JPH0777895B2 - カセット式ラベルリムーバー、そのカセット及びそのカセットへのラベルテープ装填方法 - Google Patents

カセット式ラベルリムーバー、そのカセット及びそのカセットへのラベルテープ装填方法

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JPH0777895B2
JPH0777895B2 JP30860291A JP30860291A JPH0777895B2 JP H0777895 B2 JPH0777895 B2 JP H0777895B2 JP 30860291 A JP30860291 A JP 30860291A JP 30860291 A JP30860291 A JP 30860291A JP H0777895 B2 JPH0777895 B2 JP H0777895B2
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cassette
tape
label
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roll
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勝 磯部
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Arrk Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、裏面に接着料が付着
する同一形状または少なくとも同一長さのラベルが多数
直列に仮貼りされているテープ、そして、そのテープは
通常ロール状に巻かれている、そのテープから順次1枚
づつラベルを剥離し得るラベルリムーバー(ラベル剥離
器)、そのリムーバーに装填するカセット、及び、その
カセットへラベルテープを装填する方法に関し、より詳
言すれば、同一の剥離器で幅の異なる広狭多種類のラベ
ルテープロールを着脱交換可能にしたカセット式ラベル
リムーバー、そのカセット及びそのカセットへラベルテ
ープを装填する方法に関する。
【0002】なお、ラベルリムーバーを基礎にしたラベ
ル貼り機、ハンドラベラーもまた、本発明の利用分野に
属する。
【0003】
【従来の技術】従来、通常のラベルリムーバーは、特定
幅のラベルテープのみ装填可能な単用式であるため、幅
の異なるラベルテープごとにその幅に対応する幅をもっ
た専用のラベルリムーバーを用意した。
【0004】特公昭63−17700及び特公昭63−
17701は、同一機で幅違いのラベルテープの装着が
可能な連続ラベル貼り機を開示し、その要旨は、ラベル
供給機構を構成する各部のすべての一側を自由端とし、
他側のみをフレームで支持する構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】幅違いのラベルテープ
に対してそれぞれ専用のラベルリムーバーを使用する場
合には、そのラベル幅の種類と同数のラベルリムーバー
を常備することを要するので、不経済であると共に、そ
れらの保管と作業に要する広い空間が不可欠であった。
【0006】それに対して、幅違いのラベルテープの装
填が可能な汎用式のラベル貼り機は、上記の不都合を解
決した利点を有するものの、新しい悩み、すなわち、ラ
ベルテープロールとそのロールから引き出されたテープ
の始端とをラベル供給機構の各部を経由する複雑な経路
に沿って装填する手間と時間及び熟練を要する一方、幅
の異なる各種のラベルテープロール、とりわけ、使用途
中で他と交換のために取り外されたラベルテープロール
が裸の状態で保管されるため、その巻き込みがほぐれて
形が崩れ、乱雑になって整理し難く、頻繁な交換使用に
支障が生ずることもあった。
【0007】この発明の目的は、幅の異なる各種サイズ
のラベルテープロールを単一のラベルリムーバーに装填
することができ、しかも、その着脱に比較的手数と時間
及び熟練を要せず、とりわけ、ラベル供給機構の複雑な
経路に沿ってテープを装填する手数を省略することがで
き、更に、ラベルテープの保管においても巻きほぐれが
なく整然とした形状を保ち、頻繁な交換にも容易に対応
可能なカセット式ラベルリムーバー、そのカセット及び
