JP2018105400A - 圧力緩和装置用カバー、及び圧力緩和装置用カバーの取付構造 - Google Patents

圧力緩和装置用カバー、及び圧力緩和装置用カバーの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】袋体からの異音の周囲環境への放出を抑制することのできる、圧力緩和装置用カバーを提供する。【解決手段】カバー52ha,排水管32からの圧力を受けて拡縮する袋体50の周囲を覆う筒状のカバー本体64と、カバー本体64の一方の開口部を閉塞する天面64Aと、天面64Aに形成された通気穴64Eとを有する。【選択図】図7

Description

本発明は、排水管に設けられる圧力緩和装置の袋体を覆う圧力緩和装置用カバー、及び圧力緩和装置用カバーの取付構造に関する。
従来、排水管内の圧力を逃がすための圧力緩和装置として、拡縮可能な袋体を設けた圧力緩和装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−169081号公報
袋体が排水管からの圧力により拡縮したり、排水管の音が袋体の内部に伝播すると、袋体の異音が周囲環境に放出されるため、周囲環境へ放出される異音を低減することが望ましい。
本発明は、袋体からの異音の周囲環境への放出を抑制することのできる、圧力緩和装置用カバー、及び圧力緩和装置用カバーの取付構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の圧力緩和装置用カバーは、排水管からの圧力を受けて拡縮する袋体の周囲を覆う筒状のカバー本体と、前記カバー本体の一方の開口部を閉塞する天面と、前記天面に形成された通気穴と、を有する。
請求項1に記載の圧力緩和装置用カバーは、袋体を覆うことができるので、袋体から発生した異音の周囲環境への放出を抑制することができる。
なお、天面には、通気穴が形成されているため、カバー内外に空気を通過させることができ、袋体の拡縮に伴うカバー内の圧力変動を抑制し、かつ袋体の拡縮をスムーズにすることができる。
請求項2に記載の圧力緩和装置用カバーは、排水管からの圧力を受けて拡縮する袋体の周囲を覆うカバー本体と、前記カバー本体の一方の開口部を閉塞する天面と、前記カバー本体の前記天面側で、かつ前記袋体の径方向の外周面に対向しない非対向部位に形成される通気穴と、を有する。
請求項2に記載の圧力緩和装置用カバーは、袋体を覆うことができるので、袋体から発生した異音の周囲環境への放出を抑制することができる。
なお、本体カバーには、天面側で、かつ袋体の径方向の外周面に対向しない非対向部位に通気穴が形成されているため、通気穴を介してカバー内外に空気を通過させることができ、袋体の拡縮に伴うカバー内の圧力変動を抑制し、かつ袋体の拡縮をスムーズにすることができる。
請求項3に記載の圧力緩和装置用カバーの取付構造は、前記排水管からの圧力を口部を介して受けて拡縮する袋体と、前記天面を上にして配置される請求項1または請求項2に記載の圧力緩和装置用カバーと、水廻り器具の排水管に接続される本管部、及び前記本管部から分岐する分岐管部を含んで構成される排水継手と、前記分岐管部に設けられ、前記袋体の前記口部、及び圧力緩和装置用カバーが装着されると共に、前記圧力緩和装置用カバーとの間で前記口部を挟持する取付部と、を有する。
請求項3に記載の圧力緩和装置用カバーの取付構造では、圧力緩和装置用カバーが天面を上にして配置され、排水管からの圧力を口部を介して受けて拡縮する袋体を覆う。袋体、及び圧力緩和装置用カバーは、排水継手の分岐管部に設けられた取付部に装着され、袋体の口部は、圧力緩和装置用カバーと取付部との間で挟持される。これにより、袋体の気密性が確保される。
また、袋体の口部は圧力緩和装置用カバーと取付部との間で挟持され、圧力緩和装置用カバーが通気穴を上にして配置されるので、仮に袋体が損傷して袋体から排水が漏れたとしても、漏れ出た排水を圧力緩和装置用カバーの内部に溜めることができ、袋体から漏れた排水が外部へ流出することを抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の圧力緩和装置用カバーの取付構造において、前記口部には、径方向内側に突出する環状のシール部が設けられており、前記取付部の外周面には、前記シール部が嵌り込む環状の溝が形成されている。
