JPH0782715A - 車両の通行規制装置 - Google Patents

車両の通行規制装置

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JPH0782715A
JPH0782715A JP23029393A JP23029393A JPH0782715A JP H0782715 A JPH0782715 A JP H0782715A JP 23029393 A JP23029393 A JP 23029393A JP 23029393 A JP23029393 A JP 23029393A JP H0782715 A JPH0782715 A JP H0782715A
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hole
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Kiyoji Kinoshita
喜代治 木下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェーン等の索条体の張架状態において、車
両が無理やり通過しようとしたとき、索条体に対する力
のかかり具合によって自動的に連結が外れて、その破損
を防止できるようにした連結構造の車両の通行規制装置
を提供する。 【構成】 索条体3の端部に、外周に係合凹部32を有
する連結ピン31を取着する。支柱内の支持部材4に、
連結ピン31が嵌入する係合孔41を設け、車両通行方
向の一方側の面を傾斜面をなして連結ピン31の傾き偏
心を許容するように拡張形成し、この拡張傾斜面41a
側に係合孔41に向って付勢されて連結ピン31を他方
側へ押圧する押圧ピン43を設け、これと対向する側に
係合孔41に向って付勢されて前記連結ピン41の係合
凹部32に係合するように突出しかつ一定以上の突出が
規制されたロックピン47を設け、連結ピン31が前記
押圧ピン43の押圧力に抗して拡張傾斜面41a側に偏
心したときに係合孔41から抜脱するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に駐車場の出入口や
公園の出入口、あるいは私有地と道路の境界等の車両の
通行部分に設置使用する車両の通行規制装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば駐車場の出入口等にお
ける車両の通行規制装置として、相対向して立設された
支柱間にチェーン等の索状体を張架し、該索条体の少な
くとも一端部を支柱内に設けた支持部材に連結しておい
て、該支持部材により前記索状体を上下動させて開閉す
るようにしたものが存する(例えば、実公平3−365
70号公報および特開昭63−261089号公報)。
またこれらを通行利用者が電気信号等により自動開閉で
きるようにすることも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の車
両の通行規制装置は、索条体を上下動操作できる正規の
利用者の車両が通行するには便利であるが、チェーン等
の索条体が張架された状態にあるときに、利用者の車両
が誤って通過したり、あるいは契約者以外の無断利用者
の車両が無理やり通過した場合、索条体が切断すること
になり、また索条体は切断しなくても支柱との連結部分
が破損することになる。このような破損が生じた場合、
索条体の取換えや連結部分の修繕が必要で、多大な費用
を必要とする。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなしたものであ
り、チェーン等の索条体の張架状態において車両が誤っ
てもしくは無理やり通過しようとしたとき、支柱に対す
る索条体の連結部分における力のかかり具合によって自
動的に連結が外れるようにして、その破損を防止できる
ようにした連結構造を有する車両の通行規制装置を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、間隔をおいて立設された2本の支柱間にチェー
ン等の索状体を架渡してなる車両の通行規制装置におい
て、索条体の少なくとも一端部を一方の支柱に備える支
持部材に係脱可能に連結してなり、索条体の前記一端部
には外周に係合凹部を有する連結ピンが付設され、この
連結ピンが、支持部材に設けられた係合孔に挿し込ま
