JPH0784829A - インタラクティブ型マルチウインドウプログラム自動テ スト装置 - Google Patents

インタラクティブ型マルチウインドウプログラム自動テ スト装置

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JPH0784829A
JPH0784829A JP5231515A JP23151593A JPH0784829A JP H0784829 A JPH0784829 A JP H0784829A JP 5231515 A JP5231515 A JP 5231515A JP 23151593 A JP23151593 A JP 23151593A JP H0784829 A JPH0784829 A JP H0784829A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】グラフィックスベースのユーザインタフェース
を使用したインタラクティブ型プログラムのテストを自
動化する。 【構成】画面イメージ選択手段が、対話形式のマルチウ
インドウプログラムの実行時に、このマルチウインドウ
プログラムがウインドウマネージャを経由して表示する
全ての画面イメージを受取り、利用者が指定する画面イ
メージだけを選択し、画面イメージ記憶手段が、この画
面イメージ選択手段が選択した画面イメージを記憶媒体
に記憶し、テスト結果表示手段が、この画面イメージ記
憶手段が記憶媒体に記憶した画面イメージを結果表示装
置に表示し、さらにこのテスト結果である画面イメージ
を記憶媒体に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機によるソフトウ
ェアのテスト装置に関し、特に対話的な処理を中心とす
るインタラクティブ型のマルチウインドウプログラムを
自動的にテストする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭62−212837号公報の技術
は、インタラクティブ型のプログラムのテスト方法であ
る。この技術は、キャラクタベースのユーザインタフェ
ース(以下、CUIとする)で画面イメージやコマン
ド、そして性能データを入力して、以前のテスト結果と
比較した差分や性能データや画面イメージ、およびコマ
ンドを出力するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来のインタラクティブ型のプログラムのテスト方法に
おいては、CUIを想定しており、近年普及してきたグ
ラフィックスベースのユーザインタフェース(以下、G
UIとする)を使用したプログラム、特に1台のディス
プレイ上に複数の画面(ウインドウ)が表示されてお
り、個々の画面に関して画面の大きさを変更することが
できるようなマルチウインドウを使用しているプログラ
ムでは効果を発揮することができないという課題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明のインタラク
ティブ型マルチウインドウプログラム自動テスト装置
は、対話形式のマルチウインドウ画面を表示するテスト
プログラムの実行時に、このテストプログラムがウイン
ドウマネージャを経由して表示する全ての画面イメージ
を受取り、利用者が指定する画面イメージだけを選択す
る画面イメージ選択手段と、この画面イメージ選択手段
が選択した画面イメージを記憶媒体に記憶する画面イメ
ージ記憶手段と、この画面イメージ記憶手段が記憶媒体
に記憶した画面イメージをテスト結果として結果表示装
置に表示し、この画面イメージを記憶媒体に記憶するテ
スト結果表示手段を有している。
【0005】第2の発明のインタラクティブ型マルチウ
インドウプログラム自動テスト装置は、第1の発明のイ
ンタラクティブ型マルチウインドウプログラム自動テス
ト装置において、前記画面イメージ選択手段が選択し、
前記画面イメージ記憶手段が記憶媒体に記憶した画面イ
メージと、過去に前記テスト結果表示手段が記憶媒体に
記憶した画面イメージとの間に差異が無いかを比較する
画面イメージ比較手段と、この画面イメージ比較手段が
比較した両画面イメージの差分を、テスト結果として結
果表示装置に表示するテスト結果表示手段を有してい
る。
【0006】第3の発明のインタラクティブ型マルチウ
インドウプログラム自動テスト装置は、第2の発明のイ
ンタラクティブ型マルチウインドウプログラム自動テス
ト装置において、前記画面イメージ選択手段が選択した
