JP4087948B2 - 符号分割多重移動通信装置 - Google Patents
符号分割多重移動通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4087948B2 JP4087948B2 JP13331598A JP13331598A JP4087948B2 JP 4087948 B2 JP4087948 B2 JP 4087948B2 JP 13331598 A JP13331598 A JP 13331598A JP 13331598 A JP13331598 A JP 13331598A JP 4087948 B2 JP4087948 B2 JP 4087948B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- signal
- information
- transmission parameter
- channels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、基地局と移動局との間で同時に複数のチャネルを使用して符号分割多重方式により情報信号を伝送する移動通信システムにおいて、上記基地局として使用される符号分割多重移動通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動体通信システムにおける基地局と移動局との間の無線アクセス方式として符号分割多重(CDMA:Code Division Multiple Access )方式が注目を集めている。CDMA方式は、複数のチャネルに異なる符号を割り当て、各チャネルの情報信号をこの符号によりスペクトラム拡散することにより共通の周波数帯域を用いて伝送する方式である。
【0003】
CDMA方式は、干渉量によってシステム容量が定まる。このため、伝送する情報量又は情報の種類によって符号伝送速度を変化させることにより、システム容量を増大させることが可能である。例えば、音声により通話を行う場合、早く話すとき、ゆっくり話すとき、受話中で送話を行っていないとき等の状態がある。そこで、音声を符号化する場合にこのような送話音声の状態に応じて符号化速度を変える、いわゆる可変レートコーディングを行うと、システム容量の増加が期待できる。
【0004】
ところで、可変レートコーディングを行うと通信中に情報の伝送レートが変化する。このように通信中に情報の伝送方式が変化する場合、この伝送方式の変化を受信側が判別する必要がある。そこで、従来では可変レートデータと共に伝送データの方式を表す伝送パラメータ信号を伝送する方式が考えられている。すなわち、送信側の装置は符号化した送信情報にパイロット信号等の回線制御信号を付加すると共に、これにさらに伝送パラメータ信号を付加して送信する。これに対し受信側の装置は、受信信号から上記回線制御信号を抽出すると共に伝送パラメータ信号を抽出し、この伝送パラメータ信号を基に受信情報を再生する。このようにすれば、送信側の装置が可変レートデータのように伝送方式が時間によってランダムに変化する情報を送信しても、受信側はその伝送情報を正確に再生することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような伝送パラメータを通知する方式にあっては、例えば伝送路品質の劣化や装置の熱雑音の影響により受信側装置で伝送パラメータ信号が誤って受信されると、この伝送パラメータ信号で表される伝送方式で伝送された情報をそっくり復号できなくなり、受信情報が大きく欠落する。この受信情報の欠落が発生すると、例えば音声通話の場合には受話音声が部分的に無音になってしまったり、大きな雑音が発生することになり、きわめて好ましくない。
【0006】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、伝送パラメータ信号を高品質に伝送できるようにし、これにより受信側の装置において伝送情報信号を、欠落を生じることなく正確に復号再生することができる符号分割多重移動通信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためにこの発明は、基地局と移動局との間で、同時に複数のチャネルを使用して符号分割多重方式により情報信号を伝送するシステムで上記基地局として使用される符号分割多重移動通信装置において、上記複数のチャネルの各々に対応して、上記複数のチャネル間でフレーム同期された情報信号のフレームごとにその信号の状態に応じて最適な符号化レートを決定し、この決定された符号化レートを表す伝送パラメータ信号を出力する情報判定部と、上記情報信号をフレームごとに異なる符号化レートでそれぞれ符号化してその符号化データを出力する複数の情報符号化部と、上記情報判定部から出力された伝送パラメータ信号に応じて、上記複数の情報符号化部から出力された複数の符号化データの中から、上記決定された符号化レートにより符号化された符号化データを選択して出力する切換部と、この切替部から出力された符号化データの各フレームに上記情報判定部から出力された伝送パラメータ信号を付加し、かつ当該伝送パラメータ信号の単位時間当たりの送信電力を前記情報信号の送信電力に比べて大きく設定すると共に、受信側となる前記移動局における前記伝送パラメータ信号の受信タイミングを前記複数のチャネル間で異ならせるべく前記フレーム期間における前記伝送パラメータ信号の付加位置を他のチャネルに対し時間的に異ならせるように制御するチャネル符号化部と、このチャネル符号化部により伝送パラメータ信号が付加された符号化データを変調しかつ拡散符号により拡散したのち、上記移動局に向け送信する変調送信部とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
従ってこの発明によれば、伝送パラメータ信号は情報信号よりも大きな電力レベルで送信され、かつチャネル間の受信タイミングが相互に異なるように受信側装置で受信される。このため、伝送パラメータ信号が無線伝送路の品質劣化や装置の熱雑音等の影響を受け難くなり、しかも各チャネル間で伝送パラメータ信号同士が干渉を起こさなくなる。このため、各チャネルとも伝送パラメータ信号の受信品質を高く保持し、かつ誤り率を低く維持することができ、これにより情報信号を、欠落を生じることなくよりさらに正確に復号再生することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
この発明の第1の実施形態は、CDMAセルラ無線システムにおいて、基地局から移動局へ複数のチャネルを同時に使用して情報信号を伝送する際に、基地局において複数のチャネルの各々により伝送される情報信号にそれぞれ当該情報信号の伝送レートを表す伝送パラメータ信号を付加して送信し、かつこの伝送パラメータ信号の単位時間当たりの送信電力を上記情報信号の送信電力に比べて大きく設定するようにしたものである。
【0015】
先ず、この第1の実施形態に係わる基地局の送信系の構成を説明する。図1は、その要部構成を示す回路ブロック図である。
同図において、図示しない送信ベースバンド部から出力された送話音声信号は、先ず情報判定部11に入力される。この情報判定部11は、入力された送話音声信号を一定長ずつ区切ってフレーム化したのち、これらのフレームごとに信号の状態を識別する。例えば、有音/無音判定機能により送話中であるかまたは受話中であるかを判定すると共に、送話中であれば信号変化検出機能により話し方が早口の場合のように信号レベルの変化が早いか、また話し方がゆっくりの場合のように信号レベルの変化が遅いか等を判定する。そして、これらの判定結果を基に入力送話信号の状態にとって最適な符号化レートを決定し、この符号化レートを表す伝送パラメータPSを出力する。
【0016】
一方情報判定部11を通過したフレーム化送話音声信号は、情報符号化部12に入力される。情報符号化部12は、符号化レートの異なる複数(ここでは一例として3個)の情報符号化器121,122,123を備える。そして、これらの情報符号化器121,122,123において、それぞれ上記フレーム化送話信号をフレームごとに異なる符号化レートで符号化し、その符号化音声データを切換部13へ出力する。切換部13は、上記情報判定部11から出力された伝送パラメータPSに従って、上記各情報符号化器121,122,123から出力された符号化音声データのうちの一つを選択し、この選択した符号化音声データをチャネル符号化部(CH−COD)14に入力する。
【0017】
チャネル符号化部14は、移動局へ送信する伝送信号を構成するもので、上記符号化音声データにパイロット信号を付加すると共に、上記情報判定部11から出力された伝送パラメータPSを上記符号化音声データに付加する。このとき、上記伝送信号を送信するときの、伝送パラメータPSの単位時間当たりの信号レベルが、符号化音声データの信号レベルよりも大きくなるように設定する。
【0018】
このチャネル符号化部14から出力された伝送信号は変調部(MOD)15に入力され、ここで例えば直交変調とPN符号によるスペクトラム拡散がそれぞれ行われる。そして、この変調信号は無線送信部(TX)16において無線伝送帯域の信号に周波数変換され、さらに所定の電力レベルに電力増幅されたのち、送信アンテナ17から自局のセルに向け送信される。
なお、以上のように構成された送信系はチャネル数に応じた数だけ備えられており、それぞれのチャネルの送信系において生成された無線伝送信号は同一の無線伝送帯域を使用して送信される。
