JP6019900B2 - スペクトル拡散受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は拡散符号の系列長を推定するスペクトル拡散受信装置に関するものである。
従来のスペクトル拡散受信装置では、スペクトル拡散信号を受信する際に拡散符号の系列長が既知であるとしてスペクトル拡散復調を行う。
一例として、非特許文献1に記載の従来技術について説明する。図15に従来のスペクトル拡散通信システムの送受信装置の構成例を示す。図15において、170は情報変調部、171はスペクトル拡散変調部、172は拡散符号生成部、173は送信アンテナ、174は受信アンテナ、175はスペクトル拡散復調部、176は拡散符号生成部、177は情報復調部を表す。送信すべきデータは情報変調部170に入力され、情報変調された後にスペクトル拡散変調部171に入力される。スペクトル拡散変調部171では、拡散符号生成部172で生成された既知の拡散符号により拡散変調が施され、拡散変調されたスペクトル拡散信号は送信アンテナから送信される。
受信側では受信アンテナ174で受信した信号をスペクトル拡散復調部175に入力する。拡散符号生成部176では伝搬遅延時間を予測あるいは拡散符号の同期を取った上で拡散符号を発生する。前記拡散符号生成部176からの出力を用いてスペクトル拡散符号生成部175では逆拡散処理を行い、情報復調が可能な信号を生成する。前記スペクトル拡散復調部175の出力は情報復調部177に入力され、情報データを得るための復調処理が行われる。
横山光雄「スペクトル拡散通信システム」科学技術出版社、pp.471−477(1988年5月)。
上記の従来技術におけるスペクトル拡散受信装置では拡散符号が既知であり、拡散符号の系列長も既知であることを前提としている。そのため、拡散符号や拡散符号の系列長が不明な場合には、スペクトル拡散信号を受信してもスペクトル拡散復調が行えないという問題が生じる。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、拡散符号の系列長が不明な場合でも、受信側で拡散符号の系列長を推定するスペクトル拡散受信装置を得ることを目的とする。なお、スペクトル拡散信号は情報変調される場合が多く、本発明では情報変調されたスペクトル拡散信号から周期性を有する拡散符号の系列長を精度よく推定できるスペクトル拡散受信装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明におけるスペクトル拡散信号受信装置は、スペクトル拡散信号を含む信号を受信信号として受信するスペクトル拡散受信手段と、前記受信信号の一部を抽出する信号抽出手段と、前記信号抽出手段により抽出された信号と前記受信信号とを用いて前記受信信号に含まれるスペクトル拡散信号の拡散系列長を推定する推定手段とを備え、前記推定手段は、前記信号抽出手段により抽出された信号を参照信号として前記受信信号との相関演算を行う相関演算手段と、前記相関演算手段の出力に対して電力値を算出するための電力算出手段と、前記電力算出手段の出力を時間領域から周波数領域に変換する時間−周波数領域変換手段と、前記時間−周波数領域変換手段の出力に基づき電力のピーク値を検出するピーク検出手段と、前記ピーク検出手段の出力を用いて周波数領域においてピークの発生する周期を推定し、時間領域における拡散符号の系列長に変換して出力するピーク周期推定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかるスペクトル拡散受信装置では、スペクトル拡散信号の拡散系列長を事前に知らなくても、適切な精度で拡散系列長を独自に検出することができる。
実施の形態1において想定するスペクトル拡散信号の送信局の構成。 実施の形態1に係わるスペクトル拡散受信装置の基本構成図。 実施の形態1に係わるスペクトル拡散受信装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態1のスペクトル拡散受信装置における送受信信号と抽出した受信信号系列の関係を示す図。 実施の形態1において相関演算時に位相ずれがない場合の相関電力の出力を示す図。 実施の形態1において相関演算時に位相ずれがある場合の相関電力の出力を示す図。 実施の形態1のピーク検出部出力における相関電力の出力。 実施の形態2に係わるスペクトル拡散受信装置の基本構成図。 実施の形態2のスペクトル拡散受信装置において電力算出部の出力が周波数領域に変換された結果。 実施の形態2において相関演算時に位相ずれがない場合の周波数領域での電力ピーク値の様子。 実施の形態2において相関演算時に位相ずれがある場合の周波数領域での電力ピーク値の様子。 実施の形態3に係わるスペクトル拡散受信装置の基本構成図。 実施の形態3に係わるスペクトル拡散受信装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態4に係わるスペクトル拡散受信装置の動作を示すフローチャート。 従来技術におけるスペクトル拡散受信装置の基本構成図。
実施の形態1.