れ、該係合孔の周囲部に設けたロックピンが前記係合凹
部に係合するとともに、索条体に車両通行方向の引張力
が作用したときに前記ロックピンの係合が外れて抜脱す
るように設けられてなることを特徴とするものである。
【0006】また本発明の発明では、前記のように索条
体の端部を支持部材に係脱可能に連結する手段として、
索条体の前記一端部には外周に係合凹部を有する連結ピ
ンが付設され、支持部材には前記連結ピンが両支柱の対
向面側から略水平の方向に嵌入する係合孔が設けられ、
この係合孔は、車両通行方向の一方側の面が奥から開口
側に向って傾斜面をなして嵌入された連結ピンの偏心を
許容するように拡張形成され、係合孔の周囲部の前記拡
張傾斜面側に、係合孔に向ってバネで付勢されて係合孔
に嵌入された連結ピンを他方側へ押圧する押圧ピンが設
けられるとともに、前記押圧ピンと相対向する側には、
係合孔に向ってバネで付勢されて前記押圧ピンで押圧さ
れた連結ピンの係合凹部に係合するように突出しかつ一
定以上の突出が規制されたロックピンが設けられ、連結
ピンが前記押圧ピンの押圧力に抗して拡張傾斜面側に偏
心したときに係合孔から抜脱するように構成されてなる
ことを特徴とする。
【0007】前記の通行規制装置において、支持部材の
係合孔が、車両通行方向の両側の面が奥から開口側に向
って傾斜面をなして嵌入された連結ピンの両側方への偏
心を許容するように拡張形成され、両側の拡張傾斜面の
部分には、相対向して係合孔に向ってバネで付勢される
とともに一定以上の突出が規制された押圧兼用のロック
ピンが、係合孔に嵌入された連結ピンをその外周の係合
凹部に係合して押圧保持するように設けられ、連結ピン
がいずれか一方のロックピンの押圧力に抗して偏心した
ときに係合孔から抜脱するように構成されたものであっ
てもよい。
【0008】さらに前記の通行規制装置において、連結
ピンが断面略四角形をなすとともにその少なくとも一面
に係合凹部が設けられ、また支持部材の係合孔は、前記
連結ピンに対応する断面略四角形をなすとともにその対
角線を垂直方向にして形成されており、該係合孔の車両
通行方向の少なくとも一方側の面が奥から開口側に向っ
て傾斜面をなすように拡張形成されてなるものが特に好
適である。
【0009】
【作用】上記した本発明の車両の通行規制装置によれ
ば、両支柱間に架渡されたチェーン等の索条体は、少な
くとも一端部に付設された連結ピンが支柱内部の支持部
材の係合孔に対し係脱可能に挿し込み係合されており、
索条体の張架部分を無理に通行しようとする車両が引掛
って、索条体に車両通行方向の引張力が作用したとき、
係合凹部に対するロックピンの係合が外れて抜脱するた
め、索条体あるいはその連結部分に無理が力が作用する
ことがなく、その破損を防止できる。
【0010】特に請求項2の発明によれば、両支柱間に
架渡されたチェーン等の索条体は、その少なくとも一端
部に付設された連結ピンが支柱内部の支持部材の係合孔
に嵌入され、特に連結ピンの外周に有する係合凹部を係
合孔の周囲部に有するロックピンと対応する側にして嵌
入されて、係合状態に保持されている。
【0011】すなわち、係合孔に嵌入された連結ピン
は、係合孔の拡張傾斜面側に有するバネで付勢された押
圧ピンにより押圧されて、他方側に沿うよう当接した状
態に保持され、また他方側に有するロックピンがバネの
付勢力で係合孔内に突出して、連結ピンの係合凹部に係
合した状態であり、これにより連結ピンの係合孔からの
抜脱が阻止され、連結状態にロックされている。
【0012】この状態において、連結ピンは係合孔の拡
張傾斜面とは反対側のロックピンを有する側に当接し沿
っているため、この方向には傾き偏心することはない
が、前記拡張傾斜面側には押圧ピンの押圧力に抗して傾
き偏心可能である。
【0013】そのため、無理に通行しようとする車両が
引掛って、前記の索条体の端部の連結ピンに対して、係
合孔の拡張傾斜面とは反対側から該拡張傾斜面の側に向
って引張力が作用した場合、連結ピンが押圧ピンによる
押圧力、すなわちバネの付勢力に抗して拡張傾斜面の側
に傾き偏心し、その結果、一定以上の突出が規制されて
いるロックピンの連結ピン外周の係合凹部に対する係合
が外れるようになり、連結ピンが係合孔から抜脱するこ
とになる。
【0014】また、請求項3の発明の場合、通常の係合
連結状態においては、車両通行方向の両側に相対向して
設けられた押圧兼用のロックピンにより両側から押圧さ
