JPH0778186A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH0778186A
JPH0778186A JP5330592A JP33059293A JPH0778186A JP H0778186 A JPH0778186 A JP H0778186A JP 5330592 A JP5330592 A JP 5330592A JP 33059293 A JP33059293 A JP 33059293A JP H0778186 A JPH0778186 A JP H0778186A
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Atsushi Ito
篤 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文書につけられた属性をもとに任意の分類体
系にそって文書を分類できると共に、分類体系の動的な
変更に応じて、文書毎の再分類の必要のない文書処理装
置を提供する。 【構成】 文書データベース1中の文書から作者、タイ
トル、キーワード等の属性情報を抽出する属性抽出部2
と、この抽出された属性情報をもとに文書を分類する文
書分類部3と、この分類された文書を話題構造として表
現し格納するフォルダ4とより文書処理装置を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書検索サービス、電
子会議システム、パソコン通信、電子メールの分野にお
いて、文書の検索,作成,分類等を行う文書処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来における文書処理装置に関する例と
しては、以下に述べるようなものがある。まず、第一の
従来例として、特開昭63−175965号公報に「文
書処理装置」として開示されているものがある。これ
は、ユーザが作成した文書や電子メール等から入力され
た文章をその内容に応じて自動的に分類し、中味の概要
を表わす要約テーブルを付けて格納するものであり、こ
れにより、要約テーブルの確認によりユーザが望む文書
を容易に引出すことができる。
【0003】第二の従来例として、特開昭63−225
856号公報に「文書登録装置」として開示されている
ものがある。これは、文書登録の際、文書分類を指定す
ることにより文書分類に固有の分類付属情報を提示し、
文書付属情報を設定するものであり、これにより、ユー
ザが容易にかつ迅速にかつ入力誤りが少なく文書付属情
報を設定することができるようになる。
【0004】第三の従来例として、特開平1−3045
75号公報に「文書処理装置」として開示されているも
のがある。これは、作成された文書を多面的に自動分類
して登録した後、所望の文書を適確にかつ能率的に検索
するものであり、これにより、文書を容易にかつ能率的
に作成することができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来例では、文
書に対してキーワード抽出を行い、フレーム型の要約テ
ーブルを付与する。ユーザは、その要約テーブルをもと
に文書の検索を行っている。第二の従来例では、ユーザ
が文書にキーワードを付ける時、最初に、文書分類を指
定すると、文書分類毎に登録されたキーワードを表示
し、そのキーワードを用いて文書にキーワード付与を行
っている。第三の従来例では、文書からキーワードを抽
出することによってキーワードを得て、そこから、トピ
ックス名と文書目的名とを得て文書にキーワードとして
付与している。
【0006】しかし、このような文書処理方法では、文
書に複数のキーワードを付与しているため、検索する時
には便利であるが、いざこれらの文書を分類しようとす
ると、どのように分類すればよいかが一意に決まらず、
これによりユーザサイドで混乱が生じるおそれがある。
しかも、この場合、ある特定の分類体系によって文書を
分類した場合、業務上の都合により分類体系を変えたよ
うな時に全て再分類しなければならないという問題があ
る。
【0007】また、特願平5−114424号に「文書
処理装置」として本出願人により出願されているものが
ある。これは、文書に付けられた属性情報をもとに、任
意の分類体系にそって文書を分類するようにしたもので
ある。しかし、この場合、文書の分類はそれぞれの文書
毎に行うため、分類体系を変更した場合、全ての文書に
対して文書毎に再分類を行わなければならないという問
題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、文書データベース中の文書から作者、タイトル、キ
ーワード等の属性情報を抽出する属性抽出部と、この抽
出された属性情報をもとに文書を分類する文書分類部
と、この分類された文書を話題構造として表現し格納す
るフォルダとより文書分類装置を構成した。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、属性情報として、キーワードをつけた。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、話題構造は、キーワードをノード
する木構造からなるようにした。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、話題構造は、文書を引数とする述
語をノードとする木構造からなるようにした。
【0012】請求項5記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、話題構造は、キーワードリストの
集合からなるようにした。
【0013】請求項6記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、話題構造は、文書を引数とする述
語のリストの集合からなるようにした。
【0014】請求項7記載の発明では、請求項1,2,
3,4,5又は6記載の発明において、分類に基づいて
文書を一覧する文書一覧手段を設けた。
【0015】請求項8記載の発明では、請求項1,2,
3,4,5,6又は7記載の発明において、分類時に、
文書に付随した属性情報と話題構造のノードとから一致
量を計算し、この一致量に基づいて文書を分類する一致
量文書分類手段を設けた。
【0016】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
発明において、一致量の高いノードに文書を分類するノ
ード文書分類手段を設けた。