本実施の形態はスペクトル拡散受信装置に関するものであり、図1から図7をもとに当該装置の拡散符号の系列長推定方法について説明する。
図1は本実施の形態で想定するスペクトル拡散送信装置の構成を示しており、100は情報変調部、101はスペクトル拡散変調部、102は拡散系列部、103はスペクトル拡散信号を示している。図2は本実施の形態におけるスペクトル拡散受信装置の拡散系列長推定部の構成を示しており、110は拡散信号受信部、111は抽出信号長設定部、112は信号抽出部、113は拡散系列長推定部、114は相関器、115は電力算出部、116はピーク検出部、117はピーク周期推定部を示している。図3に本実施の形態によるスペクトル拡散受信装置の拡散系列長推定の処理フローを示している。図4は受信信号と抽出した受信信号系列との関係の一例を示しており、(a)は位相ずれ(時間ずれ)がない場合、(b)は位相ずれ(時間ずれ)がある場合(シンボルが変化しない場合)、(c)は位相ずれ(時間ずれ)がある場合(シンボルが変化する場合)を示している。図5は相関演算時に受信信号と抽出した受信信号系列との間に位相ずれ(時間ずれ)がない場合の波形例、図6は位相ずれ(時間ずれ)がある場合の波形例を示す。図7に相関器出力の相関電力のピーク値を検出するためのしきい値とピーク値の関係を示す。
以下、図1から図7を用いて本実施の形態における受信処理を説明する。まず、図1は本実施の形態で想定するスペクトル拡散送信装置の構成を示しており、送信局では情報変調部100において情報が変調される。具体的には、送信すべき情報はBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)などの変調方式を用いて一定時間の時間シンボル単位で変調される。また、スペクトル拡散変調部101において、情報変調部100で変調された情報は拡散系列部102で生成されたスペクトル拡散系列によってスペクトル拡散変調されて送信される。送信されるスペクトル拡散信号103はチップ時間単位で変化する信号であり、1つのデータシンボル時間内に多数のチップが存在する。その結果、情報変調されたデータシンボルの周波数帯域よりも、拡散変調されたスペクトル拡散信号の送信される周波数帯域は広くなる。本実施の形態における受信装置では、このようにスペクトル拡散変調された送信信号を想定する。
図2、図3を参照して本実施の形態の制御手順を説明する。スペクトル拡散受信装置では、スペクトル拡散信号を所定の時間間隔でサンプリングした受信信号を拡散信号受信部110に蓄積する(ステップ120)。次に、抽出信号長設定部111では蓄積された信号から抽出すべき信号長N(Nは正の整数)を設定する(ステップ121)。ここで、信号長は通常サンプル数によって表現されるが、それ以外の方法であっても構わない。信号抽出部112では抽出信号長設定部111で設定された信号長Nに従い、拡散信号受信部110に蓄積された信号の中から信号長Nの分だけ信号を抽出する(ステップ122)。ここで、抽出信号長設定部111で設定される信号長は、本来の拡散信号の拡散周期よりも短い長さとすることが必要である。拡散系列長推定部113では信号抽出部112において抽出された信号を参照信号として、拡散信号受信部110に蓄積された受信信号サンプルをずらしながら参照信号と受信信号との相関値を計測し、その相関値のピークの時間周期を拡散系列長として推定する(ステップ123)。
ステップ123における具体的な処理について説明する。拡散系列長推定部113では相関器114において信号抽出部112で抽出された信号の複素共役値を参照信号とし、拡散信号受信部110に蓄積された受信信号サンプルとの相関演算を行う。ここで、相関器114はN段(Nは抽出信号長設定部111で設定された値)の段数を有する相関器として構成される。具体的には、拡散信号受信部110に蓄積された受信信号サンプルを時間的にずらしながら参照信号との相関演算を行い、さまざまな受信信号サンプルのタイミングに対して相関係数を算出する。相関器114の出力は電力算出部115に入力され、相関電力が算出される。
図4は受信信号と抽出した受信信号系列との関係を一例として示している。図4において、「位相ずれがない」とは1つの情報シンボルから受信信号系列が抽出された状態であり、「位相ずれがある」とは2つのまたがる情報シンボルから受信信号系列が抽出される状態を表す。この位相ずれのあり/なしによって、電力算出部115の出力である相関電力の時間的な出力波形は変化する。
