JPH0774740A - Ｔｄｍａ方式ディジタル移動通信基地局の同期保護装置 - Google Patents
Ｔｄｍａ方式ディジタル移動通信基地局の同期保護装置Info
- Publication number
- JPH0774740A JPH0774740A JP5240262A JP24026293A JPH0774740A JP H0774740 A JPH0774740 A JP H0774740A JP 5240262 A JP5240262 A JP 5240262A JP 24026293 A JP24026293 A JP 24026293A JP H0774740 A JPH0774740 A JP H0774740A
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- JP
- Japan
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- unique word
- timing
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ＴＤＭＡディジタル移動通信方式の基地局にお
ける移動局とのユニークワード（ＵＷ）のビット誤りに
よる同期はずれを軽減する。 【構成】ＤＭＴタイミング生成器１から出力されるＵＷ
検出範囲タイミングパルス１１を同期保護カウンタ４に
入力してＵＷ検出までのタイミングを算出し、その値を
レジスタ５にスロット別に一時保持する。前フレーム同
期位置検出器７で同期保護カウンタ４とレジスタ５の出
力値を比較して一致したとき前フレーム同期検出タイミ
ングパルス１２を出力する。ＵＷ検出タイミング制御器
３でＵＷ検出パルス９と前フレーム同期検出タイミング
パルス１２とから同期検出の優先制御を行いＴＤＭＡタ
イミング生成器１に対してＵＷの最終ビットの位置を指
示するＵＷ検出タイミングパルス８を供給する。
ける移動局とのユニークワード（ＵＷ）のビット誤りに
よる同期はずれを軽減する。 【構成】ＤＭＴタイミング生成器１から出力されるＵＷ
検出範囲タイミングパルス１１を同期保護カウンタ４に
入力してＵＷ検出までのタイミングを算出し、その値を
レジスタ５にスロット別に一時保持する。前フレーム同
期位置検出器７で同期保護カウンタ４とレジスタ５の出
力値を比較して一致したとき前フレーム同期検出タイミ
ングパルス１２を出力する。ＵＷ検出タイミング制御器
３でＵＷ検出パルス９と前フレーム同期検出タイミング
パルス１２とから同期検出の優先制御を行いＴＤＭＡタ
イミング生成器１に対してＵＷの最終ビットの位置を指
示するＵＷ検出タイミングパルス８を供給する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＴＤＭＡ（Time Divis
ion Multiple Access ：時分割多元接続）通信方式のデ
ィジタル移動通信基地局に設備され、移動局との同期状
態を保護する同期保護装置に関するものである。
ion Multiple Access ：時分割多元接続）通信方式のデ
ィジタル移動通信基地局に設備され、移動局との同期状
態を保護する同期保護装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】移動無線、特に、自動車電話，携帯電話
及びコードレス電話に代表される公衆通信移動電話シス
テムが急速に普及するとともに周波数の有効利用等のた
めディジタル化が進められている。このディジタル化さ
れた移動局，基地局間の同期をとる技術として、送信信
号の制御スロット，通信スロットの中に特定のビットパ
ターンのユニークワード（ＵＷ：同期ワード）が設けら
れ、このユニークワードを送信，受信することによって
ＴＤＭＡ方式の複数スロットで移動局，基地局間の同期
をとっている。図１は第２世代コードレス電話として開
発されているＰＨＰ（パーソナルハンディホン）のスロ
ットデータの構成例図である。（Ａ）は制御スロット、
（Ｂ）は通信スロットの構成を示す。図において、Ｒは
過渡応答用ランプタイム、ＳＳはスタートシンボル、Ｐ
Ｒはプリアンブル、ＵＷはユニーグワード（同期ワー
ド）、ＣＡＣはＣＲＣコードを含む制御スロットデー
タ、Ｉ（ＤＡＴＡ＋ＣＲＣ）はＣＲＣコードを含む音声
データ等の通信データである。第２世代コードレス電話
の基準規格ＲＣＲ−ＳＴＤ−２８を例にあげれば、ユニ
ークワード（ＵＷ）は１ビット以下の誤り許容をもって
検出されたときＵＷ以降のデータを取り込むようになっ
ている。
及びコードレス電話に代表される公衆通信移動電話シス
テムが急速に普及するとともに周波数の有効利用等のた
