JPH078475U - 水洗便器 - Google Patents

水洗便器

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JPH078475U
JPH078475U JP3574393U JP3574393U JPH078475U JP H078475 U JPH078475 U JP H078475U JP 3574393 U JP3574393 U JP 3574393U JP 3574393 U JP3574393 U JP 3574393U JP H078475 U JPH078475 U JP H078475U
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JP
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water
passage
rim
water passage
ball portion
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JP3574393U
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Inventor
宏 中根
栢原  利明
寛 長谷
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水洗便器の内部流路及びリム通水路に残る洗
浄水の排出を促し凍結及び結露の防止効果を更に向上さ
せること。 【構成】 ボール部の上端周りにリム通水路を形成した
水洗便器において、外部の給水源とリム通水路とを接続
するために本体の内部に設ける給水路の底部壁ををリム
通水路側が下向きとなるように傾斜させると共に、水の
流れ方向と直交する面で切った給水路の底部壁を偏平な
ほぼV字状とすることによって、流路の幅方向の水をこ
のV字の最も深い部分に集めるようにして流下させ、給
水路の斜め傾斜に加えて水の排出を促進させる。また、
リム通水路も同様のV字状の形状によって水の排出を促
すほか、本体表面の結露を防ぐため幅方向に2段状とし
て洗浄終了後には水が表面側を避けて内部側に去らせ
て、表面の結露を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボール部の上端周りに形成したリム通水路からの洗浄水の放出によ ってボール洗浄を行なう形式の便器に係り、特に洗浄を終えた後に流路内に水が 残ることがないようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
腰掛け式の水洗便器は、ボール部の上端部周りにリム通水路を形成し、このリ ム通水路を外部の給水源に接続する給水室に連通させた構造が一般的である。そ して、リム通水路には多数の射水孔を開け、給水室からの洗浄水をこれらの射水 孔から放出することによって、ボール部の洗浄が行われる。
【0003】 水洗便器を寒冷地で使用する場合に問題となることの一つに洗浄水の凍結や本 体表面の結露がある。たとえば、ロータンクやハイタンクを用いる場合、洗浄の 際にはタンクとの間のヘッドを利用して洗浄水を一気にボール部へ流し落とし、 汚物を排水口から排出する。そして、トラップ排水路には水が溜まったまま放置 されるので、この溜水の凍結を防止するには便器本体の底部に面状のヒータを組 み込むことで対応できる。
【0004】 一方、便器本体の内部には給水室からリム通水路までの間に流路が形成されて いるので、この流路からも水を全て排出しておかないと、内部流路での凍結や便 器本体の表面での結露が生じる。
【0005】 このような内部流路からの水の排出を図るため、たとえば実開昭62−772 76号公報に記載のように、ボール部に接近するに従って内部流路の底壁を下向 きに傾斜させた形状とし、この傾斜によって残っている洗浄水を速やかにボール 部へ排出するようにしたものがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような内部流路の傾斜を利用すれば、給水室からリム通水路までの間の残 留水の流れが促され、凍結や表面結露が抑えられる。
