JP2730340B2 - フレーム同期制御装置 - Google Patents

フレーム同期制御装置

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JP2730340B2
JP2730340B2 JP3205956A JP20595691A JP2730340B2 JP 2730340 B2 JP2730340 B2 JP 2730340B2 JP 3205956 A JP3205956 A JP 3205956A JP 20595691 A JP20595691 A JP 20595691A JP 2730340 B2 JP2730340 B2 JP 2730340B2
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範行 福井
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0079Receiver details
    • H04L7/0083Receiver details taking measures against momentary loss of synchronisation, e.g. inhibiting the synchronisation, using idle words or using redundant clocks

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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば移動体通信の
分野において、TDMA(Time Division Multiple Acc
ess:時分割多元接続)方式を用いた場合のフレーム同
期制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体通信の分野において、一つ
の周波数を時間軸上で複数のフレームに分割し、それぞ
れを異なる局に割り当てて使用するTDMA方式を用い
た場合に、フレーム同期を確立するために同期ワード
(SW)が用いられている。同期ワードには鋭い自己相
関関数のピークを持つパターンが用いられ、通常、M系
列から選ばれる。1フレーム中の特定位置に同期ワード
パターンを置き、この同期ワードパターンを検出するこ
とからフレーム同期が可能となる。
【0003】従来の衛星通信等で行われているフレーム
同期制御には、同期が確立していない非同期状態と同期
が確立している同期状態に加えて、誤った同期の確立を
防ぐ後方保護状態と、同期状態において誤って同期はず
れが生じたと判断するのを防ぐ前方保護状態を設けてい
る。これら4つの状態は、同期ワードの検出,不検出を
もとにして判断される。後方保護とは、N1 回連続して
同期ワードを検出した時に同期状態に遷移することであ
り、同様に前方保護とは、N2 回連続して同期ワードを
不検出した時に非同期状態に遷移することである。
【0004】図6は従来のフレーム同期制御装置の構成
を示すブロック図である。図において、10は同期ワー
ド検出器、70はフレーム同期状態を制御する状態遷移
回路である。
【0005】図6に示されるフレーム同期制御装置にお
いて、バーストデータが同期ワード検出器10に入力さ
れる。同期ワード検出器10はバーストデータに対して
同期ワードの検出を行い、同期ワード検出パルス又は同
期ワード不検出パルスを出力する。状態遷移回路70は
同期ワード検出パルス及び同期ワード不検出パルスをも
とにして状態の遷移を検知し、非同期状態信号,後方保
護状態信号,同期状態信号,前方保護状態信号を出力す
る。また、状態遷移回路70は同期ワード検出器10に
対して、各状態での同期ワードの検出操作のための同期
ワード許容誤りビット数とアパーチャゲート信号を出力
する。
【0006】図10は図6のフレーム同期制御装置にお
けるアパーチャゲート信号を説明するためのタイムチャ
ートである。図10に示されるアパーチャゲート信号
は、真の同期ワードパターンが存在すると思われる位置
の前後である一定期間だけ「1」となって(正検出)、
同期ワードの検出操作を有効とするものであり、上記し
た位置以外の位置では「0」となり(誤検出)、本来、
同期ワードパターンが存在するはずのない位置で同期ワ
ードを検出する誤検出の確率を低減する。
【0007】図7は図6のフレーム同期制御装置におけ
る同期ワード検出器の詳細な構成を示すブロック図であ
る。図において、10は同期ワード検出器、11はバー
ストデータを入力とし、同期ワードパターンと等しい長