請求項4に記載の圧力緩和装置用カバーの取付構造では、袋体の口部に形成された環状のシール部が、取付部の溝に嵌り込ませて圧縮することができるので、シール性が向上する。また、シール部が溝に引っ掛かるので、袋体が取付部から外れ難い。
本発明の圧力緩和装置用カバー、及び圧力緩和装置用カバーの取付構造は上記の構成としたので、袋体からの異音の周囲環境への放出を抑制することができる、という優れた効果を有する。
第1実施形態に係る排水システムを示す概略縦断面図である。 (A)は同実施形態に係る圧力緩和装置を示す縦断面図であり、(B)は(A)のA−A線断面に相当する図である。 第1実施形態に係る継手を示す斜視図である。 第1実施形態に係るカバーを示す斜視図である。 第1実施形態に係る袋体を示す斜視図である。 第1実施形態に係る袋体を示す側面図である。 第2実施形態に係る圧力緩和装置を示す側面図である。 第2実施形態に係る継手を示す斜視図である。 第2実施形態に係るカバーを示す斜視図である。 第2実施形態に係る袋体を示す斜視図である。 第2実施形態に係る袋体を斜め上方から見た図である。 同実施形態に係る圧力緩和装置の要部を示す断面図である。 第2実施形態の変形例に係るカバーを示す側面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に従って説明する。図1に示すように、本実施形態に係る排水システム10は、サイホン排水構造を備えている。なお、図1には各配管の接続部分の構成は省略して示している。建物の床スラブ12の貫通穴14を貫通した排水立て管16には、水廻り器具からの配管を連結する排水継手18が設けられており、上部の排水立て管16からの排水と水廻り器具からの排水とを合流させるように構成されている。
(排水システムの全体構成)
各階には、水廻り器具としての台所流し19が設けられている。台所流し19には、ディスポーザー20が取り付けられている。ディスポーザー20の排水方向下流側には、排水トラップ26が取り付けられている。なお、この排水トラップ26も、本発明の排水管の一例である。
排水トラップ26には、外部からの空気をトラップ内へ通過させると共にトラップ内から外部へ排水及び空気を通過させない通気弁36が設けられている。
排水トラップ26の排水方向下流側には、圧力緩和装置40の排水継手38が接続され、排水継手38の排水方向下流側には、排水を下方へ流す排水管32が接続されている。
排水管32の排水方向下流側には、サイホン排水管44が接続されている。サイホン排水管44は、床スラブ12に沿って横方向に延在する横引き管46と、横引き管46の下流側に設けられ、排水立て管16に沿って下方に延在する竪管48とからなり、竪管48は、排水継手18を介して排水立て管16に接続されている。
このサイホン排水管44では、横引き管46から竪管48へ流入した排水を下方へ流下させることによりサイホン力を発生させる。横引き管46、排水管32、及び合流管42内の排水には、竪管48で発生したサイホン力により引っ張られることで、排出方向へ向かうサイホン力が作用する。
(圧力緩和装置の構成)
図2(A)には、圧力緩和装置40の断面形状が示されており、圧力緩和装置40は、図2(A)及び(B)に示すように、排水継手38に接続された袋体50と袋体50を覆うカバー52とを備えている。図1、及び図3に示すように、排水継手38には、排水トラップ26の下端と、排水管32の上端とに接続される本管部54と、本管部54の中間部より斜め上方へ延出した分岐管部56とが形成されている。
本管部54は、円筒状に形成されている。本管部54の下部には、一般部より大径の大径部58が形成されている。大径部58の下端部側には、雄ネジ部58Aが外周面に形成されており、前述した排水管32を接続できるように構成されている。
また、本管部54の上部にも、一般部より大径の大径部60が形成されており、大径部60の上端部側には雄ネジ部60Aが外周面に形成され、前述した排水トラップ26を接続できるように構成されている。