れて該ピンが係合凹部に係合した状態に保持されてい
る。この状態において、連結ピンはロックピンの押圧に
抗して車両通行方向の両側に偏心可能である。そのため
無理に通行する車両が引掛って、連結ピンがいずれか一
方のロックピンの押圧力に抗して偏心すると他方のロッ
クピンの係合が外れて、係合孔から抜脱することにな
る。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0016】図中の(1)(1)は駐車場等の出入口等
の車両通行部分に所要間隔を存して相対向して立設され
た断面略角形等の中空の支柱であり、該支柱(1)は地
中の基礎部に固設されたベース(2)にアンカーボルト
とナット等の固定具により固定されている。この支柱
(1)(1)の相対向する側に縦方向に伸びるスリット
(1a)が設けられている。このスリット(1a)には
ゴムカバーが設けられている。
【0017】(3)は前記両支柱(1)(1)間に架渡
されたチェーン等の索状体であり、その両端部はそれぞ
れ支柱(1)の内部に備える支持部材(4)に前記の縦
方向のスリット(1a)を通して連結されている。
【0018】支持部材(4)は、支柱(1)の内部にお
いて鉛直方向のフレーム(5)に沿って上下動可能に設
けられている。例えば、図1および図3〜図5に示すよ
うに、支持部材(4)の上下部両側にそれぞれローラ
(6)が配され、この両側のローラ(6)が支柱(1)
内に鉛直方向に配された断面コ時形のガイドレール
(7)に係合して、前記フレーム(5)に沿って上下動
可能に設けられている。
【0019】そしてこの支持部材(4)の上部にベルト
やチェーン等よりなる吊持条体(8)の一端部が連結さ
れ、該吊持条体(8)が支柱(3)内の上部に配された
駆動モータ(9)により回転するプーリやスプロケット
等の回転体(10)に掛架されて回動可能に設けられ、
この吊持条体(8)が回動することにより、支持部材
(7)が上下動するように設けられている。もちろん、
支持部材を垂直方向のネジ軸に螺合させ、該ネジ軸の回
転により上下動させる等、種々の構造による実施が可能
である。
【0020】前記の支持部材(7)に対する索条体
(4)の端部の連結構造として、少なくとも索条体
(3)の一端部は下記のように支持部材(4)に対し係
脱可能に連結されている。
【0021】索条体(3)の端部には所要長さの断面略
角形の連結ピン(31)が取着されている。連結ピン
(31)の外周には後述するロックピンとの係合凹部
(32)が形成されている。この係合凹部(32)は図
のように先端側に段部(33)を有する断面三角状に形
成されている。図示する実施例の場合、連結ピン(3
1)は断面略四角形をなし、その一面に前記の係合凹部
が設けられている。
【0022】また支持部材(4)の中央部には、両支柱
(1)(1)の対向面側から略水平方向に嵌入する係合
孔(41)が設けられている。この係合孔(41)は、
その内周の車両通行方向の一方側の面が内奥から開口側
に向って傾斜面をなして、該孔に嵌入された連結ピン
(41)の偏心を許容するように拡張形成されている。
すなわち、前記連結ピン(41)に対応する断面略四角
形をなすとともにその対角線を垂直方向にして形成さ
れ、該係合孔(41)の車両通行方向の一方側の一面
(図は下面側)が内奥から開口側に向って傾斜面をなす
ように拡張形成されている。(41a)はその拡張傾斜
面を示す。
【0023】この係合孔(41)の周囲部の前記拡張傾
斜面(41a)側に、係合孔(41)に向ってバネ(4
2)で付勢され係合孔(41)に嵌入された連結ピン
(31)を他方側へ押圧する押圧ピン(43)が設けら
れている。この押圧ピン(43)は収容孔(44)の段
部(44a)に係止して一定以上の突出が規制されるよ
うに設けられている。先端はアール面に形成されて、連
結ピン(41)の嵌入および抜脱の抵抗を弱めるように
形成されている。(45)はバネ押え用のネジ部材であ
り、このネジ部材(45)の螺合調整により、バネ(4
2)のによる押圧力を調整できる。
【0024】また前記押圧ピン(43)と相対向する側
には係合孔(41)に向ってバネ(46)で付勢されて
前記押圧ピン(43)で押圧された連結ピン(31)の
係合凹部(32)に係合するように突出するロックピン
(47)が設けられており、一定以上の突出が規制され
るように収容孔(48)の段部(48a)に係合するよ
うに設けられている。
