JP6331693B2 - 十字軸式自在継手の組立方法 - Google Patents
十字軸式自在継手の組立方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6331693B2 JP6331693B2 JP2014108840A JP2014108840A JP6331693B2 JP 6331693 B2 JP6331693 B2 JP 6331693B2 JP 2014108840 A JP2014108840 A JP 2014108840A JP 2014108840 A JP2014108840 A JP 2014108840A JP 6331693 B2 JP6331693 B2 JP 6331693B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- fitting
- cup
- cup bearing
- punch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 59
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 30
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 30
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 30
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 28
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 22
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 12
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 4
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 4
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 4
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000760 Hardened steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000010962 carbon steel Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
Description
即ち、前記ヨーク7a(7b)を構成する1対の結合腕部10、10は、このヨーク7a(7b)の形状や材質によっては、前記両支持腕部27によるバックアップに拘らず、前記両カップ軸受18、18の圧入作業に伴い、円孔15、15の周囲部分同士が互いに近づく方向に撓み変形する可能性がある。この為、図13に示した様に、前記両カップ軸受18、18を、前記両結合腕部10、10に形成された円孔15、15に同時に圧入する場合、同図の(B)に示した様に、これら両結合腕部10、10がそれぞれ撓み変形した状態で、前記両圧入パンチ28に加わる圧力の大きさが、前記両カップ軸受18、18の圧入完了位置を意味する所定値に達する可能性がある。ところが、この様に、前記両結合腕部10、10がそれぞれ撓み変形した状態で、前記両カップ軸受18、18を組み込んだ場合、前記両圧入パンチ28を後退(退避)させる事に伴い、同図の(C)に示した様に、前記両結合腕部10、10の撓み変形がそれぞれ解放される(スプリングバックが生じる)。すると、前記両カップ軸受18、18を構成するカップ19、19の底部22、22の内面が、前記十字軸8を構成する軸部17aの先端面から、前記両結合腕部10、10の撓み変形量の合計分だけ離れる方向に移動し、これら底部22、22の内面と軸部17aの先端面との間にそれぞれ隙間を生じる可能性がある。この結果、前記両カップ軸受18、18に適正な予圧を付与する事が難しくなる。
その後、前記他方のカップ軸受を前記他方の圧入パンチを用いて前記十字軸ごと押し込み、この他方の圧入パンチに加わる圧力の大きさが所定の大きさになった位置を圧入完了位置と判定して、前記他方のカップ軸受の圧入を停止し、前記他方の圧入パンチを後退させる。
尚、前記他方の圧入パンチに加わる圧力の値は、例えばこの他方の圧入パンチに設置した、圧力センサにより測定する。
又、圧入完了位置を決定する為の圧力の値は、ヨークやカップ軸受の材質、大きさ、形状等に基づき、各種シミュレーションや実験等により予め適正な値を求めておく事ができる。