分岐管部56も円筒状に形成されており、本管部54と連通している。分岐管部56の上端側には、上方に向けて徐々に拡径する漏斗部57Aが一体的に設けられている。
漏斗部57Aの上端部分は、軸方向を鉛直方向とした大径円筒状の取付部62とされており、取付部62の端面は、内側から外側へ向かうに従って基端側へ傾斜したテーパー面62Aを構成している。また、取付部62の外周面には、取付用雄ネジ部62Bが形成されている。
この取付部62には、図2に示したように、カバー52が取り付けられるよう構成されている。カバー52は、図4に示すように、円筒状のカバー本体64と、カバー本体64の上部の開口を閉鎖する蓋部としての天面64Aとを備えている。カバー本体64の下端部には、大径部64Bが形成されており、大径部64Bの内周面には、取付用雌ネジ部64Cが形成されている(図2参照)。
これにより、図2に示したように、カバー本体64の大径部64Bを排水継手38の取付部62に合わせて回転させることにより、大径部64B内面の取付用雌ネジ部64Cが取付部62の取付用雄ネジ部62Bに螺合し、カバー52を排水継手38に取り付けられるように構成されている。この取付状態において、排水継手38の取付部62に形成されたテーパー面62Aに対向する対向面64Dがカバー52の大径部64Bの内側面に形成されている。
天面64Aは、円板状に形成されており、天面64Aには、中央部を中心とした円弧状の通気穴64Eが複数形成されている。これにより、内圧変化を抑制できるように構成されている。
(袋体の構成)
このカバー52内には、図2に示したように、袋体50が収容されるように構成されている。袋体50は、水廻り器具の排水管32に接続され排水管32からの圧力を下部内側から受けるように構成されている。この袋体50は、図5及び図6に示すように、筒状の本体部51の一端部を天部76で閉鎖されたカップ状に形成されている。
本実施形態の袋体50は、半透明のシリコーンゴム等のゴム部材で形成されているが、袋体50は変形可能な弾性を有する部材であればよい。その材質としては、樹脂又はゴム以外のエラストマー等を用いることができる。
この袋体50の本体部51の下端には、本体部51よりも大径とされた円筒状の円筒部66が一体的に形成されており、円筒部66には袋体50を開口する開口部66Aが形成されている。即ち、袋体50の最下部に開口部66Aが形成されている。円筒部66の先端側には、先端側へ向かうに従って内側に傾斜した傾斜面68が全周に渡って形成されている。この傾斜面68は、図2に示したように、取付時において、前述した排水継手38のテーパー面62Aとカバー52内側の対向面64Dとによって挟持され、テーパー面62Aに密着されるように構成されている。これにより、袋体50内部と排水継手38とを連通した状態で、接続部を傾斜面68の弾性によってシールできるように構成されている。
傾斜面68の先端側には、図5及び図6に示したように、円筒状の内嵌部70が形成されており、この内嵌部70は、取付時においてカバー52に内嵌するように構成されている。これにより、カバー52取り外し時において、袋体50のカバー52からの離脱を抑制できるように構成されている。
内嵌部70より先端側には、袋体50を自立状態に維持する形状維持部が設けられている。ここで、形状維持部とは、袋体50を自立状態に維持するものであり、袋体50の形状を保持する形状保持部や、高剛性部や、補強部などに言い換えることができる。また、自立状態とは、袋体50の最大高さを維持した状態をいう。
袋体50の本体部51には、形状維持部の一例として基端側から先端側へ直線状に延在する縦方向維持部72が周方向に等間隔をおいて三か所に形成されている。この縦方向維持部72は、成形時に他の部分よりやや硬質となるように肉厚に形成されており、弾性変形可能であるが、袋体50を縦方向へ拡張した状態に維持できるように構成されている。すなわち、縦方向維持部72は、袋体50の自重に拘わらず、袋体50の高さを伸長した状態に維持する役目を有する。
