JPH0552382B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0552382B2 JPH0552382B2 JP23001785A JP23001785A JPH0552382B2 JP H0552382 B2 JPH0552382 B2 JP H0552382B2 JP 23001785 A JP23001785 A JP 23001785A JP 23001785 A JP23001785 A JP 23001785A JP H0552382 B2 JPH0552382 B2 JP H0552382B2
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- Japan
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- pipe
- bag
- positive pressure
- drain pipe
- drainage
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- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 6
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Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Sewage (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(1) 産業上の利用分野
本発明は中高層住宅、オフイスビル、ホテル、
デパート等の建物内の便器、洗面器、流し等から
の排水管に適用し該排水管内異常正圧に伴う臭気
の逆流を防止する等の異常圧吸収装置に関する。
デパート等の建物内の便器、洗面器、流し等から
の排水管に適用し該排水管内異常正圧に伴う臭気
の逆流を防止する等の異常圧吸収装置に関する。
(2) 従来の技術
排水横枝管内を流れる排水は、次々と便器等の
器具よりの排水を受入れ、立て管に近づくにした
がつて流水深を高め、また波動も大きいため満流
に近づくことがあり、そのため空気の流通する余
裕が少なくなり、管内気圧が高くなつて、近くの
トラツプから空気に伴つて臭気が吹き出すおそれ
が生ずる。そこで第3図示の如く、最下流の器具
排水管aが排水横枝管bに接続する点のすぐ下流
側から逃がし通気管cを立ち上げて安全弁的な役
目をさせるようにしたり、又は第4図示の如く排
水横枝管eと立て管fとの合流点に内部にセパレ
ータgを有するソベント継手hを接続し、管内圧
力が高くなり過ぎないようにしながら空気の流通
する余裕を確保するようにしてトラツプからの臭
気の放出を防止している。尚、第3図中dは排水
立て管を示す。
器具よりの排水を受入れ、立て管に近づくにした
がつて流水深を高め、また波動も大きいため満流
に近づくことがあり、そのため空気の流通する余
裕が少なくなり、管内気圧が高くなつて、近くの
トラツプから空気に伴つて臭気が吹き出すおそれ
が生ずる。そこで第3図示の如く、最下流の器具
排水管aが排水横枝管bに接続する点のすぐ下流
側から逃がし通気管cを立ち上げて安全弁的な役
目をさせるようにしたり、又は第4図示の如く排
水横枝管eと立て管fとの合流点に内部にセパレ
ータgを有するソベント継手hを接続し、管内圧
力が高くなり過ぎないようにしながら空気の流通
する余裕を確保するようにしてトラツプからの臭
気の放出を防止している。尚、第3図中dは排水
立て管を示す。
(3) 発明が解決しようとする問題点
ところが前者の逃がし通気管cを立ち上げる方
式によれば、建築上のスペースの関係からこの種
の通気管cの配管が困難となつてきた問題点があ
り、又後者のソベント継手hを合流点に接続する
方式によれば、該ソベント継手が高価で設備費が
かかる問題点があつた。
式によれば、建築上のスペースの関係からこの種
の通気管cの配管が困難となつてきた問題点があ
り、又後者のソベント継手hを合流点に接続する
方式によれば、該ソベント継手が高価で設備費が
かかる問題点があつた。
本発明はこれらの問題点を解消し、格別にスペ
ースをとらず構造簡単で廉価な異常圧吸収装置を
提供し該装置によりトラツプからの臭気の放出を
防止する等のようにしたことを目的とする。
ースをとらず構造簡単で廉価な異常圧吸収装置を
提供し該装置によりトラツプからの臭気の放出を
防止する等のようにしたことを目的とする。
(4) 問題点を解決するための手段
この目的を達成すべく本発明は、排水管から分
岐する分岐管の先端に、該分岐管に連通する袋状
体と、該袋状体を囲繞する有蓋キヤツプを設ける
と共に、該排水管の上端部に通気弁を設けたこと
を特徴とする。
岐する分岐管の先端に、該分岐管に連通する袋状
体と、該袋状体を囲繞する有蓋キヤツプを設ける
と共に、該排水管の上端部に通気弁を設けたこと
を特徴とする。
(5) 作用
排水管内に異常正圧が生じた場合にこれに伴つ
て排水管内に滞つた臭気を伴つた空気により前記
袋状体を膨張して該臭気を伴つた空気を一旦貯め
