となる取付部に隙間を生じさせな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は汚水桝の管渠に本考案悪臭防止装置を
取付けた状態の断面図、第2図は本考案悪臭防止
装置の一例の平面図、第3図は同じく縦断側面
図、第4図は本考案の別例の防臭筒の開放側から
それが閉ぢた状態を示す図である。 1……汚水桝、2……管渠、11……リング、
11a……切欠部、f……フランジ、12……ク
ツシヨンリング、13……防臭筒、14,16,
17……開閉部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 汚水桝、雨水桝等に連設した管渠の入口に嵌
    合する口径可変のフランジ付リングに、軟質合
    成樹脂シート製等で柔軟な円筒状をなす防臭筒
    の一側をクツシヨン体を介して定着すると共
    に、該防臭筒の周壁に側断面が略〜状をなす弾
    性を有するバネ体を当該バネ体の後端を上記リ
    ングに定着して成り、不通水時には前記バネ体
    の弾性により強制的に防臭筒の先端側を閉塞し
    通水時には流水圧により該先端側が開放される
    ようにしたことを特徴とする悪臭防止装置。 2 バネ体は平面T字状をなし、その2個が防臭
    筒の外周上で対向させられている実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の悪臭防止装置。 3 バネ体はピアノ線のような線材で形成し、そ
    の数本が防臭筒の外周上で2組に分け対向させ
    られている実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の悪臭防止装置。
JP1985097470U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH0124234Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985097470U JPH0124234Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JP1985097470U JPH0124234Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JPS627482U JPS627482U (ja) 1987-01-17
JPH0124234Y2 true JPH0124234Y2 (ja) 1989-07-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4987626B2 (ja) * 2007-08-23 2012-07-25 荏原実業株式会社 下水道用臭気防止装置
KR100916003B1 (ko) 2009-03-25 2009-09-10 서울특별시 강서구 일회용 하수악취 방지장치 구조

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5342465B2 (ja) * 1974-12-28 1978-11-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5342465U (ja) * 1976-09-16 1978-04-12
JPS53125476U (ja) * 1977-03-16 1978-10-05

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JPS5342465B2 (ja) * 1974-12-28 1978-11-11

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JPS627482U (ja) 1987-01-17

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