尚、この様な請求項4に記載した発明を実施する場合にも、請求項3に記載した発明と同様に、前記他方の圧入パンチに加わる圧力の値を、圧力センサにより測定する事ができる。
又、圧入完了位置を決定する為の圧力の値は、ヨークやカップ軸受の材質、大きさ、形状等に基づき、各種シミュレーションや実験等により予め適正な値を求めておく事ができる。
尚、前記基準位置は、前記カップを構成する底部の内面が、前記軸部の先端面に当接する位置よりも手前の位置であれば、前記カップ軸受の圧入量が少ない圧入初期の位置を基準位置としても良い。但し、圧入作業のサイクルタイムの短縮の面からは、前記当接する位置に接近した、例えば0.1〜1.0mm程度の僅かに手前の位置を基準位置とする事が好ましい。
即ち、本発明の場合には、1対の結合腕部のうち、一方の結合腕部の撓み変形を解放した後、この一方の結合腕部の撓み変形の解放により生じた、一方のカップ軸受を構成するカップの底部の内面と前記十字軸を構成する軸部の先端面との間の隙間をなくす様に、他方の圧入パンチを用いて他方のカップ軸受を十字軸ごと押し込む。この為、前記他方のカップ軸受を圧入完了位置まで圧入し、組立を完了した状態で、1対のカップ軸受を構成するカップの底部の内面が十字軸を構成する軸部の両端面から離れる方向に移動する移動量の合計を、他方の結合腕部の撓み変形量分だけに抑える事ができる。従って、前述した従来の組立方法の様に、1対の結合腕部の撓み変形量の合計分だけ移動する場合に比べて、移動量を小さく(半分に)できる。又、この様な、前記他方の結合腕部の撓み変形にのみ基づく移動量は小さい為、前記カップの弾性変形により(予圧の範囲内で)吸収する事が可能になる。この結果、本発明によれば、前記両結合腕部の撓み変形に拘らず、前記両カップ軸受を適正な予圧を付与できる適正位置に精度良く組み付ける事ができる。
更に、請求項7に記載した発明によれば、サイクルタイムをより一層短縮できる。
図1〜5は、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の特徴は、1対のカップ軸受18a、18bの圧入工程を工夫する事により、ヨーク7aを構成する1対の結合腕部10a、10bの撓み変形に拘らず、前記両カップ軸受18a、18bを精度良く組み付けられる組立方法を実現する点にある。本例の組立方法の対象となる自在継手6の構造及び作用効果に就いては、前述した従来構造の場合と同じであるから、同等部分に関する図示及び説明は省略し、以下、本例の特徴部分である組立方法を中心に説明する。
図1の(A)に示す様に、十字軸8を構成する一方の軸部17aの両端部を、ヨーク7aを構成する1対の結合腕部10a、10bに形成された円孔15a、15b内にそれぞれ挿入した予備組み立て状態で、前記ヨーク7aを、前記ヨーク受け治具31の上方位置に、図示しないチャックにより下向きに保持する。より具体的には、前記両円孔15a、15bの中心軸方向(図1の左右方向)に関して、前記ヨーク受け治具31の中心軸(機械中心)と、前記ヨーク7aの中心軸とを一致させた状態で、このヨーク7aを前記ヨーク受け治具31の上方位置に配置する。又、図示しないセンタ出し治具を用いて、前記一方の軸部17aの両端部を前記両円孔15a、15bの中心に位置させる。
次に、前記ヨーク7aを所定量だけ下降させて、前記両結合腕部10a、10bの先端部に形成された円孔15a、15bと、前記両圧入かしめ装置32a、32bを構成する、それぞれが円柱状の1対の圧入パンチ33a、33b(及びかしめパンチ34a、34b)とを同軸上に位置させる。又、この状態で、前記両結合腕部10a、10bの先端部内側面同士の間に、前記ヨーク受け治具31を構成する、略L字形に構成された1対の支持腕部35、35の先端部を挿入する。そして、このヨーク受け治具31を構成するサーボモータを駆動する事により、前記両支持腕部35、35を互いに離れる方向(図1の左右方向)に駆動し、これら両支持腕部35、35の先端部外側面を、前記両結合腕部10a、10bの先端部内側面に当接させて、これら両結合腕部10a、10bを保持する(バックアップする)。又、図示しない軸受供給装置を利用して、1対のカップ軸受18a、18bを、前記各円孔15a、15b及び前記各圧入パンチ33a、33bの同軸上に供給する。尚、前記両カップ軸受18a、18bは、図1の(A)に示した様に、セット前工程の段階で供給し、待機しておく事もできる。
