JP3048290B2 - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JP3048290B2
JP3048290B2 JP5104979A JP10497993A JP3048290B2 JP 3048290 B2 JP3048290 B2 JP 3048290B2 JP 5104979 A JP5104979 A JP 5104979A JP 10497993 A JP10497993 A JP 10497993A JP 3048290 B2 JP3048290 B2 JP 3048290B2
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武 犬塚
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Aisin AW Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車速やスロットル開
度などの車両の走行状態に基づいて変速を実行する自動
変速モードと、シフトレバーを操作して選択した変速段
に変速する手動変速モードとに切り換えることのできる
自動変速機を対象とした変速制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように車両用の自動変速機は、多
板クラッチや多板ブレーキなどの摩擦係合装置を適宜に
係合・解放させることにより、複数組の遊星歯車機構を
主体とする歯車列におけるトルクの伝達経路を変え、こ
れにより所定の変速段を設定するように構成されてい
る。この種の自動変速機における変速制御は、一般に
は、車速やスロットル開度等の走行状態を電気的に判断
し、その判断結果に基づいてソレノイドバルブなどを制
御することにより行っている。この変速制御は、通常、
走行状態に応じて変速段を決めた変速線図に基づいて行
うが、このような変速制御では、変速を実行する走行状
態が一義的に決められてしまうため、変速の自由度が少
ない。そこで最近では、手動操作に基づく出力信号によ
って前記摩擦係合装置を適宜に係合・解放させて変速を
実行する機能を付加した自動変速機が提案されている。
【0003】これは、例えば自動変速モードでの走行レ
ンジを選択するためのシフト装置に、変速段を指示する
スイッチあるいはアップシフトやダウンシフトを指示す
るスイッチを設け、シフトレバーがそれらのスイッチを
ON動作させた場合に、その出力信号によって指示され
る変速段への変速制御を実行するように構成されてい
る。しかしながらシフトレバーを操作して変速段を指示
する手動変速モードで走行している状態で、その変速段
を指示するための機構に異常が生じて変速段を指示でき
なくなった場合、設定するべき変速段を判断できなくな
って、走行不能に陥ることが考えられる。そのため例え
ば実開平1−140056号に記載された装置では、手
動変速モードのための機構がフェールした場合、自動変
速モードに切り換えて走行を確保することとしている。
【0004】
【発明が解決しようする課題】ところで自動変速モード
での変速段を決める変速線図は、その車両に要求される
燃費や走行性能を満たすように決めてある。これに対し
て手動変速モードは、変速の自由度を高くして、加速性
能やエンジンブレーキの効きを良くするなど、走行性能
を向上させることを主たる目的とするものである。しか
るに、上述した従来の制御装置におけるように、手動変
速モードがフェールした場合に、単に自動変速モードに
切り換えたのでは、走行を確保できるものの、走行性能
に大きな差が生じてしまい、たとえフェール状態といえ
ども、運転者に違和感を与える不都合がある。
【0005】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、手動変速モードから自動変速モードに強制的
に切り換えられることによる走行性能の変化を可及的に
低減することのできる変速制御装置を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、図1に示す構成としたことを特徴と
するものである。すなわちこの発明は、車両の走行状態
に基づいて変速を判断し実行する自動変速モードと手動
操作によって指示された変速段に変速する手動変速モー
ドとを選択可能な自動変速機Aの変速制御装置におい
て、手動変速モードが選択されていることを検出する手
動変速モード検出手段1と、低速段の領域の多い自動変
速モード用の第1変速パターンとこの第1変速パターン
より低速段の領域の少ない自動変速モード用の第2変速
パターンとの少なくとも2つの変速パターンを設定する
変速パターン設定手段3と、自動変速モードにおいてそ
の変速パターン設定手段3で設定された変速パターンに
従って変速指令信号を出力する変速指令手段4と、手動
変速モードから自動変速モードに強制的に切り換える変
速モード変更手段5と、この変速モード変更手段5によ
って自動変速モードに切り換えられた場合に前記変速指
令手段4が前記第1変速パターンに従って変速指令を出