【0007】 ところが、傾斜は残留水の流れ方向に傾いているだけなので、残留水の流線と 直交する向きの流路縦断面の底部のプロフィルは水平面である。このため、流路 を横切る方向への水の流動性は乏しく、ボール部側への傾斜があっても流路表面 に水が層状に残る可能性がある。すなわち、残留水が最終的に排出されるときに は、その流れが底面に沿う水膜状となって底面との間の粘性摩擦抵抗の影響を大 きく受けることになり、残留水が流路内の底面の全体に薄い層状となって残りや すい。
【0008】 このように、単にボール部側が下となるような傾斜を設けていても、流路内で の濡れ縁が流路底面の全体に亘るので、凍結や表面の結露を完全に防止すること はできない。
【0009】 また、リム通水路は、たとえば図10に示すように便器本体の上端部であって ボール部の周りを閉じた空間によって囲む断面形状を持つものが一般的である。 このリム通水路50の底壁51に開ける射水孔52から水が速やかに排出できる ように、射水孔52を流路断面の片側に寄せると共に底壁51を射水孔52側が 下となるように傾斜させることが有効である。
【0010】 ところが、図示のような断面形状であれば、射水孔52よりも便器本体の外側 に位置する傾斜部分に水が残りやすくなり、この残った部分は便器本体の外壁5 3に臨むようになるので、この外壁53に結露を生じる原因となる。
【0011】 本考案において解決すべき課題は、水洗便器の内部流路及びリム通水路に残る 洗浄水の排出を促し凍結及び結露の防止効果を更に向上させることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ボール部の上端周りにリム通水路を形成し、該リム通水路に洗浄水 の給水路を接続すると共に前記ボール部側に開口する複数の射水孔を開けた水洗 便器であって、前記給水路は、その上流端から前記リム通水路までの間を該リム 通水路側に向けて下向きの傾斜の底部壁を形成すると共に、該底部壁の流線と直 交する縦断面を偏平なV字状としてなることを特徴とする。
【0013】 リム通水路の底部壁は、流路断面の幅方向に一対の下向きの傾斜面を持ち、射 水孔の少なくとも一部を傾斜面の最も低いレベルに含ませた構成とすることもで きる。
【0014】 更に、リムの通水路の底部壁は、ボール部の内部側を下段部及び外部側を上段 部とした2段状とし、射水孔を前記上段部に設けるようにしてもよい。
【0015】
【作用】
給水路は洗浄水の流れ方向に見てリム通水路側が下となるように形成されてい るので、洗浄後に残る水はこの傾斜によってボール部側へとガイドされる。また 、底部壁が偏平なV字状になっているので、流線と直交する断面内で底壁の全体 に分布して残留水は、底壁の最も深い部分側に流れて集束し、濡れ縁の長さが短 くなる。このため、深い部分を流れる残留水の流れの流動化が図れて排出が促進 され、濡れ縁の長さも短いので残留水があっても凍結や結露を微量に抑えること ができる。
【0016】 リム通水路の底部壁は一対の傾斜面によってほぼV字状の縦断面形状として形 成されるので、射水孔の一部が傾斜面の最も低いレベルにあるようにすれば、洗 浄水の排水が速やかになり、傾斜面で挟まれた谷部分を伝う流れともなるので、 濡れ縁の長さも短くなる。
【0017】 更に、リム通水路の内部を二段状にして下段側をボール部内側に位置させたも のでは、水が下段側に残っても、本体の外壁から離れているのでその表面の結露 の防止が可能となる。
【0018】
【実施例】
図1は本考案の水洗便器の縦断面図、図2はリム通水路の内部を示すための切 欠平面図である。
【0019】 図において、便器の本体1にはボール部2a及びこれに連ねて緩やかなU字状 のトラップ排水路2bを形成してその終端を下向きの排水口2cとして設ける。 ボール部2aへの洗浄水の供給のため、本体1の上端側には給水室3a及びこれ に連ねてボール部2a側に伸びる給水路3bを設け、この給水路3bに連通して ボール部2aの上端全周を囲むリム通水路4を備える。そして、給水路3bとリ ム通水路4との境界部分には、洗浄水の流れを正面側から見て左右に振り分ける ための堰3cを設ける。
