JPH0779301A - データ通信端末装置、ファクシミリ装置及びバルク通信方式 - Google Patents

データ通信端末装置、ファクシミリ装置及びバルク通信方式

Info

Publication number
JPH0779301A
JPH0779301A JP5245993A JP24599393A JPH0779301A JP H0779301 A JPH0779301 A JP H0779301A JP 5245993 A JP5245993 A JP 5245993A JP 24599393 A JP24599393 A JP 24599393A JP H0779301 A JPH0779301 A JP H0779301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
command
bulk
call
facsimile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5245993A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kotani
隆志 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5245993A priority Critical patent/JPH0779301A/ja
Publication of JPH0779301A publication Critical patent/JPH0779301A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザ・ユーザ情報サービスを用いることな
く、1通信において2本以上のBチャネルを使用したバ
ルク通信を行うことができるデータ通信端末装置を提供
することを目的とする。 【構成】 「呼設定要求コマンド」の着サブアドレス
に、バルク通信を要求する特定の値を設定する設定部
と、この設定部により前記バルク通信要求を前記デジタ
ル回線網に送出する送出部とを備え、この送出部を介し
て着呼側端末との間でネゴシエーションが成立した場合
に、複数のBチャネルを用いたバルク通信が可能となる
ので、1通信で2本以上のユーザ情報転送用チャネルを
使用したバルク通信が可能となり、多重処理機能を備え
たホストコンピュータを使用した場合であっても、ホス
トコンピュータの有する能力が減殺されることなく、所
望の高速通信を行なうことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN(総合デジタ
ルサービス網)等のデジタル回線網に接続されるデータ
通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のデータ通信端末装置は、一般に
チャネルインタフェース部や回線制御部等を備える通信
制御部と、この通信制御部に接続されるホストコンピュ
ータ等とから構成されている。そして、従来は、デジタ
ル回線網としてのISDN上でデータ通信を行なう場
合、1回の呼制御手順で1個のユーザ情報転送用チャネ
ル(以下、Bチャネルという)を確保し、該Bチャネル
上でデータ通信を行なっていた。
【0003】また、バルク通信等の特殊機能の要求は、
ユーザ・ユーザ情報サービスを利用して行うようになっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ通信端末装置においては、ホストコンピュー
タがテレビ電話等の多重処理機能を備えていても、1個
のBチャネルしか使用できないため、単一モードでしか
運用できず、前記ホストコンピュータの有する特徴が減
殺されるという問題点があった。
【0005】また、特殊機能の要求については、INS
64のユーザ・ユーザ情報サービスに加入していなけれ
ばネゴシエーションできないという問題点があった。
【0006】本発明は、ユーザ・ユーザ情報サービスを
用いることなく、1通信において2本以上のBチャネル
を使用したバルク通信を行うことができるデータ通信端
末装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ通信
端末装置は、「呼設定要求コマンド」の着サブアドレス
に、バルク通信を要求する特定の値を設定する設定手段
と、この設定手段により前記バルク通信要求を前記デジ
タル回線網に送出する送出手段とを備え、この送出手段
を介して着呼側端末との間でネゴシエーションが成立し
た場合に、複数のBチャネルを用いたバルク通信が可能
となるので、1通信で2本以上のユーザ情報転送用チャ
ネルを使用したバルク通信が可能となり、多重処理機能
を備えたホストコンピュータを使用した場合であって
も、ホストコンピュータの有する能力が減殺されること
なく、所望の高速通信を行なうことができる。
【0008】このようにして、着呼側端末との間でネゴ
