JPH0783327A - 手動変速可能な自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

手動変速可能な自動変速機の変速制御装置

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JPH0783327A
JPH0783327A JP5254842A JP25484293A JPH0783327A JP H0783327 A JPH0783327 A JP H0783327A JP 5254842 A JP5254842 A JP 5254842A JP 25484293 A JP25484293 A JP 25484293A JP H0783327 A JPH0783327 A JP H0783327A
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upshift
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動変速モードでの各シフト信号のOFFフ
ェールを確実に検出し、またフェール時の安定走行を確
保する。 【構成】 手動変速モードが選択されていることを判定
する手動変速モード判定手段1と、手動変速モードにお
いて手動操作に基づく信号によらずにダウンシフトとア
ップシフトとが続けて行われたことを検出する強制変速
検出手段2と、この強制変速検出手段2によって検出さ
れたダウンシフトとアップシフトとの回数が所定回数を
越えたことにより前記手動操作に基づく信号が出力され
ないフェールが発生したことを判定するフェール判定手
段3とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、走行状態に基づいた
変速と手動操作により出力される信号に基づいた変速と
を行うことのできる自動変速機において変速を制御する
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用の自動変速機はクラッチやブレー
キなどの摩擦係合装置を油圧によって適宜に係合させる
ことにより、歯車列における動力の伝達経路を変えて所
定の変速段を設定するよう構成されている。その摩擦係
合装置に対する油圧の給排は、例えばソレノイドバルブ
を電気的に制御することにより実行することができ、し
たがって従来一般には、その指令信号をマイクロコンピ
ュータを主体とする電子制御装置によって出力すること
により、走行状態に応じた変速を行うように構成してい
る。しかるに上記のソレノイドバルブを制御する信号
は、手動操作に基づいて出力される信号であってもよい
ので、手動操作されるシフト装置に変速信号を出力する
スイッチを設ければ、手動変速が可能になる。
【0003】本出願人は、この種の手動変速の可能な自
動変速機あるいはその制御装置を既に出願しており、例
えば特願平4−135956号によって提案した装置
は、シフト装置に手動変速モードを選択するポジション
と、アップシフトスイッチおよびダウンシフトスイッチ
とを設け、手動変速モードを選択した状態でアップシフ
トスイッチもしくはダウンシフトスイッチをON動作さ
せることにより、アップシフトもしくはダウンシフトを
実行するように構成されている。
【0004】またこのような変速装置では、手動変速モ
ードにおいて電気的な信号に基づいて変速を行うから、
スイッチのフェールによって変速信号が出力される可能
性があり、そこで上記出願による発明では、アップシフ
ト信号とダウンシフト信号とが同時に所定時間以上継続
して出力された場合には、フェールと判定することとし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】手動変速の可能な自動
変速機における上述したアップシフトスイッチやダウン
シフトスイッチあるいは変速段を直接指示するスイッチ
は、常時信号を出力したままとなるいわゆるONフェー
ルのみならず、信号を出力できなくなるいわゆるOFF
フェールが生じることもあるのであり、ONフェールを
検出する上記の装置では、OFFフェールを検出し、ま
たその検出結果に対して適切に制御を行うことができな
い。
【0006】一方、手動変速の可能な自動変速機では、
運転者が走行状態に適した変速操作を必ずしも実行しな
い場合があることを想定して、たとえ手動変速モードで
あっても所定の変速を自動的に実行するように構成する
場合がある。例えば手動変速モードで中高速段に設定し
たままブレーキペダルを踏んで停止する場合には、エン
ジンストールを防止し、また所定のトルクを確保するた
めに走行状態に応じてダウンシフトを強制的に実行し、
これとは反対に高車速であるにも拘らずアップシフト操
作しない場合には、エンジンのオーバーレブなどを防止
するために強制的にアップシフトすることができる。
【0007】したがって手動変速モードであっても変速
操作に基づかない変速が行われるのであり、そのためシ
フトスイッチのOFFフェールとシフトスイッチからの
