JPH0776733B2 - 車輌診断システム - Google Patents

車輌診断システム

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JPH0776733B2
JPH0776733B2 JP63224994A JP22499488A JPH0776733B2 JP H0776733 B2 JPH0776733 B2 JP H0776733B2 JP 63224994 A JP63224994 A JP 63224994A JP 22499488 A JP22499488 A JP 22499488A JP H0776733 B2 JPH0776733 B2 JP H0776733B2
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vehicle diagnostic
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/005Testing of electric installations on transport means
    • G01R31/006Testing of electric installations on transport means on road vehicles, e.g. automobiles or trucks
    • G01R31/007Testing of electric installations on transport means on road vehicles, e.g. automobiles or trucks using microprocessors or computers

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車輌に搭載された電子制御装置の故障診断を
行う車輌診断システムに関する。
[従来の技術] 近年、車輌に搭載されているエンジンは、空燃比などを
電子的に制御して、快適なドライバビリティの現出、排
気ガスの浄化、省燃費、エンジン出力の向上などが図ら
れている。
この電子制御系が故障すると、エンジンを的確に制御す
ることが困難となり、ドライバビリティの低下、排気エ
ミッション、燃費の悪化、および、エンジンの出力低下
を招く。
このため、最近の電子制御系では、特開昭58−12848号
公報などに開示されているように、車輌に搭載された電
子制御装置と前記電子制御装置に接続して故障診断を行
う車輌診断装置とを双方向通信可能として、上記車輌診
断装置にて上記電子制御装置における各センサ類、アク
チュエータ類の出力信号に基づく電子制御装置内データ
及び各アクチュエータに対する電子制御装置内制御デー
タを診断できるようにしている。
また、エンジン制御、トランスミッション制御、ブレー
キ制御、クルーズ制御等を行う複数の電子制御装置を搭
載した車輌に対し、これら複数の電子制御装置を故障診
断する場合には、各電子制御装置をバスラインを介して
並列に接続し、このバスラインに車輌診断装置を接続し
て各電子制御装置内の入出力データを診断するシステム
が開発されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記車輌診断装置と電子制御装置との間で通信
関係が一旦成立すると、電子制御装置はデータ送信を連
続して行うため、例えば、エンジンを高回転運動させる
場合など、電子制御装置内の中央処理装置(CPU)の演
算負荷が大きくなり、燃料噴射制御、点火時期制御など
本来の制御プログラムの実行に支障をきたすため、上記
車輌診断装置からデータの送信終了要求を送信していた
が、このデータ送信終了要求が電子制御装置で受信さ
れ、解読されて、実際にデータ送信が終了するまでには
時間がかかるため、この間にエンジンが不調になる虞が
あった。
なお、特開昭62−150135号公報には、車輌に搭載される
複数の電子制御装置をデータバスによるネットワークを
介して接続し、このデータバスに入力並びに表示装置を
接続して、この入力並びに表示装置から上記複数の電子
制御装置の少なくとも一つを選択して該選択された電子
制御装置を動作制御する制御指令信号を出力し、選択さ
れた電子制御装置を動作制御させ、該電子制御装置にお
ける動作状態検出信号を入力並びに表示装置に入力して
表示することで、各制御システムに設定されるセンサ類
およびアクチュエータ類の動作状態を容易に検査するこ
とを可能とする技術が開示されている。
しかしながら、上記先行例の場合であっても、入力並び
に表示装置と選択された電子制御装置との間で通信が一
旦成立すると、該電子制御装置は入力並びに表示装置へ
動作状態検出信号を送信し続けることになり、例えば、
エンジン制御用の電子制御装置の場合には、エンジンを
高回転運転したとき、回転同期で行うエンジン回転数検
出処理、点火時期制御処理等の中央処理装置(CPU)に
おける演算負荷が大きくなり、このとき動作状態の検出
および動作状態検出信号の送信を行っていると、燃料噴
射制御、点火時期制御などの本来の制御プログラムの実
行に支障をきたすことになる。
一方、車輌に搭載された複数の電子制御装置をバスライ
ンによるネットワークを介して接続し、このネットワー
クに車輌診断装置を接続して、各電子制御装置における
入出力データを診断する場合、この複数の電子制御装置
と前記車輌診断装置との間の通信関係は、各電子制御装
置が自己に対するデータ送信要求があったかを判断し、
その後、該当しない電子制御装置が上記バスラインを開
放し、該当する電子制御装置が上記バスラインを専有し
て初めて上記車輌診断装置との通信関係が成立する。ま
た、上記複数の電子制御装置のうちの一つの電子制御装
置と上記車輌診断装置との間の通信関係が成立すると、
この電子制御装置からデータの連続送信が行われるた
め、他の電子制御装置へデータ送信を要求しても、他の
電子制御装置からの送信ができない。
このため、上記車輌診断装置から他の電子制御装置へデ
ータ送信を要求すると、一旦、送信終了要求が各電子制
御装置で受信解読され、データ送信中の電子制御装置の
送信終了を待って、改めて診断対象となる別の電子制御
装置からデータが送信されるため、通信手順が複雑とな
り時間がかかる。
従って、一つの電子制御装置から他の電子制御装置へ診
断を続行する場合、上記電子制御装置間の高速通信切換
えが困難であり、複数の電子制御装置に関わる故障の診
断が容易でないという問題があった。
なお、上記先行例における入力並びに表示装置を車輌診
断装置とした場合であっても、車輌診断装置と選択され
た電子制御装置との間で通信が一旦成立すると、該電子