そのカセットへのラベルテープ装填方法を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によるカセット
は、ラベルテープロールを支持するヨークと、そのヨー
クを支持するケーシングと、前記ロールからほぐれたテ
ープの始端巻取軸の一端面に設けたクラッチの従動側係
合子とから成り、前記ヨークは、アームの基端に設けた
ラベルテープロールの巻芯両端支持用のボスと、アーム
の自由端部間に架設したテープ抑え用のバーとを備え、
前記ケーシングは、一対のサイドフレームに前記ボスを
支持する上部軸受と、テープの始端巻取軸を支持する下
部軸受と、前部スペーサと、後部スペーサと、前記前部
スペーサの縁に設けたテープ折返し片と、前記バー係止
用の凹みとを備える。ラベルテープロールの幅が前記巻
芯の長さより短い場合には、その短い長さの分のアダプ
ターが前記巻芯に付設される。
【0009】前記ヨークのボスを前記ケーシングの上部
軸受に嵌合支持させる手段は、前記ケーシングの一対の
サイドフレームの上端を拡開して嵌め込む方法と、一対
のサイドフレームの上端またはその近くに切欠を設けそ
の切欠を介して前記ボスを嵌め込む方法とがある。前記
ケーシングから前記ヨークのボスを取り外す手段は、前
記嵌合手段の逆の手順により達せられる。
【0010】前記カセットへのラベルテープ装填方法に
も、大別して2通りあり、その1は、あらかじめケーシ
ングに前記ヨークを組み込んだ状態でラベルテープロー
ルを装填する場合、その2は、あらかじめ、前記ケーシ
ングから前記ヨークを取り外しておき、取り外されたそ
のヨークにラベルテープロールを装填した後、更に、そ
のヨークを前記ケーシングに装填する場合とがある。
【0011】いずれの場合であっても、究極的には、ラ
ベルテープロールの巻芯は前記ヨークのボスを介して前
記ケーシングの上部軸受に嵌合支持される一方、ロール
から巻きほぐれたテープの先端は前記巻取軸に取り付け
られた後、その巻取軸が前記ケーシングの下部軸受に嵌
合支持される。
【0012】かくして、前記上部軸受により巻芯が、前
記下部軸受により先端が、それぞれ支持されたラベルテ
ープは、前記ヨークのバーが前記ケーシングの凹みに係
合することによって、その中間部が前記前部スペーサの
上面と前記バーの下面との間に挟まって抑止されると同
時に、当該テープは、その抑止によって前記折返し片で
反転させられ、ラベル供給経路に沿ってセットされる。
【0013】なお、前記折返し片によるテープの折返し
時に、ラベルがテープの面から剥離して、前方へ供給さ
れることは、従来と同様である。
【0014】前記カセットを装填し得るラベルリムーバ
ーは、そのカセットを装填し得る凹部をもったハウジン
グと、その装填位置において前記巻取軸の係合子と係合
可能なクラッチの駆動側係合子を一端にもった駆動軸
と、その駆動軸の駆動手段と、前記クラッチの係脱操作
手段と、前記カセットとから成る。
【0015】ラベルの供給を1枚ごとに間欠供給するラ
ベル間欠供給手段は、前記カセットにおける前記前部ス
ペーサの延長面に相当する前記ハウジングの面にセンサ
ーを設け、そのセンサーがラベルによって遮蔽されるこ
とにより発せられる信号で前記駆動手段の作動が停止す
る制御機構を設けて成る。
【0016】
【作用】あらかじめ複数のカセットに、幅の異なる広狭
多種類のラベルテープロールをそれぞれ装填する。ラベ
ルテープをカセットに装填する手順は、請求項6または
7に記載する通りである。そして、前述した複数のカセ
ットの中から所望の幅のラベルテープロールが装填され
たカセットを選び、そのカセットをラベルリムーバーの
凹部に装填する。
【0017】ラベルリムーバーの凹部へのカセットの装
填手順は次の通りである。まず、スライド釦を手指にて
スプリングに抗してスライドさせると、その変位操作に
より、駆動軸の他端に設けたフランジが変位して、その
駆動軸の一端に設けたクラッチの駆動側係合子が凹部内
へ引き込められる。次に、その引き込み状態下で前記凹
部内へカセットを入れる。そして更に、その後、スライ
ド釦から手指を離すと、スプリングの伸張によってクラ
ッチの駆動側係合子が従動側係合子に係合して、カセッ
ト内のラベルテープの始端巻取軸への動力の伝達が可能
