JPH0779562B2 - 油圧装置 - Google Patents

油圧装置

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JPH0779562B2
JPH0779562B2 JP637888A JP637888A JPH0779562B2 JP H0779562 B2 JPH0779562 B2 JP H0779562B2 JP 637888 A JP637888 A JP 637888A JP 637888 A JP637888 A JP 637888A JP H0779562 B2 JPH0779562 B2 JP H0779562B2
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clip
hydraulic
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hydraulic cylinder
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玉井  利男
塩崎  孝秀
喜八郎 長谷
清家  理伯
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、油圧装置に関するもので、油圧によって油
圧シリンダとこれに嵌合するピストンとの相対的移動伸
縮によって、リフト装置に利用でき、例えば、トラクタ
に対する作業装置の昇降制御、コンバインや田植機の昇
降制御、更にはローリング制御のための油圧装置として
利用できる。
従来の技術、および発明が解決しようとする問題点 ピストンを嵌合する油圧シリンダは、伸縮の途中位置を
中立位置として設定するときは、この伸縮を制御する制
御弁を設けることによって行うために、この中立位置で
の制御位置を維持するために、高精度の制御弁構成とし
たり、又特別の圧力調整弁等を設ける等煩雑化される。
問題点を解決するための手段 この発明は、油圧シリンダ(1)の一端部とこの油圧シ
リンダ(1)内に嵌合するピストン(2)を先端に有し
たピストンロッド(3)との間に、このピストンロッド
(3)の軸方向の嵌合摺動を中立位置で係合固定するク
リップ(4)を有すると共に軸回りに回動してこのクリ
ップ(4)の係止を解除する封栓(5)を密合してなる
油圧装置の構成とする。
発明の作用、および効果 油圧シリンダ(1)内に油圧の給排して、これに嵌合す
るピストン(2)を相対的に移動させて昇降等の作業を
行う。封栓(5)を軸回りに回動してクリップ(4)が
ピストンロッド(3)に係合しない状態にしておくとき
は、この油圧シリンダ(1)とピストン(2)との関係
は、中立位置を素通りして伸縮端位置に亘り自由に伸縮
摺動する。しかし、クリップ(4)を中立位置で係合し
うる状態に回動し、又は予め回動させておくときは、中
立位置にある油圧シリンダ(1)とピストン(2)との
関係位置、又は中立位置になる油圧シリンダ(1)とピ
ストン(2)との関係位置を、このクリップ(4)のピ
ストンロッド(3)に対する係合によって固定すること
ができる。このような固定状態から封栓(5)を軸回り
に回動して該クリップ(4)による係止を解除して油圧
シリンダ(1)とピストン(2)との相対的伸縮作動を
行いうる状態とすることができる。
このようにクリップ(4)を有する封栓(5)を、油圧
シリンダ(1)内とこの油圧シリンダ(1)内に嵌合す
るピストンロッド(3)との間に密合しているために、
このクリップ(4)が油圧シリンダ(1)の外側に突出
しないために構成が簡潔化されると共に、中立位置の固
定、又は解除が封栓(5)の回動によって簡単に行わ
れ、確実である。
実施例 なお、図例において、油圧シリンダ(1)の一端は覆栓
(6)を溶接等によって固定し、他端に嵌脱可能に封栓
(5)を設ける。クリップ(4)はこの封栓(5)に係
止したボール孔(7)に設けられ、クリップボールをば
ね(8)でピストンロッド(3)側へ弾発させている。
又、この封栓(5)は外側端のレバー(9)で軸回りに
回動しうる構成である。ピストンロッド(3)には、ピ
ストン(2)が油圧シリンダ(1)の長さ方向のほゞ中
央位置にあるときの中立位置に対応させて該クリップ
(4)ボールと係合しうる切欠状の係止部(10)を設
け、このピストン(2)が中立位置にあるとき、係止部
(10)にクリップ(4)ボールが係止できる。又、この
係止部(10)にクリップ(4)ボールが係止された状態
から封栓(5)を軸回りに回動すると、クリップ(4)
ボールが係止部(10)から脱出して、係止を解除するこ
とができる。
(11)は封栓(5)側に設けた油口、(12)は覆栓
(6)側に設けた油口で、油圧回路(13)と連通する。
(14)は覆栓(6)の外側端面側に螺合する調節ねじ
で、この調節ねじ(14)は後記の横杆(33)に取付け
る。
このような油圧装置は、田植機のローリングシリンダ
