JPH0913462A - 排水口の防臭装置 - Google Patents

排水口の防臭装置

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JPH0913462A
JPH0913462A JP16569195A JP16569195A JPH0913462A JP H0913462 A JPH0913462 A JP H0913462A JP 16569195 A JP16569195 A JP 16569195A JP 16569195 A JP16569195 A JP 16569195A JP H0913462 A JPH0913462 A JP H0913462A
Authority
JP
Japan
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valve
valve seat
deodorizing device
drainage
valve body
Prior art date
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Pending
Application number
JP16569195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuma Arai
一真 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の排水トラップの機能を有し、寒冷地域
においても使用することのできる排水口の防臭装置を提
供する。 【構成】 排水口5の下部に接続される防臭装置6であ
って、短円筒体7の内周面71に沿って環状の弁座9が
突設され、この弁座9の下側に、外径が短円筒体7の内
径より小さく、かつ、弁座9の弁孔91の内径より大き
い弁体10が支持棒20にて支持されて配置され、この
弁体10の上面外周縁がコイルばね30の弾性反発力に
より弁座9の下面内周縁に当接されており、排水時、湯
水Wの重さによって弁体10が下方に移動するようにさ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば住宅内の浴室
や洗面台の排水口の下部に接続され、排水管路からの臭
気の逆流を防止する排水口の防臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭51−17358号
公報などに記載されているように、浴室の排水口の下部
に排水トラップを設置し、水封機構にて排水管路からの
臭気の逆流を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の排水トラップを設置する方式は、寒冷地域において
は適用することはできない。すなわち、寒冷地域におい
ては、冬季に排水トラップ内に滞留している水が凍結す
るので、排水管路としての機能が損なわれ、しかも、凍
結時の体積膨張のため、排水トラップそのものが破損す
る可能性もあり、寒冷地域においては上記水封機構を採
用することができないという問題があった。
【0004】本発明は上記従来の問題を解消しようとす
るものであり、その目的とするところは、従来の排水ト
ラップの機能を有し、寒冷地域においても使用すること
のできる排水口の防臭装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
排水口の防臭装置は、排水口の下部に接続される防臭装
置であって、短筒状体の内周面に沿って環状の弁座が突
設され、この弁座の下側に、外径が前記短筒状体の内径
より小さく、かつ、前記弁座の弁孔の内径より大きい弁
体が配置され、この弁体の外周縁がばね体の弾性反発力
により弁座の内周縁に当接されており、排水時、水の重
さによって弁体が下方に離反可能となされているもので
ある。
【0006】
【作用】本発明の排水口の防臭装置においては、短筒状
体の内周面に沿って環状の弁座が突設され、この弁座の
下側に、外径が前記短筒状体の内径より小さく、かつ、
前記弁座の弁孔の内径より大きい弁体が配置され、この
弁体の外周縁がばね体の弾性反発力により弁座の内周縁
に当接されており、しかも排水時、水の重さによって弁
体が下方に離反可能とされているので、例えば浴室の排
水口から短筒状体内に流れ込む排水の重さによって弁体
はばね体の弾性反発力に逆らって下方に移動することに
なる。そして、短筒状体の内周面と弁体の外周面とで形
成される環状隙間を通じて、排水が流出していく。
【0007】また、排水が流出した後、ばね体の弾性反
発力により、弁体が上方に引っ張り上げられて移動し、
弁座の内周縁に当接することになるので、排水管路から
の臭気の逆流は弁座と弁体の当接部分にて遮断される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の排水口の防臭装置を適用した宅
地内の排水管システムを示す説明図、図2は図1の要部
を示す要部断面図、図3は本発明の排水口の防臭装置の
一実施例を示す一部切り欠き縦断面図、図4は図3のX
−X線における断面図、図5は弁体が開いた状態を示す
説明図である。
【0009】まず、本発明の排水口の防臭装置が適用さ
れる一般の宅地内の排水管システムについて説明する。
図1において、1は宅地内の地中に埋設された排水管で
あり、この排水管1には、浴室A用の枝管1A、洗面所
B用の枝管1B、トイレC用の枝管1C、洗濯機D用の
枝管1D、台所E(図示せず)用の枝管1Eなどが接続
されている。そして、これらの枝管と排水管1との合流
部分および枝管の曲がり部分には、点検・掃除用の立ち
上がり管を立設した合成樹脂製の排水桝2A、2B、2
C、2Dおよび2Eが設置されている。これらの排水桝
の立ち上がり管の上方開口部は蓋3A、3B、3C、3
Dおよび3Eにて閉塞されている。
【0010】そして、例えば図2に示すように、浴室A
の洗い場4の床面41に設けられた排水口5の下端部と
枝管1Aの上端部との間には本発明の防臭装置6が接続
されている。この防臭装置6は、図3に示すように、塩
化ビニル樹脂製の内径が約40mmの短円筒体7と、こ
の短円筒体7の下部内周面71に接着して固定された逆
止弁8とから構成されている。
【0011】そして、逆止弁8は、弁座9と、弁体10
と、支持棒20と、コイルばね30とから構成されてい
る。ここで、コイルばね30は金属製のものであり、弁
座9、弁体10および支持棒20は、上記短円筒体7と
同様に塩化ビニル樹脂製のものである。
