JPH077947A - 突入電流制限回路 - Google Patents

突入電流制限回路

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JPH077947A
JPH077947A JP16857193A JP16857193A JPH077947A JP H077947 A JPH077947 A JP H077947A JP 16857193 A JP16857193 A JP 16857193A JP 16857193 A JP16857193 A JP 16857193A JP H077947 A JPH077947 A JP H077947A
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JP
Japan
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circuit
capacitor
thyristor
resistor
diode
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Application number
JP16857193A
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English (en)
Inventor
Kiyomi Watanabe
清美 渡辺
Tetsuya Matsumoto
哲也 松本
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Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンデンサ入力形整流回路において,起動時の
突入電流を制限をする。 【構成】サイリスタ11,17とダイオード19,21とにより
ブリッジ整流回路を形成する。サイリスタ11には,ダイ
オード9と抵抗器7との直列回路を並列接続する。サイ
リスタ17についても同様とする。このブリッジ整流回路
の交流入力端子に交流電圧が印加されたときには,サイ
リスタ11,17 はオフしており,抵抗器7,13等を通過す
る微小電流が平滑用のコンデンサ23を充電する。そして
遅延点弧回路29の点弧出力により,サイリスタ11と17を
オンさせて,定常動作とする。 【効果】突入電流制限用のサイリスタは,整流ダイオー
ドと兼用しているので,構成部品についても消費電力に
ついても経済的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は整流回路の平滑用コンデ
ンサへの突入電流を制限する回路に関する。
【0002】
【従来技術】商用交流電源を直流に変換するには,整流
回路と平滑回路とを用いて変換される。平滑回路にはい
わゆるチョークコイル入力形とコンデンサ入力形とがあ
り,コンデンサ入力形が軽量であるので,小容量乃至中
容量のものでは好んで使われている。しかるに,コンデ
ンサ入力形平滑回路を備えた整流回路においては,交流
入力投入時には平滑用コンデンサへの大きな充電電流が
突入電流として流れるので,この突入電流の制限が必要
となる。
【0003】従来,この種の突入電流制限回路として
は,例えば図4または図5に図示するようなものがあ
る。図4の回路はダイオード18,19,20,21 により構成さ
れる整流回路の交流入力側に抵抗器6とリレー接点8を
図のように接続して,始動時にはリレー接点を開いてお
き,抵抗器6を通して微小電流でコンデンサ23を充電す
る。このコンデンサ23の電圧が十分上昇した時点でリレ
ー接点8を閉じて定常動作とする。また図5の回路は整
流回路の直流出力側に抵抗器6とサイリスタ10を図のよ
うに接続して,始動時にはサイリスタ10を開いておき,
抵抗器6を通して微小電流でコンデンサ23を充電する。
このコンデンサ23の電圧が十分上昇した時点でリレー接
点8を閉じて定常動作とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うな従来の突入電流制限回路にあっては,電流制限用抵
抗器を短絡するスイッチに主回路と同一の大きさの電流
が流れる構成であるためそのスイッチとしての,機械式
接点,サイリスタ,トライアック等には大容量のものを
使用しなければならず,不経済であるという問題点があ
った。本発明は,コンデンサ入力形の平滑回路を備えた
整流回路において,突入電流制限回路のスイッチング素
子に関して経済化を計ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するために,整流回路の突入電流制限回路において,整
流回路の対向するアームの少なくとも1アームをサイリ
スタにより構成し,このサイリスタと並列に相対的に小
容量のダイオードと電流制限抵抗の直列回路を並列接続
し,交流電源の投入後,コンデンサが充電される所定時
間後に,上記サイリスタに点弧信号を与えることを提案
するものである。
【0006】
【実施例】図1は本発明にかかる突入電流制限回路を備
えたブリッジ整流回路の一実施例例である。図におい