【0020】 リム通水路4は図1に示すようにほぼ四角形断面であり、その底壁に孔を開け ることによって洗浄水をボール部2aに向けて放出する。この孔としては、ボー ル部2a内での流れの旋回を促すための旋回流孔4aとボール部2aに一様に洗 浄水を排出する射水孔4bを備える。
【0021】 図3は図2のA−A線矢視位置であって給水室3aから給水路3bの流路断面 の詳細である。
【0022】 給水室3aから給水路3bの底部壁は、図1に示すようにボール部2a側に向 けて緩やかな下向きの傾斜を持つように形成されている。この点は、従来技術に おける流路構造と同様であるが、本考案では流路の底部壁を偏平なV字状断面と し、底部壁を一対のガイド壁3d,3eとして形成している。
【0023】 また、リム通水路4は、図1に示すように本体1の外殻側に向けて下向きとな るようにガイド壁4cを底部壁としたものである。そして、旋回流孔4a及び射 水孔4bはいずれもガイド壁4cが本体1の外殻に近い側に偏った位置に配列さ れている。
【0024】 図4は給水室3a及び給水路3bとリム通水路4の内部流路形状の概要を示す 切欠斜視図である。
【0025】 給水室3a及び給水路3bに連なるガイド壁3d,3eの間に位置する偏平な V字状の表面の最も低い部分は、リム通水路4との流路の接合部分でガイド壁4 cの最も低いレベルに対応させて形成する。これによって、給水室3aからリム 通水路4の間で最もレベルが低い部分に旋回流孔4a及び射水孔4bが位置する ようになる。
【0026】 以上の構成において、外部から洗浄水が給水室3aに送られると、洗浄水は給 水路3bを経由して堰3cを通過した後、二手に別れてリム通水路4の中に流れ 込む。そして、洗浄水は射水孔4bからボール部2aに放出され、ボール部2a を洗浄して排出口2cから排出される。
【0027】 洗浄の終了間際では、給水室3aからリム通水路4まで残留水が緩やかに流れ ていく。このとき、給水室3a及び給水路3bはリム通水路4側が下となるよう に傾斜しているので、給水室3a側に洗浄水が残らないように速やかに排出させ ることができる(図5の(a)参照)。そして、給水室3aから給水路3bには ガイド壁3d,3eにを設けたことによって、流路の幅方向に分散している残留 水をこれらのガイド壁3d,3eの間の窪み部分に流し落とすことができる(図 5の(b)参照)。
【0028】 このように、給水室3aから給水路3bの間の残留水は、窪み部分を通って流 れていき、流路壁面との接触面積すなわち濡れ縁の長さを小さくすることができ る。
【0029】 また、リム通水路4の中は、ガイド壁4cの最も低いレベルに旋回流孔4a及 び射水孔4bを開けているので、残っている水はガイド壁4cの傾斜を利用して 速やかに排出される。
【0030】 以上のように、ボール部2a側に向けての下向きの傾斜だけでなく、流路内で 残留水が通る範囲を絞り込むための傾斜したガイド壁3d,3eを設けることに よって、残留水の速やかなボール部2a側への排出が可能である。そして、濡れ 縁の長さが短くなるので、水が完全に除去できずに薄く層状に残ったとしても、 凍結量は僅かであり表面の結露範囲も小さく限られることになる。
【0031】 また、リム通水路4内においても、ガイド壁4cの低いレベル部分に水が薄く 層状に残るだけで、濡れ縁の長さは小さくなり凍結や結露による実質的な被害を 抑えることができる。
【0032】 なお、以上の実施例では給水室3aから1系統の給水路3bを備えるものとし たが、給水室3aから本体1の外殻側へ二股状に別れる2系統の給水路を備える ものであってもよい。
【0033】 図6はリム通水路4の別の構成例を示す縦断面図である。
【0034】 この例は、本体1の内部側から外側に向けて下向きの傾斜としたガイド壁4d をリム通水路4の幅方向の中途までとし、これに連なる部分を外側に向けて上に 傾斜した水切り壁4eを形成したものである。そして、射水孔4bはガイド壁4 dに含まれる部分に位置し水切り壁4eとの境目部分の最もレベルが低い位置に 開口している。
