JP3039903B2 - Phs方式の制御信号伝送方法 - Google Patents
Phs方式の制御信号伝送方法Info
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Description
アクセス)方式を用いるPHS(パーソナルハンディ
システム)方式における基地局と端末との間の呼制御を
行う制御信号の伝送方法に関する。
方式を用いるPHS方式(RCRSTD−28)におけ
る呼制御を行う制御チャネルは通信バースト中に定義さ
れている。図3AにPHS方式における通信バーストを
示す。即ち先頭から4ビットのランプタイムRと、2ビ
ットのスタートシンボルSSと、6ビットのプリアンブ
ルPRと、16ビットの同期ワードUWと、4ビットの
チャネル種別CIと、16ビットの制御チャネルSA
と、160ビットの通信チャネルTCHと、16ビット
の誤り検出符号CRCとが順次配列されて構成されてい
る。
けられ、2つの通信バーストで1つの制御信号を伝送
し、16ビット中の最初の1ビットが0の場合は、第1
番目のスロット(バースト)を示し、1の場合は第2番
目のスロットを示し、第1番目のスロットの次の14ビ
ットはレイヤ2フィールドの情報をのせ、残りの1ビッ
トと第2番目のスロットの15ビットとでレイヤ3の情
報をのせる。つまりPS方式では4タイムスロットTD
MA−TDD通信方式が用いられ、図3Bに示すように
基本フレーム(5ミリ秒)が8つのタイムスロットに分
割され、その前半の4つのタイムスロット1〜4は基地
局から端末への(下り)通信に、後半の4つのタイムス
ロット1〜4は端末から基地局への(上り)通信に用い
られ、基地局と1つの端末との間に従来においては1通
信バーストの設定のみが標準規格とされ、例えば1つの
端末に前半の第1タイムスロット1と、後半の第1タイ
ムスロット1とが下り、上り用に割り当てられる。
1タイムスロットの制御チャネルSAがスロット1とさ
れ、第2フレームの下り第1タイムスロットの制御チャ
ネルがスロット2とされて制御信号1が送られ、第3フ
レームの下り第1タイムスロットの制御チャネルSAと
第4フレームの下り第1タイムスロットの制御チャネル
SAとで制御信号2が送られる。このように通信バース
ト中に付随している制御チャネルSAを利用して制御信
号を伝送するSACCH(3.2kbps)の他に、通
信バースト中の通信チャネルTCHを一時的にスチール
(流用)して制御信号を高速伝送するFACCH(32
kbps)もある。
PHS方式において、基地局と1つの端末との間に2通
信バーストを割り当て、例えば通話をしながらファクシ
ミリを伝送することが考えられる。この場合の呼制御の
ための制御チャネルは1つで十分である。従って図3C
に示すように基地局と1つの端末との間に第1、第3タ
イムスロットの二つの通信バーストを割り当てた場合
に、呼制御のための制御信号の伝送は、一方の通信バー
スト、この例で第1タイムスロットのそれの制御チャネ
ルSAを用いるSACCHによる伝送と、第1タイムス
ロットの通信バーストの通話チャネルを利用するFAC
CHによる高速伝送との何れかを用いるのが一般的に考
えられる。
りビット誤りが生じ、無効となる通信バーストが発生す
る。この発明の目的は基地局と1つの端末との間に複数
の通信バーストを割り当てる場合に、その割り当てたす
べての通信バーストを制御信号の伝送に利用することに
よりフェージングの影響を受け難いようにしたPHS方
式の制御信号伝送方法を提供することにある。
基本フレーム内にN個(Nは2以上の整数)の通信バー
ストを割り当てる際に、請求項1の発明ではその割り当
てた全ての通信バースト中の制御チャネルを用いて制御
信号を、N倍の速度で伝送し、請求項2の発明では、基
本フレーム内の割当てた全ての通信バースト中の制御チ
ャネルに同一の制御信号をのせて送信し、受信側で基本
フレーム内の各通信バーストの制御チャネルの制御信号
の誤りを検出し、その誤りのない制御信号を選択して使
用する。請求項1、2の各発明の何れの場合でも、制御
チャネルとしては先きに述べたSACCH、FACCH
の何れでもよい。
号バースト及び制御信号配列の各例を示す。この例では
基地局と1端末との間に2つの通信バースト、図1Aで
は第1、第3タイムスロットを割り当てた場合で、この
発明ではこの割り当てられた第1、第3タイムスロット
の通信バースト中の制御チャネルを用いて、制御信号を
高速伝送する。図1Aにおいて通信バーストに常時付随
する制御チャネルSAを用いた場合は、2つの通信バー
ストにより制御信号1を送る。従ってこの場合は各基本
フレームごとに1つの制御信号が送信され、図3Cに示
した場合より2倍の速度で制御信号を送ることができ
る。通信チャネルを利用するFAACHの場合は、基本
フレーム内に2つの通信バーストをそれぞれ用いて高速
制御信号1と高速制御信号2とを送信する。従ってこの
場合も図3Cの場合より2倍の速度で送信することがで
きる。このように制御信号の伝送速度が速いため、所要
の制御信号を送る時間が従来の半分となり、それだけフ
ェージングの影響を受ける機会が少なくなる。
例を図1Bに示す。通信プロトコル処理部11より受信
した制御信号12は送受信制御回路13の送信RAM1
4に書き込まれる。さらに、送信RAM制御回路15は
1端末に対して基本フレーム中に割り当てた通話バース
トの数に応じて読み出しアドレス16を制御する。ま
た、無線回線より受信した制御信号17は受信RAM制
御回路18により通話バーストの数に応じて書き込みア
ドレス19を制御し、受信RAM21に書き込まれる。
この例では1端末に割り当てる通信バーストの数に応じ
て、つまり通話のみ、またはファクシミリの、あるいは
通話及びファクシミリの両者の何れかに応じてこれを示
す通信バースト数情報22が送信RAM制御回路15及
び受信RAM制御回路18に入力される。
バースト、及び制御信号配分の各例を図2Aに示す。こ
の場合も1端末に第1、第3タイムスロットの2つの通
信バーストを割り当てたとする。付随制御チャネルSA
を利用するSAACHに適用した場合は、この実施例で
は基本フレーム中のその2つの通信バースト中の各制御
チャネルSAに同一の制御信号をのせて送信する。この
ため2つの基本フレームで1つの制御信号1が送信され
る。受信側では、受信した制御チャネルSAに対し誤り
検出を行い、同一基本フレーム中の第1、第2タイムス
ロットの各通信バースト中の誤りが検出されなかった制
