JPH078460B2 - プロペラシャフトの製造装置 - Google Patents

プロペラシャフトの製造装置

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JPH078460B2
JPH078460B2 JP22709290A JP22709290A JPH078460B2 JP H078460 B2 JPH078460 B2 JP H078460B2 JP 22709290 A JP22709290 A JP 22709290A JP 22709290 A JP22709290 A JP 22709290A JP H078460 B2 JPH078460 B2 JP H078460B2
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治美 山口
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、外筒部材及び該外筒部材の一端部から同軸状
に挿通された内筒部材との間に、略円筒状の弾性部材が
介装されて成るプロペラシャフトの製造装置に関するも
のである。
従来の技術 周知のように、例えば自動車用エンジンの駆動力を変速
機から終減速装置に伝達するプロペラシャフトとして
は、種々のものが提供されており、その一例として第7
図に示すものが知られている(実開昭62−196730号公報
等参照)。
このプロペラシャフト10は、比較的大径な外筒部材1
と、該外筒部材1の内部軸方向に挿通された金属製の内
筒部材2と、予め内筒部材2の外周面3に加硫接着され
て、それぞれの内筒部材2と外筒部材1との間の空間部
4内に圧入されたゴム等の弾性部材5…とを備えてい
る。この弾性部材5…は略円筒状を呈し、内筒部材2の
軸方向に沿って所定間隔で直列状態に複数個配置されて
いる。また、外筒部材1と内筒部材2の左右両端部に
は、金属性の継結用のヨーク6,7が取り付けられてい
る。
このようなプロペラシャフト10を用いることによって、
エンジンの駆動力を伝達させるための該プロペラシャフ
ト10の回転中に、弾性部材5…の弾性変形を伴ってプロ
ペラシャフト10のねじり振動特性を改善し、防振性,防
音性を向上させることができる。
そして、前記プロペラシャフト10を製造する装置として
は、例えば第5図に示すものがあり、左右一対の支持プ
レート11,12が一対の支持杆13,14を介して橋絡されてい
ると共に、両支持プレート11,12の中間部に支持杆13,14
で支持された圧入治具プレート15が配置されている。前
記一方側の支持プレート11には、作動軸16aを介して板
状の外筒支持部材17を左右方向に移動させる回転ハンド
ル等の作動機構16が設けられている一方、他方側の支持
プレート12には、駆動ロッド19aを介して板状の内筒支
持部材18を矢印軸方向に移動させる油圧シリンダ19が設
けられている。また、前記外筒支持部材17は、外周端部
に先端部20a,21aが圧入治具プレート15を貫通して内筒
支持部材18の内面に当接する一対の圧入調整ボルト20,2
1が螺着されていると共に、内面中央に前記外筒部材1
の一端部1aを支持している。前記内筒支持部材18は、内
面中央に内筒部材2の一端部2aを支持しており、この内
筒部材2は、他端部2b側外周面に前述の弾性部材5が予
め加硫接着されている。
前記圧入治具プレート15は、中央に有する支持孔15aの
内周面に圧入治具22が嵌合保持されており、この圧入治
具22は、第6図にも示すように略円環状に一体に形成さ
れ、内筒部材2側の外周に支持孔15aの孔縁付近に係着
するフランジ部23が一体に設けられていると共に、中央
軸方向に挿通孔24が貫通形成されている。この挿通孔24
は、内周面の略中央位置に前記外筒部材1の開口他端部
1bを圧入保持する保持部25を有すると共に、該保持部25
の側部に外筒部材1の最大圧入量を規制する環状の段差
部26を有している。
斯かる製造装置によって、プロペラシャフトを制御する
には、まず外筒支持部材17の内面に外筒部材1の一端部
1aを固定支持し、作動機構16を操作して外筒部材1の開
口他端部1bを、圧入治具22の保持部25に段差部26に突き
当たるまで第5図左方向に移動させて位置決め支持す
る。次に、予めゴム等の弾性部材5…が加硫接着された
内筒部材2の他端部2bを、挿通孔24の拡開テーパ状の一
端側から外筒部材1の内方に挿入し、油圧シリンダ19の
作動に基づいて一対の圧入調整ボルト20,21の先端部20
a,21aに内筒支持部材18の内面が当接するまで駆動ロッ
ド19aを伸長する。これによって、内筒支持部材18を介
して内筒部材2が外筒部材1内に所定量進入して圧入作
業が完了する。
発明が解決しようとする課題 然し乍ら、前記従来のプロペラシャフトの製造装置にあ
っては、圧入治具22が一体的に形成されていると共に、
該圧入治具22の挿通孔24の内径が外筒部材1の外径寸法
に合わせて設定されているため、内外筒部材1,2の各一
端部1a,1bに前述のような大径な継結用のヨーク6,7が予
め取り付けられている場合には、内筒部材2の圧入完了
後において、ヨーク6,7を挿通孔24から抜き出すことが
できない。この結果、前記従来の装置では、内外筒部材
1,2に予めヨーク6,7の取り付けられたプロペラシャフト
10の製造が不可能となる。
また、前述のように外筒部材1の開口他端部1bから内筒
部材2を圧入すると、外筒部材1が僅かながら拡径変形
して開口他端部1bが保持部25に強く圧接し、圧入治具22
に固着する虞がある。このため、圧入治具22から外筒部
材1の取り外しが困難となり、製造作業性が悪化する。
課題を解決するための手段 本発明は、前記従来の実情に鑑みて案内されたもので、
とりわけ圧入支持手段を、径方向に分割可能に形成した
ことを特徴としている。
作用 内筒部材の外筒部材への圧入完了後は、圧入支持手段
を、径方向へ分割することができるため、各内外筒部材
に予めヨークが取り付けられたものも製造可能であると
共に、圧入完了後の外筒部材を圧入支持手段から簡単に