さを持つシフトレジスタ、12は同期ワードパターンを
記憶しているメモリ、13は相関検出器、14は比較
器、15,16は論理積ゲートである。
【0008】図7に示される同期ワード検出器10にお
いて、バーストデータがシフトレジスタ11に入力され
る。相関検出器13はシフトレジスタ11の内容とあら
かじめメモリ12に記憶してある同期ワードパターンと
不一致ビット数1 を計算し、この不一致ビット数
1 と状態遷移回路70から与えられる同期ワード許容誤
りビット数ε1との大小を比較器14によって比較す
る。その比較結果に基き、n1≦ε1の場合には同期ワー
ド検出パルスを論理積ゲート15に出力し、またn1
ε1の場合には同期ワード不検出パルスを論理積ゲート
16に出力する。この時、論理積ゲート15,16には
状態遷移回路70からアパーチャゲート信号が与えられ
るために、同期ワード検出パルスと同期ワード不検出パ
ルスは、論理積ゲート15,16へのアパーチャゲート
信号の印加時のみにおいて状態遷移回路70に出力され
る。
【0009】図8は図6のフレーム同期制御装置におけ
る状態遷移回路の詳細な構成を示すブロック図である。
図において、70は状態遷移回路、71は同期ワード検
出パルス及び同期ワード不検出パルスからフレーム同期
の状態を判定する状態判定部、72は数種類のアパーチ
ャゲート信号を発生するアパーチャ発生器、73はアパ
ーチャゲート信号を選択するセレクタ、74は数種類の
同期ワード許容誤りビット数ε1 を記憶しているメモリ
である。
【0010】図8に示される状態遷移回路70におい
て、状態判定部71は同期ワード検出パルスと同期ワー
ド不検出パルスを入力する。また状態判定部71はフレ
ーム同期の状態遷移を判断し、その判断した状態により
非同期状態信号,後方保護状態信号,同期状態信号,前
方保護状態信号のいずれかを出力する。ここで、フレー
ム同期の状態の遷移は後記する図9に示されるフローチ
ャートに従って行われる。アパーチャ発生器72は同期
ワード検出パルスを基準に数種類のアパーチャゲート信
号を発生する。セレクタ73は各状態信号から各状態に
応じたアパーチャゲート信号を選択し、同期ワード検出
器10に出力する。同様に、メモリ74は各状態信号か
ら各状態での同期ワードの検出操作のための同期ワード
許容誤りビット数ε1 を出力する。
【0011】図9は、例えば山崎智弘他2名の研究論文
である「TDMA運用に基づく国際ビジネス衛星通信シ
ステムにおけるフレーム同期に関する検討」(電子通信
学会技術研究報告,CS85−89,1985.10.
17,P9〜16)に開示された従来のフレーム同期の
状態の遷移を説明するためのフローチャートである。図
において、41は非同期状態、42は後方保護状態、4
3は同期状態、44は前方保護状態、41a,41b,
41c,42a,42b,43a,43b,43c,4
4a,44bは状態の遷移を表わす
【0012】図9に示されるフローチャートにおいて、
フレーム同期の状態は、フレーム同期が確立されていな
い非同期状態41から始まる。この非同期状態41は、
同期ワードが検出されない状態41aの時に非同期状態
41のままであるが、同期ワードが検出された状態42
aの時に後方保護状態42に遷移する。この後方保護状
態42は、N1 回連続して同期ワードが検出される状態
43aになるまで後方保護状態42を保ち、N1 回連続
して同期ワードが検出された状態43aの時にフレーム
同期が確立したとして同期状態43に遷移する。また後
方保護状態42は、N1 回連続して同期ワードが検出さ
れる前に、一回同期ワードが不検出の状態41bになる
と非同期状態41に戻る。
【0013】同期状態43において、同期ワードが検出
された状態43bの時には同期状態43を保ち、同期ワ
ードが不検出の状態44aになると前方保護状態44に
遷移する。この前方保護状態44にて、再び同期ワード
が検出された状態43cになると直ちに同期状態43に
戻るが、N2 回連続して同期ワードが不検出の状態41
cになると、同期外れが生じたとして非同期状態41に
遷移する。前方保護状態44は、 2 回連続して同期ワ
ードが不検出の状態41cになるまで前方保護状態44
を保つ。
【0014】図8に示される状態判定部71は、上記し
たような図9に示されるフレーム同期の状態の遷移のフ
ローチャートに従って状態を判定し、各状態信号を出力
する。
【0015】図11は複数の移動体からの電波を受信す
る基地局における干渉の態様を説明するための概念図で
ある。図において、81は基地局、82,83は移動体
である。図11は同一の周波数fを使用している移動体
82と移動体83の電波を受信する基地局81におい