【0025】したがって、連結ピン(31)が前記押圧
ピン(43)の押圧力に抗して拡張傾斜面(41a)側
に偏心したとき、前記係合凹部(32)がロックピン
(47)の先端から外れて連結ピン(31)が抜脱でき
るようになっている。(49)はバネ押えである。
【0026】前記のロックピン(47)の先端は、三角
状の係合凹部(32)の形状に対応するように片側が切
欠されるとともに、係合孔(41)の開口側に向って傾
斜面に形成されており、連結ピン(31)を該傾斜面に
沿って嵌入できるようになっている。またこのロックピ
ン(47)を押圧するバネ(47)は押圧ピン(43)
側のバネ(42)よりバネ圧力が小さく、連結ピン(3
1)の嵌入操作が比較的容易に行なえるようになってい
る。
【0027】図示する実施例は、断面角形の係合孔(4
1)の拡張傾斜面(41a)が、車両通行方向の一方側
における下半部にあって、この拡張傾斜面(41a)側
の押圧ピン(43)とこれに対向するロックピン(4
7)とが斜め方向の位置に設けられているが、前記のロ
ックピン(47)と押圧ピン(43)とを上下逆の斜め
方向に対向配置したり、あるいは横方向に対向配置する
等、車両通行方向の方向に両側に対向配置される種々の
実施が可能である。
【0028】また図9に示すように、連結ピン(31)
を断面円形とし、また係合孔(41)を連結ピン(3
1)が嵌入する断面円形の孔を基準として、連結ピン
(31)が車両通行方向の一方側に傾き偏心できる傾斜
面(41a)をなすように拡張形成して断面楕円形と
し、これに上記同様の押圧ピン(43)とロックピン
(47)を配置した構成とすることもできる。
【0029】連結ピン(31)の係合凹部(32)につ
いては、上記した実施例が抜脱規制効果の点から好まし
いが、押圧ピン(43)の先端も、比較的浅い湾曲凹部
に嵌合する構成とすることもできる。
【0030】なお、他方の支柱(1)に対する索条体
(3)の端部の連結構造についても、上記と同様の連結
構造にしておくことも、また通常の連結構造にしておく
こともできる。
【0031】上記の連結構造であれば、両支柱(1)
(1)間に架渡されたチェーン等の索条体(3)は、そ
の少なくとも一端部に取着された連結ピン(31)が支
柱(1)内部の支持部材(4)の係合孔(41)に嵌入
され、特に連結ピン(41)の外周に有する係合凹部
(32)を係合孔(41)の周囲部に有するロックピン
(47)と対応する側にして嵌入されて係合状態に保持
されている。
【0032】すなわち、係合孔(41)に嵌入された連
結ピン(31)は、係合孔(41)の拡張傾斜面(41
a)側に有するバネ(42)で付勢された押圧ピン(4
3)により押圧されて、他方側に沿うよう当接した状態
に保持され、また他方側に有するロックピン(47)が
バネ(46)の付勢力で係合孔(41)内に突出して、
連結ピンの係合凹部に係合した状態であり、これにより
連結ピンの係合孔からの抜脱が阻止され、連結状態にロ
ックされている(図6、図7)。
【0033】この状態において、連結ピン(31)は係
合孔(41)の拡張傾斜面(41a)とは反対側のロッ
クピン(47)を有する側に当接して沿っているため、
この方向には傾き偏心することはないが、前記拡張傾斜
面(41a)側には押圧ピン(43)の押圧力に抗して
傾き偏心可能である。
【0034】そのため、索条体(3)の張架部分を無理
に通行しようとする車両が引掛って、前記の索条体
(3)の端部の連結ピン(31)に対し、係合孔(4
1)の拡張傾斜面(41a)とは反対側から該拡張傾斜
面(41a)の側に向って引張力が作用した場合には、
連結ピン(31)が押圧ピン(43)による押圧力、す
なわちバネ(42)の付勢力に抗して拡張傾斜面(41
a)の側に傾き偏心し、その結果、一定以上の突出が規
制されているロックピン(47)の連結ピン(31)外
周の係合凹部(32)に対する係合が外れることとな
り、連結ピン(31)が係合孔(41)から抜脱するこ
とになる(図8)。
【0035】したがって、例えば駐車場から出ていく方
向の車両の通行により前記のように連結ピン(31)が
抜脱する方向にして設置しておくことにより、無断利用
者が無理やり出ていこうとした場合の索条体(3)やそ
の連結部分の損傷を防止できる。
【0036】また索条体(3)の両端部を上記の連結構
造にした場合は、車両通行による力のかかり具合によっ
て、いずれか一方の連結ピン(31)が抜脱でき、索条