【0017】請求項10記載の発明では、請求項8又は
9記載の発明において、一致量は、ノードのリスト表現
の個々の要素と一致するものにより計算して得られるよ
うにした。
【0018】請求項11記載の発明では、到着した電子
メールを受信する電子メール受信部と、前記受信した電
子メールの分類を行う電子メール分類部と、この分類さ
れた電子メールを話題構造として表現し格納するフォル
ダとより文書処理装置を構成した。
【0019】請求項12記載の発明では、請求項11記
載の発明において、フォルダ内の電子メールをフォルダ
毎に表示する電子メール表示部を設けた。
【0020】請求項13記載の発明では、請求項11又
は12記載の発明において、電子メールを受信したこと
をフォルダ毎に表示するフォルダ表示手段を設けた。
【0021】請求項14記載の発明では、請求項11又
は12記載の発明において、ユーザがキーワードを入力
するキーワード入力部を設け、電子メールを前記入力さ
れたキーワードとヘッダ情報とをもとにフォルダ内に格
納するようにした。
【0022】請求項15記載の発明では、ニュース記事
を受信するニュース受信部と、前記ニュース記事につけ
られたニュースグループ名を分解しキーワードの形に直
すニュースグループ名解析部と、前記キーワードをもと
に前記ニュース記事を分類する記事分類部と、この分類
されたニュース記事を話題構造として表現し格納するフ
ォルダとより文書処理装置を構成した。
【0023】請求項16記載の発明では、請求項15記
載の発明において、フォルダ内のニュース記事をフォル
ダ毎に表示するニュース表示部を設けた。
【0024】請求項17記載の発明では、作者、タイト
ル、キーワード等の属性情報の付与された文書の集合か
らなる文書データベースと、属性間の分類体系をノード
により定義したトピック構造の集合からなるトピック構
造定義ファイルと、前記文書の集合の中から前記トピッ
ク構造の各ノードに適した文書を配置する文書配置分類
手段とより文書分類装置を構成した。
【0025】請求項18記載の発明では、請求項17記
載の発明において、文書配置分類手段に、トピック構造
の各ノードに配置されるべき文書を検索する文書検索手
段と、その検索した文書をユーザに対して提示する文書
提示手段とを設けた。
【0026】請求項19記載の発明では、請求項17又
は18記載の発明において、文書配置分類手段に、トピ
ック構造の各ノードに配置されるべき文書を検索する検
索式を予め求めておく文書検索式生成手段を設けた。
【0027】請求項20記載の発明では、請求項17,
18又は19記載の発明において、トピック構造は、キ
ーワードをノードとする木構造からなるようにした。
【0028】請求項21記載の発明では、請求項17,
18又は19記載の発明において、トピック構造は、文
書を引数とする述語をノードとする木構造からなるよう
にした。
【0029】請求項22記載の発明では、請求項17,
18,19,20又は21記載の発明において、トピッ
ク構造の各ノード毎に配置すべき文書を既読又は未読又
はその両方について求め、文書毎に既読情報を付与する
既読情報付与手段を設けた。
【0030】
【作用】請求項1記載の発明においては、文書を、その
文書に付随した属性情報から得られた話題構造に基づい
て分類することが可能となる。
【0031】請求項2記載の発明においては、文書につ
けられたキーワードをもとに、話題構造に基づいて分類
することが可能となる。
【0032】請求項3記載の発明においては、文書につ
けられたキーワードをもとに、木構造状の話題構造に基
づいて分類することが可能となる。
【0033】請求項4記載の発明においては、文書の属
性をもとに、検索条件をノードする木構造状の話題構造
に基づいて分類することが可能となる。
【0034】請求項5記載の発明においては、文書につ
けられたキーワードをもとに、キーワードをもった話題
構造に基づいて分類することが可能となる。
【0035】請求項6記載の発明においては、文書の属
性をもとに、検索条件をもった話題構造に基づいて分類
することが可能となる。
【0036】請求項7記載の発明においては、分類した
文書をその分類に沿って表示することにより、ユーザは
自分のみたい分類の仕方で文書を表示したり一覧したり
することが可能となる。
【0037】請求項8記載の発明においては、文書を分
類する際に一致量を計算し、この一致量をもとに適切な
フォルダに分類するようにしたことにより、文書を適切
なフォルダにユーザの希望する基準によって分類するこ
とが可能となる。
【0038】請求項9記載の発明においては、文書を分
類する際に一致量を計算し、この一致量の最も高い、一
つ又は複数のフォルダに分類することにより、文書を最
も適切なフォルダに自動的に分類することが可能とな
る。
【0039】請求項10記載の発明においては、文書を
分類する時に、キーワードや検索条件にどれだけ一致す
るか、また、どれだけ一致しないキーワードや検索条件
があるかという2つの基準によって分類することが可能
となる。
【0040】請求項11記載の発明においては、電子メ
ールを、送信者や日付やタイトルといったヘッダ情報を
もとに、ユーザの用意したフォルダを分類することが可
能となる。
【0041】請求項12記載の発明においては、分類し
た電子メールをフォルダ毎に分類することにより、ユー
ザは電子メールを自動的に分類したものをその分類体系
に応じて表示することが可能となる。
【0042】請求項13記載の発明においては、電子メ
ールをフォルダ毎に受信したかどうかを知らせることに
より、ユーザは特定の条件にあった電子メールだけの受
信をすることが可能となる。
【0043】請求項14記載の発明においては、電子メ
ールを分類した際、ユーザがキーワードを入力しそのキ
ーワードに基づいて分類することにより、ユーザはフォ
ルダへの分類をキーワードの羅列の形で分類することが
可能となる。
【0044】請求項15記載の発明においては、受信し
たニュース記事につけられたニュースグループ名を分解
再構成し、ユーザの用意したフォルダにニュース記事を
再分類して格納することが可能となる。
【0045】請求項16記載の発明においては、フォル
ダに分類したニュース記事をフォルダ毎にひとまとまり
として表示することにより、ユーザは自分独自のニュー
スグループ体系で違和感なくニュース記事を読むことが
可能となる。
【0046】請求項17記載の発明においては、分類体
系を表現したトピック構造に基づいて文書を分類するた
め、文書をユーザ毎に分類整理することが可能となる。
【0047】請求項18記載の発明においては、文書を
