JPH077525Y2 - 内燃機関の潤滑装置 - Google Patents
内燃機関の潤滑装置Info
- Publication number
- JPH077525Y2 JPH077525Y2 JP2009589U JP2009589U JPH077525Y2 JP H077525 Y2 JPH077525 Y2 JP H077525Y2 JP 2009589 U JP2009589 U JP 2009589U JP 2009589 U JP2009589 U JP 2009589U JP H077525 Y2 JPH077525 Y2 JP H077525Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- filter
- oil filter
- chamber
- outlet
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、内燃機関の潤滑装置であって、特に潤滑油
フィルターの取付け構造に関するものである。
フィルターの取付け構造に関するものである。
従来の技術 第3図以下は、従来におけるこの種潤滑油フィルターの
取付け構造を示したものである。
取付け構造を示したものである。
第3図の従来例は、クランクケース(1)とこのクラン
クケース(1)を覆う側蓋(2)とによって囲まれるオ
イルパン(3)内に、潤滑油フィルター(4)を、側蓋
(2)の側面より挿し込んで、その潤滑油フィルター
(4)の先端をオイルパン(3)の中央部分まで延出さ
せたものである。この潤滑油フィルター(4)によって
吸い込まれた潤滑油が、側蓋(2)の潤滑油通路(5)
を通ってポンプ(9)側に吸い込まれ、要潤滑部へ送ら
れるようになっている。
クケース(1)を覆う側蓋(2)とによって囲まれるオ
イルパン(3)内に、潤滑油フィルター(4)を、側蓋
(2)の側面より挿し込んで、その潤滑油フィルター
(4)の先端をオイルパン(3)の中央部分まで延出さ
せたものである。この潤滑油フィルター(4)によって
吸い込まれた潤滑油が、側蓋(2)の潤滑油通路(5)
を通ってポンプ(9)側に吸い込まれ、要潤滑部へ送ら
れるようになっている。
第4図は、潤滑油フィルター(4)を、上記の如くオイ
ルパン(3)内に直接装着しないで、オイルパン(3)
内には、その先端吸い込み口をオイルパン(3)の中央
部分まで延出させた吸入管(7)を取付け、側蓋(2)
の潤滑油通路(5)の途中に、この潤滑油フィルター
(4)の内装室(6)を形成したものである。
ルパン(3)内に直接装着しないで、オイルパン(3)
内には、その先端吸い込み口をオイルパン(3)の中央
部分まで延出させた吸入管(7)を取付け、側蓋(2)
の潤滑油通路(5)の途中に、この潤滑油フィルター
(4)の内装室(6)を形成したものである。
これら第3図と第4図のものを比較すると、潤滑油フィ
ルター(4)を直接オイルパン(3)内に浸漬するもの
においては、吸入量を充分確保するためその直径をある
程度大きくし、かつ、吸い込み部分である網の長さを充
分に取らなければならない。他方、吸入管(7)を浸漬
させるものでは、フィルター部分がないため、例えばそ
の前端開口部から吸い込ませるようにするのみで充分な
吸入量を確保でき、その直径も小さなもので済む。その
場合、これら潤滑油フィルター(4)或いは吸入管
(7)は、オイルパン(3)底部に堆積するゴミその他
の異物より離すため、底面よりl1だけ浮かせて取付ける
必要がある。そうすると、直径の大きい潤滑油フィルタ
ー(4)の場合には、必然的に、その上部の高さが吸入
管(7)よりも高い位置に来ることから、これら潤滑油
フィルター(4)或いは吸入管(7)の吸い込み面に対
する潤滑油の下限高さl2が、潤滑油フィルター(4)の
場合の方が高くなることになる。このため、同じ潤滑油
量であっても、潤滑油フィルター(4)を直接浸漬させ
る場合の方が、潤滑油の有効消費許容量が少ないという
不都合がある。また、機関全体が傾斜した場合でも潤滑
油を吸い込むことができるようにするためには、そのよ
うに傾斜した場合に全体が潤滑油中に浸漬していること
が必要である。前述したように、潤滑油フィルター
(4)では、長手方向に相当な長さの範囲で吸い込み部
分すなわち網の部分があり、その一部でも露出すると空
気を吸い込むことからである。このことから、傾斜限界
角θが前記吸入管(7)の場合に比較して小さくなり、
有効消費許容量を大きく取らざるを得ないことになる。