画面イメージを記憶媒体に記憶する際に、画面イメージ
とともに記憶時刻を記憶する画面イメージ記憶手段と、
前記画面イメージ記憶手段が記憶媒体に記憶した画面イ
メージと、過去に前記テスト結果表示手段が記憶媒体に
記憶した画面イメージとの間に差異が無いかを、前記画
面イメージ記憶手段が付与した記憶時刻を条件として比
較する画面イメージ比較手段を有している。
【0007】第4の発明のインタラクティブ型マルチウ
インドウプログラム自動テスト装置は、第3の発明のイ
ンタラクティブ型マルチウインドウプログラム自動テス
ト装置において、前記画面イメージ記憶手段が画面イメ
ージを記憶時刻とともに記憶媒体に記憶する際に、過去
に前記画面イメージ記憶手段が記憶媒体に記憶した画面
イメージとの間に差異が無いかを判断し、差異があった
時のみ画面イメージを記憶することを前記画面イメージ
記憶手段に指示する画面イメージ変化検出手段を有して
いる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図を参照し
ながら詳細に説明する。
【0009】図1を参照すると、本発明の第1の実施例
であるインタラクティブ型マルチウインドウプログラム
自動テスト装置は、テスト対象プログラム1と、このテ
スト対象プログラム1を実行するためのコマンドを蓄積
しているコマンドファイル11と、ウインドウマネージ
ャ2と、このウインドウマネージャ2が前記テスト対象
プログラム1から転送された画面イメージを表示する画
面表示装置12と、前記ウインドウマネージャ2から転
送された画面イメージのうち前記テスト対象プログラム
1の画面イメージだけを選択する画面イメージ選択手段
3と、この画面イメージ選択手段3から転送された画面
イメージを磁気ディスク装置等の記憶媒体である現画面
イメージ記憶ファイル13に記憶する画面イメージ記憶
手段4と、この画面イメージ記憶手段4によって現画面
イメージ記憶ファイル13に記憶された画面イメージを
結果表示装置15に表示するテスト結果表示手段6から
構成されている。
【0010】ウインドウマネージャ2は、「入門X−W
indow OSF/MotifWindow Man
ager:木下・小嶋・日高著、日刊工業新聞社、19
90年12月25日発行」に示されるような、ウインド
ウシステムを会話形式で操作、管理するためのプログラ
ムであり、例えばOSF/Motifのウインドウマネ
ージャmwmがよく知られたプログラムである。
【0011】図2はコマンドファイル11の内容を示
す。図2における「UP4997−1」や「4000」
という英数字は利用者により入力装置から入力されたデ
ータの値である。また、コマンドファイル11には利用
者のファンクションキーやボタン押下操作に対応するデ
ータが格納される場合があるが、本実施例においては過
去のプログラム実行時の入力データや汎用のテキストエ
ディタを利用して利用者が事前に作成したデータを処理
対象として説明する。前記操作対応データは、何らかの
データ表現上の規約を設定することで単なるデータの値
と区別することができるが、このデータの区別方法は本
発明の特許請求の範囲に係わる技術ではないため説明を
省略する。
【0012】図3は現画面イメージ記憶ファイル13に
記憶されている画面イメージの例である。この画面は現
画面イメージ記憶ファイル13内において、例えばXY
フォーマットやZフォーマット(またはPacked
Pixel Formatと称する場合もある)の形式
で格納されるものであるが、本発明において現画面イメ
ージ記憶ファイル13内のデータ形式は特に限定するも
のではない。
【0013】次に本発明の第1の実施例の動作につい
て、図1、図2、図3、および図4を参照して説明す
る。
【0014】まず本発明の利用者は、テスト対象プログ
ラム1をコマンドファイル11の内容で実行する。
【0015】テスト対象プログラム1が表示しようとす
る画面イメージは、画面IDとともにウインドウマネー
ジャ2に転送され、ウインドウマネージャ2が画面表示
装置12に画面イメージを表示する(ステップ21)。
【0016】次に利用者は、画面イメージ選択手段3を
起動する。
【0017】ウインドウマネージャ2は、テスト対象プ
ログラム1が転送した画面イメージ以外にも画面イメー
ジを管理しているが、画面イメージ選択手段3は、ウイ
ンドウマネージャ2が管理している画面イメージの内、
画面IDをキーにして、テスト対象プログラム1の画面
イメージを選択する(ステップ31)。画面イメージ選
択手段3はステップ31終了後、画面イメージ記憶手段
