JPH0777904A - 記録シートからの画像形成物質除去方法及びその装置 - Google Patents

記録シートからの画像形成物質除去方法及びその装置

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JPH0777904A
JPH0777904A JP24758193A JP24758193A JPH0777904A JP H0777904 A JPH0777904 A JP H0777904A JP 24758193 A JP24758193 A JP 24758193A JP 24758193 A JP24758193 A JP 24758193A JP H0777904 A JPH0777904 A JP H0777904A
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recording sheet
forming substance
image forming
image
peeling
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Hisanori Ataka
久憲 安宅
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録シートの繊維質材質を比較的損傷するこ
となく、画像形成物質のみを除去することができるとと
もに、記録シートが剥離手段の剥離部に密着した場合で
あっても、該記録シートの該剥離部からの分離を良好に
行う。 【構成】 剥離分離ローラ24表面に、樹脂等の弾性体
で形成された多数の小突起240を設け、小突起240
の先端がトナー転写ローラ19及び加圧ローラ20それ
ぞれの表面に軽く接触する位置に配設する。また、剥離
分離ローラ24の表面が、トナー転写ローラ19との対
向部において、トナー転写ローラ19表面の移動方向と
反対方向に移動するように構成する。この構成によれ
ば、トナー転写ローラ19に巻き付いて搬送されてきた
複写紙10の先端を、小突起240がトナー転写ローラ
19上から掻き起こして確実に分離できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によってトナ
ーなどの画像形成物質で構成される画像が形成された記
録シートから該画像形成物質を除去する記録シートから
の画像形成物質除去方法及びその装置に係り、詳しく
は、少なくとも記録シートに所定の液体を付与する記録
シートからの画像形成物質除去方法及びその装置におけ
る該記録シートの、画像形成物質剥離用部材の剥離部か
らの分離の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維質材質の記録シートとしての
記録済み記録紙からトナーなどの画像形成物質を除去す
る例えば記録紙再生方法及びその装置としては種々のも
のが知られている。例えば溶剤を使用するものとして、
特開平1−101576号公報には、トナーが付着され
た用紙をトナー樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波
振動を印加し、溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離さ
せる複写用紙の再生方法が開示されている。また特開平
4−300395号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を
浸漬、噴霧あるいは塗布等による方法で付着させてトナ
ーを溶解し、溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着
剤接触、機械剥離あるいは静電気吸着等による方法で除
去し用紙として再生するコピー紙の再生方法が開示され
ている。
【0003】一方溶剤を使用しないものとして、例えば
特開平2−255195号公報には、支持体上に離型材
を塗布した印刷体に電子写真方式あるいは熱転写方式で
載せた熱溶融性インキあるいはトナーを、該印刷体にイ
ンキ剥離体を重ね加熱ローラと圧力ローラの間を通し冷
えてからインキ剥離体を剥がすことにより、該インキ剥
離体の方に付着させて除去する印刷体の再生方法が開示
されている。また特開平4−64472号公報には、少
なくとも、表面に熱溶融性樹脂を有するエンドレスシー
トと、これを支えて回転させる熱ローラ及び冷却ローラ
と、表面に離型処理をした紙(イレーザブルペーパ)を
軟化あるいは溶融した熱溶融性樹脂に押しつける押圧ロ
ーラと、これらを連動して動かせる駆動部からなるイレ
ーザが開示されている。また特開平4−82983号公
報には、互いに圧接して回転し圧接箇所に紙を通過させ
る2本の並行に設けられたローラと、該2本のローラの
少なくとも一方を加熱するヒーターと、該圧接箇所を通