制御装置は車輌診断装置へ動作状態検出信号を送信し続
けることになり、バスラインが開放されず、他の電子制
御装置へ変更してデータ送信要求により他の電子制御装
置からデータを得ようとしても、この電子制御装置から
のデータ送信ができない。
また、車輌診断装置からネットワークにデータ要求信号
を出力すれば、複数の電子制御装置全てにデータ要求信
号が入力されるため、車輌搭載の各電子制御装置におい
てもこれに対処する必要がある。すなわち、車輌診断装
置からデータ要求信号が複数の各電子制御装置に入力さ
れた場合、各電子制御装置において適切な処理を施さな
いと、車輌診断装置によって指定されていない電子制御
装置において不必要な演算負担が増加し、電子制御装置
における通常の制御処理に影響を与える虞がある。
本発明は上記事情に鑑み、第1の目的は、電子制御装置
に対する入出力データの診断を行わない際には、電子制
御装置におけるデータのピックアップ及び該データの車
輌診断装置への送信を簡単且つ瞬時に終了させることが
できて、このデータピックアップ及びデータの車輌診断
装置への送信に伴う電子制御装置における演算負荷の増
加を防止することが可能な車輌診断システムを提供する
ことにある。
また、第2の目的は、車輌に搭載された複数の電子制御
装置をバスラインによるネットワークを介して接続し、
このネットワークに車輌診断装置を接続して、各電子制
御装置における入出力データを診断する車輌診断システ
ムにおいて、現在診断中の電子制御装置から他の電子制
御装置に対する入出力データの診断に切換えるに際し、
現在診断中の電子制御装置におけるデータピックアップ
及び該データの車輌診断装置への送信を簡単且つ瞬時に
停止させることができて高速通信切換えを可能とし、複
数の電子制御装置にまたがる故障診断を容易に行うこと
ができ、さらには各電子制御装置において不必要に演算
負担が増加することのない車輌診断システムを提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記第1の目的を達成するため本発明は、請求項1記載
のように、車輌に搭載された電子制御装置と、上記電子
制御装置に接続して双方向通信により該電子制御装置の
入出力データを診断する車輌診断装置とからなる車輌診
断システムにおいて、上記車輌診断装置と上記電子制御
装置とを、データ送受信ライン及びコール信号ラインを
介して接続し、上記車輌診断装置には、操作入力手段か
らの操作入力に応じ電子制御装置へ上記コール信号ライ
ンを介してコール信号を送信し、あるいはコール信号の
送信を中止するコール信号送信手段と、上記コール信号
の送信後に上記操作入力に応じたデータ要求信号を上記
データ送受信ラインを介して上記電子制御装置へ送信す
ると共に、該電子制御装置からのデータを受信する通信
手段とを備え、さらに、上記電子制御装置には、上記デ
ータ要求信号を受信すると共に、ピックアップされたデ
ータを上記車輌診断装置に送信するデータ通信手段と、
上記データ要求信号の受信に応じ、現在実行中の処理を
中断して該データ要求信号のデータ要求に対応するデー
タをピックアップするデータピックアップ手段と、上記
コール信号を受信したとき、上記データ通信手段および
上記データピックアップ手段を作動させ、コール信号の
受信が中止されたとき、上記データ通信手段および上記
データピックアップ手段の作動を禁止するコール信号受
信手段とを備えることを特徴とする。
また、上記第2の目的を達成するため本発明は、請求項
2記載のように、車輌に搭載されネットワークを介して
接続された複数の電子制御装置と、上記ネットワークに
接続して双方向通信により上記各電子制御装置の入出力
データを診断する車輌診断装置とからなる車輌診断シス
テムにおいて、上記車輌診断装置と上記各電子制御装置
とを、データ送受信ラインを介して接続すると共に、各
電子制御装置に対応してそれぞれコール信号ラインを介
して接続し、上記車輌診断装置には、操作入力手段から
の操作入力に応じ上記電子制御装置のうちの対応する電
子制御装置への上記コール信号ラインを介して該電子制
御装置へコール信号を送信し、あるいは該コール信号の
送信を中止するコール信号送信手段と、上記コール信号
の送信後に上記操作入力に応じたデータ要求信号を上記
データ送受信ラインを介して各電子制御装置へ送信する
と共に、各電子制御装置からのデータを受信する通信手
段とを備え、さらに、上記各電子制御装置には、上記デ
ータ要求信号を受信すると共に、ピックアップされたデ
ータを上記車輌診断装置に送信するデータ通信手段と、
上記データ要求信号の受信に応じ、現在実行中の処理を
中断して該データ要求信号のデータ要求に対応するデー
タをピックアップするデータピックアップ手段と、上記
コール信号を受信したときには、上記データ通信手段お
よび上記データピックアップ手段を作動させ、コール信
号の受信が中止されたときには、上記データ通信手段お
よび上記データピックアップ手段の作動を禁止するコー
ル信号受信手段とを備えることを特徴とする。
[作用] 請求項1記載の発明では、車輌搭載の電子制御装置に車
輌診断装置を接続して、電子制御装置における入出力デ
ータを診断するに際し、車輌診断装置と上記電子制御装
置とを、データ送受信ライン及びコール信号ラインを介
して接続し、操作入力手段からの操作入力に応じて車輌
診断装置から電子制御装置へ、コール信号ラインを介し
て先ずコール信号が送信されて、次いで上記操作入力に
応じたデータ要求信号がデータ送受信ラインを介し送信
される。そして、電子制御装置ではコール信号を受信し
たとき、現在実行中の処理を中断し、次いで受信される
データ要求信号のデータ要求に対応するデータをピック
アップして車輌診断装置へ送信し、また、上記操作入力
手段による操作入力により車輌診断装置から電子制御装
置へのコール信号の送信が中止されたときには、電子制
御装置において直ちにデータのピックアップ及びデータ
の車輌診断装置への送信が停止される。
また、請求項2記載の発明では、車輌搭載の複数の電子
制御装置を接続するネットワークに車輌診断装置を接続
して、電子制御装置における入出力データを診断するに
際し、車輌診断装置と上記各電子制御装置とを、データ
送受信ラインを介して接続すると共に、各電子制御装置
に対応してそれぞれコール信号ラインを介して接続し、
操作入力手段からの操作入力に応じて、先ず、車輌診断
装置から複数の電子制御装置のうちの対応する電子制御
装置に対してのみ、該当するコール信号ラインを介して
コール信号が送信され、次いで上記操作入力に応じたデ
ータ要求信号がデータ送受信ラインを介して送信され
る。そして、各電子制御装置では、コール信号ラインを
介してのコール信号を受信しているときのみ、現在実行
中の処理を中断し、データ送受信ラインを介して受信さ
れる上記データ要求信号のデータ要求に対応するデータ
をピックアップして車輌診断装置へ送信し、また、上記
操作入力手段による操作入力により車輌診断装置から該
電子制御装置への該当コール信号ラインを介してのコー
ル信号の送信が中止されたときには、該電子制御装置に
おいて直ちにデータのピックアップ及びデータの車輌診
断装置への送信が停止される。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示し、第1図
(a)は車輌の概略側面図、同図(b)は車輌診断装置
の正面図、第2図は車輌搭載の電子制御装置及び車輌診
断装置の回路構成図、第3図は電子制御装置及び車輌診
断装置における機能ブロック図、第4図(a)は車輌診
断装置の動作手順を示すフローチャート、同図(b)は
電子制御装置の動作手順を示すフローチャートである。
第1図において、符号1は自動車などの車輌、2はこの
車輌1に搭載されて空燃比制御などを行う電子制御装置
(ECU)であり、第2図に示すようにキースイッチSW10
にて開閉されるリレーRY1を介して電源BVに接続されて
いる。
このECU2は、中央処理装置(CPU)3と、読み書き両用
メモリ(RAM)4と、読出し専用メモリ(ROM)5と、不
揮発性読み書き両用メモリ(不揮発性RAM)4aと、入力
インタフェース6と、出力インタフェース7とがバスラ
イン8を介して接続されている。
また、上記入力インタフェース6に、冷却水温センサ9
の水温信号TW、O2センサ10の空燃比信号O2、吸入空気量
センサ11の吸入空気量信号Q、エアコンスイッチSW1の
エアコン動作信号AC、車速センサ13の車速信号S、アイ
ドルスイッチSW2のアイドル動作信号ID、スロットル開
度センサ15のスロットル開度信号Trθ、ニュートラルス
イッチSW3のニュートラル動作信号NT、エンジン回転数
センサ17の回転数信号Nなどが入力される。
上記ECU2では、上記各種信号を、上記ROM5に格納されて
いるプログラムに従って、データ処理し、上記RAM4に一
旦格納した後、上記CPU3で、この格納されているデータ
に基づき種々の演算処理を行い、この演算処理されたデ
ータに基づき、上記出力インタフェース7、駆動回路18
を介して、キックダウンソレノイド12、フュエルポンプ
ソレノイド14、キャニスタパージソレノイド19、EGRア
クチュエータ20、アイドル制御アクチュエータ21、イグ
ニッションコイル22、および、インジェクタ23などに制
御信号を出力する。
さらに、上記駆動回路18には自己診断ランプとして、U
チェックランプ(ユーザーチェックランプ)23bとDチ
ェックランプ(ディーラチェックランプ)23aが接続さ
れている。この自己診断ランプは、上記ECU2に組込まれ
た自己診断機能がシステム中の異常を検知した場合、故
障部位に対応するトラブルコードが上記ECU2のROM5から
読み出され、故障箇所を表示するものであり、その手段
は、複数個のランプを適宜点灯させたり、点滅の回数な
どでトラブルコードを表示する。
さらに、上記自己診断機能が、システム中の異常を検知
した場合、上記不揮発性RAM4aにそのときのトラブルデ
ータが格納される。
また、上記ECU2には外部接続用コネクタ24が設けられて
おり、この外部接続用コネクタ24に、車輌診断装置25に
おける車輌診断装置本体25aの入出力コネクタ26が、ア
ダプタハーネス27を介して接続される。
この車輌診断装置25はディーラのサービスステーション
などに備えるもので、内部には制御部28、電源回路29な
どが設けられ、また、外部にはインジケータ部30、ディ
スプレイ31、操作入力手段としてのキーボード32などが
設けられている。
上記制御部28は、互いにバスライン35を介して接続する
CPU36、RAM37、周波数カウンタなどからなるタイマ38、
入出力(I/O)インタフェース40、さらに接続コネクタ3
3を介して外部接続自在なメモリカートリッジ34から構
成されている。
上記I/Oインタフェース40の入力側には、上記各種スイ
ッチ類の出力信号が上記ECU2の出力インタフェース7を
経て入力される。さらに、このI/Oインタフェース40の
出力側に上記インジケータ部30が接続されており、上記
各種スイッチ類をオンオフさせることで、そのスイッチ
に対応するインジケータ部30の発光ダイオード(LED)D
1,D2,…D10が点灯(あるいは点滅)し、各種スイッチ類
の作動確認を行えるよう構成されている。
また、上記I/Oインタフェース40の入力側には、上記キ
ーボード32のモード選択信号と、上記ECU2の出力インタ
フェース7から上記駆動回路18へ出力される各種制御信
号、および、上記各種センサ類の出力信号とがデータ送
受信ライン(RXライン)を介して入力される。さらに、
このI/Oインタフェース40の出力側が上記ディスプレイ3
1に接続されると共に、それぞれデータ送受信ライン(T
Xライン)、コール信号ライン(CXライン)を介して上
記ECU2の入力インタフェース6に接続されている。
また、上記メモリカートリッジ34は、車種ごとに異なる
上記ECU2のプログラムに対し、車輌診断装置本体25a自
体が互換性を有するように、接続コネクタ33を介して選
択的に接続できるようにしたものであり、内部に、診断
プログラム及び固定データを記憶するROM41が設けられ
ている。
また、上記タイマ38には同期信号を出力するクロックパ
ルス発振素子42が設けられている。
さらに、上記制御部28に接続する上記電源回路29が、前
記車輌1の電源BVにオンオフ用操作スイッチSW4を介し
て接続されている。
次に、電子制御装置2及び車輌診断装置25における機能
を第3図に基づき説明する。
上記電子制御装置(ECU)2の機能としては、各センサ
類、スイッチ類からの信号を演算処理する演算手段51、
各アクチュエータへ駆動信号を出力する駆動手段の一例
である駆動回路18、データピックアップ手段52、解読手
段53、コール信号受信手段54、データ通信手段55を備え
る。
ここで、上記ECU2は、コール信号受信手段54で車輌診断
装置25からの呼び出し信号であるコール信号CXをコール
信号ライン(CXライン)を介して受信し、データ通信手
段55を車輌診断装置25に対し、応答状態すなわち送信可
能な状態にする。この状態で、上記データ通信手段55
は、上記車輌診断装置25からのデータ要求信号をTXライ
ンを介して受信し、解読手段53にてその内容を解読す
る。上記解読手段53は、解読した内容に従って、データ
ピックアップ手段52へ所定データのピックアップを指示
し、上記データピックアップ手段52は、演算手段51にお
