JPH0782263B2 - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JPH0782263B2
JPH0782263B2 JP62308394A JP30839487A JPH0782263B2 JP H0782263 B2 JPH0782263 B2 JP H0782263B2 JP 62308394 A JP62308394 A JP 62308394A JP 30839487 A JP30839487 A JP 30839487A JP H0782263 B2 JPH0782263 B2 JP H0782263B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多色の現像剤を内蔵した複数の現像手段によっ
て、像担持体である感光体ドラム上に形成された潜像の
現像を行ない、電子写真法によってカラーコピーを得る
ようにした多色画像形成装置に関するものである。
〔発明の背景〕
電子写真法を用いてカラー画像を得るには多くの方法・
装置が提案されている。例えば特開昭61−100770号公報
に開示されているように、感光体ドラム上に原稿像の分
解色数に応じた潜像形成と現像を行い、現像の都度転写
ドラム上に転写して転写ドラム上に多色像を形成したの
ち、記録紙上に転写してカラーコピーを得る方法があ
る。この方法による装置は、感光体ドラムの他に1枚分
の画像をその周面上に転写できる大きさをもった転写ド
ラムを設ける必要があり、装置は大型でかつ複雑な構造
となることは避けられない。
また例えば特開昭61−149972号公報に開示されているよ
うに、感光体ドラム上に原稿像の分解色数に応じた潜像
形成と現像を行い、現像の都度転写材上に転写して多色
のコラーコピーを得る方法である。この方法にあっては
多色の画像を精度よく重ねることは困難で、良質のカラ
ーコピーを得ることはできない。
また感光体ドラム上に原稿像の分解色数に応じた潜像形
成と、カラートナーによる現像を繰り返し、感光体ドラ
ム上で色粉体を重ねたのち転写してカラー画像を得る方
法がある。
この多色画像形成の基本プロセスは本出願人による特開
昭60−75850号、同60−76766号、同60−95456号、同60
−95458号、同60−158475号公報等によって開示されて
いる。
このような重ね合せによってカラー画像を得るようにし
た多色画像形成装置にあっては、感光体ドラムの周縁に
色の異ったカラートナーを収納した複数の現像器が配置
してあり、一般には感光体ドラムを複数回回転させ、感
光体ドラム上の潜像を現像してカラー画像を得るように
している。
この場合、感光体ドラムの長さは少くとも原稿の長さよ
りも長いことが必要で、例えば最大記録体がB4判(364
×257)のときには、画像形成プロセス上生じる余裕分
を見込むと、約130mmφ径のドラムであることが必要と
なる。また本出願人の研究によれば、特願昭60−296340
号明細書に詳説するように、感光体ドラム上に書込み手
段によって書込まれた潜像は現像された像を重ねた上転
写がなされるので、画像形成中にはクリーニング手段は
感光体ドラム周面から離間していることが必要で、転写
工程ののちはじめてクリーニング手段は感光体ドラム周
面に摺接するが、その際感光体ドラムの回転に影響を与
え、この時点でまた書込み手段による書込みが継続して
いると重ね合わすべき画像にズレが生じ画質が低下する
ことから、感光体ドラム径は充分な余裕をもった大きさ
とすることが要請される。同様のことは現像についても
該当し、感光体ドラム周縁部に設けた複数の現像手段が
同時に現像バイアスを印加しながら現像を行うときは、
単独の現像手段によって現像を行う個所との間に差異が
生じ好ましくない。そして之等の条件から像担持体ドラ
ムの大きさが決定され、前述の如く大径ドラムが必要と
なってくる。
感光体ドラム上にカラー画像を重ねるようにした多色画
像形成装置にあっては、現像手段についても従来の磁気
ブラシを像担持体に接触させて現像を行うようにした現
像手段を用いることはできない。本出願人は特開昭57−
147652号公報等によって開示された非接触現像法を用い
て像担持体上にトナー像を重ねるようにした多色画像形
成装置を実施することを可能とした。
一般の複写機については特公昭58−54392号公報に開示
されているように、感光体ドラム・現像器・クリーナを
一体的に支持部材に取付け、各ユニットの交換や補修等
を容易にする提案がなされている。またモノカラー対応
として之等を一体品として使い捨ての構成として交換を
容易とするものが、特開昭57−154255号公報に開示され
ているが、これらはいずれもマルチカラー、フルカラー
等の複数現像器を備える事を特徴とした多色画像形成装
置における画像品質特性の向上、メンテ性・作業性の向
上を目的とする迄には至っていなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
感光体ドラムの周縁部に複数の現像器を配設し作動する
ようにすると、装置内でのトナー飛散等も一般の複写機
と較べて増加し、サービス・メンテンナス等の保守業務
も頻繁に行う必要が生じる。
之に対して前記のような像担持体上にトナー像を重ねて
カラー画像を得るようにした多色画像形成装置にあって
は、装置が複雑かつ大型となっていて、特に複数個の現
像器は感光体ドラム表面に対して夫々に精度高い間隙寸
法を保持する必要があり、又複数現像器を取扱う際の繁
雑さなどサービス・メンテナンス等の作業の容易化を期
待することは不可能に近かった。
特に2成分系の現像剤を用いた現像器においては使い捨
てでない限り現像剤の交換、飛散トナーの清掃等欠くべ
からざるメンテ処理を要する。その他濃度検知器の清
掃、交換、バイアス接点、接片の清掃等種々のメンテ作
業を必要とする。特にカラー対応の画像形成に相まって
複数現像器を取扱うことは、これらメンテ作業を一層複
雑なものとしていたが、これらを簡易化する解決手段は
提供されていない。
要約すると次のようなことが問題点として挙げられる。
(1)前述した一般カラー画像、重ね合せカラー画像等
の多色画像形成装置において、個々の現像器の配置・形
状等が装置構造上より種々の形態にて構成されており、
感光体の交換、あるいは現像剤の交換時に現像器を引き
出す際、感光体に傷をつける等の問題があった。またあ
る色のトナーで現像した感光体上のトナー像を別の色の
トナーを有する現像器でひっかいてトナー像を乱しある