シエーションが成立すると1通信において、2本以上の
Bチャネルを使用したバルク通信を行うことができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係るデータ通信端末装置の
一実施例としてISDN1に接続された(2B+D)の
基本インタフェースを有するデータ通信端末装置を示す
ブロック図である。
【0010】このデータ通信端末装置2は、所定の呼制
御手順の実行により、1通信中に2本のBチャネルを使
用したバルク通信のネゴシエーションを相手端末との間
で行う通信制御装置3と、この通信制御装置3に接続さ
れ、テレビ電話やテレビ会議システム等の多重処理機能
を備えたホストコンピュータ4とを有して構成されてい
る。
【0011】また、前記通信制御装置3は、ISDN1
に接続されて所定のユーザ・網インタフェース(CCI
TT勧告Iシリーズ)により、回線制御を行う回線制御
部5と、ホストコンピュータ4に接続されるチャネルイ
ンタフェース部6と、所定の制御プログラムが格納され
たROM7と、前記ISDN1とホストコンピュータ4
との間における通信制御を行うCPU8と、通信データ
が蓄積されるバッファエリアおよびCPU8による制御
に使用されるワークエリア等を備えたRAM9とを有し
て構成されている。
【0012】図2は、上記データ通信端末装置において
バルク通信を行う場合の発呼側通信制御装置3の制御手
順を示すフローチャートであり、図3は、上記データ通
信端末装置においてバルク通信を行う場合の着呼側通信
制御装置3の制御手順を示すフローチャートである。
【0013】次に、本実施例の発呼側の制御手順につい
て説明する。
【0014】図2において、まず、チャネルインタフェ
ース部6を介してホストコンピュータ4からの「発呼要
求コマンド」を待ち(S1)、「発呼要求コマンド」を
受信すると、バルク要求を示すサブアドレスを設定し
(S2)、「SETUP」コマンド(「呼設定要求」コ
マンド)をISDN1に送出する(S3)。
【0015】ISDN1からの「CALL PROC」
コマンド(「呼設定受付」コマンド)を待ち(S4)、
「CALL PROC」コマンドを受信すると、次にI
SDN1からの「CONN」コマンド(「応答」コマン
ド)の受信を待ち(S5)、「CONN」コマンドを受
信した場合は、再び現在接続中の着呼側に対する「SE
TUP」コマンドをISDN1に送出する(S9)。
【0016】次に、ISDN1からの「CALL PR
OC」コマンドを待ち(S10)、「CALL PRO
C」コマンドを受信した場合は、ISDN1からの「C
ONN」コマンドを待ち(S11)、「CONN」コマ
ンドを受信すると、「バルク通信を行う旨」をホストコ
ンピュータ4に通知すべくバルク通信モードパラメータ
を作成し(S12)、「接続完了」コマンドとともに前
記バルク通信モードパラメータをホストコンピュータ4
に送出し(S13)、2本のBチャネルが端末間におい
て接続されて、1通信中に2本のBチャネルを使用した
通信が開始される。
【0017】一方、S6において、ISDN1からの
「DISC」コマンド(「切断」コマンド)を受信する
と、「REL」コマンド(「解放」コマンド)をISD
N1に送出する(S7)。次に、ISDN1からの「R
EL COM」コマンド(「解放完了」コマンド)を待
ち(S8)、受信すると待機状態に戻る。
【0018】次に、本実施例における着呼側の制御手順
について説明する。
【0019】図3において、まず、ISDN1からの
「SETUP」コマンド(「呼設定要求」コマンド)を
待ち(S21)、次に「SETUP」コマンドのサブア
ドレスを検出し、バルク通信の要求があったならば、該
通信装置がバルク通信が可能か否かを調べる(S2
2)。そして、バルク通信が可能ならば、ISDN1に
「CONN」コマンド(「応答」コマンド)を送出する
(S23)。
【0020】次に、ISDN1からの「CONN AC
K」コマンドを待ち(S24)、受信したならば、次に
ISDN1からの「SETUP」コマンドを待ち(S2
5)、「SETUP」コマンドを受信した場合は、IS
DN1へ「CONN」コマンドを送出する(S26)。
【0021】次に、ISDN1からの「CONN AC
K」コマンドを待ち(S27)、受信したならば、「バ
ルク通信を行う旨」をホストコンピュータ4に通知すべ
くバルク通信モードパラメータを作成し(S28)、
「接続完了」コマンドとともに前記バルク通信モードパ
ラメータをホストコンピュータ4に送出し(S29)、
2本のBチャネルが端末間において接続されて、1通話
中に2本のBチャネルを使用した通信が開始される。
【0022】一方、S22において、バルク通信ができ
ない場合は、ISDN網へ「DISC」コマンド(「切
断」コマンド)を送出する(S30)。次に、ISDN
1からの「REL」コマンド(「解放」コマンド)を待
ち(S31)、受信したならば、ISDN1へ「REL