4を起動し、選択した画面イメージを転送する(ステッ
プ32)。
【0018】画面イメージ記憶手段4は、画面イメージ
選択手段3が選択したテスト対象プログラム1の画面イ
メージを画面IDとともに現画面イメージ記憶ファイル
13に記憶する(ステップ41)。
【0019】利用者は一定時間が経過しテスト対象プロ
グラム1が終了したことを確認したら、テスト結果表示
手段6を起動する。
【0020】テスト結果表示手段6は、現画面イメージ
記憶ファイル13に記憶されているテスト対象プログラ
ム1の画面イメージを画面IDをキーにして取り出し
(ステップ61)、テスト結果として結果表示装置15
に表示し(ステップ62)、利用者にテスト結果を確認
させる。
【0021】さらにテスト結果表示手段6は、テスト結
果であるテスト対象プログラム1の画面イメージを画面
IDとともに旧画面イメージファイル14に記憶する
(ステップ63)。ステップ63において、既に同一画
面IDの画面イメージが格納されていた場合には、デー
タを更新する。
【0022】以上により、本発明の第1の実施例の動作
であるインタラクティブ型マルチウインドウプログラム
自動テスト装置の処理が完了する。
【0023】本発明の第1の実施例であるインタラクテ
ィブ型マルチウインドウプログラム自動テスト装置は、
ウインドウマネージャを経由して表示される全ての画面
イメージを受け取り、テスト対象とする画面イメージだ
けを選択・記憶しておき、テスト終了後にテスト結果で
ある画面イメージを表示することができるようにしたこ
とにより、従来は常時、テスト者が監視していなければ
ならなかったインタラクティブ型マルチウインドウプロ
グラムのテストをバッチ型のプログラムと同様に自動的
に実行することができ、テストを容易に実施することが
できる効果がある。
【0024】図1を参照すると、本発明の第2の実施例
であるインタラクティブ型マルチウインドウプログラム
自動テスト装置は、第1の発明のインタラクティブ型マ
ルチウインドウプログラム自動テスト装置において、テ
スト結果表示手段6からテスト結果であるテスト対象プ
ログラム1の画面イメージを受け取り、過去にテスト結
果表示手段6により旧画面イメージファイル14に記憶
されたテスト対象プログラム1の画面イメージと比較
し、検出した差分をテスト結果表示手段6へ転送する画
面イメージ比較手段7から構成されている。
【0025】次に本発明の第2の実施例の動作につい
て、図1、図2、図3、および図5を参照して説明す
る。
【0026】利用者がテスト対象プログラム1を実行し
て一定時間経過後にテスト結果表示手段6を起動する
と、テスト結果表示手段6は、現画面イメージ記憶ファ
イル13に記憶されているテスト対象プログラム1の画
面イメージを画面IDをキーにして取り出す(ステップ
61)。テスト結果表示手段6はステップ61終了後、
画面イメージ比較手段7を呼び出し、取り出した画面イ
メージを画面IDとともに転送する(ステップ64)。
【0027】画面イメージ比較手段7は、ステップ64
において得た画面IDをキーとして、テスト結果表示手
段6が旧画面イメージファイル14に記憶した過去に実
施されたテスト対象プログラム1の画面イメージを抽出
し(ステップ71)、ステップ64において得た画面イ
メージと1バイト毎に比較し(ステップ72)、両画面
イメージに差異があれば、ステップ64において得た画
面イメージにおける差分を検出する(ステップ73)。
ステップ73終了後、制御がテスト結果表示手段6に戻
る。
【0028】なおステップ71の比較処理は、1ビット
毎、1ブロック毎などの単位で実施しても良い。
【0029】テスト結果表示手段6は画面イメージ比較
手段7の処理終了後、画面イメージ比較手段7がテスト
対象プログラム1の画面イメージの差分を検出したか否
かを判定し(ステップ65)、差分を検出していれば、
その差分をテスト結果として結果表示装置15に表示し
(ステップ66)、利用者にテスト結果を確認させる。
【0030】さらにテスト結果表示手段6は、ステップ
61において現画面イメージ記憶ファイル13から取り
出したテスト対象プログラム1の画面イメージを画面I
Dとともに旧画面イメージファイル14に記憶する(ス
テップ67)。ステップ67において、既に同一画面I
Dの画面イメージが格納されていた場合には、データを
更新する。
【0031】以上により、本発明の第2の実施例の動作
であるインタラクティブ型マルチウインドウプログラム
自動テスト装置の処理が完了する。