て、相互の電波が干渉している様子を表わしている。図
11に示されるように、同一の周波数fを使用している
移動体82と移動体83の電波が基地局81に干渉して
いる場合に、図6に示されるフレーム同期制御装置で
は、基地局81は受信レベルの高い方の受信波について
フレーム同期制御を行う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のフレー
ム同期制御装置は以上のように構成されており、特に移
動体通信に適用した場合には、自動車電話のようなセル
ベースでの周波数の割当て、さらには無線チャネルの有
効利用の観点から、同一の周波数での干渉による回線品
質の劣化が生じる不都合があった。また、図11に示さ
れるように同一の周波数fを使用している移動体82と
移動体83の電波を基地局81が受信する時、移動体8
3のレベルが移動体82のレベルよりも高い場合に、図
6に示される従来のフレーム同期制御装置をそのまま適
用すると、フレーム同期のタイミングを移動体83に合
わせてしまうという問題点があった。そこで、同一の周
波数fでの干渉時に移動体83にタイミングを合わせる
と、電波の干渉が無くなった場合に、本来タイミングを
合わせるべき移動体82からフレーム同期が外れる可能
性があるという問題点があった。
【0017】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、同一の周波数での干渉による誤
ったフレーム同期制御を防止することができるフレーム
同期制御装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフレーム
同期制御装置は、入力したバーストデータに対して同期
ワードの検出を行い、同期ワード検出パルス及び同期ワ
ード不検出パルスを出力する同期ワード検出器に付加し
て、入力したバーストデータに対してカラーコードの検
出を行い、カラーコード検出パルス及びカラーコード不
検出パルスを出力するカラーコード検出器を設け、さら
に状態遷移回路として、同期ワード検出パルスと同期ワ
ード不検出パルスに加えて、カラーコード検出パルスと
カラーコード不検出パルスから同一の周波数での干渉を
判定し、その判定された干渉に対する誤ったフレーム同
期制御を防止する手段を備えた状態遷移回路を設けて成
る構成としてものである。
【0019】
【作用】この発明におけるフレーム同期制御装置は、同
期ワード検出パルス及び同期ワード不検出パルスを出力
する同期ワード検出器に付加して、カラーコード検出パ
ルス及びカラーコード不検出パルスを出力するカラーコ
ード検出器を設け、さらに同期ワード検出パルスと同期
ワード不検出パルスに加えて、カラーコード検出パルス
とカラーコード不検出パルスからフレーム同期の状態の
遷移を判定し、その判定された状態を知らせる信号を出
力する状態遷移回路を設けたことにより、同一の周波数
での干渉の発生時には、その干渉波にタイミングを合わ
せることが無くなり、誤ったフレーム同期制御を防止す
ることができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例であるフレーム同期制御
装置の構成を示すブロック図である。図において、10
は同期ワード検出器であり、これは上記図7に示される
従来装置の同期ワード検出器と同様のものである。20
はカラーコード検出器、30は状態遷移回路である。カ
ラーコードは、複数のゾーンからなるクラスタごとに割
り当てられるコードである。同一の周波数を使用する局
もクラスタごとに配置されるために、このカラーコード
を検出することによって局の識別が可能となる。
【0021】図1に示されるフレーム同期制御装置にお
いて、同期ワード検出器10の動作は上記従来装置のも
のと同様である。カラーコード検出器20は入力された
バーストデータに対してカラーコードの検出操作を行
い、カラーコード検出パルス又はカラーコード不検出パ
ルスを出力する。状態遷移回路30は同期ワード検出パ
ルス,同期ワード不検出パルス,カラーコード検出パル
ス及びカラーコード不検出パルスをもとにして状態の遷
移を検知し、非同期状態信号,後方保護状態信号,同期
状態信号,前方保護状態信号及び耐干渉状態信号を出力
する。また、状態遷移回路30は同期ワード検出器10
及びカラーコード検出器20に対して、各状態での同期
ワードの検出操作及びカラーコードの検出操作のための
同期ワード許容誤りビット数,カラーコード許容誤りビ
ット数及びアパーチャゲート信号を出力する。
【0022】図2は図1のフレーム同期制御装置におけ
るカラーコード検出器の詳細な構成を示すブロック図で
