JPH0782517A - 紫外線硬化性セキュリティインキ組成物 - Google Patents

紫外線硬化性セキュリティインキ組成物

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JPH0782517A
JPH0782517A JP22599993A JP22599993A JPH0782517A JP H0782517 A JPH0782517 A JP H0782517A JP 22599993 A JP22599993 A JP 22599993A JP 22599993 A JP22599993 A JP 22599993A JP H0782517 A JPH0782517 A JP H0782517A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フタロシアニン系あるいはナフタロシアニン
系近赤外線吸収剤と紫外線吸収剤を含有する紫外線硬化
性セキュリティインキ組成物。 【効果】 フタロシアニンあるいはナフタロシアニン系
近赤外線吸収剤と紫外線吸収剤を組み合わせることで透
明性が高く、近赤外線領域での優れた反射率と、UV硬
化後の耐光性の高い、実用的なセキュリティインキ組成
物を提供することが可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリペイドカード、商
品券、証券等の偽造防止を目的とするセキュリティイン
キに関する。更に詳しくは、近赤外線吸収剤であるフタ
ロシアニン化合物、あるいは、ナフタロシアニン化合物
と紫外線吸収剤を含有することを特徴とする紫外線硬化
性セキュリティインキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】プリペイドカード等の偽造防止策として
はいくつかの方法があるが、最も一般的な方法として、
普通の可視光センサーでは読み取りができないセキュリ
ティインキを用いる方法がある。この場合、通常近赤外
線吸収剤が用いられる。具体的な方法として、近赤外線
吸収剤とバインダー樹脂を含有するセキュリティインキ
をプリペイドカードの表面に印刷する方法がある。近赤
外線吸収剤としては、700〜1100nmに吸収波長
を有する色素が用いられる。バインダー樹脂としては、
通常フィルムや紙のコーティングに用いられるウレタン
系、エポキシ系、フェノール系、ポリエステル系樹脂等
が利用できるが、オフセット印刷等の大量印刷或いは無
公害型のインキを考えれば紫外線硬化型が望まれる。こ
こで手触りにより10μ以上の厚みは感知されるため、
印刷の厚みは10μ以下にするのが良い。上記の方法に
より作製されたセキュリティインキを用いて印刷された
プリペイドカードは、近赤外線(700〜1100n
m)を照射するとその領域の波長の光を吸収するため、
読み取りが可能となる。すなわち、記録面に赤外線レー
ザーを照射し、特定波長での記録部分と非記録部分の反
射の違いを読み取る。この原理を利用して真贋の判別が
可能となる。
【0003】これらの近赤外線吸収剤を含有するセキュ
リティインキ組成物には、下記に示すような種々の物理
的及び化学的特性が要求される。 (1)近赤外線吸収剤が、セキュリティインキ組成物中
で完全に溶解していること。溶解不良であれば、色素粒
子が大きい場合には手触りで感知される可能性がある。 (2)近赤外線吸収剤のモル吸光係数が大きいこと。小
さければインキ中に多量に添加する必要があり、印刷厚
みが10μを越える可能性がある。 (3)セキュリティインキ組成物は、700〜1100
nmの波長範囲に吸収帯を有する必要がある。 (4)セキュリティインキ組成物は、400〜700n
mの可視領域での吸収が小さいこと。可視領域の吸収が
大きいとインキが着色し、セキュリティインキとしての
役目をはたさなくなる。 (5)セキュリティインキ組成物として、耐熱性、耐光
性が良好なこと。不良な場合、経時変化によって近赤外
部の波長を吸収することが不完全になり、読み取り誤差