分類体系の各ノード毎に検索するようにしたので、文書
を動的に分類整理することが可能となる。
【0048】請求項19記載の発明においては、分類体
系の各ノードに対応した検索式を予め求めておくことに
より、文書を動的にかつ高速に分類整理することが可能
となる。
【0049】請求項20記載の発明においては、トピッ
ク構造のノードを任意にキーワードで表現することによ
り、文書をキーワード付けするだけで、分類体系に基づ
いて分類することが可能となる。
【0050】請求項21記載の発明においては、トピッ
ク構造のノードを任意に文書を引数とする述語すなわち
文書検索式とすることにより、文書の作者や日付といっ
た任意の属性をもとに、動的な分類を行うことが可能と
なる。
【0051】請求項22記載の発明においては、文書毎
に既読かどうかを検索式に含めるようにしたことによ
り、文書を既読、未読、その両方について、それぞれノ
ードに置かれる文書を求めることが可能となる。
【0052】
【実施例】請求項1〜10記載の発明の一実施例を図1
及び図2、表1及び表2に基づいて説明する。図1は、
文書分類装置の基本的構成をブロック化して示すもので
あり、文書データベース1と、この文書データベース1
の中の文書から作者、タイトル、キーワード等の属性情
報を抽出する属性抽出部2と、この抽出された属性情報
をもとに文書を分類する文書分類部3と、この分類され
た文書を話題構造として表現し格納するフォルダ4とよ
り構成されている(請求項1記載の発明に対応する)。
また、本装置は、以下に列挙するような構成要件も備え
ている。
【0053】属性情報に、キーワードをつけた(請求項
2記載の発明に対応する)。また、話題構造を、キーワ
ードをノードする木構造より構成した(請求項3記載の
発明に対応する)。この場合、前記話題構造を、文書を
引数とする述語をノードとする木構造より構成すること
もできる(請求項4記載の発明に対応する)。また、前
記話題構造を、キーワードリストの集合より構成するこ
ともできる(請求項5記載の発明に対応する)。また、
前記話題構造を、文書を引数とする述語のリストの集合
より構成することもできる(請求項6記載の発明に対応
する)。
【0054】また、分類に基づいて文書を一覧する文書
一覧手段を設けた(請求項7記載の発明に対応する)。
分類時に、文書に付随した属性情報と話題構造のノード
とから一致量を計算し、この一致量に基づいて文書を分
類する一致量文書分類手段を設けた(請求項8記載の発
明に対応する)。この場合、一致量の高いノードに文書
を分類するノード文書分類手段を設けることもできる
(請求項9記載の発明に対応する)。その一致量は、ノ
ードのリスト表現の個々の要素と一致するものにより計
算して得ることができる(請求項10記載の発明に対応
する)。
【0055】次に、上述した図1の構成に対応する具体
例について説明する。まず、文書データベース1の文書
は、属性抽出部2により属性が抽出される。ここでいう
属性とは、作者、タイトル、キーワード等である。文書
分類部3は、その属性をもとに文書を分類する。この分
類結果はフォルダ4に話題構造を表現した状態で格納さ
れる。図2は、フォルダ4内の話題構造の例を示したも
のである。話題構造は、話題をノードとする木構造であ
る。この木構造のルートは、「.」で表わす。ルートの
下位ノードとして、general(一般)、chat(おしゃべ
り)に分かれ、generalは、society (社会)、science
(科学)、culture (文化)に分かれる。また、socie
ty の下には、smoking (たばこに関する話題)があ
り、culture の下にはjapan(日本)、india (イン
ド)があり、science の下にもsmokingがあるがこれは
科学的立場からたばこをとらえた場合の分類である。フ
ォルダ4は、このような話題構造を実現したもので、ge
neral 、culture といった個々のノードに文書を格納で
きる。
【0056】次に、文書の分類の第一の例について述べ
る。
【0057】次に、文書の分類の第一の例について述べ
る。ある文書につけられたキーワードが、smoking とin
dia の場合、その文書は、「インドのタバコに関する文
書」を表わしていると考えられる。このような文書は、
フォルダ4のsmoking とindia の両方に格納されること
が望ましい。そこで、今、この場合の分類の手順につい
て述べる。まず、話題構造から、次のようなリストを得
る。
【0058】 (general general.society general.society.smoking general.science general.science.smoking general.culture general.culture.japan general.culture.india chat) これは、話題構造の各ノードを、その上位ノードをつな
げて付けて表わしたものである。これを話題構造リスト
Tと便宜的に呼ぶ。一方、文書につけられたキーワード
は、{smoking、india}である。これをキーワードKと
呼ぶ。
【0059】Tの個々の要素tiに対して、一致量を計
算する。一致量は、 {K中にあるキーワードの集合A、K中にないキーワー
ドの集合B} という2つの組で表わす。Tの一致量の計算結果を表1
に示す。
【0060】
【表1】
【0061】次に、その得られた一致量から、文書を格
納すべき場所を求める。まず、一致量の中から、K中に
あるキーワードが他の候補のサブセットになるようなも
のを除く。この例では、集合Aが空集合であるものが除
かれる。すなわち、 ({smoking},{general.society}) ({smoking},{general.science}) ({india} ,{general.culture}) が残る。次に、集合Aが同じ場合には、集合Bが他の候
補のスーパーセットになっているものを除く。この例で
は、このようなものはない。従って、最終的に、 general.society.smoking general.science.smoking general.culture.india が得られることになり、このような値が求める文書を格
納すべき場所となる。このように格納する場所はひとつ
とは限らないが、文書をコピーしたり、或いは、リンク
をはることにより可能である。
【0062】次に、文書の分類の第二の例について述べ
る。ある文書には、キーワードとして、smoking 、scie
nce がつけられているものとする。この文書は「たばこ
における科学的な内容」を表わしていると考えられる。