図4(a)に示されるように受信信号と抽出された受信信号系列との位相ずれがない場合には、図5に示されるように周期ごとに規則正しく電力50dBを超える相関値のピークが得られる。図5において横軸は相関演算を行う受信信号のサンプルタイミング、縦軸はその相関電力の出力値を示している。一方、位相ずれがある場合には、図4(b)に示すように2つのまたがる情報シンボルから受信信号系列が抽出される。この抽出された受信系列は2つの情報シンボルが同じ値である場合(図4(b)に対応)には大きな相関値となり、2つの情報シンボルが異なる値となる場合(図4(c)に対応)には小さな相関値となる。その結果、図6に示されるように、相関電力のピーク値は不規則に発生する。
図2の電力算出部115の出力はピーク検出部116に入力され、ピーク検出が行われる。図7にピーク検出部116の動作を説明するため、ピーク発生状況の一例を示す。ここで、ピーク値の発生時間間隔(サンプル間隔)はMであり、抽出信号長設定部111で設定された抽出信号長Nよりも大きく、既知ではないものである。図7ではサンプル時間順にピーク値P(1) 、P(M+1)、P(2M+1)が得られており、ここでは3つのピーク値のうちP(M+1)が最大値をとっている。ピーク検出部116では次式のしきい値Pthを設定し、Pthよりも高いものをピークとみなし、そのピークが表れる時刻(サンプル番号)を抽出する。
Pth=α・Pmax (1)
ここで、Pmaxは最大ピーク値、αは0<α<1の係数である。
ピーク検出部116で検出されたピーク値とそのサンプル番号に関する情報は、ピーク周期推定部117に入力される。ピーク周期推定部117ではピーク値の時間間隔(又はサンプル間隔)に関する統計値をとり、統計的に頻度の高い時間間隔を拡散符号の系列長として推定して出力する。ただし、ピーク値の発生周期がNよりも短いものについては推定値としないこととする。
以上のように、さまざまな受信信号のタイミングに対して抽出された受信信号系列との相関を計測し、相関のピーク周期を算出することにより、受信側で拡散符号の系列長を推定することが可能なスペクトル拡散受信装置が得られる。
実施の形態2.
実施の形態1は時間領域で拡散系列長を推定するスペクトル拡散受信装置に関するものであったのに対し、本実施の形態では周波数領域で拡散系列長を推定するスペクトル拡散受信装置について開示する。
図8に本実施の形態における拡散系列長推定部の構成を示す。図8において、140は拡散信号受信部、141は抽出信号長設定部、142は信号抽出部、143は拡散系列長推定部、144は相関器、145は電力算出部、146は時間−周波数領域変換、147はピーク検出部、148はピーク周期推定部を示している。本実施の形態における構成と、実施の形態1との違いのある時間−周波数領域変換部146とピーク検出部147とピーク周期推定部148の動作を中心に説明する。
本実施の形態では相関演算後の電力算出部145の出力は、時間−周波数領域変換部146に入力される。時間−周波数領域変換部146に入力された電力算出部145の出力で時間サンプルに対して、時間領域から周波数領域に変換する処理を行う。時間領域から周波数領域に変換する処理については、例えば、FFT(Fast Fourier Transform)を用いてもよい。FFTでは例えば2のべき乗単位(ポイント数:K)での計算が一般に行われる。図9に、電力算出部145の出力を時間領域から周波数領域に変換した結果を示す。相関演算の電力に周期性のあるピーク値が発生する場合には、周波数領域に変換された場合でも、周期性のあるピークが発生する。図9にみられる周波数領域上のピークの発生周期Fには、式(2)に示す関係がある。
F=K/M (2)
ただし、Mは時間領域におけるピークの発生周期であり、拡散符号の系列長である。また、図10に相関演算時に位相ずれがない場合、図11に相関演算時に位相ずれがある場合に関して、周波数領域における電力のピーク値の様子を示す。周波数領域上では受信信号と抽出した受信信号系列に位相ずれがある場合とない場合のいずれについても、周期性のある電力のピーク値が得られている。