いは混色したりする問題を解決するため接・離機構を個
々現像器に設ける必要があったり、或はバイアス切替等
の機構的、時間的な問題があったりする。構造が複雑で
操作性メンテ性等複数を処理する事において著しく繁雑
であり、且つ部品点数も多く信頼性が劣る傾向にある。
(2)他方回転現像器として知られている現像色毎に回
転体の所定位置に配置された現像器を所定角度ずつ回転
させながら同一個所にて行う方法も種々あるが、これら
の方法は位置精度を回動動作中に出すことは困難であ
る。特に非接触現像では像担持体と現像担持体との間隙
(Dsd)の位置出し等機構が複雑となり、精度が出しに
くい、或は回転に要する時間的制約により、高速化が困
難である等種々の問題を持っている。
(3)更に感光体ドラムの大きさと相まって、機内外温
度変化によるドラム径の変動により生ずるDsdの変動或
は機械・回転物等による内部振動や外部振動衝撃等の影
響によって生ずるDsdの変動による現像特性変化が画質
の劣化要因となる。実際上、Dsdの変動は±0.02〜0.03m
m程度の精度が必要であるのに対しドラム中心軸の回転
偏芯は通常±0.005〜0.01mm程度有し、装置本体に組込
んだ状態でのドラム表面と現像器との間隙は±0.1〜0.3
mm程度の変動を有する。また装置使用時の温度(5〜35
℃)での機内温度の変動により、現状のアルミニウム素
材を基体とするドラムでは±0.01〜0.02mm程度の伸縮を
生ずる。これは更に個々現像器と帯電との位置関係の相
違により生ずる現像時の電位変動と相埃って混色・カラ
ーバランス等画質に悪影響を及ぼす。
さらに本願の解決しようとする主目的の問題点として (4)各現像器はそれぞれ特定色の現像剤を収容してい
て像担持体上に特定色に対応する静電潜像が形成される
のに同期してその現像作用が作用されるために各現像器
に対してそれぞれ特定色の各補給器が接続される事が必
要であるが更にかかる補給器に対してもそれぞれ特定色
のトナーを収容した現像剤カートリッジから指定のトナ
ーが正しく供給されることが必要である。之を誤ると原
稿に忠実なカラー画像の再現が出来ないばかりか補給ホ
ッパーの清掃・トナー入替等の重大欠陥を生じ、ユーザ
ー処理では処理できないのでメンテ作業が必要となって
しまう。
特に現像剤カートリッジはユーザーによって取扱われる
ことが多く補給器に対し誤って装着される危険性が高
い。
本発明はこの点を解決して改良した結果極めて簡単な構
造と平易な取扱いにより補給器に対し誤ることなく特定
色のトナーを供給しそれによって常に正確な色再現をし
た画像の得られる多色画像形成装置の提供を目的とした
ものである。
〔発明の構成〕
上記目的は、装置本体に像担持体と、前記像担持体上に
静電潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像形成手段に
より前記像担持体上に形成された静電潜像を現像する複
数の現像手段と、前記複数現像手段へのトナーを補給す
る複数の補給手段を有し、前記複数の現像手段と別体的
に装置本体に設けた前記複数の補給手段への現像剤の補
給には該複数の補給手段の特定色に対応した特定色現像
剤カートリッジのみを結合可能とした多色画像形成装置
において、前記複数の補給手段は並列に配置されてお
り、前記補給手段には、前記現像剤カートリッジを前記
複数の補給手段の並列配置方向に挿入するためのガイド
手段が設けられており、該ガイド手段は対応する特定色
の補給手段の位置まで前記カートリッジを案内するガイ
ド手段を有することを特徴とする多色画像形成装置によ
って達成される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第21図に示す。
第1図は多色画像形成装置の主要構成を示したものでA
は画像読取り系、Bはレーザ書込み系の各ユニット、ま
たCは画像形成部、Dは給紙部であり、次のプロセスに
よりカラー画像が形成されるようになっている。
前記読取り系Aにおいて11は原稿台で、該原稿台11に収
められた原稿は水平方向にスライドするキャリッジ12に
取付られたハロゲンランプ13によって照明される。可動
ミラーユニット15にはミラー16および17が取付られてい
て、同じく水平方向にスライドして、前記キャリッジ12
に取付られているミラー14との組合せで原稿の光像をレ
ンズ読取り部20へと導出する。
前記キャリッジ12と前記可動ミラーユニット15はステッ
ピングモータに接続するワイヤ(何れも図示せず)を介
して駆動され、それぞれVおよび1/2Vの速度にて同方向
スライドされるものである。
前記レンズ読取り部20はレンズ21、プリズム22、第1読
取り基板24、レッドチャンネル(以下R−chという)CC
D25、第2読取り基板26、シアンチャンネル(以下C−c
hという)CCD27から構成される。
前記ミラー14,16および17により伝達された原稿の光像
は前記レンズ21により集束され、プリズム22内に設けら
れたダイクロイックミラーによりR−ch像とC−ch像と
に分離され、第1読取り基板24上に設けられたR−ch C
CD25および第2読取り基板26上に設けられたC−ch CCD
27の受光面にそれぞれ結像される。
前記R−ch CCD25およびC−ch CCD27から出力された画
像信号は、信号処理部において信号処理される。信号処
理部において、トナーの色に応じ色分離された色信号が
出力され、露光手段である前記レーザ書込み系ユニット
Bに入力される。
レーザ書込み系ユニットBにおいては半導体レーザ(図
示せず)で発生されたレーザビームは駆動モータ31によ
り回転されるポリゴンミラー32により回転走査され、F
θレンズ33を経てミラー34により光路を曲げられて、予
め帯電手段たる帯電器35によって電荷を印加された像担
持体30の周面上に投射され輝線を形成する。
一方では走査が開始されるとビームがインデックスセン
サによって検知され、第1の色信号によるビームの変調
が開始され、変調されたビームが前記像担持体30の周面
上を走査する。従ってレーザビームによる主走査と像担
持体30の回転による副走査により像担持体30の周面上に
第1の色に対応する潜像が形成されて行く。この潜像は
現像手段の内例えば赤色トナー(顕像媒体)の装填され
た現像器36により現像されて、ドラム表面にトナー像が
形成される。得られたトナー像はドラム面に保持された
まま像担持体30の周面より引き離されている清掃手段た
