JP3257326B2 - デジタル無線電話装置のsacchデータ送受信回路 - Google Patents

デジタル無線電話装置のsacchデータ送受信回路

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JP3257326B2
JP3257326B2 JP04287095A JP4287095A JP3257326B2 JP 3257326 B2 JP3257326 B2 JP 3257326B2 JP 04287095 A JP04287095 A JP 04287095A JP 4287095 A JP4287095 A JP 4287095A JP 3257326 B2 JP3257326 B2 JP 3257326B2
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泰弘 渋谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局と複数の移動局
との間で時分割多元接続による無線通信を行うデジタル
無線電話装置に関し、特に通信用物理スロットを介して
送受されるSACCHデータの送受信を行うデジタル無
線電話装置のSACCHデータ送受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電話装置は、PSと呼称される
移動局及びCSと呼称される基地局間の通信にはデジタ
ル方式を採用し、音声等のアナログ信号はAD変換及び
DA変換が行われてデジタル信号として無線通信されて
いる。図6はこのような電話装置の構成を示し、加入者
回線Lを介して基地局1が接続され、基地局1と4台の
移動局2a〜2dとが無線接続されている。
【0003】ところで、この種の装置で扱われる無線周
波数帯域としては1.9GHzの帯域が用いられ、キャ
リア周波数の間隔は、300KHzとなっている。そし
て1つの周波数帯を介して1台の基地局と4台の移動局
との間で通信が行え、この場合この周波数は図7に示す
ように、5msec間に8つのタイムスロット〜に
時分割され、はじめの4つのタイムスロット〜で基
地局1は各移動局に対しデータを送信すると共に、残り
の4つのタイムスロット〜で各移動局からのデータ
を受信するようにしている。
【0004】このようなTDMA(time divi
sion multiple access)処理によ
り同一周波数を4台の移動局で使用できることから、電
波を有効に活用することができる。なお、各タイムスロ
ット当たり240ビットのバースト信号が割り当てられ
(1ビット=5/8×240=2.6μsec)、この
うちデータビットは224ビットであり、384KHz
のクロックにより伝送される。さて、基地局と各移動局
との間に通信されるバースト信号が送受される物理タイ
ムスロットは、制御用及び通信用の物理スロットに大別
され、このうち通信用物理スロットのバースト信号のフ
ォーマットは、図8に示すようになっている。
【0005】即ち、通信用物理スロットは、図8(a)
に示すように、4ビットの過渡応答ランプタイムR、2
ビットのスタートシンボルSS、6ビットのプリアンプ
ルPR、16ビットのユニークワードUW、180ビッ
トの情報I、及び16ビットの誤り検出CRC(Cyc
lic Redundancy Check)が割り当
てられている。そして、180ビットの情報Iは、4ビ
ットのチャネル種別信号CI、16ビットの制御チャネ
ルSA,160ビットの情報Iからなり、かつ情報Iは
TCHと呼称される情報チャネルまたはFACCHと呼
称される情報チャネルの各チャネルに応じて定められる
(図8(b),(c))。なおFACCHチャネルで
は、一時的にTCHチャネルをスチールしてデータ転送
が行われる。
【0006】ところで、このような通信用物理スロット
を介して受信されるSACCHデータ(16ビットの制
御チャネルSAのデータ)は、図9に示すように、バー
スト信号を2回受信してはじめて有意データとなるもの
で、1回目のバースト信号により14ビットのレイヤ2
フィールドデータと1ビットのレイヤ3情報とを受信
し、続く2回目のバースト信号により15ビットのレイ
ヤ3情報を受信する。なお、図9中の括弧内の数字はビ
ット数を表す。そして受信したSACCHデータは、そ
のまま図9に示す形式で受信レジスタに格納され、CP
U側へ受け渡すようにしている。なお、図9に示す1回
目のバーストで受信したSACCHの中のスロット順序
ビットの値が「0」で、かつ2回目のバーストで受信し
たSACCH中のスロット順序ビットの値が「1」であ
るときにSACCHの有意スロットを示し、このとき1
回目に受信したSACCHデータと、2回目に受信する
データとで有意データを形成する。
【0007】したがってCPUは、受信レジスタに蓄積
されているSACCHデータを入力する場合は、まず1
回目のバースト中のSACCHのスロット順序ビットが
「0」であることを確認して14ビットのレイヤ2フィ
ールドデータ及び1ビットのレイヤ3情報を入力し、2
回目のバースト中のSACCHのスロット順序ビットが
「1」であることを確認して2回目のバースト受信時に
受信レジスタに蓄積されている15ビットのレイヤ3情
報を入力する。そして入力した各データをレイヤ2フィ
ールドとレイヤ3情報とに分割記憶して各情報の解析処
理等を行うようにしている。また、SACCHデータは
図9に示す形式で送信されるため,CPUは、送信すべ
きSACCHデータを、図9に示す形式に組み立て、さ
らにスロット順序ビットを付加した後、送信レジスタに
セットする。この結果、送信レジスタにセットされたデ
ータは、送信バーストのSACCHの時間位置で送出さ