次に、前記両圧入かしめ装置32a、32bを構成するサーボモータを駆動する事により、前記両圧入パンチ33a、33bをそれぞれ前方(互いに近づく方向)に移動させて、前記両カップ軸受18a、18bを、前記両結合腕部10a、10bの外側面側から前記両円孔15a、15b内に同時に圧入する。本例の場合、リニアスケール又はサーボモータの送りパルス数により、前記両圧入パンチ33a、33bの機械中心位置に対する送り量(カップ軸受18a、18bの圧入量)を測定すると共に、他方(図1の右側)の圧入パンチ33bに設置した圧力センサにより、この他方の圧入パンチ33bに加わる圧力(圧入反力)の大きさを測定している。これにより、前記両カップ軸受18a、18bを構成するカップ19a、19bの底部22a、22bの内面が、前記一方の軸部17aの先端面に当接する位置よりも1mm程度手前の位置を基準位置として定め、前記両カップ軸受18a、18bがこの基準位置にそれぞれ到達するまで、前記両圧入パンチ33a、33bによりこれら両カップ軸受18a、18bを高速で圧入する。別な言い方をすれば、これら両圧入パンチ33a、33bの先端面同士の間隔が、前記軸部17aの軸方向寸法(公差を含む)と、前記底部22a、22bの内面と前記軸部17aの先端面との間の隙間(1mm程度)の2倍の値と、この底部22a、22bの厚さ寸法の2倍の値との合計に等しくなるまで、前記両圧入パンチ33a、33bを高速で前方に移動させる。そして、前記両カップ軸受18a、18bを基準位置にまで圧入した時点で、前記圧力センサにより測定される前記他方の圧入パンチ33bに加わる圧力の値を、基準圧力(X)として、前記組立装置30を構成する制御器中のメモリに記憶する。又、前記両圧入パンチ33a、33bの前方への移動を一旦停止する。本例の場合にも、前記両カップ軸受18a、18bをそれぞれ圧入するのに伴って、前記両結合腕部10a、10bに、前記両円孔15a、15bの周囲部分同士を互いに近づける方向の撓み変形が生じる。
尚、図2には、一方のカップ軸受18aを基準位置まで圧入した時点での、一方の圧入パンチ33aの先端面の位置を、便宜上、前記軸部17aの先端面との間隔を実際の場合よりも広くした状態で、一点鎖線により表している。
その後、前記両カップ軸受18a、18bのうちの一方(図1の左側)のカップ軸受18aのみを、圧入完了位置まで圧入する。本例の場合、前記1対の圧入パンチ33a、33bのうち、前記一方のカップ軸受18aを押圧する一方の圧入パンチ33aの送り量(機械中心に対する位置)を前記リニアスケール又はサーボモータの送りパルス数により監視しつつ、位置決め制御により、前記一方のカップ軸受18aを予め設定した圧入完了位置まで圧入する。これに対し、前記両カップ軸受18a、18bのうちの他方のカップ軸受18bは、基準位置で停止したままにしておく。又、前記他方の圧入パンチ33bに関しても、その先端面を、前記他方のカップ軸受18bを構成するカップ19bの底部22bの外面に当接させた状態で停止させておく。
尚、本例の場合、前記一方のカップ軸受18aの基準位置から圧入完了位置までの圧入速度を、開始位置から基準位置までの圧入速度に比べて低く設定している。
次いで、前記一方の圧入パンチ33aのみを、前記一方のカップ軸受18aを構成するカップ19aの底部22aの外面から所定量(例えば4mm)離れるまで、後退させる。これにより、前記一方のカップ軸受18aを組み込んだ一方(図1の左側)の結合腕部10aに生じた撓み変形を解放する。すると、前記一方のカップ軸受18aを構成するカップ19aの底部22aの内面と、前記軸部17aのうちの一方の端部の先端面との間には、前記一方の結合腕部10aの撓み変形を解放した事に起因する隙間が形成される。又、本例の場合には、上述の様に、前記一方の圧入パンチ33aを後退させると共に、前記他方の圧入パンチ33bの前方への移動、及び、前記他方のカップ軸受18bの圧入作業を再開する。特に本例の場合には、図3に示す様に、この他方のカップ軸受18bの圧入速度をこれまでよりも低く設定した中速(高速時の1/2500〜1/500程度の速度)にて、前記他方のカップ軸受18bの圧入作業を再開する。これにより、この他方のカップ軸受18bを前記円孔15bの奥側に押し込むと共に、この他方のカップ軸受18bを介して、前記十字軸8を前記一方のカップ軸受18aに向けて、前記軸部17aの軸方向に押し込む。そして、この一方のカップ軸受18aを構成するカップ19aの底部22aの内面と、前記軸部17aのうちの一方の端部の先端面との間に形成された隙間を徐々に小さくしていく(最終的にはゼロにする)。
そして、図4に示す様に、前記他方の圧入パンチ33bに加わる圧力の値が、前記基準圧力(X)よりも予め設定した第一の所定値(α)分だけ大きくなった時点で、図3に示した様に、前記他方のカップ軸受18bの圧入速度を、中速から低速(中速時の半分程度の速度)に減速して圧入を継続する。そして最終的に、図5の(a)に示す様な位置まで、前記他方のカップ軸受18b及び前記十字軸8を押し込み、前記他方の圧入パンチ33bに加わる圧力の値が、前記基準圧力(X)よりも予め設定した第二の所定値(β、β>α)分だけ大きくなった時点で、前記他方のカップ軸受18bが圧入完了位置にまで達したと判定する。本例の場合、この他方のカップ軸受18bを圧入完了位置まで押し込んだ状態で、この他方のカップ軸受18bを構成するカップ19b(底部22b)だけでなく、前記一方のカップ軸受18aを構成するカップ19a(22a)に就いても弾性変形を生じる。次いで、前記他方の圧入パンチ33bを、前記他方のカップ軸受18bを構成するカップ19bの底部22bの外面から離れるまで後退させて、圧入作業を終了する。この様に、前記他方の圧入パンチ33bを後退させる事により、図5の(b)に示した様に、前記他方のカップ軸受18bを組み込んだ他方(図1、5の右側)の結合腕部10bに生じた撓み変形が解放される。これと共に、前記両カップ19a、19bに生じた弾性変形も解放される。