ける現在実行中の処理を一時中断させると共に該演算手
段51にて演算処理された入出力データ、あるいは、ROM5
に格納されている固定データなどをピックアップし、上
記データ通信手段55からRXラインを介して車輌診断装置
25へ上記データを送信する。
また、車輌診断装置25は、通信手段56、コール信号送信
手段56a、データ演算手段57、キーボード解釈手段58、
表示駆動手段59、キーボード32、ディスプレイ31で構成
されている。
上記構成により、上記ECU2を呼び出す所定のコマンドを
診断作業者が上記キーボード32より入力すると、そのコ
マンドがキーボード解釈手段58で解釈され、コール信号
送信手段56aからコール信号CXが上記CXラインを介してE
CU2へ送信される。このコール信号は、例えば、ハイレ
ベルの信号で上記ECU2からのデータ送信を許可し、ロー
レベルの信号で上記ECU2からのデータ送信を禁止する。
さらに、続けて上記キーボード32より操作入力される診
断モードなどが、上記キーボード解釈手段58で解釈さ
れ、上記通信手段56から上記ECU2へ診断モードに対応す
るデータ要求信号TXが上記TXラインを介して送信され
る。上記データ要求信号TXは、上記ECU2で受信され、そ
の結果、上記RXラインを介してECU2から送信されたデー
タが上記通信手段56で受信されて上記データ演算手段57
で演算され、上記表示駆動手段59を介して上記ディスプ
レイ31に表示される。
尚、上記コール信号送信手段56aからコール信号を送信
するには、上記キーボード32からのコマンド入力によら
ず、専用のキーを設け、このキー入力により、上記コー
ル信号を送信するようにしても良い。
また、車輌診断装置25による診断を中止してECU2とのデ
ータ通信を終了するときには、キーボード32からのキー
操作入力により、或いは所定のキー入力により通信手段
56からECU2へのコール信号CXの送信が中止される。これ
により、ECU2では、CXラインを介してのコール信号CXの
受信が中止されたとき、上記コール信号受信手段54によ
り、データ通信手段55及びデータピックアップ手段52の
作動が禁止され、直ちに、データピックアップ並びに車
輌診断装置25へのデータ送信が終了される。
次に、車輌診断装置25及び電子制御装置2における動作
手順を第4図(a),(b)に示すフローチャートに基
づき説明する。
(車輌診断装置) 先ず、車輌診断装置25の入出力コネクタ26を車輌1の外
部接続用コネクタ24に直接、或いはアダプタハーネス27
を介して接続した後、操作スイッチSW4にて車輌診断装
置25の電源をONする。
すると、ステップ102で車輌診断装置25がイニシャライ
ズされ、次いで、ステップ103でコール信号送信手段56a
からコール信号CXがCXラインを介してECU2へ送信され、
続けてステップ104で、通信手段56からTXラインを介し
て車輌1のECU2に対し機種コード要求信号が出力され
る。尚、この機種コードは上記ECU2のROM5に予め記憶さ
れているものである。
(電子制御装置) 一方、ECU2では、ステップ201で、上記車輌診断装置25
からCXラインを介してのコール信号CXがコール信号受信
手段54で受信されたか否かが判定される。コール信号が
受信された場合はデータ通信手段55を送信可能状態と
し、ステップ202へ進む。一方、コール信号が受信され
ていない場合は、上記データ通信手段55の送信を禁止し
て送信ラインを解放したままプログラムを抜け、次のコ
ール信号を待つ。
次に、ステップ202では、上記車輌診断装置25からTXラ
インを介して送信されたデータ要求信号(コマンド)TX
が上記データ通信手段55で受信され、解読手段53で送信
要求があったか判別される。ここでは上記機種コード要
求信号が機種コード送信要求と判別されて、ステップ20
2から203へ進むが、もし送信要求がなかった場合はステ
ップ202からルーチンを出て、次のコマンド送信を待
つ。
次いでステップ203では、解読手段53からデータピック
アップ手段52に機種コード読み出し要求がなされ、デー
タピックアップ手段52にてROM5に予めストアされている
機種コードデータが読み出され、ステップ204で、上記
データ通信手段55、RXラインを介して上記車輌診断装置
25へ送信される。
ここで、上記車輌診断装置25からのコール信号CXの送信
が継続している間は、ECU2の空き時間に対しプログラム
が継続され、そのまま機種コードデータの送信が続けら
れる。
(車輌診断装置) 一方、車輌診断装置25では、ステップ105で上記ECU2が
応答して送信されてきた機種コードデータが受信できた
か判定される。受信できたと判定された場合はステップ
106へ進み、受信できない場合はステップ105へ戻り判定
を繰返す。
次いで、ステップ106では、CPU36にて機種を識別すると
共に受信した機種コードデータをRAM37の特定アドレス
にストアする。
次いでステップ107へ進み、メモリカートリッジ34のROM
41に格納されている複数のテーブルの中から、上記機種
コードに対応したテーブルを選択する。その結果、車輌
の制御ユニットに対応したテーブルが特定され、以後、
このテーブルに記憶されているプログラムに従って診断
が実行される。
次に、ステップ108では、キーボード32からの入力待ち
となり、例えば、冷却水温センサ出力データに基づくEC
U2内の冷却水温データを診断する場合、キーボード32の
キー操作にて該当モードを入力(例えば、F→0→7→
ENTと入力)すると、車輌診断装置25のCPU36にて、この
モードが読取られ、RAM37の所定アドレスに一時格納さ
れ、その後このRAM37に格納された診断モードが呼出さ
れ、キーボード解釈手段58で内容が解釈され、診断モー
ドに対応したプログラムが選択されると同時に、診断モ
ードに対応した略称及び単位などの固定データがROM41
から読み出され、RAM37の所定アドレスに格納され、ス
テップ109へと進む。
ステップ109では、キーボード解釈手段58にて解釈され
た診断モードに対応したデータ(例えば、上述の冷却水
温データ)のデータ要求信号TXを、通信手段56からECU2
へTXラインを介して送信する。
(電子制御装置) このとき、ECU2は上記車輌診断装置25と通信状態であ
り、ステップ202で上記車輌診断装置25からのデータ送
信要求があったと判定され、解読手段53にて冷却水温デ
ータ要求であると解読される。
すると、冷却水温データ要求信号がデータピックアップ
手段52に出力されて、ステップ203で、データピックア
ップ手段52は上記機種コードのデータピックアップを中
止して冷却水温データをピックアップし、データ通信手
段55に出力する。
次にステップ204へ進んで、上記データ通信手段55よりR
Xラインを介して車輌診断装置25へ冷却水温データを送
信する。
(車輌診断装置) 一方、車輌診断装置25では、ステップ110で、上記ECU2
から出力されたデータ信号RXが通信手段56で受信され
る。
そして、ステップ111では、このデータ信号RXをデータ
演算手段57で演算して物理量変換(2進数データを10進
数変換して数値データに変換する)し、RAM37の所定ア
ドレスに数値データを格納すると同時に、表示駆動手段
59に、上記数値データ及びステップ108でRAM37にストア
された略称及び単位などの固定データを出力する。
するとステップ112では、上記表示駆動手段59から上記
出力信号がディスプレイ31に出力され、上記ディスプレ
イ31に、上記数値データ、略称、診断モード番号(キー
操作入力したファンクション番号)、単位などが表示さ
れる。上述の冷却水温センサの診断モードの場合、第1
図(b)に示すように、冷却水温の略称TW、ファンクシ
ョン番号F07、冷却水温データの数値+14、及び単位deg
Cが表示される。そしてステップ108へ戻り、次のキー入
力を待ち、新たな診断項目を実行する場合には、上記手
順を繰返す。
ここで、車輌診断装置25による診断を中止して、ECU2と
のデータ通信を中止する場合、車輌診断装置25のキーボ
ード32のキー操作入力により、コール信号CXの送信を中
止するか、あるいは、所定のキーの入力により上記コー
ル信号CXの送信を中止する(例えば、上記コール信号CX
をオフにしてローレベルにする)。
すると、上記ECU2のコール信号受信手段54は、車輌診断
装置25からコール信号ライン(CXライン)を介してのコ
ール信号CXを受信しなくなった時、データ送信中のデー
タ通信手段55を直ちに送信禁止の状態にすると共に、デ
ータピックアップ手段52でのデータピックアップを終了
し、車輌診断装置25への送信ラインを解放する。
従って、ECU2の診断を行なわない際には、上記ECU2から
車輌診断装置25へのデータ送信を瞬時に終了させること
ができ、上記ECU2の負荷を軽減させられ、そのままエン
ジンの高回転運転などを行っても、不具合を生じること
はない。
次に、本発明の第2実施例を説明する。本実施例では、
車輌に搭載された複数の電子制御装置をバスラインによ
るネットワークを介して接続し、このネットワークに車
輌診断装置を接続して、各電子制御装置における入出力
データを診断する。
第5図〜第7図は本発明の第2実施例を示し、第5図
(a)は車輌の概略側面図、同図(b)は車輌診断装置
の正面図、第6図は車輌搭載の各電子制御装置及び車輌
診断装置の回路構成図、第7図は各電子制御装置及び車
輌診断装置における機能ブロック図である。
第5図において、符号500は複数の電子制御装置を有す
る自動車などの車輌、501はこの車輌500に搭載されて空
燃比制御などを行う電子制御装置(ECU)からなるエン
ジン制御ユニットであり、502はECUからなるトランスミ
ッション制御ユニット、503はアンチロック制御などを
行うECUからなるブレーキ制御ユニット、504は車輌の走
行に必要な各種情報を演算処理によって求め、定速走行
を制御するECUからなるクルーズ制御ユニットである。
上記ECU501〜504は、第6図に示すようにキースイッチS
W10にて開閉されるリレーRY1を介して電源BVに接続さ
れ、中央処理装置(CPU)501a〜504aと、読み書き両用
メモリ(RAM)501b〜504bと、読出し専用メモリ(ROM)
501c〜504cと、不揮発性読み書き両用メモリ(不揮発性
RAM)501d〜504dと、入力インタフェース501g〜504g
と、出力インタフェース501e〜504eとをそれぞれ有し、
上記RAM501b〜504bには、各種演算処理された一時的な
パラメータあるいは制御用のマップなどが格納され、上
記ROM501c〜504cには、プログラムおよび固定データな
どが格納されている。
そして、上記ECU501は、上記入力インタフェース501gを
介して、冷却水温センサ9、O2センサ10、吸入空気量セ
ンサ11、エアコンスイッチSW1、車速センサ13、アクセ
ルスイッチSW5、スロットル開度センサ15、ニュートラ
ルスイッチSW3、エンジン回転数センサ17からの各信号
を取込み、上記ROM501cに格納されているプログラムに
従って、データ処理し、上記RAM501bに一旦格納した
後、上記CPU501aで、この格納されているデータに基づ
き種々の演算処理を行い、この演算処理されたデータに
基づき、上記出力インタフェース501e、駆動回路501hを
介して、キャニスタパージソレノイド19、EGRアクチュ
エータ20、アイドル制御アクチュエータ21、イグニッシ
ョンコイル22、および、インジェクタ23などに制御信号
を出力し、必要なエンジン制御を行う。
また、ECU502は、上記入力インタフェース502gを介し
て、エンジン回転数センサ17、車速センサ13、アクセル
スイッチSW5、スロットル開度センサ15、ニュートラル
スイッチSW3の各信号を取込み、変速指令を出力インタ
フェース502e、駆動回路502hを介してA/Tアクチュエー
タ525に与え、運転状態に応じて図示しない自動変速機
の変速制御を行う。
また、ECU503は、上記入力インタフェース503gを介し
て、ブレーキスイッチSW6、車輪速センサ527の各信号を
取込み、ROM503cの制御プログラムに従ってアンチロッ
クのための制御演算を行い、その制御信号を、出力イン
タフェース503e、駆動回路503hを介してABSブレーキア
クチュエータ528へ出力し、アンチロック(アンチスキ
ッド)制御を行う。
また、ECU504は、上記入力インタフェース504gを介し
て、定速走行設定スイッチSW7、車速センサ13からの信
号を取込み、出力インタフェース504e、駆動回路504hを
介してスロットルアクチュエータ530を制御し定速走行
制御を行い、ブレーキスイッチSW6、アクセルスイッチS
W5、ニュートラルスイッチSW3、減速スイッチSW8、リジ
ュームスイッチSW9の各スイッチからの信号が上記入力
インタフェース504gを介して入力されると、定速走行の
解除あるいは加減速を伴う定速走行の再設定などを行な
う。
また、上記ECU501〜504はそれぞれの入力インタフェー
ス501g〜504g、および、出力インタフェース501e〜504e
がパラレルに接続されバスラインを形成すると共に外部
接続用コネクタ24に接続され、この外部接続用コネクタ
24に、車輌診断装置25の入出力コネクタ26が、アダプタ
ハーネス27を介して接続される。
さらに、第6図に示すように、車輌診断装置25と各ECU5
01〜504は、データ送受信ライン(TXライン、RXライ
ン)を介して接続されると共に、各ECU501〜504に対応
してそれぞれコール信号ライン(CXライン)を介して接
続されている。
すなわち、車輌診断装置25のI/Oインタフェース40にお
ける各ECU501〜504に対するデータ要求信号を送信する
ための出力側が共通のTXラインを介して各ECU501〜504
の入力インタフェース501g〜504gに接続され、各ECU501
〜504からのデータ信号RXを受信するための上記I/Oイン
タフェース40の入力側が共通のRXラインを介して各ECU5
01〜504の出力インタフェース501e〜504eに接続される
のに対し、車輌診断装置25から各ECU501〜504へコール
信号CXを送信するためのコール信号ライン(CXライン)
は、各ECU501〜504に対応してそれぞれ個別に設けられ
ており、車輌診断装置25のI/Oインタフェース40の出力
側と各ECU501〜504における入力インタフェース501g〜5
04gとがそれぞれ個別のコール信号ラインを介して接続
されている。
次に、第7図に基づき各ECU501〜504及び車輌診断装置2
5における機能を説明する。
各ECU501〜504及び車輌診断装置25は、第1実施例と同
様の機能構成を持ち、上記車輌診断装置25からのコール
信号CXのコール信号ライン(CXライン)が上記各ECU501
〜ECU504に対応して設けられている。一方、上記各ECU5
01〜ECU504のコール信号受信手段554a〜554dが各々パラ
レルに外部接続用コネクタ24に接続されると共に、デー
タ通信手段555a〜555dが各々パラレルに接続されてバス
ラインを形成し上記外部接続用コネクタ24に接続されて
いる。
本実施例の各ECU501〜504及び車輌診断装置25における
動作手順を、第1実施例と同じく第4図(a),(b)
のフローチャートに基づき説明する。
(車輌診断装置) 先ず、車輌診断装置25の入出力コネクタ26を車輌500の
外部接続用コネクタ24に直接、或いはアダプタハーネス
27を介して接続した後、操作スイッチSW4にて車輌診断
装置25の電源をONする。
すると、ステップ102で車輌診断装置25がイニシャライ
ズされ、ステップ103で、コール信号送信手段56aから、
ECU501に対してのみ、該ECU501へのコール信号ラインを
介してコール信号CX1(例えば、上記ECU501に対するク
ロック信号CX1)が送信され、続いてステップ104で、通
信手段56から各ECU501〜504に対してTXラインを介し機
種コード要求信号が出力される。尚、この機種コードは
上記ECU501のROM501cに予め記憶されているものであ
る。
(電子制御装置) 上記車輌診断装置25から上記コール信号CX1がECU501へ
送信されると、ECU501は、ステップ201で、自分に対す
るコール信号CXを受信した場合、割込みがかけられ、現
在実行中のタスクが中断されステップ202に進む。
この場合、上記ECU501に対してのみコール信号CX1が送
信されているため、上記ECU501のみがステップ201から2
02へ進み、ECU502〜504は、車輌診断装置25からコール
信号が与えられておらず、自分に対するコール信号CXを
受信するまで現在実行中のタスクを継続する。
この時、ECU502〜504は、データ通信手段555b〜555dの
車輌診断装置25へのデータ送受信ライン(TXライン、RX
ライン)を解放している。
ここで、ECU501は、ステップ201でコール信号受信手段5
54aにより、データ通信手段555aが上記車輌診断装置25
に対して送受信可能状態となり、バスラインの車輌診断
装置25へのデータ送受信ライン(TXライン、RXライン)
に接続されてステップ202へ進む。
ステップ202では、データ要求信号(ここでは機種コー
ド要求信号)の受信により、解読手段553aで該データ要
求信号の内容を解読し、データ送信要求の場合、ステッ
プ203へ進む。
次に、ステップ203で、解読手段553aからデータピック
アップ手段552aに機種コード読み出し要求がなされ、デ
ータピックアップ手段552aにてROM501cに予めストアさ
れている機種コードデータが読み出され、ステップ204
へ進む。
ステップ204では、データ通信手段555aから、上記機種
コードデータが、例えばコール信号であるクロック信号
CX1に同期して、RXラインを介し車輌診断装置25へ送信
される。この機種コードデータの送信は、上記ECU501の
空き時間に対し割込みが継続され、続けられる。
(車輌診断装置) 上記機種コードは第1実施例で説明した如く、車輌診断
装置25で受信処理され、次に、車輌診断装置25から、例
えば、冷却水温センサ9の出力データに基づくECU501内
の冷却水温データの送信要求があった場合、例えば、EC
U501内の冷却水温データの送信要求信号が、上記コール
信号CX1すなわちクロック信号CX1に同期して、TXライン
を介して各ECU501〜504に送信される。
(電子制御装置) ここで、ECU501のみがコール信号RX1を受信しているこ
とから、コール信号を受信していないECU502〜503はス
テップ201からルーチンを抜ける。そして、ECU501のみ
が、ステップ201からステップ202へ進み、解読手段553a
にて車輌診断装置25からのデータ送信要求が冷却水温デ
ータ要求であると解読され、ステップ203へ進んで、冷
却水温データ要求信号がデータピックアップ手段552aに
出力される。
ステップ203では、データピックアップ手段552aは機種
コードのデータピックアップを中止し、冷却水温データ
をピックアップしてデータ通信手段555aへ出力する。
次いで、ステップ204で、データ通信手段555aからRXラ
インを介し車輌診断装置25へ、上記コール信号CX1すな
わちクロック信号CX1に同期して、冷却水温データが送
信される。
(車輌診断装置) すると、車輌診断装置25では、第1実施例で説明した如
く、上記冷却水温データが受信処理され、第5図(b)
に示すように、ディスプレイ31に冷却水温の略称TW、フ
ァンクション番号F07、冷却水温データの数値+14、及
び単位degCが表示される。
ここで、新たな診断項目を実行する場合、例えば、上述
のエンジン制御ユニット(ECU501)以外の他の制御ユニ
ットとしてブレーキ制御ユニット(ECU503)内の車輪速
センサ527の出力信号に基づく車輪速データを要求する
場合、上記キーボード32のキー操作により該当モードを
入力する(例えば、F→B→1→ENTとキー操作入力す
る)と、ステップ108において、キーボード解釈手段58
でECU503に対する車輪速データ要求と判断され、コール