力するように変速パターンを指定する変速パターン指定
手段6とを備えていることを特徴とするものである。ま
たこの発明では、前記手動変速モードでの変速を行えな
い状態であることを検出するフェール検出手段2を更に
備え、前記変速モード変更手段5が、手動変速モードが
選択されているときに前記フェール検出手段2が手動変
速を行えないことを検出した場合に手動変速モードから
自動変速モードに切り換える手段を備えることができ
る。
【0007】
【作用】この発明で対象とする自動変速機Aでは、走行
状態に基づいて所定の変速段が設定される自動変速モー
ドと手動操作によって指示した変速段が設定される手動
変速モードとを選択することができる。また、手動変速
モードが選択されている状態で何らの条件が成立するな
どの場合には変速モード変更手段5により、手動変速モ
ードから強制的に自動変速モードに切り換えられる。そ
してその場合、変速パターン指定手段6が、変速パター
ン設定手段3に設定してある変速パターンのうち低速段
の領域の多い第1の変速パターンに従って変速を行うよ
う変速パターンを指定する。したがって変速指令手段4
は、この第1の変速パターンに従って変速指令信号を出
力するので、自動変速モードであっても駆動力あるいは
加速性が高くなり、運転者が手動変速モードを選択した
とにより期待する走行性に可及的に近い走行性が得ら
れる。また特に請求項2の発明では、手動変速モードが
選択されている状態で手動操作によって変速段を設定す
ることできないフェールが検出されると、自動変速モー
ドに切り換えられるが、その際の変速パターンが前記第
1の変速パターンとなるので、駆動力あるいは加速性が
高くなって手動変速モードでの走行に近似した走行性を
得ることができる。
【0008】
【実施例】つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説
明する。図2はこの発明の一実施例の基本的な構成を示
すブロック図であって、ここに示す自動変速機Aは、走
行状態に応じて変速段を設定する自動モードと、手動操
作に基づいて変速段を設定する手動モードとを選択でき
るように構成されている。すなわち自動変速機Aは、油
圧制御装置20における変速用のソレノイドバルブS1
,S2 、およびエンジンブレーキを効かせる状態にす
るためのソレノイドバルブS3 、ならびにライン圧用ソ
レノイドバルブSLT、ロックアップクラッチ用ソレノイ
ドバルブSLU、さらにはアキュームレータ背圧用ソレノ
イドバルブSLNを自動変速機用の電子制御装置(EC
U)21によって制御するとともに、シフトレバーによ
って操作するシフト装置22によりマニュアルバルブを
動作させて所定のレンジを設定し、また変速段スイッチ
を動作させて所定の変速段を設定するように構成されて
いる。
【0009】このシフト装置22は、シフトレバーによ
って自動変速モードでの走行レンジを選択する一方、手
動変速モードで変速段を選択する機能を備えたものであ
る。その一例を簡単に説明すると、図3に示すシフト装
置22は、シフトレバー23のグリップ部の頂部にアッ
プシフトスイッチ24を設けるとともに、そのグリップ
部の車両前方側下部にダウンシフトスイッチ25を設
け、かつこれらのスイッチ24,25を電子制御装置2
1に接続したものであり、このシフトレバー23によっ
て選択される自動変速モードでの各レンジ位置および手
動変速モードを設定する位置は、図4に示すように配列
されている。
【0010】すなわち図4において、上から順にパーキ
ング(P)、リバース(R)、ニュートラル(N)、ド
ライブ(D)の各レンジ位置が設定され、そのドライブ
レンジ位置の左側に第1速ないし第3速の間で変速を行
わせる“3”レンジ位置が設定され、その下側(車両で
は後方側)に第1速と第2速との変速を行う“2”レン
ジ位置、ロー(L)レンジ位置が順に設定されている。
また一方、トライブレンジ位置の右側に手動変速モード
を設定するためのダイレクトモード(DM)位置が設け
られ、ここにDMスイッチ(図示せず)が配置されてい
る。そして図3に示すシフト装置は、シフトレバー23
をDM位置に移動させ、ここで前記アップシフトスイッ
チ24をON動作させるごとに、一段づつアップシフト
し、また反対にダウンシフトスイッチ25をON動作さ
せるごとに、一段づつダウンシフトするように構成され
ている。
【0011】また図5に示すシフト装置22は、手動変
速モードにおいてシフトレバーによって変速段を直接選
択するよう構成したものである。すなわちパーキング
(P)、リバース(R)、ニュートラル(N)、ドライ
ブ(D)の各レンジ位置と、第2速までの変速を行う
“S”レンジ位置ならびに第1速に保持するロー(L)
レンジ位置とが車両の前後方向に向けて直線上に配列さ
れており、そのドライラブレンジ位置を中心にして4つ
の変速段スイッチSW1,SW2,SW3,SW4が「H」の字
形に配置されている。そしてこれらのスイッチSW1,〜
SW4を設けてある位置は、各レンジ位置を結ぶ「I」の
字形の溝26に交差する「H」の字形の溝27によって
連結されている。シフトレバー28はこれらの溝26,