信号に基づかない変速とが必ずしも対応しないから、シ
フトスイッチのOFFフェールの検出もしくは判定に困
難さがあり、従来では、その検出のための適切な技術が
開発されていないのが実情である。
【0008】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、手動変速の可能な自動変速機において手動操
作に基づいて変速信号を出力するスイッチ系統のいわゆ
る0FFフェールを確実に検出でき、またその検出結果
に適切に対処することのできる変速制御装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、図に示す構成としたことを特徴とす
るものである。すなわち請求項1に記載した発明は、図
1に示すように、走行状態に応じて出力される信号に基
づいて変速を行う自動変速モードと、手動操作によって
出力される信号に基づいて変速を行う手動変速モードと
を選択することができ、かつ手動変速モードで設定され
ている変速段に対して走行状態が不適合になった場合に
はその変速段から他の変速段への変速を手動操作に基づ
く信号によらずに実行する手動変速可能な自動変速機A
の変速制御装置において、手動変速モードが選択されて
いることを判定する手動変速モード判定手段1と、手動
変速モードにおいて手動操作に基づく信号によらずにダ
ウンシフトとアップシフトとが続けて行われたことを検
出する強制変速検出手段2と、この強制変速検出手段2
によって検出されたダウンシフトとアップシフトとの回
数が所定回数を越えたことにより前記手動操作に基づく
信号が出力されないフェールが発生したことを判定する
フェール判定手段3とを具備していることを特徴とする
ものである。
【0010】また請求項2に記載した発明は、図2に示
すように、走行状態に応じて出力される信号に基づく変
速と、手動操作によるアップシフト信号に基づくアップ
シフトおよびダウンシフト信号に基づくダウンシフトと
を行う手動変速可能な自動変速機Aの変速制御装置にお
いて、前記アップシフト信号が出力されないフェールが
生じたことを検出するアップシフトフェール検出手段4
と、前記ダウンシフト信号が出力されないフェールが生
じたことを検出するダウンシフトフェール検出手段5
と、アップシフト信号が出力されないフェールが生じた
ことが検出された場合にアップシフトを走行状態に応じ
て出力される信号に基づいて実行し、かつダウンシフト
信号が出力されないフェールが生じたことが検出された
場合にダウンシフトを走行状態に応じて出力される信号
に基づいて実行する自動変速復帰手段6とを具備してい
ることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載した発明で対象とする自動変速
機Aでは、自動変速機モードが選択されていれば、検出
された走行状態に基づいて変速信号が出力され、その信
号に基づいて変速が実行される。また手動変速モードが
選択されていれば、手動操作によって出力される変速信
号に基づいて変速が実行される。さらに手動変速モード
が選択されている状態で、ダウンシフト操作が行われな
いまま車両が減速もしくは停止された場合、あるいはア
ップシフト操作が行われないまま車速が増大した場合な
ど、設定されている変速段に対して走行状態が不適合な
状態になると、手動操作に基づく変速信号が出力されな
くてもダウンシフトあるいはアップシフトが行われる。
そして手動変速モードが選択されている場合にはこれを
手動変速モード判定手段1が判定し、またその手動変速
モードにおいて手動操作による変速信号に基づかないダ
ウンシフトとアップシフトとが続けて生じると、すなわ
ちいわゆる強制変速が生じると、これを強制変速検出手
段2が検出する。このいわゆる強制変速が複数回続けて
生じ、その回数が所定回数を越えると、フェール判定手
段3が、前記手動操作による変速信号が出力されないフ
ェールが生じたことを判定する。
【0012】また請求項2に記載した発明で対象とする
自動変速機Aは、走行状態に応じて出力される信号に基
づく変速と、手動操作によるアップシフト信号あるいは
ダウンシフト信号に基づいた変速とが可能である。アッ
プシフトするべく手動操作してもアップシフト信号が出
力されない場合には、これをアップシフトフェール検出
手段4が検出し、またダウンシフトするべく手動操作し
てもダウンシフト信号が出力されない場合には、これを
ダウンシフトフェール検出手段5が検出する。これらい
ずれかのフェールが検出されると、自動変速復帰手段6
がそのフェールしたシフト信号を補うように自動変速を
行う変速信号を出力する。すなわち手動操作によるダウ
ンシフト信号を出力できない場合は、ダウンシフトを走
行状態に基づいて行うよう自動変速復帰手段6が信号を
出力する。また手動操作によるアップシフト信号を出力
できない場合には、アップシフトを走行状態に基づいて
行うよう自動変速復帰手段6が信号を出力する。したが
ってアップシフト信号あるいはダウンシフト信号を出力
する制御系統のいわゆるOFFフェールが生じても、走
行を確保することができる。