【0032】本発明の第2の実施例であるインタラクテ
ィブ型マルチウインドウプログラム自動テスト装置は、
以前のテスト時に記憶された画面イメージと今回のテス
ト対象の画面イメージとの間に差異がないかどうかを判
定し、その差分をテスト結果として表示することができ
るようにしたことにより、過去と現在のテスト結果の比
較を自動的にかつ容易に実施することができる効果があ
る。
【0033】図1を参照すると、本発明の第3の実施例
であるインタラクティブ型マルチウインドウプログラム
自動テスト装置は、第2の発明のインタラクティブ型マ
ルチウインドウプログラム自動テスト装置において、画
面イメージ選択手段3が選択した画面イメージを現画面
イメージ記憶ファイル13に記憶する際に、画面イメー
ジ、画面IDとともに記憶時刻を記憶する画面イメージ
記憶手段4と、テスト結果表示手段6からテスト結果で
あるテスト対象プログラム1の画面イメージを受け取
り、過去にテスト結果表示手段6により旧画面イメージ
ファイル14に記憶されたテスト対象プログラム1の画
面イメージとを、画面イメージ記憶手段が付与した記憶
時刻を条件として比較し、検出した差分をテスト結果表
示手段6へ転送する画面イメージ比較手段7から構成さ
れている。
【0034】次に本発明の第3の実施例の動作につい
て、図1、図2、図3、図4、および図6を参照して説
明する。
【0035】画面イメージ選択手段3にステップ32に
おいて起動された画面イメージ記憶手段4は、画面イメ
ージ選択手段3が選択したテスト対象プログラム1の画
面イメージを画面IDと、さらにこのテストを実施して
いるコンピュータまたはワークステーションが保持して
いるその時点の時刻ともに現画面イメージ記憶ファイル
13に記憶する(ステップ42)。
【0036】利用者は、テスト対象プログラム1を実行
して一定時間経過後にテスト結果表示手段6を起動す
る。利用者はこのテスト結果表示手段6の起動に際し
て、後述する画面イメージ比較手段7が旧画面イメージ
ファイル14内の画面イメージを抽出するときの抽出条
件となる記憶時刻を指定する。
【0037】テスト結果表示手段6は、現画面イメージ
記憶ファイル13に記憶されているテスト対象プログラ
ム1の画面イメージを画面IDをキーにして取り出す
(ステップ61)。テスト結果表示手段6はステップ6
1終了後、画面イメージ比較手段7を呼び出し、取り出
した画面イメージを画面IDと記憶時刻とともに転送す
る(ステップ68)。
【0038】画面イメージ比較手段7は、ステップ68
において得た画面IDと、利用者が指定した記憶時刻を
キーとして、テスト結果表示手段6が旧画面イメージフ
ァイル14に記憶した過去に実施されたテスト対象プロ
グラム1の画面イメージを抽出する(ステップ74)。
利用者はステップ74における指定記憶時刻との比較処
理においては、例えば指定記憶時刻よりも後の時刻に旧
画面イメージファイル14に記憶された画面イメージの
みを抽出したり、または指定記憶時刻を区間としてその
区間内に旧画面イメージファイル14に記憶された画面
イメージのみを抽出するという処理を設定することがで
きる。
【0039】次に画面イメージ比較手段7は、ステップ
68において得た画面イメージとステップ74において
得た画面イメージを1バイト毎に比較し(ステップ7
5)、両画面イメージに差異があれば、ステップ74に
おいて得た画面イメージにおける差分を検出する(ステ
ップ76)。ステップ76終了後、制御がテスト結果表
示手段6に戻る。
【0040】なおステップ75の比較処理は、1ビット
毎、1ブロック毎などの単位で実施しても良い。
【0041】テスト結果表示手段6は画面イメージ比較
手段7の処理終了後、画面イメージ比較手段7がテスト
対象プログラム1の画面イメージの差分を検出したか否
かを判定し(ステップ69)、差分を検出していれば、
その差分をテスト結果として結果表示装置15に表示し
(ステップ6A)、利用者にテスト結果を確認させる。
【0042】さらにテスト結果表示手段6は、ステップ
61において現画面イメージ記憶ファイル13から取り
出したテスト対象プログラム1の画面イメージを画面I
Dと記憶時刻ともに旧画面イメージファイル14に記憶
する(ステップ6B)。ステップ6Bにおいて、既に同
一画面IDの画面イメージが格納されていた場合には、
データを更新する。
【0043】以上により、本発明の第3の実施例の動作
であるインタラクティブ型マルチウインドウプログラム
自動テスト装置の処理が完了する。
【0044】本発明の第3の実施例であるインタラクテ