取り外すことができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。尚、
前記従来と共通の構成個所には同一の符号を付して重複
説明を省略する。
第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示し、全体構成
を示す第3図の1,2は各外端部1a,2aにヨーク6,7が予め
溶接により取り付けられた外筒部材及び内筒部材、11,1
2は内外筒支持部材17,18と共に、内外筒支持手段を構成
する支持プレート、13,14は支持杆、15は圧入支持手段
の一部を構成する圧入治具プレート、19は圧入手段たる
油圧シリンダであって、前記内外筒支持部材17,18の対
向内面には、夫々連結ピン27,27を介して前記ヨーク6,7
を支持する略T字形の支持部28,29がボルト30…により
固着されている。
また、前記圧入治具プレート15の支持孔15aの内周面
に、略円筒状の圧入治具31が嵌合支持されている。この
圧入治具31は、第2図に示すように前記支持孔15aの内
周面に嵌合される円筒部32と、該円筒部32の内筒部材2
側端部外周面に一体に設けられたフランジ部33とからな
り、前記円筒部32は、中央軸方向に有する挿通孔34の略
中央に外筒部材1の開口他端部1bを保持する環状保持部
35が形成されていると共に、該保持部35のフランジ部33
側に縮径段差部36が形成されている。また、挿通孔34の
両端側が、内外筒部材1,2の良好な挿通性を確保するた
めに拡開テーパ状に形成されている。そして、この圧入
治具31は、第1図に示すように90゜の角度位置に有する
直径方向の分割線X…に沿って径方向へ4分割に形成さ
れており、各分割要素31a,31b,31c,31dの組み合わせに
より構成されている。
したがって、前記構成によれば、予め内外筒部材1,2の
一端部1a,1bに大径なヨーク6,7を溶接固定しておき、斯
かるヨーク6,7を連結ピン27,27を介して各支持部28,29
に連結支持させる。その後、前述と同様な作用で外筒部
材1の開口他端部1bを圧入治具31の保持部35内に圧入保
持する。一方、内筒部材2を、油圧シリンダ19の駆動に
よって、前記開口他端部1bから外筒部材1の内部に所定
量圧入すれば圧入作業が完了する。
その後、内外筒部材1,2を、油圧シリンダ19及び作動機
構16により第3図中左方向に移動させて圧入治具31を左
方向に押し出して一旦支持孔15a内から取り外す。そし
て、該圧入治具31を、各分割線X…から径方向へ分割す
れば、外筒部材1から簡単に分離させることができる。
このように、圧入作業完了後において、圧入治具31を径
方向へ分割させることができるので、内外筒部材1,2に
予めヨーク6,7の取り付けられたプロペラシャフト10の
製造が可能になる。また、内筒部材2の圧入後に外筒部
材1が拡径変形して圧入治具31に圧着しても、該圧入治
具31の外筒部材1からの取り外しが極めて容易である。
第4図は本発明の第2実施例を示している。
即ち、圧入治具41が、水平直径方向の分割線Yから径方
向へ上下に2分割可能に形成されており、下側の分割要
素41aが固定用プレート42に固定されている一方、上側
の分割要素41bが油圧シリンダ43によって上下に移動す
るようになっている。この油圧シリンダ43は、装置の略
中央に配置されたベースプレート44上に固定され、垂直
方向に配置された駆動軸45の先端部45aが圧入治具41の
フランジ部46の外周縁に連結されている。
したがって、この実施例では内筒部材2の圧入完了後に
おいて、圧入治具41の上側の分割要素41bを、油圧シリ
ンダ43の駆動軸45により上昇させて下側分割要素41aか
ら径方向へ分離すれば、外筒部材1及び内筒部材2を圧
入治具41から簡単に取り外すことができる。また、予め
ヨーク6,7が取り付けられたものにも適用できることは
言うまでもない。
尚、本発明は、前記実施例の構成に限定されず、圧入治
具をさらに異なった分割位置で径方向へ分割可能に形成
することもできる。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明に係るプロペラシ
ャフトの製造装置によれば、とりわけ圧入支持手段を、
径方向に分割可能に形成したため、内外筒部材の各外端
部に予め継結用のヨークが取り付けられているプロペラ
シャフトの製造が可能になる。
また、内筒部材の圧入完了後における外筒部材の圧入治
具からの取り外しが容易となり、製造作業性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るプロペラシャフトの製造装置の第
1実施例に供される圧入治具を示す正面図、第2図は本
実施例の要部断面図、第3図は本実施例の全体構成図、
第4図は本発明の第2実施例を示す要部部分断面図、第
5図は従来の装置を示す全体構成図、第6図は従来の圧
入治具を示す正面図、第7図はプロペラシャフトを示す
断面図である。 1……外筒部材、1a……一端部、1b……開口他端部、2
……内筒部材、2a……一端部、2b……他端部、3……外
周面、5……弾性部材、10……プロペラシャフト、11,1
2……支持プレート(内外筒支持手段)、15……圧入治
具プレート(圧入支持手段)、17……外筒支持部材(外
筒支持手段)、19……油圧シリンダ(圧入手段)、31,4
1……圧入治具(圧入支持手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロペラシャフトの外筒部材の一端部を支
    持する外筒支持手段と、該外筒部材の開口他端部を支持
    する圧入支持手段と、外周面に弾性部材が設けられた内
    筒部材を前記圧入支持手段で支持された前記開口他端部
    から外筒部材の内部へ圧入する圧入手段とを備えたプロ
    ペラシャフトの製造装置において、前記圧入支持手段
    を、径方向に分割可能に形成したことを特徴とするプロ
    ペラシャフトの製造装置。
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