を生じる可能性がある。
【0004】既知の紫外線硬化性セキリュティインキの
中で、これらすべての点を満足するものは報告されてい
ない。特に溶解性および耐光性の点で問題があった。す
なわち、溶解性においては、汎用のジチオール錯体系、
アントラキノン系、無置換のフタロシアニン、無置換の
ナフタロシアニンといった近赤外線吸収剤は、アクリル
モノマー等への溶解度が低いため均一なインキが得られ
ず、モル吸光係数が不十分なため近赤外線領域での満足
な吸収が得られない。耐光性の点では、紫外線硬化性イ
ンキの場合、光重合開始剤を添加し強い紫外線を照射し
て硬化を促進させるため、硬化時には近赤外線吸収色素
が容易に分解を起こし、更に硬化後もインキ内に残った
光重合開始剤による悪影響で耐光性が低下する。
【0005】特開平4−320466には、o−アミノ
フェニルチオエーテル基を持つフタロシアニン化合物を
シクロヘキサノン系溶剤に含有するセキュリティインキ
が提案されているが、アミノ基がフタロシアニン骨格に
直結するフタロシアニンは、400〜700nmの可視
領域の吸収が比較的大きいため、着色が目立ち、セキュ
リティインキとして使用するには不十分である。特開平
3−62878には、近赤外線領域、特に半導体レーザ
ー発振波長領域(760〜830nm)に大きな吸収を
有するフタロシアニン化合物が記載されている。しか
し、このフタロシアニン化合物を用いて、紙又は樹脂上
に、手で触っても脱落することがなく、かつ耐光性に優
れたインキ層を作製する方法は全く記載されていない。
またいずれの場合も紫外線硬化性セキュリティインキに
関する記載はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、アク
リレート系紫外線硬化性インキにおいて、フタロシアニ
ン化合物あるいはナフタロシアニン化合物を利用し、優
れた性能を有し、かつ、耐光性に優れた紫外線硬化性セ
キュリティインキを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、ある種のフタロシ
アンニン化合物あるいはナフタロシアニン化合物と紫外
線吸収剤をうまく組み合わせることにより、溶解性と耐
光性の問題が解決でき、優れた紫外線硬化性セキュリテ
ィインキ組成物ができることを見出し本発明を完成し
た。即ち、無置換のフタロシアニンあるいはナフタロシ
アニンはアクリレート系樹脂への溶解度が低く紫外線硬
化性インキが作製できないのに対し、該化合物に置換基
を導入し、分子間の会合を切ることにより溶解度が向上
し、高性能の紫外線硬化性セキュリティインキができる
ことを見出した。しかし、そのままでは該インキは光硬
化後の耐光性が低く、光により近赤外線吸収色素である
フタロシアニンあるいはナフタロシアニンが容易に分解
し、インキの耐久性が不十分であった。そこで本発明者
らは該フタロシアニン、ナフタロシアニンのインキ中で
の光劣化の原因を調査したところ、紫外線による分解が
原因であり、紫外線吸収剤をインキ中に添加することで
インキ中での色素の耐光性が格段に向上することを見出
した。特に紫外光の中でも300〜400nmの光での
分解が大きいため、その波長の紫外光をカットすること
で高性能かつ、高耐久性の優れた紫外線硬化性セキュリ
ティインキが完成した。
【0008】本発明は、アクリレート系紫外線硬化性イ
ンキにおいて、一般式(1)(化3)で表されるフタロ
シアンニン化合物あるいは一般式(2)(化4)で表さ
れるナフタロシアニン化合物を用いることで該化合物の
インキ組成物への溶解性を改善し、更に紫外線吸収剤を
添加することによって該化合物の耐光性を改良した紫外
線硬化性セキュリティインキに関するものである。
【0009】
【化3】
【0010】
【化4】 〔式(1)、(2)中、A1 〜A16、B1 〜B24は各々
独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換又は未置換のア
ルキル基、置換又は未置換のアルコキシ基、置換又は未
置換のアリール基、置換又は未置換のアリールオキシ
基、置換又は未置換のアルキルチオ基、あるいは置換又
は未置換のアリールチオ基を表し、かつ、A1 とA2
3 とA4 、A5 とA6 とA7 とA8 、A9 とA10とA
11とA12、A13とA14とA15とA16、B1 とB2 とB3
とB4 とB5 とB6 、B7 とB8 とB9 とB10とB11
12、B13とB14とB15とB16とB17とB18、B19とB
20とB21とB22とB23とB24の各組み合わせにおいて、
同時に水素原子である組み合わせとなることはない。M
は2価の金属原子、3価又は4価の置換金属原子、また
はオキシ金属を表す。〕
【0011】本発明の紫外線硬化性セキュリティインキ
は、700〜1100nmの間に吸収を有し、かつ、耐
光性に優れたインキであり、本発明に用いられる近赤外
線吸収剤は、前記一般式(1)で表されるフタロシアニ
ン化合物あるいは前記一般式(2)で表されるナフタロ
シアニン化合物である。本発明におけるアクリレート系
紫外線硬化性インキは、メタクリレート系モノマー及び
/またはオリゴマー、あるいはメタクリレート系モノマ
ー及び/又はオリゴマー、あるいはそれらから選ばれる
数種類の混合物であり、更に光重合開始剤を含有する。
また、通常のインキ組成物のように、必要に応じて、増
感剤、可塑剤、酸化防止剤、増粘剤、ワックス等の添加
剤を含むこともできる。インキ用樹脂、光重合開始剤は
通常の紫外線硬化性インキに使われるものであれば特に
限定されるものではないが、例えば、光・放射線硬化技
術(大成社編集部編)、UV・EB硬化ハンドブック、
原料編(高分子刊行会)等に記載の市販品あるいはそれ
ら市販品を混合したものが利用できる。紫外線硬化性イ
ンキは印刷後、水銀ランプあるいはメタルハライドラン
プによる紫外線を照射することによってインキの硬化を
行う。
【0012】本願発明に使用されるフタロシアニンある
いはナフタロシアニンは式(1)、(2)で表されるよ
うに置換基を有する化合物であり、式(1)、(2)
中、A1 〜A16、B1 〜B24で表される置換又は未置換
のアルキル基の例としては、メチル基、エチル基、n-プ
ロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、iso-ブチル
基、sec-ブチル基、t-ブチル基、n-ペンチル基、iso-ペ
ンチル基、neo-ペンチル基、1,2-ジメチル−プロピル
基、n-ヘキシル基、cyclo-ヘキシル基、1,3-ジメチル-
ブチル基、1-iso-プロピルプロピル基、1,2-ジメチルブ
チル基、 n-ヘプチル基、1,4-ジメチルペンチル基、2-
メチル1-iso-プロピルプロピル基、1-エチル-3- メチル
ブチル基、n-オクチル基、2-エチルヘキシル基、3-メチ
ル-1-iso- プロピルブチル基、2-メチル-1-iso- プロピ
ル基、1-t-ブチル-2- メチルプロピル基、n-ノニル基等
の炭素数1〜20の直鎖又は分岐のアルキル基、メトキ
シメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、プ
ロポキシエチル基、ブトキシエチル基、γ−メトキシプ
ロピル基、γ−エトキシプロピル基、メトキシエトキシ
エチル基、エトキシエトキシエチル基、ジメトキシメチ
ル基、ジエトキシメチル基、ジメトキシエチル基、ジエ
トキシエチル基等のアルコキシアルキル基、アルコキシ
アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシアルコキ
シアルキル基、クロロメチル基、2,2,2-トリクロロエチ
ル基、トリフルオロメチル基、2,2,2-トリクロロエチル
基、1,1,1,3,3,3,- ヘキサフルオロ-2- プロピル基等の
ハロゲン化アルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジ
アルキルアミノアルキル基、アルコキシカルボニルアル
キル基、アルキルアミノカルボニルアルキル基、アルコ
キシスルホニルアルキル基などが挙げられる。
【0013】また、置換または未置換のアルコキシ基の
例としては、メトキシ基、エトキシ基、n-プロピルオキ
シ基、iso-プロピルオキシ基、n-ブチルオキシ基、iso-
ブチルオキシ基、sec-ブチルオキシ基、t-ブチルオキシ
基、n-ペンチルオキシ基、iso-ペンチルオキシ基、neo-
ペンチルオキシ基、1,2-ジメチル−プロピルオキシ基、
n-ヘキシルオキシ基、cyclo-ヘキシルオキシ基、1,3-ジ
メチル- ブチルオキシ基、1-iso-プロピルプロピルオキ
シ基、1,2-ジメチルブチルオキシ基、n-ヘプチルオキシ
基、1,4-ジメチルペンチルオキシ基、2-メチル-1-iso-
プロピルプロピルオキシ基、1-エチル-3- メチルブチル
オキシ基、n-オクチルオキシ基、2-エチルヘキシルオキ
シ基、3-メチル-1-iso- プロピルブチルオキシ基、2-メ
チル-1-iso- プロピルオキシ基、1-t-ブチル-2- メチル
プロピルオキシ基、n-ノニルオキシ基等の炭素数1〜2
0の直鎖又は分岐のアルコキシ基、メトキシメトキシ
基、メトキシエトキシ基、エトキシエトキシ基、プロポ
キシエトキシ基、ブトキシエトキシ基、γ−メトキシプ
ロピルオキシ基、γ−エトキシプロピルオキシ基、メト
キシエトキシエトキシ基、エトキシエトキシエトキシ
基、ジメトキシメトキシ基、ジエトキシメトキシ基、ジ
メトキシエトキシ基、ジエトキシエトキシ基等のアルコ
キシアルコキシ基、メトキシエトキシエトキシ基、エト
キシエトキシエトキシ基、ブチルオキシエトキシエトキ
シ基等のアルコキシアルコキシアルコキシ基、アルコキ
シアルコキシアルコキシアルコキシ基、クロロメトキシ
基、2,2,2-トリクロロエトキシ基、トリフルオロメトキ
シ基、2,2,2-トリクロロエトキシ基、1,1,1,3,3,3,- ヘ
キサフルオロ-2- プロピルオキシ基等のハロゲン化アル
コキシ基、ジメチルアミノエトキシ基、ジエチルアミノ
エトキシ基などのアルキルアミノアルコキシ基、ジアル
キルアミノアルコキシ基等が挙げられる。
【0014】置換又は未置換のアリール基の例として
は、フェニル基、クロロフェニル基、ジクロロフェニル
基、ブロモフェニル基、フッ素化フェニル基、ヨウ素化
フェニル基等のハロゲン化フェニル基、トリル基、キシ
リル基、メシチル基、エチルフェニル基、メトキシフェ
ニル基、エトキシフェニル基、ピリジル基などが挙げら
れる。置換又は未置換のアリールオキシ基の例として
は、フェノキシ基、ナフトキシ基、アルキルフェノキシ
基、等が挙げられる。
【0015】置換又は未置換のアルキルチオ基として
は、メチルチオ基、エチルチオ基、n-プロピルチオ基、
iso-プロピルチオ基、n-ブチルチオ基、iso-ブチルチオ
基、sec-ブチルチオ基、t-ブチルチオ基、n-ペンチルチ
オ基、iso-ペンチルチオ基、neo-ペンチルチオ基、1,2-
ジメチル−プロピルチオ基、n-ヘキシルチオ基、cyclo-
ヘキシルチオ基、1,3-ジメチル- ブチルチオ基、1-iso-
プロピルプロピルチオ基、1,2-ジメチルブチルチオ基、
n-ヘプチルチオ基、1,4-ジメチルペンチルチオ基、2-メ
チル1-iso-プロピルプロピルチオ基、1-エチル-3- メチ
ルブチルチオ基、n-オクチルチオ基、2-エチルヘキシル
チオ基、3-メチル-1-iso- プロピルブチルチオ基、2-メ
チル-1-iso- プロピルチオ基、1-t-ブチル-2- メチルプ
ロピルチオ基、n-ノニルチオ基等の炭素数1〜20の直
鎖又は分岐のアルキルチオ基、メトキシメチルチオ基、
メトキシエチルチオ基、エトキシエチルチオ基、プロポ
キシエチルチオ基、ブトキシエチルチオ基、γ−メトキ
シプロピルチオ基、γ−エトキシプロピルチオ基、メト
キシエトキシエチルチオ基、エトキシエトキシエチルチ
オ基、ジメトキシメチルチオ基、ジエトキシメチルチオ
基、ジメトキシエチルチオ基、ジエトキシエチルチオ基
等のアルコキシアルキルチオ基、アルコキシアルコキシ
アルキルチオ基、アルコキシアルコキシアルコキシアル
