JP3016357U - 車両侵入防止装置 - Google Patents

車両侵入防止装置

Info

Publication number
JP3016357U
JP3016357U JP1995002574U JP257495U JP3016357U JP 3016357 U JP3016357 U JP 3016357U JP 1995002574 U JP1995002574 U JP 1995002574U JP 257495 U JP257495 U JP 257495U JP 3016357 U JP3016357 U JP 3016357U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rising
portions
prevention device
rising portions
intrusion prevention
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995002574U
Other languages
English (en)
Inventor
悦朗 木村
Original Assignee
悦朗 木村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 悦朗 木村 filed Critical 悦朗 木村
Priority to JP1995002574U priority Critical patent/JP3016357U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3016357U publication Critical patent/JP3016357U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置費用が安くてすみ、駐車スペースが並列
している駐車場であっても無断駐車を有効に阻止できる
車両侵入防止装置を提供すること。 【構成】 車両侵入防止装置を、駐車スペース入口中央
の床面に固定される中央底部と、該中央底部の両端にそ
れぞれ回動自在に取りつけられた第1および第2の立ち
上げ部と、該第1および第2の立ち上げ部の先端を床面
でそれぞれ固定する、床面に固定された第1および第2
の固定部と、該第1および第2の立ち上げ部にそれぞれ
回動自在に枢着された第1および第2の鎖ガイド部と、
一端がそれぞれ第1および第2の立ち上げ部の先端に取
りつけられ、下端が該第1および第2の鎖ガイド部のそ
れぞれ先端に設けられた孔を通して該第1および第2の
固定部に取りつけられた第1の鎖および第2の鎖と、該
第1および第2の立ち上げ部を立ち上げた状態で保持す
るための連結部とで構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、駐車場の駐車スペースに自動車が駐車していないときに他人が無断 で駐車するのを防止するために設置する車両侵入防止装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、駐車場の駐車スペースに自動車が駐車していないときに他人が無断で駐 車するのを防止するために種々の手段が採られてきた。
【0003】 例えば、駐車場があいているときはあいているスペースにポールを立てたり、 ロープをはったり、コンクリートブロック等を置くようにしているが、このよう な方法では、ポール等の障害物を簡単に除去出来てしまうので心理的な効果以上 のものは余り望めない。また、駐車場の両端にポールを打ち込み、ポール間に鎖 をわたして施錠する方法もあるが、この方法では、まず、ポールを地中に埋め込 む工事自体に手間や費用がかかる。また、多数の駐車スペースを持つ駐車場では 、1台分のスペース毎にこのようなポールと鎖を備えたのでは設置費用がかさむ 上にポール自体が自動車の出し入れの障害になり、一方、駐車場の入口だけにポ ールと鎖を設けたのでは駐車場全体を閉める時に鎖を渡せるだけなので、駐車場 が開いているときに個々のスペースの無断駐車を有効に防止出来ない。
【0004】 そこで、各駐車スペース毎に設置することを目的として、図9に示す車止めが 実公平1−42623号公報に開示されている。この車止めは、地面に固定され た基枠51と、この基枠に回動自在に軸承されたパイプ製の支柱52とを設け、 基枠51と支柱52との間に設けた係合部を解除することにより支柱を倒し車両 53の通行を自由にし、倒した支柱52を引き起こすだけで支柱52の直立状態 を保持出来るようになっている。
【0005】 また、同様に、各駐車スペースに設置することを目的として、図10に示す駐 車場ロックアウト装置が特開平5−280221号公報に開示されている。この 駐車場ロックアウト装置は、駐車スペースの床に固定される基体60と、一端が 基体60に回動自在に枢着され枢着部61を中心にして立ち上げられる起立部材 62と、立ち上げ状態を維持するために起立部材62と基体60との間に連結さ れたリンク手段63と、起立部材62を立ち上がり状態に固定するためのロック 手段(長孔33とロック孔35を連通する施錠装置でここでは図示されていない )とから構成されている。
【0006】 これらの装置はいずれも設置するのに地中に埋め込まなくてよいので、設置費 用が安くてすみ、駐車場があいているときは支柱や起立部材を立ち上げて無断駐 車を物理的に阻止することができ、駐車させるときには支柱や起立部材を地面に 平行に倒して自動車を通過させることができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、区分駐車場が多数並列している駐車場では、各駐車スペース毎 に上記したような車止めを設置しても、車止めと車止めとの間に1台分のスペー スができるのでこの間から無断駐車されてしまうおそれがある。
【0008】 本考案は上記の問題点にかんがみてなされたものであり、その目的は、設置費 用が安くてすみ、駐車場があいているときは立ち上げ部を立ち上げその両側に鎖 を張ることによって駐車スペースへの車両の侵入はもちろんのこと、隣り合った 立ち上げ部と立ち上げ部との間のスペースからの車両の侵入をも物理的に阻止す ることが出来、車両を駐車させる場合には立ち上げ部を鎖を収納させながらスペ ース床面に倒して車両を通過させることが出来、駐車スペースが並列している駐 車場であっても無断駐車を有効に阻止できる車両侵入防止装置を提供することで ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案による車両侵入防止装置は、駐車スペース入 口中央の床面に固定される中央底部と、該中央底部の両端にそれぞれ回動自在に 取りつけられた第1および第2の立ち上げ部と、該第1および第2の立ち上げ部 の先端を床面でそれぞれ固定する、床面に固定された第1および第2の固定部と 、該第1および第2の立ち上げ部にそれぞれ回動自在に枢着された第1および第 2の鎖ガイド部と、一端がそれぞれ第1および第2の立ち上げ部の先端に取りつ けられ、下端が該第1および第2の鎖ガイド部のそれぞれ先端に設けられた孔を 通して該第1および第2の固定部に取りつけられた第1の鎖および第2の鎖と、 該第1および第2の立ち上げ部を立ち上げた状態で保持するための連結部とで構 成され、駐車スペースがあいているときは該第1および第2の立ち上げ部を立ち 上げて該連結部で連結して車両の侵入を防止し、駐車スペースに車両を駐車させ るときは連結部を解除して該第1および第2の立ち上げ部を床面に水平に倒して 該第1および第の立ち上げ部と該中央底部と該第1および第2の固定部とが一直 線上に並ぶように固定させることを特徴とする。
【0010】
【作用】
駐車場があいているときは、第1および第2の立ち上げ部を立ち上げて、連結 部により連結すると、中央底部と第1および第2の立ち上げ部とが三角形の形状 をなして駐車場入口に立ち上がり、さらに両側に第1および第2の鎖が張られる ので、駐車スペース全体にわたって無断駐車を阻止できる。
【0011】 一方、駐車場に駐車させたいときは、連結部による第1および第2の立ち上げ 部の連結を解除して、第1および第2の鎖を第1および第2の鎖ガイド部の導び きで第1および第2の立ち上げ部内部に収納しつつ、第1および第2の立ち上げ 部を水平に倒すことができる。また、水平に倒した後第1および第2の立ち上げ 部の先端を第1および第2の固定部に差し込むことによって、車両侵入防止装置 の上を自動車が乗り越えても容易に動かないようにできる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案による実施例について図面を参照して説明する。
【0013】 図1は本考案による車両侵入防止装置1を立ち上げた状態、図2は同装置1を 倒しつつある状態、図3は本考案による同装置1を駐車スペース床面に水平に倒 した状態をそれぞれ示す図である。
【0014】 本考案による車両侵入防止装置1は、駐車場の駐車スペース入口中央の床面に 固定される中央底部12と、中央底部の両端に回動自在に取り付けられた立ち上 げ部2および立ち上げ部3と、立ち上げ部2および立ち上げ部3を駐車スペース の床面に倒したときにそれぞれの先端を差し込んで固定するための固定部9およ び固定部10と、立ち上げ部2および立ち上げ部3に回動自在に枢着された鎖ガ イド部6および鎖ガイド部7と、一端がそれぞれ立ち上げ部2および立ち上げ部 3の先端に取り付けられ他端が鎖ガイド部6および鎖ガイド部7のそれぞれ先端 近くに設けられた孔6b(図7参照)を通して固定部9および固定部10に取り 付けられた鎖4および鎖5と、立ち上げ部2、3を立ち上げた状態に保持するた めの連結部8で構成されている。
