JPH077694Y2 - コンバインにおける刈刃駆動装置 - Google Patents

コンバインにおける刈刃駆動装置

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Publication number
JPH077694Y2
JPH077694Y2 JP1992027934U JP2793492U JPH077694Y2 JP H077694 Y2 JPH077694 Y2 JP H077694Y2 JP 1992027934 U JP1992027934 U JP 1992027934U JP 2793492 U JP2793492 U JP 2793492U JP H077694 Y2 JPH077694 Y2 JP H077694Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cutting blade
outer ring
cylindrical cam
combine
blade drive
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992027934U
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English (en)
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JPH0617435U (ja
Inventor
輝光 大家
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンバインにおける刈
刃駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と解決しようとする課題】従来のコンバイ
ンにおける刈刃駆動構成は、コンパクトに納めることが
できず、駆動に伴う振動が大きくなりがちであった。ま
た、小さくしようとすると、動力の伝達にこじれなどの
問題を発生し易いという傾向があった。本考案は、この
ような点に鑑みて案出されたもので、その目的とすると
ころは、コンバインにおける刈刃駆動装置において、そ
の構成をコンパクトにするとともに、振動を少なくする
にある。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案にあっては、入力回転軸に対する嵌装の円
筒カムと、これに外嵌する外輪と、これを枢支するアー
ムとによって問題点の解決を図っている。すなわち、本
考案は、入力回転軸(23)に対し、円筒カム(24)
を長手方向に斜めにスプライン嵌合するとともに、この
円筒カム(24)に外輪(25)を外嵌し、この外輪
(25)の上下端に突設した支軸(26)、(26)
を、ベアリング(26a)、(26a)を介して外輪を
包囲するアーム(27)に枢支連結し、これらの仕組み
を駆動ケース(28)に収納した構成をとっている。
【0004】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。先ず、図6に示す従来の全量供給型軸流コンバイ
ンから説明する。穀桿は掻込リール(1)で掻き込まれ
て刈刃(2)で刈り取られ、刈り取られた穀桿は掻込オ
ーガ(3)からフィーダーハウス(4)のチェーンコン
ベア(5)で扱室(6)に運ばれ、スクリュー式扱胴
(7)で脱穀される。脱穀されたものは、受網(8)か
ら揺動選別盤(9)上に落下し、送風ファン(10)と
揺動選別盤(9)により選別される。この選別過程で穀
類と細かい藁屑は、揺動選別盤から下方に漏下し、長藁
のみ排塵口(11)方向に運ばれる。揺動選別盤(9)
から落下した穀粒を含む漏下物は、唐箕のような送風フ
ァン(12)による選別風をうけて、穀類は一番樋(1
3)に、二番物は二番樋(14)に落下し、一番樋(1
3)に落下した穀類は揚穀コンベアで籾タンクに運ば
れ、二番物はスロワー筒(15)を経て揺動選別盤
(9)に還元されるようになっている。そして(16)
は脱殻機を搭載したクローラであり、(17)は操縦部
を示す。本考案は以上のようなコンバインにおける刈取
部の刈刃駆動装置の改良にかかわるものである。すなわ
ち、刈刃(2)の駆動装置部は掻込オーガ(3)を内装
したプラットホーム(20)におけるそのフレーム(2
1)の前フレーム(21a)に取付けられている。そこ
で刈刃駆動部の構造を説明すると、図2乃至図4におい
て、プーリー(22)の軸、すなわち入力回転軸(2
3)に円筒カム(24)がスプライン嵌合している。回
転軸(23)は円筒カム(24)に対し、その長手方向
に斜めに貫通しており、円筒カム(24)自体には外輪
(25)が外嵌している。外輪(25)の上下両側に突
設された支軸(26)(26)は、正面視で八角形をな
し、外輪(25)を包囲するアーム(27)の上下辺に
ベアリング(26a)で軸架されている。アーム(2
7)はケース(28)に納められ、このケース(28)
に軸架された往復回動軸(29)にピン(30)をもっ
て止められている。ケース(28)から突出した往復回
動軸(29)の端部には、図5に示すように揺動レバー
である刈刃駆動アーム(31)がボルトナット(42)
で固定されており、その下端に切刃駆動アーム(32)
(32)の一端が枢支(33)されている。切刃駆動ア
ーム(32)(32)の他端は、作動軸(34)に枢支
(35)されており、作動軸(34)は移動刃(2a)