27の中を移動するように設けられており、そのシフト
レバー28をドライブレンジ位置から「H」の字形の溝
27に移動させていずれかのスイッチSW1,〜SW4をO
N動作させることにより手動変速モードに切り替わると
ともに、そのスイッチSW1,〜SW4からの信号によって
指示される変速段が、エンジンブレーキの効く状態で設
定されるようになっている。
【0012】ここで電子制御装置21について簡単に説
明すると、図6は、シフト装置として図3および図4に
示す構成のシフト装置22を用いた場合の電子制御装置
21の制御システムを概略的に示す図である。この電子
制御装置21は、中央演算処理装置(CPU)およびR
OMやRAMなどの記憶素子を主体として構成されてお
り、この電子制御装置21には、入力インターフェース
回路29を介して、DMスイッチからの信号、アップシ
フトスイッチ24からの信号、ダウンシフトスイッチ2
5からの信号、D・G・T信号、オートドライブコンピ
ューターからの信号、ニュートラルスタートスイッチか
らの信号、水温センサーからの信号、スロットルポジシ
ョンセンサーからの信号、吸気管圧力の信号、スピード
センサーNO.1およびNO.2からの信号、トランスミッ
ション(TM)インプットスピードセンサーからの信
号、キックダウンスイッチからの信号、トランスミッシ
ョンコントロールスイッチからの信号、ストップランプ
スイッチからの信号、パターンセレクトスイッチからの
信号がそれぞれ入力されている。また出力インターフェ
ース回路30を介して燃料噴射制御コンピュータ(EF
Iコンピュータ)に信号が出力され、また他の出力イン
ターフェース回路30を介して、変速用のソレノイドバ
ルブS1 ,S2 、エンジンブレーキ用のソレノイドバル
ブS3 、ライン圧制御用のソレノイドバルブSLT、ロッ
クアップクラッチ制御用のソレノイドバルブSLU、アキ
ュームレータ背圧制御用のソレノイドバルブSLNに信号
が出力され、さらにダイアグノーシス信号が出力されて
いる。なお、電子制御装置21は、定電圧電源31を介
してバッテリー32に接続されている。
【0013】この電子制御装置21によって制御される
自動変速機Aの歯車列の一例を図示すれば、図7のとお
りであり、またこの歯車列を対象として自動モードと手
動モードとで変速を実行する油圧制御装置20の油圧回
路の主要部分を図示すれば図8のとおりである。
【0014】すなわち図7に示す自動変速機Aには、ロ
ックアップクラッチ35を有するトルクコンバータ36
と、一組の遊星歯車機構を有する第2変速部37と、二
組の遊星歯車機構によって複数の前進段および後進段を
設定する第1変速部38とが設けられている。
【0015】第2変速部37は、ハイ・ローの二段の切
換えを行うものであって、その遊星歯車機構のキャリヤ
39がトルクコンバータ36のタービンランナ40に連
結されており、またこのキャリヤ39とサンギヤ41と
の間にはクラッチC0 および一方向クラッチFo が相互
に並列の関係となるよう設けられ、さらにサンギヤ41
とハウジングHu との間にブレーキB0 が設けられてい
る。
【0016】第1変速部38の各遊星歯車機構における
サンギヤ42,43は、共通のサンギヤ軸44に設けら
れており、この第1変速部38の図における左側(フロ
ント側)の遊星歯車機構におけるリングギヤ45と第2
変速部37におけるリングギヤ46との間に第1クラッ
チC1 が設けられ、また前記サンギヤ軸44と第2変速
部37のリングギヤ46との間に第2クラッチC2 が設
けられている。第1変速部38における図の左側の遊星
歯車機構のキャリヤ47と右側(リヤ側)の遊星歯車機
構のリングギヤ48とが一体的に連結されるとともに、
これらのキャリヤ47とリングギヤ48とに出力軸49
が連結されている。
【0017】そしてバンドブレーキである第1ブレーキ
B1 がサンギヤ軸44の回転を止めるように、より具体
的には第2クラッチC2 のクラッチドラムの外周側に設
けられており、またサンギヤ軸44とハウジングHu と
の間に、第1一方向クラッチF1 と第2ブレーキB2 と
が直列に配置されており、またリヤ側の遊星歯車機構に
おけるキャリヤ50とハウジングHu との間に第2一方
向クラッチF2 と第3ブレーキB3 とが並列に配置され
ている。
【0018】上記の歯車列を備えた自動変速機Aは、前
進段で第1速ないし第4速を設定することができ、これ
らのうち第1速および第2速は自動モードでエンジンブ
レーキが効かず、手動モードでエンジンブレーキを効か
せる必要があるので、前記油圧制御装置20には図8に
示す油圧回路が組み込まれている。
【0019】マニュアルバルブ100は、シフトレバー
を操作してスプール101を移動することにより油圧の
給排状態を切換えるものであって、プライマリーレギュ
レータバルブ(図示せず)で調圧されたライン圧PL を
供給するライン圧油路60が入力ポート102に接続さ
れており、Dレンジでは、スプール101が図示の位置
にあって入力ポート102をDポート103に連通させ
るようになっている。またSレンジではスプール101