縦方向維持部72は、所定の幅寸法を有しており、縦方向維持部72の基端部72Aの幅寸法は、基端へ向かうに従って狭くなるように構成されている。縦方向維持部72の基端は、内嵌部70から離れた位置で終端しており、縦方向維持部72と内嵌部70との間は縦方向維持部72より柔軟性を有した一般部74で構成されている。
袋体50の天部76には、図5に示したように、形状維持部の一例としての横方向維持部78が形成されている。この横方向維持部78は、成形時に他の部分よりやや硬質となるように厚肉に形成されており、弾性変形可能であるが、袋体50の一部すなわち上端を横方向へ拡張した状態に維持できるように構成されている。
横方向維持部78は、平面視において、中心部から外側へ広がった放射形状を構成する三角形状に形成されている。横方向維持部78の各頂部78Aは、先細りした形状に形成されており、縦方向維持部72の先端部と連続するように構成されている。これにより、袋体50は、横方向維持部78の頂部78Aの部分が横方向へ拡張した状態に維持されており、頂部78Aに連設された各縦方向維持部72が離れた状態に維持されている。この状態において、袋体50は、開口部66Aが設けられた基端部を下方にした状態で、すなわち設置した場合と同じ状態で自立できるように構成されており、縦方向維持部72及び横方向維持部78によって形状維持部が構成されている。
なお、本実施形態では、横方向維持部78で各縦方向維持部72の先端部が互いに離れた状態に維持される場合を例に挙げて説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば、各縦方向維持部72を先端部で互いに連結すれば、袋体50を自立状態に維持する形状維持部を構成できる。
この袋体50の周面において、隣接する縦方向維持部72間には、縦方向維持部72より柔軟で弾性変形し易い拡縮部80が形成されている。各拡縮部80は、袋体50の一部を構成し、排水管32からの圧力を受けて横方向に拡縮するように構成されている。
ここで、拡縮部80が拡縮する「横方向」とは、自立状態に維持された袋体50の自立方向に対して直交する方向である。
各拡縮部80は、縦方向維持部72より柔軟なので拡縮部80のみでは自立できず、縦方向維持部72の剛性で高さが維持されている。袋体50に正圧が供給されない状態では内側へ湾曲する自由状態とされている。
一方、袋体50の内部が排水管32からの正圧を受けた際には、拡縮部80が横方向へ弾性変形することで、この部分を横方向へ拡張できるように構成されている。これにより、排水管32から袋体50に供給された気体を一時的に保持し、排水管32に生じた圧力を緩和できるように構成されている。
自立状態とは、袋体50が自由状態で最大高さを維持した状態をいう。また、形状維持部とは、袋体50が自らの剛性、構造、形状、肉厚、材料等によって、又は袋体50以外の部材によって最大高さを維持できる構成をいう。例えば、自立状態を維持する針金を袋体50内に一体的に設けて形状維持部を構成したり、自立状態を維持する針金を袋体50内に配置して形状維持部を構成してもよい。
袋体50の本体部51は、開口部66Aの内径をA、開口部66Aよりも上側の部分を水平方向に断面としたときの最大内径をBとしたときに、A≧Bであることが好ましい。なお、より好ましくはA>Bである。また、袋体50の本体部51の内壁面は、鉛直方向に沿っているか、または下側が上側よりも水平方向外側となるように傾斜していることが好ましい。
図2に示すように、本実施形態の袋体50では、開口部66Aの内径Aが袋体50の中で最大径であり、本体部51の最大内径Bは開口部66Aの内径Aよりも小さい。本実施形態の袋体50の本体部51は、下端から上端に向けて、水平方向に断面としたきの最大内径Bは略同一である。但し、袋体50を成形する際にモールドから袋体50を抜く際に必要な抜きテーパーにより、厳密には、本体部51の内壁面は、下側が上側よりも水平方向外側となるように傾斜しており、下端側の方の最大内径Bが上端側の最大内径Bよりも若干大きくなっている。
(作用、効果)
以上の構成に係る本実施形態の作用を説明する。ディスポーザー20から排水がなされると、排水管32内が正圧状態となる。すると、排水管32内の空気は、正圧状態を緩和するため、排水継手38を介して圧力緩和装置40に流入し袋体50が横方向に拡張する。