本例の場合には、前記他方のカップ軸受18bの基準位置到達後の圧入速度を、中速に設定した後、低速に設定しており、前記他方の圧入パンチ33bに加わる圧力が大きくなるに従って段階的に遅くしている。但し、前記他方のカップ軸受18bの圧入速度を、連続的(直線的又は曲線的)に遅くしても良い。
又、前記第一の所定値(α)及び前記第二の所定値(β)は、前記ヨーク7aや前記カップ軸受18a、18b(カップ19a、19b、ニードル20)の材質、大きさ、形状等に基づき、各種シミュレーションや実験等により予め適正な値を求めておく。特に、第二の所定値(β)は、前記他方の結合腕部10bに撓み変形が生じないとした場合に、前記他方のカップ軸受18bに適正な予圧を付与できる値よりも、前記他方の結合腕部10bの撓み変形の解放による予圧抜け分だけ大きな値とする。
尚、本例の場合にも、前記図12に示した従来方法で使用したかしめパンチと同様に、前記両かしめパンチ34a、34bとして、円筒状のものを使用し、これら両かしめパンチ34a、34bを、前記両圧入パンチ33a、33bの周囲に外嵌した状態で配置している。
最後に、前記両かしめパンチ34a、34b(及び前記両圧入パンチ33a、33b)を、それぞれ初期位置まで後退させる。又、前記ヨーク受け治具31を構成する前記両支持腕部35、35同士を、互いに近づく方向に移動させて、これら両支持腕部35、35による前記両結合腕部10a、10bのバックアップを解除する。次いで、前記ヨーク7aを、前記ヨーク受け治具31の上方位置に移動(退避)させて、このヨーク7aを前記組立装置30から取り出す。
即ち、本例の場合には、前記両結合腕部10a、10bのうち、前記一方の結合腕部10aの撓み変形を解放した後、この一方の結合腕部10aの撓み変形の解放により生じた、前記一方のカップ軸受18aを構成するカップ19aの底部22aの内面と、前記軸部17aのうちの一方の端部の先端面との間の隙間をなくす様に、前記他方の圧入パンチ33bを用いて前記他方のカップ軸受18bを前記十字軸8ごと押し込む。この為、前記他方のカップ軸受18bを圧入完了位置まで圧入し、組立を完了した状態で、前記両カップ軸受18a、18bを構成するカップ19a、19bの底部22a、22bの内面が、前記軸部17aの両端面から離れる方向に移動する移動量の合計を、前記他方の結合腕部10bの撓み変形量分だけに抑える事ができる。従って、前述した従来の組立方法の様に、1対の結合腕部10a、10bの撓み変形量の合計分だけ移動する場合に比べて、移動量を小さく(半分に)できる。又、この様な、前記他方の結合腕部10bの撓み変形にのみ基づく移動量は小さい為、前記両カップ19a、19b(底部22a、22b)の弾性変形により(予圧の範囲内で)吸収する事が可能になる。つまり、本例の場合には、前記第二の所定値の値(β)を、前記他方の結合腕部10bに撓み変形が生じないとした場合に、前記他方のカップ軸受18bに適正な予圧を付与できる値よりも、前記他方の結合腕部10bの撓み変形の解放による予圧抜け分だけ大きな値としている。そして、前記両カップ19a、19bの意図的に弾性変形させ、前記他方の結合腕部10bの撓み変形を解放する際に、これら両カップ19a、19bの弾性変形も解放して、前記両カップ軸受18a、18bに適正な予圧を付与できる様にしている。従って、本例の組立方法によれば、前記両カップ軸受18a、18bを、適正な予圧を付与できる適正位置に精度良く組み付ける事ができる。
即ち、本例の場合には、前記他方のカップ軸受18bを基準位置まで圧入した時点で前記他方の圧入パンチ33bに加わる圧力の値である基準圧力(X)を基準として、圧力の値が予め設定した第二の所定値(β)だけ大きくなるまで前記他方のカップ軸受18bを圧入する。この様に本例の組立方法の場合には、最終的に前記他方の圧入パンチ33bに加わる圧力の値(圧入完了位置と判定する圧力の値)を、前記円孔15bの内径寸法と前記他方のカップ軸受18bの外径寸法との間に生じる寸法のばらつきに起因して変化する基準圧力(X)の値を考慮して決定する為、このばらつきが、前記他方のカップ軸受18bの圧入量(圧入位置)に与える影響を排除できる。