COM」コマンド(「解放完了」コマンド)を送出し
(S32)、待機状態に戻る。
【0023】図4は、INSネット64(上述した基本
インターフェースによるサービスであってNTTのサー
ビスによるもの)で定義されている着サブアドレス情報
要素の一例を示したフォーマット図である。
【0024】該情報要素は、複数オクテットからなり、
オクテット1はビット8に「0」が書き込まれ、他の各
ビットに所定の識別コードが書き込まれている。また、
オクテット2は、オクテット3以降に書き込まれる情報
要素内容のオクテット長が書き込まれる。さらにオクテ
ット3のビット7、6、5にサブアドレス種別が書き込
まれる。
【0025】本実施例では、サブアドレス種別に「01
0」が書き込まれユーザ特有の使い方が可能となるよう
に構成されている。そして、バルク通信要求のユーザ情
報はオクテット4およびオクテット5に書き込まれる。
【0026】図5は、着サブアドレス情報要素のオクテ
ット4およびオクテット5にバルク通信要求パラメータ
がセットされている場合を示している。すなわち、オク
テット4は、ビット1とビット8に「1」が書き込ま
れ、残りのビットには「0」が書き込まれ、バルクモー
ドにセットされていることを示している。また、オクテ
ット5は、ビット1に「1」が書き込まれ、残りの各ビ
ットには「0」が書き込まれ、発呼側からのバルク通信
の要求を示している。
【0027】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0028】従来、ISDN網に接続されるファクシミ
リ装置は、2Bチャネルを同時に使用することができ、
2種類のメディアの同時動作が可能である。例えば、G
4ファクシミリ送信中に電話をすることができる。ま
た、1つのメディアが2Bチャネルを同時に使用したバ
ルク通信も可能である。
【0029】しかしながら、このような従来のファクシ
ミリ装置においては、G4ファクシミリのバルク通信中
に電話の着信を受け付けることができないという問題点
があった。
【0030】そこで、この第2実施例は、G4ファクシ
ミリのバルク通信中に、特定のユーザからの電話の着信
を検知したならば、G4ファクシミリのバルク通信を一
時中断し、すなわち1Bチャネルでの通信に切り換え、
G4ファクシミリのバルク通信の終了を待つことなく、
直ちに電話の通信を行えるファクシミリ装置を提供する
ことを目的とする。
【0031】すなわち、上述したINS64の「通信中
サービス」に加入することにより、2Bch使用中でも
着呼の検出が可能となる。本発明では、このサービスを
利用したバルク通信中の特定ユーザからの電話の着信検
知手段と、バルク通信を一時中断する手段とを備え、バ
ルク通信中の電話通信が可能となる。
【0032】図6は、本発明の第2実施例におけるファ
クシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0033】このファクシミリ装置11は、装置全体の
制御を行うCPU12と、後述する図7、図8および図
9で示す制御手順に従った制御プログラムを格納するR
OM13と、このROM13に格納したプログラムのワ
ークエリアおよび着信優先相手アドレスを記憶する記憶
エリア等を備えたRAM14と、テンキー、スタートボ
タンおよびLCD等を備えた操作パネル部15と、原稿
等の入力情報をイメージとして読み込むイメージスキャ
ナ部16と、外部のISDN回線30に接続され、相手
ファクシミリ装置との間で画像を送受信するための通信
制御部17と、記録紙に画像を印刷する印刷部18と、
送信時に画像データを蓄積する画像データ蓄積部19
と、イメージスキャナ部16から読み取ったイメージ情
報を符号化し、または外部から送られてきたイメージ情
報を複号化する画像変換部20と、電話の通信を司る電
話通信部21とを有するものである。
【0034】以下、本実施例に係るファクシミリ装置に
おける制御手順を説明する。図7は、初期設定時にサー
ビスマンまたはオペレータによる電話着信の優先アドレ
スの登録動作を示すフローチャートである。
【0035】S41でオペレータは、操作パネル部15
のテンキーよりバルク時の電話着信を優先させる相手ア
ドレスを登録する。
【0036】図8および図9は、バルク通信中の電話の
着信の動作を示すフローチャートである。まず、S61
でG4ファクシミリのバルク通信の発呼手順を行う。次
に、S62で相手G4ファクシミリとのバルク通信が開
始されるのを待つ。そして、G4ファクシミリのバルク
通信が開始されたならば、S63に進み、電話によるI
SDN網からの「SETUP」コマンドを待つ。
【0037】「SETUP」コマンドを受信したなら
ば、S64で「ALERT」コマンドをISDN網に送
出する。次に、S65において、S63で受信した「S
ETUP」コマンドのパラメータの「発アドレス」、す
なわち相手電話番号が登録されているかを調べる。登録
されていたならば、S66に進む。