【0015】 中央底部12、立ち上げ部2、立ち上げ部3、鎖ガイド部7、鎖ガイド部8、 固定部9および固定部10はそれぞれ、断面がコの字型の金属部材(例えば鋼材 、ステンレス材、アルミニウム材等)で構成されている。外観と耐久性を考慮し たものであり、またプレス加工により使用材料を低減できることを考慮したから である。
【0016】 中央底部12、固定部9および固定部10は鉄筋アンカピン11を打ち込むこ とによって駐車スペースの床面に固定されている。なお、駐車場の床がアスファ ルト舗装されている場合等は中央底部12、固定部9および固定部10を例えば 建材用接着剤でスペース床面に固定することも可能である。
【0017】 図4は中央底部12と立ち上げ部2との接続部分の部分拡大図であり、(a) は図1において矢印Aで示す接続部分の部分拡大図、(b)は図3において矢印 Bで示す接続部分の部分拡大図を示している。
【0018】 図4(a)および(b)に示されるように、立ち上げ部2のコの字型の両側辺 2aは、それぞれ支持板2bを介して、ボルト12bとピン12cによって中央 底部12のコの字型の両辺12aに回動自在に取り付けられている。なお、中央 底部12と立ち上げ部3との接続部分は以上説明した中央底部12と立ち上げ部 2の接続部分とまったく同様である。
【0019】 図5(a)および(b)は本実施例における中央底部12と立ち上げ部2およ び立ち上げ部3との接続部分の変形例を示している。
【0020】 図5(a)に示すように、中央底部12の側辺12aと立ち上げ部2の側辺2 aとの間にバネ12dを設けると、立ち上げ部2を立ち上げたときにこのバネ1 2dの張力が働いて立ち上げ部2を安定的に保ち簡単に矢印で示す方向に倒れな いようにすることができる。なお、中央底部12と立ち上げ部3との接続部分も 以上説明した中央底部12と立ち上げ部2の接続部分とまったく同様である。
【0021】 図5(b)に示す例では、立ち上げ部2の側辺2aおよび立ち上げ部3の側辺 3aに,それぞれ支持部材2qおよび3qが回動自在に取り付けられ、また支持 部材2qおよび3qを側辺2aおよび側辺3aに沿って保持しておくための保持 具2pおよび3pが取り付けられている。中央底部12の駐車スペース側には支 板13および14が鉄筋アンカピンで床面に固定され、これらの支板13および 14には支持部材2qおよび3qを固定するための固定部材13aおよび14a (図示の例では支持部材2qおよび3qの先端を差し込むためのパイプ)が取り 付けられている。
【0022】 立ち上げ部2および立ち上げ部3を床面に倒すときは、支持部材2qおよび3 qをそれぞれ保持具2pおよび3pで側辺2aおよび3aに沿わせて保持してお くので、自動車が立ち上げ部2、3の上を通過する時でも邪魔になったり、タイ ヤや車体を傷つけたりすることはない。立ち上げ部2および立ち上げ部3を立ち 上げたときは、支持部材2qおよび3qをそれぞれ保持具2pおよび3pから外 して固定部材13a及び14aに差し込むことにより、立ち上げ部2および立ち 上げ部3の立ち上げた状態をより安定的に保つことができ、誤って車両がぶつか っても容易に倒れるようなことはない。
【0023】 図6は立ち上げ部2の先端を固定部9に差し込むための機構を説明するために 鎖ガイド部6および鎖4を省略した状態で示す立ち上げ部2の部分拡大図であり 、立ち上げ部2を立ち上げた状態で示している。
【0024】 押し上げ部材2dは、立ち上げ部2のコの字の側辺2aの内側に複数(本実施 例では一方の側辺に2か所)設けられた支持枠2e内にはめ込まれ、一端は差し 込み部材2hに接し、他端は回転部材2gに接している。差し込み部材2hは、 立ち上げ部2のコの字の底辺2kの内側に底辺2kからやや離れて設けられた支 持枠2iと底辺2kとの間にゆるくはめ込まれている。なお、差し込み部材2h の支持枠2e側の一部と、その近くに設けられている支持枠2eに植設された突 起2mを結んでバネ2jが取りつけられており、それにより差し込み部材2hは 支持枠2e側に付勢されている。
【0025】 回転部材2gはピンの両側に楕円形状のカム板2zを取り付けたものであり、 立ち上げ部2の両側辺2aを貫通して回転自在に取りつけられており、カム板2 zの一部は押し上げ部材2dの下端に接している。回転部材2gは側辺2aの外 側に取り付けられたレバー2fに連動して回転するようになっている。
【0026】 図6は差し込み部材2hが押し上げ部材2dによって固定部9(図1〜図3参 照)の方向に押し上げられた状態を示したものである。