袋体50は、内部が大気圧と同圧である場合に、自立状態が維持するように構成されている。また、袋体50は、内部に圧力を受けた際に横方向に拡縮する拡縮部80を有している。このため、排水管32からの圧力を受けて拡縮部80が横方向へ拡張する際には、拡張時に自重が加わる袋体と比較して、拡張抵抗が低減される。したがって、排水管32内の圧力が低くても袋体50が拡張して圧力を逃がすことができる。
この袋体50は、横方向維持部78によって一部が予め横方向に拡張されており、この拡張部分を起点とすることで、横方向に拡張しやすい。また、本実施形態では、横方向維持部78が放射形状である三角形状に形成されている。このため、放射方向である横方向への拡張がさらにしやすくなる。さらに、袋体50は、縦方向維持部72によって縦方向へ予め拡張されているので、さらに拡張しやすくなる。
そして、排水時に排水管32で生じた正圧を圧力緩和装置40の袋体50が拡張することで吸収できる。また、ディスポーザー20からの排水に対し、この排水を押し戻そうとする排水管32内の空気(浮力)を逃がすことができる。これにより、円滑な排水を促進することができる。
ところで、袋体50は、排水管内の音が内部に伝播した際や、拡縮する際に異音を発生する場合がある。袋体50は、主に横方向(径方向)へ拡縮(振動)するため、袋体50の周辺における騒音レベルとしては、袋体50の横方向の騒音レベルが、下方向、及び上方向の騒音レベルに比較して高い。
本実施形態のカバー52に形成した通気穴64Eは、袋体50の径方向の外周面と対向しない位置、即ち、袋体50の径方向とは直交する軸方向の天面64Aに形成されているため、通気穴64Eからカバー外部へ漏れる騒音レベルを、袋体50の径方向外側と対向した位置に形成した場合対比で低く抑えることができる。また、利用者は、通常横方向にいるので、利用者へ届く騒音が直接横へ漏れないことで、騒音レベルを低くできる。
また、袋体50が拡張する際に、袋体50の内部にディスポーザー20からの排水が流入する場合がある。排水が終了し、正圧となっていた配管内の圧力が低下すると、拡張した袋体50が萎むと共に、袋体50の内部に流入した排水は開口部66Aを介して漏斗部57Aへ自然落下して排出される。
袋体50は、最下部に最大径となる開口部66Aが設けられており、その上側に配置される本体部51の最大径は、開口部66Aの内径Aよりも小さく、さらに、本体部51の内壁面は、下側が上側よりも水平方向外側となるように若干傾斜しているため、内部に流入した排水中に異物が混ざっていたとしても、袋体50の内面に異物が引っ掛かり難く、異物をスムーズに漏斗部57Aに排出することができる。
また、異物は、排水と共に下方に向けて徐々に縮径する漏斗部57Aに排出されるので、排水中の異物は、排水経路の壁面に引っ掛かり難く、排水と共に排水管32に向けてスムーズに排出される。
したがって、圧力緩和装置40の内部に排水中の異物が流入しても、排水管32の圧力低下に伴い、異物は排水と共に排水管32へスムーズに排出することができ、圧力緩和装置40の内部に排水や異物が滞留し難くなる。
なお、例えば、数十年等の長期に渡って圧力緩和装置40を使用した場合、袋体50の材料の経時劣化により、本体部51に亀裂や穴が形成され、亀裂や穴から排水が袋体50の外部に漏れることが想定される。
本実施形態の圧力緩和装置40では、袋体50がカバー52で覆われており、袋体50の円筒部66の先端側が、排水継手38のテーパー面62Aとカバー52内側の対向面64Dとによって挟持されており、通気穴64Eは天面64Aに形成されているため、袋体50から漏れた排水をカバー52の内部に溜めることができ、袋体50から漏れた排水が装置外へ流出することを抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る圧力緩和装置140を、図7乃至図12にしたがって説明する。なお、第1実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
この圧力緩和装置140も図1に示した排水システム10で使用されるものである。
