JPH077669Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH077669Y2
JPH077669Y2 JP1081690U JP1081690U JPH077669Y2 JP H077669 Y2 JPH077669 Y2 JP H077669Y2 JP 1081690 U JP1081690 U JP 1081690U JP 1081690 U JP1081690 U JP 1081690U JP H077669 Y2 JPH077669 Y2 JP H077669Y2
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pipe
sealant
joint
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茂 奥坂
良平 須賀
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は管継手に関し、特にたとえば給水、給湯ある
いは冷暖房用配管材などの建築設備用配管材として用い
られる、管継手に関する。
〔従来技術〕
従来の管継手の一例がたとえば特開昭59ー170592号に開
示されている。第5A図を参照して、この従来の管継手1
では、受容部2の奥部に形成されるぬすみ凹部3が全周
に亘って一定の深さで形成され、接続時には、受容部2
の上部付近にシール剤4を充填するものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来の管継手1には、その管端外周面にねじ
5を有するパイプ6が接続される。
このパイプ6を管継手1に挿入していくと、第5B図に示
すようにシール剤4はパイプ6の管端7によって受容部
2の奥部に形成されたぬすみ凹部3に押し込まれ、そこ
に溜められる。
このとき、パイプ6のねじ5を極端な長ねじに切った場
合や標準ねじとしても接続時に締め過ぎた場合には、第
5C図に示すようにパイプ6はさらに挿入れ、シール剤4
がパイプ6内にはみ出してしまうことがあった。したが
って、はみ出したシール剤4が通水時にカラン等の管末
器具から流れ出したり、また、これに詰まったりすると
いう問題点があった。
そこで、従来は、たとえば第6図に示すようにぬすみ凹
部3から管継手1の外表面へ連通する通孔8を設けて、
余剰なシール剤4を管継手1の外部に排出することが同
時に提案されている。
しかし、この場合には、通孔を穿設する作業が困難であ
るため、管継手1の生産性が低下するという問題点があ
った。
それゆえに、この考案の主たる目的は、生産性が低下し
ないかつシール剤がパイプ内にはみ出さない、管継手を
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、その端部に雌ねじを有する金属継手、金属
継手の内面に形成される樹脂層、樹脂層の端部から延出
される筒状部、雌ねじと筒状部との間に形成されるかつ
パイプの管端を受容する受容部、および受容部の奥部に
形成されるぬすみ凹部を備える管継手において、ぬすみ
凹部の底部からさらに奥部方向に形成される凹部を周方
向の所定位置に配置したことを特徴とする、管継手であ
る。
〔作用〕
パイプを管継手に挿入していくと、受容部の上部付近に
塗布されたシール剤は、パイプの管端によって受容部の
奥部に形成されたぬすみ凹部の底部に押し込まれる。そ
して、さらにパイプを挿入していくと、シール剤はぬす
み凹部の底部とパイプの管端とに挟まれて圧縮され、余
剰なシール剤はぬすみ凹部のさらに奥部に形成された凹
部に押し出され、そこに溜められる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、余剰なシール剤はぬすみ凹部の奥部
に形成された凹部に溜められるので、シール剤がパイプ
内にはみ出すことはなくなる。
しかも、ぬすみ凹部は樹脂層と同時成形されるので、従
来技術のような通孔を穿設する手間を省くことができ、
したがって、生産性を低下することはない。
この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
〔実施例〕
第1A図ないし第1C図を参照して、この実施例の管継手10
は、その内周面に雌ねじ12が形成されたねじ込み式可鍛
鋳鉄製のエルボ形の継手本体14を含む。継手本体14の内
表面には、雌ねじ12を除いてたとえば耐熱性塩化ビニル
製の樹脂層16が形成される。樹脂層16の端部からは筒状
部18が延出され、これによって筒状部18と雌ねじ12との
間(第1A図中に示すa部)には、後述するパイプ32の管
端を受容する受容部20が形成される。また、この受容部
20の奥部(b部)には全周に亘ってぬすみ凹部22が形成
される。
そして、注目すべきは、このぬすみ凹部22の底部からさ
らに奥部(c部)に向かって周方向に複数(この実施例
では3つ)の凹部24が形成されることである。これらの
凹部24は、右および下の両方向からそれぞれ形成される
が、これら両方向からの凹部24が互いに干渉し合うとそ
の部分の樹脂層16の強度が低下してしまう。したがっ
て、これらの凹部24は、それぞれが互いに干渉し合わな
い位置に配置される。
なお、第1A図中の寸法LはJIS規格により定められてい
るので、干渉を避けるためにこの寸法Lを長くとること
はできない。
そして、接続時には、第1D図に示すように受容部20の上
部付近にたとえばシリコンシール剤等のマスチック性
(粘弾性)を有する材料に炭酸カルシウムやシリカなど
を配合したシール剤26が塗布される。続いて、その管端
外表面に雄ねじ28が形成されたかつその内表面にたとえ
ば耐熱性塩化ビニル樹脂30がライニングされたパイプ32
が接続される。
第2A図および第2B図を参照して、まず、雄ねじ28を標準
ねじとし、標準ねじ込み長さを守ってパイプ32を接続す
る場合を説明する。
パイプ32の雄ねじ28を管継手10の雌ねじ12に挿入してい
くと、第2A図に示すようにパイプ32の管端34がシール剤
26を受容部20の奥部に押し込んでいく。そして、されに
パイプ32を標準ねじ込み長さまで挿入すると、第2B図に
示すようにシール剤26がぬすみ凹部22の底部36に達する
まで押し込まれ、パイプ32内にシール剤26がはみ出すこ
となくパイプ32は接続される。
一方、雌ねじ28を極端な長ねじに切ったり、標準ねじと
しても接続時に締め過ぎた場合には、第2C図に示すよう
に、パイプ32はさらに挿入される。したがって、シール
剤26は、ぬすみ凹部22の底部36と管端34とに挟まれて圧
縮され、余剰なシール剤26はぬすみ凹部22の底部36から
さらに奥部に形成された凹部24内に押し出され、そこに
溜められる。その結果、ぬすみ凹部22の底部36と管端34
とに挟まれたシール剤26が受ける圧縮力が吸収されるの
で、シール剤26がパイプ32内にはみ出すことなくパイプ
32は接続される。
なお、この実施例では、凹部24は周方向の位置において
3つ(第1A図ないし第1C図)形成されるが、その数は必
要に応じて増減されてもよい。ただし、シール剤26が受
ける圧縮力を安定して吸収するためには複数形成される
ことが望ましい。
さらに、この考案の管継手は、上述した実施例のような
エルボ型の他、ソケット型、チーズ型、レジューサ型等
にも適用可能である。たとえば、ソケット型に適用した
場合には、第3A図ないし第3C図に示す位置に凹部24が形
成され、チーズ型に適用した場合には、第4A図ないし第
4C図に示す位置に凹部24が形成される。なお、これら凹
部24が形成される位置あるいはその数は必要に応じて変
更され得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1A図ないし第1D図はこの考案の一実施例を示す図解図
であり、第1A図は断面図、第1B図は右側面図、第1C図は
底面図、第1D図は第1A図においてシール剤を塗布した状
態を示す断面図である。 第2A図ないし第2C図は第1A図実施例においてパイプを挿
入した状態を段階的に示す図解図であり、第2A図はパイ
プを挿入し始めた状態を示す断面図、第2B図はパイプを
標準ねじ込み長さまで挿入した状態を示す断面図、第2C
図はさらにパイプを挿入した状態を示す断面図である。 第3A図ないし第3C図はこの考案の他の実施例を示す図解
図であり、第3A図は断面図、第3B図は左側面図、第3C図
は右側面図である。 第4A図ないし第4C図はこの考案のその他の実施例を示す
図解図であり、第4A図は断面図、第4B図は平面図、第4C
図は右側面図である。 第5A図ないし第5C図は従来技術を示す図解図であり、第
5A図はパイプを挿入する前の状態を示す断面図、第5B図
はパイプを標準ねじ込み長さまで挿入した状態を示す断
面図、第5C図はさらにパイプを挿入した状態を示す断面
図である。 第6図は従来技術において通孔が形成された状態を示す
断面図である。 図において、10は管継手、14は継手本体、16はコア、18
は筒状部、20は受容部、22はぬすみ凹部、24は凹部、26
はシール剤、32はパイプ、34は管端、36は底部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その端部に雌ねじを有する金属継手、前記
    金属継手の内面に形成される樹脂層、前記樹脂層の端部
    から延出される筒状部、前記雌ねじと前記筒状部との間
    に形成されるかつパイプの管端を受容する受容部、およ
    び前記受容部の奥部に形成されるぬすみ凹部を備える管
    継手において、 前記ぬすみ凹部の底部からさらに奥部方向に形成される
    凹部を周方向の所定位置に配置したことを特徴とする、
    管継手。
JP1081690U 1990-02-06 1990-02-06 管継手 Expired - Lifetime JPH077669Y2 (ja)

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JPH03102676U JPH03102676U (ja) 1991-10-25
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