ルター(4)を直接オイルパン(3)内に浸漬するもの
においては、吸入量を充分確保するためその直径をある
程度大きくし、かつ、吸い込み部分である網の長さを充
分に取らなければならない。他方、吸入管(7)を浸漬
させるものでは、フィルター部分がないため、例えばそ
の前端開口部から吸い込ませるようにするのみで充分な
吸入量を確保でき、その直径も小さなもので済む。その
場合、これら潤滑油フィルター(4)或いは吸入管
(7)は、オイルパン(3)底部に堆積するゴミその他
の異物より離すため、底面よりl1だけ浮かせて取付ける
必要がある。そうすると、直径の大きい潤滑油フィルタ
ー(4)の場合には、必然的に、その上部の高さが吸入
管(7)よりも高い位置に来ることから、これら潤滑油
フィルター(4)或いは吸入管(7)の吸い込み面に対
する潤滑油の下限高さl2が、潤滑油フィルター(4)の
場合の方が高くなることになる。このため、同じ潤滑油
量であっても、潤滑油フィルター(4)を直接浸漬させ
る場合の方が、潤滑油の有効消費許容量が少ないという
不都合がある。また、機関全体が傾斜した場合でも潤滑
油を吸い込むことができるようにするためには、そのよ
うに傾斜した場合に全体が潤滑油中に浸漬していること
が必要である。前述したように、潤滑油フィルター
(4)では、長手方向に相当な長さの範囲で吸い込み部
分すなわち網の部分があり、その一部でも露出すると空
気を吸い込むことからである。このことから、傾斜限界
角θが前記吸入管(7)の場合に比較して小さくなり、
有効消費許容量を大きく取らざるを得ないことになる。
したがって、かかる点からすれば、前記第4図のよう
に、潤滑油フィルター(4)をオイルパン内に浸漬する
ことなく、その内装室(6)へ装着することが望まし
い。
に、潤滑油フィルター(4)をオイルパン内に浸漬する
ことなく、その内装室(6)へ装着することが望まし
い。
第5図は、そのように潤滑油フィルター(4)を機関本
体の壁部内に内装した場合の具体例を示しており、内装
室(6)内に内装された潤滑油フィルター(4)は、そ
の内部が前記吸入管(7)側の通路に連通し、その吸入
管(7)より吸い込まれた潤滑油は、まずこの潤滑油フ
ィルター(4)内に入るとともに、その外周の網部分を
通って外側へ出た後、内装室(6)に連通する出口通路
(8)を通ってポンプ(9)側へ吸い込まれるようにな
っている。
体の壁部内に内装した場合の具体例を示しており、内装
室(6)内に内装された潤滑油フィルター(4)は、そ
の内部が前記吸入管(7)側の通路に連通し、その吸入
管(7)より吸い込まれた潤滑油は、まずこの潤滑油フ
ィルター(4)内に入るとともに、その外周の網部分を
通って外側へ出た後、内装室(6)に連通する出口通路
(8)を通ってポンプ(9)側へ吸い込まれるようにな
っている。
しかしながら、上記第5図の従来例において、潤滑油フ
ィルター(4)は、内装室(6)より抜き出してその清
掃を定期的に行なう必要があるが、このような構造にお
いては、ゴミその他の夾雑物がまず潤滑油フィルター
(4)の内側に溜ることとなるため、清掃が非常に困難
となる欠点を有している。
ィルター(4)は、内装室(6)より抜き出してその清
掃を定期的に行なう必要があるが、このような構造にお
いては、ゴミその他の夾雑物がまず潤滑油フィルター
(4)の内側に溜ることとなるため、清掃が非常に困難
となる欠点を有している。
そこで、この出願の考案者は、先に第6図のような構造
のものを考案して、実願昭62-158910号として出願し
た。この考案は、前記第5図のようにフィルター(4)
を内装室(6)内へ挿入するものにおいて、そのフィル
ター(4)の外周部の空間を上流室としてオイルパン側
に連通させ、フィルター(4)の中間部分に形成した出
口(12)を、潤滑油通路(5)側へ連通させるととも
に、この出口(12)のまわりに突起(13)を設けて、前
記上流室側と隔絶させたものである。
のものを考案して、実願昭62-158910号として出願し
た。この考案は、前記第5図のようにフィルター(4)
を内装室(6)内へ挿入するものにおいて、そのフィル
ター(4)の外周部の空間を上流室としてオイルパン側
に連通させ、フィルター(4)の中間部分に形成した出
口(12)を、潤滑油通路(5)側へ連通させるととも
に、この出口(12)のまわりに突起(13)を設けて、前
記上流室側と隔絶させたものである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、この第6図従来例においては、潤滑油が
フィルター(4)の外側から内側へ向けて通過すること
から、ゴミその他の夾雑物がフィルター外周部に溜るこ
ととなり、清掃性が良好となる利点があるが、前記上流
室が出口(12)を隔絶する突起(13)によって長手方向
に二分割された形となり、そのため、この突起(13)よ
りもオイルパン側(図の左側)の方に早く目詰まりを生
じ、結局潤滑油フィルター(4)全体を有効に使用して
いないこととなって、掃除をする周期期間が短くなると
いう欠点があった。
フィルター(4)の外側から内側へ向けて通過すること
から、ゴミその他の夾雑物がフィルター外周部に溜るこ
ととなり、清掃性が良好となる利点があるが、前記上流
室が出口(12)を隔絶する突起(13)によって長手方向
に二分割された形となり、そのため、この突起(13)よ
りもオイルパン側(図の左側)の方に早く目詰まりを生
じ、結局潤滑油フィルター(4)全体を有効に使用して
いないこととなって、掃除をする周期期間が短くなると
いう欠点があった。
この考案は、このような従来の欠点を解消することを目
的としてなされたものである。
的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 そして、上記の目的を達成するため、この考案では、機
関本体の壁部に筒状の濾過部を備えた潤滑油フィルター
を内装する室を有するものにおいて、前記内装室は、ク
ランクケース底部にクランク軸と同方向に形成した潤滑
油フィルター収納用空間であり、該フィルター収納用空
間部をオイルパン側へ連通させるとともに、その濾過部
長手方向の一端を出口部としたことを特徴とする。
関本体の壁部に筒状の濾過部を備えた潤滑油フィルター
を内装する室を有するものにおいて、前記内装室は、ク
ランクケース底部にクランク軸と同方向に形成した潤滑
油フィルター収納用空間であり、該フィルター収納用空
間部をオイルパン側へ連通させるとともに、その濾過部
長手方向の一端を出口部としたことを特徴とする。
作用 上記この考案の構成によれば、潤滑油通路側への出口
が、筒状濾過部の一端側に設けられている。そのため、
この濾過部外周の上流室側が、出口を隔絶するための突
起などによって分断されることがなく、全体に均一に潤
滑油が流れる。これにより、部分的に夾雑物が目詰まり
を生ずるといったことがない。
が、筒状濾過部の一端側に設けられている。そのため、
この濾過部外周の上流室側が、出口を隔絶するための突
起などによって分断されることがなく、全体に均一に潤
滑油が流れる。これにより、部分的に夾雑物が目詰まり
を生ずるといったことがない。
実施例 この考案の実施例を示す第1図及び第2図において、
(21)はオイルパンを形成するクランクケース、(22)
はこのクランクケース(21)の側面開口部を覆う側蓋を
示している。(23)はクランク軸である。側蓋(22)に
は、その垂直方向に潤滑油通路(24)が形成され、その
途中に、軸(25)によって駆動される潤滑油ポンプ(2
6)が設けられている。(27)は、軸(25)へ取付けら
れたポンプ駆動歯車で、この歯車(27)は、例えば、前
記クランク軸(23)のギア(28)と、又は中間の歯車を
介して連結される。側蓋(22)とクランクケース(21)
の底部には、前記クランク軸(23)と同方向のフィルタ
ー内装室(29)が、側蓋(22)外側面からその反対側に
向けて形成されている。そして、この内装室(29)へ、
潤滑油フィルター(30)が側蓋(22)側から差し込ま
れ、その円筒状濾過部(31)が、クランクケース(21)
側の内装室(29)部分へ差し込まれている。このとき、
濾過部(31)の外周部と内装室(29)内周面との間に空
間部が形成されて、この空間部分を濾過上流室(32)と
している。前記濾過部(31)を支えるため、側蓋(22)
の側の内装室部分へ差し込まれた取付け部(33)には、
その中央部に、前記円筒状濾過部(31)の端部開口部側
へ開口する出口穴(34)が形成されている。またこの出
口穴(34)と平行に、潤滑油入口穴(35)が形成され、
この入口穴(35)の入口部分が、第2図で示すように、
取付け部(33)の外周部へ開口している。そして、潤滑
油入口穴(35)の入口(36)は側蓋(22)に形成した潤
滑油通路(37)と連通されている。潤滑油通路(37)の
先端にはクランク軸(23)と同方向の吸入パイプ(38)
が連結され、該吸入パイプ(38)によって、オイルパン
(20)のほぼ中央部分で潤滑油を吸入させるようにして
いる。
(21)はオイルパンを形成するクランクケース、(22)
はこのクランクケース(21)の側面開口部を覆う側蓋を
示している。(23)はクランク軸である。側蓋(22)に
は、その垂直方向に潤滑油通路(24)が形成され、その
途中に、軸(25)によって駆動される潤滑油ポンプ(2
6)が設けられている。(27)は、軸(25)へ取付けら
れたポンプ駆動歯車で、この歯車(27)は、例えば、前
記クランク軸(23)のギア(28)と、又は中間の歯車を
介して連結される。側蓋(22)とクランクケース(21)
の底部には、前記クランク軸(23)と同方向のフィルタ
ー内装室(29)が、側蓋(22)外側面からその反対側に
向けて形成されている。そして、この内装室(29)へ、
潤滑油フィルター(30)が側蓋(22)側から差し込ま
れ、その円筒状濾過部(31)が、クランクケース(21)
側の内装室(29)部分へ差し込まれている。このとき、
濾過部(31)の外周部と内装室(29)内周面との間に空
間部が形成されて、この空間部分を濾過上流室(32)と
している。前記濾過部(31)を支えるため、側蓋(22)
の側の内装室部分へ差し込まれた取付け部(33)には、
その中央部に、前記円筒状濾過部(31)の端部開口部側
へ開口する出口穴(34)が形成されている。またこの出
口穴(34)と平行に、潤滑油入口穴(35)が形成され、
この入口穴(35)の入口部分が、第2図で示すように、
取付け部(33)の外周部へ開口している。そして、潤滑
油入口穴(35)の入口(36)は側蓋(22)に形成した潤
滑油通路(37)と連通されている。潤滑油通路(37)の
先端にはクランク軸(23)と同方向の吸入パイプ(38)
が連結され、該吸入パイプ(38)によって、オイルパン
(20)のほぼ中央部分で潤滑油を吸入させるようにして
いる。
したがって、前記吸入パイプ(38)によって吸入された
潤滑油は、潤滑油通路(37)から入口穴(35)を通っ
て、前記フィルター内装室(29)の上流室(32)側へ入
る。そしてこの上流室(32)から濾過部(31)を通過
し、出口穴(34)を通って、前記潤滑油ポンプ(26)に
より潤滑油通路(24)を通して吸い上げられる。潤滑油
ポンプ(26)によって吐き出された潤滑油は、第1図の
ように、まずクランク軸(23)の主軸受部へ供給された
後、そこから各潤滑部へ送られる。
潤滑油は、潤滑油通路(37)から入口穴(35)を通っ
て、前記フィルター内装室(29)の上流室(32)側へ入
る。そしてこの上流室(32)から濾過部(31)を通過
し、出口穴(34)を通って、前記潤滑油ポンプ(26)に
より潤滑油通路(24)を通して吸い上げられる。潤滑油
ポンプ(26)によって吐き出された潤滑油は、第1図の
ように、まずクランク軸(23)の主軸受部へ供給された
後、そこから各潤滑部へ送られる。
この実施例では、フィルター(4)がクランク軸(23)
と同方向で、かつ、クランクケース(21)のコーナー部
へ内装されているので、そのクランク軸(23)へ作業機
を直結した場合では、作業機フランジに邪魔されること
なく抜き出しが行なえ、他方、ベルト駆動の作業機を取
付けたときには、その作業機と直角な方向に抜き出すの
で、同様に抜き出しが容易となる利点がある。
と同方向で、かつ、クランクケース(21)のコーナー部
へ内装されているので、そのクランク軸(23)へ作業機
を直結した場合では、作業機フランジに邪魔されること
なく抜き出しが行なえ、他方、ベルト駆動の作業機を取
付けたときには、その作業機と直角な方向に抜き出すの
で、同様に抜き出しが容易となる利点がある。
考案の効果 この考案によれば、第3図従来例と異なり潤滑油フィル
ターがオイルパン内に直接浸漬されてなく、機関本体の
壁部に設けた内装室内に内装されていることから、オイ
ルパン内には、吸入口の小さな吸入管を装着するのみで
よく、潤滑油の有効消費許容量や傾斜限界角が大きくな
る。他方、潤滑油フィルターの外側を上流室としている
ことから、第5図のものと異なり、ゴミその他の異物が
フィルターの外側に付着するため、清掃がそれだけ容易
になる。更に、内装室を壁部に形成していることから、
フィルターケースが不要で部品点数が減少する。加え
て、第6図の先願のものに比較しても、出口が筒状濾過
部の端部側に形成されていることから、その上流室が出
口を形成するための突起等によって分断されることがな
く、濾過部全体を有効に利用することとなり、部分的に
潤滑油の目詰まりが早くなるといったことがない。その
ため、第6図のものより長い周期で潤滑油フィルターの
清掃を行えばよいという利点がある。