キルチオ基、クロロメチルチオ基、2,2,2-トリクロロエ
チルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、2,2,2-トリク
ロロエチルチオ基、1,1,1,3,3,3,- ヘキサフルオロ-2-
プロピルチオ基等のハロゲン化アルキルチオ基、ジメチ
ルアミノエチルシチオ基、ジエチルアミノエチルチオ基
等のアルキルアミノアルキルチオ基、ジアルキルアミノ
アルキルチオ基等が挙げられる。
【0016】置換又は未置換のアルキルチオ基として
は、メチルチオ基、エチルチオ基、n-プロピルチオ基、
iso-プロピルチオ基、n-ブチルチオ基、iso-ブチルチオ
基、sec-ブチルチオ基、t-ブチルチオ基、n-ペンチルチ
オ基、iso-ペンチルチオ基、neo-ペンチルチオ基、1,2-
ジメチル−プロピルチオ基、n-ヘキシルチオ基、cyclo-
ヘキシルチオ基、1,3-ジメチル- ブチルチオ基、1-iso-
プロピルプロピルチオ基、1,2-ジメチルブチルチオ基、
n-ヘプチルチオ基、1,4-ジメチルペンチルチオ基、2-メ
チル1-iso-プロピルプロピルチオ基、1-エチル-3- メチ
ルブチルチオ基、n-オクチルチオ基、2-エチルヘキシル
チオ基、3-メチル-1-iso- プロピルブチルチオ基、2-メ
チル-1-iso- プロピルチオ基、1-t-ブチル-2- メチルプ
ロピルチオ基、n-ノニルチオ基等の炭素数1〜20の直
鎖又は分岐のアルキルチオ基、メトキシメチルチオ基、
メトキシエチルチオ基、エトキシエチルチオ基、プロポ
キシエチルチオ基、ブトキシエチルチオ基、γ−メトキ
シプロピルチオ基、γ−エトキシプロピルチオ基、メト
キシエトキシエチルチオ基、エトキシエトキシエチルチ
オ基、ジメトキシメチルチオ基、ジエトキシメチルチオ
基、ジメトキシエチルチオ基、ジエトキシエチルチオ基
等のアルコキシアルキルチオ基、アルコキシアルコキシ
アルキルチオ基、アルコキシアルコキシアルコキシアル
キルチオ基、クロロメチルチオ基、2,2,2-トリクロロエ
チルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、2,2,2-トリク
ロロエチルチオ基、1,1,1,3,3,3,- ヘキサフルオロ-2-
プロピルチオ基等のハロゲン化アルキルチオ基、ジメチ
ルアミノエチルシチオ基、ジエチルアミノエチルチオ基
等のアルキルアミノアルキルチオ基、ジアルキルアミノ
アルキルチオ基等が挙げられる。
【0017】置換又は未置換のアリールチオ基の例とし
ては、フェニルチオ基、ナフチルチオ基、アルキルフェ
ニルチオ基、等が挙げる。ハロゲンの例としては、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。また、Mで表さ
れる2価の金属の例としては、Cu(II)、Zn(I
I)、Co(II)、Ni(II)、Ru(II)、Rh(I
I)、Pd(II)、Pt(II)、Mn(II)、Mg(I
I)、Ti(II)、Be(II)、Ca(II)、Ba(I
I)、1d(II)、Hg(II)、Pb(II)、Sn(I
I)などが挙げられる。1置換の3価金属の例として
は、Al−Cl、Al−Br、Al−F、Al−I、G
a−Cl、Ga−F、Ga−I、Ga−Br、In−C
l、In−Br、In−I、In−F、Tl−Cl、T
l−Br、Tl−I、Tl−F、Al−C6 5 、Al
−C6 4 (CH3 )、In−C6 5 、In−C6
4 (CH3 )、In−C6 5 、Mn(OH)、Mn
(OC6 5)、Mn〔OSi(CH3 3 〕、Fe−
Cl、Ru−Cl等が挙げられる。2置換の4価金属の
例としては、CrCl2 、SiCl2 、SiBr2 、S
iF2 、SiI2 、ZrCl2 、GeCl2 、GeBr
2 、GeI2 、GeF2 、SnCl2 、SnBr2 、S
nF2 、TiCl2 、TiBr2 、TiF2 、Si(O
H)2 、Ge(OH)2 、Zr(OH)2 、Mn(O