御信号を選択して、これを受信制御信号として処理す
る。
では基本フレーム内の第1、第3タイムスロットの各信
号バーストのFACCH制御チャネルに、同一の高速度
制御信号をのせて送信する。受信側では同一基本フレー
ム中の2つの受信通信バースト中の各FACCH制御チ
ャネルについて誤り検出を行い、誤りが検出されない高
速度制御信号を選択して採用する。このように2回ずつ
同一制御信号を送信しているため、伝送状態が悪くなっ
ても、その一方は正しく受信される可能性があり、それ
だけフェージングの影響を受け難い。
を図2Bに示す。通信プロトコル処理部11より受信し
た制御信号12は送受信制御回路13の送信RAM14
に書き込まれる。さらに、送信RAM制御回路15は通
話バーストの数によらず読み出しアドレス16を送信R
AM14に出力する。また、無線回線より受信した制御
信号17は誤り検出回路24で誤りの有無が調べられ、
誤りが無いバーストのみ受信RAM21に書き込まれ
る。基本フレーム中の2バーストともに誤りが無い場合
は最初に受信したバーストが受信RAM21に書き込ま
れた後、後続バーストが同じアドレスに上書きされる。
受信RAM制御回路18が受信RAM21に出力する書
き込みアドレス19は通話バーストの数に依存せず、基
地局と端末間で1通信バーストを使用する場合と同じで
ある。
たが、上り制御信号についても同様に行われる。また上
述においては、基地局と1端末との間の通信バーストと
して基本フレーム内に2つを割り当てたが、3つ以上割
り当てる場合にもこの発明を適用できる。
ば基地局と1端末との間に複数の通信バーストが割り当
てられた際に、その通信バーストの全てに含まれる制御
チャネルを用いて制御信号を重複することなく送信する
ため、それだけ制御信号が高速に伝送され、送信時間が
短かくなり、フェージングの影響を受ける機会も少なく
なる。
の間に複数の通信バーストが割り当てられた際に、基本
フレーム中のその割り当てられた複数の通信バーストに
含まれる全ての制御チャネルに同一制御信号をのせて送
信し、受信側で誤り検出を行い、誤りのない制御信号を
選択して用いるためフェージングで伝送状態が悪化して
も、基本フレーム中のその割り当てられた通信バースト
中の何れかに含まれる制御チャネルは正しく受信される
可能性が、1回のみ送信する場合より大となり、それだ
けフェージングの影響を受け難い。しかも制御信号処理
回路は、請求項1の発明では割り当てられている通信バ
ーストの数を考慮する必要があったが、請求項2の発明
では従来と同様に処理できる。誤り検出はこの種の伝送
方式においてはもともと用いられているから図1Bより
もハードウエア規模は小さくなる。
ストと、制御信号との関係例を示すタイムチャート、B
はその制御信号の送受信処理回路の機能構成例を示すブ
ロック図である。
ストと、制御信号との関係例を示すタイムチャート、B
はその制御信号の送受信処理回路の機能構成例を示すブ
ロック図である。
示す図、Bは従来の通信バーストと制御信号との関係を
示すタイムチャ−ト、Cは基地局と1端末との間に2つ
の通信バーストを割り当てる際の通信バーストと制御信
号との関係例を示すタイムチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 TDMA方式を用いるPHS方式で基地
局と端末との間に、基本フレーム内にN個(Nは2以上
の整数)の通信バーストを割り当てる際の制御信号伝送
方法であって、 基本フレーム内の上記割り当てた全ての通信バースト中
の制御チャネルを用いて制御信号を、N倍の速度で伝送
することを特徴とするPHS方式の制御信号伝送方法。 - 【請求項2】 TDMA方式を用いるPHS方式で基地
局と端末との間に基本フレーム内にN個(Nは2以上の
整数)の通信バーストを割り当てる際の制御信号伝送方
法であって、 基本フレーム内の上記割り当てた全ての通信バースト中
の制御チャネルに同一の制御信号をのせて送信し、 受信側で基本フレーム内の各通信バーストの制御チャネ
ルの制御信号の誤りを検出し、 その誤りのない制御信号を選択使用することを特徴とす
るPHS方式の制御信号伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19142494A JP3039903B2 (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | Phs方式の制御信号伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19142494A JP3039903B2 (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | Phs方式の制御信号伝送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0856380A JPH0856380A (ja) | 1996-02-27 |
JP3039903B2 true JP3039903B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=16274389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19142494A Expired - Lifetime JP3039903B2 (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | Phs方式の制御信号伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039903B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4640786B2 (ja) | 2005-03-31 | 2011-03-02 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 基地局、および送信方法 |
-
1994
- 1994-08-15 JP JP19142494A patent/JP3039903B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0856380A (ja) | 1996-02-27 |
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