めディジタル化が進められている。このディジタル化さ
れた移動局，基地局間の同期をとる技術として、送信信
号の制御スロット，通信スロットの中に特定のビットパ
ターンのユニークワード（ＵＷ：同期ワード）が設けら
れ、このユニークワードを送信，受信することによって
ＴＤＭＡ方式の複数スロットで移動局，基地局間の同期
をとっている。図１は第２世代コードレス電話として開
発されているＰＨＰ（パーソナルハンディホン）のスロ
ットデータの構成例図である。（Ａ）は制御スロット、
（Ｂ）は通信スロットの構成を示す。図において、Ｒは
過渡応答用ランプタイム、ＳＳはスタートシンボル、Ｐ
Ｒはプリアンブル、ＵＷはユニーグワード（同期ワー
ド）、ＣＡＣはＣＲＣコードを含む制御スロットデー
タ、Ｉ（ＤＡＴＡ＋ＣＲＣ）はＣＲＣコードを含む音声
データ等の通信データである。第２世代コードレス電話
の基準規格ＲＣＲ−ＳＴＤ−２８を例にあげれば、ユニ
ークワード（ＵＷ）は１ビット以下の誤り許容をもって
検出されたときＵＷ以降のデータを取り込むようになっ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】移動無線では、受信レ
ベルの低下やフェージング等により復調されたディジタ
ルデータにデータ誤りが発生することがある。図７は従
来の送受信データのタイムチャートであり、（Ａ）は基
地局と移動局の送受信データを示す。（Ｂ），（Ｃ）は
それぞれ基地局が受信したときの実線円の部分，破線円
の部分の拡大図であり、（Ｂ）はＵＷが正確に受信でき
たとき、（Ｃ）はＵＷにデータ誤りが発生したときの説
明図である。図１に示したスロットデータ構成内のユニ
ークワード（ＵＷ）が、図６の（Ｃ）のように誤り許容
数以上のビット誤りが発生した場合に、受信する基準と
なるものが無くなるため、後続のデータを正確に受信す
ることができなくなる。また、ディジタル移動通信で
は、盗聴防止の強化を目的に、ディジタルデータにスク
ランブルをかけて送信している。そのため、１ビットで
もデータの取り込みタイミングを誤ると、受信側でデス
クランブルしたディジタルデータは、送信側のスクラン
ブルする前のディジタルデータとは全く異なったデータ
を再生することになり、受信データの読みすてや雑音の
発生となる。
ベルの低下やフェージング等により復調されたディジタ
ルデータにデータ誤りが発生することがある。図７は従
来の送受信データのタイムチャートであり、（Ａ）は基
地局と移動局の送受信データを示す。（Ｂ），（Ｃ）は
それぞれ基地局が受信したときの実線円の部分，破線円
の部分の拡大図であり、（Ｂ）はＵＷが正確に受信でき
たとき、（Ｃ）はＵＷにデータ誤りが発生したときの説
明図である。図１に示したスロットデータ構成内のユニ
ークワード（ＵＷ）が、図６の（Ｃ）のように誤り許容
数以上のビット誤りが発生した場合に、受信する基準と
なるものが無くなるため、後続のデータを正確に受信す
ることができなくなる。また、ディジタル移動通信で
は、盗聴防止の強化を目的に、ディジタルデータにスク
ランブルをかけて送信している。そのため、１ビットで
もデータの取り込みタイミングを誤ると、受信側でデス
クランブルしたディジタルデータは、送信側のスクラン
ブルする前のディジタルデータとは全く異なったデータ
を再生することになり、受信データの読みすてや雑音の
発生となる。
【０００４】本発明の目的は、ユニットワードのビット
パターンが誤って受信され同期検出できなかった場合で
も、ユニークワードに続く残りのデータを、正確に受信
することのできる同期保護装置を提供することにある。
パターンが誤って受信され同期検出できなかった場合で
も、ユニークワードに続く残りのデータを、正確に受信
することのできる同期保護装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の同期保護装置
は、移動局からのディジタル受信信号に含まれるユニー
クワードを検出してユニークワード検出パルスを出力す
るユニークワード検出器と、自走のタイミングで、ＴＤ
ＭＡフレームタイミングパルス，該当スロットセレクタ
信号，ユニークワード検出範囲タイミングパルス、およ
び、外部から入力されるユニーク検出タイミングパルス
によりユニークワードに続く受信データをバッファに取
り込むタイミングパルスを生成して出力するＴＤＭＡタ
イミング生成器と、該ＴＤＭＡタイミング生成器から入
力されるユニークワード検出範囲タイミングパルスのエ
ッジからユニークワード検出タイミングパルスまでの時
間を算出する同期保護カウンタと、該同期保護カウンタ
の出力値をＴＤＭＡ受信スロット単位に一時的に保持す