となり、装填が完了する。
【0018】ラベルの1枚送り間欠供給は、センサーが
ラベルによって遮蔽されると駆動が停止し、そのセンサ
ー上から当該ラベルを取り去ってセンサーに光が入射す
ると、駆動が再開してテープが前進し、折返し片の作用
でテープのみが反転し、その反転によってラベルがテー
プ上から剥離して前記センサー上へ供給され、そのラベ
ルによって再びセンサーが遮蔽されると、その駆動が再
び停止する。以上の動作が反復してラベルの1枚送り間
欠供給が進行する。
【0019】ラベルリムーバーの凹部からカセットを取
り出すには、前記装填の手順を逆にすることにより達せ
られる。カセットの交換は、旧カセットの取り出しと新
カセットの装填の操作が複合して行われる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 実施例1 図1乃至図5は、この発明によるカセット式ラベルリム
ーバーと、それに装填されるカセットの一実施例を示
す。本実施例によるカセット1は、図1及び図5に示す
ように、ラベルテープロールRを支持するヨーク2と、
そのヨーク2を支持するケーシング3と、前記ロールR
からほぐれたテープTを先端から巻取る始端巻取軸4
と、その始端巻取軸4の一端面に設けたクラッチの従動
側係合子41とから成る。
【0021】前記ヨーク2は、アーム22、22の基端
にラベルテープロールRの巻芯Raの両端を支持する一
対のボス21、21を備えると共に、アーム22、22
の自由端部間にテープ抑え用のバー23を備える。前記
ボス21、21は、その形状を一文字形突起に形成す
る。
【0022】前記ケーシング3は、一対のサイドフレー
ム31、31に、前記ボス21、21を支持する上部軸
受32、32と、前記始端巻取軸4を支持する下部軸受
33、33とを備える一方、折返し片34aを縁に備え
た前部スペーサ34と、後部スペーサ35とで前記サイ
ドフレーム31、31を連結し、更に、前部スペーサ3
4の後部両端とサイドフレーム31、31との連結部に
前記バー23を係止するための凹み36、36を備え
る。
【0023】前記前部スペーサ34には、その直下に、
前記折返し片34aを折返した直後のテープTを前記巻
取軸4に向けて誘導する案内手段34bが付設される。
【0024】前記後部スペーサ35は、後壁35aと、
その後壁35aに縦設したカセット案内用突起35bと
を備える。
【0025】本実施例では、前記ケーシング3に、サイ
ドフレーム31、31の外部から上部軸受32、32に
達する切欠32a、32aを設け、その切欠32a、3
2aを介して前記ヨーク2の一文字形ボス21、21を
上部軸受32、32に嵌め込むが、例えば、図6に示す
実施例では、切欠を有しない上部軸受32、32に対し
て、例えば十文字突起形のボス22、22を直接嵌め込
むことも考えられる。その嵌め込みには、ケーシングの
一対のサイドフレーム31、31の各上端が手指にて拡
開される。
【0026】また、前記始端巻取軸4は前記テープTの
先端への取り付けを容易にするために、その巻取軸4の
軸胴にテープTの挿通が可能なスリット42が貫設され
る(図2参照)。
【0027】前記カセット1を装填するラベルリムーバ
ー5は、図1乃至図4で示すように、カセット1を装填
し得る凹部61を備えたハウジング6と、そのカセット
1の装填位置において前記巻取軸4の係合子41と係合
可能なクラッチの駆動側係合子71を一端にもった駆動
軸7と、その駆動軸7の駆動手段8と、前記クラッチの
係脱操作手段9とから成る。
【0028】前記駆動手段8は、図3及び図4で示すよ
うに、AC電源により駆動させられるモーター81の出
力軸がギヤ82、83、84を介して駆動軸7と接続す
る動力伝達手段と、ラベルの供給を1枚ごとに間欠供給
するラベル間欠供給手段を備え、その間欠供給手段は、
図1及び図3で示すように、前記カセット1における前
部スペーサ34の延長面に相当する前記ハウジング6の
面に設けたセンサーCと、そのセンサーCがラベルLに
よって遮蔽されることにより発せられる信号で前記駆動
手段8の作動が停止する制御機構とを備える。
【0029】前記クラッチの係脱操作手段9は、図2で
示すように、前記駆動軸7にスプライン91を設け、そ
のスプライン91にスプラインハブ92を係合させて、