体(3)やその両端の連結部分の損傷防止が効果的にな
される。
【0037】なお、索条体(3)の両端部を上記の連結
構造にする場合、一方の支柱(1)は車両が出ていく方
向、他方の支柱(1)は車両が侵入する方向での車両通
行により連結ピン(31)が抜脱するようにして実施す
ることもできる。
【0038】また図10および図11の実施例は、連結
ピン(31)と支持部材(4)の係合孔(41)との係
合連結構造の他の例を示している。
【0039】この実施例において、支持部材(4)の係
合孔(41)は、車両通行方向の両側の面が奥から開口
側に向って傾斜面をなし、嵌入された連結ピン(31)
が両側へ偏心できるように拡張形成されている。(41
a)(41b)はその両側の拡張傾斜面を示す。
【0040】両側の拡張傾斜面(41a)(41b)の
部分には、相対向して係合孔(41)に向ってバネ(4
6)(46)で付勢されるとともに、収容孔(48)の
段部(48a)により一定以上の突出が規制された押圧
兼用のロックピン(47a)(47b)が設けられてお
り、このロックピン(47a)(47b)により、係合
孔(41)に嵌入された連結ピン(31)を、その外周
に形成された係合凹部(32)に係合した状態で係合孔
(41)の軸心に両側から押圧保持でき、さらに連結ピ
ン(31)がいずれか一方に偏心したときに係合孔(4
1)から抜脱するように構成されている。
【0041】したがって、前記両ロックピン(47a)
(47b)の押圧用のバネ(46)(46)は、同じ押
圧力を有するものが使用される。また連結ピン(31)
の係合凹部(32)は凹曲面に形成されるとともに、ロ
ックピン(47a)(47b)の先端が前記係合凹部
(32)に対応したアール面に形成されている。
【0042】この実施例の場合、係合凹部(32)が凹
曲面であっても、押圧兼用のロックピン(47a)(4
7b)の双方が係合状態に保持されるため、連結ピン
(31)がロックピン(47a)(47b)の係合が外
れる方向に偏心しない限り、所定の係合連結状態に保持
される。そして、無理に通行しようとする車両が索条体
(3)に引掛って、連結ピン(31)がいずれか一方の
ロックピン(47a)または(47b)の押圧力に抗し
て偏心すると、他方のロックピン(47b)または(4
7a)の係合が外れて、係合孔(41)から抜脱する。
特に、駐車場に侵入する方向、出る方向のいずれの方向
においても、前記のように抜脱することになる。
【0043】なお、この実施例は、図のような断面円形
の連結ピン(31)を使用するものに限らず、図3〜図
8の角形の連結ピン(31)、角形の係合孔(41)に
よる係合連結構造においても同様に実施できる。さらに
図のように円形の連結ピン(31)において、係合凹部
(32)を連結ピン(31)の周方向に連続したものと
すると、連結ピン(31)が回動しても所定の係合連結
状態に保持できる。
【0044】また本発明の索条体の連結構造は、索条体
が連結される支柱内の支持部材により索状体を上下動さ
せる方式の通行規制装置に限らず、索条体を支柱に対し
上下動させない方式の通行規制装置の連結構造にも適用
可能である。
【0045】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、対向す
る両支柱間に架渡されて、少なくとも一端部が支持部材
に対し、1方向の車両の通行により抜脱するように係合
連結されるため、利用者が誤って、あるいは無断利用者
が無理やり通過しようとして、索条体に引張力が作用し
た場合に、係合孔に嵌入されて係合連結されている索条
体端部の連結ピンが抜脱するため、索条体が切断したり
その連結部分が破損するようなことがない。しかも抜脱
した連結ピンは、再度係合孔に押し込むことにより容易
にかつ確実に係合連結でき、所定の張架状態に保持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通行規制装置の使用状態を示す正面図
である。
【図2】一方の支柱の対向面側の正面図である。
【図3】支柱内部の支持部材に対する索条体の端部係合
金具を抜脱した状態の斜視図である。
【図4】支持部材の平面図である。
【図5】支持部材部分の正面図である。
【図6】前図X−X線の断面図である。
【図7】前図Y−Y線の断面図である。
【図8】連結ピンが傾き偏心した抜脱寸前の断面図であ
る。
【図9】他の実施例を示すロックピンと押圧ピン部分の