過した紙を前記ローラから分離する掻取具と、前記ロー
ラに付着した画像形成物質を前記ローラから除去する剥
離装置とを備えた紙の記録画像消去装置が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記溶剤を使用しない
方法や装置は、表面に紙繊維が露出している通常の紙に
画像を記録した記録済み記録紙から画像形成物質を除去
するのに使用すると、例えば電子写真方式の定着工程で
熱溶融性樹脂を主成分とする画像形成物質を記録紙に融
着させるなどして、画像形成物質が記録紙繊維に強固に
固着されているので、画像形成物質除去の際に画像形成
物質と共に表面の紙繊維を剥ぎ取って紙質を損傷してし
まう。特に画像形成物質の除去性を高めるために、記録
紙に上記インキ剥離体、エンドレスシートあるいはロー
ラを重ねた上に熱や圧力を加える場合、種々の条件によ
っては、逆に画像形成物質と記録紙との間の定着性を高
めてしまって除去を困難にすることもあった。
【0005】そこで、先に本出願人は、記録済み記録紙
を水もしくは水溶性ポリマーや界面活性剤を含んだ水溶
液により濡らすと共に画像剥離体を介在させ、画像形成
物質を該画像剥離体に加熱接着もしくは加圧接着して記
録紙から剥離する記録済み記録紙の再生方法を提案し
た。これによれば、記録紙の紙質を比較的損傷すること
なく、画像形成物質のみを除去することができる。
【0006】ところで、この構成において、画像剥離体
に加熱接着もしくは加圧接着された記録シートとしての
記録紙を該画像剥離体から分離させるためには、例えば
端部が該画像剥離体に接触するように配設された分離ツ
メ等が用いられる。ここで、記録紙が通常の紙の如く乾
燥していてある程度の強度を有しており、画像剥離体に
密着していない場合は、上記分離ツメにより該記録紙を
該画像剥離体から良好に分離できる。ところが、上記本
出願人による記録紙の再生方法のように、記録紙を水等
で濡らすようにした場合、記録紙は水分湿潤により腰が
なくなり、画像剥離体に密着してしまうため、上記分離
ツメによっては該記録紙を該画像剥離体から分離できな
いことがあるという問題点が残されていた。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、記録シートの繊維質
材質を比較的損傷することなく、画像形成物質のみを除
去することができるとともに、記録シートが剥離手段の
剥離部に密着した場合であっても、該記録シートの該剥
離部からの分離を良好に行うことができる記録シートか
らの画像形成物質除去方法及びその装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、記録シートの繊維質の表面に
安定して付着している画像形成物質を該記録シートから
除去する記録シートからの画像形成物質除去方法におい
て、該記録シートの繊維質の表面と該表面に安定して付
着している画像形成物質との付着状態を不安定な状態に
する工程と、該記録シートの該画像形成物質が付着して
いる画像形成物質付着面に、該記録シートと該画像形成
物質との不安定な付着状態における付着力より、該画像
形成物質に対して大きな付着力を持つ画像形成物質剥離
用部材を接触させて、該剥離用部材に該画像形成物質を
付着させる工程と、先端が、該剥離用部材上の該記録シ
ートの端面に係合した後、該剥離用部材表面から離間す
るように移動する掻き起こし部材を用いて、該剥離用部
材表面から該記録シートの端部を掻き起こして、該剥離
用部材から該記録シートを分離させる工程とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の記録
シートからの画像形成物質除去方法において、上記剥離
用部材からの記録シートの分離に先だって、水もしく
は、水溶性ポリマーや界面活性剤を含む水溶液によって
上記繊維質の表面を濡らす工程と、加熱によって該表面
上の画像形成物質を軟化させる工程とを施すことを特徴
とするものである。
【0010】また、請求項3の発明は、記録シートの繊
維質の表面に安定して付着している画像形成物質を該記
録シートから除去する記録シートからの画像形成物質除
去装置において、該画像形成物質の記録シートの繊維質
の表面に対する付着状態を不安定化させる不安定化手段
と、該記録シートと該画像形成物質との不安定な付着状
態における付着力より、該画像形成物質に対して大きな
付着力を持ち、該記録シートの該画像形成物質が付着し
た画像形成物質付着面が接触する剥離部を有する画像形
成物質剥離用部材と、該剥離用部材上の該記録シートの
端面に係合した後、該剥離用部材表面から離間するよう
に移動して該剥離用部材表面から該記録シートの端部を
掻き起こす掻き起こし部を有する掻き起こし部材とを設
けたことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項3の記録
シートからの画像形成物質除去装置において、上記掻き
起こし部材の上記掻き起こし部を、弾性を有する突起で
構成したことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項3の記録
シートからの画像形成物質除去装置において、上記掻き
起こし部材の上記掻き起こし部を、弾性を有する柱状部
材で構成したことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項6の発明は、請求項3,4又
は5の記録シートからの画像形成物質除去装置におい
て、上記画像形成物質を軟化させる軟化手段を設け、上
記記録シートの上記画像形成物質付着面を上記剥離部に
接触させ、該軟化手段により該画像形成物質を軟化さ
せ、該画像形成物質を該剥離部へ付着させて該記録シー
トから該画像形成物質を除去することを特徴とするもの
である。
【0014】
【作用】本発明において記録シートに付着した画像形成
物質は、記録シートの繊維質の表面に対する付着状態が
不安定化されて該記録シートに対する付着力が弱められ
る。この記録シートに対する付着力が弱められた画像形
成物質は、画像形成物質剥離用部材に接触することによ
って該剥離用部材に付着する。このとき、記録シート
は、該剥離用部材に画像形成物質が付着することで該剥
離用部材に付着する。そして、該剥離用部材に付着した
記録シートは、掻き起こし部材によってその端部が該剥
離用部材表面から掻き起こされ、該剥離用部材表面から
分離される。
【0015】また、特に請求項2又は6の発明において
は、水等によって繊維質表面が濡らされたり、加熱によ
って画像形成物質が軟化されたりすることにより、画像
形成物質の記録シートに対する付着力がよりいっそう弱
められる。
【0016】また、特に請求項4又は5の発明において
は、上記掻き起こし部材の上記掻き起こし部を、弾性を
有する突起や柱状部材で構成したので、該掻き起こし部
としての突起や柱状部材は上記剥離用部材との接触部に
おいて変形する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を乾式現像装置及び加熱・加圧
定着装置を備えた電子写真複写機(以下、複写機とい
う)で、表面が繊維質状で構成され、トナー像が形成さ
れた記録シートである複写紙からトナー像をほとんど全
て除去し、この複写紙を転写紙として再利用できるよう
にする複写紙再生装置に適用した実施例について説明す
る。図1は本実施例に係る複写紙再生装置の概略構成図
である。
【0018】図1において、トナー像を担持している複
写紙10は給紙台11に除去すべきトナー像面を下向き
にして積載される。この給紙台11の複写紙10は最上
部のものから自動給紙ローラ12により一枚づつ給紙さ
れる。この給紙台11及び自動給紙ローラ12の具体的
な構成及び動作は複写機における給紙機構と同様である
ので、詳細な説明は省略する。自動給紙ローラ12で給
紙された複写紙10は搬送ローラ対13に挾持された状
態で搬送され、湿潤水槽14内に収容されている湿潤水
15内に入り、互いの圧接部が湿潤水15中に位置する
ように配設された湿潤加圧ローラ対16の圧接部へと進
む。ここで、この湿潤水15としては界面活性剤を含ん
だ水溶液が用いられている。またこの湿潤水15は湿潤
水槽14内に設けられた温度センサー17の出力を用い
て駆動制御される湿潤水加熱ヒーター18によって所定
温度に保たれている。
【0019】この圧接部への進行中に複写紙10には湿
潤水15が滲み込んでいき、湿潤加圧ローラ対16の圧
接部を通過する際に厚み方向に圧縮され繊維内の空気が
絞り出される。湿潤加圧ローラ対16の圧接部を通過し
た複写紙10部分は繊維自体の弾性で厚みが復元する際
に、周囲の湿潤水15を吸い込んで内部への浸透を増加
させる。これにより、吸い込まれた湿潤水15はトナー
像を構成するトナーと複写紙10の界面部へも進入す
る。ここで、湿潤水15の温度が高いほど複写紙10内
に含まれる空気が膨張し、湿潤加圧ローラ対16の圧接
部通過時の空気絞り出し効果が増大し、結果的に、該圧
接部通過後の複写紙10厚み復元時の湿潤水15吸い込
み、浸透性が向上する。
【0020】湿潤加圧ローラ対16の圧接部を通過した
複写紙10部分は、湿潤水15中から脱し、トナー像面
側に配置されたトナー転写ローラ19と、これに複写紙
10搬送経路を挟んで反対側から圧接する加圧ローラ2
0との圧接部に進入する。この圧接部で、図示の例では
加圧ローラ20を介して伝えられる加熱ヒーター21か
らの熱によって、トナー像を構成するトナー樹脂の軟化
点近辺の温度まで加熱されたトナー転写ローラ19表面
に、複写紙10上のトナー像を構成するトナーが全て転
写され、複写紙10は白紙の状態となり、再生される。
このトナー転写ローラ19の少なくとも表面はトナーが