【0035】 このような傾斜したガイド壁4dと水切り壁4eとの間の谷間部分に射水孔4 bを開けることによって、リム通水路4の中の水は速やかに排出され、凍結や結 露の防止が図られる。
【0036】 図7はリム通水路4の別の例を示す要部の縦断面図であり、断面の位置は便器 本体1の先端側(図8において右端部)である。
【0037】 同図において、リム通水路4の底部壁はボール部2aの内部側に臨む下段部4 fとこれに連なって外部側に形成した上段部4gの2段構造を持つ。そして、射 水孔4bは上段部4gに含まれた位置に開けられ、便器本体1の先端部のみに放 出孔4iを下段部4fに設ける。また、この放出孔4iを開ける部分のレベルを リム通水路4の中で最も低くする。
【0038】 このような構成では、洗浄時にはリム通水路4の中が満水になって射水孔4b 及び放出孔4iから洗浄水がボール部2aに放出され、洗浄が終了に近づくにつ れ水位が上段部4gよりも低くなって射水孔4bからの放水は停止する。そして 、残っている水はレベルが最も低い放出孔4iから流れ落ち、リム通水路4の中 に溜水Wが生じるようにしていても、溜水Wは本体1の表面から離れた下段部4 f部分に位置するので、本体1の表面の結露は防止される。すなわち、溜水Wが 残っていたとしてもその溜水部が本体1の表面側の壁と接触していないので、表 面側の温度低下が抑えられ、結露の発生はない。
【0039】 また、ボール部2aの洗浄が終了する段階でも、放出孔4iからは洗浄水が或 る期間だけ放出されるので、トラップ排水路2bの封水を補うことができる。こ のため、たとえばサイホン式の水洗便器であれば、補強水として洗浄水を追加で きるような態勢をとることができ、次に使用するときの洗浄にも都合がよい。
【0040】 図8はサイホンジェット式の水洗便器の縦断面図である。
【0041】 このサイホンジェット式の水洗便器は、図1の便器構造に加えて、本体1の先 端部のリム通水路4からボール部2aの底部で開口するジェット孔5までの間に ジェット流路5aを形成した点が相違する。そして、このジェット流路5aの上 端はリム通水路4に連通し、洗浄水はジェット流路5aを経由してジェット孔5 から放出される。
【0042】 このようなサイホンジェット式の水洗便器に対し、ジェット流路5aとリム通 水路4を図9に示すような断面構造によって連通させる。すなわち、給水路3b から本体1の先端部の手前までは、図7で示したように上段部4gに射水孔4b を開けていたのに対し、ジェット流路5aに含まれる部分では上段部4gがない 断面形状として下段部4fをリム通水路の流路断面の全体に形成する。そして、 ジェット流路5aに対応する部分には連絡孔4hを開け、ボール部2aに臨む部 分には他の部分と同様に射水孔4bを設ける。
【0043】 給水路3bからの洗浄水の供給後には、リム通水路4の流路断面が満杯になっ て射水孔4bからボール部2bに放出され、同時に連絡孔4hからジェット孔5 に供給されジェット水として利用される。また、洗浄過程では上段部4gの射水 孔4bからの洗浄水の放出とは別に、下段部4fを流れてくる洗浄水を全てジェ ット孔5に送り込むことができ、洗浄初期のサイホン現象の終了後の補給水とし て使える。したがって、サイホン現象の確実な発生を促すと同時に強力な洗浄が 可能となる。
【0044】 このような洗浄に加えて、寒冷時において洗浄水を少しずつ送り込むようにす ると、下段部4fからジェット孔5及び排水口2cへ向けて洗浄水を流動化させ ることができる。この場合では、洗浄水の流動化によって寒冷時での凍結を防止 でき、洗浄水を少しずつ流し続けても先の例と同様に本体1の表面に結露を生じ ることはない。
【0045】 更に、洗浄終了時には、射水孔4b及び連絡孔4hからリム通水路4内の水は 全てボール部2a及びジェット流路5a側に排出される。そして、リム通水路4 に水が残ったとしても、これは本体1の表面側の壁と接触していないので、本体 1の表面に結露を生じることはない。
【0046】
【考案の効果】