れる。なお、SACCHデータを送信する必要が無い場
合でも、送信レジスタにはバースト信号の送信毎に、C
PUによりSACCHアイドルデータがセットされ、送
信されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の基
地局及び移動局では、SACCHデータを受信する場合
は、CPUが受信レジスタに蓄積されたデータを直接検
出して受信処理を行っている。また、SACCHデータ
を送信する場合も、CPUが直接送信レジスタに所定の
形式でデータをセットするようにしており、かつSAC
CHデータを送信する必要がない場合でも送信レジスタ
にアイドルデータをセットしている。このため、CPU
の送受信処理が煩雑となり、処理に遅延を生じることか
ら、受信したSACCHデータが処理されずに累積され
たり、また送信時には適切なSACCHデータが送信さ
れない等の不具合が発生するという問題があった。従っ
て本発明は、SACCHデータの送受信時にCPUの負
担を軽減し、CPUの処理遅延を無くすことを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、SACCHデータを受信するデータ
受信部を設け、データ受信部に、受信したSACCHデ
ータに含まれる第1の値を示すスロット順序ビットに基
づきこのSACCHデータを第1のデータと前記第1の
データに続く第2のデータの一部とからなる1回目の受
信バーストデータとしてパラレルデータに変換する第1
の変換回路と、受信したSACCHデータに含まれる第
2の値を示すスロット順序ビットに基づきこのSACC
Hデータを前記第2のデータの残りデータを示す2回目
の受信バーストデータとしてパラレルデータに変換する
第2の変換回路と、常時は受信したSACCHデータに
含まれる第1の値を示すスロット順序ビットを監視し、
このSACCHデータの中から第1の値のスロット順序
ビットを検出するとこのSACCHデータのCRC検査
結果が正常の場合は次のSACCHデータの受信態勢に
入るとともに、前記次のSACCHデータが受信されこ
のSACCHデータのスロット順序ビットの値が第2の
値を示し、かつこのSACCHデータのCRC検査結果
が正常の場合は有意ビットと判定する有意スロット検査
回路と、第1の変換回路により変換された第1のデータ
と、第1及び第2の変換回路により変換された第2のデ
ータとを有意スロット検査回路の有意ビットの判定に基
づいてそれぞれCPUへの受信データとして出力する出
力制御回路とを設けたものである。
【0010】また、SACCHデータを送信するデータ
送信部を設け、このデータ送信部に、SACCHデータ
を構成する第1及び第2のデータをそれぞれ蓄積する第
及び第2の送信レジスタと、送信レジスタへのデータ
の蓄積の有無を判定する判定回路と、判定回路がデータ
の蓄積を判定するとタイミング生成部の出力に基づき第
1の送信レジスタの第1のデータ及び第2の送信レジス
タの第2のデータをそれぞれシリアルデータに変換する
第1及び第2の変換回路と、第1の変換回路により変換
された第1のデータに第2の変換回路で変換された第2
のデータの一部を付加し、かつこれらのデータに第1の
値のスロット順位ビットを付加して1回目のバーストデ
ータとして送信するとともに、第2の変換回路により変
換された残りの第2のデータに第2の値のスロット順位
ビットを付加して2回目のバーストデータとして送信す
出力結合回路ととを設けたものである。また、基地局
及び移動局に、上述のように構成されたデータ受信部及
びデータ送信部を設けたものである。また、データ送信
部に、データが蓄積されないときにSACCHデータと
してアイドルデータを生成して出力結合回路に出力する
アイドルデータ生成回路を設けたものである。また、
ータ受信部に、第1の変換回路により変換された受信バ
ーストデータを蓄積する第1の受信レジスタ及び第2の
変換回路により変換された受信バーストデータを蓄積す
る第2の受信レジスタを設け、第1,第2の受信レジス
タ、第1,第2の送信レジスタをそれぞれ2つのレジス
タにより構成したものである。また、データの送信要求
と判定回路の判定出力とに基づいてステータス情報を出
力するステータス生成回路を設けたものである。
【0011】
【作用】SACCHデータの中から有意ビットを検出す
ると、この有意ビットに続く14ビットのレイヤ2デー
タ及び1ビットのレイヤ3データを第1の受信レジスタ
に蓄積する一方、次に受信されるバースト信号の中の1
5ビットのレイヤ3データを第2の受信レジスタに蓄積
し、出力制御回路は第1及び第2の受信レジスタに蓄積
されたデータを14ビットのレイヤ2データと16ビッ
トのレイヤ3データとに分割して出力する。この結果、
出力制御回路では送信されてくるSACCHデータをC
PUが処理しやすい形に変換して与えるため、CPUの
受信処理を軽減することができる。また、例えばCPU
から出力されSACCHデータを構成する14ビットの
レイヤ2データを第1の送信レジスタに蓄積する一方、
上記SACCHデータを構成する16ビットのレイヤ3
データを第2の送信レジスタに蓄積し、出力結合回路は
第1及び第2の送信レジスタに蓄積されたデータをタイ
ミング生成部の送信タイミング出力に応じ14ビットの
レイヤ2データ及び1ビットのレイヤ3データとして取
り出しスロット順序ビット「0」を付加してバースト信
号に付加すると共に、次のバースト信号の送信時には残
りの15ビットのレイヤ3データにスロット順序ビット
「1」を付加して出力する。この結果、SACCHデー
タは出力結合回路により所定のフォーマットで出力され
ることになり、SACCHデータ送信時のCPUの負荷