ィブ型マルチウインドウプログラム自動テスト装置は、
画面イメージを現画面イメージ記憶ファイルに記憶する
際に記憶時刻を付加し、以前のテスト時に記憶された画
面イメージと今回のテスト対象の画面イメージとの間に
差異がないかどうかを判定する際に、以前のテスト時に
記憶された画面イメージの抽出条件に記憶時刻を用いて
抽出するようにしたことにより、テスト結果の確認を部
分毎に実施することができる効果がある。例えば過去に
蓄積されたテスト結果の内、不要なテスト結果を採用し
ないようにすることを容易に実施することができる効果
がある。
【0045】図1を参照すると、本発明の第4の実施例
であるインタラクティブ型マルチウインドウプログラム
自動テスト装置は、第3の発明のインタラクティブ型マ
ルチウインドウプログラム自動テスト装置において、画
面イメージ記憶手段4が画面イメージ、画面IDを記憶
時刻とともに現画面イメージ記憶ファイル13に記憶す
る際に、直前に前記画面イメージ記憶手段4が現画面イ
メージ記憶ファイル13に記憶した画面イメージとの間
に差異が無いかを判断し、差異があった時のみ画面イメ
ージを記憶することを前記画面イメージ記憶手段4に指
示する画面イメージ変化検出手段5から構成されてい
る。
【0046】次に本発明の第4の実施例の動作につい
て、図1、図2、図3、図4、および図7を参照して説
明する。
【0047】画面イメージ選択手段3にステップ32に
おいて起動された画面イメージ記憶手段4は、画面イメ
ージ変化検出手段5を呼び出し、画面イメージ選択手段
3が選択したテスト対象プログラム1の画面イメージを
画面IDと、さらにこのテストを実施しているコンピュ
ータまたはワークステーションが保持しているその時点
の時刻を転送する(ステップ43)。
【0048】画面イメージ変化検出手段5は、まずステ
ップ43において画面イメージ記憶手段4から得た画面
IDと同一画面IDの画面イメージが現画面イメージフ
ァイル13内に存在するか否かを判定し(ステップ5
1)、同一画面IDの画面イメージが存在すれば、ステ
ップ43において画面イメージ記憶手段4から得た時刻
に最も近い記憶時刻の現画面イメージファイル13内の
画面イメージとステップ43において画面イメージ記憶
手段4から得た画面イメージを1バイト毎に比較し(ス
テップ52)、差異があれば現画面イメージファイル1
3内の該画面イメージ、画面ID、そして記憶時刻を、
ステップ43において画面イメージ記憶手段4から得た
それぞれ画面イメージ、画面ID、そして時刻で更新す
る(ステップ53)。ステップ52において両画面イメ
ージに差異がなければ、制御を画面イメージ記憶手段4
に戻す。
【0049】なおステップ52の比較処理は、1ビット
毎、1ブロック毎などの単位で実施しても良い。
【0050】ステップ51において同一画面IDの画面
イメージが存在しなければ、ステップ43において画面
イメージ記憶手段4から得た画面イメージ、画面ID、
そして時刻をそのままそれぞれ画面イメージ、画面I
D、そして記憶時刻として現画面イメージファイル13
に記憶する(ステップ54)。ステップ54終了後、制
御が画面イメージ記憶手段4に戻る。
【0051】以上により、本発明の第4の実施例の動作
であるインタラクティブ型マルチウインドウプログラム
自動テスト装置の処理が完了する。
【0052】本発明の第4の実施例であるインタラクテ
ィブ型マルチウインドウプログラム自動テスト装置は、
画面イメージを現画面イメージ記憶ファイルに記憶する
際に直前に記憶した画面イメージと比較し、差異があっ
た場合のみ現画面イメージ記憶ファイルに記憶するよう
にしたことにより、同一画面を記憶するという無駄な入
出力処理を省略することができ、テスト効率を向上させ
ることができる効果がある。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインタラ
クティブ型マルチウインドウプログラム自動テスト装置
は、ウインドウマネージャを経由して表示される全ての
画面イメージを受け取り、テスト対象とする画面イメー
ジだけを選択・記憶しておき、テスト終了後にテスト結
果である画面イメージを表示することができるようにし
たことにより、従来は常時、テスト者が監視していなけ
ればならなかったインタラクティブ型マルチウインドウ
プログラムのテストをバッチ型のプログラムと同様に自
動的に実行することができ、テストを容易に実施するこ
とができる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1、第2、第3、および第4