ある。図において、20はカラーコード検出器、21は
バーストデータを入力とし、カラーコードパターンと等
しい長さを持つシフトレジスタ、22はカラーコードパ
ターンを記憶しているメモリ、23は相関検出器、24
は比較器、25,26は論理積ゲートである。
【0023】図2に示されるカラーコード検出器20に
おいて、このカラーコード検出器20の動作は、カラー
コードを同期ワードに置き換えることにより同期ワード
検出器10と同様に考えることができる。バーストデー
タがシフトレジスタ21に入力される。相関検出器23
はシフトレジスタ21の内容とあらかじめメモリ22に
記憶してあるカラーコードパターンとの不一致ビット数
2 を計算し、この不一致ビット数2 と状態遷移回路
30から与えられるカラーコード許容誤りビット数ε2
との大小を比較器24によって比較する。その比較結果
に基づき、n2≦ε2の場合にはカラーコード検出パルス
を論理積ゲート25に出力し、またn2>ε2 の場合に
はカラーコード不検出パルスを論理積ゲート26に出力
する。この時、同期ワード検出器10と同様に、論理積
ゲート25,26には状態遷移回路30からアパーチャ
ゲート信号が与えられるために、カラーコード検出パル
スとカラーコード不検出パルスは、論理積ゲート25,
26へのアパーチャゲート信号の印加時のみにおいて状
態遷移回路30に出力される。
【0024】図3は図1のフレーム同期制御装置におけ
る状態遷移回路の詳細な構成を示すブロック図である。
図において、30は状態遷移回路、31は同期ワード検
出パルス,同期ワード不検出パルス,カラーコード検出
パルス及びカラーコード不検出パルスからフレーム同期
の状態を判定する状態判定部、32は論理積ゲート、3
3は数種類のアパーチャゲート信号を発生するアパーチ
ャ発生器、34はアパーチャゲート信号を選択するセレ
クタ、35は数種類の同期ワード許容誤りビット数ε1
とカラーコード許容誤りビット数ε2 を記憶しているメ
モリである。
【0025】図3に示される状態遷移回路30におい
て、状態判部31は同期ワード検出パルス,同期ワー
ド不検出パルス,カラーコード検出パルス及びカラーコ
ード不検出パルスを入力とし、フレーム同期の状態の遷
移により、非同期状態信号,後方保護状態信号,同期状
態信号,前方保護状態信号,耐干渉状態信号のいずれか
を出力する。ここで、フレーム同期の状態の遷移は後記
する図4に示されるフローチャートに従って行われる。
この発明では、同期ワード検出パルスとカラーコード検
出パルスの双方が出力された場合に、初めて同期ワード
が検出されたとするので、アパーチャ発生器33は論理
積ゲート32の出力信号を基準としてアパーチャゲート
信号を発生する。セレクタ34は各状態信号から各状態
に応じたアパーチャゲート信号を選択し、同期ワード検
出器10とカラーコード検出器20に出力する。同様
に、メモリ35は各状態信号から各状態での同期ワード
の検出操作のための同期ワード許容誤りビット数ε1
カラーコード許容誤りビット数ε2 出力する。
【0026】図4は図1のフレーム同期制御装置におけ
るフレーム同期の状態の遷移を説明するためのフローチ
ャートである。この発明におけるフレーム同期の状態の
遷移条件は、上記従来装置における同期ワード検出にカ
ラーコード検出を加えたものである。また、同一の周波
数を用いた他局からの干渉を考慮して耐干渉状態が新た
に設けてある。図において、41は非同期状態、42は
後方保護状態、43は同期状態、44は前方保護状態、
45は耐干渉状態、41A,41B,41C,41D,
42A,42B,43A,43B,43C,43D,4
4A,44B,44C,45A,45B,45Cは状態
の遷移を表わす
【0027】図4に示されるフローチャートにおいて、
フレーム同期の状態はフレーム同期が確立されていない
非同期状態41から始まる。この非同期状態41は、同
期ワード,カラーコードの少なくともどちらか一方が不
検出の状態41Aの時に非同期状態41のままである
が、双方が一回検出された状態42Aの時に後方保護状
態42に遷移する。この後方保護状態42は、 1 回連
続して同期ワード,カラーコードの双方が検出される状
43Aになるまで後方保護状態42を保ち、N1 回連
続して双方が検出された状態43Aの時にフレーム同期
が確立したとして同期状態43に遷移する。また後方保
護状態42において、双方の一方が不検出の状態41B
になると非同期状態41に戻る。
【0028】同期状態43において、同期ワードとカラ
ーコードの双方が検出された状態43Bの時には同期状
態43を保ち、同期ワードが不検出の状態44Aになる
と前方保護状態44に遷移する。この前方保護状態44