が図の下側に移動して入力ポート102がDポート10
3とSポート104とに連通し、Lレンジではスプール
101が更に下側に移動して入力ポート102がDポー
ト103、Sポート104およびLポート105の三者
に連通し、また反対にNレンジではスプール101が入
力ポート102を閉じ、Rレンジでは入力ポート102
がRポート106に連通し、Pレンジでは入力ポート1
02を閉じるとともに、他のポートをドレンポートに連
通するようになっている。
【0020】第1速と第2速との間の変速を行う 1-2シ
フトバルブ200は、四つのランドを有するスプール2
01とその一端部に配置したスプリング202とを備え
ており、スプリング202とは反対側の端部に形成した
制御ポート203が第2ソレノイドバルブS2 に接続さ
れ、第2ソレノイドバルブS2 がOFFのときに、ライ
ン圧油路61からストレーナ62およびオリフィス63
を介して供給されるライン圧PL が制御ポート203に
生じるようになっている。
【0021】制御ポート203より図での下側に、最上
部のランドで開閉されるセカンドコーストポート204
と、このセカンドコーストポート204とドレンポート
205とに選択的に連通される第1ブレーキポート20
6とが順に形成され、この第1ブレーキポート206に
セカンドコーストモジュレータバルブ64を介して第1
ブレーキB1 が接続されている。またドレンポート20
5より図での下側に、マニュアルバルブ100のDポー
ト103に接続したDポート207が形成されており、
このDポート207と他のドレンポート208とに選択
的に連通される第2ブレーキポート209に第2ブレー
キB2 が接続されている。前記他のドレンポート208
より図での下側に更に他のドレンポート210が形成さ
れており、このドレンポート210とローコーストポー
ト211とに選択的に連通される第3ブレーキポート2
12に第3ブレーキB3 が接続されている。そしてスプ
リング202を配置してある最下端部にホールドポート
213が形成されている。
【0022】第2速と第3速との間の変速を行う 2-3シ
フトバルブ300は、六つのランドを形成したスプール
301と、その一端部(図の下端部)に配置したスプリ
ング302とを有しており、スプリング302とは反対
側の端部に形成した制御ポート303が第1ソレノイド
バルブS1 に接続され、第1ソレノイドバルブS1 がO
FFのときに、前記マニュアルバルブ100のDポート
103からストレーナ65およびオリフィス66を介し
て供給されるライン圧PL が制御ポート303に生じる
ようになっている。
【0023】この 2-3シフトバルブ300には、図の上
から順に、第1ドレンポート304、ブレーキポート3
05、第1Dポート306が形成されており、そのブレ
ーキポート305が前記 1-2シフトバルブ200のセカ
ンドコーストポート204に接続されるとともに、この
ブレーキポート305を第1ドレンポート304と第1
Dポート306とに選択的に連通させるようになってい
る。上記のポートに続けて、ホールド出力ポート30
7、入力ポート308、クラッチポート309、第2ド
レンポート310が順に形成されており、第1ドレンポ
ート304とブレーキポート305とが連通していると
きに、第1Dポート306とホールド出力ポート30
7、入力ポート308とクラッチポート309とがそれ
ぞれ連通し、ブレーキポート305が第1Dポート30
6に連通しているときに、ホールド出力ポート307と
入力ポート308、クラッチポート309と第2ドレン
ポート310とがそれぞれ連通するようになっている。
【0024】さらに第2ドレンポート310に続けてブ
レーキポート311、第2Dポート312が順に形成さ
れており、クラッチポート309が入力ポート308に
連通しているときに第2ドレンポート310がブレーキ
ポート311に連通し、また反対にクラッチポート30
9が第2ドレンポート310に連通しているときにブレ
ーキポート311と第2Dポート312とが連通するよ
うになっている。さらにまたスプリング302を配置し
てある最下端部にホールドポート313が形成されてい
る。
【0025】そして前記クラッチポート309に第2ク
ラッチC2 が接続される一方、前記1-2シフトバルブ2
00のホールドポート213とこのクラッチポート30
9とが接続されている。またブレーキポート311がロ
ーコーストモジュレータバルブ67を介して 1-2シフト
バルブ200のローコーストポート211に接続されて
いる。さらにホールドポート313がマニュアルバルブ
100のLポート105に接続され、Lレンジではスプ
ール301を図の右半分に示すように押し上げた位置に
保持するようになっている。
【0026】3-4シフトバルブ400は第2ソレノイド
バルブS2 および 2-3シフトバルブ300のホールド出
力ポート307から送られる油圧によって制御されて、
前述した第2変速部37の変速を実行するものであっ
て、四つのランドが形成されたスプール401とその一
端部に配置したスプリング402とを備えており、スプ
リング402とは反対側の端部に形成した制御ポート4