このような内容について一致量を求めると、表2のよう
な内容となる。
【0063】
【表2】
【0064】従って、 ({science.smoking},{general}) が得られ、 general.science.smoking が文書を格納する場所になる。
【0065】従って、文書に付随した属性情報から、文
書のキーワードをつけるだけで、ユーザの用意した話題
構造に沿って、文書を自動的に分類整理することができ
る。この場合、文書の作者や日付といった任意の属性を
もとに自動的にフォルダ4に分類していくことができ、
これにより、話題構造は無理に木構造にする必要がなく
なりユーザに使い易くすることができる。また、文書を
分類する時に、キーワードや検索条件にどれだけ一致す
るか、どれだけ一致しないキーワードや検索条件がある
かという2つの基準によって分類するため、文書を正確
に適切な場所に分類することができる。
【0066】次に、請求項11〜14記載の発明の一実
施例を図3及び図4、表3に基づいて説明する。図3
は、前述した図1の文書分類装置に代わる構成例を示す
ものである。すなわち、本装置は、到着した電子メール
を受信する電子メール受信部5と、ユーザがキーワード
を入力するキーワード入力部6と、受信した電子メール
の分類を行う電子メール分類部7と、その分類された電
子メールを話題構造として表現し格納するフォルダ8
と、そのフォルダ8内の電子メールをフォルダ毎に表示
する電子メール表示部9とからなっている(請求項1
1,12,14記載の発明に対応する)。また、本装置
では、以下に列挙するような構成要件も備えている。電
子メールを受信したことをフォルダ8毎に表示するフォ
ルダ表示手段を有している(請求項13記載の発明に対
応する)。また、電子メールを前記キーワード入力部6
より入力されたキーワードとヘッダ情報とをもとにフォ
ルダ8内に格納する(請求項14記載の発明に対応す
る)。
【0067】次に、上述した図3の構成に対応する具体
的な例について説明する。本実施例は、受信した電子メ
ールを、自動的に話題構造に基づいてフォルダ8に分類
する場合について述べるものである。まず、電子メール
受信部5は、到着した電子メールを受信する。キーワー
ド入力部6は、ユーザにキーワードの入力を問い合わせ
る。電子メール分類部7は、ユーザの入力したキーワー
ドと、電子メールのヘッダ情報とから、フォルダ8への
分類を行う。電子メール表示部9は、フォルダ8毎に電
子メールの表示を行う。分類結果はフォルダ8に話題構
造を表現した状態で格納される。
【0068】図4は、フォルダ8内の話題構造の例を示
したものである。便宜上、ルートのフォルダ8
は、「.」で表わしている。まず、フォルダ8は、proj
ect A、project B、rec に分けられる。project Aは
さらに細分化され、meeting (会議に関するもの)と、
From =fujita(作者が藤田=ここではプロジェクトの
リーダとするもの)とに分かれる。meeting はその下位
分類としてgijiroku(議事録)があり、From =fujita
は、下位分類としてrenraku (連絡事項)とshiji(指
示)がある。rec の下には、Subject=enkai (enkai
をサブジェクトするもの)をもつ。
【0069】ここで、今、プロジェクトAのリーダであ
るfujitaから議事録の作成を依頼する電子メールが届い
た場合の例について説明する。まず、電子メール受信部
5が、電子メールを受信する。ユーザは、電子メールを
読んで内容を理解し、その内容をフォルダ8に格納しよ
うとする。そこで、キーワード入力部が、ユーザにキー
ワードの入力を要求する。ユーザは、プロジェクトAに
おける議事録に関するものであるため、gijirokuとproj
ect Aとの2つのキーワードを入力する。この場合、話
題構造リストの一致量を計算すると、表3のようにな
る。
【0070】
【表3】
【0071】ここで、From=fujita は、電子メールの
送付者がfujitaである場合に真になるものとする。この
計算により、まず、キーワードと一致するものの集合を
考えると、 ({projectA,gijiroku}),{meeting}) ({projectA,From=fujita},{}) ({projectA,From=fujita},{renraku}) ({projectA,From=fujita},{shiji}) が残る。この中から、次にキーワードと一致しないもの
の集合を考えると、 projectA,gijiroku,meeting projectA,From=fujita の2つの場所に、電子メールが格納されたことになる。
【0072】従って、本実施例では、単にキーワードだ
けでなく、作者(From)やタイトル(Subject)とい
ったヘッダ情報をもとに、ユーザの用意したフォルダ8
に分類するため、到着した電子メールを自動的に適切な
条件に応じて、任意の体系で分類することができる。ま
た、分類体系に応じて表示することにより、特定の条件
に合う電子メールを探そうとした場合に、予めその条件
によって分類されていれば、再度、検索をしなくても済
むようになる。さらに、キーワードに基づいて分類する
ことにより、自然に楽な形で分類、保存、再表示を行う
ことができる。さらにまた、フォルダ表示手段を設けた
ことにより、ユーザは、特定の条件にあった電子メール
だけの受信を知ることができ、これにより緊急度の高さ
に応じて適切な対応をすることができる。
【0073】次に、請求項15〜16記載の発明の一実
施例を図5〜図7、表4に基づいて説明する。図5は、
前述した図1,図3の文書分類装置に代わる構成例を示
すものである。すなわち、本装置は、ニュース記事を受
信するニュース受信部10と、そのニュース記事につけ
られたニュースグループ名を分解しキーワードの形に直
すニュースグループ名解析部11と、キーワードをもと
にニュース記事を分類する記事分類部12と、この分類
されたニュース記事を話題構造として表現し格納するフ
ォルダ13と、フォルダ13内のニュース記事をフォル
ダ毎に表示するニュース表示部14とからなっている
(請求項15,16記載の発明に対応する)。
【0074】次に、上述した図5の構成に対応する具体
例について説明する。本実施例は、電子提示板やニュー
スといったメディアから流れてくる記事を、自分の好み
の話題構造で再分類する場合の例を示すものである。ま
ず、ニュース受信部10は、ニュース記事を受信する。
ここで、ニュース記事とは、属性としてNG(ニュース