本願の請求項1に係る考案では、ボール部へ向けての下向きの傾斜による排出 の促進だけでなく、給水路の中で残留水が1本の流線となって流れるようにする ことができるので、底部壁の全体の表面に薄い水膜が張ることなく濡れ縁の長さ を短くして排出させることができる。このため、残留水の排出が更に促進される ことと、濡れ縁が短いことから結露の範囲も小さく絞り込むことができ、寒冷地 仕様として最適に使える。
【0047】 また、本願の請求項2に係る考案では、リム通水路の底部壁の傾斜を利用して 水が残留することなく排出でき、リム通水路内での凍結や表面の結露が防止でき る。
【0048】 更に、本願の請求項3に係る考案では、2段状の流路断面のリム通水路によっ て、内部に水が残ってもこれが本体の表面から離れた下段部側に溜まるので、凍 結を生じても本体の表面の結露の発生が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水洗便器の一実施例を示す縦断面図で
ある。
【図2】洗浄水の供給流路構造及びリム通水路の内部を
示すための便器の切欠平面図である。
【図3】図2のA−A線矢視位置であって給水室から給
水路方面の流路断面を示す図である。
【図4】給水室から給水路及びリム通水路のガイド壁に
よる傾斜構造を示すための分解斜視図である。
【図5】給水室,給水路及びリム通水路の内部での残留
水の流れの概略であって、同図の(a)は流線方向への
傾斜による流れの状況を示し、同図の(b)はガイド壁
による中央側への集中流れを示す。
【図6】リム通水路の底部壁をほぼV字状とした例を示
す要部の縦断面図である。
【図7】上段部と下段部との2段状としたリム通水路の
例を示す縦断面図である。
【図8】図7のリム通水路が適用可能なサイホンジェッ
ト式の水洗便器の縦断面図である。
【図9】図8のジェット流路とリム通水路との間の連通
構造を示す要部の縦断面図である。
【図10】リム通水路の従来例を示す要部の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 2a ボール部 2b トラップ排水路 2c 排水口 3a 給水室 3b 給水路 3c 堰 3d ガイド壁 3e ガイド壁 4 リム通水路 4a 旋回流孔 4b 射水孔 4c ガイド壁 4d ガイド壁 4e 水切り壁 4f 下段部 4g 上段部 4h 連絡孔 5 ジェット孔 5a ジェット流路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール部の上端周りにリム通水路を形成
    し、該リム通水路に洗浄水の給水路を接続すると共に前
    記ボール部側に開口する複数の射水孔を開けた水洗便器
    であって、前記給水路は、その上流端から前記リム通水
    路までの間を該リム通水路側に向けて下向きの傾斜の底
    部壁を形成すると共に、該底部壁の流線と直交する縦断
    面を偏平なV字状としてなる水洗便器。
  2. 【請求項2】 ボール部の上端周りに空洞状のリム通水
    路を形成し、該リム通水路に洗浄水の給水路を接続する
    と共に前記ボール部側に開口する複数の射水孔を開けた
    水洗便器であって、前記リム通水路の底部壁は、流路断
    面の幅方向に一対の下向きの傾斜面を持ち、前記射水孔
    の少なくとも一部を前記傾斜面の最も低いレベルに含ま
    せてなる水洗便器。
  3. 【請求項3】 便器本体のボール部の上端周りに空洞状
    のリム通水路を形成し、該リム通水路に洗浄水の給水路
    を接続すると共に前記ボール部側に開口する複数の射水
    孔を開けた水洗便器であって、前記リムの通水路の底部
    壁は、前記ボール部の内部側を下段部及び外部側を上段
    部とした2段状とし、前記射水孔を前記上段部に設けて
    なる水洗便器。
JP3574393U 1993-06-30 1993-06-30 水洗便器 Pending JPH078475U (ja)

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