次に、時間−周波数領域変換部146の出力はピーク検出部147に入力され、実施の形態1と同様にピーク検出が行われる。ピーク検出部147の出力はピーク周期推定部148に入力され、実施の形態1と同様な方法で周波数領域上でのピークの発生周期を推定する。ピーク周期推定部148に関する実施の形態1との差異は、周波数領域上でのピークの発生周期の推定結果Fをもとに、時間領域上でのピークの発生周期の推定結果に変換する必要がある点である。具体的には、式(2)の関係にあることを利用して、周波数領域上でのピークの発生周期の推定結果を式(3)に基づき時間領域上での拡散符号の系列長の推定値M’に変換する必要がある。
M’=K/F (3)
以上のように、本発明では情報変調されたスペクトル拡散信号から、周期性を有する拡散符号の系列長を推定することができる。時間領域ではピークが不規則に生じる場合であっても、周波数領域に変換すると安定的なピークの発生間隔Fを得ることができ、発生間隔Fを安定的に測定することができる。その結果、時間領域から周波数領域へ変換した後に相関演算によるピーク電力の周期を推定することができ、拡散符号の系列長の推定精度の改善が可能なスペクトル拡散受信装置を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1、実施の形態2では拡散符号の系列長周期を推定していたのに対して、本実施の形態では系列長周期の推定の可否を判断し、拡散周期の推定を行う拡散系列長推定の処理について説明する。
図12は本実施の形態で想定するスペクトル拡散送信装置の構成を示しており、実施の形態1におけるスペクトル拡散受信装置(図1)の構成にさらに拡散系列長推定可否決定部118が付加されている。また、実施の形態2におけるスペクトル拡散受信装置(図8)の構成に同様に拡散系列長推定可否決定部を付加する構成も本実施の形態に含まれるが、説明を割愛する。図13は本実施の形態における動作フローを示している。以下、図12、13に基づき本実施の形態について説明を行う。
図13のフローに示されるようにスペクトル拡散受信装置では、所定のサンプリング間隔で入力された受信信号を拡散信号受信部110に蓄積する(ステップ150)。次に、抽出信号長設定部111では蓄積された信号から抽出すべき信号長N(Nは正の整数)を設定する(ステップ151)。ここで、信号長Nは、拡散系列の周期Mよりも短い長さ(N<M)とする。受信信号系列を抽出する動作(ステップ152)、拡散系列長を推定する動作(ステップ153)については、実施の形態1および実施の形態2と同じ処理であるため、説明を割愛する。
ステップ151において設定される信号長Nは、本来の拡散系列の周期に相当するサンプル数Mよりも十分に小さい場合がある。この場合には、相関器出力の電力のピーク値のS/Nが十分に得られない場合があるため、拡散符号の系列長の推定が行えなくなる可能性がある。そこで、本実施の形態では、抽出信号長設定部111で設定する信号長Nを順次変えながら(例えば、2のべき乗で増やしながら)、拡散系列長推定結果が得られるまで繰り返し行う(ステップ154)。具体的には、スペクトル拡散送信装置(図12)内の拡散系列長推定可否決定部118ではピーク周期推定部117からピーク周期とそのピーク周期の確度に関する出力を受け取り、その確度情報に基づき拡散系列長推定が適切に行われたかどうかを判定する。拡散系列長推定可否決定部118において拡散系列長推定が適切に行われていない場合には(ステップ154)、抽出信号長設定部111で設定する信号長Nを順次変えながら(例えば、2のべき乗で増やしながら)、拡散系列長推定結果が得られるまで繰り返し行う(ステップ155)。推定された拡散系列長が適切であると判定された場合には、拡散系列長の推定処理を停止する(ステップ154)。
以上のように、本発明では情報変調されたスペクトル拡散信号から周期性を有する拡散符号の系列長を推定するため、相関器の段数を規定する系列長設定を変えながら繰り返し拡散符号の系列長を推定することで、拡散符号の系列長の推定精度の改善が可能なスペクトル拡散受信装置を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態3では拡散系列長推定が適切に行われたかどうかに応じて、信号長Nを順次更新したが、本実施の形態ではさらにその信号長Nが最大値に達した場合に拡散系列長推定を停止する処置を設けた実施の形態を示す。
図14のフローに示されるように所定のサンプリング間隔で入力された受信信号は、拡散信号受信部110に入力される(ステップ160)。次に、抽出信号長設定部111では蓄積された信号から抽出すべき信号長N(Nは正の整数)を設定する(ステップ161)。設定される信号長Nは、本来の拡散系列長Mよりも短い長さ(N<M)とする。受信信号系列を抽出する動作(ステップ162)、拡散系列長を推定する動作(ステップ163)、拡散系列長推定結果が得られるまで繰り返し行う動作(ステップ164)については、実施の形態3と同じ処理であるため、説明を割愛する。
本来の拡散系列長Mが既知でない場合には、NがMよりも十分に小さい場合がある。この場合には、相関器出力の電力のピーク値のS/Nが十分に得られない場合があるため、拡散符号の系列長の推定が行えなくなる可能性がある。そこで、拡散系列長推定が適切に行われていない場合には(ステップ164)、抽出信号長設定部111で設定する信号長Nを順次変えながら(例えば、2のべき乗で増やしながら)、拡散系列長推定結果が得られるまで繰り返し行う(ステップ165)。抽出信号長設定部111では信号長Nが信号長設定最大値まで達したかどうか判定する(ステップ166)。最大系列長に達していない場合には、信号長Nを順次増やしながらステップ161に戻る。また、抽出信号長設定部111において信号長Nが系列長設定最大値まで達したと判定された場合には、拡散系列長の推定処理を停止する。
以上の制御により、設定最大値までの信号長Nの範囲内において、相関器の段数を規定する系列長設定を変えながら繰り返し拡散符号の系列長を推定できる。その結果、設定最大値までの信号長Nの範囲内において、拡散符号の系列長の推定精度の改善が可能なスペクトル拡散受信装置を得ることができる。
100:情報変調部
101:スペクトル拡散変調部
102:拡散系列部
103:スペクトル拡散信号
110:拡散信号受信部
111:抽出信号長設定部
112:信号抽出部
113:拡散系列長推定部
114:相関器
115:電力算出部
116:ピーク検出部
117:ピーク周期推定部
118:拡散系列長推定可否決定部
130、132、134:送信/受信信号
131、133、135:抽出した受信信号系列
140:拡散信号受信部
141:抽出信号長設定部
142:信号抽出部
143:拡散系列長推定部
144:相関器
145:電力算出部
146:時間−周波数領域変換
147:ピーク検出部
148:ピーク周期推定部
170:情報変調部
171:スペクトル拡散変調部
172:拡散符号生成部
173、174:アンテナ
175:スペクトル拡散復調部
176:拡散符号生成部
177:情報復調部

Claims (3)

  1. スペクトル拡散信号を含む信号を受信信号として受信するスペクトル拡散受信手段と、前記受信信号の一部を抽出する信号抽出手段と、
    前記信号抽出手段により抽出された信号と前記受信信号とを用いて前記受信信号に含まれるスペクトル拡散信号の拡散系列長を推定する推定手段とを備え、
    前記推定手段は、
    前記信号抽出手段により抽出された信号を参照信号として前記受信信号との相関演算を行う相関演算手段と、
    前記相関演算手段の出力に対して電力値を算出するための電力算出手段と、
    前記電力算出手段の出力を時間領域から周波数領域に変換する時間−周波数領域変換手段と、
    前記時間−周波数領域変換手段の出力に基づき電力のピーク値を検出するピーク検出手段と、
    前記ピーク検出手段の出力を用いて周波数領域においてピークの発生する周期を推定し、時間領域における拡散符号の系列長に変換して出力するピーク周期推定手段と、
    を備えることを特徴とするスペクトル拡散信号受信装置。
  2. 前記推定手段による推定結果に基づき推定の可否を決定し、前記決定に基づき拡散符号の系列長の推定を繰り返し行うか否かを決定する推定可否決定手段
    を備えることを特徴とする請求項に記載のスペクトル拡散信号受信装置。
  3. 前記推定可否決定手段で拡散符号の系列長の推定を繰り返し行うと決定された場合に前記信号抽出手段で抽出される受信信号の信号長を増やす抽出信号長設定部と、
    前記信号抽出手段により抽出された受信信号の信号長が設定最大値まで達したか否かを判定し、前記判定に基づき拡散符号の系列長の推定を繰り返し行うか否かを決定する信号長判定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載のスペクトル拡散信号受信装置。
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