図7には、圧力緩和装置140が排水継手138に接続された状態が示されており、圧力緩和装置140は、第1実施形態と同様に、排水継手138に接続された袋体150(図10及び図11参照)と、袋体150を覆うカバー152とを備えている。
排水継手138には、図8に示すように、排水トラップ26(図1参照)の下端に接続される本管部154と、本管部154の基端側より斜め上方へ延出した分岐管部156とが形成されている。分岐管部156は直線状になっており、このことから成形時に金型が抜けやすく、またゴミが排水継手138に流入しても排出されやすい構造となっている。
本管部154には、第1実施形態の大径部58、雄ネジ部58A、大径部60、及び雄ネジ部60Aと同様の大径部158、雄ネジ部158A、大径部160、及び雄ネジ部160Aが形成されている。
分岐管部156の漏斗部157には、大径円筒状の取付部162が設けられており、取付部162は、分岐管部156に設けられた支持リブ156Aで支持されている。
取付部162の外周面には、横長矩形状の係合凸部162Bが例えば三か所に突設されており、各係合凸部162Bは、取付部162の周方向に等間隔をおいて配置されている。取付部162上端部の外周面には、図8及び図12に示したように、内側に後退した段差部162Cが形成されており、段差部162Cには、一般部162Dに沿って延在するリング溝162Eが全周に渡って凹設されている。
この取付部162には、図7に示したように、カバー152が取り付けられるよう構成されている。カバー152は、図9にも示したように、円筒状のカバー本体164と、カバー本体164の上部を閉鎖する天面164Aとを備えている。カバー本体164の下端部には、横長矩形状の係合穴164Fが例えば三か所に開設されており、各係合穴164Fは、カバー本体164の周方向に等間隔をおいて配置されている。
各係合穴164Fは、排水継手138の取付部162に設けられた係合凸部162Bと合致する位置に配置されており(図8参照)、カバー152の下端部を排水継手138の取付部162に外嵌した状態で、排水継手138の各係合凸部162Bが対応するカバー152の係合穴164Fに挿入され係合するように構成されている。これにより、カバー152を排水継手138に取り付けるスナップフィット構造が構成されている(図7及び図8参照)。
なお、排水継手138へのカバー152の取付方法は、これに限定されるものではない。例えば、排水継手138の取付部162にL字状のL字溝を設けるとともに、L字溝の端部開口部より挿入可能な凸部をカバー152内面に設けてもよい。この構造では、カバー152内面の凸部を端部開口部からL字溝へ挿入し、当該カバー152を回転することで、凸部をL字溝の奥側へ移動してカバー152を排水継手138に取り付ける。
天面164Aは、図7に示したように、円板状に形成されており、天面164Aには、第1実施形態と同様に、中央部を中心とした円弧状の通気穴164Eが複数形成されている。これにより、内圧変化を抑制できるように構成されている。
このカバー152内には、図10及び図11に示したように、袋体150が収容されるように構成されている(図2参照)。袋体150は、図1に示したように、排水トラップ26、及び排水管32に接続され、圧力を下部内側から受けるように構成されている。この袋体150は、図10、及び図11に示すように、一端部が閉鎖された袋状のシリコーンゴムにより形成されている。
なお、袋体150は、第1実施形態と同様に、変形可能な弾性を有する部材であればよく、その材質としては、樹脂又はゴム以外のエラストマー等を用いることができる。
この袋体150の本体部151の基端には、円筒状の円筒部166が形成されており、袋体150を開口する開口部166Aが形成されている。この円筒部166の基端には、図12にも示したように、一般部166Bより肉厚のシール部としての肉厚部166Cが全周に渡って一体形成されている。この肉厚部166Cは、排水継手138の取付部162に形成されたリング溝162Eに嵌り込んで位置決めできるように構成されている。
即ち、肉厚部166Cは環状に形成され、一般部166Bの径方向内側に突出しており、排水継手138に取り付けた状態で、肉厚部166Cはリング溝162Eに嵌りこみ、カバー152を取り付けた状態では、径方向に圧縮される。