そのスプラインハブ92の端面と前記駆動側係合子71
の端面との間に圧縮スプリング93を介装する一方、前
記駆動軸7の他端にフランジ94を設け、そのフランジ
94に自由端部が連結する作動レバー95の基部をハウ
ジングと一体のブラケットに軸支し、その作動レバー9
5の自由端部を前記ハウジング6の外部に設けたスライ
ド釦96で変位操作する。
【0030】なお、図3で示すように、前記ラベルリム
ーバー5は、前記カセット1に設けた案内用突起35b
に対応する溝61aをハウジング6の凹部61に設ける
ことにより、カセット1を凹部61に装填する際の位置
決めを行うが、例えば、これとは逆に、カセット1の側
に溝を、凹部61の側に突起を設けてもさしつかえな
い。
【0031】本実施例によるカセット式ラベルリムーバ
ーを使用する場合、図1で示すように、まず、あらかじ
め複数のカセット1、1....に幅の異なる広狭多種
類のラベルテープロールRをそれぞれ装填し、複数のカ
セット1、1....の中から所望の幅のラベルテープ
ロールRが装填されたカセット1を選び、そのカセット
1をラベルリムーバー5の凹部61に装填する。
【0032】ラベルリムーバー5の凹部61へのカセッ
ト1の装填手順は次の通りである。まず、前記スライド
釦96を手指にて前記スプリング93に抗してスライド
させると、その変位操作により、駆動軸7の他端に設け
たフランジ94が変位して、その駆動軸7の一端に設け
たクラッチの駆動側係合子71が凹部61内へ引き込め
られる。次に、その引き込み状態下で前記凹部61内へ
カセット1を入れる。そして更に、その後、スライド釦
96から手指を離すと、スプリング93の伸張によって
クラッチの駆動側係合子71が従動側係合子41に係合
して、カセット1内のラベルテープの始端巻取軸4への
動力の伝達が可能となり、装填が完了する(図2及び図
3参照)。
【0033】ラベルの1枚送り間欠供給は、図4で示す
ように、センサーCがラベルLによって遮蔽されると駆
動が停止し、そのセンサーCの上から当該ラベルを取り
去ってセンサーCに光が入射すると、駆動が再開してテ
ープTが前進し、折返し片34aの作用でテープTのみ
が反転し、その反転によってラベルLがテープTから剥
離して前記センサーCの上へ供給され、そのラベルによ
って再びセンサーCが遮蔽されると、その駆動が再び停
止する。以上の動作が反復してラベルLの1枚送り間欠
供給が進行する。
【0034】ラベルリムーバー5の凹部61からカセッ
ト1を取り出す場合は、前記装填の手順を逆にしたもの
が取り出しの手順になり、また、カセット1を交換する
場合は、旧カセットの取り出しと新カセットの装填の操
作が複合して行われる。
【0035】本発明によるカセット式ラベルリムーバー
において、カセット1にラベルテープTを装填する方法
は2通り考えられ、その1は、図6で示すように、あら
かじめケーシング3にヨーク2を組み込んでおき、その
ヨーク2のバー23をバー係止用凹み36、36による
係止から解放した後、更に、そのバー23を上部軸受3
2、32を中心に角変位させて前部スペーサ34との間
隔を拡開し、その開かれた間隔を経由してラベルテープ
ロールRを前記ケーシング3の中へ入れ、更に、前記テ
ープロールRの巻芯Raの両端を前記上部軸受32、3
2に嵌合して支持させてその軸受32、32間に前記巻
芯Raを装架させる一方、その巻芯Raに巻かれている
テープTの先端部に始端巻取軸4を取り付けた後、その
巻取軸4の両端を前記下部軸受33、33に嵌合して回
転自由に支持させ、開かれている前記バー23を角変位
させてその両端を前記バー係止用凹み36、36に係合
させ、かくして、前記ロールRからほぐれたラベルつき
のテープTが、前記バー23の下面と前記前部スペーサ
34の上面との間を経由してその前部スペーサの折返し
片34aに達し、更に、その折返し片34aでテープT
のみが反転して前記巻取軸4に至る経路でセットされ
る。
【0036】カセット1にラベルテープTを装填する方
法の、その2は、図7、8で示すように、あらかじめケ
ーシング3からヨーク2を取り外しておき、テープロー
ルRの巻芯Raの両端を一対の一文字形突起からなるボ
ス21、21にそれぞれ嵌合して支持させた後、そのボ