【0038】S66では、B1chを切断する「DIS
C」コマンドをISDN網に送出する。次に、S67で
ISDN網からの「REL」コマンドを待つ。そして、
「REL」コマンドを受信したならば、S68に進み、
「RELCOM」コマンドをISDN網に送出する。こ
こで、B1chが切断されたことになる。従って、S6
9でG4ファクシミリは、バルク通信を中止してB2c
hだけで通信を続行する。
【0039】次に、S70では、電話の着呼に対する
「CONN」コマンドをISDN網に送出する。次に、
S71でISDN網からの「CONN ACK」コマン
ドを待ち、受信したならば、電話の通信が可能となる。
すなわち、B2chではG4ファクシミリの通信が行わ
れ、B1chでは通話状態となる。
【0040】また、次に、S65において、「SETU
P」コマンドに相手電話番号が登録されていない場合
は、S72でチャネル無しの「DISC」コマンドをI
SDN網に送出する。次に、S73でISDN網からの
「REL」コマンドを待つ。そして、「REL」コマン
ドを受信したならば、S74に進み「RELCOM」コ
マンドをISDN網に送出する。
【0041】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0042】従来、デジタル回線網としてのISDN上
でバルク通信を行う場合、発呼側端末より2回発呼する
ことによって、2Bチャネルを確保してバルク通信を行
っていた。また、INS64では、「呼設定要求」コマ
ンドを送出した側に対して課金が課せられる。
【0043】したがって、上記従来のバルク通信方式に
おいては、発呼側端末が2回「呼設定要求」コマンドを
送出していたために、2通信分の課金が課せられるとい
う問題点があった。
【0044】そこで、この第3実施例では、発呼側端末
と着呼側端末からそれぞれ1チャネルずつ確保する手段
を備え、通信終了時に両者にそれぞれ課金されるように
したものである。これにより、着呼側端末との間のネゴ
シエーションが成立すると、1通信において、2本のB
チャネルを使用したバルク通信を行うことができ、課金
はそれぞれ分担される。
【0045】図10は、本発明の第3実施例のデータ通
信端末装置においてバルク通信を行う場合の発呼側通信
制御装置の制御手順を示すフローチャートであり、図1
1は、同第3実施例のデータ通信端末装置においてバル
ク通信を行う場合の着呼側通信制御装置の制御手順を示
すフローチャートである。
【0046】なお、この第3実施例における装置の構成
は、上記第1実施例(図1)と共通であるので、個々の
説明は省略し、以下の説明において、同一の構成につい
ては同一符号を付して説明する。
【0047】次に、本実施例の発呼側の制御手順につい
て説明する。
【0048】図10において、まず、チャネルインタフ
ェース部6を介してホストコンピュータ4からの「発呼
要求コマンド」を待ち(S81)、「発呼要求コマン
ド」を受信すると、バルク要求を示すサブアドレスを設
定し(S82)、「SETUP」コマンド(「呼設定要
求」コマンド)をISDN1に送出する(S83)。
【0049】次に、ISDN1からの「CALL PR
OC」コマンド(「呼設定受付」コマンド)を待ち(S
84)、「CALL PROC」コマンドを受信する
と、次にISDN1からの「CONN」コマンド(「応
答」コマンド)の受信を待ち(S85)、「CONN」
コマンドを受信した場合は、ISDN1からの「SET
UP」コマンドを待ち(S89)、この「SETUP」
コマンドを受信した場合は、ISDN1に「CONN」
コマンドを送出する(S90)。
【0050】次に、ISDN1からの「CONN AC
K」コマンドを待ち(S91)、このコマンドを受信す
ると、「バルク通信を行う旨」をホストコンピュータ4
に通知すべくバルク通信モードパラメータを作成し(S
92)、「接続完了」コマンドとともに前記バルク通信
モードパラメータをホストコンピュータ4に送出し(S
93)、2本のBチャネルが端末間において接続され
て、1通信中に2本のBチャネルを使用した通信が開始
される。
【0051】一方、S86において、ISDN1からの
「DISC」コマンド(「切断」コマンド)を受信する
と、「REL」コマンド(「解放」コマンド)をISD
N1に送出する(S87)。次に、ISDN1からの
「REL COM」コマンド(「解放完了」コマンド)
を待ち(S88)、受信すると待機状態に戻る。
【0052】次に、本実施例における着呼側の制御手順
について説明する。
【0053】図11において、まず、ISDN1からの
「SETUP」コマンド(「呼設定要求」コマンド)を
待ち(S101)、次に「SETUP」コマンドのサブ
アドレスを検出し、バルク通信の要求があったならば、
該通信装置がバルク通信が可能か否かを調べる(S10
2)。そして、バルク通信が可能ならば、ISDN1に
「CONN」コマンド(「応答」コマンド)を送出する
(S103)。
【0054】次に、ISDN1からの「CONN AC
K」コマンドを待ち(S104)、受信したならば、次
にISDN1へ、発側端末に対する「SETUP」コマ
ンドを送出する(S105)。次に、ISDN1からの
「CALL PROC」コマンドを待ち(S106)、
「CALL PROC」コマンドを受信すると、次にI
SDN1からの「CONN」コマンドを待つ(S10
7)。このコマンドを受信したならば、「バルク通信を
行う旨」をホストコンピュータ4に通知すべくバルク通
信モードパラメータを作成し(S108)、「接続完
了」コマンドとともに前記バルク通信モードパラメータ
をホストコンピュータ4に送出し(S109)、2本の
Bチャネルが端末間において接続されて、1通話中に2
本のBチャネルを使用した通信が開始される。
【0055】一方、S102において、バルク通信がで
きない場合は、ISDN網へ「DISC」コマンド
(「切断」コマンド)を送出する(S110)。次に、
ISDN1からの「REL」コマンド(「解放」コマン
ド)を待ち(S111)、受信したならば、ISDN1
へ「REL COM」コマンド(「解放完了」コマン
ド)を送出し(S112)、待機状態に戻る。
【0056】なお、この第3実施例で使用するINSネ
ット64で定義されている着サブアドレス情報要素、お
よびバルク通信要求パラメータのセット状態は、上記第
1実施例の図4および図5に示すものと同様であるの
で、省略する。
【0057】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0058】従来、ISDN網では、1つの番号に8台
までの端末を接続することが可能である。従って、同一
バスに複数の端末を設置する場合には、それぞれの端末
を区別するために、それぞれの端末にサブアドレスを登
録する。
【0059】しかしながら、上記従来例のファクシミリ
装置においては、サブアドレスの設定をオペレータが設
置時に操作パネル部より登録して、実際に着信があった
ときに、このサブアドレスが正しく登録されたことを確
認できた。しかし、サブアドレスの登録後に他のオペレ
ータによって、同一バス上で端末の交換等があった場合
には、正しい着信ができなくなってしまう。
【0060】そこで、この第4実施例は、ファクシミリ
装置をISDN網に接続したときに、自アドレスおよび
自サブアドレスが正しく登録されていることを、自アド
レスに対して着信させることによって、登録された自ア
ドレスおよび自サブアドレスを確認する手段を備えたフ
ァクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0061】すなわち、この第4実施例のファクシミリ
装置は、自アドレスおよび自サブアドレスの確認を指示
するボタンを備え、オペレータにより、そのボタンを押
下された場合、「SETUP」コマンドに発アドレスお
よび発サブアドレスを付加して、自アドレスに対して発
呼する手段を備え、着呼したならば、受信した発アドレ
スおよび発サブアドレスが正しいことを確認する。
【0062】図12は、この第4実施例の操作パネル部
の構成を示す平面図である。なお、装置全体の構成は、
上記第2実施例の図6と共通であるので、個々の説明は
省略し、以下の説明において、同一の構成については同
一符号を付して説明する。
【0063】図12において、この操作パネル部15
は、自番号確認テストの結果を表示するLCD31と、
通常の発呼動作時にテンキー35よりダイヤルを入力す
る前に押下するダイヤルボタン32と、発呼の指示を行
うスタートボタン33と、自番号確認テストを指示する
自番号確認ボタン34等を有するものである。
【0064】図13は、初期設定時にサービスマンまた
はオペレータによる自アドレスおよび自サブアドレスの
登録動作を示すフローチャートである。
【0065】まず、S121で、サービスマンまたはオ
ペレータは、操作パネル部15のテンキー35より自ア
ドレスおよび自サブアドレスの登録を行う。次に、S1
22で、登録された内容をRAM14に格納する。
【0066】図14および図15は、自番号確認テスト
の動作を示すフローチャートである。まず、S131で
オペレータによる自番号確認ボタン34の押下を待つ。
そして、押下されたなら、S132で「SETUP」コ
マンドに着アドレスおよび着サブアドレスパラメータを
設定し、ISDN網に送出する。次に、S133では、
ISDN網からの「CALL PROC」コマンドを待
ち、「CALL PROC」コマンドを受信すると、I
SDN網からの「DISC」コマンドまたは「SETU
P」コマンドを待つ(S134、S135)。
【0067】「DISC」コマンドを受信した場合に
は、S145に進み、ISDN網に「REL」コマンド
を送出し、次いでS146に進み、ISDN網からの
「RELCOM」コマンドを待つ。そして、受信したな
らば、S147で操作パネル部15のLCD31に「自
番号誤り」のメッセージを表示する。
【0068】また、上記S135で「SETUP」コマ
ンドを受信したなら、S136で、「SETUP」コマ
ンドの着アドレスおよび着サブアドレスを読み出す。
【0069】次に、この読み出した着アドレスおよび着
サブアドレスを、RAM14に登録されている自アドレ
スおよび自サブアドレスと比較する(S137)。次
に、これらが一致していたなら(S138)、S139
に進んで、操作パネル部15のLCD31に「OK」の
表示を行う。また、一致していなければ、S140に進
んで、LCD31に「NG」の表示を行う。
【0070】次に、S141では、ISDN網に対して
「RELCOM」コマンドを送出する。次に、S22で
ISDN網からの「DISC」コマンドを待つ。そし
て、受信したならば、S143に進み、ISDN網へ
「REL」コマンドを送出し、次にS144で、ISD
N網からの「RELCOM」コマンドを待つ。そして、
受信したならば、待機状態に戻る。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、着サブアドレス情報要素にバルク通信要求パ
ラメータを設定する設定手段と、この設定手段により前
記バルク通信要求パラメータが設定された前記着サブア
ドレス情報要素を前記デジタル回線網に送出する送出手
段とを備え、この送出手段を介して着呼側端末との間で
ネゴシエーションが成立した場合において、バルク通信
が可能となり、多重処理機能を備えたホストコンピュー
タを使用した場合であっても、上記ホストコンピュータ
の有する能力が減殺されることなく、所望の高速通信を
行なうことができる効果がある。
【0072】また、本発明の請求項2によれば、バルク
通信中に特定の相手より電話着信があった場合に、一時
的にバルク通信を中断することによって、2つのメディ
アの通信を同時に実行できるという効果がある。
【0073】また、本発明の請求項3によれば、バルク
通信を実行するときに、発呼側端末から1つの「呼設定
要求」コマンドを送出し、これを受信した着呼側端末か
らもう1つの「呼設定要求」コマンドを送出する手段を
具備することにより、INS64からの課金をそれぞれ
の端末に1チャネル分ずつ分担できるという効果があ
る。
【0074】また、本発明の請求項4によれば、ファク
シミリ装置をISDN回線に接続した際に、確認テスト
を行うことにより、自アドレスおよび自サブアドレスが
正しく登録されたことを自装置自身で、直ちに行えると
ともに、接続されている回線のチェックを行うことがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例の発呼手順を示すフローチャー
トである。
【図3】上記第1実施例の着呼手順を示すフローチャー
トである。
【図4】INSネット64で定義されている着サブアド
レス情報要素の一例を示す説明図である。
【図5】上記着サブアドレス情報要素のオクテット4お
よびオクテット5にバルク通信要求パラメータがセット
されている場合を示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図7】上記第2実施例における初期設定時にサービス
マンまたはオペレータによる電話着信の優先アドレスの
登録動作を示すフローチャートである。
【図8】上記第2実施例におけるバルク通信中の電話の
着信の動作を示すフローチャートである。
【図9】上記第2実施例におけるバルク通信中の電話の
着信の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3実施例の発呼手順を示すフロー
チャートである。
【図11】上記第3実施例の着呼手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】本発明の第4実施例の操作パネル部の構成を
示す平面図である。
【図13】上記第4実施例の初期設定時にサービスマン
またはオペレータによる自アドレスおよび自サブアドレ
スの登録動作を示すフローチャートである。
【図14】上記第4実施例の自番号確認テストの動作を
示すフローチャートである。
【図15】上記第4実施例の自番号確認テストの動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
2…データ通信端末装置、 3…通信制御装置、 4…ホストコンピュータ、 5…回線制御部、 6…チャネルインタフェース部、 7…ROM、 8…CPU、 9…RAM。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザ情報転送用チャネルを有す
    るデジタル回線網に接続されるデータ通信端末装置であ
    って、 サブアドレスを利用してバルク通信のネゴシエーション
    を実行する手段を具備することを特徴とするデータ通信
    端末装置。
  2. 【請求項2】 ISDN網に接続されるファクシミリ装
    置において、 ファクシミリのバルク通信中に、特定ユーザからの電話
    の着信を検知したならば、一時的に1Bチャネルを解放
    し、電話の着信を拒否せずに、G4ファクシミリと電話
    との通信を同時に行う手段を具備することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 複数のユーザ情報転送用チャネルを有す
    るデジタル回線網に接続されるデータ通信端末装置にお
    けるバルク通信方式であって、 2チャネル目の発呼を着側端末から実行することによ
    り、課金を発呼側端末と着呼側端末とで分担させること
    を特徴とするデータ通信端末装置。
  4. 【請求項4】 ISDN網に接続されるファクシミリ装
    置において、 該ファクシミリ装置のISDN網に接続したときに、設
    定された自アドレスおよび自サブアドレスで正しく接続
    されたことを確認する手段を具備することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
JP5245993A 1993-09-06 1993-09-06 データ通信端末装置、ファクシミリ装置及びバルク通信方式 Pending JPH0779301A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5245993A JPH0779301A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 データ通信端末装置、ファクシミリ装置及びバルク通信方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5245993A JPH0779301A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 データ通信端末装置、ファクシミリ装置及びバルク通信方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0779301A true JPH0779301A (ja) 1995-03-20

Family

ID=17141877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5245993A Pending JPH0779301A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 データ通信端末装置、ファクシミリ装置及びバルク通信方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0779301A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2792563B2 (ja) ファクシミリ装置間の管理情報通信方法
US5101427A (en) Communication apparatus connected to ISDN
JPH0685954A (ja) Isdn通信端末
JPH0779301A (ja) データ通信端末装置、ファクシミリ装置及びバルク通信方式
JP2743272B2 (ja) Isdn端末装置
JP2703023B2 (ja) Isdn高速送信方式
JP3412119B2 (ja) Isdn端末装置の制御方法
JPH0330560A (ja) フアクシミリ装置
JP2984011B2 (ja) Isdn端末装置の制御方法
US20100118339A1 (en) Communication terminal adapted to direct dial-in service and method of establishing polarity
JPH11164011A (ja) 通信装置、着信応答方法および記憶媒体
JP2823165B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2883318B2 (ja) Isdn端末装置
JPH0324848A (ja) Isdn端末装置
JPH02200055A (ja) 電子交換装置
JPH09200366A (ja) 通信端末装置
JPH0522473A (ja) Isdn端末装置
JPH0227870A (ja) ボタン電話システム
JPH0595467A (ja) フアクシミリ装置
JPH07264378A (ja) ファクシミリ装置
JPH0279544A (ja) ファクシミリ装置
JPH0530319A (ja) フアクシミリ装置
JPH09116645A (ja) Isdn端末装置
JPH05160979A (ja) ファクシミリ装置
JPH04196670A (ja) Isdn端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees