JPH0784383B2 - 抗発癌プロモーター剤 - Google Patents

抗発癌プロモーター剤

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JPH0784383B2
JPH0784383B2 JP3207634A JP20763491A JPH0784383B2 JP H0784383 B2 JPH0784383 B2 JP H0784383B2 JP 3207634 A JP3207634 A JP 3207634A JP 20763491 A JP20763491 A JP 20763491A JP H0784383 B2 JPH0784383 B2 JP H0784383B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生薬抽出エキスを利用し
た抗発癌プロモーター剤に関し、抗発癌機能を主とする
機能的物質として用いるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から各種の抗癌剤が開示されている
が、これらは全て癌化した細胞をいかにして殺すかとい
う結果の排除を目的としていた。従って発癌場所や発癌
状態によって投与する抗癌剤が異なり、汎用的ではない
のが現状である。
【0003】そこで発明者らは癌化した細胞を殺すより
も、正常細胞が癌細胞にならないようにすることがより
好ましいという点に鑑みて、癌細胞の完成に到るメカニ
ズムに着目した。即ち、正常細胞はイニシエーション、
プロモーションという2つの異なった過程を経て癌細胞
になるということが知られている。この過程のうちイニ
シエーションは個体によって種々異なった要因が関与し
ているが、プロモーションは比較的均質な過程をたど
る。従ってプロモーションを抑制する方が汎用性が高い
ので、効果的な抗発癌プロモーターを提供できれば癌に
なりやすいハイリスクグループに対して、非常に有益で
ある。
【0004】ところで、生薬成分に含まれるフラボノイ
ド中、イソフラボノイドに属する化合物であるアフロモ
シン、ホルモノネチン、オノニン、あるいはウィスチン
等が抗発癌プロモーター作用を有することを発明者は既
に発表している(第7回天然薬物の開発と応用シンポジ
ウム、1989年7月28日、福岡市、日本薬学会主
催)。またフラボノイド一般について、約80種のフラ
ボノイドを用いて抗発癌プロモーター検索の一次スクリ
ーニングであるEBV−EA(Epstein-Barr virus earl
y antigen)活性化抑制の実験を行った点についても発表
している(生薬学雑誌43(2),135〜141(1989
年) )。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者においては動物実
験を含む抗発癌プロモーターとしての効果が証明されて
いる。しかし後者ではフラボノイド一般について言及し
ているものの、一次スクリーニングに関する事項のみで
あり、何が直接的な抗発癌プロモーターとなり得るかの
特定を行っているものではない。
【0006】そこで本発明では、生薬として知られてい
る黄ごん(Scutellaria) 中に含まれるフラボノイドか
ら、特に抗発癌プロモーター作用が顕著なものを特定
し、これらを抗発癌プロモーター剤として提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】黄ごんの抽出成分中、一
般式
【化3】 (ただし式中、Rは水素原子または水酸基)を主成分と
する抗発癌プロモーター剤によって本発明の目的を達成
した。
【0008】また、一般式
【化4】 (ただし式中、Rは水素原子または水酸基)を合成によ
って精製し、抗発癌プロモーター剤として提供すること
によって本発明の目的を達成した。
【0009】上記一般式で示される2つの成分は、黄ご
んに含まれる数十種のフラボノイド属から抽出単離した
天然物、あるいはこれと同一の組成の合成物であり、他
の天然物あるいは合成物からなるフラボノイドのうち代
表的な34例と共に上述したEBV−EAによって一次
スクリーニングを行い、顕著な活性化抑制作用を示した
ものを特定したものである。表1〜表4で示されたデー
タが合計36種類に関する一次スクリーニングの結果で