断面図である。
【図10】さらに他の実施例を示す連結ピンと支持部材
の係合連結部分の断面図である。
【図11】前図Z−Z線の断面図である。
【符号の説明】
(1) 支柱 (3) 索条体 (4) 支持部材 (31) 連結ピン (32) 係合凹部 (41) 係合孔 (41a)(41b) 拡張傾斜面 (42) バネ (43) 押圧ピン (46) バネ (47) ロックピン (47a)(47b) 押圧兼用のロックピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔をおいて立設された2本の支柱間にチ
    ェーン等の索状体を架渡してなる車両の通行規制装置に
    おいて、索条体の少なくとも一端部を一方の支柱に備え
    る支持部材に係脱可能に連結してなり、 索条体の前記一端部には外周に係合凹部を有する連結ピ
    ンが付設され、この連結ピンが、支持部材に設けられた
    係合孔に挿し込まれ、該係合孔の周囲部に設けたロック
    ピンが前記係合凹部に係合するとともに、索条体に車両
    通行方向の引張力が作用したときに前記ロックピンの係
    合が外れて抜脱するように設けられてなることを特徴と
    する車両の通行規制装置。
  2. 【請求項2】間隔をおいて立設された2本の支柱間にチ
    ェーン等の索状体を架渡してなる車両の通行規制装置に
    おいて、索条体の少なくとも一端部を一方の支柱に備え
    る支持部材に係脱可能に連結してなり、 索条体の前記一端部には外周に係合凹部を有する連結ピ
    ンが付設され、 支持部材には前記連結ピンが両支柱の対向面側から略水
    平の方向に嵌入する係合孔が設けられ、この係合孔は、
    車両通行方向の一方側の面が奥から開口側に向って傾斜
    面をなして嵌入された連結ピンの偏心を許容するように
    拡張形成され、 係合孔の周囲部の前記拡張傾斜面側に、係合孔に向って
    バネで付勢されて係合孔に嵌入された連結ピンを他方側
    へ押圧する押圧ピンが設けられるとともに、 前記押圧ピンと相対向する側には、係合孔に向ってバネ
    で付勢されて前記押圧ピンで押圧された連結ピンの係合
    凹部に係合するように突出しかつ一定以上の突出が規制
    されたロックピンが設けられ、 連結ピンが前記押圧ピンの押圧力に抗して拡張傾斜面側
    に偏心したときに係合孔から抜脱するように構成されて
    なることを特徴とする車両の通行規制装置。
  3. 【請求項3】請求項2の車両の通行規制装置において、
    支持部材の係合孔が、車両通行方向の両側の面が奥から
    開口側に向って傾斜面をなして嵌入された連結ピンの両
    側方への偏心を許容するように拡張形成され、両側の拡
    張傾斜面の部分には、相対向して係合孔に向ってバネで
    付勢されるとともに一定以上の突出が規制された押圧兼
    用のロックピンが、係合孔に嵌入された連結ピンをその
    外周の係合凹部に係合して押圧保持するように設けら
    れ、連結ピンがいずれか一方のロックピンの押圧力に抗
    して偏心したときに係合孔から抜脱するように構成され
    てなることを特徴とする車両の通行規制装置。
  4. 【請求項4】連結ピンが断面略四角形をなすとともにそ
    の少なくとも一面に係合凹部が設けられ、また支持部材
    の係合孔は、前記連結ピンに対応する断面略四角形をな
    すとともにその対角線を垂直方向にして形成されてお
    り、該係合孔の車両通行方向の少なくとも一方側の面が
    奥から開口側に向って傾斜面をなすように拡張形成され
    てなる請求項2または3に記載の車両の通行規制装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10317335A (ja) * 1997-05-22 1998-12-02 Miyata Jidoki Hanbai Kk 車両出入口用フェンス
JP2014129677A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Tokyo Engineering Systems Corp 機械式駐車装置及び機械式駐車装置の可動部の制御方法

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