付着しやすい材質にしておく。また加熱ヒーター21に
よる加熱は、トナー転写ローラ19と加圧ローラ20の
圧接部で複写紙10上のトナーが溶融しない程度に行う
ことが望ましい。トナーが溶融してしまうと複写紙10
上のトナーを全てトナー転写ローラ19へ転写させるの
が、困難になるためである。またこのトナー転写ローラ
19表面材質や圧接部の圧条件などによっては圧力のみ
でトナー転写ローラ19にトナーを転写することも可能
である。
【0021】ここで、トナー転写ローラ19に転写され
たトナーはトナー剥離刀22によってトナー転写ローラ
19上から剥ぎ落され、受け皿23内に収容される。ま
た再生された複写紙10はトナーと共にトナー転写ロー
ラ19に付着するので、これを剥離分離ローラ24でト
ナー転写ローラ19から剥ぐ。
【0022】再生され、かつ剥離分離ローラ24でトナ
ー転写ローラ19から分離された複写紙10は、カレン
ダーローラ対25で水分除去及び平滑化の処理がされ、
搬送ベルト装置26で再生紙受け台27上に堆積され
る。
【0023】なお、図示の例においては、加熱ヒーター
21の背面側に反射板30が設けられ、これにより、加
圧ローラ20ばかりでなく、湿潤水加圧ローラ対16、
湿潤水15、カレンダーローラ対25なども加熱できる
ようになっている。そして、装置の例えば上部には、装
置を駆動するための電源や制御部からなる電装ユニット
28が設けられ、また例えば装置上面部には表示・スイ
ッチ部29が設けられている。この表示・スイッチ部2
9には、各種スイッチ類及び装置の状態を表示するメー
ターや表示ランプなどが設けられている。更に図示を省
略したが、給紙台11に複写紙10があるか否かを検出
する検出手段、自動給紙ローラ12による複写紙10の
重送検出手段、湿潤水15の量検出手段、湿潤水15の
自動補給手段、複写紙10の装置内ジャム検出手段、ト
ナー転写ローラ19の温度コントロール手段、受け皿2
3のトナー検出手段、剥離分離ローラ24による分離ミ
ス検出手段などが設けられている。
【0024】ところで、この構成に係る複写紙再生装置
においては、湿潤水15で濡れることで腰がなくなり、
熱せられた加圧ローラ20によってトナーが加熱軟化さ
れてトナー転写ローラ19に付着することにより、該ト
ナー転写ローラ19に密着して巻き付き状態になってし
まう複写紙10を、該トナー転写ローラ19から良好に
分離してカレンダーローラ対25へ搬送するために、回
転可能に構成された剥離分離ローラ24が用いられてい
る。すなわち、剥離分離ローラ24は、図2に示すよう
に、ローラ本体の表面に、樹脂等の弾性体で形成された
多数の小突起240を備えている。そして、剥離分離ロ
ーラ24は小突起240の先端がトナー転写ローラ19
及び加圧ローラ20それぞれの表面に軽く接触する位置
に配設されている。また、剥離分離ローラ24はトナー
転写ローラ19との対向部において、トナー転写ローラ
19上の複写紙10の移動方向、すなわちトナー転写ロ
ーラ19表面の移動方向と反対方向(図1中の矢印方
向)に、その表面が移動するように構成されている。
【0025】この構成においては、上記のようにトナー
転写ローラ19との対向部において、剥離分離ローラ2
4表面がトナー転写ローラ19表面の移動方向と反対方
向に移動することによって、トナー転写ローラ19に密
着して巻き付き状態になって搬送されてきた複写紙10
の先端を、小突起240がトナー転写ローラ19上から
掻き起こす。そして、剥離分離ローラ24はその回転に
より、トナー転写ローラ19上から掻き起こした複写紙
10の先端を加圧ローラ20との接触部の方向へガイド
し、加圧ローラ20との対向部において複写紙10をカ
レンダーローラ対25の方向へ搬送する。
【0026】なお、上記実施例においては、表面に多数
の小突起240が設けられた剥離分離ローラ24を用い
た例を説明したが、これに代えて、例えば図3に示すよ
うに樹脂繊維等で形成されたブラシ240aが表面に設
けられた剥離分離ローラ24aや、例えば図4に示すよ
うにウレタン等で形成された細長い柱状のスポンジ24
0bが表面に多数設けられた剥離分離ローラ24bを用
いても良い。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜6の発明によれば、記録シー
トに付着した画像形成物質は、記録シートの繊維質の表
面に対する付着状態が不安定化されて記録シートに対す
る付着力が弱められるので、記録シートの繊維質を損傷
することなく画像形成物質のみを記録シートから除去す
ることができるという効果がある。また、剥離用部材に
付着した記録シートは、掻き起こし部材によってその端
部が該剥離用部材表面から掻き起こされて該剥離用部材
表面から分離されるので、記録シートが該剥離用部材に
密着しているような場合であっても、該剥離用部材から
の記録シートの分離を良好に行うことができるという効