03が、前述した 1-2シフトバルブ200の制御ポート
203と同様に、第2ソレノイドバルブS2 に接続さ
れ、またスプリング402を配置してある端部に形成し
たホールドポート404が、 2-3シフトバルブ300に
おけるホールド出力ポート307に接続されている。
【0027】この 3-4シフトバルブ400は、第2ソレ
ノイドバルブS2 がOFFとなっていて制御ポート40
3にライン圧PL が作用している場合に、ライン圧油路
61に接続してある入力ポート405が、ブレーキB0
を接続してあるブレーキポート406に連通し、また反
対に制御ポート403から排圧されている場合あるいは
ホールドポート404に油圧が作用している場合に入力
ポート405が、クラッチC0 を接続してあるクラッチ
ポート407に連通するようになっている。
【0028】そしてマニュアルバルブ100のDポート
103に第1クラッチC1 が接続されるとともに、この
第1クラッチC1 から 2-3シフトバルブ300の第1お
よび第2のDポート306,312に至る油路68の途
中に、手動モードでの第1速と第2速とでエンジンブレ
ーキを効かせるため、換言すれば自動モードでの第1速
と第2速とでのエンジンブレーキを阻止するためのコー
ストブレーキカットオフバルブ500が設けられてい
る。
【0029】これは、第1クラッチC1 に接続してある
クラッチポート501と 2-3シフトバルブ300の第1
および第2のDポート306,312に接続してあるブ
レーキポート502とを選択的に連通させるものであっ
て、スプリング503によって一方向に押圧されたスプ
ール504を有するとともに、スプリング503を配置
した端部に形成されているホールドポート505が、オ
ーバードライブ(O/D)ロックアウトバルブ600を
介して、マニュアルバルブ100のSポート104に接
続され、またこれとは反対側の端部に形成した制御ポー
ト506が第3ソレノイドバルブS3 に接続されてい
る。そしてこの第3ソノイドバルブS3 は、第1クラッ
チC1 と制御ポート506とを、ストレーナ65および
オリフィス70を介して接続している油路71に介装さ
れ、OFF状態でドレンポートを閉じて制御ポート50
6にライン圧PL を生じさせ、ON状態でドレンポート
を開いて制御ポート506から排圧するようになってい
る。
【0030】O/Dロックアウトバルブ600は、弁体
601の位置を、制御ポート602に作用するライン圧
PL とこの制御圧に対抗するスプリング603とによっ
て制御することにより、出力ポート604を入力ポート
605とドレンポート606とに選択的に連通させるよ
う構成されている。すなわち弁体601は、中間部の外
径を両端部の外径より小さくしたものであって、図8の
右半分に示すように弁体601がスプリング603を圧
縮して押し下げられている状態では、出力ポート604
と入力ポート605とが弁体601の外周側の隙間を介
して連通し、また弁体601が図8の左半分に示す位置
に押し上げられている状態では、入力ポート605が閉
じられるとともに、出力ポート604がドレンポート6
06に連通する。
【0031】そしてその出力ポート604にコーストブ
レーキカットオフバルブ500のホールドポート505
が接続され、また入力ポート605はマニュアルバルブ
100のSポート104に接続され、さらに制御ポート
602は第1ソレノイドバルブS1 に接続されている。
【0032】上記の各ソレノイドバルブS1 ,S2 ,S
3 が図9に示すようにONもしくはOFFとされるの
で、 1-2シフトバルブ200では、第1速で右半分に示
すようにスプール201が押し下げられ、それ以外の前
進段ではスプール201が図の左半分に示すように押し
上げられ、また 2-3シフトバルブ300では、第1速お
よび第2速で図の右半分に示すようにスプール301が
押し上げられ、第3速および第4速ではスプール301
が図の左半分に示すように押し下げられ、さらに3-4シ
フトバルブ400では、第1速ないし第3速でスプール
401が図の右半分に示すように押し上げられ、第4速
で図の左半分に示すように押し下げられる。その結果、
各摩擦係合装置が図9に示すように係合あるいは解放さ
れて各変速段が設定される。
【0033】なお、図9は作動表であって、○印はソレ
ノイドバルブについてON、摩擦係合装置については係
合を示し、また×印はソレノイドバルブについてOF
F、摩擦係合装置については解放を示す。
【0034】ここで特に手動モードでの第1速と第2速
とについて説明すると、これらの変速段を設定する場
合、第3ソレノイドバルブS3 はONとされるので、コ
ーストブレーキカットオフバルブ500の制御ポート5
06から排圧され、そのスプール504がスプリング5
03によって図の左半分に示す位置へ押し上げられる。
その結果、クラッチポート501とブレーキポート50
2とが連通するので、 2-3シフトバルブ300の第1D
ポート306と第2Dポート312とにライン圧PL が
供給される。一方、 2-3シフトバルブ300は、第1速
および第2速を設定する際に、第1ソレノイドバルブS