ス21、21を前記ケーシング3の切欠32a、32a
を介して上部軸受32、32に嵌合して支持させ、前記
テープTの先端部に巻取軸4を取り付けた後、その巻取
軸4の両端を下部軸受33、33に嵌合して回転自由に
支持させ、前記ヨーク2のバー23の両端を前記ケーシ
ング3の一対の凹み36、36に係合させ、かくして、
前記ロールRからほぐれたラベルつきのテープTが、前
記バー23の下面と前部スペーサー34の上面との間を
経由して折返し片34aに達し、更に、その折返し片3
4aでテープTのみが反転して前記巻取軸4に至る経路
でセットされる。
【0037】図9で示すように、本発明において、ラベ
ルテープロールRの幅が巻芯Raよりも短い形態のラベ
ルテープロールRをカセット1に装填する場合は、前記
ロールRの幅の短い長さの分を補うアダプターAを巻芯
Raに付設して、その巻芯Raに巻かれているラベルつ
きのテープTが幅方向に形崩れするのを防止する。
【0038】また、図10で示すように、ラベルテープ
ロールRとその巻芯Raの幅がヨーク2のボス21、2
1の間隔よりも短い形態のラベルテープロールRをカセ
ット1に装填する場合には、前記ロールR及び巻芯Ra
の短い長さの分を補うアダプターA’を巻芯Raに付設
することが考えられ、そのアダプターA’は、前記幅の
短い巻芯Raの前記ボス21、21への装架を可能にす
ると共に、その巻芯Raに巻かれているラベルつきのテ
ープTの幅方向への形崩れを防止する。
【0039】
【発明の効果】本発明によるカセット式ラベルリムーバ
ーは、あらかじめ複数のカセット1、1....に幅の
異なる広狭多種類のラベルテープロールRをそれぞれ装
填して保管し、それらロールR装填済みの複数のカセッ
ト1、1....の中から選択した所望のカセット1を
ラベルリムーバー5の凹部61に装填して使用し、使用
中のラベルテープロールRを他と交換する場合にはカセ
ットごと交換するので、幅の異なる各種サイズのラベル
テープロールRを単一のラベルリムーバー5に装填して
使用することができる。従って、ラベルテープロールR
の種類と同数のラベルリムーバー5を常備することを要
せず経済的であり、作業や保管に際してラベルリムーバ
ー5が占有する空間が少なくて済む利点がある。
【0040】また、各ラベルテープロールRは、常にカ
セット1に装填された状態で保管され、かつ、ヨーク2
のバー23でテープTが抑止されているので、巻き込み
がほぐれて形が崩れることもなく整然とした形状を保
ち、頻繁な交換にも容易に対応することができる。
【0041】更に、カセット1が備えるラベルテープの
始端巻取軸4に対してラベルリムーバー5の駆動軸7を
係脱するための操作は、例えばスライド釦96を手指で
操作するだけで行うことができるので、その係脱操作が
関連するカセット1とラベルリムーバー5との着脱作業
を迅速容易に行うことができる。
【0042】最後に、本発明によるカセット式ラベルリ
ムーバーのカセットは、ケーシング3の上部軸受32、
32にラベルテープロールRを嵌合支持させる一方、そ
のロールRから巻きほぐれたテープTの先端を始端巻取
軸4に取り付け、その巻取軸4をケーシング3の下部軸
受33、33に嵌合支持させ、更に、ヨーク2のテープ
抑え用バー23をケーシング3のバー係止用凹み36、
36に係止して完了する簡単なラベルテープの装填方法
によって、ロールRのラベルテープTがバー23と前部
スペーサ34に挟まれて抑止されつつ折返し片34aを
経て巻取り軸4に至る経路でセットされるので、ラベル
テープTのカセット1への装填に比較的手数と時間及び
熟練を要せず、ラベル供給機構の複雑な経路に沿ってテ
ープを装填する手数を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカセット式ラベルリムーバー
と、それに装填されるカセットの一実施例を、カセット
の交換状況をも含めて示す斜視図、
【図2】図1、図3及び図4の2−2線に沿った縦断正
面図、
【図3】図2及び図4の3−3線に沿った横断平面図、
【図4】図2及び図3の4−4線に沿った縦断右側面
図、
【図5】この発明によるラベルリムーバーに装填される
カセットと、更に、そのカセットに装填されたラベルテ
ープとの関係を示す図1の5−5線に沿った縦断側面
図、