る同期保護カウンタレジスタと、前記同期保護カウンタ
の出力値と同期保護カウンタレジスタの値を比較し、一
致したタイミングを直前フレームの同期位置として直前
フレームのユニークワード検出タイミングパルスを出力
する前フレーム同期位置検出器と、前記ユニークワード
検出器からのユニークワード検出パルスと直前フレーム
ユニークワード検出タイミングパルスとにより同期検出
の優先制御を行って前記ＴＤＭＡタイミング生成器に対
してユニークワードの最終ビットの位置を指示する前記
ユニークワード検出タイミングパルスを供給するユニー
クワード検出タイミング制御器とを備えたことを特徴と
するものである。
は、移動局からのディジタル受信信号に含まれるユニー
クワードを検出してユニークワード検出パルスを出力す
るユニークワード検出器と、自走のタイミングで、ＴＤ
ＭＡフレームタイミングパルス，該当スロットセレクタ
信号，ユニークワード検出範囲タイミングパルス、およ
び、外部から入力されるユニーク検出タイミングパルス
によりユニークワードに続く受信データをバッファに取
り込むタイミングパルスを生成して出力するＴＤＭＡタ
イミング生成器と、該ＴＤＭＡタイミング生成器から入
力されるユニークワード検出範囲タイミングパルスのエ
ッジからユニークワード検出タイミングパルスまでの時
間を算出する同期保護カウンタと、該同期保護カウンタ
の出力値をＴＤＭＡ受信スロット単位に一時的に保持す
る同期保護カウンタレジスタと、前記同期保護カウンタ
の出力値と同期保護カウンタレジスタの値を比較し、一
致したタイミングを直前フレームの同期位置として直前
フレームのユニークワード検出タイミングパルスを出力
する前フレーム同期位置検出器と、前記ユニークワード
検出器からのユニークワード検出パルスと直前フレーム
ユニークワード検出タイミングパルスとにより同期検出
の優先制御を行って前記ＴＤＭＡタイミング生成器に対
してユニークワードの最終ビットの位置を指示する前記
ユニークワード検出タイミングパルスを供給するユニー
クワード検出タイミング制御器とを備えたことを特徴と
するものである。
【０００６】
【実施例】図２は本発明の実施例を示すブロック図であ
る。図において、１はＴＤＭＡタイミング生成器であ
り、ディジタル移動通信基地局のＴＤＭＡフレームタイ
ミング，フレーム内のスロットタイミング等、ＴＤＭＡ
転送に必要とされるタイミングパルスを生成するもので
あり、本発明に関する該当スロットセレクト信号１０，
ユニークワード検出範囲タイミングパルス１１，ユニー
クワード検出によるディジタル受信データの音声・デー
タバッファ１６への取り込みタイミングパルスを出力す
る。２はユニークワード（ＵＷ）検出器であり、ディジ
タル受信信号内のユニークワードパターンを検出し、ユ
ニークワード検出範囲タイミング内であればユニークワ
ード検出パルス９を出力する。３はユニークワード検出
タイミング制御器であり、ユニークワード検出パルス９
と前フレームユニークワード検出タイミングパルス１２
の双方により同期検出の優先制御を行い、ＴＤＭＡタイ
ミング生成器１に対してユニークワードの最終ビットの
位置を指示するユニークワード検出タイミングパルス８
を供給する。
る。図において、１はＴＤＭＡタイミング生成器であ
り、ディジタル移動通信基地局のＴＤＭＡフレームタイ
ミング，フレーム内のスロットタイミング等、ＴＤＭＡ
転送に必要とされるタイミングパルスを生成するもので
あり、本発明に関する該当スロットセレクト信号１０，
ユニークワード検出範囲タイミングパルス１１，ユニー
クワード検出によるディジタル受信データの音声・デー
タバッファ１６への取り込みタイミングパルスを出力す
る。２はユニークワード（ＵＷ）検出器であり、ディジ
タル受信信号内のユニークワードパターンを検出し、ユ
ニークワード検出範囲タイミング内であればユニークワ
ード検出パルス９を出力する。３はユニークワード検出
タイミング制御器であり、ユニークワード検出パルス９
と前フレームユニークワード検出タイミングパルス１２
の双方により同期検出の優先制御を行い、ＴＤＭＡタイ
ミング生成器１に対してユニークワードの最終ビットの
位置を指示するユニークワード検出タイミングパルス８
を供給する。
【０００７】４は同期保護カウンタであり、ユニークワ
ード検出範囲タイミングパルス１１のエッジからユニー
クワード検出パルス９までの時間の算出、及び前フレー
ムのユニークワード検出タイミング８を再び算出する為
の基準となるカウンタであり、同期保護カウンタ値１３
を出力する。５−１〜５−ｎはＴＤＭＡスロット別同期
保護カウンタレジスタであり、スロット単位にユニーク