グループ)名がつけられた一つの文書である。NG名
は、一つとは限らず複数つけられることもある。そし
て、ニュースグループ名解析部11は、ニュース記事に
付けられたNGを分解し、キーワードの形に直す。記事
分類部12は、このようなキーワードをもとに、ニュー
ス記事をフォルダ13に分類する。ニュース表示部14
は、フォルダ毎に記事を表示する。
【0075】図6は、ニュースグループの構成の一例を
示すものである。ニュース記事は、これらニュースグル
ープ名が属性としてつけられている。複数のニュースグ
ループ名をつけることをクロスポストといい、それぞれ
のニュースグループに投稿したことになる。また、図7
は、フォルダ13内の話題構造の例を示したものであ
る。ニュースグループの構成と異なる構成を、個人用の
分類として用意することができる。
【0076】さて、ニュースグループ名として、rico
h.rec.go(囲碁に関する話題)と、ricoh.sys.soft
(ソフトウェア)のつけられた記事が到着した場合を例
に説明する。この場合、ニュース記事の内容は囲碁のソ
フトに関するものだと推定される。ニュース記事をフォ
ルダ13に格納する場合には、sys.soft.games.goと
いうフォルダ13が望ましい。まず、ニュース受信部1
0は、ニュース記事を受信する。次に、ニュースグルー
プ名解析部11はニュースグループ名を解析する。これ
は、ピリオドで区切られたNG名を分解する処理に当た
る。これにより、キーワードとして、ricoh,rec,go,
sys,softが得られる。次に、記事分類部12は、この
キーワードをもとにニュース記事をフォルダ13に分類
する。すなわち、まず、一致量を求めると、表4のよう
になる。
【0077】
【表4】
【0078】これにより、一致量として、 ({sys,soft,go},{games}) が残る。これに対応するフォルダ13としては、 sys.soft.games.go に格納する。また、ニュース表示部14は、ユーザがフ
ォルダ13を選択した時、その選択した記事を表示す
る。
【0079】従って、本実施例では、記事につけられた
ニュースグループ名を分解再構成し、ユーザは自分の分
類体系にのっとってニュース記事を分類し、表示するこ
とができ、これにより、ユーザは予め用意されたニュー
スグループ体系とは異なった自分独自のニュースグルー
プ体系を作ることができる。また、フォルダ毎にまとま
りにして表示することにより、ユーザは自分独自のニュ
ースグループ体系で、違和感なく、ニュース記事を読む
ことができる。
【0080】次に、請求項17〜21記載の発明の一実
施例を図2及び図8に基づいて説明する。図8は、前述
した図1,図3,図5の文書分類装置に代わる構成例を
示すものである。すなわち、本装置は、作者、タイト
ル、キーワード等の属性情報の付与された文書の集合か
らなる文書データベース15と、属性間の分類体系をノ
ードにより定義したトピック構造の集合からなるトピッ
ク構造定義ファイル16と、文書の集合の中からトピッ
ク構造の各ノードに適した文書を配置する文書配置分類
手段17とからなっている(請求項17記載の発明に対
応する)。文書配置分類手段17は、トピック構造の各
ノードに配置されるべき文書を検索する文書検索式を予
め求めておく文書検索式生成手段としての文書検索式生
成部18と、トピック構造の各ノードに配置されるべき
文書を検索する文書検索手段としての文書検索部19
と、その検索した文書をユーザに対して提示する文書提
示手段としての文書表示部20とからなっている(請求
項18,19記載の発明に対応する)。この場合、トピ
ック構造は、キーワードをノードとする木構造、又は、
文書を引数とする述語をノードとする木構造から構成す
ることができる(請求項20,21記載の発明に対応す
る)。また、トピック構造の各ノード毎に配置すべき文
書を既読又は未読又はその両方について求め、文書毎に
既読情報を付与する既読情報付与手段(図示せず)を設
けることもできる(請求項22記載の発明に対応す
る)。
【0081】次に、上述した図8の構成に対応する具体
例について説明する。まず、文書検索式生成部18は、
トピック構造ファイル定義ファイル16内のトピック構
造の各ノードに対して、文書検索式を生成する。次に、
文書検索部19は、その生成された文書検索式に基づい
て、文書データベース15から文書を検索する。そし
て、文書表示部20は、その検索した文書をユーザに対
して提示(表示、出力)する。これにより、トピック構
造定義ファイル16を変更したような場合でも、検索式
生成をやり直すだけで済むため、動的な分類体系の変更
を行うことができる。
【0082】ここで、トピック構造の例を、前記図2に
基づいて説明する。この場合、トピック構造はキーワー
ドをノードとする木構造である。この木構造のルート
は、「.」で表わす。この例では、ルートの下位ノード
として、general(一般)、chat(おしゃべり)があり、
general は、society (社会)、science (科学)、cu
lture (文化)に分かれる。また、society の下には、
smoking (たばこに関する話題)があり、culture の下
にはjapan(日本)、india (インド)がある。science
の下にもsmoking があるが、これは科学的立場からた
ばこをとらえた場合の分類である。このように、トピッ
ク構造により話題間の構造が定義され、そのトピック構
造のノードに文書を配置することにより、文書の分類を
行うことができる。
【0083】次に、文書検索式の生成方法について述べ
る。まず、話題構造から、次のようなリストを得る。 (general general.society general.society.smoking general.science general.science.smoking general.culture general.culture.japan general.culture.india chat) これは、トピック構造の各ノードを、その上位ノードを
つなげて付けて表わしたものである。そこで、今、ノー
ドgeneral.society.smoking (このノードをTとす
る)に配置される文書を検索する文書検索式を求めてみ
る。
【0084】トピック構造に含まれるノードが、genera
l.society.smoking だけならば、文書検索式は、gene
ral|society|smoking である(ここで、文書検索中の
キーワードは、そのキーワードを含む文書を検索する式
とする。記号|はorの意味である)。ところが、この