【図6】カセットへのラベルテープ装填方法の一実施例
を示す斜視図、
【図7】カセットへのラベルテープ装填方法の他の実施
例をラベルテープロールとその支持用ヨークとの関係で
示す平面図、
【図8】図7の8−8線に沿った縦断側面図、
【図9】ラベルテープロールに付設するアダプターの一
実施例の使用状態を示す部分破断平面図、
【図10】ラベルテープロールに付設するアダプターの
他の実施例の使用状態を示す部分破断平面図である。 1.............カセット、 2.............ヨーク、 21、21........ボス、 22、22........アーム、 23...........テープ抑え用バー、 3.............ケーシング、 31、31........サイドフレーム、 32、32........上部軸受、 32a、32a......切欠、 33、33........下部軸受、 34...........前部スペーサ、 34a..........折返し片、 34b..........テープを巻取軸に向けて誘
導する案内手段、 35...........後部スペーサ、 35a..........後壁、 35b..........カセット案内用突起、 36、36........バー係止用凹み、 4.............テープの始端巻取軸、 41...........クラッチの従動側係合子、 42...........スリット、 5.............ラベルリムーバー、 6.............ハウジング、 61...........カセットを装填する凹部、 61a..........カセット案内用突起に対応
する溝、 7.............駆動軸、 71...........クラッチの駆動側係合子、 8.............駆動軸の駆動手段、 81...........モーター、 82、83、84.....ギヤ、 9.............クラッチの係脱操作手
段、 91............スプライン、 92............スプラインハブ、 93............圧縮スプリング、 94............フランジ、 95............作動レバー、 96............スライド釦、 C............センサー、 R............ラベルテープロール、 Ra...........巻芯、 T............テープ、 L............ラベル、 A、A’.........アダプター。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルテープロールの巻芯を対向方向か
    ら挟着して支持する一対の巻芯支持用ボスと、それらの
    ボスを基端とする各アームの自由端部間に架設したテー
    プ抑え用バーとを備えたラベルテープロール支持用ヨー
    クと、 一対のサイドフレームと、それらのフレームの各上部に
    対設し前記ボスを回転自在に支持する一対の上部軸受
    と、前記フレームの各下部に対設し前記ロール状テープ
    の始端巻取軸を支持する一対の下部軸受と、前記フレー
    ムを所定の間隔で連結する前部及び後部の各スペーサ
    と、前記前部スペーサの前縁に設けたテープ折返し片
    と、前記前部スペーサの後部両端と前記各フレームとの
    連結部に設けた一対の前記バー係止用凹みとを備えたケ
    ーシングと、 前記ロール状テープの始端巻取軸の一端面に設けたトル
    ク伝達用クラッチの従動側係合子と、 から成るラベルリムーバーへのラベルテープロール装填
    用カセット。
  2. 【請求項2】 外部から前記一対の上部軸受に達する切
    欠を前記一対のフレームにそれぞれ刻設する一方、前記
    一対のボスの形状を前記切欠に挿入可能な幅の一文字形
    突起に形成した請求項1記載のカセット。
  3. 【請求項3】 前記後部スペーサに設けた後壁と、その
    後壁に縦設したカセット案内用突起または溝とを設けた
    請求項1記載のカセット。
  4. 【請求項4】 折返し直後のテープを前記巻取軸に向け
    て誘導する案内手段を前記前部スペーサの直下に設けた
    請求項1記載のカセット。
