JPH0779909B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
- Publication number
- JPH0779909B2 JPH0779909B2 JP61164085A JP16408586A JPH0779909B2 JP H0779909 B2 JPH0779909 B2 JP H0779909B2 JP 61164085 A JP61164085 A JP 61164085A JP 16408586 A JP16408586 A JP 16408586A JP H0779909 B2 JPH0779909 B2 JP H0779909B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clothes
- drying
- temperature
- rotating drum
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭において使用する自動乾燥タイプの衣
類乾燥機に関するものである。
類乾燥機に関するものである。
従来の技術 従来、この種の衣類乾燥機は、乾燥の検知を排気温度の
変化を利用したものと電極で衣類の電気抵抗値の変化を
利用したものがあった。すなわち排気温度は乾燥開始時
点では室温に近い状態から水分の蒸発に必要な温度まで
上昇し、その後、熱の供給と蒸気になって排出される熱
とが均衡して一定の温度が保持され（恒率乾燥域）、そ
して蒸気量が少なくなり供給される熱がそのまま排気さ
れるため上昇していく。この特性からわかるように恒率
乾燥域の終了時は排気温度の温度上昇によって確認でき
るため、この温度上昇を検知して一定時間遅延させて動
作を停止させていた。一方電極検知方式は、衣類の湿り
具合により、衣類の電気抵抗値が変化するのを利用し
て、衣類が乾いてくると電気抵抗値が急激に高くなるこ
とを検知し、一定時間遅延させて動作を停止させてい
た。
変化を利用したものと電極で衣類の電気抵抗値の変化を
利用したものがあった。すなわち排気温度は乾燥開始時
点では室温に近い状態から水分の蒸発に必要な温度まで
上昇し、その後、熱の供給と蒸気になって排出される熱
とが均衡して一定の温度が保持され（恒率乾燥域）、そ
して蒸気量が少なくなり供給される熱がそのまま排気さ
れるため上昇していく。この特性からわかるように恒率
乾燥域の終了時は排気温度の温度上昇によって確認でき
るため、この温度上昇を検知して一定時間遅延させて動
作を停止させていた。一方電極検知方式は、衣類の湿り
具合により、衣類の電気抵抗値が変化するのを利用し
て、衣類が乾いてくると電気抵抗値が急激に高くなるこ
とを検知し、一定時間遅延させて動作を停止させてい
た。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら排気温度検知方式では、恒率乾燥域におい
て衣類のからみ合い等で排気温度が上昇すると誤検知を
してしまい、完全に乾燥しない状態で乾燥を終了してし
まうという問題点を有していた。また電極検知方式で
は、衣類の形状や量によっては電極に衣類が接触せずに
湿っていても乾いたと誤検知する場合があった。
て衣類のからみ合い等で排気温度が上昇すると誤検知を
してしまい、完全に乾燥しない状態で乾燥を終了してし
まうという問題点を有していた。また電極検知方式で
は、衣類の形状や量によっては電極に衣類が接触せずに
湿っていても乾いたと誤検知する場合があった。
本発明はこのような問題点を解消し、乾燥検知性能の向
上をはかった衣類乾燥機を提供することを目的とする。
上をはかった衣類乾燥機を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の衣類乾燥機は、衣類
を収容して撹拌させる回転ドラムと、この回転ドラムに
ヒータにより加熱された熱風を導入するファンと、この
ファン及び回転ドラムと駆動するモータと、回転ドラム
からの排気温度を検知する温度センサーと、回転ドラム
内の衣類の電気抵抗を検知する電極センサーと、運転時
間を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記
温度センサーにより恒率乾燥域を検知しその領域の期間
の終了に基づいて第１の乾燥終了を判定をすると共に、
電極センサーで衣類の電気抵抗が所定の乾燥率になった
時点に基づいて第２の乾燥終了をも判定し、第１及び第
２の双方が乾燥終了と判定した時点で乾燥を終了する構
成である。
を収容して撹拌させる回転ドラムと、この回転ドラムに
ヒータにより加熱された熱風を導入するファンと、この
ファン及び回転ドラムと駆動するモータと、回転ドラム
からの排気温度を検知する温度センサーと、回転ドラム
内の衣類の電気抵抗を検知する電極センサーと、運転時
間を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記
温度センサーにより恒率乾燥域を検知しその領域の期間
の終了に基づいて第１の乾燥終了を判定をすると共に、
電極センサーで衣類の電気抵抗が所定の乾燥率になった
時点に基づいて第２の乾燥終了をも判定し、第１及び第
２の双方が乾燥終了と判定した時点で乾燥を終了する構
成である。
作用 以上の構成によって、排気温度検知あるいは衣類の電気
抵抗値検知のいずれかが誤検知しても、双方で設定した
乾燥終了をいずれも満たした時間で乾燥を終了するた
め、乾燥終了時の未乾燥状態を防止できる。
抵抗値検知のいずれかが誤検知しても、双方で設定した
乾燥終了をいずれも満たした時間で乾燥を終了するた
め、乾燥終了時の未乾燥状態を防止できる。
実 施 例 以下添付図面に基づいて本発明の一実施例について説明
する。
する。
第１図において、外箱１内には衣類を入れ回転させるド
ラム２を設けている。前記ドラム２の前部を回転支持
し、前記外箱１に固定されている前板３と前記外箱１の
間に熱源４をヒーターカバー５で固定している。空気を
前記熱源４を通して熱風としドラム２内へ導き衣類の湿
気をうばって機外へ排出させるためのファン６を設けて
いる。このファン６により排出される排出部に排気の温
度を検知するための温度センサー７を設け、前記前板３
には衣類の電気抵抗を検知する電極センサー10を設け、
温度検知及び抵抗検知によって前記熱源４やモータ９を
制御するための制御装置８を設けている。９は前記ドラ
ム２と前記ファン６を駆動させるモータである。
ラム２を設けている。前記ドラム２の前部を回転支持
し、前記外箱１に固定されている前板３と前記外箱１の
間に熱源４をヒーターカバー５で固定している。空気を
前記熱源４を通して熱風としドラム２内へ導き衣類の湿
気をうばって機外へ排出させるためのファン６を設けて
いる。このファン６により排出される排出部に排気の温
度を検知するための温度センサー７を設け、前記前板３
には衣類の電気抵抗を検知する電極センサー10を設け、
温度検知及び抵抗検知によって前記熱源４やモータ９を
制御するための制御装置８を設けている。９は前記ドラ
ム２と前記ファン６を駆動させるモータである。
上記構成において動作を説明すると、衣類をドラム２に
入れ電源を入れると熱源４が熱せられるとともにモータ
９によってドラム２、ファン６が回転し、熱風がドラム
２内に入り衣類の湿気をうばって機外へ排出される。そ
の際温度センサー７が排気の温度を検知し、電極センサ
ー10が衣類の電気抵抗を検知する。排気の温度は第２図
のように初めは室温に近い状態から水分の蒸発に必要な
温度まで上昇し、その後は熱の供給と蒸気になって排出
される熱とが均衡して一定温度が保たれる。衣類が乾燥
してくると蒸気の量が少なくなり供給される熱がそのま
ま蒸気とともに排出されるための温度まで上っていく。
この部分を利用してある時間Δｔの温度変化ΔＤを検知
していれば、恒率乾燥域以降、ある所定以上になったと
き乾燥したと検知できこれにより設定される時間を第１
の乾燥終了とする。しかし布の種類や量によって布がら
みしたりほぐれたりする。その際布がらみが生じると熱
風は衣類の中に十分拡散せず熱風のまま一部排出される
ため排気温が急上昇するが（第２図Ａ部分）、ほぐれる
と熱風は拡散され、衣類の湿気をうばうため温度は下
る。温度検知のみではこの排気温の急上昇を感知して乾
燥したと検知する危険性がある。一方電極検知方式で
は、衣類の湿り具合により衣類の電気抵抗値が変化する
のを利用して、衣類が乾いてくると電気抵抗値が急激に
高くなることを検知し、一定時間遅延させて乾燥終了を
判定するようにし、これを第２の乾燥終了とする。電極
検知は衣類が電極に接触していれば衣類の湿り具合に応
じて電気抵抗を確実に検知するために上記した温度セン
サーのような誤検知はない。また布の量が少ないときは
電極検知の場合、衣類が電極センサー10に接触せずに乾
いたと誤って検知する場合があるが、排気温度は量が少
ないと比較的安定した温度変化を示す。したがって、電
極検知と排気温度検知でともに乾燥したと検知して所定
の遅延をすれば誤検知による未乾燥状態で運転を終了す
ることなく常に安定した乾燥ができる。
入れ電源を入れると熱源４が熱せられるとともにモータ
９によってドラム２、ファン６が回転し、熱風がドラム
２内に入り衣類の湿気をうばって機外へ排出される。そ
の際温度センサー７が排気の温度を検知し、電極センサ
ー10が衣類の電気抵抗を検知する。排気の温度は第２図
のように初めは室温に近い状態から水分の蒸発に必要な
温度まで上昇し、その後は熱の供給と蒸気になって排出
される熱とが均衡して一定温度が保たれる。衣類が乾燥
してくると蒸気の量が少なくなり供給される熱がそのま
ま蒸気とともに排出されるための温度まで上っていく。
この部分を利用してある時間Δｔの温度変化ΔＤを検知
していれば、恒率乾燥域以降、ある所定以上になったと
き乾燥したと検知できこれにより設定される時間を第１
の乾燥終了とする。しかし布の種類や量によって布がら
みしたりほぐれたりする。その際布がらみが生じると熱
風は衣類の中に十分拡散せず熱風のまま一部排出される
ため排気温が急上昇するが（第２図Ａ部分）、ほぐれる
と熱風は拡散され、衣類の湿気をうばうため温度は下
る。温度検知のみではこの排気温の急上昇を感知して乾
燥したと検知する危険性がある。一方電極検知方式で
は、衣類の湿り具合により衣類の電気抵抗値が変化する
のを利用して、衣類が乾いてくると電気抵抗値が急激に
高くなることを検知し、一定時間遅延させて乾燥終了を
判定するようにし、これを第２の乾燥終了とする。電極
検知は衣類が電極に接触していれば衣類の湿り具合に応
じて電気抵抗を確実に検知するために上記した温度セン
サーのような誤検知はない。また布の量が少ないときは
電極検知の場合、衣類が電極センサー10に接触せずに乾
いたと誤って検知する場合があるが、排気温度は量が少
ないと比較的安定した温度変化を示す。したがって、電
極検知と排気温度検知でともに乾燥したと検知して所定
の遅延をすれば誤検知による未乾燥状態で運転を終了す
ることなく常に安定した乾燥ができる。
発明の効果 上記実施例から明らかなように本発明の衣類乾燥機は、
排気温度検知と電極での抵抗検知がともに乾燥終了判定
をすることにより常に安定した乾燥ができるものであ
る。
排気温度検知と電極での抵抗検知がともに乾燥終了判定
をすることにより常に安定した乾燥ができるものであ
る。
第１図は本発明の一実施例を示す衣類乾燥機の断面図、
第２図は排気温，電気抵抗と運転時間の関係を示す特性
図である。 ２……ドラム、４……熱源、６……ファン、７……温度
センサー、８……制御装置、10……電極センサー。
第２図は排気温，電気抵抗と運転時間の関係を示す特性
図である。 ２……ドラム、４……熱源、６……ファン、７……温度
センサー、８……制御装置、10……電極センサー。
Claims (1)
- 【請求項１】衣類を収容して撹拌させる回転ドラムと、
この回転ドラムにヒータにより加熱された熱風を導入す
るファンと、このファン及び回転ドラムと駆動するモー
タと、回転ドラムからの排気温度を検知する温度センサ
ーと、回転ドラム内の衣類の電気抵抗を検知する電極セ
ンサーと、運転時間を制御する制御装置とを備え、前記
制御装置は、前記温度センサーにより恒率乾燥域を検知
しその領域の期間の終了に基づいて第１の乾燥終了を判
定をすると共に、電極センサーで衣類の電気抵抗が所定
の乾燥率になった時点に基づいて第２の乾燥終了をも判
定し、第１及び第２の乾燥終了の判定が満たされた時点
で乾燥を終了する衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61164085A JPH0779909B2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61164085A JPH0779909B2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6319197A JPS6319197A (ja) | 1988-01-26 |
| JPH0779909B2 true JPH0779909B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=15786493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61164085A Expired - Lifetime JPH0779909B2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0779909B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03123591A (ja) * | 1989-10-09 | 1991-05-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 衣類乾燥機の制御装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58221996A (ja) * | 1982-06-17 | 1983-12-23 | 松下電器産業株式会社 | 衣類乾燥機 |
| JPS60173299U (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-16 | 張 明徳 | 洗濯物用乾燥機 |
| JPS6135695U (ja) * | 1984-08-01 | 1986-03-05 | 株式会社東芝 | 乾燥機 |
-
1986
- 1986-07-11 JP JP61164085A patent/JPH0779909B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6319197A (ja) | 1988-01-26 |
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