1 がONとされて制御ポート303から排圧され、それ
に伴ってスプール301が図の右半分に示す位置に押し
上げられているから、第1Dポート306がブレーキポ
ート305に連通し、第2Dポート312がブレーキポ
ート311に連通する。すなわちこれらのブレーキポー
ト305,311にそれぞれ接続されている 1-2シフト
バルブ200のセカンドコーストポート204とローコ
ーストポート211とにライン圧PL が供給される。
【0035】この 1-2シフトバルフ200は、第1速の
ときに第2ソレノイドバルブS2 がOFFとなって制御
ポート203に油圧が供給されることによりスプール2
01が図の右半分に示す位置に押し下げられるから、ロ
ーコーストポート211が第3ブレーキポート212に
連通し、その結果、ここに接続してある第3ブレーキB
3 に油圧が供給されてこれが係合する。すなわち図7に
示す歯車列において、第2一方向クラッチF2 と並列の
関係にある第3ブレーキB3 が係合するためにキャリヤ
50の正逆両方向への回転が阻止され、エンジンブレー
キを効かせることができる。
【0036】また 1-2シフトバルブ200は第2速の際
に、第2ソレノイドバルブS2 がONとなって制御ポー
ト203から排圧され、そのスプール201が図の左半
分に示す位置へ押し上げられるから、セカンドコースト
ポート204が第1ブレーキポート206に連通し、そ
の結果、ここに接続してある第1ブレーキB1 が係合す
る。すなわち図7に示す歯車列において、第1一方向ク
ラッチF1 および第2ブレーキB2 に対して並列の関係
にある第1ブレーキB1 が係合することにより、第1変
速部38におけるサンギヤ42,43の正逆両方向の回
転が阻止され、エンジンブレーキを効かせることができ
る。
【0037】上記の歯車列および油圧回路を備えた自動
変速機Aでの自動変速モードから手動変速モードへの切
り換えは、シフトレバーを手動変速位置へ移動させて所
定のスイッチをON動作させることにより行う。すなわ
ち図3および図4に示すシフト装置22であれば、シフ
トレバー23をDM位置に移動させてDMスイッチをO
N動作させれば、手動変速モードに切り替わり、Dレン
ジでの走行時の変速段が手動変速モードでの初期段とし
て設定される。したがってこの状態でアップシフトスイ
ッチ24を1回、ON動作させるごとに、1段づつアッ
プシフトし、また反対にダウンシフトスイッチ25を1
回、ON動作させるごとに、1段づつダウンシフトが生
じる。また図5に示すシフト装置22では、シフトレバ
ー28を「H」の字形の溝27に移動していずれかの変
速段スイッチSW1,〜SW4をON動作させることによ
り、手動変速モードに切り替わるとともに、そのON動
作させられた変速段スイッチに対応する変速段が設定さ
れる。
【0038】なおここで、自動変速モードとは、通常の
車両用自動変速機における変速制御と同様に、車両の走
行状態と変速線図とから、設定すべき変速段を判断し、
その変速段への変速を実行するモードである。したがっ
て自動変速モードでDレンジを選択していれば、第1速
ないし第4速が走行状態に応じて設定され、かつ第1速
および第2速ではエンジンブレーキが効かない。またS
レンジを選択していれば、第1速ないし第3速が走行状
態に応じて設定され、かつ第2速でエンジンブレーキが
効くようになる。さらにLレンジを選択していれば、第
1速および第2速が走行状態に応じて設定され、かつこ
れら両方の変速段でエンジンブレーキが効く。そして上
述した変速制御装置は、自動変速モードで変速段を判断
する変速線図として、加速性能などの走行性を重視した
第1の変速線図と、燃費や静粛性を重視した第2の変速
線図とを備えている。これらの変速線図については後述
する。
【0039】これに対して手動モードとは、運転者のマ
ニュアル操作によって変速段を選択し、その変速段への
変速を実行し、さらに選択される全ての変速段でエンジ
ンブレーキを効かせるモードである。したがってこの手
動モードにおいては、第1速あるいは第2速を設定する
場合、変速用のソレノイドバルブS1 ,S2 およびエン
ジンブレーキ用のソレノイドバルブS3 が、図9の作動
表のうち「手動」の欄に示すようにONもしくはOFF
とされる。
【0040】上述したように手動変速モードへの切り換
えは、シフトレバーによってスイッチをON動作させる
ことにより行うが、そのスイッチの異常やワイヤーハー
ネスの異常によって手動変速モードでの変速が行えなく
なった場合、電子制御装置21はこのような異常を検出
することによって自動変速モードに強制的に変更し、そ
の場合、走行性を重視した第1の変速線図に従った変速
判断を行う。そのための制御ルーチンを図10に示して
ある。
【0041】まず入力信号処理(ステップ1)を行った
後、手動変速モードを設定できない状態に陥ったか否
か、すなわちDMフェールの判定を行う(ステップ
2)。手動変速モードを設定できない状態になっていれ
ば、フェール時用の変速パターンを設定する(ステップ
3)。これは具体的には、変速段の判断のための変速線
図として、走行性を重視した変速線図を採用する制御で
ある。この変速線図(SFパターン)を、自動変速モー
ドのドライブレンジで使用する通常の変速線図(Eパタ
ーン)と併せて図11に示してある。この図11から知
られるように、SFパターンは変速点をEパターンにお
る変速点よりも、高車速側に設定した変速線図で
り、これは、走行性を重視した変速パターンとして採用
されることのあるP(パワー)パターンと兼用してもよ
い。
【0042】ついでステップ4において、手動変速モー
ドのフェール時用のロックアップパターンLFを設定す
る。このロックアップパターンLFは、ロックアップク
ラッチ35の係合領域および解放領域を、変速段ごとに
走行状態に基づいて定めたものであって、図12にフェ
ール時用のロックアップパターンLFを、自動変速モー
ドのドライブレンジで通常使用するロックアップパター
ンLEと併せて示してある。この図12から知られるよ
うに、フェール時用のロックアップパターンLFは、通
常のロックアップパターンLEよりも高車速側にロック
アップ領域を定めてあり、換言すれば、ロックアップし
にくいよう制御するためのものである。
【0043】変速パターンおよびロックアップパターン
を上記のように設定した後に、これらのパターンに基づ
いた変速制御を行う(ステップ5)。これは基本的には
自動変速モードにおける変速制御と同様であり、第1な
いし第3のソレノイドバルブS1 ,S2 ,S3 をON・
OFF制御することにより行う。またこの場合、変速中
のエンジントルク低減制御を実行する。なお、その際の
トルク低減量などを定める定数を、通常の自動変速モー
ドにおける値とは異ならせてもよい。さらに、このステ
ップ5での変速制御は、手動変速モードでの変速に替わ
るものであるから、変速開始までのタイムラグを短縮す
るために、係合圧(ライン圧あるいはアキュームレータ
背圧)の昇圧制御を実行する。このようにして設定され
る変速段は、フェール時用の変速パターンSFに従って
決められるから、比較的高車速まで高ギヤ比の変速段が
使用されることになり、その結果、動力性能に優れたマ
ニュアルシフトに近い走行を行うことができる。
【0044】またロックアップクラッチ35のON・O
FF制御を実行する(ステップ6)。これは具体的に
は、リニアソレノイドバルブSLUによりフェール時用の
ロックアップパターンLFに従って行う。したがって比
較的高車速になるまで、ロックアップクラッチ35は解
放状態に維持される。なお、減速時のロックアップ領域
を、手動変速モード時の領域に近くなるように拡大すれ
ば、エンジンブレーキの効きが、マニュアルシフト時の
効きに近くなる。またロックアップクラッチ35のスリ
ップ制御は実行しない。
【0045】さらにステップ7に進んで各種の学習制御
を禁止する。制御システムの一部にフェールが生じてい
るからである。
【0046】一方、ステップ2の判断結果が、“ノー”
の場合には、手動変速モードによる変速を正常に行える
状態になっているのであるから、ステップ8に進んで手
動変速モード(DM)か否かを判断する。手動変速モー
ドが選択されていれば、手動変速モードを実行する(ス
テップ9)。すなわちアップシフトスイッチ24あるい
はダウンシフトスイッチ25がON動作させられた場合
には、それに従ってアップシフトあるいはダウンシフト
を実行し、またいずれかの変速段スイッチSW1,〜SW4
がON動作させられた場合には、そのスイッチによって
指示される変速段への変速を実行する。その場合、エン
ジンの出力トルクの低減制御は実行しない。また係合圧
の昇圧制御を実行して変速時のダイムラグを短縮する。
【0047】またロックアップ制御を実行する(ステッ
プ10)。その手動変速モードでのロックアップ制御
は、手動変速モードのロックアップ制御およびフェール
時のロックアップ制御とは異なっており、変速段が第2
速の場合であってもスロットル開度が低開度であれば、
ロックアップクラッチ35を係合させる。また減速時の
ロックアップ領域を広く設定してあり、エンジンブレー
キの効きを良くする。なお、ロックアップクラッチ35
のスリップ制御は実行しない。また変速制御のための各
種学習制御を禁止する(ステップ11)。
【0048】さらに自動変速モードが選択されていてス
テップ8の判断結果が“ノー”となった場合には、ドラ
イブレンジが選択されているか否かを判断する(ステッ
プ12)。ドライブレンジが選択されている場合には、
自動変速モードでの通常の変速制御を実行する(ステッ
プ13)。すなわち例えば図11に示すEパターンに従
って変速段を判断するとともに、第1および第2のソレ
ノイドバルブS1 ,S2 をON・OFF制御して所定の
変速段を設定する。この場合、トルクダウン制御は実行
し、また係合圧の昇圧制御は実行しない。また通常のロ
ックアップ制御を実行する(ステップ14)。その場
合、ロックアップクラッチ35のON・OFF制御のみ
ならず、必要に応じてスリップ制御を行う。さらに減速
時には違和感が生じない範囲でロックアップクラッチ3
5を係合させる。そして、変速制御のための通常の学習
制御を実行する(ステップ15)。なお、ドライブレン