図6〜8は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、上述した実施の形態の第1例の組立方法と、圧入工程のみが相違し、その他の工程、及び、使用する組立装置30に就いては、基本的には同じである。この為、重複する図示及び説明は、省略又は簡略にし、以下、本例の特徴部分である圧入工程を中心に説明する。
本例の場合にも、(A)セット前工程、及び、(B)セット工程が完了したならば、前記組立装置30を構成する圧入かしめ装置32a、32bのサーボモータを駆動する事により、1対の圧入パンチ33a、33bをそれぞれ前方に移動させて、1対のカップ軸受18a、18bを、1対の結合腕部10a、10bの外側面側から円孔15a、15b内に同時に圧入する。又、リニアスケール又はサーボモータの送りパルス数により、前記両圧入パンチ33a、33bの機械中心位置に対する送り量(カップ軸受18a、18bの圧入量)を測定すると共に、他方(図6の右側)の圧入パンチ33bに設置した圧力センサにより、この他方の圧入パンチ33bに加わる圧力の大きさを測定する。これにより、前記両カップ軸受18a、18bを構成するカップ19a、19bの底部22a、22bの内面が、十字軸8を構成する一方の軸部17aの先端面に当接する位置よりも1mm程度手前の位置を基準位置として定め、前記両カップ軸受18a、18bがこの基準位置にそれぞれ到達するまで、前記両圧入パンチ33a、33bによりこれら両カップ軸受18a、18bを高速で圧入する。
その後、前記両カップ軸受18a、18bのうちの一方(図6の左側)のカップ軸受18aのみを、圧入完了位置まで圧入する。本例の場合にも、前記1対の圧入パンチ33a、33bのうち、前記一方のカップ軸受18aを押圧する一方の圧入パンチ33aの送り量を監視しつつ、位置決め制御により、前記一方のカップ軸受18aを予め設定した圧入完了位置まで圧入する。これに対し、前記両カップ軸受18a、18bのうちの他方のカップ軸受18bは、基準位置で停止したままにしておく。又、前記他方の圧入パンチ33bに関しても、その先端面を、前記他方のカップ軸受18bを構成するカップ19bの底部22bの外面に当接させた状態で停止させておく。
次いで、前記一方の圧入パンチ33aのみを、前記一方のカップ軸受18aを構成するカップ19aの底部22aの外面から所定量(例えば4mm)離れるまで、後退させる。これにより、前記一方のカップ軸受18aを組み込んだ一方(図6の左側)の結合腕部10aに生じた撓み変形を解放する。すると、前記一方のカップ軸受18aを構成するカップ19aの底部22aの内面と、前記軸部17aのうちの一方の端部の先端面との間に、前記一方の結合腕部10aの撓み変形を解放した事に起因する隙間が形成される。又、この様に、前記一方の圧入パンチ33aを後退させると共に、前記他方の圧入パンチ33bの前方への移動、及び、前記他方のカップ軸受18bの圧入作業を再開する。特に本例の場合には、図7に示す様に、この他方のカップ軸受18bの圧入速度をこれまでよりも低く設定した中速(高速時の1/2500〜1/500程度の速度)にて、前記他方の圧入パンチ33bに加わる圧力及び圧入位置を監視しながら、前記他方のカップ軸受18bの圧入作業を再開する。これにより、この他方のカップ軸受18bを前記円孔15bの奥側に押し込むと共に、この他方のカップ軸受18bを介して、前記十字軸8を前記一方のカップ軸受18aに向けて、前記軸部17aの軸方向に押し込む。そして、この一方のカップ軸受18aを構成するカップ19aの底部22aの内面と、前記軸部17aのうちの一方の端部の先端面との間に形成された隙間を徐々に小さくしていく(最終的にはゼロにする)。
そして、図7に示す様に、前記他方の軸受カップ18bの圧入量(圧入位置)が、予め設定した所定の位置に達した時点で、前記他方のカップ軸受18bの圧入速度を、中速から低速(中速時の半分程度の速度)に減速して圧入を継続する。そして、前記他方の圧入パンチ33bに加わる圧力の値を監視している中で、前記軸部17aの一方の端部の先端面が前記一方のカップ軸受18aを構成するカップ19aの底部22aの内面に当接し始めた事を表す変曲点(圧力の値が増加傾向に変化する点)を検出したならば、この変曲点での圧力の値を基準圧力(Y)として設定する。そして、前記他方の圧入パンチ33bに加わる圧力の値が、この基準圧力(Y)よりも予め設定した所定値(γ)分だけ大きくなった時点で、前記他方のカップ軸受18bが圧入完了位置にまで達したと判定する。次いで、前記他方の圧入パンチ33bを、前記他方のカップ軸受18bを構成するカップ19bの底部22bの外面から離れるまで後退させて、圧入作業を終了する。又、この様に、前記他方の圧入パンチ33bを後退させる事により、前記他方のカップ軸受18bを組み込んだ他方(図6の右側)の結合腕部10bに生じた撓み変形が解放される。
本例の場合にも、前記他方のカップ軸受18bの基準位置到達後の圧入速度を、連続的(直線的又は曲線的)に遅くしても良い。
又、前記所定値(γ)は、ヨーク7aや前記カップ軸受18a、18b(カップ19a、19b、ニードル20)の材質、大きさ、形状等に基づき、各種シミュレーションや実験等により予め適正な値を求めておく。特に、所定値(γ)は、前記他方の結合腕部10bに撓み変形が生じないとした場合に、前記他方のカップ軸受18bに適正な予圧を付与できる値よりも、前記他方の結合腕部10bの撓み変形の解放による予圧抜け分だけ大きな値とする。
即ち、本例の場合には、前記十字軸8を構成する軸部17aの先端面が、前記一方のカップ軸受18aを構成するカップ19aの底部22aの内面に当接し始めた時点を表す変曲点での圧力の値を、基準圧力(Y)として、予め設定した値(γ)だけ大きくなるまで前記他方のカップ軸受18bを圧入する。この様に、本例の場合には、最終的に他方の圧入パンチ33bに加わる圧力の値(圧入完了位置と判定する圧力の値)を、円孔15a、15bの内径寸法とカップ軸受18a、18bの外径寸法との間に生じる寸法のばらつきによる影響を受けない、変曲点での圧力の値を基準に決定する為、このばらつきが、前記他方のカップ軸受18bの圧入量(圧入位置)に与える影響を排除できる。又、本例の場合には、カップ軸受18bの圧入量に基づいて圧入完了位置を判定するのではなく、前記基準圧力(Y)から予め設定した値(γ)だけ圧力が大きくなった位置を、前記他方のカップ軸受18bに適正な予圧を付与できる、圧入完了位置と判定する。この為、前記軸部17aの軸方向寸法のばらつきが、前記他方のカップ軸受18bの圧入量に与える影響も排除できる。従って、本例の組立方法によっても、自在継手6の構成各部材の寸法のばらつきに拘らず、1対のカップ軸受18a、18bを適正な予圧を付与できる適正位置に精度良く組み付ける事ができる。
その他の構成及び作用効果に就いては、上述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
2 ステアリングシャフト
3 中間シャフト
4 ステアリングギヤユニット
5 入力軸
6 自在継手
7a、7b ヨーク
8 十字軸
9a、9b 基部
10、10a、10b 結合腕部
11a、11b フランジ
12 通孔
13 通孔
14 ナット
15、15a、15b 円孔
16 回転軸
17a、17b 軸部
18、18a、18b カップ軸受
19、19a、19b カップ
20 ニードル
21 円筒部
22、22a、22b 底部
23 内向鍔部
24 かしめ部
25 回転軸
26 ヨーク受け治具
27 支持腕部
28 圧入パンチ
29 かしめパンチ
30 組立装置
31 ヨーク受け治具
32a、32b 圧入かしめ装置
33a、33b 圧入パンチ
34a、34b かしめパンチ
35 支持腕部
Claims (7)
- ヨークを構成する1対の結合腕部の先端部に互いに同心に形成された1対の円孔と、これら両円孔の内側にこれら両結合腕部の内側面側から挿入された十字軸の軸部の両端部との間部分に、1対のカップ軸受をそれぞれ組み込むべく、これら両カップ軸受を前記両円孔の内側に前記両結合腕部の外側面側から1対の圧入パンチを用いて圧入する、十字軸式自在継手の組立方法であって、
前記両カップ軸受のうちの一方のカップ軸受を、前記1対の圧入パンチのうちの一方の圧入パンチを用いて、この一方の圧入パンチの送り量に基づき、予め設定した圧入完了位置まで圧入し、この一方の圧入パンチを後退させると共に、前記両カップ軸受のうちの他方のカップ軸受を、前記1対の圧入パンチのうちの他方の圧入パンチを用いて、この他方の圧入パンチの送り量に基づき、予め設定した基準位置まで圧入し、
その後、前記他方のカップ軸受を前記他方の圧入パンチを用いて前記十字軸ごと押し込み、この他方の圧入パンチに加わる圧力の大きさが所定の大きさになった位置を圧入完了位置と判定して、前記他方のカップ軸受の圧入を停止し、前記他方の圧入パンチを後退させる、
事を特徴とする十字軸式自在継手の組立方法。 - 前記両カップ軸受を、予め設定した基準位置までそれぞれ圧入した後、前記他方のカップ軸受を停止させた状態で、前記一方のカップ軸受のみを圧入完了位置まで圧入し、次いで、前記一方の圧入パンチのみを後退させる、
請求項1に記載した十字軸式自在継手の組立方法。 - 前記他方のカップ軸受を前記基準位置まで圧入した時点でこの他方の圧入パンチに加わる圧力の値を、基準圧力として設定し、この他方の圧入パンチに加わる圧力が、この基準圧力よりも予め設定した値だけ大きくなった時点で、前記他方のカップ軸受が前記圧入完了位置に達したと判定する、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した十字軸式自在継手の組立方法。