【0012】弁座9は円環状のものであり、円形の弁孔
91を有している。弁座9の上面の4箇所から、図4に
示すように、円弧状の4本の支持腕92が上方に突設さ
れ、これらの支持腕92は上端にて互いに連結されてい
る。この連結部には上下方向に貫通した挿通孔93が形
成されている。
【0013】弁体10は円盤状のものであり、その直径
は上記短円筒体7の内径より小さく、かつ、上記弁座9
の弁孔91の内径より大きくされている。
【0014】支持棒20は弁体10を支持するためのも
のであり、その外径は上記挿通孔93の内径より小さく
されている。支持棒20の上端には拡径された円形の係
止部21が設けられている。
【0015】そして、支持棒20が弁座9の挿通孔93
にコイルばね30を介在させて挿通され、支持棒20の
下端が弁体10の上面中央部に固着されて逆止弁8が構
成されており、通常の状態(すなわち、排水が流れてい
ない状態)では、コイルばね30の弾性反発力により、
弁体10は上方に引っ張り上げられ、弁体10の上面外
周縁が弁座9の下面内周縁に当接された状態となってい
る。なお、51は目皿、52はごみ除去フィルターであ
る。
【0016】そして、浴室A内で使用した湯水Wが排水
口5を通じて流れ込んでくると、図5に示すように、流
れ込む湯水Wの重さによって、弁体10がコイルばね3
0の弾性反発力に逆らって下方に移動する。そして、短
円筒体7の内周面71と弁体10の外周面とで形成され
る環状隙間Sを通じて、湯水Wは枝管1Aを通じて流れ
ていく。
【0017】また、湯水Wが流出した後、コイルばね3
0の弾性反発力により、弁体10が上方に引っ張り上げ
られて移動し、図3に示す元の状態、すなわち弁体10
の上面外周縁が弁座9の下面内周縁に当接した状態に復
帰するので、排水管路からの臭気の逆流は弁座9と弁体
10の当接部分にて遮断されることになる。
【0018】以上、本発明の一実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
などがあっても本発明に含まれる。
【0019】たとえば、ばね体はコイルばねの他、ゴム
ばねであってもよい。コイルばねの材質は金属の他、塩
化ビニル樹脂やポリプロピレン樹脂などの合成樹脂、エ
ンジニアリング樹脂やFRPでもよい。
【0020】また、上記実施例では、コイルばね30の
弾性反発力により、弁体10の上面外周縁を弁座9の下
面内周縁に当接させ、排水管路からの臭気の逆流を遮断
する形態としたが、臭気の逆流をより確実にするため
に、当接面のいずれか一方に環状の弾性パッキングを装
着してもよい。
【0021】また、図6に示すように、弁座9の弁孔9
1に下広がりの面取面91aを設け、一方、弁体10の
外側面11に上記面取面91aに符合する面取面10a
を設けてもよい。このように、双方に面取面91a、1
0aを設けると、湯水がスムーズに流出されることにな
る。そして、この場合も、臭気の逆流をより確実にする
ために、当接面のいずれか一方に環状の弾性パッキング
を装着してもよい。なお、この場合、支持棒20の下端
外周には雄ねじが設けられ、弁体10に設けられた雌ね
じに螺合されて固着されている。
【0022】さらに、上記実施例では、短円筒体7は一
体のものであるが、たとえば図7に示すように、上円筒
体7aと下円筒体7bに分割し、締め付けリングRにて
接続するタイプのものとし、両者の接続端面間に弁座9
の外周縁を環状パッキングGを介して水密に挟持する構
造としてもよい。このようにすると、逆止弁8の弁体1
0が開かないとか、閉じないとかのトラブルが仮に発生
した場合、逆止弁を新しいものと交換して取り替えるこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の排水口の防臭装置においては、
短筒状体の内周面に沿って環状の弁座が突設され、この
弁座の下側に、外径が前記短筒状体の内径より小さく、
かつ、前記弁座の弁孔の内径より大きい弁体が配置さ
れ、この弁体の外周縁がばね体の弾性反発力により弁座
の内周縁に当接されており、しかも排水時、水の重さに
よって弁体が下方に離反可能とされているので、例えば
浴室の排水口から短筒状体内に流れ込む排水の重さによ
って、弁体はばね体の弾性反発力に逆らって下方に移動
することになる。そして、短筒状体の内周面と弁体の外
周面とで形成される環状隙間を通じて、排水は流れてい
く。
【0024】また、排水が流出した後、ばね体の弾性反
発力により、弁体が上方に移動して弁座の内周縁に当接
することになるので、排水管路からの臭気の逆流は弁座
と弁体の当接部分にて遮断されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防臭装置が適用される一般の宅地内の
排水管システムを示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例を示すもので、図1の要部を
示す要部断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す一部切り欠き縦断面図
である。
【図4】図3のX−X線における断面図である。
【図5】本発明の使用状態を説明する一部切り欠き縦断
面図である。
【図6】本発明の他の実施例を一部省略して示す縦断面
図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を一部省略して示す
縦断面図である。
【符号の説明】
5 排水口 6 防臭装置 7 短円筒体 71 内周面 8 逆止弁 9 弁座 91 弁孔 92 支持腕 93 挿通孔 10 弁体 20 支持棒 21 係止部 30 コイルばね(ばね体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水口の下部に接続される防臭装置であ
    って、短筒状体の内周面に沿って環状の弁座が突設さ
    れ、この弁座の下側に、外径が前記短筒状体の内径より
    小さく、かつ、前記弁座の弁孔の内径より大きい弁体が
    配置され、この弁体の外周縁がばね体の弾性反発力によ
    り弁座の内周縁に当接されており、排水時、水の重さに
    よって弁体が下方に離反可能となされていることを特徴
    とする排水口の防臭装置。
JP16569195A 1995-06-30 1995-06-30 排水口の防臭装置 Pending JPH0913462A (ja)

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