他にも、ノードがある場合、そのノードに置かれる文書
の分を減らす必要がある。今、Tの文書検索式の初期値
をSexpr=general|society|smoking とし、まず、
そのTとgeneral(Sとする)とにより、次のような処理
を行う。 TとSとの両方に含まれるキーワードがない場合は、
Sexprはそのままとする。 そうでない場合は、次のようにする。 (a)AをTに含まれSに含まれるキーワードを|でつ
ないだものとする。 (b)BをSに含まれTに含まれるキーワードを|でつ
ないだものとする。 (c)SexprからSに「だけ」配置される文書を除かな
ければならない。すなわち、Sexpr=Sexpr−(B&~
A)となる。ただし、&はand、~はnotの意味で
ある。 (d)Sexpr=Sexpr&(A|~B)となる。 このような手順()により、 Sexpr=(general|society|smoking)&(society|
smoking) となる。また、これと同様にして、Tとトピック構造の
他のノードとの間で処理を行うと、 Sexpr=(general|society|smoking) &(society|smoking) &(smoking) &(society|smoking|~science) &(society|~science) &(society|smoking|~culture) &(society|smoking|~(culture|japan)) &(society|smoking|~(culture|india)) =smoking&(society|~science) となり、Tに対する文書検索式を求めることができる。
このような一連の作業をトピック構造の全てのノードで
行うことにより、文書の文書検索式を予め求めておくこ
とができる。
【0085】従って、本実施例では、分類体系を表現し
たトピック構造に基づいて文書を分類するため、文書を
ユーザ毎に分類整理することができる。これにより、分
類体系の動的な変更に応じて、文書毎の再分類の必要の
ない文書分類装置を提供することができる。また、分類
体系の各ノードに対応した文書検索式を予め求めておく
ことにより、文書を動的に、しかも、高速に分類整理す
ることができる。さらに、トピック構造のノードを任意
にキーワードで表現することにより、文書をキーワード
付けするだけで、分類体系に基づいて分類することがで
きる。
【0086】また、トピック構造の各ノードを、任意に
文書を引数とする述語すなわち特定の文書を検索する文
書検索式(例えば、作者=itoh)とすることによ
り、文書の作者や日付といった任意の属性をもとに、動
的な分類を行うことができる。これにより、キーワード
の付けられていない文書も同様に分類することができ
る。さらに、文書毎に既読かどうかを検索式に含めるよ
うにすることによって、文書を既読、未読、その両方に
ついて、それぞれノードに置かれる文書を求めることも
できる。
【0087】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、文書データベー
ス中の文書から作者、タイトル、キーワード等の属性情
報を抽出する属性抽出部と、この抽出された属性情報を
もとに文書を分類する文書分類部と、この分類された文
書を話題構造として表現し格納するフォルダとより文書
分類装置を構成したので、文書に付随した属性情報から
得られた話題構造に基づいて分類することができ、これ
により、文書を自動的に分類整理することができる。
【0088】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、属性情報として、キーワードをつけたの
で、その文書につけられたキーワードをもとに、話題構
造に基づいて分類することができ、これにより、文書に
キーワードをつけるだけで、自動的に分類整理すること
ができる。
【0089】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、話題構造は、キーワードをノードす
る木構造からなるようにしたので、文書につけられたキ
ーワードをもとに木構造状の話題構造に基づいて分類す
ることができ、これにより、文書にキーワードをつける
だけで自動的に分類したい分類体系に沿って分類整理す
ることができる。
【0090】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、話題構造は、文書を引数とする述語
をノードとする木構造からなるようにしたので、文書の
属性をもとに、検索条件をノードする木構造状の話題構
造に基づいて分類することができ、これにより、文書の
作者や日付といった任意の属性をもとに、自動的に分類
したい分類体系に沿って分類整理することができる。
【0091】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、話題構造は、キーワードリストの集
合からなるようにしたので、文書につけられたキーワー
ドをもとに、キーワードをもった話題構造に基づいて分
類することができ、文書をキーワードをもとに、任意の
体系に基づいて分類していくことができ、しかも、話題
構造を無理に木構造にする必要をなくすことができる。
【0092】請求項6記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、話題構造は、文書を引数とする述語
のリストの集合からなるようにしたので、文書の属性を
もとに検索条件をもった話題構造に基づいて分類するこ
とができ、これにより、文書の作者や日付けといった任
意の属性をもとに、自動的にフォルダに分類していくこ
とができ、また、それらのフォルダは木構造である必要
はなく使い易くすることができる。
【0093】請求項7記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5又は6記載の発明において、分類に基づいて
文書を一覧する文書一覧手段を設けたので、分類した文
書をその分類に沿って表示することにより、ユーザは自
分のみたい分類の仕方で文書を表示したり一覧したりす
ることができる。
【0094】請求項8記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6又は7記載の発明において、分類時に、
文書に付随した属性情報と話題構造のノードとから一致
量を計算し、この一致量に基づいて文書を分類する一致
量文書分類手段を設けたので、文書を分類する際に一致
量を計算し、この一致量をもとに適切なフォルダに分類