【0013】
【実施例】つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説
明する。図3はこの発明の一実施例の基本的な構成を示
すブロック図であって、ここに示す自動変速機Aは、走
行状態に応じて変速段を設定する自動変速モードと、手
動操作に基づいて変速段を設定する手動変速モードとを
選択できるよう構成されている。すなわち自動変速機A
は、油圧制御装置10における変速用のソレノイドバル
ブS1 ,S2 ,S3およびライン圧用ソレノイドバルブ
SLT、ロックアップクラッチ用ソレノイドバルブSLU、
ならびにアキュームレータ背圧用ソレノイドバルブSLN
を自動変速機用の電子制御装置(ECU)11によって
制御するとともにシフトレバー12によって操作するシ
フト装置13によりマニュアルバルブ(図示せず)を動
作させて所定の変速段に設定するよう構成されている。
【0014】このシフト装置13は、パーキング
(P)、リバース(R)、ニュートラル(N)、ドライ
ブ(D)、マニュアル(M)、ロー(L)の各レンジ位
置と、マニュアルレンジ位置からシフトレバー12を移
動させてアップシフト信号を出力させるアップシフト位
置およびダウンシフト信号を出力させるダウンシフト位
置とをシフトレバー12によって選択するようになって
いる。それらアップシフト位置およびダウンシフト位置
には、シフトレバー12によってON操作することによ
り変速信号を出力するシフトスイッチ(図示せず)がそ
れぞれ設けられており、これらのスイッチは電子制御装
置11に接続されている。
【0015】前記電子制御装置11は、中央演算処理装
置(CPU)および記憶素子(ROM,RAM)ならび
に入出力インターフェースを主たる要素とするものであ
って、車速Vやスロットル開度θ、ブレーキ信号、パタ
ーンセレクト信号等の各種の信号が入力され、自動変速
モードでは走行状態に応じた変速段を設定するよう各シ
フト用ソレノイドバルブS1 ,S2 を制御し、また手動
変速モードでは、アップシフトスイッチを1回操作する
ごとに1段づつアップシフトするよう油圧制御装置10
の変速用ソレノイドバルブS1 ,S2 を動作させ、また
ダウンシフトスイッチを1回操作するごとに1段づつダ
ウンシフトするよう油圧制御装置10の変速用ソレノイ
ドバルブS1 ,S2 を動作させるようになっている。な
お、シフト装置13における各レンジのシフトポジショ
ンは、図4に示すように配列されている。
【0016】上記の自動変速機Aにおける歯車列の一例
を図示すれば、図5のとおりであり、またこの歯車列を
対象として自動変速モードと手動変速モードとで変速を
実行する油圧制御装置10の主要回路部分を図示すれ
ば、図6のとおりである。
【0017】すなわち図5に示す自動変速機Aには、ロ
ックアップクラッチ20を有するトルクコンバータ21
と、一組の遊星歯車機構を有する第2変速部30と、二
組の遊星歯車機構によって複数の前進段および後進段を
設定する第1変速部40とが設けられている。
【0018】第2変速部30は、ハイ・ローの二段の切
換えを行うものであって、その遊星歯車機構のキャリヤ
31がトルクコンバータ21のタービンランナ22に連
結されており、またこのキャリヤ31とサンギヤ32と
の間にはクラッチC0 および一方向クラッチFo が相互
に並列の関係となるよう設けられ、さらにサンギヤ32
とハウジングHu との間にブレーキB0 が設けられてい
る。
【0019】第1変速部40の各遊星歯車機構における
サンギヤ41,42は、共通のサンギヤ軸43に設けら
れており、この第1変速部40の図における左側(フロ
ント側)の遊星歯車機構におけるリングギヤ44と第2
変速部30におけるリングギヤ33との間に第1クラッ
チC1 が設けられ、また前記サンギヤ軸43と第2変速
部30のリングギヤ33との間に第2クラッチC2 が設
けられている。第1変速部40における図の左側の遊星
歯車機構のキャリヤ45と右側(リヤ側)の遊星歯車機
構のリングギヤ46とが一体的に連結されるとともに、
これらのキャリヤ45とリングギヤ46とに出力軸47
が連結されている。
【0020】そしてバンドブレーキである第1ブレーキ
B1 がサンギヤ軸43の回転を止めるように、より具体
的には第2クラッチC2 のクラッチドラムの外周側に設
けられており、またサンギヤ軸43とハウジングHu と
の間に、第1一方向クラッチF1 と第2ブレーキB2 と
が直列に配置されており、またリヤ側の遊星歯車機構に
おけるキャリヤ48とハウジングHu との間に第2一方
向クラッチF2 と第3ブレーキB3 とが並列に配置され
ている。
【0021】上記の歯車列を備えた自動変速機Aは、前
進段で第1速ないし第4速を設定することができ、これ
らのうち第1速および第2速は自動変速モードでエンジ
ンブレーキが効かず、手動変速モードでエンジンブレー
キを効かせる必要があるので、前記油圧制御装置10に
は図6に示す油圧回路が組み込まれている。
【0022】マニュアルバルブ100は、前記シフト装