て,入力端子1,3はスイッチ5を経てサイリスタ11,
17,ダイオード19,21よりなるブリッジ回路の入力側に
接続される。このブリッジ回路の出力側は平滑用のコン
デンサ23に接続されるとともに出力端子25,27に接続さ
れる。ここで,サイリスタ11には同方向極性のダイオー
ド9と抵抗器7との直列回路が並列接続される。またサ
イリスタ17には同方向極性のダイオード15と抵抗器13と
の直列回路が並列接続される。これらサイリスタ11と17
とは遅延点弧回路29によって駆動される。
【0007】遅延点弧回路29の構成については,その
m,n端子はスイッチ5の出力端子に接続されて,ダイ
オード33,35,37,39 よりなるブリッジ整流回路の入力側
に接続され,さらにその出力側は平滑用のコンデンサ41
に接続される。また端子mにはダイオード31を介してタ
イマ43の端子rに接続される。このタイマの端子oはコ
ンデンサ41のマイナス側に接続される。コンデンサ41の
両端の直流電圧は,この遅延点弧回路29の内部の必要な
電力を供給する。このコンデンサ41の両端はトランジス
タ51と抵抗器45とコンデンサ47と抵抗器49と変圧器等よ
りなる約100kHzで動作する自励インバータに接続され
る。変圧器53の巻線531 と532 とはトランジスタ51を介
して正帰還接続されている。また変圧器53の2次側の巻
線533 にはダイオード55とコンデンサ57の整流回路が接
続され,抵抗器58を介し,端子a,b を経てサイリスタ17
のゲート回路に接続される。同様に巻線534 にはダイオ
ード59とコンデンサ61の整流回路が接続され,抵抗器62
を介し,端子c,d を経てサイリスタ11のゲート回路に接
続される。変圧器53の巻線535 にはダイオード63とコン
デンサ65の整流回路が接続され,端子g,h から引き出さ
れる。
【0008】次に動作を説明する。スイッチ5がオンし
て,サイリスタ11,17 及びダイオード19,21 よりなるブ
リッジ整流回路の入力側に交流電圧が印加されたときに
は未だサイリスタ11,17 のゲートにはオンパルスが印加
されず,各サイリスタに並列接続された抵抗器7,ダイ
オード9及び抵抗器13,ダイオード15を通過する微小整
流電流によってコンデンサ23を充電する。そして商用周
波数の数周期乃至数十周期の後にコンデンサ23が所定電
圧まで充電されたとき遅延点弧回路29からオンパルスが
供給されて定常動作となる。
【0009】ここで遅延点弧回路29の機能を説明する。
この回路の中でタイマ43の機能はその端子rに電圧が印
加されていないときは端子pは閉じている。そして端子
rに電圧が印加されて所定の設定時間(数百ミリ秒乃至
数秒)経過後は端子pは開く。このタイマ43の設定時間
は上記の主回路のコンデンサ23が所定電圧まで充電され
る時間に対応する。そしてこのタイマ43の作用により,
トランジスタ51に関連するインバータ動作の遅延始動の
制御がなされる。このインバータが始動すると変圧器53
の2次巻線533 と534 とにはそれぞれ高周波電圧が発生
して,それぞれダイオード55,59,コンデンサ57,61 とに
より整流されて抵抗器58,62 を介して,サイリスタ17と
11とのゲート回路をオン駆動する。
【0010】次に,入力のスイッチ5がオフした場合に
は,タイマ43はその端子pは閉じると共に,速やかに初
期状態にリセットされる。またコンデンサ57,61 の静電
容量は必要最小限の値に選ばれており,スイッチ5の再
投入に備える。
【0011】以上のようにして,突入電流は制限され
る。尚,トランジスタ51, 変圧器53等により構成される
インバータは,多くの場合に元々制御用直流電源(端子
g,h)として存在しているものであり,本発明の遅延点弧
回路29として増加する要素の数は実質的には極めて少な
い。またサイリスタ11,17 がオンして定常動作状態にな
ったときには,主回路には突入電流制限用の固有のスイ
ッチング素子は存在しないので,構成部品についても,
消費電力についても経済的である。
【0012】図2は,本発明の第2の実施例である。図
2において,図1と同じ符号のものはそれぞれ同じ構成
要素に対応する。この実施例の整流回路はサイリスタ11
と17とコンデンサ23と24とからなり,両波倍電圧整流回
路が形成されている。その他の構成と作用については,
図1に示す実施例と同様である。
【0013】図3は,本発明の第3の実施例であって,
三相交流入力で,三相ブリッジ整流回路に本発明の突入
電流制限回路を実施したものである。図において,端子
1,2,3は三相交流の入力端子であって,サイリスタ
11,71,79及びダイオード21,71,85の6個のアームが三相
ブリッジ整流回路を形成している。そしてサイリスタ1
1,71,79にはそれぞれ抵抗器7,73,81 とダイオード9,75,
83 との直列回路が並列接続されている。これら各サイ
リスタはスイッチ5投入時には遅延点弧回路29からはオ
ンパルスが供給されず,抵抗器7,73,81 等を経由した微
小電流が平滑用のコンデンサ23を充電する。そしてコン
デンサ23が所定の電圧値まで充電される期間経過後,遅