あり、第34番が本発明の抗発癌プロモーター剤の1つ
である5,7,2′−トリヒドロキシフラボン(trihydr
oxyflavone) 、第35番が同様に5,7,2′,3′−
テトラヒドロキシフラボン(tetrahydroxyflavone) であ
る。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】 一次スクリーニング法としては、EBV潜在感染ヒトリ
ンパ芽球様細胞株Raji細胞を1x106 細胞/mlの
濃度に調製し、酪酸4mMと発癌プロモーターとして知ら
れているTPA(12-0-tetradecanoylphorbol-13-aceta
te)20ng/mlのDMSO溶液を加え、37°Cで48
時間培養後に上咽頭癌患者血清を用いた間接蛍光抗体法
によってEBV−EAを染色し、陽性細胞の発現率を1
00としてこれを陽性コントロールした。試料の発現率
は同じくRaji細胞株に同量の酪酸とTPA、および
各濃度の試料溶液を加え、同様に培養後算出したもので
ある。なお濃度の単位はモル/TPAであり、32pMol
/ml に調製されている。また各濃度に対応したデータ中
で左の数値は陽性コントロールの百分率であり、右のカ
ッコで示された数値はRaji細胞の生存率である。
【0010】表1から表4に示された一次スクリーニン
グの結果、抗発癌プロモーターの機能として第34番の
5,7,2′−トリヒドロキシフラボン、および第35
番の5,7,2′,3′−テトラヒドロキシフラボンを
特に選択したのは次の理由による。即ち、それぞれカッ
コで示された細胞の生存率があまり低いということは正
常細胞の殺傷をも意味しているので、この数値が低い物
質は避ける必要がある。そこで生存率60%以上の物質
のみを抽出するようにした。次に、試料の濃度があまり
薄いと全体的に効果が悪くなるので、濃度10倍および
100倍の例は条件から外し、濃度500倍および10
00倍の数値に着目した。この結果、天然物として黄ご
んエキスから抽出可能であり、かつ合成可能な第34番
と第35番の試料を特定したのである。これら5,7,
2′−トリヒドロキシフラボン、および5,7,2′,
3′−テトラヒドロキシフラボンは以前から抗発癌プロ
モーター作用があるとされてきた黄ごんのエキスを同様
にスクリーニングした結果よりもさらに細胞の生存率が
高く、より良好な結果が得られたものである。従ってこ
れら両成分が黄ごん中の活性本体であると考えられる。
なお、合成物である第24番についても数値上では良好
な結果を示しているが、高濃度におけるRaji細胞の
生存率が極めて低く、かつ低濃度における活性化抑制作
用が低いため、本来の活性化抑制作用を判断することは
できなかった。
【0011】上述したように式
【化5】 で示される5,7,2′−トリヒドロキシフラボン、お
よび式
【化6】 で示される5,7,2′,3′−テトラヒドロキシフラ
ボンは、生薬である黄ごん中に複数種含まれるフラボノ
イドから選ばれた2種のフラボンである。非常に多彩な
式で表現できるフラボノイド中、抗発癌プロモーター作
用を有することが判明している黄ごんに着目し、他の多
くのフラボノイドと共に一次スクリーニングにかけ、顕
著な効果を発揮する本発明の2つの活性成分を特定した
のである。
【0012】これら本発明成分の黄ごんからの抽出、単
離方法は次の通りである。即ち、黄ごん1kgを粉砕後、
アセトンで還流抽出し、濃縮後エキスとする。エキスは
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒はクロ
ロホルム−メタノール系)に付し、薄層クロマトグラフ
ィーで5,7,2′−トリヒドロキシフラボン、および
5,7,2′,3′−テトラヒドロキシフラボンをモニ
ターしながら展開し、5,7,2′−トリヒドロキシフ
ラボンあるいは5,7,2′,3′−テトラヒドロキシ
フラボンを含む流出部を集めた。続いて再結晶法によっ
て淡黄色板状晶の5,7,2′−トリヒドロキシフラボ
ン、および淡黄色針状晶の5,7,2′,3′−テトラ
ヒドロキシフラボンを得た。
【0013】次に、5,7,2′−トリヒドロキシフラ
ボンの化学合成法は次の通りである。即ち、フロロアセ
トフェノンジイソプロピルエーテル(1.8g,7ミリ
モル)と、2−イソプロポキシベンズアルデヒド(2.
4g,15ミリモル)を水酸化カリウム(2g)を含む
体積パーセント80%のエタノール(50ml)に溶か
し、一夜放置して塩酸酸性とし、酢酸エチルで抽出、
2′−ヒドロキシ−2,4′,6′−トリイソプロポキ
シカルコン(2.3g)を橙色板状晶として得た。この
合成物は融点119〜120°C(メタノール)であ
る。続いて、上記カルコン(800mg,2ミリモル)を
リン酸(4g)を含むエタノール(50ml)に溶かし、
30時間還流した後、水を加えてから酢酸エチルで抽
出、淡黄色油状物質(750mg)を得た。この油状物質
(300mg)をジオキサン(10ml)に溶かし、ジクロ
ロ−ジアミノ−ベンゾキノン(DDQ)(250mg,
1.1ミリモル)を加えて3時間還流した。これを冷却
して還元体をろ取し、ろ液をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒はクロロホルム)で精製し、5,
7,2′−トリイソプロポキシフラボン(240mg)を
褐色油状物質として得た。最後にこの褐色油状物質(2
30mg)をジクロロメタンに溶かし、−70°Cに冷却
後、三塩化ホウ素(0.5ml)を加えて1時間室温で放
置した。この反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出する
と、淡黄色板状晶の5,7,2′−トリヒドロキシフラ
ボンを120mg得ることができた。
【0014】この5,7,2′−トリヒドロキシフラボ
ンの性質は次の通りである。 融点279°C(アセトン) プロトン核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6 ):
6.22,6.48(2H,each d,J=1.8Hz,H
−6,8)、6.93−7.40(3H,m,H−
3′,4′,5′)、7.85(1H,dd,J=7.
5,2.0Hz,H−6′)、10.70(2H,br s,
OH)、12.80(1H,br s,OH) 電子衝撃マススペクトルm/z (%):270〔M+
(100)、242(13)、153(23)、152
(33)、124(20)、121(16)、118
(11) 紫外スペクトル(メタノール)λmax :267、338
(nm)
【0015】次に5,7,2′,3′−テトラヒドロキ
シフラボンの合成方法は次の通りである。即ち、5,
7,2′−トリヒドロキシフラボンの合成法に準じ、フ
ロロアセトフェノンジイソプロピルエーテル(650m
g,2.6ミリモル)と2,3−ジイソプロポキシベン
ズアルデヒド(600mg,2.7ミリモル)の縮合、つ
いでDDQによる酸化および脱保護基の反応により淡黄
色粉末晶の5,7,2′,3′−テトラヒドロキシフラ
ボンを得ることができた。
【0016】5,7,2′,3′−テトラヒドロキシフ
ラボンの性質は次の通りである。 融点327°C(分解)(アセトン−ベンゼン) プロトン核磁気共鳴スペクトル:6.22、6.46
(2H,each d,J=2.3Hz,H−5′)、7.03
(1H,dd,J=7.5,2.0Hz,H−4′)、7.