することにより、文書を適切なフォルダにユーザの希望
する基準によって分類することができる。
【0095】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、一致量の高いノードに文書を分類するノー
ド文書分類手段を設けたので、文書を分類する際に一致
量を計算し、この一致量の最も高い、一つ又は複数のフ
ォルダに分類することにより、文書を最も適切なフォル
ダに自動的に分類することができる。
【0096】請求項10記載の発明は、請求項8又は9
記載の発明において、一致量は、ノードのリスト表現の
個々の要素と一致するものにより計算して得られるよう
にしたので、文書を分類する時に、キーワードや検索条
件にどれだけ一致するか、また、どれだけ一致しないキ
ーワードや検索条件があるかという2つの基準によって
分類することができ、これにより、文書を正確に適切な
場所に分類することができる。
【0097】請求項11記載の発明は、到着した電子メ
ールを受信する電子メール受信部と、前記受信した電子
メールの分類を行う電子メール分類部と、この分類され
た電子メールを話題構造として表現し格納するフォルダ
とより構成したので、電子メールを、送信者や日付やタ
イトルといったヘッダ情報をもとに、ユーザの用意した
フォルダを分類することができ、これにより、到着した
電子メールを自動的に適切な条件に応じて、任意の体系
で分類することができる。
【0098】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、フォルダ内の電子メールをフォルダ毎
に表示する電子メール表示部を設けたので、ユーザは電
子メールを自動的に分類したものをその分類体系に応じ
て表示することができ、また、特定の条件に合う電子メ
ールを探そうとした場合に予めその条件によって分類さ
れていれば、再度、検索をしなくても済むことができ
る。
【0099】請求項13記載の発明は、請求項11又は
12記載の発明において、電子メールを受信したことを
フォルダ毎に表示するフォルダ表示手段を設けたので、
ユーザは特定の条件にあった電子メールだけの受信をす
ることができ、これにより、緊急度の高さに応じて適切
な対応をすることができる。
【0100】請求項14記載の発明は、請求項11又は
12記載の発明において、ユーザがキーワードを入力す
るキーワード入力部を設け、電子メールを前記入力され
たキーワードとヘッダ情報とをもとにフォルダ内に格納
するようにしたので、ユーザはフォルダへの分類をキー
ワードの羅列の形で分類することができ、これにより、
自然に楽な形で分類、保存、再表示することができる。
【0101】請求項15記載の発明は、ニュース記事を
受信するニュース受信部と、前記ニュース記事につけら
れたニュースグループ名を分解しキーワードの形に直す
ニュースグループ名解析部と、前記キーワードをもとに
前記ニュース記事を分類する記事分類部と、この分類さ
れたニュース記事を話題構造として表現し格納するフォ
ルダとより文書処理装置を構成したので、受信したニュ
ース記事につけられたニュースグループ名を分解再構成
し、ユーザの用意したフォルダにニュース記事を再分類
して格納することができ、これにより、ユーザは予め用
意されたニュースグループ体系とは異なった自分独自の
ニュースグループ体系を作ることができる。
【0102】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、フォルダ内のニュース記事をフォルダ
毎に表示するニュース表示部を設けたので、ユーザは自
分独自のニュースグループ体系で違和感なく、ニュース
記事を読むことができる。
【0103】請求項17記載の発明は、作者、タイト
ル、キーワード等の属性情報の付与された文書の集合か
らなる文書データベースと、属性間の分類体系をノード
により定義したトピック構造の集合からなるトピック構
造定義ファイルと、前記文書の集合の中から前記トピッ
ク構造の各ノードに適した文書を配置する文書配置分類
手段とより文書分類装置を構成したので、分類体系を表
現したトピック構造に基づいて文書を分類することによ
り、文書をユーザ毎に分類整理することができる。これ
により、分類体系の動的な変更に応じて、文書毎の再分
類の必要のない文書分類装置を提供することができる。
【0104】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の発明において、文書配置分類手段に、トピック構造の
各ノードに配置されるべき文書を検索する文書検索手段
と、その検索した文書をユーザに対して提示する文書提
示手段とを有するようにしたので、文書を動的に分類整
理することができる。
【0105】請求項19記載の発明は、請求項17又は
18記載の発明において、文書配置分類手段に、トピッ
ク構造の各ノードに配置されるべき文書を検索する検索
式を予め求めておく文書検索式生成手段を有するように
したので、文書を動的にかつ高速に分類整理することが
できる。
【0106】請求項20記載の発明は、請求項17,1
8又は19記載の発明において、トピック構造をキーワ
ードをノードとする木構造からなるようにしたので、文
書をキーワード付けするだけで、分類体系に基づいて分
類することができる。
【0107】請求項21記載の発明は、請求項17,1
8又は19記載の発明において、トピック構造を文書を
引数とする述語をノードとする木構造からなるようにし
たので、文書の作者や日付といった任意の属性をもと
に、動的な分類を行うことができる。
【0108】請求項22記載の発明は、請求項17,1
8,19,20又は21記載の発明において、トピック
構造の各ノード毎に配置すべき文書を既読又は未読又は
その両方について求め、文書毎に既読情報を付与する既
読情報付与手段を設けたので、文書を既読、未読、その
両方について、それぞれノードに置かれる文書を求める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜10記載の発明の一実施例である文
書処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】話題構造の一例を示すブロック図である。
【図3】請求項11〜14記載の発明の一実施例である
文書処理装置の構成を示すブロック図である。
【図4】話題構造の一例を示すブロック図である。
【図5】請求項15及び16記載の発明の一実施例であ