を軽減できる。
【0012】また、上述のように構成されたデータ受信
部及びデータ送信部を設けたことにより、CPUのSA
CCHデータ送受信処理が軽減される。また、レイヤ2
データ及びレイヤ3データが送信されないときにはSA
CCHデータとしてアイドルデータを生成して送信す
る。この結果、CPUのSACCHデータ送信時の負荷
をさらに軽減できる。また、第1,第2の受信レジス
タ、第1,第2の送信レジスタはそれぞれ2つのレジス
タにより構成される。この結果、CPUのSACCHデ
ータ送受信処理時の負荷をさらに軽減できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図4は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
基地局1と無線通信を行う移動局2の例を示している。
同図において、移動局2は、アンテナAT,高周波部2
1,変復調部22,無線制御部23,及び無線インタフ
ェース部24からなる無線部を介して基地局1と無線接
続される。
【0014】ここで無線インタフェース部24には、タ
イミングバスTBSを介し、ユニークワード検出部2
5、タイミング生成部26、受信CI検査部27、スク
ランブル部28、CRC処理部29、データ受信部3
0、データ送信部31、送信データ連結部32、簡易秘
話部33、速度変換部34,35、及び音声処理部36
が接続されている。なお、データ受信部31及びデータ
送信部31は図示省略したが後述の384KHzのクロ
ック信号CKが供給されている。
【0015】またシステムバスSBSには、上述の受信
CI検査部27、送信データ連結部32、速度変換部3
4,35を除く各部が接続されていると共に、CPU4
0、操作部41、及び表示部42が接続される。さら
に、音声処理部36には、通話に必要な送受器43及び
リンガ44が接続されており、以上のような各部は図示
しない電源部からの電源供給により動作する。また、ユ
ニークワード検出部25及びタイミング生成部26は、
無線インタフェース部24により抽出された384KH
z のクロック信号CKに基づいて動作する。なお、
a,bはそれぞれ移動局2が基地局1と通信を行う場合
の受信データ及び送信データを示している。
【0016】このような移動局2は基地局1とデータ通
信を行う場合、1つの周波数が5msec毎に8個のタ
イムスロットに分割されたうちの1個のスロットを介し
基地局1からのデータを受信する。そしてこの受信スロ
ットから4スロット分時間的に遅れたスロットを介し基
地局1へデータを送信する。そして、タイムスロットは
1スロット当たり625μsec(5msec/8)の
時間が割り当てられ、かつ1スロット分のデータは24
0ビットであることから1ビット分のデータは約2.6
μsecの時間を要している。したがって、送受される
データの速度は384KHzである。なお、物理スロッ
トは、制御データを送受信するための制御用物理スロッ
トと音声データ等を送受信するための通信用物理スロッ
トとに大別されている。
【0017】次に以上のように構成された移動局2の動
作について説明する。まず図4において、周波数1.9
GHz付近の無線信号が基地局1から移動局2へ送信さ
れてくると、アンテナAT,高周波部21,変復調部2
2,無線制御部23,及び無線インタフェース部24か
らなる無線部では、この無線信号から高周波成分を取り
除き、かつ復調を行って周波数384KHzの受信デー
タaを無線インタフェース部24から出力する。
【0018】この受信データaはユニークワード検出部
25及び受信CI検査部27で受信され、各部において
は、タイミング生成部26の各受信タイミング出力に基
づきバースト状の受信データaの中から各々ユニークワ
ードUW及びチャネル種別等の受信データ種別を示すチ
ャネル種別信号CIを検出する。この検出された情報
は、タイミング生成部26へフィードバックされ、以降
のデータ受信に必要なタイミングを生成するために利用
される。そして生成されたタイミング信号は、タイミン
グバスTBSを介しスクランブル部28や簡易秘話部3
3及び音声処理部36等の送受信処理部へ出力される。
【0019】この場合、スクランブル部28では、受信
データaにかけられた符号列の直流平衡を保つためのス
クランブルをはずしてデータ受信部30へ出力する。C
PU40では、受信データaが制御用物理スロットを介
する制御データである場合は、これらユニークワードU
W及びチャネル種別信号CIを検出後の受信タイミング
出力に基づきデータ受信部30中に蓄積されたチャネル
種別CI以降の着識別符号や発識別符号及び情報I等の
データをシステムバスSBSを介して入力し、これらの
識別符号が自装置に該当すれば各種プロトコル処理や受
信データ処理を行う。
【0020】このように移動局2では、受信データaを
処理する場合、ユニークワード検出部25及び受信CI
検査部27においてユニークワードUW及び受信データ
種別を示すチャネル種別信号CIを検出してこれらの検
出に基づき以降のデータの受信タイミングを生成し、ス
クランブル部28,CRC処理部29,データ受信部3
0,データ送信部31,送信データ連結部32,及び速
度変換部34,35等においては、CPU40が介在す
ることなく動作できるように構成する。なお、受信デー
タaが通信用物理スロットの情報Iでありこれが音声信
号を示す場合は、これらの情報は簡易秘話部33におい
て秘話解除されると共に、速度変換部34により32K
Hzの信号に伸長され、さらに音声処理部36によりア
ナログ信号に変換されて送受器43から出力される。
【0021】次にCPU40が操作部41の発呼操作を