【0027】 いま、レバー2fを矢印C方向に操作すると、回転部材2gが矢印C方向に回 転し、カム板2zは矢印D方向に回転する。一方、差し込部材2hはバネ2jに よって、常に矢印F方向に付勢されているため、回転部材2gが矢印C方向に回 転してカム板2zの別の部分が押し上げ部材2dの下端に当接すると、押し上げ 部材2dは矢印E方向にカム板2zの形状の変化によって決まる高さだけ下がる 。このように、レバー2fを矢印C方向に操作することによって、差し込み部材 2hは支持枠2i内に収納される。
【0028】 逆に、差し込み部材2hが支持枠2i内に収納されている状態のとき、レバー 2fを矢印Cとは反対の方向に操作すると、押し上げ部材2dはカム板2zの形 状の変化によって決まる高さだけバネ2jの作用に逆らって押し上げられること になり、バネ2jの付勢方向に逆らって差し込み部材2hを固定部9(図示せず )の方向に押し出す。
【0029】 図1に示したように、立ち上げ部2を立ち上げて無断駐車を阻止している状態 では、レバー2fを操作して差し込み部材2hを引っ込めておく。図3に示した ように、立ち上げ部2を水平方向に地面に倒したときはレバー2fを操作して押 し上げ部材2dを押し上げ、差し込み部材2hを立ち上げ部2の先端より少し突 き出して固定部11に差し込む。これによって、車両侵入装置1の上を自動車が 乗り越えても立ち上げ部材2が容易に動かないように固定できる。
【0030】 なお、立ち上げ部2の先端を固定部9に固定するための機構は上記したものに は限られない。立ち上げ部2への差し込み部分を固定部9の方に設けてもよいし 、バネを用いずに差し込み部材を差し込み状態に固定できるようにしただけでも よい。
【0031】 図7は立ち上げ部2に鎖ガイド部6および鎖4を取り付け、立ち上げ部2を立 ち上げた状態の部分拡大図である。
【0032】 鎖ガイド部6は、立ち上げ部2の両側辺2a、さらに押し上げ部材2dの内側 に連結部材6eにより立ち上げ部2の底辺2kに回動自在に取り付けられている 。また、連結部材6eにはさらにうず巻きバネ6hが取りつけられており(図6 中2点鎖線で示してある)、それにより鎖ガイド部6を立ち上げ部2側に付勢し ている。一方、鎖4は、差し込み部材2hが引っ込められた場合の位置より下側 に一端が取り付けられ、他端は鎖ガイド部6の孔6bを通して固定部9(図示せ ず)に取り付けられている。従って、立ち上げ部2を図1に示すように立ち上げ た状態では、鎖ガイド部6は鎖4の張力によりバネ6hの付勢方向に逆らって外 側に開く。
【0033】 立ち上げ部2を図2に示すように地面に倒す時に、鎖ガイド部6はうず巻きバ ネ6hにより立ち上げ部2側に引きつけられるので鎖4をスムーズにコの字の枠 内に納めながら地面に倒すことができ、図3に示すように立ち上げ部2を完全に 地面に倒したときに鎖ガイド部6および鎖4全体が立ち上げ部2内に収納される ようになっている。
【0034】 なお、図7に示したように、鎖4の立ち上げ方向の先端にバネ4aを取り付け てもよい。バネ4aを取り付けることによって、立ち上げ部2を立ち上げた状態 で人や車が鎖4を踏んでしまった場合などにこのバネ4aが伸びることにより直 接立ち上げ部2にかかる力を吸収することができる。
【0035】 図6および図7に示した構成は、立ち上げ部3、鎖ガイド部7、鎖5の関係に ついても同様に言える。
【0036】 図8は図1に示す立ち上げ部2および立ち上げ部3を立ち上げた状態での連結 部分の正面図である。
【0037】 連結部8は一端が立ち上げ部3の側辺3aの先端部分でボルト3tによって回 動自在に取り付けられており、他端には切り欠き部が設けられている。立ち上げ 部2および立ち上げ部3を連結するときは、連結部8を立ち上げ部2側に回転さ せて立ち上げ部2の先端部分に取り付けられたボルト2tに切り欠き部を係合さ せる。さらに立ち上げ部2の先端に設けられた貫通孔25に錠14を差し込み施 錠すればよい。
【0038】 なお、連結部8は上記形状の他に種々の形状が考えられる。例えば、キャップ 状のものをかぶせて一か所立ち上げ部2または3との連通部分を設けて施錠して もよいし、枠状のものをはめ込み施錠してもよい。連結部8にパネルを取り付け れば、駐車スペースの駐車主の名前を表示できて便利である。
【0039】 最後に、もう一度まとめて本考案による車両侵入防止装置1の用法を説明する 。
【0040】 駐車場があいているときは立ち上げ部2および立ち上げ部3を立ち上げて、連 結部8により連結させて施錠する。すると、図1に示されるように、中央底部1 2と立ち上げ部2および立ち上げ部3とが三角形の形状をなして駐車場入口に立 ち上がり、さらに鎖4および鎖5が駐車場の境付近に設置してある固定部9およ び固定部10との間に張られるので、駐車スペース全体にわたって無断駐車を阻 止できる。