込んで異常正圧を吸収してから負圧時に通気弁か
らの空気と共に排出し、袋状体が膨張し過ぎても
キヤツプにより該袋状体が破裂することが防止さ
れる。かくて臭気が便器等の器具のトラツプから
逆流することがない。
て排水管内に滞つた臭気を伴つた空気により前記
袋状体を膨張して該臭気を伴つた空気を一旦貯め
込んで異常正圧を吸収してから負圧時に通気弁か
らの空気と共に排出し、袋状体が膨張し過ぎても
キヤツプにより該袋状体が破裂することが防止さ
れる。かくて臭気が便器等の器具のトラツプから
逆流することがない。
(6) 実施例
本発明の1実施例を第1図及び第2図に従つて
説明する。
説明する。
1は異常正圧吸収装置を示し、該吸収装置1は
先端部が縮小管状の管体1aとその縮小管状の先
端部に結着した例えばネオプレンゴム(CR)等
の弾性材からなる袋状体1bからなり、前記管体
1aの中間部には該袋状体1bを囲繞する有蓋筒
状のキヤツプ2をその下端部において固着した。
これは後述する異常正圧が過大となつて袋状体1
bが膨張し過ぎて破裂するのを防止するためと、
落下物その他の外的な力により破断するのを防止
するために設けられている。
先端部が縮小管状の管体1aとその縮小管状の先
端部に結着した例えばネオプレンゴム(CR)等
の弾性材からなる袋状体1bからなり、前記管体
1aの中間部には該袋状体1bを囲繞する有蓋筒
状のキヤツプ2をその下端部において固着した。
これは後述する異常正圧が過大となつて袋状体1
bが膨張し過ぎて破裂するのを防止するためと、
落下物その他の外的な力により破断するのを防止
するために設けられている。
かくて、第2図示の如く高層住宅の排水管路即
ち各階の便器等の器具からの排水を流す排水横枝
管3…3とこれら排水横枝管3…3からの排水が
合流する排水立て管4とからなる管路の流水深さ
が高くなる個所の立て管4の合流点の近傍及び該
立て管4の曲り部の近傍に分岐管5を介して前記
異常正圧吸収装置1をそれぞれ接続した。尚、6
は前記排水立て管4の上端部に設けた通気弁を示
す。
ち各階の便器等の器具からの排水を流す排水横枝
管3…3とこれら排水横枝管3…3からの排水が
合流する排水立て管4とからなる管路の流水深さ
が高くなる個所の立て管4の合流点の近傍及び該
立て管4の曲り部の近傍に分岐管5を介して前記
異常正圧吸収装置1をそれぞれ接続した。尚、6
は前記排水立て管4の上端部に設けた通気弁を示
す。
この接続状態において同時に幾つかの器具から
の排水があつて排水量が大となり立て管4での排
水が円滑に行われず、該立て管4内で異常正圧が
一時的に生じた場合に、その異常正圧の生じた個
所の近傍にある異常正圧吸収装置1の袋状体1b
が滞つた臭気を伴つた空気により第1図の点線図
示の如く膨張して異常正圧を吸収し、その後立て
管4内の圧力が正常になり次第袋状体1bの弾性
により該袋状体1b内の臭気を伴つた空気を立て
管4内に放出すると共に、該立て管4内が負圧に
なると通気弁6より新しい空気が流入して臭気と
共に流下して、該袋状体1bは第1図の実線図示
の如くしぼむ。従つて臭気がトラツプから逆流す
ることはない。
の排水があつて排水量が大となり立て管4での排
水が円滑に行われず、該立て管4内で異常正圧が
一時的に生じた場合に、その異常正圧の生じた個
所の近傍にある異常正圧吸収装置1の袋状体1b
が滞つた臭気を伴つた空気により第1図の点線図
示の如く膨張して異常正圧を吸収し、その後立て
管4内の圧力が正常になり次第袋状体1bの弾性
により該袋状体1b内の臭気を伴つた空気を立て
管4内に放出すると共に、該立て管4内が負圧に
なると通気弁6より新しい空気が流入して臭気と
共に流下して、該袋状体1bは第1図の実線図示
の如くしぼむ。従つて臭気がトラツプから逆流す
ることはない。
尚、排水横枝管3内で異常正圧が生ずるような
場合には、該異常正圧を生ずる個所の近傍に前記
異常正圧吸収装置1を分岐接続すればよい。
場合には、該異常正圧を生ずる個所の近傍に前記
異常正圧吸収装置1を分岐接続すればよい。
又、立て管4内の排水に伴つて途中の階の横枝
管3内の排水が引つ張られて該横枝管3が負圧に
なることがある。そこでこのような負圧になる個
所の横枝管3に例えばベローズ式の異常負圧吸収
装置を取付け、常時は該装置のベローズ内に空気
を貯めておき、前述の如く横枝管3内が負圧にな
るときは該ベローズ内の空気を該横枝管3内に流
出して該横枝管3内が負圧になるのを防止するよ
うにしてもよい。
管3内の排水が引つ張られて該横枝管3が負圧に
なることがある。そこでこのような負圧になる個
所の横枝管3に例えばベローズ式の異常負圧吸収
装置を取付け、常時は該装置のベローズ内に空気
を貯めておき、前述の如く横枝管3内が負圧にな
るときは該ベローズ内の空気を該横枝管3内に流
出して該横枝管3内が負圧になるのを防止するよ
うにしてもよい。
(7) 発明の効果
このように本発明によると排水管から分岐する
分岐管の先端に弾性の袋状体と、該袋状体を囲繞
する有蓋キヤツプを設けると共に、該排水管の上
端部に通気弁を設け、排水管内に異常正圧が生じ
た場合にこれに伴つて排水管内に滞つた臭気を伴
つた空気により前記袋状体を膨張して該臭気を伴
つた空気を一旦貯め込んで異常正圧を吸収してか
ら排出するので、臭気が器具のトラツプから逆流
することなく、更に構造簡単で廉価に得られると
共に取り付けが簡単でしかもスペースを特にとら
ない効果を有する。
分岐管の先端に弾性の袋状体と、該袋状体を囲繞
する有蓋キヤツプを設けると共に、該排水管の上
端部に通気弁を設け、排水管内に異常正圧が生じ
た場合にこれに伴つて排水管内に滞つた臭気を伴
つた空気により前記袋状体を膨張して該臭気を伴
つた空気を一旦貯め込んで異常正圧を吸収してか
ら排出するので、臭気が器具のトラツプから逆流
することなく、更に構造簡単で廉価に得られると
共に取り付けが簡単でしかもスペースを特にとら
ない効果を有する。
第1図は本発明の異常正圧吸収装置の1実施例
の断面図、第2図は該装置を排水管路に取付けた
状態の説明図、第3図は従来の排水管路の説明
図、第4図は従来のソベント継手の断面図であ
る。 1……異常正圧吸収装置、1a……管体、1b
……袋状体、2……キヤツプ、3,4……排水
管、5……分岐管、6……通気弁。
の断面図、第2図は該装置を排水管路に取付けた
状態の説明図、第3図は従来の排水管路の説明
図、第4図は従来のソベント継手の断面図であ
る。 1……異常正圧吸収装置、1a……管体、1b
……袋状体、2……キヤツプ、3,4……排水
管、5……分岐管、6……通気弁。
Claims (1)
- 1 排水管から分岐する分岐管の先端に、該分岐
管に連通する弾性の袋状体と、該袋状体を囲繞す
る有蓋キヤツプを設けると共に、該排水管の上端
部に通気弁を設けたことを特徴とする排水管の異
常圧吸収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23001785A JPS6294624A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 排水管の異常圧吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23001785A JPS6294624A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 排水管の異常圧吸収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6294624A JPS6294624A (ja) | 1987-05-01 |
JPH0552382B2 true JPH0552382B2 (ja) | 1993-08-05 |
Family
ID=16901266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23001785A Granted JPS6294624A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 排水管の異常圧吸収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6294624A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6480632A (en) * | 1987-09-21 | 1989-03-27 | Nishihara Eisei Kogyosho Kk | Drain ventilation piping facility |
GB2379459B (en) * | 2001-09-06 | 2005-01-19 | Studor Sa | Pressure relief device in drainage systems |
JP4396933B2 (ja) * | 2004-06-25 | 2010-01-13 | 三井住友建設株式会社 | 排水圧送システム |
JP2006336322A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Bridgestone Corp | 貯水機能付きサイフォン排水システム |
JP4673133B2 (ja) * | 2005-06-02 | 2011-04-20 | 株式会社ブリヂストン | サイフォン式排水システム |
JP6742162B2 (ja) * | 2016-02-16 | 2020-08-19 | 株式会社ブリヂストン | 圧力緩和装置及び排水システム |
JP2018105400A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 株式会社ブリヂストン | 圧力緩和装置用カバー、及び圧力緩和装置用カバーの取付構造 |
JP6986242B2 (ja) * | 2017-06-12 | 2021-12-22 | 丸一株式会社 | 圧力緩和装置 |
-
1985
- 1985-10-17 JP JP23001785A patent/JPS6294624A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6294624A (ja) | 1987-05-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |