JPH10159864A - カルダン継手の組立方法および装置 - Google Patents

カルダン継手の組立方法および装置

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JPH10159864A
JPH10159864A JP8330361A JP33036196A JPH10159864A JP H10159864 A JPH10159864 A JP H10159864A JP 8330361 A JP8330361 A JP 8330361A JP 33036196 A JP33036196 A JP 33036196A JP H10159864 A JPH10159864 A JP H10159864A
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JP
Japan
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press
bearing cup
punch
bearing
shaft
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JP8330361A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Kurono
尚幸 黒野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH10159864A publication Critical patent/JPH10159864A/ja
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
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    • F16D2300/12Mounting or assembling
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立て時におけるスパイダーシャフト端面の
疵付きを防止する。 【解決手段】 スパイダーシャフトの端部が遊挿されて
いるヨークの軸受孔に、軸受カップを圧入して、この軸
受カップの底部内面をシャフト端面に当接させた状態
で、さらに軸受孔の内周壁を塑性変形させて前記軸受カ
ップの底部外面に係合させてかしめて固定する際に、一
定の圧力を維持していた前記圧入パンチ11による軸受
カップの前進方向への付勢力を低減し、この状態でかし
めパンチ13を前進させてかしめて軸受カップを固定す
るので、かしめパンチ13を前進駆動した際に圧入パン
チ11が前進方向に押圧されても、シャフト端面とカッ
プの底部内面との面圧が所定以上に上昇するのを防止で
きる。その結果、軸受カップの底部内面の突起によって
スパイダーシャフトの端面が疵付くのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヨークに軸受カ
ップをかしめて固定するシェルカップジョイント型のカ
ルダン継手の組立方法と組立装置とに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】乗用車やトラック等の車両のプロペラシ
ャフトの自在継手には、構造が簡単で安価なことから、
カルダン継手が使用されることが多く、特にヨークをカ
ップに対してかしめて固定するシェルカップジョイント
型のカルダン継手が使用されている(実開昭55−55
626号公報参照)。このタイプのカルダン継手におい
ては、ヨークの軸受孔に軸受カップを圧入し、この軸受
カップの底部内面にスパイダーシャフトの軸端面を当接
させることによって、ジョイント部分のガタ付きをなく
している。さらに、前記軸受孔の内周壁の複数箇所を、
半径方向内側へ膨出するように塑性変形させてその余肉
が軸受カップの底部外面に係合するようにかしめること
によって軸受カップを抜け止めし、かつ底部を撓ませて
摩擦力によるトルクが発生するようにしている。
【0003】このようにして組立てられるシェルカップ
ジョイント型のカルダン継手の軸受カップ1の底部2の
内面中央部分には、図5および図6に示すように、放射
状突起3が多数形成され、その各突起3の間の谷部3a
が潤滑油の油溜りとなっている。
【0004】従来、この種のカルダン継手を組み立てる
場合、図7ないし図9に示すように、先ずヨーク4の一
対のアーム5,5の互いに対向する軸受孔6,6に、十
字形のスパイダーシャフト7の同軸上の2つの軸端部を
内側からそれぞれ遊挿し、前記軸受カップ1を軸受孔
6,6のそれぞれ外側から組立装置の圧入パンチ8によ
り約1000〜1400Kgの力で押圧して、この軸受
カップ1の底部2の内面にスパイダーシャフト7の端面
が密着する位置まで圧入する(図7参照)。
【0005】つぎに、圧入パンチ8による押圧力を維持
した状態で、圧入パンチ8と同軸上に設けられているか
しめパンチ9を作動させて、図9に示すように前記軸受
孔6の内周壁の複数箇所を、圧入されている軸受カップ
1の底部2の方向に向けて溝状に削りながら塑性変形さ
せ、その際に半径方向に膨出するかしめ余肉10を、軸
受カップ1の底部2の周縁部に係合させることによって
軸受カップ1の底部2を撓ませて、このカルダン継手の
ジョイント作動トルクを発生させるとともに、軸受孔6
から軸受カップ1が抜け落ちることを防止している(図
8および図9参照)。
【0006】そして、このカルダン継手の軸受の部分を
補修あるいは交換する際には、軸受カップ1の底部2に
係合するように形成されたかしめ余肉10を削り取っ
て、軸受カップ1を取り外し、修理もしくは交換した
後、再組立てして、再び同様にしてかしめ余肉10を形
成し、ヨーク4に対して軸受カップ1を固定して再使用
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のカルダン継手の組立方法においては、ヨーク4の軸受
孔6に軸受カップ1を圧入する際に、放射状突起3が形
成された軸受カップ1の底部2の内面に、スパイダーシ
ャフト7の端面が密着する位置まで軸受カップ1を圧入
した後、さらに、軸受孔6の内周壁の複数か所をかしめ
て、そのかしめ余肉10によって軸受カップ1の固定を
行っているため、このかしめ加工時に、軸受カップ1に
軸線方向への押圧力が加わり、スパイダーシャフト7の
端面に当接する軸受カップ1の底部2の内面の面圧が高
くなる。その結果、スパイダーシャフトの端面に、軸受
カップ1の底部2の内面に形成されている放射状突起3
が、コイニングしたように転写されて、スパイダーシャ
フト7の端面に放射状の疵(図示せず)が形成されてし
まう。
【0008】このような場合、ジョイント作動時にスパ
イダーシャフトの軸心を中心にスパイダー軸または軸受
カップ(ヨーク)が相対的に揺動すると、軸受カップの
内底面に形成された放射状突起3とスパイダーシャフト
の端面に放射状に形成された疵との凹凸部が、繰り返し
係合することになる。それに伴って細かな凹凸を有する
面同士を摺接させた場合のようないわゆるゴリゴリ感
や、騒音・振動を発生し、これが乗り心地を悪化させる
原因になるばかりでなく、長期的にはスパイダーシャフ
ト7の端面が摩耗し、あるいは端面焼付きという不具合
に至るという問題があった。
【0009】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、かしめ加工時にスパイダーシャフトの端面に疵が
付き難いカルダン継手の組立方法と組立装置とを提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の課
題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ヨー
クの一対のアームに互いに対向するように形成された各
軸受孔に、十字形のスパイダーシャフトの同軸上の2つ
の軸端部をそれぞれ遊挿し、次いで軸受カップを、その
突起が形成された底部内面が、前記スパイダーシャフト
の軸端面に当接する所定の位置まで圧入した後、軸受カ
ップを所定の位置に保持した状態において前記軸受孔の
内周壁の複数箇所を半径方向内側へ膨出するように部分
的に塑性変形させて前記軸受カップの底部外面に係合す
るようにかしめて固定するカルダン継手の組立方法にお
いて、前記軸受孔の内周壁を塑性変形させてかしめる際
に、前記軸受カップの圧入力を、前記内周壁を塑性変形
させる以前の圧入力以下に設定することを特徴とする方
法である。
【0011】また請求項2に記載した発明は、ヨークの
一対のアームに互いに対向するように形成された各軸受
孔に、十字形のスパイダーシャフトの同軸上の2つの軸
端部をそれぞれ遊挿した状態で、軸受カップを前記軸端
部に向けて圧入パンチによって押圧することにより、そ
の軸受カップを突起が形成された底部内面が、前記スパ
イダーシャフトの軸端面に当接する所定の位置まで圧入
し、かつ軸受カップを所定の位置に保持した状態で前記
軸受孔の内周壁の複数箇所を、前記軸端部に向けて前進
移動するかしめパンチによって半径方向内側へ膨出する
ように部分的に塑性変形させて前記軸受カップの底部外
面に係合するようにかしめて固定するカルダン継手の組
立方法において、前記軸受孔の内周壁を前記かしめパン
チによって塑性変形させてかしめる際に、前記圧入パン
チを前記かしめパンチに対して相対的に後退移動させる
ことを特徴とする組立方法である。
【0012】したがってこれら請求項1あるいは請求項
2に記載した発明によれば、軸受カップを軸受孔に圧入
している圧入力が、その軸受孔の内周壁をかしめる際
に、それ以前の圧入力以下に設定され、また圧入パンチ
が相対的に後退移動させられる。そのため、軸受孔の内
周壁のかしめ加工の際に軸受カップが更に強く圧入され
ることがないうえに、かしめ加工に伴う余肉によって軸
受カップに対して軸端部から軸線方向の荷重が作用して
も、軸受カップのたわみなどによってその底部中央が後
退でき、その結果、軸受カップの底部内面に形成された
突起がスパイダーシャフトの端面に転写されることを防
ぐことができる。
【0013】また、請求項3に記載した発明は、ヨーク
の一対のアームに互いに対向するように形成された各軸
受孔に、十字形のスパイダーシャフトの同軸上の2つの
軸端部をそれぞれ遊挿し、次いで軸受カップを、その突
起が形成された底部内面が、前記スパイダーシャフトの
軸端面に当接する所定の位置まで圧入した後、軸受カッ
プを所定の位置に保持した状態において前記軸受孔の内
周壁の複数箇所を半径方向内側へ膨出するように部分的
に塑性変形させて前記軸受カップの底部外面に係合する
ようにかしめて固定するカルダン継手の組立装置におい
て、前記軸受孔の内周壁を塑性変形させてかしめる際
に、前記軸受カップの圧入力を、前記内周壁を塑性変形
させる以前の圧入力以下に設定する減圧機構を備えてい
ることを特徴とするものである。
【0014】さらに請求項4に記載した発明は、ヨーク
の一対のアームに互いに対向するように形成された各軸
受孔に、十字形のスパイダーシャフトの同軸上の2つの
軸端部をそれぞれ遊挿した状態で、軸受カップを前記軸
端部に向けて圧入パンチによって押圧することにより、
その軸受カップを突起が形成された底部内面が、前記ス
パイダーシャフトの軸端面に当接する所定の位置まで圧
入し、かつ軸受カップを所定の位置に保持した状態で前
記軸受孔の内周壁の複数箇所を、前記軸端部に向けて前
進移動するかしめパンチによって半径方向内側へ膨出す
るように部分的に塑性変形させて前記軸受カップの底部
外面に係合するようにかしめて固定するカルダン継手の
組立装置において、前記軸受孔の内周壁を前記かしめパ
ンチによって塑性変形させてかしめる際に、前記圧入パ
ンチを前記かしめパンチに対して相対的に後退移動させ
る機構を備えていることを特徴とするものである。
【0015】したがってこれら請求項3あるいは請求項
4に記載した発明によれば、かしめパンチを前進駆動し
て軸受孔の内周壁のかしめ加工を行う場合、軸受カップ
を押圧している圧入パンチによる圧入力が低下し、ある
いは圧入パンチがかしめパンチに対して相対的に後退移
動するので、かしめパンチの前進駆動によって圧入パン
チによる圧入力が増大することがない。またカシメ加工
に伴う余肉によって軸受カップに荷重が作用した場合、
軸受カップのたわみなどによって圧入パンチが後退移動
し、軸受カップと軸端部との間の圧接力が増大すること
がない。その結果、軸受カップの底部内面とスパイダー
シャフトの端面との接触圧が低減され、前記底部内面に
形成された突起のスパイダーシャフトの端面への転写に
よる疵付きを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明をより具体的に
説明する。先ずこの発明の組立装置について説明する
と、図1ないし図3はこの発明のカルダン継手の組立装
置の一実施例を示すものである。図1に装置の全体の構
成を示すように、この組立装置は、先端を所定距離離隔
して同一軸線上を移動可能に対向配設された円柱状の一
対の圧入パンチ11,11と、これら圧入パンチ11,
11をそれぞれ前進方向(図1において互いに接近する
方向)および後退方向に駆動するように固設された圧入
駆動シリンダ12,12と、前記圧入パンチ11,11
のそれぞれ外側に同軸上に配設され、かつ前記圧入パン
チと同軸上を移動可能に配設された円筒状のかしめパン
チ13,13と、かしめパンチ13,13をそれぞれ前
進後退駆動するように設けられるとともに前記各圧入パ
ンチ11と一体に形成されたかしめ駆動シリンダ14,
14とを備えている。
【0017】また、各圧入駆動シリンダ12と各かしめ
駆動シリンダ14とには、圧入パンチ11を前進させる
時に各圧入駆動シリンダ12の後部油圧室12bに圧油
を供給するように接続された油圧配管18aと、前記か
しめパンチ13を前進させる時に各かしめ駆動シリンダ
14の後部油圧室14bに圧油を供給するように接続さ
れた油圧配管18bと、各圧入パンチ11および各かし
めパンチ13をそれぞれ後退させる時に各圧入駆動シリ
ンダ12および各かしめ駆動シリンダ14のそれぞれの
前部油圧室の12a,14aに圧油を供給するように接
続された油圧配管18cとが設けられている。
【0018】また、対向配置された前記圧入パンチ1
1,11のそれぞれの後端には、ブラケット15,15
が軸線上から外れた位置から後方へ延設されており、各
ブラケット15には、第1突起16とその後方に位置す
る第2突起17とが側方へ向けて突出して形成されてい
る。
【0019】一方、各圧入パンチ11の後方近傍には、
各圧入パンチ11を前進させた時に前記第1突起16が
接触子に接触してオフ動作することにより前記圧入パン
チ11の前進を停止させる前進限のリミットスイッチL
S1 と、同じく圧入パンチ11の後退時に、第2突起1
7が接触子に接触してオフ動作することにより圧入パン
チ11の後退を停止させる後退限のリミットスイッチL
S2 とを備えている。また、前記後退限のリミットスイ
ッチLS2 より更に後退方向側には、前記第2突起17
が接触することによりオフ動作して前記圧入パンチ11
およびかしめパンチ12の駆動シリンダ12,14から
なるシリンダユニットを脱着位置に停止させるツール交
換位置のリミットスイッチLS3 が設けられている。
【0020】さらに、各圧入パンチ11のそれぞれの後
部側方には、圧入クランプシリンダ20が設けられてい
る。この圧入クランプシリンダ20は、そのピストンロ
ッド20aの先端に取付けられた楔形のストッパ21
を、前記圧入パンチ11の中心軸線CLと直交する軸線
上を前進後退駆動するように設けられている。そして、
圧入パンチ11が前進限に位置する時に、前記ストッパ
21を前進させて、圧入パンチ11の後端のほぼ軸線上
に突出形成されたストッパ当接部22と、このストッパ
当接部22と対向する位置に固設された反力受部23と
の間にこのストッパ21を介装することによって、圧入
パンチ11の前方への付勢力を低減しても圧入パンチ1
1の後退を規制して前進限位置を保持させることができ
るようになっている。
【0021】また、この各圧入クランプシリンダ20に
は、そのピストンの前部と後部とにそれぞれ油圧室が形
成され、各油圧室にはそれぞれ油圧配管が接続されてい
る。さらに、各圧入クランプシリンダ20の後方には、
前記ピストンロッド20aの延長線上に、ピストンと一
体に移動する軸部材20bが気密に延出されており、こ
の軸部材20bには第1突起16と第2突起17とが所
定の間隔で設けられている。
【0022】一方、各圧入クランプシリンダ20の後方
近傍には、前記第1突起16が接触子に接触した時にオ
フ動作してストッパ21の前進を停止させる前進限のリ
ミットスイッチLS1 と、前記第2突起17が接触子に
接触した時にオフ動作してストッパ21の後退を停止さ
せる後退限のリミットスイッチLS2 とが設けられてい
る。
【0023】また、前記各かしめパンチ13の先端側面
の所定の位置には、近接センサの被検出体となる被検出
金属片24が設けられるとともに、各かしめパンチ13
の先端側の側方近傍には、前記被検出金属片24の接近
によってかしめパンチ13の先端位置を検出する前進限
近接センサPX1 と後退限近接センサPX2 とが設けら
れている。
【0024】またさらに、前記各かしめパンチ13の先
端寄りの近傍には、ツール割出しシリンダ25が設けら
れている。このツール割出しシリンダ25は、そのピス
トンロッド25aの先端に取付けられたラックプレート
26を、前記かしめパンチ13の軸線と直交する方向に
前進後退駆動するようになっており、このラックプレー
ト26の上面にはラック歯26aが形成されている。そ
して前記ラック歯26aは、かしめパンチ13の先端側
の外周に取付けられたリング状のピニオン27に噛合し
ており、ツール割出しシリンダ25によってラックプレ
ート26を前進後退駆動することによってピニオン27
を回動させて、前記圧入パンチ11およびかしめパンチ
13の中心軸線CLが、この装置にセットされているヨ
ーク5の軸受孔6の中心軸線と一致するように精密に調
整できるようになっている。
【0025】一方、前記ツール割出しシリンダ25の側
部近傍には、前記ラックプレート26が調整範囲の前進
限に達したことを、ピストン25bの位置により検出し
て前進を停止させる近接スイッチAS1 と、同じく調整
範囲の後退限に達したことを、ピストン25bの位置に
より検出して後退を停止させる近接スイッチAS2 とが
設けられている。また各ツール割出しシリンダ25内の
ピストン25bの前方と後方とにそれぞれ油圧室が形成
され、各油圧室にはそれぞれ油圧配管が接続されてい
る。
【0026】つぎに、上記のように構成された組立装置
を用いてシェルカップジョイント型のカルダン継手のヨ
ーク5に、スパイダーシャフト7および軸受カップ1を
組み付ける方法すなわち発明の組立方法の一例を説明す
る。
【0027】カルダン継手のヨーク5を、図1に示す一
対の圧入パンチ11,11の間の所定の位置にセットし
た後、先ず、ツール割り出しシリンダ25によって、ラ
ックプレート26を前進方向あるいは後退方向に駆動し
てピニオン27を回動させる。これによって圧入パンチ
11およびかしめパンチ13の精密な割り出しを行っ
て、これらの中心軸線CLをヨーク5の軸受孔6の中心
軸線に一致させる。
【0028】ついで、スパイダーシャフト7の同一軸線
上の2つの軸端部を、前記ヨーク5の一対の軸受孔6に
それぞれ遊挿した後、各軸受孔6への軸受カップ1の圧
入を行う。
【0029】すなわち、ヨーク5の両軸受孔6のそれぞ
れの外側に軸受カップ1を配置した後、前記圧入駆動シ
リンダ12,12の各後部油圧室12bに圧油が供給さ
れる。その結果、一対の圧入パンチ11,11が、同一
軸線上を互い接近する方向に前進して各軸受カップ1を
軸線方向に押圧し、この軸受カップ1を軸受孔6内に圧
入する。
【0030】そして、圧入された各軸受カップ1は、軸
受孔6内に先に遊挿されているスパイダーシャフト7の
シャフト端部外周に被さるとともに、軸端面が軸受カッ
プ1の底部2の内面に密着する位置まで圧入される。こ
のとき、圧入パンチ11と一体に移動するブラケット1
5の第1突起16が、前進限のリミットスイッチLS1
の接触子に接触してこれをオフ動作させ、圧入パンチ1
1の前進を停止させるとともに、圧入クランプシリンダ
20の後部油圧室に圧油を供給させる。
【0031】圧入クランプシリンダ20の後部油圧室に
圧油が供給されると、ストッパ21が反力受部23とス
トッパ当接部22とに当接する位置まで前進駆動され
る。そして、圧入クランプシリンダ20の後方に延在す
る軸部材20bの第1突起16が、前進限のリミットス
イッチLS1 の接触子に接触してこれをオフ動作させ、
前進するストッパ21を所定の位置に停止させる。した
がって、この状態においては、圧入パンチ11は後退を
阻止されて前進限位置に固定される。
【0032】また、圧入クランプシリンダ20によって
ストッパ21が前進駆動されて所定の位置に達して前進
限のリミットスイッチLS1 がオフ動作すると、かしめ
駆動シリンダ14の前部および後部の両油圧室14a,
14bと、圧入駆動シリンダ12の前部油圧室12aと
にそれぞれ圧油が供給される。また、圧入駆動シリンダ
12の後部油圧室12bへの圧油の供給が止められて、
圧入パンチ11の前進方向への付勢力が除かれる。その
結果、かしめパンチ13が前進駆動されるとともに、前
進限位置に固定されている圧入パンチ11を更に前進方
向に押圧する力が低減される。したがって圧入パンチ1
1に対する押圧力をこのように低下させる機構が、この
請求項3における減圧機構あるいは請求項4における圧
入パンチを相対的に後退移動させる機構に相当する。
【0033】そして、かしめパンチ13が前進駆動され
ることによって、軸受孔6の内周をほぼ等分する複数箇
所において、この軸受孔6に圧入されている軸受カップ
1の底部2へ向けてその内周壁を溝状に削るとともに塑
性変形させ、その結果、半径方向に膨出する余肉10を
軸受カップ1の底部2に係合させるようにかしめて固定
し、この軸受カップ1を抜け止めする。また、底部2を
撓ませることによってジョイント作動トルクが発生する
ように加工される。
【0034】このかしめ加工時に、前進駆動されるかし
めパンチ13が、軸受孔6の内周壁を削って半径方向に
膨出させた余肉10を、軸受カップ1の底部2に係合さ
せる際に、軸受カップ1がこの余肉10を介して荷重が
作用するが、圧入駆動シリンダ12による圧入パンチ1
1の推進力すなわち圧入力がそれ以前の状態以下に設定
されているため、軸受カップ1のたわみなどによって軸
受カップ1の底部内面をスパイダーシャフトの軸端面に
押圧する荷重が、所定以上に大きくなることがなく、し
たがって、互いに接触する軸受カップ1の底部2の内面
と、スパイダーシャフト7の端面との面圧の上昇が抑え
られる。
【0035】そして、かしめパンチ13が所定の位置ま
で前進すると、かしめパンチ13と一体に移動する被検
出金属片24の接近を前進限の近接センサPX1 が検出
して、かしめパンチ13の前進を停止させ、かしめ加工
が完了するとともに、各圧入クランプシリンダ20の前
部油圧室に圧油が供給されて、ストッパ21が後退駆動
される。
【0036】ストッパ21が所定の位置まで後退して軸
部材20bの第2突起17が、後退限のリミットスイッ
チLS2 の接触子に接触してこれがオフ動作すると、圧
入駆動シリンダ12の前部油圧室12aと、かしめ駆動
シリンダ14の前部油圧室14aとにそれぞれ圧油が供
給され、圧入パンチ11とかしめパンチ13とがそれぞ
れ後退する。
【0037】そして、圧入パンチ11が所定の位置まで
後退すると、ブラケット15の第2突起17が後退限の
リミットスイッチLS2 の接触子に接触してこれをオフ
動作させて停止させる。また、かしめパンチ13が所定
の位置まで後退すると、その先端に設けられた被検出金
属片24を後退限の近接センサPX2 が検出して、かし
めパンチ13を停止させる。
【0038】このようにして、圧入パンチ11およびか
しめパンチ13を共に後退させた後、スパイダーシャフ
ト7を組付けたヨーク5を装置から取り外し、次に組付
けを行う新たなヨークを所定の位置にセットする。
【0039】以上のように、この実施例においては、圧
入クランプシリンダ20と、これによって前進後退駆動
されるストッパ21とを設けることによって、圧入パン
チ11を前進限位置に前進させた状態で、この圧入パン
チ11を前進方向へ付勢している力を除いても、この圧
入パンチ11が後退しないように保持できるようにした
ので、かしめパンチ13を前進させる際に、圧入パンチ
11の前進方向への付勢力を低減した状態でかしめパン
チ13を前進させることができる。
【0040】したがって、スパイダーシャフト7の端面
に、軸受カップ1の底部2の内面が当接する圧力、すな
わち、圧入パンチ11を前進方向に付勢する圧力が、か
しめパンチ13を前進駆動する際には既に低減されてい
るため、このかしめパンチ13によって生じた余肉10
により軸受カップ1に荷重がかかると、軸受カップ1の
たわみにより軸受カップ1の底面を押圧する力が所定圧
力以上に増大することがない。そのため、軸受カップ1
の底部2の内面に形成されている突起によって、スパイ
ダーシャフト7の端面が疵付けられるのを防止すること
ができる。
【0041】その結果、スパイダーシャフト7の平滑な
端面が、軸受カップ1の底部2の内面に摺接することに
なるため、このカルダン継手のジョイント作動時に、騒
音や振動を発生せず、乗り心地を悪化させる原因をなく
すことができるとともに、スパイダーシャフト7の摩耗
および端面焼付き等の不具合の発生を防止して寿命を延
長させることができる。
【0042】また図4は、この発明のカルダン継手の組
立方法の他の実施例で用いる組立装置の一部を示すもの
で、この組立装置は、前記実施例の組立装置における圧
入パンチの代わりに、一定以上の大きな圧力が加わると
軸方向に移動して圧力を緩和するパンチヘッド31aを
先端に備えた圧入パンチ31を用いることによって、前
記実施例における圧入クランプシリンダ20を不用とし
たものである。
【0043】すなわち、この組立装置は、前記実施例と
同様に、同一軸線上を移動可能に対向配設された一対の
圧入パンチ31(一方は図示せず)と、これら圧入パン
チ31をそれぞれ前進後退駆動させるように固設されか
つ配管接続された圧入駆動シリンダ(図示せず)と、前
記圧入パンチ31のそれぞれ外側に同軸上に配設され、
かつ前記圧入パンチ31と同軸上を移動可能に配設され
た円筒状のかしめパンチ33をそれぞれ配管接続して、
前進後退駆動させるように設けられるとともに、前記各
圧入パンチ31と一体に形成されたかしめ駆動シリンダ
(図示せず)とを備えている。
【0044】そして、円柱状の前記圧入パンチ31は、
その先端(図において右端)に開口している中空部31
bを備え、この中空部31b内にパンチヘッド31a
が、コイルスプリング34によって、圧入パンチ31の
前進方向(図において右方向)に常時弾性付勢されて、
パンチヘッド31aの円柱状の先端部を、前記中空部3
1bから前方へ突出させて配設されている。
【0045】また、前記パンチヘッド31aを付勢しい
るコイルスプリング34の弾性付勢力は、ヨークの軸受
孔に軸受カップを圧入するのに必要な大きさ以上で、か
つ、スパイダーシャフトの端面を疵付ける圧力より小さ
く設定されている。
【0046】したがって、この実施例の組立装置を用い
ることによって、ヨークの軸受孔に軸受カップを圧入す
る際に、圧入駆動シリンダが圧入パンチ31を前進駆動
し、そのパンチヘッド31aによって軸受カップが、そ
の底部内面にスパイダーシャフトの端面が密着する位置
まで前進すると、圧入駆動シリンダのリミットスイッチ
がオフ動作して圧入パンチ31の前進を停止させる。
【0047】続いて、かしめ駆動シリンダに駆動されて
かしめパンチ33が前進駆動される。このとき、前進限
位置において、軸受カップを前進方向に付勢している前
記圧入パンチ31にかしめパンチ33の押圧力が加わっ
て、軸受カップに当接する圧入パンチ31の押圧力が一
定の圧力以上となると、コイルスプリング34が圧縮さ
れて、パンチヘッド31aが後退して圧入パンチ31の
押圧力が一定以上となることを防止する。なお、前記コ
イルスプリング34の代わりに、皿ばね、ゴムあるいは
流体シリンダ等の弾性部材を用いることができる。
【0048】したがって、圧入パンチ31を前進方向に
付勢した状態でかしめパンチ33をを前進駆動しても、
圧入パンチ31の先端にコイルスプリング34を介して
パンチヘッド31aが設けられ、このパンチヘッド31
aが軸受カップに当接する圧力が所定圧力以上に上昇し
ないように構成されているため、軸受カップの底部内面
に、スパイダーシャフトの端面が所定以上の大きな力で
当接した時に生じる軸端面の疵付きが防止される。すな
わちこのコイルスプリング34あるいはこれに代わるゴ
ムなどの弾性体が、請求項4における圧入パンチを相対
的に後退移動させる機構を構成している。
【0049】以上のように、この実施例の組立装置を用
いて組み立てれば、前記実施例の場合と同様の作用およ
び効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1あるいは
請求項2に記載した発明の方法によれば、かしめパンチ
を前進駆動する際に、圧入パンチの前進方向への付勢力
を低減できるため、スパイダーシャフトの軸端面と、こ
れに当接する軸受カップの底部内面との面圧が一定の圧
力以上に上昇するのを防止することができ、その結果、
スパイダーシャフトの軸端面の疵付きを予防することが
できる。
【0051】また、請求項3あるいは請求項4に記載し
た発明の装置によれば、かしめパンチの前進駆動時に、
前記圧入パンチによる押圧力を低下させ、あるいは圧入
パンチをかしめパンチに対して相対的に後退させる手段
を備えているので、かしめパンチを前進させる際に、軸
受カップを圧入した圧入パンチを前進限位置に維持した
状態で、この圧入パンチの圧入力を低減することができ
るため、軸受カップの内底面とスパイダーシャフトの端
面との接触圧を低減して、スパイダーシャフトの端面の
疵付きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の組立方法によってカルダン継手を組
立てる組立装置の全体の構成を示す系統図である。
【図2】スパイダーシャフトおよび軸受カップの組付け
位置と、圧入パンチとの関係を示すヨークの一部切欠き
断面側面図である。
【図3】かしめパンチが前進限に達した際の軸受カップ
の底部の状態を示す要部断面側面図である。
【図4】この発明の方法の他の実施例で用いる組立装置
の圧入パンチの先端部を示す断面側面図である。
【図5】軸受カップの断面側面図である。
【図6】図5のVI矢視拡大図である。
【図7】従来の組立方法における圧入工程を示す断面側
面図である。
【図8】同じくかしめ工程を示す断面側面図である。
【図9】軸受カップをかしめて固定して組立てられたカ
ルダン継手の斜視図である。
【符号の説明】
11 圧入パンチ 12 圧入駆動シリンダ 13 かしめパンチ 14 かしめ駆動シリンダ 20 圧入クランプシリンダ 21 ストッパ 25 ツール割出しシリンダ 31 圧入パンチ 31a パンチヘッド 33 かしめパンチ 34 コイルスプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨークの一対のアームに互いに対向する
    ように形成された各軸受孔に、十字形のスパイダーシャ
    フトの同軸上の2つの軸端部をそれぞれ遊挿し、次いで
    軸受カップを、その突起が形成された底部内面が、前記
    スパイダーシャフトの軸端面に当接する所定の位置まで
    圧入した後、軸受カップを所定の位置に保持した状態に
    おいて前記軸受孔の内周壁の複数箇所を半径方向内側へ
    膨出するように部分的に塑性変形させて前記軸受カップ
    の底部外面に係合するようにかしめて固定するカルダン
    継手の組立方法において、 前記軸受孔の内周壁を塑性変形させてかしめる際に、前
    記軸受カップの圧入力を、前記内周壁を塑性変形させる
    以前の圧入力以下に設定することを特徴とするカルダン
    継手の組立方法。
  2. 【請求項2】 ヨークの一対のアームに互いに対向する
    ように形成された各軸受孔に、十字形のスパイダーシャ
    フトの同軸上の2つの軸端部をそれぞれ遊挿した状態
    で、軸受カップを前記軸端部に向けて圧入パンチによっ
    て押圧することにより、その軸受カップを突起が形成さ
    れた底部内面が、前記スパイダーシャフトの軸端面に当
    接する所定の位置まで圧入し、かつ軸受カップを所定の
    位置に保持した状態で前記軸受孔の内周壁の複数箇所
    を、前記軸端部に向けて前進移動するかしめパンチによ
    って半径方向内側へ膨出するように部分的に塑性変形さ
    せて前記軸受カップの底部外面に係合するようにかしめ
    て固定するカルダン継手の組立方法において、 前記軸受孔の内周壁を前記かしめパンチによって塑性変
    形させてかしめる際に、前記圧入パンチを前記かしめパ
    ンチに対して相対的に後退移動させることを特徴とする
    カルダン継手の組立方法。
  3. 【請求項3】 ヨークの一対のアームに互いに対向する
    ように形成された各軸受孔に、十字形のスパイダーシャ
    フトの同軸上の2つの軸端部をそれぞれ遊挿し、次いで
    軸受カップを、その突起が形成された底部内面が、前記
    スパイダーシャフトの軸端面に当接する所定の位置まで
    圧入した後、軸受カップを所定の位置に保持した状態に
    おいて前記軸受孔の内周壁の複数箇所を半径方向内側へ
    膨出するように部分的に塑性変形させて前記軸受カップ
    の底部外面に係合するようにかしめて固定するカルダン
    継手の組立装置において、 前記軸受孔の内周壁を塑性変形させてかしめる際に、前
    記軸受カップの圧入力を、前記内周壁を塑性変形させる
    以前の圧入力以下に設定する減圧機構を備えていること
    を特徴とするカルダン継手の組立装置。
  4. 【請求項4】 ヨークの一対のアームに互いに対向する
    ように形成された各軸受孔に、十字形のスパイダーシャ
    フトの同軸上の2つの軸端部をそれぞれ遊挿した状態
    で、軸受カップを前記軸端部に向けて圧入パンチによっ
    て押圧することにより、その軸受カップを突起が形成さ
    れた底部内面が、前記スパイダーシャフトの軸端面に当
    接する所定の位置まで圧入し、かつ軸受カップを所定の
    位置に保持した状態で前記軸受孔の内周壁の複数箇所
    を、前記軸端部に向けて前進移動するかしめパンチによ
    って半径方向内側へ膨出するように部分的に塑性変形さ
    せて前記軸受カップの底部外面に係合するようにかしめ
    て固定するカルダン継手の組立装置において、 前記軸受孔の内周壁を前記かしめパンチによって塑性変
    形させてかしめる際に、前記圧入パンチを前記かしめパ
    ンチに対して相対的に後退移動させる機構を備えている
    ことを特徴とするカルダン継手の組立装置。
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