JPH078064Y2 - 振り子ノズル - Google Patents

振り子ノズル

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Publication number
JPH078064Y2
JPH078064Y2 JP1991113819U JP11381991U JPH078064Y2 JP H078064 Y2 JPH078064 Y2 JP H078064Y2 JP 1991113819 U JP1991113819 U JP 1991113819U JP 11381991 U JP11381991 U JP 11381991U JP H078064 Y2 JPH078064 Y2 JP H078064Y2
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JP
Japan
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spindle
pressure water
arm
pipe
nozzle
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Application number
JP1991113819U
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English (en)
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JPH0556286U (ja
Inventor
光明 山口
Original Assignee
東京いすゞ自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ホースから供給される
高圧水の逆進行方向噴射(以下逆方向噴射という)によ
り推進力を発生し、前記推進力と直角方向にも高圧水を
噴射し、横方向に移動することにより管内壁に沿って
しながら進行して管内を洗浄する振り子ノズルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】高圧水を斜め後ろ方向に噴射することに
よって推進力を得て、下水管内部等を自走し、管内を洗
浄する噴射ノズルは既に知られている。また、このよう
な噴射ノズルは生活排水管をはじめ、公共用下水管の清
掃等に広く用いられている。そして、最近では比較的強
固な管内の錆等を剥奪して洗浄するために、噴射ノズル
の偏心位置に叩打ブラシを取付け、そのノズルが回転に
より首振り運動をするようにしたもの(実開平1−36
087)が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし単に首振り運動
をするだけでは、細い管の場合はよいが、少し管の太さ
が大きくなると充分な清掃効果が期待できない。前述の
首振り運動をするようにしたものであっても、叩打ブラ
シの取付け位置偏心による首振りにはおのづからその範
囲が限定される。したがって、比較的太い排水管内等で
は、管内側面に沿ってむらなく確実に清掃することがで
きないという欠点がある。この問題の解決方法として、
従来の自走方向に直交する方向に噴射をすれば、頭部に
進行方向と直角方向の推力が発生するから、これを利用
すれば、直進方向の推力以外の移動力を発生させて、高
圧水ホースが接続されているノズルを左または右に移動
させながら推進させることができる。本考案の目的は、
前記原理に基づいて、ノズルを直進させるだけでなく、
横方向への噴射を行い横移動習性を与えることにより、
比較的太い排水管内においても対応できるよう管壁に沿
ってノズルを移動させながら推進させて洗浄を行う振り
子ノズルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案による第1の振り子ノズルは、ホースから供
給される高圧水の逆進行方向噴射により自走推力を発生
し前記自走推力と直角方向にも高圧水を噴射して横方向
の推進力を発生し管内壁に沿って旋回しながら進行して
管内を洗浄する振り子ノズルであって、胴部から放射方
向に高圧水を噴出する噴出孔をもつスピンドルと、前記
スピンドルの胴部に回転可能に結合され放射方向に設け
られたアーム,前記スピンドルからの高圧水を前記アー
ムと反対方向に噴射する噴射孔,前記スピンドルからの
高圧水を斜め後方に噴射する噴射孔を備えるロータと、
前記スピンドルの先端に設けられた案内ローラと、前記
アームの先端に設けられたローラとから構成されてい
る。また、本考案による第2の振り子ノズルは、ホース
から供給される高圧水の逆進行方向噴射により自走推力
を発生し前記自走推力と直角方向にも高圧水を噴射して
横方向の推進力を発生し管内壁に沿って旋回しながら進
行して管内を洗浄する振り子ノズルであって、胴部から
放射方向に高圧水を噴出する噴出孔および後部から斜め
後ろ方向に噴射する噴射孔をもつスピンドルと、前記ス
ピンドルの胴部に回転可能に結合され,放射方向に設け
られたアーム,前記スピンドルからの高圧水を前記アー
ムと反対方向に噴射する噴射孔を備えるロータと、前記
スピンドルの先端に設けられた案内キャップと、前記ア
ームの先端に設けられた案内用のローラとから構成され
ている。
【0005】
【実施例】以下図面等を参照して本考案による振り子ノ
ズルを詳細に説明する。図1から図3は本考案による振
り子ノズルの第1の実施例の平面図,正面図および底面
図である。スピンドル1の基部には高圧水ホースの結合
ねじ部11が設けられており,中心に先端部では細くな
る貫通孔が設けられている。スピンドル1の胴部には前
記貫通孔から放射方向に高圧水を噴出する複数の供給
12が設けられている。ロータ2は前記スピンドル1の
胴部に回転可能に設けられておりロータ2の内周面には
ロータのキャビティ20が設けられている。このキャビ
ティ20に前記高圧水が接続されている。ロータ2には
ロータアーム25が放射方向に設けられており、ロータ
アーム25の先端部にはピン8が設けられ、このピン8
にローラ7が回転可能に設けられている。このローラ7
は樹脂性であり、必要に応じて交換される。軸8はE形
止め輪111でアーム25に枢着されている。ロータ2
にはこのアーム25と反対方向にいわゆる旋回用噴射孔
21が設けられている。この旋回用噴射孔21を介して
スピンドル1から供給された高圧水がアーム25と反対
方向に噴射させられる。さらにロータ2には、逆噴射用
噴射孔22が4個設けられている。ロータ2はスピンド
ル1の胴部にプレート3,ストップリング104、キャ
ップリング105により軸方向の移動が制限されて、回
転可能に設けられている。さらにスピンドル1の先端部
にはノズル先端部を案内するローラ6が回転可能に設け
られている。110はC形止め輪112,113はワ
ッシャである。
【0006】次に図4および図5をさらに参照して前記
実施例装置の動作を説明する。振り子ノズルのスピンド
ル1に高圧水ホース15の先端を結合させて洗浄対象で
ある管17内に挿入する。高圧水を注水するとノズルが
ホース15を引っ張りながら管内壁面に沿って旋回を始
める。ホース15をゆっくり送り出すことにより、管内
面を洗浄しながら進んでいく。高圧水ホース15から導