04(1H,s,H−3)、7.32(1H,dd,J=
7.5,2.0Hz,H−6′)10.05(3H,br
s,OH×3)、12.88(1H,s,C5 −OH) 電子衝撃マススペクトルm/z (%):286〔M+
(100)、153(88)、134(18) 紫外スペクトル:266、294sh、332(nm)
【0017】本発明の抗発癌プロモーター剤の投与方法
は、黄ごんエキス抽出単離物、および合成物共に公知の
カプセル剤、錠剤、注射剤など種々の剤型で行うことが
でき、経口あるいは非経口の何れでも自由である。投与
量は個体の症状や体重差によって異なるが、一般的に成
人では経口投与であれば一日につき1〜200mgの範囲
で調整可能である。なお好ましくは5〜80mgを連続投
与すれば、効果的である。
【0018】毒性については、古くから生薬に指定され
ている黄ごんから抽出単離された成分であるため、全く
問題はない。また、合成によって得られる成分に関して
も、黄ごんから単離同定された成分と同一成分であるた
め問題はない。
【0019】
【発明の効果】動物実験の結果、本発明の抗発癌プロモ
ーター剤を連続投与あるいは摂取することによって、正
常細胞の癌化を極めて低く抑制することができ、薬理効
果は顕著であった。また生薬である黄ごんに含まれてい
る成分であるため急性毒性もなく、連続投与によっても
安全性が害されることなく、むしろ発癌の抑制という目
的からも好ましいものである。即ち、抗発癌プロモータ
ーという正常細胞の癌化予防の作用をもつものであるた
め、正常時の連続摂取こそ好ましいからである。このこ
とから、本発明剤は機能的食品ともなり得るものであ
る。
【0020】
【実施例】
〔実施例1〕動物実験として雌ICRマウスを用い、5
匹を1つのケージに入れて自由に固形飼料と水とを摂取
できる状態に維持し、実験を進めた。6週令のマウスの
背部をバリカンで剃毛し、一昼夜を経過した翌日より発
癌二段階実験を開始する。アセトンに溶解した0.1ml
で100μg(390nml)の濃度に調整した発癌イニ
シエーターであるDMBA(ジメチル−ベンツ−アント
ラセン)をその背部にピペットにて塗布を行い、1週間
経過後から同様にアセトンに溶解した5,7,2′トリ
ヒドロキシフラボン、あるいは5,7,2′,3′−テ
トラヒドロキシフラボン溶液85nmol を同じ部位に塗
布し、1時間後に同じくアセトンに溶解した発癌プロモ
ーターであるTPA1μg/0.1ml(1.7nml)を
塗布する。同様の操作を週に2回行い、それを20週間
連続し、発癌プロモーションの抑制効果を観察した。
【0021】判定は週に1回、1mm以上の腫瘍について
実験に使用したマウスの匹数あたりの腫瘍を持つマウス
の匹数を百分率で示した値と、マウスあたりの出現した
腫瘍数にて行った。陽性のコントロール実験として、被
験化合物の代わりにアセトンを塗布したマウスを同様に
処理した。全匹数あたりの腫瘍を持つマウスの匹数を百
分率で示したのが図1であり、個体あたりの腫瘍の出現
数を示したのが図2である。図1の横軸はプロモーショ
ン作用を実施した週令を示し、縦軸は腫瘍をもつマウス
の匹数を使用したマウスの匹数あたりの百分率で示した
ものである。また図2の横軸は同様に週令を示し、縦軸
はマウスあたりの出現した腫瘍の数を示したものであ
る。図中、黒丸でプロットしたグラフは抗発癌処理をし
ていないもの、三角でプロットしたグラフは5,7,
2′−トリヒドロキシフラボン溶液の塗布処理をしたも
の、四角でプロットしたグラフは5,7,2′,3′−
テトラヒドロキシフラボン溶液の塗布処理をしたもので
ある。
【0022】図1の判定結果からも明らかなように、抗
発癌処理を施していないマウス群では第8週令において
全てに腫瘍の発生が見られたが、抗発癌処理を施した2
つのマウス群では60%の抑制率を示した。また第11
週令においても25%の処理済マウスは全く発癌しなか
った。さらに、図2において明らかなように、未処理の
マウスでは第5週令を過ぎると腫瘍数が激増するのに対
し、抗発癌処理を施したマウス群では腫瘍が発見された
マウスでも腫瘍数は微増に止まり、顕著な抑制効果を見
ることができた。
【0023】本発明の5,7,2′−トリヒドロキシフ
ラボン、および5,7,2′,3′−テトラヒドロキシ
フラボンは抗発癌プロモーターという予防剤の機能を有
するため、臨床実験には適さないが、上記マウスを用い
た動物実験の結果から判断しても非常に効果的な抗発癌
プロモーター剤となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】動物実験の結果を示すグラフ、
【図2】同、動物実験の結果を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】黄ごんから抽出した成分中、 一般式 【化1】 (式中、Rは水素原子または水酸基を示す)を主成分と
    する抗発癌プロモーター剤。
  2. 【請求項2】一般式 【化2】 (式中、Rは水素原子または水酸基を示す)からなる抗
    発癌プロモーター剤。
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