- 前記他方のカップ軸受を、前記他方の圧入パンチにより、この圧入パンチに加わる圧力を監視しながら圧入し、前記十字軸を構成する軸部の先端面が、前記一方のカップ軸受を構成するカップの底部の内面に当接し始めた事を表す変曲点の圧力の値を、基準圧力として設定し、前記他方の圧入パンチに加わる圧力の値が、この基準圧力よりも予め設定した値だけ大きくなった時点で、前記他方のカップ軸受が前記圧入完了位置に達したと判定する、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した十字軸式自在継手の組立方法。
- 前記他方のカップ軸受を構成するカップの底部の内面が前記軸部の先端面に当接する位置よりも手前の位置を、前記基準位置として設定している、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載した十字軸式自在継手の組立方法。
- 前記他方のカップ軸受が前記基準位置に達するまでの圧入速度を、この基準位置に達した後の圧入速度よりも速くする、請求項1〜5のうちの何れか1項に記載した十字軸式自在継手の組立方法。
- 前記基準位置に達した後の前記他方のカップ軸受の圧入速度を、前記他方の圧入パンチに加わる圧力の前記基準圧力からの増大量に応じて連続的に又は段階的に遅くする、請求項3若しくは4、又は、これら請求項3若しくは4を引用する請求項5〜6のうちの何れか1項に記載した十字軸式自在継手の組立方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014108840A JP6331693B2 (ja) | 2014-05-27 | 2014-05-27 | 十字軸式自在継手の組立方法 |
CN201580025715.5A CN106662161B (zh) | 2014-05-14 | 2015-05-13 | 十字轴式万向联轴器的组装方法 |
PCT/JP2015/063777 WO2015174457A1 (ja) | 2014-05-14 | 2015-05-13 | 十字軸式自在継手の組立方法 |
KR1020187021368A KR101923875B1 (ko) | 2014-05-14 | 2015-05-13 | 십자축식 유니버셜 조인트의 조립 방법 및 이를 이용한 스티어링 장치의 제조 방법 및 자동차의 제조 방법 |
US15/310,481 US10533611B2 (en) | 2014-05-14 | 2015-05-13 | Assembly method for cross shaft universal joint |
EP15793070.2A EP3139051B1 (en) | 2014-05-14 | 2015-05-13 | Assembly method for cross shaft type universal joint |
KR1020187021369A KR101923876B1 (ko) | 2014-05-14 | 2015-05-13 | 십자축식 유니버셜 조인트의 조립 방법 및 이를 이용한 스티어링 장치의 제조 방법 및 자동차의 제조 방법 |
KR1020167031723A KR101903265B1 (ko) | 2014-05-14 | 2015-05-13 | 십자축식 유니버셜 조인트의 조립 방법 및 이를 이용한 스티어링 장치의 제조 방법 및 자동차의 제조 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014108840A JP6331693B2 (ja) | 2014-05-27 | 2014-05-27 | 十字軸式自在継手の組立方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015224683A JP2015224683A (ja) | 2015-12-14 |
JP2015224683A5 JP2015224683A5 (ja) | 2017-06-01 |
JP6331693B2 true JP6331693B2 (ja) | 2018-05-30 |
Family
ID=54841608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014108840A Active JP6331693B2 (ja) | 2014-05-14 | 2014-05-27 | 十字軸式自在継手の組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6331693B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106662161B (zh) * | 2014-05-14 | 2019-04-16 | 日本精工株式会社 | 十字轴式万向联轴器的组装方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2532864B2 (ja) * | 1987-02-23 | 1996-09-11 | トヨタ自動車株式会社 | カルダン継手組立装置 |
JPH10159864A (ja) * | 1996-11-26 | 1998-06-16 | Toyota Motor Corp | カルダン継手の組立方法および装置 |
JP3703236B2 (ja) * | 1996-12-27 | 2005-10-05 | 光洋精工株式会社 | 十字軸継ぎ手の組立方法及び組立装置 |
JP4739119B2 (ja) * | 2006-06-01 | 2011-08-03 | Ntn株式会社 | カルダン継手の組立方法 |
JP2007327593A (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-20 | Jtekt Corp | 自在継手、車両用操舵装置、及び自在継手の製造方法 |
-
2014
- 2014-05-27 JP JP2014108840A patent/JP6331693B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015224683A (ja) | 2015-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101903265B1 (ko) | 십자축식 유니버셜 조인트의 조립 방법 및 이를 이용한 스티어링 장치의 제조 방법 및 자동차의 제조 방법 | |
JP6291963B2 (ja) | 自在継手の組立方法、自在継手の検査方法、自在継手の組立装置、および、自在継手の検査装置 | |
WO2011102212A1 (ja) | 十字軸式自在継手用ヨークおよびその製造方法 | |
EP3643582B1 (en) | Shaft for steering device, method for manufacturing shaft for steering device, and electric power steering device | |
JP7353905B2 (ja) | 十字軸式自在継手の組み立て方法及び組み立て装置 | |
JP6331692B2 (ja) | 十字軸式自在継手の組立方法 | |
KR101625006B1 (ko) | 유니버설 조인트용 니들 베어링 서보압입시스템 및 유공압 동기제어 코킹장치 | |
JP2009511325A (ja) | 軸受装置特に自動車用車輪軸受装置及び軸受装置の製造方法 | |
JP6331693B2 (ja) | 十字軸式自在継手の組立方法 | |
JP5354111B1 (ja) | 十字軸式自在継手およびその製造方法 | |
JP6331678B2 (ja) | 十字軸式自在継手の組立方法 | |
US11022183B2 (en) | Manufacturing method and manufacturing apparatus for universal joint | |
US10933462B2 (en) | Method for forging shaft member of constant velocity universal joint | |
JPH10159864A (ja) | カルダン継手の組立方法および装置 | |
JP2008039123A (ja) | 十字軸自在継手の組立方法 | |
JP2008298148A (ja) | 歯車伝達装置の製造方法および位置決め治具 | |
EP3903962A1 (en) | Linear motion shaft for steering device, steering device, and method of manufacturing these | |
JP2021060089A (ja) | 十字軸式自在継手の組み立て方法及び組み立て装置 | |
JPH04111723A (ja) | プロペラシャフトの製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170411 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170411 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180416 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6331693 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |