JPH0328432A - サイホン式便器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はサイホン作用により洗浄する所謂リイホン式や
サイホンジェット式等の水洗式便器で特に株面方向に排
水するものに関する。

（従来の技術〉 従来、この種の水洗式便器としてサイホンジェット式の
ものを第１図に示す。

このものについて説明すると、排水路（４′）がボール
部（２′〉の底面からボール部（２゜）の側壁裏面に沿
って上昇し、ボール部（２′）内に一定の水位を保てる
位置よりＵターンして途中折れ曲りながら便器本体くＡ
′）下部の排水ロ（１１’）に連通しており、洗浄水の
一部がリム通水路（６′〉先端から導水路（９′）を経
て噴水孔（１０’）よりジェット状となって｛１水路（
１’）の入口（４ａ’　）に向って躬水されるようにな
っている。

従って、噴水孔（１０’　）より射水された洗浄水は排
水路（４′〉をＵターン部分（１３’）に向けてかけ昇
りＵターンして激し《流下するが、該Ｕターン部分（１
３’　）以降が大きく屈曲しているため、泡立って飛沫
となり空気混じりの水が排水路（４′〉内を満水秋態で
流下し耕水路（４′〉内の空気を押し出す。

特に、排水路（４′〉の末端近くは直角に折れ曲ってい
るため、この部分（２０）において完全な水による栓を
形成して排水口（１１’　）に向けて流出するから、該
直角部分〈２０〉の前に残った空気も共に吸い出され、
ついに排水路（４′〉内は完全な満水状態になり、ボー
ル部（２′〉内の水位と排水日（１１’　）位置との水
頭差により強力なザイホン作用が起きる。

（発明が解決しようとづ゜る課題〉 このように従来のサイホン式便器において（よ排水路（
４゛）末端近くに形成した直角部分（２０）はサイホン
作用を起こさせる重要な構造部となっているが、該部分
〈２０）には第１図に示すように良く太い汚物が詰まっ
て使用不能になることがあり、しかも排水路く４゛）が
大きく屈曲しているので、汚物の取出しが難しいという
問題があった。

本発明は上記問題を解決し、排水路の４１８造を簡単に
して汚物の詰まらないようにすることを目的とづるｂの
である。

〈課題を達成するための手段） 上記目的を達成するための本発明の麩本的な構成は清水
路の上端から徘水口に至る開口部分を略鉛直状に形成し
、排水路末端と枡水口との接ｖｔ部分に排水路の入口と
反対側の部分に段部を水平状に形成することにより、排
水が衝突して飛散し排水路内を蛇行しながら流れるよう
にしてサイホン作用を起こさせるものである。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図而に基づいて説明ずる。

この実施例は第２図に示すように便器本体（Ａ）がサイ
ホンジェッ１一式のものである。

便器本体（Ａ）は隔壁（１）を介して相互に隣接するよ
うに区画形成されたボール部（２）、給水室〈３）及び
拮水路（４〉を有し、上記ボール部《２〉の上端周縁に
は下面に射水孔（５）を複数開穿したリム通水路（６〉
が内方に突出するように環状に形成されており、該リム
通水路（６）は後部において連絡孔（７）を介して上記
給水室｛３｝に連絡している。

給水室（３）は便器本体（Ａ）の後部に形成され、上面
に給水目（８）を開穿すると共に、底部に上記ボール部
（２〉喪面に沿って導水路（９〉を区画形成し、該導水
路（９）には上記排水路（４〉の入口（４ａ〉から祷水
路（４〉内に臨む噴水孔（１０）が開穿されている。

排水路（４〉は上記ボール部（２）の底１（１ａ）に開
設した入口《４ａ〉と、ボール部（２）の側壁（１ｂ）
裏側に沿って斜め上方へ伸び該ボール部（２）内に一定
の水位を保てる位置からＵターンして下方へ略鉛直状に
伸びる中間部（４ｂ）と、便器本体（Δ）の後部底面に
開口した耕水口（１１）の上方に形成される出口（４Ｃ
）とを略Ｕ字状に屈曲して連結するように形成さている
。

そして上記鉛直部分ク１２）の排水路（４）入口（４ａ
）と反対側の側壁（１Ｃ）には所要高さ似胃、詳しくは
該入口（４ａ）からＵターン部分（１３）に向って激し
くかけ昇って来た水が堰を越えジャンプして衝突する位
置に適官幅と奥行を右する水平状の第１段部（１４）を
内方に突出するように形成されている。