置13によってスプール101を移動することにより油
圧の給排状態を切換えるものであって、プライマリーレ
ギュレータバルブ(図示せず)で調圧されたライン圧P
L を供給するライン圧油路60が入力ポート102に接
続されており、Dレンジではスプール101が図示の位
置にあって入力ポート102をDポート103に連通さ
せるようになっている。またMレンジではスプール10
1が図の下側に移動して入力ポート102がDポート1
03とMポート104とに連通し、Lレンジではスプー
ル101が更に下側に移動して入力ポート102がDポ
ート103、Mポート104およびLポート105の三
者に連通し、また反対にNレンジではスプール101が
入力ポート102を閉じ、Rレンジでは入力ポート10
2がRポート106に連通し、Pレンジでは入力ポート
102を閉じるとともに、他のポートをドレンポートに
連通するようになっている。そしてそのDポート103
に第1クラッチC1 と第1ソレノイドバルブS1 とが接
続されている。
【0023】第1速と第2速との間の変速を行う 1-2シ
フトバルブ200は、四つのランドを有するスプール2
01とその一端部に配置したスプリング202とを備え
てお、スプリング202とは反対側の端部に形成した制
御ポート203が第2ソレノイドバルブS2 に接続さ
れ、第2ソレノイドバルブS2 がOFFのときに、ライ
ン圧油路61からストレーナ62およびオリフィス63
を介して供給されるライン圧PL が制御ポート203に
生じるようになっている。
【0024】制御ポート203より図での下側に、最上
部のランドで開閉されるセカンドコーストポート204
と、このセカンドコーストポート204とドレンポート
205とに選択的に連通される第1ブレーキポート20
6とが順に形成され、この第1ブレーキポート206に
セカンドコーストモジュレータバルブ64を介して第1
ブレーキB1 が接続されている。またドレンポート20
5より図での下側に、マニュアルバルブ100のDポー
ト103に接続したDポート207が形成されており、
このDポート207と他のドレンポート208とに選択
的に連通される第2ブレーキポート209に第2ブレー
キB2 が接続されている。前記他のドレンポート208
より図での下側に更に他のドレンポート210が形成さ
れており、このドレンポート210とローコーストポー
ト211とに選択的に連通される第3ブレーキポート2
12に第3ブレーキB3 が接続されている。そしてスプ
リング202を配置してある最下端部にホールドポート
213が形成されている。
【0025】第2速と第3速との間の変速を行う 2-3シ
フトバルブ300は、七つのランドを形成したスプール
301と、その一端部(図の下端部)に配置したスプリ
ング302とを有しており、スプリング302とは反対
側の端部に形成した制御ポート303が第1ソレノイド
バルブS1 に接続され、第1ソレノイドバルブS1 がO
FFのときに、前記マニュアルバルブ100のDポート
103からストレーナ65およびオリフィス66を介し
て供給されるライン圧PL が制御ポート303に生じる
ようになっている。
【0026】この 2-3シフトバルブ300には、図の上
から順に、第1ドレンポート304、ブレーキポート3
05、第1Mポート306が形成されており、そのブレ
ーキポート305が前記 1-2シフトバルブ200のセカ
ンドコーストポート204に接続されるとともに、この
ブレーキポート305を第1ドレンポート304と第1
Mポート306とに選択的に連通させるようになってい
る。上記のポートに続けて、第2ドレンポート307、
ホールド出力ポート308、入力ポート309、クラッ
チポート310、第3ドレンポート311が順に形成さ
れており、第1ドレンポート304とブレーキポート3
05とが連通しているときに、第1Mポート306が遮
断され、ホールド出力ポート308が第2ドレンポート
307に連通し、入力ポート309とクラッチポート3
10とが連通するようになっている。また、ブレーキポ
ート305が第1Mポート306に連通しているとき
に、ホールド出力ポート308と入力ポート309、ク
ラッチポート310と第3ドレンポート311とがそれ
ぞれ連通するようになっている。
【0027】さらに第3ドレンポート311に続けてブ
レーキポート312、第2Mポート313が順に形成さ
れており、クラッチポート310が入力ポート309に
連通しているときに第3ドレンポート311がブレーキ
ポート312に連通し、また反対にクラッチポート31
0が第3ドレンポート311に連通しているときにブレ
ーキポート312と第2Mポート313とが連通するよ
うになっている。さらにまたスプリング302を配置し
てある最下端部にホールドポート314が形成されてい
る。
【0028】そして前記クラッチポート310に第2ク
ラッチC2 が接続される一方、前記1-2シフトバルブ2
00のホールドポート213とこのクラッチポート31
0とが接続されている。また第1Mポート306と第2
Mポート313とがマニュアルバルブ100のMポート
104に接続されている。さらにブレーキポート312
がローコーストモジュレータバルブ67を介して 1-2シ
フトバルブ200のローコーストポート211に接続さ
れ、かつホールドポート314がマニュアルバルブ10
0のLポート105に接続され、Lレンジではスプール
301を図の右半分に示すように押し上げた位置に保持
するようになっている。
【0029】3-4シフトバルブ400は第2ソレノイド
バルブS2 および 2-3シフトバルブ300のホールド出
力ポート308から送られる油圧によって制御されて、
前述した第2変速部30の変速を実行するものであっ
て、四つのランドが形成されたスプール401とその一
端部に配置したスプリング402とを備えており、スプ
リング402とは反対側の端部に形成した制御ポート4
03が、前述した 1-2シフトバルブ200の制御ポート
203と同様に、第2ソレノイドバルブS2 に接続さ
れ、またスプリング402を配置してある端部に形成し
たホールドポート404が、 2-3シフトバルブ300に
おけるホールド出力ポート308に接続されている。
【0030】そしてこの 3-4シフトバルブ400は、第
2ソレノイドバルブS2 がOFFとなって制御ポート4
03にライン圧PL が作用している場合に、ライン圧油
路61に接続してある入力ポート405が、ブレーキB
0 を接続してあるブレーキポート406に連通し、また
反対に制御ポート403から排圧されている場合あるい
はホールドポート404に油圧が作用している場合に入
力ポート405が、クラッチC0 を接続してあるクラッ
チポート407に連通するようになっている。
【0031】上記の各ソレノイドバルブS1 ,S2 が図
7に示すようにONもしくはOFFとされるので、 1-2
シフトバルブ200では、第1速で右半分に示すように
スプール201が押し下げられ、それ以外の前進段では
スプール201が図の左半分に示すように押し上げら
れ、また 2-3シフトバルブ300では、第1速および第
2速で図の右半分に示すようにスプール301が押し上
げられ、第3速および第4速ではスプール301が図の
左半分に示すように押し下げられ、さらに 3-4シフトバ
ルブ400では、第1速ないし第3速でスプール401
が図の右半分に示すように押し上げられ、第4速で図の
左半分に示すように押し下げられる。その結果、各摩擦
係合装置が図7に示すように係合あるいは解放されて各
変速段が設定される。
【0032】なお、図7は作動表であって、○印はソレ
ノイドバルブについてON、摩擦係合装置については係
合を示し、また×印はソレノイドバルブについてOF
F、摩擦係合装置については解放を示す。
【0033】ここで特に手動変速モードでの第1速と第
2速とについて説明すると、手動変速モードでは、シフ
トレバー12がMレンジ位置に設定されてそのMポート
104が入力ポート102に連通するので、 2-3シフト
バルブ300の第1Mポート306および第2Mポート
313にライン圧PL が供給される。したがって第1速
を設定する場合は、ブレーキポート305および 1-2シ
フトバルブ200を経て第1ブレーキB1 に油圧が供給
されてエンジンブレーキが効く状態になる。また第2速
を設定する場合は、ブレーキポート312および 1-2シ
フトバルブ200を経て第3ブレーキB3 に油圧が供給
されるので、エンジンブレーキが効く状態になる。
【0034】図5に示す歯車列および図6に示す油圧回
路を備えた自動変速機Aは、上述したように自動変速モ
ードによる変速と手動変速モードによる変速とを行うこ
とができ、そのモードの切換えおよび手動変速モードで
の各変速段の選択は、前述したシフト装置13によって
行う。すなわちシフトレバー12によってDレンジを選
択すれば、車速やスロットル開度などの走行状態に基づ
いて自動的に各変速段に設定され、またシフトレバー1
2をMレンジ位置に設定し、ここからアップシフトスイ
ッチもしくはダウンシフトスイッチをON動作させるよ
うに操作すれば、その都度、1段づつアップシフトもし
くはダウンシフトするよう電子制御装置11が油圧制御
装置10のソレノイドバルブS1 ,S2 に信号を出力し
て、現在の変速段に対して1段高速側もしくは低速側の
変速段への変速指令信号を出力する。
【0035】またこのような手動変速モードにおいても
車速やスロットル開度などの走行状態は検出されてお
り、例えば第3速や第4速を手動操作によって設定して
いる状態で、ブレーキ操作されて車両が停止したり、減
速したりした場合、電子制御装置11は所定の条件が満
たされることによってダウンシフト信号を出力して第1
速もしくは第2速への変速を実行する。また反対に高車
速であるにも拘らず、第1速や第2速などの低速段が指
示されている場合には、エンジンのオーバーレブを防止
するなどのために電子制御装置11は所定の条件が満た
されることによりアップシフト信号を出力して所定の中
高速段を設定する。
【0036】このような手動変速モードでの走行状態に
基づいたアップシフトやダウンシフトは、手動操作によ
り出力される信号に基づかない変速であるからいわゆる
強制的な変速であり、これは上記のように手動でのシフ
ト操作が行われない場合と、手動操作したにも拘らずア
ップシフト信号もしくはダウンシフト信号が出力されな
い場合との両方で行われる。そこで上記の自動変速機A
を制御する制御装置では、これらの手動操作によるアッ
プシフト信号やダウンシフト信号を出力する制御系統の
OFFフェールすなわちシフト信号を出力できなくなる
フェールを以下のようにして検出する。
【0037】図8において、先ずステップ10で入力信
号の処理を行い、ついで手動変速モード(Mモード)が
選択されているか否かを判断し(ステップ20)、Mモ
ードが選択されていなければ特に制御を行うことなくリ
ターンし、Mモードが選択されている場合にはアップシ
フト信号が入力されたか否かを判断する(ステップ3
0)。なおこのMモードの選択の判断は、シフトレバー
12をMレンジ位置に設定した場合にON動作させられ
るスイッチ(図示せず)からの信号によって判断するこ
とができる。
【0038】アップシフト信号が入力されていない場合
には、フラグFup2 を“0”にセット(ステップ40)
した後、ダウンシフト信号が入力されたか否かを判断す
る(ステップ50)。ダウンシフト信号も入力されてい
ない場合には、フラグFdn2を“0”にセット(ステッ
プ60)した後にサブルーチンAを実行する(ステップ
70)。
【0039】このサブルーチンAは図9に示すとおりで
あり、先ずアップシフト信号が入力されることにより
“1”にセットされるフラグFup1 とダウンシフト信号
が入力されることにより“1”にセットされるフラグF
dn1 とが共に“1”になっているか否かを判断する(ス
テップ71)。制御開始当初は全てのフラグが“0”に
セットされているから、制御開始後に初めてこのステッ
プ71の判断を行った場合には、この判断結果が“ノ
ー”となり、その場合は、車速Vが所定の基準車速V0
以下でかつ走行状態に基づいた自動変速でダウンシフト
が実行されたか否かを判断する(ステップ72)。すな
わち手動変速モードでの強制的なダウンシフトである。
これが実行されていない場合にはリターンし、また反対
に実行された場合にはエンジンのオーバーレブが生じた
か、あるいはエンジンなどの駆動機構の保護のために走
行状態に基づいた自動変速でのアップシフトが実行され
たか否かを判断する(ステップ73)。
【0040】エンジンのオーバーレブおよび強制的なア
ップシフトのいずれも生じていない場合にはリターン
し、またいずれかが生じた場合にはフェールカウンタC
F の積算値を“1”だけアップ(CF =CF +1)する
(ステップ74)。そしてそのフェールカウンタCF の
積算値が所定の値αを越えたか否かを判断し(ステップ
75)、その値α以下であればリターンし、またその値
αを越えていれば、フラクFup1 ,Fdn1 を共に“1”
にセット(ステップ76)した後、フェール時用マップ
Iに基づいた自動変速を実行する(ステップ77)。こ
のマップIは、アップシフト線とダウンシフト線とを備
えたマップであって、通常の自動変速モードで使用され
る変速マップを転用したものであってもよく、あるいは
手動変速での走行に近似した走行を行うようにするため
に低速段を多用するよう変速線を設定したものであって
もよい。
【0041】したがって上記の制御装置では、手動変速
モードおいて手動操作に基づかないダウンシフトとアッ
プシフトとが続けて所定回数生じると、手動操作により
アップシフト信号とダウンシフト信号とを出力する制御
系統のフェールを判定する。換言すればいわゆる強制変
速の繰り返し回数によってフェールを判定するので、シ
フト操作を怠った場合の強制変速を明確に峻別して誤判
定を防止している。そしてこのようなフェールの場合に
は、マップIに基づいて自動変速制御が実行されるの
で、走行が確保される。なお、図9に示すサブルーチン
において、ステップ71の判断結果が“イエス”であれ
ば、ダウンシフト信号とアップシフト信号とが共にOF
Fフェールしていることになるので、マップIに従った
自動変速制御を継続する(ステップ78)。
【0042】一方、アップシフト信号が入力されること
によりステップ30の判断結果が“イエス”となった場
合には、フラグFup1 を“0”にセット(ステップ8
0)した後に、ダウンシフト信号が入力されたか否かを
判断する(ステップ90)。その判断結果が“イエス”
の場合すなわちダウンシフト信号が入力された場合に
は、いわゆるONフェールのためのサブルーチンBを実
行する(ステップ100)。
【0043】このサブルーチンBは図10に示すとおり
であって、先ずアップシフト信号のON状態の継続時間
Tupおよびダウンシフト信号のON状態の継続時間Tdn
が共に予め定めた時間T0 以上か否かを判断し(ステッ
プ101)、その判断結果が“イエス”であればマップ
Iに基づいた自動変速制御を実行する(ステップ10
2)。すなわち本来同時に出力されるはずのないアップ
シフト信号とダウンシフト信号とが共に出力されている