これにより、排水継手138にカバー152を取り付けた状態で、肉厚部166Cの内周面は排水継手138に密着するとともに肉厚部166Cの外周面がカバー152に密着し、袋体150の基端部をシールして気密性を確保できるように構成されている。このような単純構造で袋体150を確実に密閉することができ、第1実施形態で示した排水管32からの臭気の漏れ出しを抑制できる。
円筒部166より先端側には、図10及び図11に示したように、袋体150を自立状態に維持する形状維持部が設けられている。形状維持部とは、第1実施形態と同様に、袋体150を自立状態に維持するものであり、袋体150の形状を保持する形状保持部や、高剛性部や、補強部などに言い換えることができる。また、自立状態とは、袋体150の高さを伸長した状態に維持した状態をいう。
袋体150には、形状維持部の一例として基端側から先端側へ直線状に延在する縦方向維持部172が周方向に等間隔をおいて三か所に形成されている。この縦方向維持部172は、成形時に他の部分よりやや硬質となるように肉厚に形成されており、弾性変形可能であるが、袋体150を縦方向へ拡張した状態に維持できるように構成されている。すなわち、縦方向維持部172は、袋体150の自重に拘わらず、袋体150の高さを伸長した状態に維持する役目を有する。
縦方向維持部172の基端は、図11に示したように、円筒部166から離れた位置で終端しており、縦方向維持部172と円筒部166の端縁との間は縦方向維持部172より柔軟性を有した一般部174で構成されている。
袋体150の天部176には、形状維持部の一例としての横方向維持部178が形成されている。この横方向維持部178は、成形時に他の部分よりやや硬質となるように厚肉に形成されており、弾性変形可能であるが、袋体150の一部すなわち上端を横方向へ拡張した状態に維持できるように構成されている。
横方向維持部178は、平面視において、中心部から外側へ湾曲して延びる形状に形成されている。なお、この形状は、周方向の一方側に凸に湾曲して延びる形状やプロペラ状と言い換えることができる。
横方向維持部178の各頂部178Aは、縦方向維持部172の先端部と連続するように構成されている。これにより、袋体150は、横方向維持部178の頂部178Aの部分が横方向へ拡張した状態に維持されており、頂部178Aに連設された各縦方向維持部172が互いに離れた状態に維持されている。この状態において、袋体150は、開口部166Aが設けられた基端部を下方にした状態で、すなわち設置した場合と同じ状態で自立できるように構成されており、縦方向維持部172及び横方向維持部178によって形状維持部が構成されている。
この横方向維持部178の縁部からは、縦方向維持部72より柔軟で弾性変形し易い拡縮部180が下端側の一般部174へ向けて略真っ直ぐに延出しており、拡縮部180は、一般部174と連続している。拡縮部180は、袋体150の一部を構成し、前述の排水管32からの圧力を受けて横方向に拡縮するように構成されている。これにより、排水管32から袋体150に供給された気体を一時的に保持し、排水管32に生じた圧力を緩和する。各拡縮部180は、縦方向維持部172より柔軟なので拡縮部180のみでは自立できず、縦方向維持部172の剛性で高さが維持されている。
そして、本実施形態の袋体150は、前述した第1実施形態の平面形状を有した袋体50と比較して、排水管32からの正圧を受けて拡大した際の容積を大きくすることができる。したがって、正圧緩和機能の向上を図ることができる。
また、袋体150も第1実施形態の袋体50と同様に、最下部に最大径となる開口部166Aが設けられており、その上側に配置される本体部151の最大径は、開口部166Aの内径よりも小さく、さらに、本体部151の内壁面は、下側が上側よりも水平方向外側となるように若干傾斜している。このため、袋体150の内部に流入した排水中に異物が混ざっていたとしても、袋体150の内面に異物が引っ掛かり難く、異物をスムーズに漏斗部157に排水することができる。