ワード検出パルス９で同期保護カウンタ値１３を格納
し、同期位置を保持するレジスタである。また、ユニッ
トワード未検出時に該当スロットの前フレーム同期位置
を指示する。６は該当スロットセレクタであり、ＴＤＭ
Ａタイミング生成器１からの該当スロットセレクト信号
１０を受け、それにより該当する同期保護カウンタレジ
スタ５をセレクトし該当スロット同期カウンタレジスタ
値１５を出力する。７は前フレーム同期位置検出器であ
り、同期保護カウンタレジスタ５の値と同期保護カウン
タ４の出力値１３とを比較し、一致したタイミングを直
前フレームの同期位置とする前フレーム同期検出タイミ
ングパルス１２を出力する。１６は移動局からの電波を
復調しＵＷ検出によって同期がとれた後のディジタルデ
ータを格納するバッファであり、受信データ及び音声信
号を格納するバッファである。
ード検出範囲タイミングパルス１１のエッジからユニー
クワード検出パルス９までの時間の算出、及び前フレー
ムのユニークワード検出タイミング８を再び算出する為
の基準となるカウンタであり、同期保護カウンタ値１３
を出力する。５−１〜５−ｎはＴＤＭＡスロット別同期
保護カウンタレジスタであり、スロット単位にユニーク
ワード検出パルス９で同期保護カウンタ値１３を格納
し、同期位置を保持するレジスタである。また、ユニッ
トワード未検出時に該当スロットの前フレーム同期位置
を指示する。６は該当スロットセレクタであり、ＴＤＭ
Ａタイミング生成器１からの該当スロットセレクト信号
１０を受け、それにより該当する同期保護カウンタレジ
スタ５をセレクトし該当スロット同期カウンタレジスタ
値１５を出力する。７は前フレーム同期位置検出器であ
り、同期保護カウンタレジスタ５の値と同期保護カウン
タ４の出力値１３とを比較し、一致したタイミングを直
前フレームの同期位置とする前フレーム同期検出タイミ
ングパルス１２を出力する。１６は移動局からの電波を
復調しＵＷ検出によって同期がとれた後のディジタルデ
ータを格納するバッファであり、受信データ及び音声信
号を格納するバッファである。
【０００８】
【作用】図４はユニークワード検出パルス９のタイミン
グによりユニークワード検出の際の処理についてのタイ
ムチャートである。図５はＵＷ検出範囲タイミング１１
とＵＷ検出パルス９及び前フレームＵＷ検出タイミング
パルス１２との関係を示すタイムチャートである。フレ
ーム内の受信スロットにおいて移動局からの電波を復調
し、ユニークワード検出器２によってディジタルデータ
からユニークワードの検出を行う。但し、基地局側にお
ける受信スロットのディジタル受信データは、移動局で
の変調の際、あるいは基地局での復調の際のディレーテ
ィングによる誤差分によるなど、ユニークワードの位置
が多少前後している。その誤差分を吸収するために、ユ
ニークワード検出範囲タイミングパルス１１が設けられ
ている。ＴＤＭＡタイミング生成器１で作成する図中の
ユニックワード検出範囲タイミングパルス１１内でユニ
ークワードが検出されたとき、ユニークワード検出器２
はユニークワード検出パルス９を出力する。このユニー
クワード検出範囲タイミングパルス１１の開始点（エッ
ジ）からユニークワード検出パルス９までの時間ｔa を
同期検出時間として、同期保護カウンタ４で算出し、該
当スロット同期保護カウンタレジスタ５内に格納し、ユ
ニークワードが検出される毎に、レジスタの更新を行
う。ｔb はＵＷ検出範囲タイミングパルス１１の開始点
から前フレームＵＷ検出タイミングまでの時間である。
グによりユニークワード検出の際の処理についてのタイ
ムチャートである。図５はＵＷ検出範囲タイミング１１
とＵＷ検出パルス９及び前フレームＵＷ検出タイミング
パルス１２との関係を示すタイムチャートである。フレ
ーム内の受信スロットにおいて移動局からの電波を復調
し、ユニークワード検出器２によってディジタルデータ
からユニークワードの検出を行う。但し、基地局側にお
ける受信スロットのディジタル受信データは、移動局で
の変調の際、あるいは基地局での復調の際のディレーテ
ィングによる誤差分によるなど、ユニークワードの位置
が多少前後している。その誤差分を吸収するために、ユ
ニークワード検出範囲タイミングパルス１１が設けられ
ている。ＴＤＭＡタイミング生成器１で作成する図中の
ユニックワード検出範囲タイミングパルス１１内でユニ
ークワードが検出されたとき、ユニークワード検出器２
はユニークワード検出パルス９を出力する。このユニー
クワード検出範囲タイミングパルス１１の開始点（エッ
ジ）からユニークワード検出パルス９までの時間ｔa を
同期検出時間として、同期保護カウンタ４で算出し、該
当スロット同期保護カウンタレジスタ５内に格納し、ユ