延点弧回路29の端子a,b,c,d,e,f からは点弧信号が印加
されて,サイリスタ11,71,79はすべてオンして,三相ブ
リッジ整流回路として完全に機能する。このようにして
突入電流は制限される。
【0014】以上述べたように,本発明の趣旨とすると
ころは,整流回路のアームのうちサイリスタで構成する
アームは対向するアームの少なくとも1アームを選定す
ればよいので,他の構成でも良い。また遅延点弧回路に
ついては,図1に示す回路は一例であって,当然他の良
く知られた回路とすることもできる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上述べたような特徴を有して
おり,突入電流制限用のスイッチング素子,サイリスタ
は,整流ダイオードと兼用しているので,構成部品につ
いても消費電力についても経済的である。そして突入電
流制限用のスイッチング素子として半導体素子を用いて
いて,部品点数が減少するので,信頼度も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる突入電流制限回路を備えた整流
回路の一実施例を示す。
【図2】本発明にかかる突入電流制限回路を備えた整流
回路の第2の実施例を示す。
【図3】本発明にかかる突入電流制限回路を備えた整流
回路の第3の実施例を示す。
【図4】従来の突入電流制限回路を備えた整流回路の例
を示す。
【図5】従来の突入電流制限回路を備えた整流回路の例
を示す。
【符号の説明】
1,2,3…入力端子 5…スイッチ
6,7…抵抗器 8…リレー接点 9…ダイオード 1
0,11…サイリスタ 13…抵抗器 15…ダイオード 17 …サ
イリスタ 18, 19, 20,21…ダイオード 23, 24…コン
デンサ 25, 27…出力端子 29…遅延点弧回路 31,33,35,37,
39…ダイオード 41…コンデンサ 43 …タイマ 45…抵抗器
47…コンデンサ 49…抵抗器 51…トランジスタ 53…変圧器 55
…ダイオード 57…コンデンサ 58…抵抗器 59…ダイオード 61
…コンデンサ 62…抵抗器 63…ダイオード 65…コンデンサ 71…サイリスタ 73…抵抗器 75,77…ダイ
オード 79…サイリスタ 81…抵抗器 83,85…ダイ
オード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流回路の突入電流制限回路において,整
    流回路の対向するアームの少なくとも1アームをサイリ
    スタにより構成し,このサイリスタと並列に相対的に小
    容量のダイオードと電流制限抵抗の直列回路を並列接続
    し,交流電源の投入後,コンデンサが充電される所定時
    間後に,上記サイリスタに点弧信号を与えることを特徴
    とする突入電流制限回路。
JP16857193A 1993-06-15 1993-06-15 突入電流制限回路 Pending JPH077947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16857193A JPH077947A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 突入電流制限回路

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JP16857193A JPH077947A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 突入電流制限回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH077947A true JPH077947A (ja) 1995-01-10

Family

ID=15870515

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16857193A Pending JPH077947A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 突入電流制限回路

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JP (1) JPH077947A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11220883A (ja) * 1998-01-30 1999-08-10 Origin Electric Co Ltd 突入電流防止機能を有する整流回路及びオンボード電源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11220883A (ja) * 1998-01-30 1999-08-10 Origin Electric Co Ltd 突入電流防止機能を有する整流回路及びオンボード電源装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010928