ターがオイルパン内に直接浸漬されてなく、機関本体の
壁部に設けた内装室内に内装されていることから、オイ
ルパン内には、吸入口の小さな吸入管を装着するのみで
よく、潤滑油の有効消費許容量や傾斜限界角が大きくな
る。他方、潤滑油フィルターの外側を上流室としている
ことから、第5図のものと異なり、ゴミその他の異物が
フィルターの外側に付着するため、清掃がそれだけ容易
になる。更に、内装室を壁部に形成していることから、
フィルターケースが不要で部品点数が減少する。加え
て、第6図の先願のものに比較しても、出口が筒状濾過
部の端部側に形成されていることから、その上流室が出
口を形成するための突起等によって分断されることがな
く、濾過部全体を有効に利用することとなり、部分的に
潤滑油の目詰まりが早くなるといったことがない。その
ため、第6図のものより長い周期で潤滑油フィルターの
清掃を行えばよいという利点がある。
第1図はこの考案の実施例を示すオイルパン部分の縦断
面図、第2図は要部を縦断して示す側蓋部分の部分側面
図、第3図及び第4図は、夫々従来の潤滑油フィルター
の装着構造を示す縦断面図、第5図は、第4図従来にお
ける潤滑油フィルターの具体的な装着状態を示す要部縦
断面図、第6図は、この出願人が先に出願した潤滑油フ
ィルターの装着構造を示す縦断面図である。 (20)……オイルパン、(29)……内装室、(31)……
濾過部、(32)……濾過上流室、(34)……出口穴。
面図、第2図は要部を縦断して示す側蓋部分の部分側面
図、第3図及び第4図は、夫々従来の潤滑油フィルター
の装着構造を示す縦断面図、第5図は、第4図従来にお
ける潤滑油フィルターの具体的な装着状態を示す要部縦
断面図、第6図は、この出願人が先に出願した潤滑油フ
ィルターの装着構造を示す縦断面図である。 (20)……オイルパン、(29)……内装室、(31)……
濾過部、(32)……濾過上流室、(34)……出口穴。
Claims (1)
- 【請求項1】機関本体の壁部に筒状の濾過部を備えた潤
滑油フィルターを内装する室を有するものにおいて、前
記内装室は、クランクケース底部にクランク軸と同方向
に形成した潤滑油フィルター収納用空間であり、該フィ
ルター収納用空間部をオイルパン側へ連通させるととも
に、その濾過部長手方向の一端を出口部としたことを特
徴とする内燃機関の潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009589U JPH077525Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 内燃機関の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009589U JPH077525Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 内燃機関の潤滑装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02110216U JPH02110216U (ja) | 1990-09-04 |
JPH077525Y2 true JPH077525Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31236177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009589U Expired - Lifetime JPH077525Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 内燃機関の潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077525Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5270471B2 (ja) * | 2009-06-24 | 2013-08-21 | トヨタ自動車株式会社 | オイルパン |
-
1989
- 1989-02-21 JP JP2009589U patent/JPH077525Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02110216U (ja) | 1990-09-04 |
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