JPS5817640B2 - 除湿式衣類乾燥機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 一般に衣類乾燥機の乾燥検知は回転ドラム内に電極を設
け、この電極に触れる湿気を含んだ衣類の電気抵抗値の
変化を検知するようにしている。

本発明は発熱源からの熱風を回転ドラム内に導き、かつ
回転ドラム内より排出される高温多湿空気を熱交換器に
送り込んで除湿し、回転ドラム内の被乾燥物を乾燥させ
る除湿式衣類乾燥機において、乾燥検知用の電極または
センサーを高温多湿空気通路に設けて露結した水を直接
検知することにより、検知感度を向上させるようにした
ものである。

以下、その一実施例を添付図面にもとづいて説明する。

第１図において、１は衣類乾燥機本体、２は本体・１内
に回転自在に装備された回転ドラム。

３は循環空気通路４に設けたヒータで、このヒータ３で
加熱された熱風を回転ドラム２内に送り込む。

５は空気循環用ファン、６は本体１の内底部に設置した
熱交換器で、この熱交換器６はバイブロ′内を通過する
高温多湿の空気ａを他のブロアー（図示せず）により送
風される外気すにより強制的に冷却することにより湿気
を除去するものである。

７は熱交換器６で除湿された凝結水を本体１外に導く排
水パイプ、８は熱交換器６の前段に位置する高温多湿空
気通路９に設けた露結水検知用の検知装置で、電極また
はセンサーにより構成されている。

第２図は電気回路を示したもので、１０は回転ドラム２
．空気循環用ファン５等を回転駆動させるモータで、ヒ
ータ３と交流電源１１に対して並列に接続されている。

１２は自己保持リレーで。この自己保持リレー１２は始
動ボタン１３の押圧により閉成する接点１４の閉成状態
を保持するものである。

１５は電気回路遮断用のスイッチで。接点１５′を有し
ている。

そして露結水検知用の検知装置８に露結した水がなくな
る。

すなわち衣類が乾燥すると、検知装置８が働いて抵抗値
が下がるとともに、その検知を増巾させて通電を制御す
る制御回路１６が働いてスイッチ１５の接点１５′は閉
成する。

この接点１５′の閉成により電気回路は遮断された乾燥
機の運転は停止する。

ただし、乾燥運転開始時のまだ露結水が検知装置８に付
着していない初期の間は電気回路への通電がなされるよ
うに、制御回路１６を構成している。

ここで、特に上記露結水検知用の検知装置８を。

熱交換器６の前段の高温多湿空気通路９に設けたことに
よる効果を詳述する。

熱交換器６の前段は、衣類の量の多少にかかわらず、衣
類が湿っている間は、常時多湿であって、高温多湿空気
通路９の周壁内面は「結露状態」にある。

そして、衣類が乾燥すると、低湿状態となり、前記周壁
内面は「非結露状態」となる。

すなわち、検知装置８の配置個所においては、「結露状
態」か「非結露状態」のいずれかに明確に分かれたので
、検知装置８はこのいずれかの状態を検知することとな
り。

その検知精度は衣類の量の多少をとわす、きわめて優れ
たものとなる。

以上のように本発明によれば、熱交換器の前段の高温多
湿空気通路に露結水検知用の検知装置を設けて、検知装
置が高温多湿空気に直接触れて露結水を検知するように
しているため、検知装置の抵抗変化は従来のものに比べ
て大きく、したがって、検知感度を向上させることがで
き、特に、高温多湿空気通路内は、衣類の乾燥前および
乾燥後において、衣類の量の多少にかかわらず、「結露
状態」と「非結露状態」に明確に分かれ、前記検知装置
は前記した二つの状態のいずれかを検知するものであっ
て、その検知精度はきわめて高い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す除湿式衣類乾燥機の側
断面図、第２図は同電気回路図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・回転ドラム、６・
・・・・・熱交換器、８・・・・・・検知装置、９・・
・・・・高温多湿空気通路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 本体内に回転自在に装備された回転ドラムを備え１
   発熱源からの熱風を回転ドラム内に導き。 かつ回路ドラム内より排出される高温多湿空気を熱交換
   器に送り込んで除湿し１回転ドラム内の被乾燥物を乾燥
   させる除湿式衣類乾燥機において。 前記熱交換器の前段の高温多湿空気通路に露結水検知用
   の検知装置を設けたことを特徴とする除湿式衣類乾燥機
   。