JPH077747Y2 - おにぎり包装シ−ト及び包装おにぎり - Google Patents

おにぎり包装シ−ト及び包装おにぎり

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JPH077747Y2
JPH077747Y2 JP1989037499U JP3749989U JPH077747Y2 JP H077747 Y2 JPH077747 Y2 JP H077747Y2 JP 1989037499 U JP1989037499 U JP 1989037499U JP 3749989 U JP3749989 U JP 3749989U JP H077747 Y2 JPH077747 Y2 JP H077747Y2
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rice
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、外フィルムと内フィルムとの間に、海苔等の
シート状食品を挟んだおにぎり包装シート及び該包装シ
ートにて包装した包装おにぎりに関するものである。
(従来の技術およびその問題点) 従来斯種、三角おにぎり飯を包装するために、第5図に
示す矩形の包装シート(7)が提案されている(実開昭
63-40152号)。
上記包装シート(7)は、矩形の外フィルム(1)の両
側の外縁に一対のフィルム片(21)(21)の夫々一辺を
接合し、外フィルム(1)の幅方向の略中央にて前記フ
ィルム片(21)(21)の対向辺を重ね合わせ、外フィル
ム(1)とフィルム片(21)(21)との間に、シート状
食品(3)を挟んで形成されている。
外フィルム(1)には、幅方向の中央部に長手方向の全
長に亘ってミシン目(9)が施されている。
上記包装シートは第3図の如く、包装シートの内面の長
手方向の略中央部に、三角おにぎり飯の一辺を載せ、該
三角おにぎり飯の両面にシートを被せる。
第6図の如くシート状の重なり耳部(71)(71)を三角
おにぎり飯(4)の裏面に折り返して、両折辺し耳部
(71)(71)をシール片(72)で止める。
外フィルム(1)のミシン目(9)は、三角おにぎり飯
(4)の頂部から対辺の中央部を通って裏側に連続し、
前記頂部に達する。
おにぎり飯(4)とシート状食品(3)との間には、内
フィルム(2)が介在しており、シート状食品(3)の
湿気を防止できる。
おにぎり飯(4)を食する際は、シール片(72)を剥が
し、外フィルム(1)のミシン目(9)から、外フィル
ム(1)を左右に引き裂く。
外フィルム(1)が左右に2分されると、該フィルム
(1)に熱溶着された一対のフィルム片(21)(21)
は、夫々分離した外フィルム(1)に引っ張られ、シー
ト状食品(3)とおにぎり飯(4)から離れる。
これによってシート状食品(3)がおにぎり飯(4)に
直接に被さる。
又、上記外フィルム(1)のミシン目(9)に代えて、
第7図の如く、粘着テープ(8)を外フィルム(1)の
幅方向の中央に貼着し、該粘着テープ(8)を剥がすこ
とによって、外フィルム(1)を2分できる包装シート
も提案されている(実開昭63-156968号)。
該包装シートは前記第5図の包装シートと同様にして、
おにぎり飯(4)を包装でき、粘着テープ(8)を剥が
して前記同様の順序で、おにぎり飯の包装を剥がすこと
ができる。
(本考案が解決しようとする課題) 上記、第5図の包装フィルムは、包装おにぎりの外フィ
ルム(1)をミシン目(9)から破る際、ミシン目の両
側に両手の親指を当て、フィルムを押さえながら親指を
両側に開く様にして、ミシン目(9)を裂くのである
が、親指でおにぎりを押さえ過ぎて、おにぎりを変形さ
せてしまうことがある。
又、第7図の場合は、包装シートの製造工程に於て、粘
着テープ(8)を外フィルム(1)に貼着する手間が掛
かり、コスト高を招来する問題がある。
本考案は上記問題を解決できるおにぎり包装シート及び
該包装シートを用いた包装三角おにぎりを明らかにする
ものである。
(問題を解決する手段) 本考案は、外フィルム(1)と内フィルム(2)との間
にシート状食品(3)を挟んだおにぎり包装シートに於
て、外フィルム(1)及び内フィルム(2)は夫々一対
の矩形の矩形のフィルム片(11)(11),(21)(21)
を包装シートの幅方向の略中央部にて対向辺を重ね合わ
せて形成され、外フィルム(1)と内フィルム(2)と
は、長手方向の両側縁が熱溶着され、外フィルム(1)
のフィルム片(11)(11)の重なり部(10)は剥離可能
にスポット熱溶着されている。
又、包装おにぎり(4)は、上記包装シートを用いて、
従前と同様にして、内フィルム(2)の重なり部(20)
が三角おにぎり飯(4)の頂部から対辺の中央部に向か
う様に包装されている。
(作用及び効果) 上記包装シートは、従来の矩形包装シートと同様にし
て、第3図の如く、包装シート(7)の内面の長手方向
の幅中央部に、三角おにぎり飯(4)の一辺を載せ、三
角おにぎり飯(4)の両面にシートを被せる。
シートの重なり耳部(71)(71)を三角おにぎり飯
(4)の裏面に折り返して、第4図の如く、両折返し耳
部(71)(71)を熱溶着(73)或はシート片で止める。