検出した場合は、CPU40は上述のフォーマットに基
づいてチャネル種別CI以降のデータを作成しデータ送
信部31へ出力する。データ送信部31では、タイミン
グ生成部26からの各送信タイミングに基づいてこの送
信データをデータ連結部32を介しCRC処理部29へ
送る。CRC処理部29はこの送信データに誤り検出符
号を付加してスクランブル部28へ送り、スクランブル
部28ではこの送信データに直流平衡をかけて送信デー
タbとして、無線インタフェース部24等の無線部へ送
る。そして、無線部においては、このような送信データ
bを受信すると、これの変調を行いさらにこの変調信号
を高周波に重畳させて無線信号として基地局1へ送信す
る。
【0022】このようにして基地局1との間で発呼のプ
ロトコルが実行されて相手端末の呼出が行われ、相手の
応答により通話が開始される。この場合、送受器43か
らの音声信号は、音声処理部36において周波数32K
Hzのデジタル信号に変換され、さらに速度変換部35
により384KHzの周波数に圧縮されて簡易秘話部3
3へ送られる。簡易秘話部33ではこの音声データに対
して秘話処理を行い送信データ連結部32へ送る。その
後この音声データは、上述した経路を通って基地局1を
介し相手端末へ送信される。
【0023】次に図5は、移動局2と無線接続される基
地局1の構成を示すブロック図である。同図において、
移動局2と同等部分は同一符号を付してその詳細な説明
は省略する。即ち、基地局1は、移動局2に設けられて
いる操作部41,表示部42,送受器43,及びリンガ
44を省略し、音声処理部36に回線インタフェース5
1を接続するように構成している。
【0024】この場合、CPU50は、データ受信部3
0を介し移動局2からの例えば発呼データ等を入力する
と、回線インタフェース51を制御して回線Lへ発呼デ
ータに応じたダイヤル信号等を送出させると共に、回線
インタフェース51を介し回線Lからの着信信号等を受
信すると、着信データを送信データレジスタ31にセッ
トし、移動局2側へ送信させる。なお、発呼データや着
信データ等の制御データ以外の音声信号の伝送は、移動
局2の場合と同様に行われる。即ち、回線インタフェー
ス51を介する回線L側の音声信号は、音声処理部36
で処理され、速度変換やスクランブル処理が行われた
後、無線部を経て移動局2側へ送信される。また、移動
局2からの音声信号は、無線部で受信された後、スクラ
ンブル処理及び速度変換が行われさらに音声処理が施さ
れた後、回線L側へ送出される。
【0025】ところで、基地局1及び移動局2で送受信
される通信用物理スロットを介するデータの中には、図
8に示すように、4ビットのチャネル種別信号CIに続
いて16ビットの制御チャネルSAのデータがある。こ
のような、制御チャネルSAのデータ、即ちSACCH
データは、バースト信号を2回受信してはじめて有意デ
ータとなるもので、1回目のバースト信号により14ビ
ットのレイヤ2フィールドデータと,1ビットのレイヤ
3情報とが受信され、続く2回目のバースト信号により
15ビットのレイヤ3情報が受信される。このようにS
ACCHデータは、2回のバーストに分けて送受信しな
ければならないことから、CPUの送受信処理が煩雑と
なり、処理に遅延を生じることがある。このため、本実
施例では図9に示すフォーマットで受信されるSACC
Hデータを、データ受信部30でCPUに処理し易いフ
ォーマットに変換して与えるようにする。また、CPU
から送出されるSACCHデータをデータ送信部31で
図9に示すフォーマットに変換し送信できるようにす
る。
【0026】図1はデータ受信部30の要部構成を示す
ブロック図である。同図において、101はシリアル/
パラレル変換制御回路、102は有意スロット検査回
路、103はライト制御回路、104はリード制御回
路、105はステータス生成回路、106は出力制御回
路、111,121はシリアル/パラレル変換回路、1
12,122はレジスタである。なお、図中、RTMは
タイミング生成部26により生成されるSACCHデー
タの受信範囲を示すタイミング、UWCはユニットワー
ド検出部25による16ビットのユニークワードの検出
結果を示す信号、CRCCはCRC処理部29の検査結
果を示す信号、RDはCPUのリード信号、RSAはC
PUへ与える受信SACCHデータ、ST1〜ST3は
CPUに通知するステータス信号を示す。
【0027】ところで、SACCHデータは、図9に示
すスロット順序ビットが付加されて送受信される。ここ
で、スロット順序ビットが「0」のときに1回目のSA
CCHデータであることを示し、連続してスロット順序
ビットが「1」のときに2回目のSACCHデータであ
ることを示している。そして、この順序ビットの「0」
と「1」とが連続バーストとして受信できたときがSA
CCHの有意スロットであり、このスロット順序ビット
が「0」のSACCHデータと、「1」のSACCHデ
ータとから有意データが形成される。
【0028】即ち、まず有意スロット検査回路102で
は、クロック信号CK、タイミングRTM、ユニークワ
ード検出結果UWC,CRC処理部29の検査結果CR
CCに基づき受信データaの中からSACCHデータを
検出すると、このデータ中のスロット順序ビットの
「1」,「0」を判定し、その判定結果をシリアル/パ
ラレル変換制御回路101へ通知する。シリアル/パラ
レル変換制御回路101では、スロット順序ビットの判
定結果に基づき該当するシリアル/パラレル変換回路を
起動する。即ち、スロット順序ビットが「0」の有意ビ
ットであれば、シリアル/パラレル変換回路111を起
動する。すると、SACCHデータはシリアル/パラレ
ル変換回路111によりパラレルデータに変換されレジ