H)2、Sn(OH)2 、TiR2 、CrR2 、SiR
2 、SnR2 、GeR2 〔Rはアルキル基、フェニル
基、ナフチル基、およびその誘導体を表す〕、Si(O
R’)2 、Sn(OR’)2 、Ge(OR’)2 、Ti
(OR’)2 、Cr(OR’)2 〔R’はアルキル基、
フェニル基、ナフチル基、トリアルキルシリル基、ジア
ルキルアルコキシシリル基およびその誘導体を表す〕、
Sn(SR”)2 、Ge(SR”)2 (R”はアルキル
基、フェニル基、ナフチル基、およびその誘導体を表
す〕などが挙げられる。オキシ金属の例としては、V
O、MnO、TiOなどが挙げられる。
【0018】これらの中で、特に好ましいのは、半導体
レーザー発振波長領域である740〜830nm付近に
吸収極大を有するフタロシアニンで、紫外線硬化性樹脂
であるアクリル系、メタクリル系樹脂モノマーあるいは
オリゴマーに溶解性が良く、インキ製造が容易なフタロ
シアニンあるいはナフタロシアニンであり、式(1)、
において、A1 とA4 、A5 とA8 、A9 とA12、A13
とA16の組み合わせ、あるいは式(2)において、B3
とB4 、B9 とB10、B15とB16、B21とB22の組み合
わせにおいて少なくとも一方が炭素数2〜20の置換又
は未置換のアルコキシ基、炭素数6〜20の置換または
未置換のアリールオキシ基、炭素数2〜20の置換また
は未置換のアルキルチオ基、あるいは炭素数6〜20の
置換または未置換のアリールオキシ基でかつ、MがC
u、Ni、Co、Fe、Pd、VO、TiOであるもの
が好ましい。フタロシアニン化合物、あるいはナフタロ
シアニン化合物の添加量は、要望される近赤外線領域の
吸収量、あるいはコーティングの厚みに応じて決定され
るため、画一的に限定されるものではないが、樹脂に対
して、0.01〜20(重量%)の範囲で使用すること
が好ましい。
【0019】本願発明に用いる紫外線吸収剤は、インキ
の紫外線硬化を阻害しないものであれば特に限定される
ものではないが、特に本願に使用のフタロシアニンある
いはナフタロシアニンのインキ中での分解を促進する3
00〜400nmの間に極大吸収を有し、その領域の光
を効率よくカットするものであり、ベンゾトリアゾール
系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、サリ
チルエステル系紫外線吸収剤、アクリレート系紫外線吸
収剤、オギザリックアシッドアニリド系紫外線吸収剤、
ヒンダートアミン系紫外線吸収剤が挙げられる。特に好
ましい化合物としては、下記一般式(3)(化5)で表
されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、一般式
(4)(化6)で表されるベンゾフェノン系紫外線吸収
剤、一般式(5)(化7)で表されるサリチルエステル
系紫外線吸収剤、一般式(6)(化8)で表されるアク
リレート系紫外線吸収剤、一般式(7)(化9)で表さ
れるオギザリックアシッドアニリド系紫外線吸収剤、一
般式(8)(化10)で表されるヒンダートアミン系紫
外線吸収剤が挙げられる。
【0020】
【化5】 (式中Xは水素原子あるいは塩素原子を表し、R1 、R
2 はそれぞれ独立に水素原子、置換あるいは未置換のア
ルキル基を表す。)
【0021】
【化6】 (式中、R3 〜R5 はそれぞれ独立に水素原子、ヒドロ
キシ基、置換あるいは未置換のアルキル基、置換あるい
は未置換のアルコキシ基を表す。)
【0022】
【化7】 (式中、R6 は水素原子、置換あるいは未置換のアルキ
ル基を表す。)
【0023】
【化8】 (式中、R7 は水素原子、置換あるいは未置換のアルキ
ル基を表す。)
【0024】
【化9】 (式中、R8 〜R10はそれぞれ独立に水素原子、置換あ
るいは未置換のアルキル基を表す。)
【0025】
【化10】 (式中、R11、R12はそれぞれ独立に水素原子、置換あ
るいは未置換のアルキル基を表はし、nは3〜20の整
数を表す。)
【0026】紫外線吸収剤の使用量は樹脂に対して0.