果がある。
【0028】また、特に請求項2又は6の発明によれ
ば、画像形成物質の記録シートに対する付着力がよりい
っそう弱められるので、画像形成物質の上記剥離用部材
への付着性を向上させることができ、記録紙からの画像
形成物質除去を良好に行うことができるという効果があ
る。
【0029】また、特に請求項4又は5の発明によれ
ば、上記掻き起こし部としての突起や柱状部材は上記剥
離用部材との接触部において変形可能であるので、該突
起や柱状部材が該剥離用部材に対して過度の力で接触す
ることがなく、該剥離用部材を傷つけることを防止でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る複写紙再生装置の概略構成図。
【図2】(a)は剥離分離ローラの正面図。(b)は剥
離分離ローラの断面図。
【図3】(a)は他の構成に係る剥離分離ローラの断面
図。(b)は同剥離分離ローラの斜視図。
【図4】(a)は他の構成に係る剥離分離ローラの断面
図。(b)は同剥離分離ローラの斜視図。
【符号の説明】
10 複写紙 11 給紙台 12 自動給紙ローラ 13 搬送ローラ対 14 湿潤水槽 15 湿潤水 16 湿潤加圧ローラ対 17 温度センサー 18 湿潤水加熱ヒーター 19 トナー転写ローラ 20 加圧ローラ 21 加熱ヒーター 22 トナー剥離刀 23 受け皿 24 剥分離ローラ 25 カレンダーローラ対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録シートの繊維質の表面に安定して付着
    している画像形成物質を該記録シートから除去する記録
    シートからの画像形成物質除去方法において、 該記録シートの繊維質の表面と該表面に安定して付着し
    ている画像形成物質との付着状態を不安定な状態にする
    工程と、 該記録シートの該画像形成物質が付着している画像形成
    物質付着面に、該記録シートと該画像形成物質との不安
    定な付着状態における付着力より、該画像形成物質に対
    して大きな付着力を持つ画像形成物質剥離用部材を接触
    させて、該剥離用部材に該画像形成物質を付着させる工
    程と、 先端が、該剥離用部材上の該記録シートの端面に係合し
    た後、該剥離用部材表面から離間するように移動する掻
    き起こし部材を用いて、該剥離用部材表面から該記録シ
    ートの端部を掻き起こして、該剥離用部材から該記録シ
    ートを分離させる工程とを有することを特徴とする記録
    シートからの画像形成物質除去方法。
  2. 【請求項2】上記剥離用部材からの記録シートの分離に
    先だって、水もしくは、水溶性ポリマーや界面活性剤を
    含む水溶液によって上記繊維質の表面を濡らす工程と、
    加熱によって該表面上の画像形成物質を軟化させる工程
    とを施すことを特徴とする請求項1の記録シートからの
    画像形成物質除去方法。
  3. 【請求項3】記録シートの繊維質の表面に安定して付着
    している画像形成物質を該記録シートから除去する記録
    シートからの画像形成物質除去装置において、 該画像形成物質の記録シートの繊維質の表面に対する付
    着状態を不安定化させる不安定化手段と、該記録シート
    と該画像形成物質との不安定な付着状態における付着力
    より、該画像形成物質に対して大きな付着力を持ち、該
    記録シートの該画像形成物質が付着した画像形成物質付
    着面が接触する剥離部を有する画像形成物質剥離用部材
    と、該剥離用部材上の該記録シートの端面に係合した
    後、該剥離用部材表面から離間するように移動して該剥
    離用部材表面から該記録シートの端部を掻き起こす掻き
    起こし部を有する掻き起こし部材とを設けたことを特徴
    とする記録シートからの画像形成物質除去装置。
  4. 【請求項4】上記掻き起こし部材の上記掻き起こし部
    を、弾性を有する突起で構成したことを特徴とする請求
    項3の記録シートからの画像形成物質除去装置。
  5. 【請求項5】上記掻き起こし部材の上記掻き起こし部
    を、弾性を有する柱状部材で構成したことを特徴とする
    請求項3の記録シートからの画像形成物質除去装置。
  6. 【請求項6】上記画像形成物質を軟化させる軟化手段を
    設け、上記記録シートの上記画像形成物質付着面を上記
    剥離部に接触させ、該軟化手段により該画像形成物質を
    軟化させ、該画像形成物質を該剥離部へ付着させて該記
    録シートから該画像形成物質を除去することを特徴とす
    る請求項3,4又は5の記録シートからの画像形成物質
    除去装置。
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