スタ112へ蓄積される。また、スロット順序ビットが
「1」であれば、シリアル/パラレル変換回路121を
起動する。すると、SACCHデータはシリアル/パラ
レル変換回路121によりパラレルデータに変換されレ
ジスタ122へ蓄積される。
【0029】ここで、有意スロット検査回路102は、
CRC検査結果の正否に応じ次のような状態遷移を行
う。即ち、検出したスロット順序ビットが「0」であ
り、かつCRC検査結果が異常であれば、再度、次回以
降のバーストに含まれるスロット順序ビットが「0」の
データを検出する待機状態となる。また、検出したスロ
ット順序ビットが「0」であり、かつCRC検査結果が
正常であれば、次のバーストに含まれるスロット順序ビ
ットが「1」のデータの受信態勢に入る。そして、スロ
ット順序ビットが「1」のデータが受信され、かつCR
C検査結果が正常であれば、レジスタ112には最初
(1回目)に受信されたSACCHデータ(有意スロッ
ト時のデータ)が蓄積され、レジスタ122には2回目
に受信されたSACCHデータが蓄積される。
【0030】なお、スロット順序ビットが「0」のデー
タが受信され、次のバースト中のスロット順序ビットが
「1」であり、かつこのときCRC検査結果が異常とな
る場合は、再度、次回以降のバーストに含まれるスロッ
ト順序ビットが「0」のデータを検出する待機状態とな
る。また、スロット順序ビットが「0」のデータが受信
され、次のバースト中にもスロット順序ビットの「0」
が検出されれば、このデータを1回目の受信SACCH
データとする。
【0031】ここで、1回目及び2回目の各SACCH
データの受信の際にCRC検査結果が正常である場合
は、有意スロット検査回路102は、ライト制御回路1
03に対しレジスタライト指示を通知する。すると、ラ
イト制御回路103は、このレジスタライト指示とステ
ータス生成回路105からのシリアル/パラレル変換ガ
ード指示cとにより各シリアル/パラレル変換回路11
1,121のパラレルデータを、それぞれレジスタ11
2,122へ蓄積させる。一方、リード制御回路104
は、CPUからのリード信号RDにより、レジスタ11
2のデータまたはレジスタ122のデータを出力制御回
路106へ送出させる。
【0032】出力制御回路106はレジスタ112,1
22からのデータを入力した場合、レジスタ112内の
図9に示すレイヤ2フィールドデータについては、図3
(a)に示すように、16ビットのうちビットD6,D
7が空きとなる14ビットのレイヤ2フィールドとして
CPUへ与える。また、レジスタ122内の図9に示す
15ビットのレイヤ3情報に対しレジスタ112内の1
ビットのレイヤ3情報を最上位ビットに付加して図3
(b)に示すような16ビットのレイヤ3情報としてC
PUへ与える。従って、CPUでは出力制御回路106
から与えられたデータRSAを変換せずにそのまま入力
してプロトコル処理等を行うことができ、CPUのデー
タ受信処理を軽減することができる。
【0033】なお、このときステータス生成回路105
では、有意スロット検査回路102からの有意スロット
検査結果、ライト制御回路103のライト制御信号及び
リード制御回路104からのリード制御信号に基づいて
レジスタ112,122の各ステータスST1,ST
2、SACCHデータの破棄を示すステータスST3を
CPU側へ出力する。また、上述のシリアル/パラレル
変換ガード指示cを出力する。CPUはこれらのステー
タスST1〜ST3により有意なSACCHデータが受
信されたことを通知された後で上述のリード信号RDに
よりSACCHデータを読み出し、そのデータの解析及
び処理を行う。
【0034】ところで、レジスタ112,122は、ダ
ブルバッファ構成となっており、従って各レジスタには
それぞれSACCHデータが2単位(2バースト)分格
納できることから、装置全体としてはSACCHデータ
を4バースト分格納できる。従って、CPUのSACC
Hデータ受信時の負荷を軽減することができる。ここ
で、上述したSACCHデータ破棄ステータスST3
は、各レジスタ112,122に各々2単位のSACC
Hデータが格納されている状態で、新たに有意ビットを
有するSACCHデータが受信された場合に出力され
る。この場合、新たなデータはレジスタに格納されずに
破棄される。
【0035】次に、図2はデータ送信部31の要部を示
すブロック図であり、SACCHデータを送信する送信
部の構成を示すものである。同図において、201はラ
イト制御回路、202は送信SACCHデータセット判
定回路、203はパラレル/シリアル変換制御回路、2
04はSACCHアイドルデータ生成回路、205はス
テータス生成回路、211,221はレジスタ、21
2,222はパラレル/シリアル変換回路である。な
お、図中、SSAはCPUから図3に示す形式で出力さ
れるSACCHデータ、WRはCPUのライト信号、S
STはタイミング生成部26からの送信スロットタイミ
ング、STMはタイミング生成部26からのSACCH
データ送信タイミング、RQはCPU側からのSACC
Hデータの送信要求をそれぞれ示している。
【0036】まず、ライト制御回路201では、CPU
側からデータSSAがバスSBSを介して出力され、そ
の後ライト信号WRが出力されると、このライト信号W
Rにより、レジスタ211に対してはCPUから送出さ
れた図3(a)に示す形式のSACCHデータを格納す
ると共に、レジスタ221に対しては図3(b)に示す
形式のSACCHデータを格納する。
【0037】ここで、送信SACCHデータセット判定
回路202では、送信スロットタイミングSSTがイネ
ーブルになると同時に、各レジスタの格納状態を検査し