1〜40(重量%)の範囲で使用することが好ましい。
以上の実施態様に基ずき、アクリレート系紫外線硬化性
インキにおいて、本願発明のフタロシアンニン化合物あ
るいはナフタロシアニン化合物と紫外線吸収剤を含有す
ることを特徴とする紫外線硬化性セキュリティインキ
は、前記(1)〜(5)の要求特性をすべて解決できる
ため、読み取り誤差がなく、触覚により感知されること
がなく、更に耐久性にも優れたプリペイドカードを供給
することができ、実用上極めて価値のあるものである。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例により、更に詳細に説
明する。本発明はこれによりなんら制限されるものでは
ない。なお、表−1(表1)に示した色素番号(9)〜
(13)の式で示されるフタロシアニン化合物あいはナ
フタロシアニン化合物は、本文中の式(1)、(2)で
示した構造を簡略化したものである。
【0028】
【表1】 表−1
【0029】実施例1 アクリレートモノマー(共栄社油脂化学工業(株)製ラ
イトアクリレートBP−4EA)5gに表−1、色素番
号9で表されるVOフタロシアンニン50mg、ベンゾ
トリアゾール系紫線吸収剤(共同薬品(株)製バイオソ
ーブ583)500mg、光重合触媒(日本化薬(株)
製カヤキュアDETX)200mgを溶解させて紫外線
硬化性セキュリティインキを調製した。このインキをス
ピンコーターを用いてPET合成紙(東レ(株)ルミラ
ー白色タイプ、188μ厚)上にコーティングした後、
高圧水銀ランプ(ウシオ社製ラピッドキュア照射装置使
用)にて400mJ/cm2 の光を照射しインキを硬化
させた。コーティング面は(株)島津製作所製分光光度
計UV3100にて入射角5°の全反射を測定した(酸
化マグネシュウム基準)。JIS−R−3106に従っ
て、可視光の反射率を計算したところ81%であった。
また近赤外線領域での極小反射率は10%(763n
m)であった。該合成紙のコーティングン面を、63℃
の条件でカーボンアーク灯で24時間照射して耐光性試
験を行った。試験後、同様に反射率を測定したところ可
視光反射率81%、極小反射率16%(763nm)で
有り、試験前後での反射率変化は小さく耐光性は良好で
あった。
【0030】実施例2 アクリレートモノマー〔東亜合成化学工業(株)製アロ
ニックスM315(2.5g)と大阪有機化学工業
(株)製ビスコート295(2.5g)の混合物〕に実
施例1で得たVOフタロシアンニン50mg、アクリレ
ート系紫線吸収剤(共同薬品(株)製バイオソーブ91
0)500mg、光重合触媒(メルク(株)製ダロキュ
ア1173)200mgを溶解させて紫外線硬化性セキ
ュリティインキを調製した。このインキを実施例1と同
様にスピンコーターを用いてPET合成紙上にコーティ
ングした後、光硬化させコーティング面の全反射を測定
した。JIS−R−3106に従って、可視光の反射率
を計算したところ80%であった。また近赤外線領域で
の極小反射率は13%(760nm)であった。実施例
1と同様に耐光性試験を行った後、同様に反射率を測定
したところ可視光反射率81%、極小反射率19%(7
60nm)で有り、試験前後での反射率変化は小さく耐
光性は良好であった。
【0031】実施例3 アクリレートモノマー〔東亜合成化学工業(株)製アロ
ニックスM8100(2.0g)と大阪有機化学工業
(株)製ビスコート295(3.0g)の混合物〕に実
施例1で使たVOフタロシアンニン50mg、ベンゾフ
ェノン系紫線吸収剤(ケミプロ化成(株)製ケミソルブ
1001)500mg、光重合触媒(チバガイギー
(株)製イルガキュア907)200mgを溶解させて
紫外線硬化性セキュリティインキを調製した。このイン
キを実施例1と同様にスピンコーターを用いてPET合
成紙上にコーティングした後、光硬化させコーティング
面の全反射を測定した。JIS−R−3106に従っ
て、可視光の反射率を計算したところ80%であった。
また近赤外線領域での極小反射率は12%(761n
m)であった。実施例1と同様に耐光性試験を行った
後、同様に反射率を測定したところ可視光反射率81
%、極小反射率18%(761nm)で有り、試験前後
での反射率変化は小さく耐光性は良好であった。
【0032】比較例1 紫外線吸収剤を添加しない事以外は実施例1と全く同様
の操作を行い紫外線硬化性セキュリテュインキを調製
し、PET合成紙上にコーティングを行った。同様に反
射率の測定を行ったところ、可視光反射率82%、極小
反射率15%(763nm)であった。実施例1と同様