の実施例を示すブロック図である。
【図2】図2は本発明の第1、第2、第3、および第4
の実施例のコマンドファイル11の内容を示す図であ
る。
【図3】図3は本発明の第1、第2、第3、および第4
の実施例の現画面イメージ記憶ファイル13に記憶され
ている画面イメージの例である。
【図4】図4は本発明の第1の実施例のウインドウマネ
ージャ2、画面イメージ選択手段3、画面イメージ記憶
手段4、およびテスト結果表示手段6の処理を示す流れ
図である。
【図5】図5は本発明の第2の実施例のテスト結果表示
手段6、および画面イメージ比較手段7の処理を示す流
れ図である。
【図6】図6は本発明の第3の実施例の画面イメージ記
憶手段4、テスト結果表示手段6、および画面イメージ
比較手段7の処理を示す流れ図である。
【図7】図7は本発明の第4の実施例の画面イメージ記
憶手段4、画面イメージ変化検出手段5の処理を示す流
れ図である。
【符号の説明】
1 テスト対象プログラム 2 ウインドウマネージャ 3 画面イメージ選択手段 4 画面イメージ記憶手段 5 画面イメージ変化検出手段 6 テスト結果表示手段 7 画面イメージ比較手段 11 コマンドファイル 12 画面表示装置 13 現画面イメージファイル 14 旧画面イメージファイル 15 結果表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対話形式のマルチウインドウ画面を表示
    するテストプログラムの実行時に、このテストプログラ
    ムがウインドウマネージャを経由して表示する全ての画
    面イメージを受取り、利用者が指定する画面イメージだ
    けを選択する画面イメージ選択手段と、 この画面イメージ選択手段が選択した画面イメージを記
    憶媒体に記憶する画面イメージ記憶手段と、 この画面イメージ記憶手段が記憶媒体に記憶した画面イ
    メージをテスト結果として結果表示装置に表示し、この
    画面イメージを記憶媒体に記憶するテスト結果表示手段
    を備えることを特徴とするインタラクティブ型マルチウ
    インドウプログラム自動テスト装置。
  2. 【請求項2】 前記画面イメージ選択手段が選択し、前
    記画面イメージ記憶手段が記憶媒体に記憶した画面イメ
    ージと、過去に前記テスト結果表示手段が記憶媒体に記
    憶した画面イメージとの間に差異が無いかを比較する画
    面イメージ比較手段と、 この画面イメージ比較手段が比較した両画面イメージの
    差分を、テスト結果として結果表示装置に表示するテス
    ト結果表示手段を備えることを特徴とする請求項1のイ
    ンタラクティブ型マルチウインドウプログラム自動テス
    ト装置。
  3. 【請求項3】 前記画面イメージ選択手段が選択した画
    面イメージを記憶媒体に記憶する際に、画面イメージと
    ともに記憶時刻を記憶する画面イメージ記憶手段と、 前記画面イメージ記憶手段が記憶媒体に記憶した画面イ
    メージと、過去に前記テスト結果表示手段が記憶媒体に
    記憶した画面イメージとの間に差異が無いかを、前記画
    面イメージ記憶手段が付与した記憶時刻を条件として比
    較する画面イメージ比較手段を備えることを特徴とする
    請求項2のインタラクティブ型マルチウインドウプログ
    ラム自動テスト装置。
  4. 【請求項4】 前記画面イメージ記憶手段が画面イメー
    ジを記憶時刻とともに記憶媒体に記憶する際に、過去に
    前記画面イメージ記憶手段が記憶媒体に記憶した画面イ
    メージとの間に差異が無いかを判断し、差異があった時
    のみ画面イメージを記憶することを前記画面イメージ記
    憶手段に指示する画面イメージ変化検出手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項3のインタラクティブ型マルチウ
    インドウプログラム自動テスト装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6184880B1 (en) 1997-01-08 2001-02-06 Nec Corporation Automatic GUI system operation device and operation macro execution device
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