おにぎり飯(4)とシート食品(3)との間には内フィ
ルム(2)が介在しており、シート状食品(3)はおに
ぎり飯(4)に接触せず、シート状食品が湿気ることは
防止される。
おにぎり飯(4)を食する際は、包装おにぎりの外フィ
ルム(1)の重なり部(10)を中心として外フィルム
(1)の両端(13)(13)を左右に引っ張る。
外フィルム(1)は、2枚のフィルム片(11)(11)が
熱溶着されているため、外フィルム(1)は幅方向の中
央部近傍にて、左右に分離する。外フィルム(1)を構
成する2枚のフィルム片(11)(11)は、その重なり部
(10)がスポット的に熱溶着されているだけであるか
ら、外フィルムに幅方向に引張る力が作用すると、重な
り部がずれて、外フィルムの両フィルム片(11)(11)
が熱溶着前の状態に分離し、おにぎりを変形させること
なく、簡単に包装を解くことができる。
外フィルム(1)を左右に2分すると、該外フィルム
(1)に接合された、内フィルム(2)の各フィルム片
(21)(21)は、夫々分離した外フィルム(1)の両フ
ィルム片(11)(11)に引っ張られて、シート状食品
(3)と、おにぎり飯(4)との間から滑り出して、お
にぎり飯(4)から離れる。
これによってシート状食品(3)が、おにぎり飯(4)
に直接に被さる。
本考案の包装フィルムは、従来の様に、外フィルム
(1)を2分するための、ミシン目加工或は粘着テープ
の貼着工程が省略され、製造ラインが簡素化され、製造
コストを低減できる優れた効果を有する。
又、外フィルム(1)を幅方向に左右に引っ張ると、外
フィルム(1)の重なり部(10)の溶着部が剥がれて、
該重なり部がずれて外フィルムの両フィルム片(11)
(11)が熱溶着前の状態に分離し、おにぎりを変形させ
ることなく、簡単に包装を解くことができる。
(実施例) 外フィルム(1)は略同形の一対の長方形のフィルム片
(11)(11)を、互いのフィルム片(11)(11)の長手
方向の側縁を約5mm程度重ね合わせて、長さ220mm、幅約
140mmの矩形に形成されている。
上記外フィルム(1)のフィルム片の(11)(11)の重
なり部(10)は両端及び中央部にて剥離可能にスポット
熱溶着(12)が施されている。
上記外フィルム(1)の外側縁に熱溶着等によって接合
される内フィルム(2)は、外フィルム(1)と同様に
して一対のフィルム片(21)(21)を互いのフィルム片
(21)(21)の長手方向の側縁を重ね合わせて、長さ22
0mm、幅約140mmの矩形に形成されている。
内フィルム(2)のフィルム片(21)(21)の重なり部
(20)の幅は12mmで、外フィルム(1)のフィルム片
(11)(11)の重なり部(10)の幅よりも少し大であ
る。
内フィルム(2)の外周部は、フィルム片(21)(21)
の重なり部(20)及び重なり部の両側を10mm程度残し
て、外フィルムの外周部に熱溶着(24)されている。
内フィルム(2)は、米飯に対してすべり易く且つ防湿
性に優れたフィルムにて形成されている。
実施例では、内フィルム(2)の両フィルム片(21)
(21)の互いの重なり部(20)は、単に重なっているだ
けで、接合はされていないが、剥離可能にスポット熱溶
着を施しても可い。
外フィルム(1)と内フィルム(2)との間に、シート
状海苔等のシート状食品(3)が収容される。
上記包装シート(7)の内面の長手方向の略中央部に三
角おにぎり飯(4)の一辺を載せ、三角おにぎり飯
(4)の両面にシートを被せる。
おにぎり飯(4)を食する際は、包装おにぎりの外フィ
ルム(1)の重なり部(10)を中心として、外フィルム
(1)の両端(13)(13)を左右に引っ張る。
外フィルム(1)は、2枚のフィルム片(11)(11)が
熱溶着されているため、外フィルム(1)は幅方向の中
央部近傍にて、左右に分離する。
外フィルム(1)を左右に2分すると、該外フィルム
(1)に接合された、内フィルム(2)の両フィルム片
(21)(21)は、夫々分離した外フィルム(1)のフィ
ルム片(11)(11)に引っ張られて、シート状食品
(3)とおにぎり飯(4)との間から滑りだして、おに
ぎり飯(4)から離れる。
これによってシート状食品(3)がおにぎり飯(4)に
直接に被さる。
本考案の包装フィルムは、従来の様に、外フィルム
(1)を2分するための、ミシン目加工或は粘着テープ
の貼着工程が省略され、製造ラインが簡素化され、製造
コストを低減できる優れた効果を有する。
又、外フィルム(1)を幅方向に左右に引っ張るだけ
で、おにぎりを変形させることなく、簡単に包装を解く
ことができる。
本考案は、上記実施例の構成に限定されることはなく、
実用新案登録請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は包装シートの斜面図、第2図は包装シートの分
解斜面図、第3図はおにぎりの包装手順の説明図、第4
図は包装おにぎりの斜面図、第5図は従来例の包装シー
トの斜面図、第6図は従来おにぎりの背面図、第7図は
従来例の他の包装シートの斜面図である。 (1)……外フィルム、(11)……フィルム片 (2)……内フィルム、(21)……フィルム片 (3)……シート状食品、(4)……おにぎり飯