  5. 【請求項5】 ラベルテープロールの幅が前記巻芯の長
    さより短い場合に、その短い長さの分のアダプターを前
    記巻芯に付設した請求項1記載のカセット。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のカセットにおいて、 あらかじめ前記ケーシングに前記ヨークを組み込んでお
    き、 前記バーを前記一対の凹みによる係止から解放した後、
    更に、前記バーを前記上部軸受を中心に角変位させて前
    記前部スペーサとの間隔を拡開し、 開かれた前記間隔を経由して前記テープロールを前記ケ
    ーシング内へ入れ、更に、前記テープロールの巻芯の両
    端を前記上部軸受に嵌合して支持させて前記軸受間に前
    記巻芯を装架させる一方、 前記テープの先端部に前記巻取軸を取り付けた後、その
    巻取軸の両端を前記下部軸受に嵌合して回転自由に支持
    させ、 開かれている前記バーを角変位させてその両端を前記一
    対の凹みに係合させ、 かくして、前記ロールからほぐれたラベルつきテープ
    が、前記バーの下面と前記前部スペーサの上面との間を
    経由して前記折返し片に達し、更に、その折返し片でテ
    ープのみが反転して前記巻取軸に至る経路でセットされ
    る、 ことを特徴とするカセットへのラベルテープ装填方法。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のカセットにおいて、あ
    らかじめ前記ケーシングから前記ヨークを取り外してお
    き、 前記テープロールの巻芯の両端を前記一対の一文字形突
    起からなるボスにそれぞれ嵌合して支持させた後、前記
    一対のボスを前記ケーシングの切欠を介して前記上部軸
    受に嵌合して支持させ、 前記テープの先端部に前記巻取軸を取り付けた後、その
    巻取軸の両端を前記下部軸受に嵌合して回転自由に支持
    させ、 前記バーの両端を前記ケーシングの一対の凹みに係合さ
    せ、 かくして、前記ロールからほぐれたラベルつきテープ
    が、前記バーの下面と前記前部スペーサーの上面との間
    を経由して前記折返し片に達し、更に、その折返し片で
    テープのみが反転して前記巻取軸に至る経路でセットさ
    れる、 ことを特徴とするカセットへのラベルテープ装填方法。
  8. 【請求項8】 前記カセットの装填が可能な広さと深さ
    とを有するカセット装填用凹部を備えたハウジングと、 その凹部に前記カセットを正しく装填した位置における
    前記巻取軸の一端面の延長線に沿って配設された駆動軸
    と、 その駆動軸の一端面に設けた、前記巻取軸の一端面の従
    動側係合子と係脱可能なクラッチの駆動側係合子と、 前記クラッチの係脱操作手段と、 前記駆動軸に回転力を伝える駆動手段と、 請求項1、2、3、4または5に記載のカセットと、 から成るカセット式ラベルリムーバー。
  9. 【請求項9】 前記カセットにおける前記前部スペーサ
    の延長面に相当する前記ハウジングの面に設けたセンサ
    ーと、ラベルによるそのセンサーの遮蔽により前記駆動
    手段の作動が停止する制御機構とを備えたラベル間欠供
    給手段と、から成る請求項8記載のカセット式ラベルリ
    ムーバー。
  10. 【請求項10】 前記クラッチの係脱操作手段として、 前記駆動軸に設けたスプラインと、 そのスプラインに係合するスプラインハブと、 そのスプラインハブの端面と前記クラッチの駆動側係合
    子の端面との間に介装した圧縮スプリングと、 前記駆動軸の他端に設けたフランジと、 自由端部が前記フランジに連結し基部が軸支された作動
    レバーと、 その作動レバーの自由端部を前記ハウジングの外部から
    変位操作し得るスライド釦と、 を備えた請求項7または8記載のカセット式ラベルリム
    ーバー。
  11. 【請求項11】 請求項3に記載のカセット側案内用突
    起または溝に対応する案内手段を前記凹部に設けた請求
    項8記載のカセット式ラベルリムーバー。
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