かれた高圧水はスピンドル1内のロータ2の内部から4
5°傾斜したノズル孔(逆方向噴射孔)22および90
°横方向ノズル孔21から噴射される。45°傾斜した
4個のノズル孔22からの噴射により、ホース15を引
っ張っていく推力が発生する。ここから噴射された水は
推進力を発生させるのみならず、管内の洗浄水として作
用する。90°方向のノズル孔21(図2参照)1箇所
からの噴射水によりノズルを横方向に押していく力が発
生するから、ローラ6およびローラ7によってノズルは
図5に示されているように管内壁に沿って旋回する。ロ
ーラ6および7は樹脂性であって、これが円滑な回転を
助けており、同時に管内面の損傷を防止している。管内
面に沿って回転するロータ2には前述した回転力を与え
るノズルおよび推進力を与えるノズルが設けられている
から、これが管内面を連続的に万遍なく洗浄する。な
お、スピンドル1の先端も噴射部が設けられているので
洗浄対象の管の先端がメクラになっている場合の奥の面
の洗浄も可能となる。
【0007】次に図6および図7を参照して、本考案に
よる振り子ノズルの第2の実施例を説明する。この実施
例はスピンドル201自体に後方に逆噴射する噴射孔が
設けられている点でまず前述した実施例と異なってい
る。スピンドル201にはロータ202が回転可能に保
持されており、ロータ202のローラホルダ(アーム)
203にはローラ204がシャフト205と割りピン2
07により回転可能に支持されている。キャップ208
は6角孔付きボルト206によりスピンドル201に固
定されている。ロータ202にはノズルチップ209が
設けられており、これによりアーム203と反対方向に
噴射する。このノズル209からの高圧水の噴射により
管の内面に沿って移動する習性が与えられている。
【0008】
【考案の効果】以上詳しく説明したように本考案による
振り子ノズルは自ら前進するだけではなく、自ら管壁に
沿って移動し得る習性が付与されているから、ノズルの
直径に比較して比較的大きな断面径を有する配管内を連
続して万遍なく洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による振り子ノズルの第1の実施例の平
面図である。
【図2】本考案による振り子ノズルの第1の実施例の正
面図であって、一部破断して示されている。
【図3】本考案による振り子ノズルの第1の実施例の底
面図である。
【図4】前記実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図5】使用状態を洗浄の対象である管の軸方向から見
た図である。
【図6】本考案による振り子ノズルの第2の実施例を示
す平面図である。
【図7】本考案による振り子ノズルの第2の実施例の正
面図であって、一部破断して示してある。
【符号の説明】
1 スピンドル 2 ロータ 3 プレート 6 ローラ 7 ローラ 8 ピン 11 ホース結合部 12 供給孔 15 高圧水ホース 17 管 20 ロータキャビティ 21 旋回用噴射孔 22 逆噴射用噴射孔 25 ロータアーム 104 ストップリング 105 キャップリング 109 C形止め輪 110 C形止め輪 111 E形止め輪 112 ワッシャ 201 スピンドル 202 ロータ 203 ローラホルダ(アーム) 204 ローラ 205 シャフト 206 6角孔つきボルト 207 割りピン 208 キャップ 209 ノズルチップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースから供給される高圧水の逆進行方
    噴射により自走推力を発生し前記自走推力と直角方向
    にも高圧水を噴射して横方向の推進力を発生し管内壁に
    沿って旋回しながら進行して管内を洗浄する振り子ノズ
    ルであって、胴部から放射方向に高圧水を噴出する噴出
    をもつスピンドルと、前記スピンドルの胴部に回転可
    能に結合され放射方向に設けられたアーム,前記スピン
    ドルからの高圧水を前記アームと反対方向に噴射する噴
    射孔,前記スピンドルからの高圧水を斜め後方に噴射す
    る噴射孔を備えるロータと、前記スピンドルの先端に設
    けられた案内ローラと、前記アームの先端に設けられた
    ローラとから構成したことを特徴とする振り子ノズル。
  2. 【請求項2】 ホースから供給される高圧水の逆進行方
    噴射により自走推力を発生し前記自走推力と直角方向
    にも高圧水を噴射して横方向の推進力を発生し管内壁に
    沿って旋回しながら進行して管内を洗浄する振り子ノズ
    ルであって、胴部から放射方向に高圧水を噴出する噴出
    および後部から斜め後ろ方向に噴射する噴射孔をもつ
    スピンドルと、前記スピンドルの胴部に回転可能に結合
    され,放射方向に設けられたアーム,前記スピンドルか
    らの高圧水を前記アームと反対方向に噴射する噴射孔を
    備えるロータと、前記スピンドルの先端に設けられた案
    内キャップと、前記アームの先端に設けられた案内用の
    ローラとから構成したことを特徴とする振り子ノズル。
JP1991113819U 1991-12-27 1991-12-27 振り子ノズル Expired - Lifetime JPH078064Y2 (ja)

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JP1991113819U JPH078064Y2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 振り子ノズル

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991113819U JPH078064Y2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 振り子ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0556286U JPH0556286U (ja) 1993-07-27
JPH078064Y2 true JPH078064Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=14621841

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0136087B2 (ja) * 1980-11-12 1989-07-28 Nikon Kk

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0437671Y2 (ja) * 1987-08-28 1992-09-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0136087B2 (ja) * 1980-11-12 1989-07-28 Nikon Kk

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JPH0556286U (ja) 1993-07-27

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