信号送信手段56aからの上記ECU501に対するコール信号C
X1の送信が中止され、該コール信号送信手段56aからECU
503に対してのみ、該ECU503へのコール信号ラインを介
してコール信号CX3が送信され、続けて、上記キーボー
ド解釈手段58で解釈された診断モードに対応した車輪速
データのデータ要求信号が通信手段56からTXラインを介
して各ECU501〜504へ送信される。尚、上記ECU503内の
車輪速データの送信要求信号は、例えば、上記コール信
号CX3に同期して各ECU501〜504へ出力される。
(電子制御装置) このとき、上記ECU501では、上述の冷却水温データを送
信しているが、自分に対するコール信号CX1の送信が中
止されると、データ通信手段555aのデータ送受信を禁止
すると共に、データピックアップ手段552aによる冷却水
温データのピックアップを終了し、ECU501から車輌診断
装置25へのデータ送受信ライン(TXライン、RXライン)
を解放する。
これと同時に、ECU503はステップ201で自分に対するコ
ール信号CX3を受信したため、ステップ202へ進み、ECU5
02,504は自分に対するコール信号CXを受信していないた
め、そのまま現在のタスクを継続する。
一方、ECU503は、コール信号受信手段554cによりデータ
通信手段555cが送受信可能状態となり車輌診断装置25へ
のデータ送受信ラインが接続され、ステップ202で、送
信要求があったと判断され、解読手段553cからデータピ
ックアップ手段552cに、車輪速データ読み出し要求がな
される。
すると、ステップ203で、データピックアップ手段552c
によって車輪速データがピックアップされ、ステップ20
4へ進んでデータ通信手段555cからRXラインを介して車
輌診断装置25へ上記車輪速データが送信される。
(車輌診断装置) 一方、車輌診断装置25では、ステップ110で、上記車輪
速データが通信手段56に受信され、ステップ111でデー
タ演算手段57により演算、物理量変換(2進数データを
10進数に変換)される。そしてステップ112で表示駆動
手段59を介してディスプレイ31に出力され、ディスプレ
イ31上に車輪速データの数値表示がなされる。
最後に、車輌診断装置25の診断を終了する場合、キーボ
ード32を操作してコール信号送信手段56aから上記コー
ル信号CX3の送信を中止すると、データ送信中のECUすな
わち上述のECU503は、コール信号受信手段554cがデータ
通信手段555cからの送受信を禁止すると共に、データピ
ックアップ手段552cのデータピックアップを終了し、上
記車輌診断装置25へのデータ送受信ラインを解放する。
従って、複数のECUとの通信がコール信号CXにより高速
で切換えられ、複数のECUの診断の実行が極めて容易と
なり、作業性が大幅に向上する。
また、車輌500に搭載された複数の電子制御装置に入力
されるセンサ類のデータ、例えば、エンジン制御ユニッ
ト(ECU501)、トランスミッション制御ユニット(ECU5
02)、クルーズ制御ユニット(ECU504)に入力される車
速センサ13からの出力信号の各ECU内の車速データの診
断が、各ECUに対応するコール信号CXを送信することに
より、対応するECUが簡単にしかも瞬時に呼び出せ、続
けて対応診断モードをキーボード32からキー操作入力す
ることにより行える。その結果、もし、全てのECU内に
おける車速データが異常であれば、車速センサ13の故障
であると診断でき、一つのECU内の車速データのみ異常
の場合には、そのECUと車速センサ13との間のコネクタ
の接触不良、ショート、あるいは配線の断線、さらに
は、そのECUの故障などがわかり、各システムを有機的
に結びつけた故障診断が行える。
さらに、上記電子制御装置の呼び出しがコール信号CXに
より電気的に行われるため、ソフトウェア上の複雑なプ
ロトコルが省略でき、簡単なインタフェースで上記車輌
診断装置25との通信が確実に行える。
[発明の効果] 請求項1記載の発明によれば、車輌搭載の電子制御装置
に車輌診断装置を接続して、電子制御装置における入出
力データを診断するに際し、車輌診断装置と上記電子制
御装置とを、データ送受信ライン及びコール信号ライン
を介して接続し、操作入力手段からの操作入力に応じて
車輌診断装置から電子制御装置へ、コール信号ラインを
介して先ずコール信号が送信されて、次いで上記操作入
力に応じたデータ要求信号がデータ送受信ラインを介し
送信され、電子制御装置ではコール信号を受信したと
き、現在実行中の処理を中断し、次いで受信されるデー
タ要求信号のデータ要求に対応するデータをピックアッ
プして車輌診断装置へ送信し、また、上記操作入力手段
による操作入力により車輌診断装置から電子制御装置へ
のコール信号の送信が中止されたときには、電子制御装
置において直ちにデータのピックアップ及びデータの車
輌診断装置への送信が停止されるので、電子制御装置に
対する入出力データの診断を行わない際には、電子制御
装置におけるデータのピックアップ及び該データの車輌
診断装置への送信を簡単且つ瞬時に終了させることがで
き、このデータのピックアップ及びデータの車輌診断装
置への送信に伴う電子制御装置の処理実行負担の増加が
防止されて電子制御装置の負荷が軽減し、そのままエン
ジン高回転運転に移行しても本来の制御に支障を来すこ
とが防止される。
また、コール信号の有無によりデータ送信開始と送信終
了とを行うため、電子制御装置及び車輌診断装置におけ
る通信系の制御プロセス(通信のための制御プログラ
ム)を簡素化することができ、通信のための制御プログ
ラムによる電子制御装置の演算負担の増加を抑制するこ
とができる。
請求項2記載の発明によれば、車輌搭載の複数の電子制
御装置を接続するネットワークに車輌診断装置を接続し
て、電子制御装置における入出力データを診断するに際
し、車輌診断装置と上記各電子制御装置とを、データ送
受信ラインを介して接続すると共に、各電子制御装置に
対応してそれぞれコール信号ラインを介して接続し、操
作入力手段からの操作入力に応じて、先ず、車輌診断装
置から複数の電子制御装置のうちの対応する電子制御装
置に対してのみ、該当するコール信号ラインを介してコ
ール信号が送信され、次いで上記操作入力に応じたデー
タ要求信号がデータ送受信ラインを介して送信され、各
電子制御装置では、コール信号ラインを介してのコール
信号を受信しているときのみ、現在実行中の処理を中断
し、データ送受信ラインを介して受信されるデータ要求
信号のデータ要求に対応するデータをピックアップして
車輌診断装置へ送信し、また、上記操作入力手段による
操作入力により車輌診断装置から該電子制御装置への該