ことになるので、ステップ101の判断結果が“イエ
ス”であれば、いわゆるONフェールが生じていると判
断できるので、この場合は、手動変速を中止して自動変
速制御を実行する。
【0044】またいずれか一方のシフト信号のON状態
の経過時間のみが所定時間T0 以上である場合、すなわ
ちステップ101の判断結果が“ノー”であることによ
り、アップシフト信号のON状態の継続時間Tupが所定
時間T0 以上か否かを判断し(ステップ103)、その
判断結果が“イエス”であれば、アップシフト信号がい
わゆるONフェールしていることになるので、ダウンシ
フト信号に基づいてダウンシフトの指令信号を出力し、
かつフラグFup2 を“1”にセットする(ステップ10
4)。また反対にステップ103の判断結果が“ノー”
であることにより、ダウンシフト信号のON状態の継続
時間Tdnが所定時間T0 以上か否かを判断し(ステップ
105)、その判断結果が“イエス”であれば、ダウン
シフト信号がいわゆるONフェールしていることになる
ので、アップシフト信号に基づいてアップシフトの指令
信号を出力し、かつフラグFdn2 を“1”にセットする
(ステップ106)。
【0045】ところでアップシフト信号が入力されかつ
ダウンシフト信号が入力されない場合、すなわちステッ
プ90の判断結果が“ノー”の場合には、フラグFup2
が“1”にセットされているか否かを判断する(ステッ
プ110)。このフラグFup2 は前述したサブルーチン
Bのステップ104で、アップシフト信号がONフェー
ルしているときに“1”にセットされるから、ステップ
110の判断結果が“イエス”であれば、マップIIに基
づいて変速を実行する(ステップ120)。このマップ
IIは、アップシフト線のみを備えた変速線図であって、
アップシフト信号のフェール時に使用するよう予め用意
してある変速線図である。したがってこの場合には、ダ
ウンシフトが手動操作に基づくダウンシフト信号によっ
て実行され、アップシフトは検出された走行状態により
マップIIに基づいて実行される。すなわちアップシフト
は自動変速となる。
【0046】またフラグFup2 が“1”でないことによ
り、ステップ110の判断結果が“ノー”となれば、入
力されたアップシフト信号によるアップシフトを行い得
る状況にあることを判断して変速指示信号を出力する
(ステップ130)。ついでフラグFdn1 が“1”にセ
ットされているか否かを判断する(ステップ140)。
このフラグFdn1 はダウンシフト信号がOFFフェール
している場合に前記サブルーチンAのステップ76で
“1”にセットされるフラグであるから、ステップ14
0の判断結果が“イエス”であれば、ダウンシフト信号
がOFFフェールしていることになる。したがってこの
場合は、マップIII に基づいて変速を実行する(ステッ
プ150)。このマップIII はダウンシフト線のみを備
えた変速線図であって、ダウンシフト信号のフェール時
に使用するよう予め用意してある変速線図である。した
がってこの場合には、アップシフトが手動操作に基づく
アップシフト信号によって実行され、ダウンシフトは検
出された走行状態によりマップIII に基づいて実行され
る。すなわちダウンシフトは自動変速となる。なお、ス
テップ140の判断結果が“ノー”の場合には、リター
ンする。
【0047】さらにMモードでダウンシフト信号のみが
入力された場合、すなわちステップ50の判断結果が
“イエス”の場合、フラグFdn1 を“0”にセット(ス
テップ160)した後、フラグFdn2 が“1”にセット
されているか否かを判断する(ステップ170)。この
フラグFdn2 はダウンシフト信号がONフェールしてい
る場合に前述したサブルーチンBのステップ105にお
いて“1”にセットされるから、ステップ170の判断
結果が“イエス”であれば、ダウンシフト信号がフェー
ルしていることになり、そこでこの場合には、マップII
I に基づいて変速を実行する(ステップ180)。
【0048】これとは反対にステップ170の判断結果
が“ノー”の場合には、入力されたダウンシフト信号に
よるダウンシフトを行い得る状況にあることを判断して
変速指示信号を出力する(ステップ190)。ついでフ
ラグFup1 が“1”にセットされているか否かを判断す
る(ステップ200)。このフラグFup1 はアップシフ
ト信号がOFFフェールしている場合に前記サブルーチ
ンAのステップ76で“1”にセットされるフラグであ
るから、ステップ200の判断結果が“イエス”であれ
ば、アップシフト信号がOFFフェールしていることに
なる。したがってこの場合は、マップIIに基づいて変速
を実行する(ステップ210)。すなわちアップシフト
は自動変速となる。なお、ステップ200の判断結果が
“ノー”の場合には、リターンする。
【0049】したがって上述した制御装置では、アップ
シフト信号とダウンシフト信号のとのOFFフェールを
確実に検出することができるとともに、そのようなフェ
ールが発生した場合には、自動変速に復帰して走行を確
保することができる。またいずれか一方の信号がいわゆ