において、同期ワードのみが検出された状態45Bの時
に耐干渉状態45に遷移し、同期ワード,カラーコード
の双方が検出された状態43Cの時に再び同期状態43
に戻る。この同期状態43において、同期ワードが検出
されカラーコードが不検出の状態45Aの場合には耐干
渉状態45に遷移する。この耐干渉状態45において、
同期ワード,カラーコードの双方が検出された状態43
Dの時に同期状態43に戻り、双方が不検出の状態44
Cの時に前方保護状態44に遷移する。この前方保護状
態44は、 2 回連続して同期ワードが不検出の状態
1Cになるまでは前方保護状態44を保ち、N2 回連続
して同期ワードが不検出の状態41Cになると非同期状
態41に遷移する。同様に耐干渉状態45は、 3 回連
続してカラーコードが不検出の状態41Dになるまでは
耐干渉状態45を保ち、N3 回連続してカラーコードが
不検出の状態41Dになると非同期状態41に遷移す
る。
【0029】図3に示される状態判定部31は、上記し
たような図4に示されるフローチャートに従って状態を
判定し、各状態信号を出力する。この状態判定部31に
ついてはCPU(中央処理装置)を用いることとするの
で、実際の状態判定部31の動作の流れは後記する図5
に示されるフローチャートのようになる。
【0030】図5は図3の状態判定部における動作を説
明するためのフローチャートである。図において、51
〜62及び52A,52B,54A,54B,55A,
55B,57A,57B,58A,58B,60A,6
0B,62A,62Bは動作過程を示すステップであ
る。
【0031】図5に示されるフローチャートにおいて、
フレーム同期は非同期状態から始まり、非同期状態信号
を出力する(ステップ51)。同期ワード検出パルス,
カラーコード検出パルスが入力されるのを待つ(ステッ
プ52)。同期ワード検出パルスとカラーコード検出パ
ルスの双方が同時に入力されると、後方保護状態信号を
出力する(ステップ52A,53)。また同期ワード検
出パルスとカラーコード検出パルスが同時に入力されな
い場合には、非同期状態信号を出力する(ステップ52
B,51)。
【0032】後方保護状態信号が出力されると(ステッ
プ53)、同期ワード検出パルス,カラーコード検出パ
ルスが入力されるのを待つ(ステップ54)。同期ワー
ド検出パルスとカラーコード検出パルスの双方が同時に
入力されると、ステップ55に進む。同期ワード検出パ
ルスとカラーコード検出パルスが同時に入力されない場
合には、非同期状態に戻る(ステップ54B)。
【0033】ステップ55では同期ワード検出パルスと
カラーコード検出パルスの同時入力がN1 回連続するま
で、後方保護状態信号を出力する(ステップ55B)。
ただし、同期入力が無くなる場合には非同時状態に戻る
(ステップ54B)。同期ワード検出パルスとカラーコ
ード検出パルスの同時入力がN1 回連続すると、同期状
態信号を出力する(ステップ55A)。
【0034】同期状態信号が出力されている場合には、
まず同期ワード検出パルスが入力されることを待つ(ス
テップ57)。同期ワード検出パルスが入力されない場
合には、前方保護状態信号を出力する(ステップ57
B)。また同期ワード検出パルスが入力されると(ステ
ップ57A)、カラーコード検出パルスの入力の有無を
見る(ステップ58)。カラーコード検出パルスの入力
が無い場合には、耐干渉状態信号を出力する(ステップ
58B)。またカラーコード検出パルスの入力が有る場
合には、同期状態信号を出力する(ステップ58A)。
【0035】ステップ60では同期ワード検出パルスの
無入力がN2 回連続すると、非同期状態に戻る(ステッ
プ60A)。また同期ワード検出パルスの無入力が(N
2−1 )回連続しているまでは、前方保護状態信号を出
力する(ステップ60B)。
【0036】ステップ62ではカラーコード検出パルス
の無入力がN3 回連続すると、非同期状態に戻る(ステ
ップ62A)。またカラーコード検出パルスの無入力が
(N 3−1) 回連続しているまでは、耐干渉状態信号を
出力する(ステップ62B)。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明のフレーム同期
制御装置は、入力したバーストデータに対して同期ワー
ドの検出を行い、同期ワード検出パルス及び同期ワード
不検出パルスを出力する同期ワード検出器に付加して、
入力したバーストデータに対してカラーコードの検出を
行い、カラーコード検出パルス及びカラーコード不検出
パルスを出力するカラーコード検出器を設け、さらに状
態遷移回路として、同期ワード検出パルスと同期ワード