当コール信号ラインを介してのコール信号の送信が中止
されたときには、該電子制御装置において直ちにデータ
のピックアップ及びデータの車輌診断装置への送信が停
止されるので、他の電子制御装置に対する入出力データ
を診断する際、操作入力手段からの操作入力により現在
診断中の電子制御装置におけるデータのピックアップ及
び該データの車輌診断装置への送信を簡単且つ瞬時に終
了させることができ、他の電子制御装置からのデータ送
信が操作入力手段からの操作入力によって簡単に切換え
ることができる。
また、複数の電子制御装置に関わる故障であっても他の
電子制御装置からのデータ送信が操作入力手段からの操
作入力により簡単に行えるので、各システムを有機的に
結合した故障診断が簡単な操作で行うことができて円滑
な診断作業が達成でき、故障発見が容易になり、作業性
が大幅に向上する。
また、複数の電子制御装置のうち車輌診断装置の操作入
力手段からの操作入力に応じた電子制御装置が確実に指
定され、この指定された電子制御装置から必要とするデ
ータが確実に車輌診断装置に送信され、的確な故障診断
を行うことができる。
さらに、車輌搭載の各電子制御装置では、コール信号を
受信しているときのみ、現在実行中の処理を中断して上
記データ要求信号のデータ要求に対応するデータをピッ
クアップして車輌診断装置へ送信し、自己に対するコー
ル信号の送信が中止されたときには、直ちにデータのピ
ックアップ及びデータの車輌診断装置への送信を中止す
るので、各電子制御装置において不必要に演算負担が増
加することなく、電子制御装置における通常の制御処理
に影響を与えることが防止される。
また、各電子制御装置では、自己の電子制御装置におけ
るコール信号の有無によりデータ送信開始と送信終了と
を行うため、各電子制御装置及び車輌診断装置における
通信系の制御プロセス(通信のための制御プログラム)
を簡素化することができ、通信のための制御プログラム
による各電子制御装置の演算負担の増加を抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示し、第1図
(a)は車輌の概略側面図、同図(b)は車輌診断装置
の正面図、第2図は車輌搭載の電子制御装置及び車輌診
断装置の回路構成図、第3図は電子制御装置及び車輌診
断装置における機能ブロック図、第4図(a)は車輌診
断装置の動作手順を示すフローチャート、同図(b)は
電子制御装置の動作手順を示すフローチャートである。 また、第5図〜第7図は本発明の第2実施例を示し、第
5図(a)は車輌の概略側面図、同図(b)は車輌診断
装置の正面図、第6図は車輌搭載の電子制御装置及び車
輌診断装置の回路構成図、第7図は電子制御装置及び車
輌診断装置における機能ブロック図である。 1,500……車輌、25……車輌診断装置、2,501,502,503,5
04……電子制御装置、32……キーボード(操作入力手
段)、56a……コール信号送信手段、56……通信手段、5
2,552a,552b,552c,552d……データピックアップ手段、5
4,554a,554b,554c,554d……コール信号受信手段、55,55
5a,555b,555c,555d……データ通信手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌に搭載された電子制御装置と、上記電
    子制御装置に接続して双方向通信により該電子制御装置
    の入出力データを診断する車輌診断装置とからなる車輌
    診断システムにおいて、 上記車輌診断装置と上記電子制御装置とを、データ送受
    信ライン及びコール信号ラインを介して接続し、 上記車輌診断装置には、操作入力手段からの操作入力に
    応じ電子制御装置へ上記コール信号ラインを介してコー
    ル信号を送信し、あるいはコール信号の送信を中止する
    コール信号送信手段と、 上記コール信号の送信後に上記操作入力に応じたデータ
    要求信号を上記データ送受信ラインを介して上記電子制
    御装置へ送信すると共に、該電子制御装置からのデータ
    を受信する通信手段とを備え、 さらに、上記電子制御装置には、上記データ要求信号を
    受信すると共に、ピックアップされたデータを上記車輌
    診断装置に送信するデータ通信手段と、 上記データ要求信号の受信に応じ、現在実行中の処理を
    中断して該データ要求信号のデータ要求に対応するデー
    タをピックアップするデータピックアップ手段と、 上記コール信号を受信したとき、上記データ通信手段お
    よび上記データピックアップ手段を作動させ、コール信
    号の受信が中止されたとき、上記データ通信手段および
    上記データピックアップ手段の作動を禁止するコール信
    号受信手段とを備えることを特徴とする車輌診断システ
    ム。
  2. 【請求項2】車輌に搭載されネットワークを介して接続
    された複数の電子制御装置と、上記ネットワークに接続
    して双方向通信により上記各電子制御装置の入出力デー
    タを診断する車輌診断装置とからなる車輌診断システム
    において、 上記車輌診断装置と上記各電子制御装置とを、データ送
    受信ラインを介して接続すると共に、各電子制御装置に
    対応してそれぞれコール信号ラインを介して接続し、 上記車輌診断装置には、操作入力手段からの操作入力に
    応じ上記電子制御装置のうちの対応する電子制御装置へ
    の上記コール信号ラインを介して該電子制御装置へコー
    ル信号を送信し、あるいは該コール信号の送信を中止す
    るコール信号送信手段と、 上記コール信号の送信後に上記操作入力に応じたデータ
    要求信号を上記データ送受信ラインを介して各電子制御
    装置へ送信すると共に、各電子制御装置からのデータを
    受信する通信手段とを備え、 さらに、上記各電子制御装置には、上記データ要求信号
    を受信すると共に、ピックアップされたデータを上記車
    輌診断装置に送信するデータ通信手段と、 上記データ要求信号の受信に応じ、現在実行中の処理を
    中断して該データ要求信号のデータ要求に対応するデー
    タをピックアップするデータピックアップ手段と、 上記コール信号を受信したときには、上記データ通信手
    段および上記データピックアップ手段を作動させ、コー
    ル信号の受信が中止されたときには、上記データ通信手
    段および上記データピックアップ手段の作動を禁止する
    コール信号受信手段とを備えることを特徴とする車輌診
    断システム。
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