る文書処理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】ニュースグループの一例を示すブロック図であ
る。
【図7】フォルダの一例を示すブロック図である。
【図8】請求項17〜22記載の発明の一実施例である
文書処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 文書データベース 2 属性抽出部 3 文書分類部 4 フォルダ 6 キーワード入力部 7 電子メール分類部 8 フォルダ 9 電子メール表示部 10 ニュース受信部 11 ニュースグループ名解析部 12 記事分類部 13 フォルダ 14 ニュース表示部 15 文書データベース 16 トピック構造定義ファイル 17 文書配置分類手段 18 文書検索式生成手段 19 文書検索手段 20 文書提示手段

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書データベース中の文書から作者、タ
    イトル、キーワード等の属性情報を抽出する属性抽出部
    と、この抽出された属性情報をもとに文書を分類する文
    書分類部と、この分類された文書を話題構造として表現
    し格納するフォルダとよりなることを特徴とする文書分
    類装置。
  2. 【請求項2】 属性情報は、キーワードがつけられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 話題構造は、キーワードをノードする木
    構造であることを特徴とする請求項1又は2記載の文書
    処理装置。
  4. 【請求項4】 話題構造は、文書を引数とする述語をノ
    ードとする木構造であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】 話題構造は、キーワードリストの集合で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の文書処理装
    置。
  6. 【請求項6】 話題構造は、文書を引数とする述語のリ
    ストの集合であることを特徴とする請求項1又は2記載
    の文書処理装置。
  7. 【請求項7】 分類に基づいて文書を一覧する文書一覧
    手段を有することを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5又は6記載の文書処理装置。
  8. 【請求項8】 分類時に、文書に付随した属性情報と話
    題構造のノードとから一致量を計算し、この一致量に基
    づいて文書を分類する一致量文書分類手段を有すること
    を特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載
    の文書処理装置。
  9. 【請求項9】 一致量の高いノードに文書を分類するノ
    ード文書分類手段を有することを特徴とする請求項8記
    載の文書処理装置。
  10. 【請求項10】 一致量は、ノードのリスト表現の個々
    の要素と一致するものにより計算して得られることを特
    徴とする請求項8又は9記載の文書処理装置。
  11. 【請求項11】 到着した電子メールを受信する電子メ
    ール受信部と、前記受信した電子メールの分類を行う電
    子メール分類部と、この分類された電子メールを話題構
    造として表現し格納するフォルダとよりなることを特徴
    とする文書処理装置。
  12. 【請求項12】 フォルダ内の電子メールをフォルダ毎
    に表示する電子メール表示部を有することを特徴とする
    請求項11記載の文書処理装置。
  13. 【請求項13】 電子メールを受信したことをフォルダ
    毎に表示するフォルダ表示手段を有することを特徴とす
    る請求項11又は12記載の文書処理装置。
  14. 【請求項14】 ユーザがキーワードを入力するキーワ
    ード入力部を有し、電子メールを前記入力されたキーワ
    ードとヘッダ情報とをもとにフォルダ内に格納すること
    を特徴とする請求項11又は12記載の文書処理装置。
  15. 【請求項15】 ニュース記事を受信するニュース受信
    部と、前記ニュース記事につけられたニュースグループ
    名を分解しキーワードの形に直すニュースグループ名解
    析部と、前記キーワードをもとに前記ニュース記事を分
    類する記事分類部と、この分類されたニュース記事を話
    題構造として表現し格納するフォルダとよりなることを
    特徴とする文書処理装置。
  16. 【請求項16】 フォルダ内のニュース記事をフォルダ
    毎に表示するニュース表示部を有することを特徴とする
    請求項15記載の文書処理装置。
  17. 【請求項17】 作者、タイトル、キーワード等の属性
    情報の付与された文書の集合からなる文書データベース
    と、属性間の分類体系をノードにより定義したトピック
    構造の集合からなるトピック構造定義ファイルと、前記
    文書の集合の中から前記トピック構造の各ノードに適し
    た文書を配置する文書配置分類手段とからなることを特
    徴とする文書分類装置。
  18. 【請求項18】 文書配置分類手段は、トピック構造の
    各ノードに配置されるべき文書を検索する文書検索手段
    と、その検索した文書をユーザに対して提示する文書提
    示手段とを有することを特徴とする請求項17記載の文
    書分類装置。
  19. 【請求項19】 文書配置分類手段は、トピック構造の
    各ノードに配置されるべき文書を検索する検索式を予め
    求めておく文書検索式生成手段を有することを特徴とす
    る請求項17又は18記載の文書分類装置。
  20. 【請求項20】 トピック構造は、キーワードをノード
    とする木構造であることを特徴とする請求項17,18
    又は19記載の文書分類装置。
  21. 【請求項21】 トピック構造は、文書を引数とする述
    語をノードとする木構造であることを特徴とする請求項
    17,18又は19記載の文書分類装置。
  22. 【請求項22】 トピック構造の各ノード毎に配置すべ
    き文書を既読又は未読又はその両方について求め、文書
    毎に既読情報を付与する既読情報付与手段を設けたこと
    を特徴とする請求項17,18,19,20又は21記
    載の文書分類装置。
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