ニークワードが検出される毎に、レジスタの更新を行
う。ｔb はＵＷ検出範囲タイミングパルス１１の開始点
から前フレームＵＷ検出タイミングまでの時間である。
【０００９】図３は本発明の同期保護タイミングを示す
タイムチャートである。（Ｂ），（Ｃ）はそれぞれ
（Ａ）の実線円，破線円の部分拡大図である。図３によ
って同期保護について説明する。基地局にて、復調後の
ディジタルデータにおいて、ユニークワード（ＵＷ）の
ビットパルスに誤りが発生してユニークワード未検出が
発生したとする。１フレームの転送間隔時間はほぼ一定
しており、そのため、ユニークワードの位置も時間的に
一定している。ユニークワードの検出タイミングは、１
フレーム前あるいはそれ以上前の検出時間もほぼ同じで
あるため、前フレーム同期位置検出器７によって前回の
同期検出タイミングの時間が近似タイミングであり、擬
似的に検出したものとしてユニークワード検出タイミン
グ制御器３からＴＤＭＡタイミング生成器１に報知す
る。ＴＤＭＡタイミング生成器１はそのタイミングから
ユニークワード以降のデータＩ（ｄａｔａ＋ＣＲＣ）を
受信バッファあるいは音声バッファに取り込む。タイミ
ング的にヒットした場合、データＩ（ｄａｔａ＋ＣＲ
Ｃ）にビット誤りが発生しないことからＣＲＣエラーは
発生しないことが判断できる。移動局側での変調時や、
基地局側での復調時に発生するジッタや、１フレーム間
の転送時間の精度が高ければ高いほど同期保護できる可
能性が高くなる。これにより移動局と基地局間における
同期保護が行われる。
タイムチャートである。（Ｂ），（Ｃ）はそれぞれ
（Ａ）の実線円，破線円の部分拡大図である。図３によ
って同期保護について説明する。基地局にて、復調後の
ディジタルデータにおいて、ユニークワード（ＵＷ）の
ビットパルスに誤りが発生してユニークワード未検出が
発生したとする。１フレームの転送間隔時間はほぼ一定
しており、そのため、ユニークワードの位置も時間的に
一定している。ユニークワードの検出タイミングは、１
フレーム前あるいはそれ以上前の検出時間もほぼ同じで
あるため、前フレーム同期位置検出器７によって前回の
同期検出タイミングの時間が近似タイミングであり、擬
似的に検出したものとしてユニークワード検出タイミン
グ制御器３からＴＤＭＡタイミング生成器１に報知す
る。ＴＤＭＡタイミング生成器１はそのタイミングから
ユニークワード以降のデータＩ（ｄａｔａ＋ＣＲＣ）を
受信バッファあるいは音声バッファに取り込む。タイミ
ング的にヒットした場合、データＩ（ｄａｔａ＋ＣＲ
Ｃ）にビット誤りが発生しないことからＣＲＣエラーは
発生しないことが判断できる。移動局側での変調時や、
基地局側での復調時に発生するジッタや、１フレーム間
の転送時間の精度が高ければ高いほど同期保護できる可
能性が高くなる。これにより移動局と基地局間における
同期保護が行われる。
【００１０】
【発明の効果】本発明を実施することによ、ＴＤＭＡ方
式ディジタル移動通信基地局において、受信レベルの低
下やフェージング等の影響により発生した同期ワード
（ユニークワード）のビット誤りによる非同期を防ぐこ
とができる。また、高確率でディジタルデータの正常受
信が可能となり、受信音声の雑音の低下や音質の劣化を
防止することができるため、実用上の効果は極めて大き
い。
式ディジタル移動通信基地局において、受信レベルの低
下やフェージング等の影響により発生した同期ワード
（ユニークワード）のビット誤りによる非同期を防ぐこ
とができる。また、高確率でディジタルデータの正常受
信が可能となり、受信音声の雑音の低下や音質の劣化を
防止することができるため、実用上の効果は極めて大き
い。
【図１】制御および通信スロット構成例図である。
【図２】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図３】本発明の同期保護タイミングチャートである。
【図４】ＵＷ検出パルスタイミングチャートである。
【図５】本発明のＵＷ検出範囲タイミングとＵＷ検出パ
ルス，前フレームＵＷ検出パルス検出タイミングパルス
との関係を示す説明図である。
ルス，前フレームＵＷ検出パルス検出タイミングパルス
との関係を示す説明図である。
【図６】従来の送受信のタイミングチャートである。
１ ＴＤＭＡタイミング生成器 ２ ＵＷ検出器 ３ ＵＷ検出タイミング制御器 ４ 同期保護カウンタ ５ 同期保護カウンタレジスタ ６ スロットセレクタ ７ 前フレーム同期位置検出器 ８ ＵＷ検出タイミングパルス ９ ＵＷ検出パルス １０ スロットセレクト信号 １１ ＵＷ検出範囲タイミングパルス １２ 前フレームＵＷ検出タイミングパルス １３ 同期保護カウンタ出力値 １４ 同期保護カウンタレジスタ出力値 １５ 同期保護カウンタレジスタ出力値 １６ 音声バッファ及び受信データバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｊ 3/06 Ｂ 8226−5Ｋ