るクリーニング装置39の下を通過し、つぎのコピーサイ
クルに入る。
すなわち、前記像担持体30は前記帯電器35により再び帯
電され、次いで信号処理部から出力された第2の色信号
が前記書込み系ユニットBに入力され、前述した第1の
色信号の場合と同様にしてドラム表面への書込みが行な
われ潜像が形成される。潜像は第2の色として例えば青
色のトナーを装填した現像器37によって現像される。
この青色のトナー像はすでに形成されている前述の赤色
のトナー像の存在下に重ねて形成される。
38は黒色トナーを有する現像器で、信号処理部で発生さ
れる制御信号に基づいてドラム表面に黒色のトナー像を
形成する。これら各現像器36,37,38のスリーブには交流
および直流のバイアスが印加され、2成分トナーによる
ジャンピング現像が行なわれ、接地された像担持体30に
は非接触で現像が行われるようになっている。
かくして像担持体30の周面上に形成されたカラー画像は
転写手段として設けられた転写極40において、前記給紙
部Dより給紙ベルト41、搬送ローラ42により送られてき
た記録媒体たる記録紙に転写される。トナー像を転写さ
れた記録紙は分離極43によりドラム表面から分離され
て、搬送ベルト44を介して定着装置に45に搬入され画像
の定着を行う。
一方、記録紙をドラム周面より分離した像担持体30に
は、前記クリーニング装置39のブレード39Aが接触して
残留したトナーの除去を行い、その終了をまって再びド
ラム周面より引き離され、新たなカラー画像形成のプロ
セスに入る。
次に前述した各主要構成部分のレイアウトについて説明
すると第1図に示す如く、前記画像読取り系Aは独立し
た専用の筐体1に収容され後述する本体2の上部に載置
して取付られている。
前記本体2には、前記書込み系B、画像形成部C、給紙
部D等からなる画像記録系が組込まれ筐体1に接続する
可撓性のケーブル群を介して、前記画像読取り系Aから
の色信号を受けるようになっている。
前記本体部2においては、略中央に像担持体30が位置し
その右周面に面して前記各現像器36,37,38がそれぞれ水
平状態で配置され、一方左周面には前記帯電器35と前記
クリーニング装置39が配置されている。
前記像担持体30、各現像器36,37,38それにクリーニング
装置39は何れも本体2に固定した前後一対の基板に直接
取付けられることなく、本体2に対し挿脱可能に組込ま
れた支持部材3に軸受支持あるいは着脱可能に取付けら
れている。
前記支持部材3は第3図に示す如くステー等を介して互
に固定して一体とされた相似形の3枚のパネル3A,3B,3C
から構成されていて本体2に対しそれぞれ複数個のボー
ルとレールから構成される左右一対のガイド部材4によ
り容易に取出し、取付出来るようになっている。
すなわち、前記支持部材3の左右側縁にはレール4A、一
方該レール4Aに対応する本体2の位置にはレール4Cがそ
れぞれ固定されていてそれぞれが複数個のボールを介し
てレール4Bに係合することによりスライド可能な対偶を
形成している。
また前記パネル3Aと3Bの背面の上方側縁近くにはそれぞ
れ左右一対の基準ピンPが取付られていて、本体2が固
定する前後の基板により派生した吊下げ部Qに対し該吊
下げ部Qの備える穴に係合することによって懸架され、
その状態にて支持部材3に取付られた前記像担持体30、
各現像器36,37,38それにクリーニング装置39の本体2に
対する関係位置の設定がなされるようになっている。
従って前記支持部材3はパネル3A前面の把手5を引くと
ボールの転動作用により前記レール4Bを中継部材として
本体2の前方に大きく引き出されまた、前記把手5を押
込むことにより前記基準ピンPが前記吊下り部Qの穴に
係合して前記支持部材3が再び懸架状態となって本体2
内に格納される。
このように前記支持部材3を本体2の基板に対して懸架
状態にて保持させる構造とすることにより、本体2に取
付られるモータ等から前記像担持体30、各現像器あるい
はクリーニング装置に伝達される振動やショックが大幅
に緩和、吸収されて、かりに若干伝達されるとしても各
機材が一様な振動、ショックを受けることになるので例
えば複数現像器と感光体ドラムとは相対的に一様な状態
にて保持されているので画像形成上大きな支障を来すこ
とがない。
特に支持部材3に像担持体30とクリーニング装置39を一
体的に保持することにより重ね合せ現像画像形成のクリ
ーニング装置に行なわれねばならぬブレード39A、クリ
ーニングプレート解除後の残トナー処理のための第2ク
リーニングローラ39B等の接離時、又は圧接時の微妙な
圧着の仕方、圧接状態、加重条件等への振動・衝撃等の
悪影響が大幅に緩和・吸収される。これらの効果は、パ
ネル3A,3B上の基準ピンPと本体に嵌合する吊下げ部Q
の穴とが相互に入れ替って組み合わされたもの等におい
ても同様の事が言える。又パネル板は前後に2枚で構成
されておれば良く、本実施例の如く3枚構成とすること
は必ずしも必要でない。
前記像担持体30は前述したような重ね合せ式による画像
形成プロセスをとる場合、最大記録体であるB4判あるい
はA3判の1頁分に若干の余裕を加えた長さの周面長が必
要であってその外径寸法を最低でも130φmmないし150φ
mm程度の大きさを要し、本実施例では150φmmの感光体
ドラムを用いた。
一方各現像器36,37,38に関しては詳細を後述する如く、
画像性能を低下させる事なく現像スリーブの外径寸法を
20φmmに迄小さくして各現像器の厚み(高さ)を40mm程
度以下に充分に押えることが出来るようになった結果、
カラー対応として3ないし4個の複数の現像器すなわち
本実施例では現像器36,37,38を前記像担持体30の外径寸
法の範囲に相当するスペース内に水平状態にて集積して
配置することが出来るようになっている。
従って前記支持部材3は、本体2に直接取付け固定され
る部材等に上部のレーザ書込み系B、下部の転写極40、
分離極43を始めとする搬送系の各部材のレイアウトに影
響を与えることのないようその上下の高さを像担持体30
を覆うに足る最小寸法に限定したとしても、前記クリー
ニング装置39は云う迄もなく複数個の各現像器36,37,38
のすべてを装着、収容することが充分に可能になってい
てそれによって記録紙の搬送路をほぼ直線状に構成する
ことが出来てジャム防止にも効果があり、またジャムを
発生したとしてもその処理が容易となっている。
前記各現像器36,37,38には次のような構成のものが使用
される。
本実施例での現像器36,37,38は何れも同一構造の現像器