ジ以外のレンジが選択されている場合には、それぞれの
レンジに応じた制御を行う(ステップ16)。
【0049】なお、上述した実施例では、手動変速モー
ドのフェール時に変速線図を変更することにより、走行
性能を手動変速モードでの走行特性に近似させるように
したが、この発明では変速線図を変更せずに、読み込む
データを補正し、あるいは変速線図の一部に変更を加え
ることにより、実質上、変速点を高速側に変えることと
してもよい。またこの発明で対象とする自動変速機は、
上述した歯車列や油圧制御装置を備えたものに限定され
ないことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
の制御装置によれば、フェールなどに起因して手動変速
モードから強制的に自動変速モードに切り換えられた場
合に設定される変速段は、動力性能を重視した変速パタ
ーンに従って設定されるから、例えば、手動変速モード
がフェールして自動変速モードに強制的に切り換えられ
たような場合においても、手動変速モードを選択した運
転者の意図に可及的に則した走行性能を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本的な構成を説明するためのブロ
ック図である。
【図2】この発明の一実施例を概略的に示すブロック図
である。
【図3】シフト装置の一例を示す概略的な斜視図であ
る。
【図4】図3に示すシフト装置におけるレンジ位置を示
す図である。
【図5】他のシフト装置のシフトレバーのガイド溝の形
状およびシフト位置を示す図である。
【図6】電子制御装置の制御システムを概略的に示すブ
ロック図である。
【図7】歯車列を示すスケルトン図である。
【図8】油圧回路の主要部を示す油圧回路図である。
【図9】各変速段を設定するための摩擦係合装置の係合
作動表を示す図である。
【図10】手動変速モードを設定できないフェールが生
じた場合の制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】フェール時および通常時に使用される変速線
図である。
【図12】フェール時および通常時に使用されるロック
アップ線図である。
【符号の説明】
1 手動変速モード検出手段 2 フェール検出手段 3 変速パターン設定手段 4 変速指令手段 5 変速モード変更手段 6 変速パターン指定手段 A 自動変速機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐川 正人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 犬塚 武 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 服部 雅士 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−65953(JP,A) 特開 昭63−111349(JP,A) 実開 平1−140056(JP,U) 実開 昭64−18664(JP,U) 実開 平3−28357(JP,U) 実開 平2−34860(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行状態に基づいて変速を判断し
    実行する自動変速モードと手動操作によって指示された
    変速段に変速する手動変速モードとを選択可能な自動変
    速機の変速制御装置において、 手動変速モードが選択されていることを検出する手動変
    速モード検出手段と、低速段の領域が多い自動変速モー
    ド用の第1変速パターンとこの第1変速パターンより低
    速段の領域が少ない自動変速モード用の第2変速パター
    ンとの少なくとも2つの変速パターンを設定する変速パ
    ターン設定手段と、自動変速モードにおいてその変速パ
    ターン設定手段で設定された変速パターンに従って変速
    指令信号を出力する変速指令手段と、手動変速モードか
    ら自動変速モードに強制的に切り換える変速モード変更
    手段と、この変速モード変更手段によって自動変速モー
    ドに切り換えられた場合に前記変速指令手段が前記第1
    変速パターンに従って変速指令を出力するように変速パ
    ターンを指定する変速パターン指定手段とを備えている
    ことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記手動変速モードでの変速を行えない
    状態であることを検出するフェール検出手段を更に備
    え、前記変速モード変更手段が、手動変速モードが選択
    されているときに前記フェール検出手段が手動変速を行
    えないことを検出した場合に手動変速モードから自動変
    速モードに切り換える手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の自動変速機の変速制御装置。
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