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外フィルム(1)と内フィルム(2)との
    間にシート状食品(3)を挟んだおにぎり包装シートに
    於て、外フィルム(1)及び内フィルム(2)は夫々一
    対の矩形フィルム片(11)(11)、(21)(21)を包装
    シートの幅方向の略中央部にて対向辺を重ね合わせて形
    成され、外フィルム(1)と内フィルム(2)とは、各
    フィルム片(11)(21)の長手方向の外側の側縁が熱溶
    着され、外フィルム(1)のフィルム片(11)(11)の
    重なり部(10)は剥離可能にスポット熱溶着されている
    おにぎり包装シート。
  2. 【請求項2】外フィルム(1)と内フィルム(2)との
    間にシート状食品(3)を挟んだおにぎり包装シートに
    包装された包装おにぎりに於て、外フィルム(1)及び
    内フィルム(2)は夫々一対の矩形のフィルム片(11)
    (11)、(21)(21)を包装シートの幅方向の略中央部
    にて対向辺を重ね合わせて形成され、外フィルム(1)
    と内フィルム(2)とは、各フィルム片(11)(21)の
    長手方向の外側の両側縁が熱溶着(12)され、外フィル
    ム(1)のフィルム片(11)(11)の重なり部(10)は
    剥離可能にスポット熱溶着され、内フィルム(2)のフ
    ィルム片(21)(21)の重なり部(20)が三角おにぎり
    飯(4)の頂部から対辺の中央部に向う様に包装されて
    いる包装おにぎり。
JP1989037499U 1989-03-30 1989-03-30 おにぎり包装シ−ト及び包装おにぎり Expired - Lifetime JPH077747Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60164884U (ja) * 1984-04-12 1985-11-01 株式会社 春陽堂 おにぎりの包装用海苔入フイルム
JPS6340152U (ja) * 1986-08-29 1988-03-15
JPH0319756Y2 (ja) * 1987-03-31 1991-04-25

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JPH02127183U (ja) 1990-10-19

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