が用いられる。第2図の現像器37の断面図によって本発
明に用いられる現像器の説明を行う。
370はハウジング、371は現像スリーブ、372は磁気ロー
ル、373は現像剤層形成板、374は供給ローラ、375は現
像剤層剥ぎ取り板、376A,376Bは撹拌スクリュー、377は
撹拌スクリュー376Aと376Bとの間に設けられた撹拌仕切
り板である。
厚さ約40mmのハウジング370内にある現像スリーブは外
径20mmφのステンレスによる円筒で、表面は3μmブラ
スト処理がなされている。そして時計方向に200〜300rp
mをもって回転し、現像剤を矢示方向に搬送し、現像領
域へと搬送する。
磁気ロール372はSN極を交互に設けた12極のうち1極を
除いた形の磁石体で、現像スリーブ371の内側に固定し
た形で現像が行われる。但し本実施例では磁気ロール37
2は固定しているが、回転する形式であっても差支えな
い。固定した磁気ロール372のうち1極の磁極を除いた
個所は反発磁界となっていて、当該個所の現像スリーブ
371には現像剤層剥ぎ取り板375があって、現像領域を通
過して現像をおえた現像剤を剥ぎ取るような作用をす
る。
供給ローラ374は、現像スリーブ371とは非接触に時計方
向に回転するスポンジローラで、撹拌スクリュー376A,3
76Bの回転によって撹拌され、新しいトナーが供給され
て同じく撹拌された現像剤を速やかにムラなく現像スリ
ーブ371に供給する。
新しい現像剤は現像スリーブ371に付着搬送され、その
下流側に位置した現像剤層形成板373によって、付着・
搬送される現像剤層厚の規制がなされる。
現像剤層形成板373は一端が固定されていた弾性薄板
で、0.1mm厚のリン青銅板と0.5mm厚のウレタンゴムとを
貼り合せたものが用いられ、現像スリーブ371周面に軽
い押圧力をもって摺接し、規制されて薄層となった現像
剤を現像スリーブ371は現像領域へと搬送する。現像ス
リーブ371上の現像剤量は6〜8mg/cm2程度に制限され
る。
現像領域における現像ギャップは0.5mmに保持されて、
非接触現像が行われる。
ここで現像スリーブ371に印加される現像バイアスは、
−500Vの直流バイアスに700rmsVで4KHzの交流バイアス
を重畳した形のものである。
現像領域において、上記条件を満たすとき、像担持体上
の潜像面に向けて現像スリーブ371上の薄層現像層から
トナーを効果的に供給するようになる。前記現像剤層は
前記したように極めて薄層(10μm〜450μm)なもの
とされるので、像担持体と現像スリーブ371とのギャッ
プ、即ち現像間隙を上記のように例えば500μmまで狭
くして非接触現像が十分可能となる。このように現像間
隙を狭くすると現像領域の電界が大きくなるので、現像
スリーブ371に印加する現像バイアスが小さくても十分
な現像が達成され、現像バイアスのリーク放電等も軽減
される利点がある。そらには現像して得られる画像の解
像力その他画質が全般的に向上する。現像間隙の許容幅
は、本現像方式の場合500±300μmであり、好ましくは
500±150μmである。実用上諸制限が多く更に狭いバラ
ツキが望まれる。例えば、本実施例のカラー複写機では
500μm±50μmが非常に好ましくこれを維持する必要
がある。本発明の一体構造はこの点においても有利であ
る。
以上説明した極めて薄い現像剤層による現像方法は、例
えば小径スリーブの現像装置において顕著な効果が発揮
される。即ち従来、例えば30mm程度以下の小径スリーブ
により非接触現像を行う場合、現像剤層の層厚規制がや
りにくいため1mm程度の現像間隙が必要であった、この
ため高圧の交流バイアスが必要とされ、また現像して得
られる画像の解像力、階調再現性及び全体的な画質が低
下し、特に文字などの細部が十分再現されない、あるい
は現像装置の電気的絶縁のため設計が困難となる等の弊
害があった。
これに対して上記の現像装置による現像方法によれば極
めて薄い現像剤層を形成して現像するようにしているの
で、現像間隙を小さくすることができ、電界が十分大き
くなるので現像される画像の解像力、階調再現性その他
の画質が格段に向上したものとなる。又、小径スリーブ
が可能なため、高価な現像装置が小型となりコストダウ
ンとなる外、多くの現像装置が必要なカラー電子写真等
において作業機器の配列が容易となり、装置全体がコン
パクト化される利点がある。
さらに上記説明を行った現像方法における別の効果とし
ては、小粒径(5μm〜100μm)のキャリアやトナー
を用いた場合にも飛散を少なく抑えられることが挙げら
れる。即ち従来小粒径のキャリアとトナーから成る現像
剤を用いて現像すると、前記キャリア及び/又はトナー
が飛散して装置内に汚染するとか、カラートナーを収容
する現像装置に異色のトナーが混入して画像のカラーバ
ランスが乱れるとか、かぶりが発生する等の問題があっ
たが、上記説明の現像方法によれば前記諸問題が大幅に
軽減される。
又、別の効果としては、現像方法が非接触現像とされ、
トナーのみが潜像面に向かって選択的に飛翔して現像さ
れるので、特に有機感光層を有する像形成体を使用して
反転現像をする場合に発生しがちな潜像面へのトナーの
かぶりやキャリア付着が防止される。又潜像面を摺擦し
ないので像形成体表面を損傷したり、刷き目を形成した
りすることがなく、解像力及び階調再現性が良好であ
り、十分な量のトナーを潜像面に付着させることができ
る。さらに又トナー像が形成された像形成体上に重ねて
現像することができるので本発明の多色画像形成装置に
おける多色現像に好適である。
また前記各現像器36,37,38は第3図に示すような支持部
材3に対し、次に記すような装着機構により簡易に着脱
出来るよう組込まれている。
以下現像器37の場合について説明すると、現像器37の背
面部には圧縮バネを外嵌した上下一対のガイドピン51が
固定把手50Aと保持片52の間に架設されていて、前記各
ガイドピン51に対し摺動可能に嵌合した可動把手50Bを
右方向に付勢している。
前記可動把手50Bは上下に設けた一対のボス部50Cにより
前記ガイドピン51に嵌合、支持されるものであるが、下
方のボス部50Cには捩りバネ53によって反時計方向に付
勢された押圧レバー54が軸着されている。
一方、前記支持部材3には現像器37を搭載する案内板37
Aが固定されていて、前記押圧レバー54に対応するその
側端部には「かぎ状」の切欠60が設けられている。
前記現像器37が前記支持部材3に装着されている状態で