るONフェールあるいはOFFフェールした場合には、
そのフェールしたシフト信号に代えてマップに基づく変
速判断によるシフト信号を出力するから、この場合も安
定した走行を確保することができる。
【0050】なお、この発明は上記の実施例に限定され
るものではないのであって、図5に示す歯車列以外の歯
車列あるいは図6に示す油圧回路以外の油圧回路を備え
た自動変速機の制御装置に適用することができる。また
この発明では、フェールが判断された場合に、ブザーや
ランプなどによる警報を発するように構成してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、手動変速モードにおいて手動操作によら
ない変速が可能であっても、ダウンシフト信号とアップ
シフト信号とのOFFフェールを確実に検出することが
できる。
【0052】また請求項2に記載した発明では、手動変
速モードにおいてダウンシフト信号とアップシフト信号
とのいずれか一方が正常に出力されなくなった場合に
は、そのシフト信号に変わる信号を走行状態に基づいて
出力するから、手動変速モードでのシフト信号のフェー
ルが生じても安定した走行を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明の基本的な構成を機能
的手段で示すブロック図である。
【図2】請求項2に記載した発明の基本的な構成を機能
的手段で示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施例を模式的に示すブロック図
である。
【図4】そのシフト装置におけるレンジ位置の配列を示
す図である。
【図5】その自動変速機における歯車列を示すスケルト
ン図である。
【図6】変速を実行するための油圧回路を示す図であ
る。
【図7】自動変速モードと手動変速モードとで前進段を
設定するための作動表を示す図である。
【図8】各シフト信号のフェールの検出および検出され
たフェールに応じた変速を実行するための制御ルーチン
を示すフローチャートである。
【図9】ダウンシフト信号およびアップシフト信号のO
FFフェールを検出するためのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図10】ダウンシフト信号およびアップシフト信号の
ONフェールを検出するためのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 手動変速モード判定手段 2 強制変速検出手段 3 フェール判定手段 4 アップシフトフェール検出手段 5 ダウンシフトフェール検出手段 6 自動変速復帰手段 A 自動変速機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行状態に応じて出力される信号に基づ
    いて変速を行う自動変速モードと、手動操作によって出
    力される信号に基づいて変速を行う手動変速モードとを
    選択することができ、かつ手動変速モードで設定されて
    いる変速段に対して走行状態が不適合になった場合には
    その変速段から他の変速段への変速を手動操作に基づく
    信号によらずに実行する手動変速可能な自動変速機の変
    速制御装置において、 手動変速モードが選択されていることを判定する手動変
    速モード判定手段と、手動変速モードにおいて手動操作
    に基づく信号によらずにダウンシフトとアップシフトと
    が続けて行われたことを検出する強制変速検出手段と、
    この強制変速検出手段によって検出されたダウンシフト
    とアップシフトとの回数が所定回数を越えたことにより
    前記手動操作に基づく信号が出力されないフェールが発
    生したことを判定するフェール判定手段とを具備してい
    ることを特徴とする手動変速可能な自動変速機の変速制
    御装置。
  2. 【請求項2】 走行状態に応じて出力される信号に基づ
    く変速と、手動操作によるアップシフト信号に基づくア
    ップシフトおよびダウンシフト信号に基づくダウンシフ
    トとを行う手動変速可能な自動変速機の変速制御装置に
    おいて、 前記アップシフト信号が出力されないフェールが生じた
    ことを検出するアップシフトフェール検出手段と、前記
    ダウンシフト信号が出力されないフェールが生じたこと
    を検出するダウンシフトフェール検出手段と、アップシ
    フト信号が出力されないフェールが生じたことが検出さ
    れた場合にアップシフトを走行状態に応じて出力される
    信号に基づいて実行し、かつダウンシフト信号が出力さ
    れないフェールが生じたことが検出された場合にダウン
    シフトを走行状態に応じて出力される信号に基づいて実
    行する自動変速復帰手段とを具備していることを特徴と
    する手動変速可能な自動変速機の変速制御装置。
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