(16)、又はピッチングシリンダ(17)に利用される。
田植機は、車体(18)の前部にエンジン(19)、伝動ケ
ース(20)、油圧制御ケース(21)、及び左右一対の車
輪伝動ケース(22)等を設け、後部に苗タンク(23)、
苗植付装置(24)、及び操縦ハンドル(25)等を設け、
車体(18)の下側には左右の車輪(26)間を前後方向に
沿うフロート(27)を設ける。
このフロート(27)は、後部の苗植付装置(24)近くを
支点(28)として前端側が上下に揺動自在となるように
設けられ、かつ調節レバー(29)によって該支点(28)
を上下回動調節して、苗植付装置(24)の苗植付深さを
調節する構成としている。
左右の車輪伝動ケース(22)は、車輪伝動軸(30)を中
心に車輪(26)側が上下回動自在で、この車輪伝動ケー
ス(22)の一方のアーム(31)にはロッド(32)を連結
し、他方のアーム(31)にはローリングシリンダ(16)
を連結して、これら両ロッド(32)とローリングシリン
ダ(16)の調節ねじ(14)との先端間を横杆(33)で連
結し、この横杆(33)の中央部をピッチングシリンダ
(17)のピストンロッド(34)に対してばね(35)を介
して軸方向へ一定範囲摺動自在に設け、このピッチング
シリンダ(17)による油圧制御によってピストンロッド
(34)を軸方向へ前後動することによって、横杆(33)
を前後動させて、左右の車輪(26)を車輪伝動軸(30)
回りに上下に制御させることができる。又、このピッチ
ングシリンダ(17)の油圧回路(13)には、ピッチング
制御弁(39)が、上記フロート(27)の上下揺動と連動
して車体(18)をほゞ一定高さに維持するように制御連
動構成するもよい。
又、ローリングシリンダ(16)の油圧回路(13)には、
油圧制御ケース(21)内に設ける傾斜センサ(37)によ
り車体(18)の左右方向の傾斜角を検出して切替制御す
るローリング制御弁(38)を設け、このローリング制御
弁(38)が車体(18)の左右傾斜角を検出するとローリ
ングシリンダ(16)に対する油圧制御によってピストン
ロッド(3)を伸縮させて、この側の車輪(26)を上下
回動させて車体(18)をほゞ左右水平状に維持制御す
る。このローリングシリンダ(16)には、前記油圧装置
が設けられていて、この封栓(5)のレバー(9)を回
動操作するための操作レバー(36)が、苗植付装置(2
4)の上方部に設けられ、この操作レバー(36)を左右
方向へ回動することによって、封栓(5)を回動してク
リップ(4)を係止位置と解除位置とに切替える構成と
している。これによってクリップ(4)を係止部(10)
に係合させる中立位置は、左右の車輪(26)が同高さに
揃った位置にあって、かつこの係止状態を維持するとき
はローリング作用は不作動状態に固定される。操作レバ
ー(36)でクリップ(4)を係止部(10)から外して係
止を解除すると、このクリップ(4)は係止部(10)に
係合しないために、ローリング制御弁(38)の切替によ
って、ローリングシリンダ(16)のシリンダ(1)とピ
ストンロッド(3)との伸縮により、ローリング制御さ
れる。
なお、このようなクリップ(4)及び封栓(5)等によ
る機構をピッチングシリンダ(17)に設けて、ピッチン
グ制御位置を中立位置に固定したり、固定解除するよう
構成するもよい。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は一部の
側断面図、第2図がその正断面図、第3図は田植機の側
面図、第4図が平面図、第5図は油圧回路図である。 図中、符号(1)は油圧シリンダ、(2)はピストン、
(3)はピストンロッド、(4)はクリップ、(5)は
封栓を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−180104(JP,A) 実開 昭57−126604(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧シリンダ(1)の一端部とこの油圧シ
    リンダ(1)内に嵌合するピストン(2)を先端に有し
    たピストンロッド(3)との間に、このピストンロッド
    (3)の軸方向の嵌合摺動を中立位置で係合固定するク
    リップ(4)を有すると共に軸回りに回動してこのクリ
    ップ(4)の係止を解除する封栓(5)を密合してなる
    油圧装置。
JP637888A 1988-01-14 1988-01-14 油圧装置 Expired - Fee Related JPH0779562B2 (ja)

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JPH01181709A JPH01181709A (ja) 1989-07-19
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