は前記押圧レバー54は前記切欠60の直線部61に当接して
僅か時計方向に押え込まれる関係にありその反力によっ
て現像器37を像担持体30の方向に押圧して像担持面と現
像スリーブの間隔(Dsd)を規定の値に保つ構成(例え
ば感光体ドラムに対し現像スリーブと同心円上に設けた
コロを突当てて間隙を保つ等の構造(図示せず))にな
っている。
一方現像器37を支持部材3より取外すには前記固定把手
50Aに対し可動把手50Bを握持するように圧縮バネの作用
に抗して左方向にスライドさせると押圧レバー54は勾配
部62に至って反時計方向に戻り出しその過程において突
起54Aを可動把手50Bに当接せしめて停止する。
従って前記ボス部50Cが前記圧縮バネを押し切った位置
で各把手50Aと50Bを同時に引くと前記押圧レバー54が前
記切欠60の開口部より脱出して現像器37を支持部材3か
ら取出し分離することが出来る。
また支持部材3に対し装着するに当っては、現像器37の
前端部を前記案内板37Aにのせ、現像器37の側面に取付
けたピン37Bを前記パネル3Aに設けた溝3A−2に係合す
るよう固定把手50Aによって押込むと、圧縮バネの作用
により前記ガイドピン51の右端に位置していた可動把手
50B上の前記押圧片54は前面側の勾配部63に当接しその
傾斜角によって可動把手50Bと共に前記ガイドピン51上
を左方向にスライドする。
前記押圧レバー54が切欠60の開口部に至って現像器37が
さらに押込まれると前記可動把手50Bは圧縮バネの作用
により右方向にスライドし前記押圧レバー54が前記勾配
部62に摺接して時計方向に僅か回動された状態にて前記
直線部61に至り前述した現像器37の付勢状態を得る。な
お現像器36,38に関しても同様の装着機構により支持部
材3に対し着脱されるようになっている。
さらに前記支持部材3に対する各現像器36,37,38の装着
に当っては、長さ・深さ・幅の各寸法或は相対的位置の
各諸元と、溝・穴・切欠き等とダボ・レール等の突起の
組合せによる機構要素の単数ないし複数個の組合せと前
記諸元の選択による嵌合機構によるフールプルーフ機構
がとられている。
例えば前記ピン37Bと溝3A−2の係合する位置の高さは
現像器の種別によって変えられていて誤って他種の現像
器を装着することがないよう構成されている。
一方前記各現像器36,37,38にトナーを補給するために用
意される補給手段である各補給ホッパ86,87,88は前記支
持部材3とは別体とされた上装置本体に固定したホッパ
取付板85に直接取付け支持されていて、前記支持部材3
を装置本体に装着あるいは取り出す動作に付随して自動
的に前記各現像器36,37,38と相互の補給口を繋合あるい
は離脱させることが出来るようになっている。
第4図は第1図における矢示側面を示したものである。
補給器である各補給ホッパ86,87,88はそれぞれ赤、青、
黒色の各トナーを収容し前記ホッパ取付板85に対し上方
から下方に向けて順次装置本体2の奥行方向の特定した
位置を占めるようそれぞれ間隔を異にして取付けられた
一対の止めねじにより固定されていて現像ガレージ200
が装置本体2に完全に装着された状態では各補給ホッパ
86,87,88下端のトナー補給部90が第3図に示すような背
面部に突設した各現像器36,37,38のトナー補給部70に係
合して双方の補給口の繋合がなされる構造になってい
る。
第5図は各現像器のもつトナー補給部70と各補給ホッパ
のもつトナー補給部90の構成を展開して示したものであ
る。
前記トナー補給部70は上面に補給口71を開口した角形の
座ぐり部70Aと底面にトナー搬送用スクリュー72を収め
る半円筒形の空間70Bを形成した中空の容器であって前
記補給口71により補給されたトナーを前記トナー搬送用
スクリュー72の回転によって現像器37に搬送する機能を
有するものである。
前述した座ぐり部の両側面からトナー補給部70の一方の
外側面にかけてはスリット73が形成されていて該スリッ
ト73には薄板状のシャッタ板74がスライド可能に収めら
れている。
前記シャッタ板74はトナー補給部70に固定したピン75と
の間に張架した引張ばね76の作用によって右方向に付勢
されていて前記補給口71を遮蔽した図示の位置において
ストッパ(図示せず)に当接して停止されている。
一方前記トナー補給部90は前記トナー補給部70の座ぐり
部70Aに嵌合する幅をもち、かつその略中央に補給口91
を開口した枠状の部材であって補給ホッパ87の下端に一
体に固定されるものである。
前記トナー補給部90の下面にはスリット93が形成されて
いて該スリット93には薄板状のシャッタ板94がスライド
可能に収められている。
前記シャッタ94はトナー補給部90に固定したピン95との
間に張架した引張ばね96の作用により左方向に付勢され
ていて前記補給口91を遮蔽した図示の位置においてスト
ッパ(図示せず)に当接して停止されている。
従って支持部材3が装置本体より引き出されている状態
では各トナー補給部の補給口71および91は何れも各シャ
ッタ板によって遮蔽されていてトナーの漏洩や塵埃の混
入が完全に防止される構造になっている。
支持部材3を装置本体に装着するべく前記ガイド部材4
の案内により奥方向に挿入すると前記トナー補給部70の
座ぐり部70Aが前記トナー補給部90を複数補給部のそれ
ぞれに対応する係合部の位置決めテーバー部90Bに当接
・受け入れてシャッタ板74の爪74Aがその前縁部90Aに当
接する。
従って支持部材3の挿入に応じて前記シャッタ板74は引
張ばね76の作用に抗して左方向にスライドし前記補給口
91を開口するに至るが之に若干遅れて座ぐり部70Aの側
壁のピン77がトナー補給部90を挿通したシャッタ板94の
ピン97に当接するので該シャッタ板94は引張ばね96の作
用に抗して右方向にスライドされ前記補給口91を開口し
始める。
前記補給口71と91の開口は支持部材3の挿入動作と共に
進められて支持部材3が装置本体の所定位置に完全に装
着されると前記補給口71は前記補給口91に対し完全に合
致して補給ホッパ87内のトナーの落下、流入が可能とな
る。
なお各補給口71,91は前述したように支持部材3の挿入
動作に応じて開口されるが補給口71は補給口91より幾分
大きく開口されている上さらに先に説明したように補給
口91が補給口71より若干遅れて開口を始めるように構成
されているため繋合時に起り勝ちなトナーの漏洩を防止
出来るようにもなっている。
かくして各現像器と各補給ホッパとのトナー補給口の繋
合は達成され各補給ホッパからのトナーの補給が可能と
なるが一方支持部材3の装置本体からの引き出し動作に
よってもトナーを漏洩を起かず自動的に前記トナー補給
部70をトナー補給部90より離脱させることが出来るよう
になっている。
すなわち前記支持部材3を装置本体より引き出すことに
より前記ピン77が後退して先ず前記シャッタ板94に対す
る押圧作用を解除し始め若干遅れて前記シャッタ板74が
トナー補給部90の前縁部90Aへの圧接作用から解放され
始めるので装着時と同様補給口71は補給口91より常に大
きく開いた状態を保ちつつ閉塞して行き前記トナー補給
部71のトナー補給部91より離脱と共に自動的に再び第5
図に示すような遮蔽状態となる。尚上記説明に於ては相
互に開閉蓋を用いたが、両者の配置・開閉の仕方等によ
っては、片側のみに開閉蓋を用いる丈でも良い。
また、前記補給ホッパ87に対する装置外部からのトナー
補給は、特定色すなわちこの場合青色のトナーを収容す
る現像剤カートリッジを補給ホッパ87頂部の装着装置12
0に装着して行われるが、本発明においては該装着装置1
20には青色以外のトナーを収容する現像剤カートリッジ
を取付ることの出来ない構成になっていて前記現像器37
に対し誤って赤あるいは黒色のトナーの補給を行うこと
のない構成になっている。この構成は前記補給ホッパ86
および88に対しても適用される。
第6図は、青色のトナーを収容する現像剤カートリッジ
の一実施例を示す斜視図、第7図はその正面図、第8図
は断面図、第9図は容器本体のA−A断面図、第10図お
よび第11図は粉体容器の底部付近の拡大部分斜視図であ
る。
前記現像カートリッジは主として、粉体を収容する大型
の容器本体111と、該容器本体111の天部開口を閉蓋する
キャップ部材113と、前記容器本体111の底部開口を封止
する可撓性シール部材114と、該シール部材114の下方で
あって容器本体111に摺動自在に係合するスライド蓋部
材115とから構成されている。
上記容器本体111は、天部開口と底部開口とが開放し、
底部付近が角錐台形状をなした大型の箱形形状をなすと
ともに、底部に口金部材112が一体に成形されている。
そして容器本体111の底部開口と、口金部材112の開口部
とは接続した内壁を形成し、粉体補給口112Aをなしてい
る。該粉体補給口112Aの周縁の外表面は封止面112Dにな
っていて、前記シール部材114がこの面に剥離可能に熱
融着される。
上記シール部材114の一端部は口金部材112のフランジ部
112Cの下面に、他端部は該フランジ部の上面にそれぞれ
固着され、スライド蓋115を巻回するように設けられて
いる。スライド蓋115は、粉体補給前には粉体補給口112
Aを封止するシール部材114を保護して遮閉する位置(第
6図〜第8図参照)に配置されている。
口金部材112には、上記粉体補給口112A、フランジ部112
C、封止面112Dのほかに、上記スライド蓋115を摺動可能
にするレール部112E、前記補給ホッパ87の装着装置120
に着脱可能な取付部112B、口金部材112と装着装置120と
を係止させるロック部112Fが形成されている。
口金部材112の取付部112Bの左側面には、突起部または
切欠部から成る複数の識別部が設けられている。前記補
給ホッパの装着装置120にも、上記複数の識別部に対応
する切欠部または突起部から成る複数の識別部が設けら
れている。
これらの識別部は補給ホッパに適合する所定の現像剤カ
ートリッジのみが嵌合可能になり、他の現像剤カートリ
ッジとは非嵌合となり装着不可能となる。
識別部として1〜n個の突起部または切欠部を設定した
とき、これらの識別部による組合せ方の数は次式に示さ
れるようになる。
nC0+nC1+nC2+……+nCn-1+nCn 即ち、n=2のときは4通り、n=3のときは8通り、
n=4のときは16通りの識別が可能である。従ってn=
2のときは最大4種類、n=3のときは最大8種類、n
=4のときは最大16種類の性能・組成の異なる現像剤を
収容する現像剤カートリッジが識別可能になる。
第11図は上記識別部の一実施例を示すもので、口金部材
112の取付部112Bの左側面に、切欠部121、突起部122、
突起部123、切欠部124の4箇所の識別部が配列されてい
る。
この4箇所の識別部により識別数は前記の計算式により
16種類である。
表1はこの4箇所の識別部121、122、123、124による識
別パターンを示したもので、図中○印は突起部または切
欠部の存在を示し、×印は不在を示す。
第12図は、この識別部を設けた口金部材112の斜視図で
あり、(1)〜(6)は前記表1の(1)〜(6)に対
応している。即ち、第12図(1)は識別部は121、122、
123、124をすべて備えたものを示し、第12図(2)はこ
のうち識別部124のみないもの、第12図(3)は識別部1
23のないもの、第12図(4)は識別部121、122を設けた
もの、第12図(5)は識別部122のないもの、第12図
(6)は識別部122、124のないものを示す。以下(7)
〜(16)も同様にして4箇所の識別部の有無によってそ
れぞれ異なった形態となる。
本実施例の画像形成装置においては赤、青、黒3色の各
補給ホッパが装備されているので第12図に示した組合せ
の中から3通り組合せが選択され現像剤カートリッジ取
付けの際のフールプルーフ機構として使用される。
第13図は補給ホッパ側の装着装置120を示す斜視図であ
る。上面には、取付枠129および長穴130を有する固定蓋
128が固定されている。取付枠129の内方は開口部になっ
ていて、その下方に摺動蓋131が開閉自在に設けられて
いる。該摺動蓋131は、図示しない開閉部に固定され長
穴130を通って上方に突出したレバー125によって上記開
口部を開閉する。
上記取付枠129の左側方には、ロック爪部材126を摺動自
在にするガイド部127が固定蓋128と一体に形成されてい
る。
前記取付枠129の左側壁で、上記ガイド部127の先端部の
両側には前述した4箇所の識別部が設けられている。第
13図において、212、213は何れも切欠部からなる識別部
である。該切欠部212、213の更に外には突起部211、214
が開口部側に突出して識別部を形成している。これら4
箇所の識別部211、212、213、214は前述の現像剤カート
リッジ側の識別部121、122、123、124に対応している。
そしてこれら両識別部の切欠部と突起部とがすべて合致