Claims (1)
- 【請求項１】 移動局からのディジタル受信信号に含ま
れるユニークワードを検出してユニークワード検出パル
スを出力するユニークワード検出器と、 自走のタイミングで、ＴＤＭＡフレームタイミングパル
ス，該当スロットセレクタ信号，ユニークワード検出範
囲タイミングパルス、および、外部から入力されるユニ
ーク検出タイミングパルスによりユニークワードに続く
受信データをバッファに取り込むタイミングパルスを生
成して出力するＴＤＭＡタイミング生成器と、 該ＴＤＭＡタイミング生成器から入力されるユニークワ
ード検出範囲タイミングパルスのエッジからユニークワ
ード検出タイミングパルスまでの時間を算出する同期保
護カウンタと、 該同期保護カウンタの出力値をＴＤＭＡ受信スロット単
位に一時的に保持する同期保護カウンタレジスタと、 前記同期保護カウンタの出力値と同期保護カウンタレジ
スタの値を比較し、一致したタイミングを直前フレーム
の同期位置として直前フレームのユニークワード検出タ
イミングパルスを出力する前フレーム同期位置検出器
と、 前記ユニークワード検出器からのユニークワード検出パ
ルスと直前フレームユニークワード検出タイミングパル
スとにより同期検出の優先制御を行って前記ＴＤＭＡタ
イミング生成器に対してユニークワードの最終ビットの
位置を指示する前記ユニークワード検出タイミングパル
スを供給するユニークワード検出タイミング制御器とを
備えたＴＤＭＡ方式ディジタル移動通信基地局の同期保
護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24026293A JP3222655B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | Ｔｄｍａ方式ディジタル移動通信基地局の同期保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24026293A JP3222655B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | Ｔｄｍａ方式ディジタル移動通信基地局の同期保護装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0774740A true JPH0774740A (ja) | 1995-03-17 |
| JP3222655B2 JP3222655B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=17056884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24026293A Expired - Fee Related JP3222655B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | Ｔｄｍａ方式ディジタル移動通信基地局の同期保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3222655B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006115012A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Sony Corp | 無線受信機 |
-
1993
- 1993-09-02 JP JP24026293A patent/JP3222655B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006115012A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Sony Corp | 無線受信機 |
| JP4525284B2 (ja) * | 2004-10-12 | 2010-08-18 | ソニー株式会社 | 無線受信機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3222655B2 (ja) | 2001-10-29 |
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