以上の構成に係る本実施形態の圧力緩和装置140は、第1実施形態の圧力緩和装置40と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態の圧力緩和装置114では、袋体150の肉厚部166Cの内周面が排水継手138に密着するとともに肉厚部166Cの外周面がカバー152に密着し、袋体150の基端部をシールして気密性を確保できるように構成されており、また、通気穴164Eも天面164Aに形成されている。このため、第1実施形態と同様に、袋体150から漏れた排水をカバー152の内部に溜めることができ、袋体150から漏れた排水が装置外へ流出することを抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、カバー152の変形例を図13にしたがって説明する。なお、第2実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図13に示すように、本実施形態のカバー152においては、円筒状のカバー本体164の天面164A側に通気穴164Eが複数形成されている。通気穴164Eは、カバー本体164の天面164Aの近傍で、かつ袋体150の径方向の外周面に対向しない非対向部位に形成されている。
このように、本実施形態のカバー152においても、通気穴164Eからカバー外部へ漏れる騒音レベルを、袋体150の径方向外側と対向した位置に形成した場合対比で低く抑えることができる。また、通気穴164Eがカバー本体164の天面164A側に形成されているため、袋体150から漏れた排水をカバー152の内部に溜めることができ、袋体150から漏れた排水が装置外へ流出することを抑制することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態の通気穴64E、通気穴164Eは、細長いスリット状であるが、丸穴等の他の形状であってもよい。
上記実施形態では、台所流し19に設けられたディスポーザー20の排水下流方向側に圧力緩和装置40、または圧力緩和装置140を設置した例を示したが、圧力緩和装置40、または圧力緩和装置140は、ディスポーザー20の排水下流方向側に限らず、食洗機、浴槽、洗面所等、他の水廻り器具の排水方向下流側に設けることができる。
32…排水管、38…排水継手、50…袋体、52…カバー(圧力緩和装置用カバー)、54…本管部、56…分岐管部、64E…通気穴、66A…開口部、66C…肉厚部(シール部)、138…排水継手、150…袋体、152…圧力緩和装置用カバー、154…本管部、156…分岐管部、164E…通気穴、166A…開口部、166C…肉厚部(シール部)

Claims (4)

  1. 排水管からの圧力を受けて拡縮する袋体の周囲を覆う筒状のカバー本体と、
    前記カバー本体の一方の開口部を閉塞する天面と、
    前記天面に形成された通気穴と、
    を有する圧力緩和装置用カバー。
  2. 排水管からの圧力を受けて拡縮する袋体の周囲を覆うカバー本体と、
    前記カバー本体の一方の開口部を閉塞する天面と、
    前記カバー本体の前記天面側で、かつ前記袋体の径方向の外周面に対向しない非対向部位に形成される通気穴と、
    を有する圧力緩和装置用カバー。
  3. 前記排水管からの圧力を口部を介して受けて拡縮する袋体と、
    前記天面を上にして配置される請求項1または請求項2に記載の圧力緩和装置用カバーと、
    水廻り器具の排水管に接続される本管部、及び前記本管部から分岐する分岐管部を含んで構成される排水継手と、
    前記分岐管部に設けられ、前記袋体の前記口部、及び圧力緩和装置用カバーが装着されると共に、前記圧力緩和装置用カバーとの間で前記口部を挟持する取付部と、
    を有する、圧力緩和装置用カバーの取付構造。
  4. 前記口部には、径方向内側に突出する環状のシール部が設けられており、
    前記取付部の外周面には、前記シール部が嵌り込む環状の溝が形成されている、
    請求項3に記載の圧力緩和装置用カバーの取付構造。


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