の24時間の耐光試験を行って反射率を測定したところ
可視光反射率をは86%であった。また近赤外線領域で
の極小反射率は37%(763nm)となり、近赤外線
吸収剤の分解失活が大きかった。
【0033】比較例2 VOフタロシアニンに換えて無置換フタロシアニンを用
いて実施例1と同様に紫外線硬化性インキの調整を試み
たがフタロシアニンが溶解しないためインキはできなか
った。
【0034】実施例4〜7および比較例3〜6 表−1に示したフタロシアニンあるいはナフタロシアニ
ン(色素番号10〜13)を使用して、実施例1あるい
は比較例1と同様に紫外線硬化性セキュリティインキを
調製し、光硬化後耐光試験を行った。耐光試験前後での
反射率変化を表−2(表2)に示す。実施例4と比較例
3、実施例5と比較例4、実施例6と比較例5、実施例
7と比較例6はそれぞれ同じ色素を用いて、実施例にお
いては紫外線吸収剤を添加し、比較例においては添加し
なかった。
【0035】
【表2】
【0036】
【0037】
【発明の効果】本発明の置換基を有するフタロシアニン
あるいはナフタロシアニンと紫外線吸収剤を含有する紫
外線硬化性セキュリティインキは、実施例と比較例より
明らかなように、着色が少ないため、インキの透明性が
高く、近赤外線領域での優れた反射率と高い耐光性を有
している。これにより、読み取り誤差がなく、視覚によ
り感知されることがない優れたプリペイドカードを提供
することができ、実用上極めて価値のあるものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリレート系紫外線硬化性インキにお
    いて、一般式(1)(化1)で表されるフタロシアンニ
    ン化合物、あるいは、一般式(2)(化2)で表される
    ナフタロシアニン化合物 【化1】 【化2】 〔式(1)、(2)中、A1 〜A16、B1 〜B24は各々
    独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換又は未置換のア
    ルキル基、置換又は未置換のアルコキシ基、置換又は未
    置換のアリール基、置換又は未置換のアリールオキシ
    基、置換又は未置換のアルキルチオ基、あるいは置換又
    は未置換のアリールチオ基を表し、かつ、A1 とA2
    3 とA4 、A5 とA6 とA7 とA8 、A9 とA10とA
    11とA12、A13とA14とA15とA16、B1 とB2 とB3
    とB4 とB5 とB6 、B7 とB8 とB9 とB10とB11
    12、B13とB14とB15とB16とB17とB18、B19とB
    20とB21とB22とB23とB24の各組み合わせにおいて、
    同時に水素原子である組み合わせとなることはない。M
    は2価の金属原子、3価又は4価の置換金属原子、また
    はオキシ金属を表す。〕と紫外線吸収剤を含有すること
    を特徴とする紫外線硬化性セキュリティインキ組成物。
  2. 【請求項2】 一般式(1)で表されるフタロシアンニ
    ン化合物、あるいは一般式(2)で表されるナフタロシ
    アニン化合物において、A1 〜A16、B1 〜B24は各々
    独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換又は未置換のア
    ルキル基、置換又は未置換のアルコキシ基、置換又は未
    置換のアリール基、置換又は未置換のアリールオキシ
    基、置換又は未置換のアルキルチオ基、あるいは置換又
    は未置換のアリールチオ基を表し、かつ、A1 とA4
    5 とA8 、A9 とA12、A13とA16の組み合わせ、あ
    るいはB3 とB4 、B9 とB10、B15とB16、B21とB
    22の組み合わせにおいて少なくとも一方が炭素数2〜2
    0の置換又は未置換のアルコキシ基、炭素数6〜20の
    置換または未置換のアリールオキシ基、炭素数2〜20
    の置換または未置換のアルキルチオ基、あるいは炭素数
    6〜20の置換または未置換のアリールオキシ基で、か
    つ、MがCu、Ni、Co、Fe、Pd、VO、TiO
    である請求項1記載の紫外線硬化性セキュリティインキ
    組成物。
  3. 【請求項3】 紫外線吸収剤の極大吸収波長が300〜
    400nmである請求項1記載の紫外線硬化性セキュリ
    ティインキ組成物。
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