不検出パルスに加えて、カラーコード検出パルスとカラ
ーコード不検出パルスから同一の周波数での干渉を判定
し、その判定された干渉に対する誤ったフレーム同期制
御を防止する手段を備えた状態遷移回路を設けて成る構
成としたので、極めて信頼性の高いフレーム同期を維持
することができるフレーム同期制御装置が得られるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるフレーム同期制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のフレーム同期制御装置におけるカラーコ
ード検出器の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図1のフレーム同期制御装置における状態遷移
回路の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】図1のフレーム同期制御装置におけるフレーム
同期の状態の遷移を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】図3の状態判定部における動作を説明するため
のフローチャートである。
【図6】従来のフレーム同期制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】図6のフレーム同期制御装置における同期ワー
ド検出器の詳細な構成を示すブロック図である。
【図8】図6のフレーム同期制御装置における状態遷移
回路の詳細な構成を示すブロック図である。
【図9】従来のフレーム同期の状態の遷移を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】図6のフレーム同期制御装置におけるアパー
チャゲート信号を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図11】複数の移動体からの電波を受信する基地局に
おける干渉の態様を説明するための概念図である。
【符号の説明】
10 同期ワード検出器 11,21 シフトレジスタ 12,22,35,74 メモリ 13,23 相関検出器 14,24 比較器 15,16,25,26,32 論理積ゲート 20 カラーコード検出器 30,70 状態遷移回路 31,71 状態判定部 33,72 アパーチャ発生器 34,73 セレクタ 41 非同期状態 42 後方保護状態 43 同期状態 44 前方保護状態 41A,41B,41C,41D,42A,42B,4
3A,43B,43C,43D,44A,44B,44
C,45A,45B,45C,41a,41b,41
c,42a,42b,43a,43b,43c,44
a,44b状態の遷移 51〜62,52A,52B,54A,54B,55
A,55B,57A,57B,58A,58B,60
A,60B,62A,62B ステップ 81 基地局 82,83 移動体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 7/10 H04B 7/15 C

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したバーストデータに対して同期ワ
    ードの検出を行い、その検出結果に基き同期ワード検出
    パルスを出力する同期ワード検出器と、 上記同期ワード検出パルスに基きフレーム同期の状態の
    遷移を判定し、その判定された状態に応じて状態信号を
    出力し、さらに上記同期ワード検出器に対して上記状態
    信号に対応して上記同期ワード検出器の動作を制御する
    制御信号を出力する状態遷移回路とから構成されるフレ
    ーム同期制御装置において、 あらかじめ識別コードが付されたバーストデータ中の識
    別コードに関して検出動作を行い、その検出結果に基き
    識別コード検出パルスを出力する識別コード検出器と、 上記同期ワード検出パルスと上記識別コード検出パルス
    とに基き同一の周波数による干渉を判定する判定手段
    と、この判定手段の判定結果に基き上記干渉に対する誤
    ったフレーム同期制御を防止する誤同期防止手段とを設
    けたことを特徴とするフレーム同期制御装置。
  2. 【請求項2】 同一の周波数による干渉を判定する判定
    手段と、上記干渉に対する誤ったフレーム同期制御を防
    止する誤同期防止手段とが状態遷移回路に設けられてい
    る請求項1記載のフレーム同期制御装置。
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