送信SACCHデータのセットの有無を判定し、その判
定結果をパラレル/シリアル変換制御回路203へ通知
する。パラレル/シリアル変換制御回路203は、送信
SACCHデータのセット完了が通知されると、送信タ
イミングSTM及びクロック信号CKに同期してまずレ
ジスタ211のデータをパラレル/シリアル変換回路2
12へ送出させてシリアルデータに変換させ出力結合回
路206へ送出する。続いて、レジスタ221のデータ
をパラレル/シリアル変換回路222へ送出させてシリ
アルデータに変換させ出力結合回路206へ送出する。
【0038】出力結合回路206では、これらのシリア
ルデータを入力すると、図9に示す所定のフォーマット
に組み立てる。即ち、図3(a)に示すパラレル/シリ
アル変換回路212からのSACCHデータと、図3
(b)に示すパラレル/シリアル変換回路222からの
SACCHデータとを入力した場合、図3(a)の14
ビットレイヤ2フィールドデータを、図9に示すレイヤ
2フィールドのビット位置にセットし、このレイヤ2フ
ィールドに続くビット位置(最下位ビット)に図3
(b)のレイヤ3情報の最上位ビットをセットする。そ
して、1回目のバーストとして送信されるSACCHデ
ータとして、この14ビットのレイヤ2フィールドデー
タと1ビットのレイヤ3情報とに値が「0」である1ビ
ットのスロット順序ビット(有意ビット)を付加して送
信データb1として送信データ連結部32へ送出する。
【0039】また、2回目のバーストとして送信される
SACCHデータとしては、図3(b)に示す16ビッ
トのレイヤ3情報のうち残りの15ビットの情報に値が
「1」である1ビットのスロット順序ビットを付加して
送信データ連結部32へ送出する。この結果、この送信
データb1はSACCHデータとして無線部から相手装
置側へ無線伝送される。このように、出力結合回路20
6により、SACCHデータを所定のフォーマットに組
み立てて送信するようにしているため、SACCHデー
タを送信する際のCPUの負荷を軽減できる。
【0040】ところで、このようなSACCHデータ
は、通信用物理スロットの場合は、各バーストの送信毎
に常時送信を行うものである。従ってCPU側からこの
ようなデータがセットされない場合は、SACCHアイ
ドルデータ生成回路204がアイドルデータを生成して
出力結合回路206へ送出するようにしている。即ち、
SACCHアイドルデータ生成回路204では、送信S
ACCHデータセット判定回路202の出力がデータの
セット未完了を示す場合は、送信タイミングSTM及び
クロック信号CKに同期してSACCHアイドルデータ
を出力結合回路206へ送出する。この場合、出力結合
回路206ではこのSACCHアイドルデータを入力す
ると、値が「1」である1ビットのスロット順序ビット
を付加して送信データ連結部32へ送出する。このよう
に、SACCHアイドルデータ生成回路204を設け
て、アイドルデータを送信できるようにしたので、CP
Uがアイドルデータを生成して送信する従来方式に比
べ、CPUの負荷を軽減することができる。
【0041】なお、ステータス生成回路205は、送信
SACCHデータセット判定回路202の判定出力結果
とCPU側からのSACCHデータ送信要求RQとに基
づきレジスタステータスST4を出力してCPUに通知
する。従って、CPUではSACCHデータを送信した
いときに送信要求RQを出力してステータス生成回路2
05から出力されるレジスタステータスST4を検出
し、データをレジスタ211,221に書き込む。この
ように構成することにより、SACCHデータ送信の際
のCPUの送信処理をさらに軽減できる。また、各レジ
スタ211,222は、データ受信部30の各レジスタ
と同様にダブルバッファ構成となっているため、装置と
しては最大4バースト分のSACCHデータを格納する
ことができる。この結果、CPUの送信処理がさらに軽
減される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、S
ACCHデータの中からSACCHの有意スロットを検
出すると、このスロット順序ビットに続く14ビットの
レイヤ2データ及び1ビットのレイヤ3データを第1の
受信レジスタに蓄積する一方、次に受信されるバースト
信号の中の15ビットのレイヤ3データを第2の受信レ
ジスタに蓄積し、出力制御回路は第1及び第2の受信レ
ジスタに蓄積されたデータを14ビットのレイヤ2デー
タと16ビットのレイヤ3データとに分割して出力する
ようにしたので、出力制御回路では送信されてくるSA
CCHデータをCPUが処理しやすい形に変換して与え
るため、CPUの受信処理を軽減することができる。ま
た、例えばCPUから出力されSACCHデータを構成
する14ビットのレイヤ2データを第1の送信レジスタ
に蓄積する一方、上記SACCHデータを構成する16
ビットのレイヤ3データを第2の送信レジスタに蓄積
し、出力結合回路は第1及び第2の送信レジスタに蓄積
されたデータをタイミング生成部の送信タイミング出力
に応じ14ビットのレイヤ2データ及び1ビットのレイ
ヤ3データとして取り出しスロット順序ビット「0」を
付加しバースト信号に付加すると共に、次のバースト信
号の送信時には残りの15ビットのレイヤ3データにス
ロット順序ビット「1」を付加して出力するようにした
ので、SACCHデータは出力結合回路により所定のフ
ォーマットで出力されることになり、SACCHデータ
送信時のCPUの負荷を軽減できる。
【0043】また、基地局及び移動局に、上述のように
構成されたデータ受信部及びデータ送信部を設けたこと
により、各局のCPUにおいて実行されるSACCHデ
ータ送受信処理を大幅に軽減できる。また、レイヤ2デ
ータ及びレイヤ3データが送信されないときにはSAC
CHデータとしてアイドルデータを生成して送信するよ
うにしたので、CPUのSACCHデータ送信時の負荷
をさらに軽減できる。また、第1,第2の受信レジス
タ、及び第1,第2の送信レジスタをそれぞれ2つのレ
ジスタにより構成するようにしたので、CPUのSAC
CHデータ送受信処理時の負荷をさらに軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したデジタル無線電話装置の一
実施例を示すデータ受信部のブロック図である。
【図2】 上記装置を構成するデータ送信部のブロック
図である。
【図3】 上記装置内のCPUとデータ受信部及びデー
タ送信部との間で送受されるSACCHデータのデータ
フォーマットである。
【図4】 上記装置を構成する移動局のブロック図であ
る。
【図5】 上記装置を構成する基地局のブロック図であ
る。
【図6】 上記装置のシステム構成図である。
【図7】 上記装置の通信タイミングを示す図である。
【図8】 上記装置の通信用物理スロットを介して送受
されるデータのフォーマットを示す図である。
【図9】 上記通信用物理スロットを介して送受される
SACCHデータの受信タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1…基地局、2a〜2b…移動局、26…タイミング生
成部、30…データ受信部、31…データ送信部、10
2…有意スロット検査回路、111,121…シリアル
/パラレル変換回路、106…出力制御回路、112,
122,211,221…レジスタ、202…送信SA
CCHデータセット判定回路、204…SACCHアイ
ドルデータ生成回路、206…出力結合回路、212,
222…パラレル/シリアル変換回路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の送信及び受信用のタイムスロット
    を介して時分割多元接続による無線通信を行う基地局
    と、基地局と無線接続され前記複数の送信及び受信用の
    タイムスロットのうち何れか1つを介し基地局と無線通
    信を行う移動局とからなり、タイミング生成部のタイミ
    グ出力に基づき前記タイムスロットを介してSACC
    データをバーストデータとして送受信するデジタル無
    線電話装置において、 前記基地局及び移動局に、前記SACCHデータを受信
    するデータ受信部を設け、 前記データ受信部受信した前記SACCHデータに含まれる第1の値を示
    すスロット順序ビットに基づきこのSACCHデータを
    第1のデータと前記第1のデータに続く第2のデータの
    一部とからなる1回目の受信バーストデータとしてパラ
    レルデータに変換する第1の変換回路と、 受信した前記SACCHデータに含まれる第2の値を示
    すスロット順序ビットに基づきこのSACCHデータを
    前記第2のデータの残りデータを示す2回目の受信バー
    ストデータとしてパラレルデータに変換する第2の変換
    回路と、 常時は受信した前記SACCHデータに含まれる第1の
    値を示すスロット順序ビットを監視し、このSACCH
    データの中から第1の値のスロット順序ビットを検出す
    るとこのSACCHデータのCRC検査結果が正常の場
    合は次のSACCHデータの受信態勢に入るとともに、
    前記次のSACCHデータが受信されこのSACCHデ
    ータのスロット順序ビットの値が第2の値を示し、かつ
    このSACCHデータのCRC検査結果が正常の場合は
    有意ビットと判定する有意スロット検査回路と、第1の変換回路により変換された第1のデータと、第1
    及び第2の変換回路により変換された第2のデータとを
    前記有意スロット検査回路の有意ビットの判定に基づい
    てそれぞれCPUへの受信データとして 出力する出力制
    御回路とを備えたことを特徴とするデジタル無線電話装
    置のSACCHデータ送受信回路。
  2. 【請求項2】 複数の送信及び受信用のタイムスロット
    を介して時分割多元接続による無線通信を行う基地局
    と、基地局と無線接続され前記複数の送信及び受信用の
    タイムスロットのうち何れか1つを介し基地局と無線通
    信を行う移動局とからなり、タイミング生成部のタイミ
    グ出力に基づき前記タイムスロットを介してSACC
    データをバーストデータとして送受信するデジタル無
    線電話装置において、 前記基地局及び移動局に、前記SACCHデータの送信
    を行うデータ送信部を設け、 前記データ送信部、 前記SACCHデータを構成する第1及び第2のデータ
    それぞれ蓄積する第1及び第2の送信レジスタと、前記送信レジスタへのデータの蓄積の有無を判定する判
    定回路と、 前記判定回路がデータの蓄積を判定すると 前記タイミン
    グ生成部の出力に基づき第1の送信レジスタの第1のデ
    ータ及び第2の送信レジスタの第2のデータをそれぞれ
    シリアルデータに変換する第1及び第2の変換回路と、 第1の変換回路により変換された第1のデータに第2の
    変換回路で変換された第2のデータの一部を付加し、か
    つこれらのデータに第1の値の スロット順位ビットを
    加して1回目のバーストデータとして送信するととも
    に、第2の変換回路により変換された残りの第2のデー
    タに第2の値のスロット順位ビットを付加して2回目の
    バーストデータとして送信する出力結合回路とを備えた
    ことを特徴とするデジタル無線電話装置のSACCHデ
    ータ送受信回路。
  3. 【請求項3】 複数の送信及び受信用のタイムスロット
    を介して時分割多元接続による無線通信を行う基地局
    と、基地局と無線接続され前記複数の送信及び受信用の
    タイムスロットのうち何れか1つを介し基地局と無線通
    信を行う移動局とからなり、タイミング生成部のタイミ
    グ出力に基づき前記タイムスロットを介してSACC
    データをバーストデータとして送受信するデジタル無
    線電話装置において、 前記基地局及び移動局に、前記SACCHデータを受信
    するデータ受信部と、前記SACCHデータを送信する
    データ送信部とを設け、 前記データ受信部受信した前記SACCHデータに含まれる第1の値を示
    すスロット順序ビットに基づきこのSACCHデータを
    第1のデータと前記第1のデータに続く第2のデータの
    一部とからなる1回目の受信バーストデータとしてパラ
    レルデータに変換する第1の変換回路と、 受信した前記SACCHデータに含まれる第2の値を示
    すスロット順序ビットに基づきこのSACCHデータを
    前記第2のデータの残りデータを示す2回目の受信バー
    ストデータとしてパラレルデータに変換する第2の変換
    回路と、 常時は受信した前記SACCHデータに含まれる第1の
    値を示すスロット順序ビットを監視し、このSACCH
    データの中から第1の値のスロット順序ビットを検出す
    るとこのSACCHデータのCRC検査結果が正常の場
    合は次のSACCHデータの受信態勢に入るとともに、
    前記次のSACCHデータが受信されこのSACCHデ
    ータのスロット順序ビットの値が第2の値を示し、かつ
    このSACCHデータのCRC検査結果が正常の場合は
    有意ビットと判定する有意スロット検査回路と、第1の変換回路により変換された第1のデータと、第1
    及び第2の変換回路により変換された第2のデータとを
    前記有意スロット検査回路の有意ビットの判定に基づい
    てそれぞれCPUへの受信データとして 出力する出力制
    御回路とを備え、 前記データ送信部、 前記SACCHデータを構成する第1及び第2のデータ
    それぞれ蓄積する第1及び第2の送信レジスタと、前記送信レジスタへのデータの蓄積の有無を判定する判
    定回路と、 前記判定回路がデータの蓄積を判定すると 前記タイミン
    グ生成部の出に基づき第1の送信レジスタの第1のデ
    ータ及び第2の送信レジスタの第2のデータをそれぞれ
    シリアルデータに変換する第3及び第4の変換回路と、 第3の変換回路により変換された第1のデータに第4の
    変換回路で変換された第2のデータの一部を付加し、か
    つこれらのデータに第1の値の スロット順位ビットを
    加して1回目のバーストデータとして送信するととも
    に、第4の変換回路により変換された残りの第2のデー
    タに第2の値のスロット順位ビットを付加して2回目の
    バーストデータとして送信する出力結合回路とを備えた
    ことを特徴とするデジタル無線電話装置のSACCHデ
    ータ送受信回路。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3において、 前記データ送信部は、前記判定回路により前記送信レジ
    スタにデータが蓄積されていないと判定された場合は
    記SACCHデータとしてアイドルデータを生成して前
    記出力結合回路に出力するアイドルデータ生成回路を
    することを特徴とするデジタル無線電話装置のSACC
    Hデータ送受信回路。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項3において、前記データ受信部は、第1の変換回路により変換された
    受信バーストデータを蓄積する第1の受信レジスタ及び
    第2の変換回路により変換された受信バーストデータを
    蓄積する第2の受信レジスタを有し、かつ 第1及び第2
    の受信レジスタそれぞれ2つのレジスタにより構成
    れることを特徴とするデジタル無線電話装置のSACC
    Hデータ送受信回路。
  6. 【請求項6】 請求項2または請求項3において、 第1及び第2の送信レジスタをそれぞれ2つのレジスタ
    により構成することを特徴とするデジタル無線電話装置
    のSACCHデータ送受信回路。
  7. 【請求項7】 請求項3において、前記データ受信部は、第1の変換回路により変換された
    受信バーストデータを蓄積する第1の受信レジスタ及び
    第2の変換回路により変換された受信バーストデータを
    蓄積する第2の受信レジスタを有するとともに、 第1の
    受信レジスタ,第2の受信レジスタ,第1の送信レジス
    タ,及び第2の送信レジスタをそれぞれ2つのレジスタ
    により構成することを特徴とするデジタル無線電話装置
    のSACCHデータ送受信回路。
  8. 【請求項8】 請求項2または請求項3において、 データの送信要求と前記判定回路の判定出力とに基づい
    てステータス情報を出力するステータス生成回路を備え
    たことを特徴とするデジタル無線電話装置のS ACCH
    データ送受信回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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