したときにのみ現像剤カートリッジは補給ホッパに装着
可能となる。
上記容器本体111は、粉体補給口112Aに比して遥かに大
きな断面形状を有する(第9図参照)。このため、容器
本体111の下方付近の側面には、底面側に窄んだ傾斜面1
11Aが形成されている。
また容器本体111のほぼストレートな側壁面は長方形断
面(第9図)を有し、その正面側壁111Bおよび背面側壁
111Cには、容器の内方に少し入り込んだ凹面111D,111E
がそれぞれ形成されている。その凹面111D,111Eは容器
本体111を手で把持したとき掴み易く操作し易い形状を
なしている。
上記容器本体111と口金部材112とは、別体加工したのち
一体に結合させてもよいが、最初から一体に成形加工す
ることも可能である。
即ち、上記容器本体111および口金部材112を成形する材
料としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、
ハイインパタトスチロール樹脂等を用い、インジェクシ
ョンモールド加工等の高圧加熱成形によって作られる。
可撓性シール部材114の材料としては、ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、
ナイロン等のプラスチックフィルム材や、アルミ箔等の
金属材等を用い、これらの単層材またはラミネート材が
用いられ、可撓性で且つ引張り強度、曲げ強度のある材
料および膜厚が必要である。上記シール部材114の一実
施例として、ポリエチレンテレフタレート(PET)25μ
mにポリエチレン50μmをラミネートした厚さ75μmの
フィルムを使用した。
次に前記現像剤カートリッジ110を補給ホッパ87に装着
して現像剤を供給する操作を第14図によって説明する。
第14図は現像剤カートリッジ110を画像形成装置の補給
ホッパ87に装着して現像剤を供給する状態を示す斜視図
である。
(A)先ず、補給ホッパ87の開閉蓋を開けば、補給部の
装着装置120が露呈する。
(B)次いで、補充すべき新規の現像剤カートリッジ11
0を上記装着装置120に装着する。即ち、容器本体111の
左側壁111Fに掌を当て、指先で凹面111D,111Eを強く掴
んで容器を確実に把持して、装着装置120の取付枠129内
に挿入し装着位置に設置する。
このとき、現像剤カートリッジ110の口金部材112に形成
された識別部(121、122、123、124)と、補給ホッパ87
上面の固定蓋128に形成されて識別部(211、212、213、
214)とがすべて一致したときのみ現像剤カートリッジ1
10の装着が可能となる。
(C)この現像剤カートリッジ110設置の状態におい
て、レバー125を摘んで右方に摺動させる。この摺動動
作により、先ずロック爪部材126が右方に移動して口金
部材112のロック部112Fに係合して、現像剤カートリッ
ジ110は固定される。
(D)引続きレバー125を更に右方に移動させる。この
摺動動作により装着装置120内部の摺動蓋131が右方に移
動して、補給部のホッパーが開放される。この摺動蓋13
1に連動してスライド蓋115が右方に移動して現像剤カー
トリッジ110のシール部材114を封止面の左端から次第に
右方へ引き剥がしていき、補給口112Aは開放されていき
全開となる。この開口過程において、容器本体111内に
収容されている現像剤は、開口に応じて落下し、全量が
補給部のホッパー内に補給される。
(E)現像剤補給が終了したら、レバー125を左方に移
動させて元に戻せば、これに連動してスライド蓋115が
移動しシール部材114が回動して、現像剤カートリッジ1
10の補給口112Aはシール部材114およびスライド蓋115に
より閉止される。
(F)更にレバー125を左方に移動させ原位置に復帰さ
せれば、ロックが解除され現像剤カートリッジ110は取
付枠129から取り出すことができる。即ち、前述と同様
に容器本体111の凹面111D,111Eを掴んで、装着装置120
から取り外して廃棄処分する。
以上説明した静電荷像現像剤カートリッジ110は、磁性
トナーを用いた一成分現像剤のカートリッジ、二成分現
像剤の現像剤カートリッジ、或いはトナーとキャリアを
用いる二成分現像剤のトナー補給カートリッジ110の何
れにも用いることができる。
また補給ホッパに対する現像剤カートリッジの接続には
前述したフールプルーフ機構の他次に示すような形式の
フールプルーフ機構をとることも出来る。
第17図および第19図に示すものは赤、青、黒の各現像剤
を収める3つの補給ホッパ451,452,453あるいは551,55
2,553をそれぞれ装置正面より見て重複するよう取付容
器450あるいは550に収めて配置したものであってそれぞ
れ次に記す方式によりフールプルーフ機構が構成されて
いる。
すなわち、第17図では現像剤カートリッジ470の底部の
プレート472が、下面のピン471に対応する位置に切欠40
1を備える補給ホッパ452上部の案内部402に挿入して係
合されることにより各補給ホッパに対し特定色の現像剤
カートリッジが装着されるようになっていて、挿入に伴
ってプレート472の前縁が立上り部403をその弾性作用に
抗して押圧して遮蔽板404を自動的に開放するので、現
像剤カートリッジ470側の爪部473を引いて遮蔽板474を
開くと現像剤が落下して補給される。
この方式は第18図に示すように構造上とが取扱い操作の
都合から任意の補給ホッパを回動出来るよう構成した画
像形成装置に対しても適用することが出来る方式であ
る。これら第17図、第18図の例の如く、補給ホッパーの
主たる框体部(実施例箱部)を共通とし、上面相互係合
部のみ、個々部品を用いる事が可能であり、製造上・コ
スト面等においても向上される。これらは現像カートリ
ッジについても同様のことが言える。又、補給ホッパー
の主たる框体部の共通化は、第20図の実施例に於ても同
様の事が言える。
ここで、本発明の実施例について第19図を用いて説明す
る。第19図では赤色、青色、黒色のトナーを収容する現
像剤カートリッジ570,670,770は端面572A,672A,772Aよ
り距離を特定したピン571,671,771を備えたプレート57
2,672,772を有している該ピン571,671,771の停止位置に
より現像剤カートリッジ570,670,770と補給ホッパ551,5
52,553との位置はおのずと決まるように構成したもので
ある。
各補給ホッパ551,552,553を収める取付容器550には前記