に植立された作動板(36)に取付けられている。
【0005】したがって、プーリー(22)により回転
軸(23)が駆動されると、これとスプライン嵌合して
いる円筒カム(24)が回転し、これによって図4に示
すように外輪(25)が側面視で左右動する。これによ
って図5に示すように軸(29)が往復回動し、刈刃駆
動アーム(31)を振子のように左右動せしめるのであ
る。したがって、刈刃駆動アーム(31)により切刃駆
動アーム(32)(32)を介して作動板(36)を左
右動せしめるので、移動刃(2a)が固定刃(2b)に
対して移動し、刈取が行われるのである。固定刃(2
b)は、掻込オーガ(3)のあるプラットホーム(2
0)のフレーム(21)の前端に前後スライド自在な底
板(39)に対し、これの下向き折曲縁(39a)に、
受刃取付台(41)を介して取付けた固定台(41a)
に取付けられている。なお(40)は、前フレーム(2
1a)と底板(39)の下向き折曲縁(39a)との間
に介装した調節用スペーサである。
【0006】
【考案の効果】本考案は、コンバインにおいて、1つの
駆動ケースの中に、入力回転軸、この軸に、長手方向に
斜めにスプライン嵌合した円筒カム、このカムに外嵌し
た外輪、この外輪の上下端に突設した支軸をもって枢支
した外輪を包囲するアームの特殊構成の駆動仕組みを収
納したので、強度をアップできる上に、円筒カムによる
振動も少なく押さえることができる。円筒カムに外嵌し
た外輪の上下端に枢支連結したアームを採用したこと
で、コンパクトにするために選んだ円筒カムと外輪とに
よる複雑な動きから、一方向のみの力を取り出すことが
可能となった。また、円筒カムを入力回転軸上にスプラ
イン嵌合してあることにより、円筒カムと外輪との組合
せによりこじれが生じそうになっても、自動的にこじれ
を逃す方向に移動する自動調整作用が働き、こじれが防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の刈刃駆動装置及び刈取部の切断正面図
である。
【図2】本考案の刈刃駆動装置及び刈取部の1部を切断
した平面図である。
【図3】本考案の刈刃駆動装置の切断正面図である。
【図4】本考案の刈刃駆動装置の切断側面図である。
【図5】図4と異なる側の側面図である。
【図6】全量供給型軸流れコンバインの全体の概略図で
ある。
【符号の説明】
1 掻込みリール 2 刈刃 3 掻込オーガ 4 フィーダーハウス 5 チェーンコンベア 6 扱室 7 スクリュー式扱胴 22 プーリー 23 入力回転軸 24 円筒カム 25 外輪 26 支軸 26a ベアリング 27 アーム 28 ケース 29 往復回動軸 31 切刃駆動アーム 32 アーム 34 作動軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力回転軸(23)に対し、円筒カム
    (24)を長手方向に斜めにスプライン嵌合し、この円
    筒カム(24)に外輪(25)を外嵌するとともに、こ
    の外輪(25)の上下端に突設した支軸(26)、(2
    6)を、外輪(25)を包囲するアーム(27)の上下
    辺に枢支連結し、これら仕組みを駆動ケース(28)内
    に収納したことを特徴とするコンバインにおける刈刃駆
    動装置。
JP1992027934U 1992-04-01 1992-04-01 コンバインにおける刈刃駆動装置 Expired - Lifetime JPH077694Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992027934U JPH077694Y2 (ja) 1992-04-01 1992-04-01 コンバインにおける刈刃駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992027934U JPH077694Y2 (ja) 1992-04-01 1992-04-01 コンバインにおける刈刃駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0617435U JPH0617435U (ja) 1994-03-08
JPH077694Y2 true JPH077694Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=12234729

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992027934U Expired - Lifetime JPH077694Y2 (ja) 1992-04-01 1992-04-01 コンバインにおける刈刃駆動装置

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JP (1) JPH077694Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0444029Y2 (ja) * 1984-11-09 1992-10-16

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JPH0617435U (ja) 1994-03-08

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Effective date: 19950822