また、鉛直部分（１２）の中心幀に対して排水口（１１
）の中心軸は排水路（４〉入口（４ａ）側にずれており
、該鉛直部分（１２）下端と排水口（１１）との接続部
分には上記入口（４ａ）と反対側の部分に適宜広さを有
する第２段部（１５〉を水平状に形成している。

而して斯ろ水洗式便器は吸水口〈８〉から給水ｖ（３）
に洗浄水を送ると、その一部は連絡孔〈７〉を介してリ
ム通水路（６〉に入り、該通水路（６）下面に開穿し／
Ｊｌ水孔（５）より射水されボール部（２）内面を洗浄
する。残りの洗浄水は導水路（９）を経て噴水孔（１０
〉よりジェット状となって排水路〈４）の入口（４ａ）
に向って剣水され、排水路（４〉内をＵターン部分（１
３）に向けてかけ剪る。

このＵターン部分（１３）の堰を乗り越えジャンプした
水はＩｌ１直部分《１２）のボール部（２）と反対側の
側壁（１ｃ）に衝突し、主として側壁（１ｃ）に沿って
流下して来た水は排水路《４〉末端の第２段部（１５）
に衝突して激しく飛散し、一時的に排水口（１１）の入
口部に滞溜して水による栓を形成する。この水による栓
が排水口（１１）を流下する時、排水路《４〉内に残っ
た空気を吸い出し、ついに排水路（４）内は完全に満水
となりサイホン作用が起きる。

尚、関示実施例においては第１段部（１４〉を鉛直部分
（１２）の側壁（１Ｃ）に突設したが、これに限定され
るものではなく、例えば第６図及び第７図に示づように
第１段部（１４〉の上方の側壁（１ｄ）を凹状に形成す
ることにより、第１段部（１４）を内方に突出させても
良い。

また、図面中（１６Ｈよボール部〈２〉下方に形成され
る空間部で、この空間部（１６）内に断熱材（１７）と
面状ヒーター（１８）を設けることにＪ；り、ボール部
（２）内の溜水を保温し凍結を防ぐようにしている。

（効果） 本発明は上記の構成であるから、以下の利点を有する。

■　排水路の上端から排水口に至る部分を略鉛直状に形
成し、該鉛直部分の所要高さ付置に第１段部を、排水路
末端と排水口・との接続部分に第２段部を夫々排水路の
入口と反対側の部分に水平状に形成したので、従来のよ
うに排水路末端近くが直角に折れ■らないから汚物が詰
まることなく、万一詰まっても掃除が容易である。

■　排水路の上端から排水口に至る開口部分を略鉛直状
としたため、サイホンによる吸引力が重力方向と一致す
るため、強い吸引力を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のサイホン式便器の一例を示す縦断側面図
、第２図は本発明の一実施例を示す→ノイホン式便器の
縦断側面図、第３図及び第４図は第２図の（ＩＩＩ）−
（ＤＩ）Ｉ！及び（ＩＶ）一（ＩＶ）１ｌＡに沿える断
面図、第５図は第２図の（Ｖ）−（Ｖ）線に沿える拡大
断面図、第６図は本発明の他の実施例を示す水洗式便器
の拡大縦断側面図、第７図は第６図の（Ｖｌ）　−　（
Ｖｌ）ＩＩに沿える断面図である。 （Ａ）・・・便器本体　　　（１ａ）・・・底壁（１ｂ （２ （４ａ （１１ （１５ ・・・側壁 ・・・ボール部 ・・・入口 ・・・排水口 ・・・段部（第２段部） 《１Ｃ〉・・・側壁 （４）・・・朗水路 （１０）・・・噴水孔 （１２）・・・鉛直部分 第２図 特 許 出 願 人 東陶ｍ器株式会社 −１８２−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ボール部底壁に入口を開口しボール部側壁の裏側に沿っ
   て斜め上方へ伸び適宜高さ位置から折曲して便器下面の
   排水口に出口を開口した排水路を備えたサイホン式便器
   において、上記排水路の上端から排水口に至る開口部分
   を略鉛直状に形成し、排水路末端と排水口との接続部分
   には、排水路の入口と反対側の部分に段部を水平状に形
   成したことを特徴とするサイホン式便器。