プレート572,672,772の嵌合する案内部510とそれぞれ長
さを異にする3つの溝501,502,503を備えた共通のガイ
ド板500が一体的に設けられている。
従って現像剤カートリッジ570はピン571が溝503に、670
はピン671が溝502に、770はピン771は溝501に沿って挿
入されるため、現像剤カートリッジ570,670,770と補給
ホッパ553,552,551との組み合わせは確実になされ、誤
装着のないフールプルーフ機構がとられることになる。
従ってこの方式第20図に示す如くすべての補給ホッパが
一体となって同時に回動される形式の画像形成装置に対
して適用されるものであり、一体型、別体型等の補給ホ
ッパーに対し、個別に回動するもの一体に回動するもの
等の適宜の組合せに於て利用され得る。
以上説明した各フールプルーフ機構は、何れも補給ホッ
パを装置正面より見て重複するように配置した画像形成
装置に対し適用した例を示したものであるが本発明は第
21図に示す如く補給ホッパを装置正面より見て左右方向
に並列して収納した画像形成装置に対しても適用出来る
ものである。
さらに本実施例では現像器を、像担持体・クリーニング
装置と共に共通の支持部材に取付けた上装置本体に組込
む形式をとったが現像器グループのみを単独で装置本体
に対し挿脱出来るいわゆるガレージ方式を取った現像器
に対しても本発明を実施することは充分可能である。
尚、本実施例に於ては非接触、多回転重ね合せ動作によ
る多色画像形成装置にて説明したが、本発明としては何
らこれにこだわるものでなく、種々のカラー画像形成装
置に適用され得ることは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明は前述した各フールプルーフ機構に加え複数の補
給ホッパとそれぞれに対応する各現像剤カートリッジに
対し互に対応した合せ色マーク、番号、図柄、文字等に
よる合せ用の認識表示あるいは補給ホッパ、現像剤カー
トリッジの構造物等の全体もしくは部分的な色付け等を
行うことも含むものであり、その操作性、メンテ性の機
能向上が計られこれ等の何れかの手段を用いることによ
りカラー画像形成装置においての現像剤補給部等の粉体
受入装置に粉体容器を装着して粉体を補給する際に、所
定の粉体を収容し、所定の識別部を有する粉体容器のみ
が装着可能であるから、人為的判断にたよった誤操作等
による異種の粉体が受入装置内に混入してトラブルを発
生しそのメンテ・清掃を行わねばならぬ問題等を事前に
防止できる。
現像剤カートリッジは複数の補給手段の並列配置方向に
挿入するため、現像剤カートリッジを装着する場合、現
像剤カートリッジの挿入方向の巾寸法よりやや大きめの
空間があれば挿入作業が出来るため、スペースを有効活
用することができる。また各現像剤カートリッジは単に
挿入するだけで各補給手段との結合がなされるため、作
業が容易になる。の形状は簡単で目視判別も可能である
が、誤って異種の粉体容器を装着しようとしても不可能
であり、誤装置は完全に防止され、正規の粉体補給は正
確・容易になされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多色画像形成装置の構成図。第2
図は前記装置に使用される現像器の断面図。第3図は前
記現像器を組込む支持部材の斜視図。第4図は前記装置
の要部側面図。第5図は前記装置における現像器と補給
ホッパの接続部の斜視図。第6図、第7図、第8図、第
9図、第10図、第11図、第12図は前記補給ホッパに接続
される現像剤カートリッジの外観図、断面図および要部
斜視図。第13図は前記補給ホッパの接続部の斜視図。第
14図は現像剤カートリッジの取付方法を示す斜視図。第
15図はおよび第16図は取付状況を示す要部斜視図および
断面図。第17図、第18図、第19図、第20図、第21図は補
給ホッパの配置例とそれぞれの現像剤カートリッジの接
続装置を示す斜視図および断面図。 36,37,38……現像器 36A,37A,38A……(現像器)案内板 86,87,88,451,452,453,551,552,553,651,652,653……補
給ホッパ 110,470,570……現像剤カートリッジ 112……口金部材、112A……補給口 112B……取付部、112C……フランジ部 112D……封止面、112E……レール部 112F……ロック部、114……シール部材 115……スライド器、120……装着装置 121,122,123,124……(現像剤カートリッジ側)識別部 211,212,213,214……(補給ホッパ側)識別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福地 真和 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 審査官 川崎 好昭 (56)参考文献 特開 昭59−18963(JP,A) 特開 昭59−114558(JP,A) 特開 昭62−134654(JP,A) 特開 昭59−34556(JP,A) 特開 昭57−85067(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に像担持体と、 前記像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、 該潜像形成手段により前記像担持体上に形成された静電
    潜像を現像する複数の現像手段と、 前記複数現像手段へのトナーを補給する複数の補給手段
    を有し、 前記複数の現像手段と別体的に装置本体に設けた前記複
    数の補給手段への現像剤の補給には該複数の補給手段の
    特定色に対応した特定色現像剤カートリッジのみを結合
    可能とした多色画像形成装置において、 前記複数の補給手段は並列に配置されており、 前記補給手段には、前記現像剤カートリッジを前記複数
    の補給手段の並列配置方向に挿入するためのガイド手段
    が設けられており、該ガイド手段は対応する特定色の補
    給手段の位置まで前記カートリッジを案内するガイド手
    段を有することを特徴とする多色画像形成装置。
JP62308394A 1987-12-04 1987-12-04 多色画像形成装置 Expired - Lifetime JPH0782263B2 (ja)

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