【0041】 駐車場に自動車を駐車させるときは、連結部8および施錠を解除し、図2に示 されるように鎖4および鎖5を収納しながら立ち上げ部2および立ち上げ部3を 床面に水平に倒し、立ち上げ部2および立ち上げ部3の先端を固定部9および固 定部10に差し込み固定する。その結果、固定部9、立ち上げ部2、中央底部1 2、立ち上げ部3、固定部10が一直線状に駐車スペースの入口に横たわる。そ して、図3に示されるように、駐車スペースの入口に横たわった車両侵入防止装 置1の上を乗り越えて自動車を通過させ、駐車させることができる。
【0042】
【考案の効果】
本考案による車両侵入防止装置は以上説明したように構成されているので、以 下に述べるような効果を奏する。 (1)本考案による車両侵入防止装置は駐車場の床面に鉄筋アンカピンや建材用 接着剤で固定することが可能で、従来のように地中に埋め込まずにすむので、設 置が容易で設置の費用も安価である。 (2)駐車スペースがあいているときは立ち上げ部を立ち上げ、鎖を張ることに よって駐車スペースへの車両の侵入を物理的に阻止することが出来、車両を駐車 させる場合には立ち上げ部を鎖を収納させながら倒して車両を通過させることが 出来、駐車スペースが並列している駐車場であっても無断駐車を有効に阻止でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両侵入防止装置を立ち上げた状
態を示す図である。
【図2】本考案による車両侵入防止装置を倒しつつある
状態を示す図である。
【図3】本考案による車両侵入防止装置を倒した状態を
示す図である。
【図4】中央底部と立ち上げ部との接続部分の部分拡大
図であり、(a)は立ち上げた状態、(b)は倒した状
態の部分拡大図である。
【図5】(a)および(b)は図4に示した中央底部と
立ち上げ部との接続部分の変形例である。
【図6】鎖ガイド部と鎖とを省略した立ち上げ部の部分
拡大図である。
【図7】立ち上げ部の部分拡大図である。
【図8】立ち上げ部の連結部分の正面図である。
【図9】従来例の車止めを示す図である。
【図10】従来例の駐車場ロックアウト装置を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 車両侵入防止装置 2 立ち上げ部 3 立ち上げ部 4 鎖 5 鎖 6 鎖ガイド部 7 鎖ガイド部 8 連結部 9 固定部 10 固定部 11 アンカピン 12 中央底部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車スペース入口中央の床面に固定され
    る中央底部と、 該中央底部の両端にそれぞれ回動自在に取りつけられた
    第1および第2の立ち上げ部と、 該第1および第2の立ち上げ部の先端を床面でそれぞれ
    固定する、床面に固定された第1および第2の固定部
    と、 該第1および第2の立ち上げ部にそれぞれ回動自在に枢
    着された第1および第2の鎖ガイド部と、 一端がそれぞれ第1および第2の立ち上げ部の先端に取
    りつけられ、下端が該第1および第2の鎖ガイド部のそ
    れぞれ先端に設けられた孔を通して該第1および第2の
    固定部に取りつけられた第1の鎖および第2の鎖と、 該第1および第2の立ち上げ部を立ち上げた状態で保持
    するための連結部とで構成され、 駐車スペースがあいているときは該第1および第2の立
    ち上げ部を立ち上げて該連結部で連結して車両の侵入を
    防止し、駐車スペースに車両を駐車させるときは連結部
    を解除して該第1および第2の立ち上げ部を床面に水平
    に倒して該第1および第2の立ち上げ部と該中央底部と
    該第1および第2の固定部とが一直線上に並ぶように固
    定させることを特徴とする車両侵入防止装置。
  2. 【請求項2】 前記中央底部、前記第1および第2の立
    ち上げ部、前記第1および第2の鎖ガイド部、前記第1
    および第2の固定部が、それぞれ断面がコの字状の金属
    部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の車両侵入防止装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の鎖がバネを介して
    第1および第2の立ち上げ部の先端に取りつけられたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両侵入防止装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の立ち上げ部と、前
    記第1および第2の固定部とを、該立ち上げ部または該
    固定部の先端のどちらかに設けられた差し込み部材を介
    して固定することを特徴とする請求項1に記載の車両侵
    入防止装置。
  5. 【請求項5】 前記中央底部と前記第1および第2の固
    定部とを、鉄筋アンカピンを打ち込むことにより、また
    は接着材により、床面に固定することを特徴とする請求
    項1に記載の車両侵入防止装置。
  6. 【請求項6】 前記中央底部の側辺と前記第1および第
    2の立ち上げ部の側辺との間にバネを取り付け、前記第
    1および第2の立ち上げ部が床面側に容易に倒れないよ
    うにした請求項1に記載の車両侵入防止装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の立ち上げ部にそれ
    ぞれ枢着された第1および第2の鎖ガイド部が枢着部に
    バネを取りつけてそれぞれ前記第1および第2の立ち上
    げ部側に付勢されている請求項1に記載の車両侵入防止
    装置。
JP1995002574U 1995-03-30 1995-03-30 車両侵入防止装置 Expired - Lifetime JP3016357U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995002574U JP3016357U (ja) 1995-03-30 1995-03-30 車両侵入防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995002574U JP3016357U (ja) 1995-03-30 1995-03-30 車両侵入防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3016357U true JP3016357U (ja) 1995-10-03

Family

ID=43151887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995002574U Expired - Lifetime JP3016357U (ja) 1995-03-30 1995-03-30 車両侵入防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3016357U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021143489A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 東日本電信電話株式会社 安全柵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021143489A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 東日本電信電話株式会社 安全柵
JP7002583B2 (ja) 2020-03-11 2022-01-20 東日本電信電話株式会社 安全柵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101990732B1 (ko) 공간확장형 캠핑카
US20120256149A1 (en) Roll Up Gate System
US3945159A (en) Anti-theft vehicle shelter
US3235214A (en) Parking space barriers
USRE39170E1 (en) Vehicle parking security device
JP3016357U (ja) 車両侵入防止装置
US6315253B1 (en) Foldable supporting device and quick release mechanism therefor
JP3782069B2 (ja) 簡易扉
JP2005314109A (ja) 折り畳み式収容庫
KR100597370B1 (ko) 차량용 리프트장치
KR200268448Y1 (ko) 지하구조물 점검용사다리
KR101131933B1 (ko) 높이조절용 주차장 진출입 조절장치
JP3220915U (ja) スロープ
KR200348796Y1 (ko) 주차금지 표시장치
JP2003293335A (ja) 簡易車両規制装置
JPH07279464A (ja) 立体式駐車装置
JP3157237U (ja) 簡易車庫
JPH0449222Y2 (ja)
KR20220167496A (ko) 무단주차 방지 장치
JPH0610546U (ja) 折り畳み式多段駐車装置
JPH07304432A (ja) 車輪止め装置
JPH086086Y2 (ja) 車両止め装置
JPH0547235Y2 (ja)
JP2003003435A (ja) 進入防止用可動柵
JP2004308342A (ja) 防雪柵