【0019】
一方、移動局の受信系は次のように構成される。図2はその要部構成を示す回路ブロック図である。
同図において、図1に示した基地局から到来した無線伝送信号は、受信アンテナ21で受信されたのち無線受信部(RX)22に入力され、ここで低雑音増幅されると共に中間周波信号に周波数変換される。そして、この受信中間周波信号は、復調部(DEM)23で逆拡散及び直交復調が施され、これにより所望のチャネルの受信伝送信号のみが復調されてチャネル復号部(CH−DEC)24に入力される。
【0020】
チャネル復号部24は、上記受信伝送信号のうちの符号化音声データを切換部25へ出力すると共に、上記受信伝送信号からパイロット信号及び伝送パラメータPSを抽出し、このうちの伝送パラメータPSを切換部25に与える。切換部25は、上記伝送パラメータPSに応じて切り替わり、上記符号化音声データを、情報復号部26を構成する3個の情報復号器261,262,263のうち、上記符号化音声データの符号化レートに対応する情報復号器に入力する。情報復号器261,262,263は、それぞれ符号化レートの異なる復号処理を行い、上記符号化音声データの復号信号を出力する。
【0021】
このような構成であるから、基地局では、情報判定部11において送話音声信号の状態がフレームごとに判定され、この判定結果を基に最適な符号化レートを有する情報符号化器が3個の符号化器121,122,123の中から選択される。そして、この選択された情報符号化器により符号化された送話音声信号が、切換部13を介してチャネル符号化器14に入力され、ここでこの符号化音声データにパイロット信号と上記情報判定部11から出力された伝送パラメータPSがそれぞれ付加されて伝送信号が生成される。このとき、上記伝送パラメータPSはその単位時間当たりの送信電力が符号化音声データよりも大きくなるように設定される。
【0022】
そうして生成された伝送信号は、変調器15で直交変調及びPN符号によるスペクトラム拡散が施されたのち、無線送信部16から移動局に向け送信される。図3は、このように基地局の複数の送信系から送信される3チャネルCh1,Ch2,Ch3の伝送信号の信号フォーマットを示すものである。同図に示すように、伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3の送信電力レベルは符号化音声データに比べて大きく設定される。
【0023】
従って、受信側の移動局においては、例えば装置の熱雑音や回線品質の劣化等の影響により受信伝送信号のS/Nが低下したとしても、伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3を誤り無く受信再生することが可能となる。このため、各フレームごとに符号化音声データの符号化レートを確実に認識することができ、これにより各フレームの符号化音声データを欠落を生じることなく復号し再生することができる。
【0024】
なお、この第1の実施形態では、基地局から移動局へ向かう下り回線に対しこの発明を適用した場合について述べたが、移動局から基地局に向かう上り回線に適用することも可能である。
【0025】
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、CDMAセルラ無線システムにおいて、基地局から移動局へ複数のチャネルを同時に使用して情報信号を伝送する際に、基地局において複数のチャネルの各々により伝送される情報信号にそれぞれ当該情報信号の伝送レートを表す伝送パラメータ信号を付加して送信し、かつこの伝送パラメータ信号の単位時間当たりの送信電力を上記情報信号の送信電力に比べて大きく設定するとともに、受信側の移動局におけるこの伝送パラメータ信号の受信タイミングを各チャネル間で異ならせるべく、伝送パラメータ信号の情報信号中の時間位置を各チャネル間で異ならせるようにしたものである。
【0026】
先ず、この第2の実施形態に係わる基地局の送信系の構成を説明する。図4はその要部構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0027】
チャネル符号化部14bには、情報判定部11から出力された、送話音声信号の符号化レートを表す伝送パラメータPSと、制御部10から出力されたチャネル番号情報CSとがそれぞれ入力される。
【0028】
チャネル符号化部14bは、情報符号化器121,122,123から切換部13を介して出力された符号化音声データに、パイロット信号を付加すると共に、上記情報判定部11から出力された伝送パラメータPSを付加する。このとき、伝送信号を送信するときの、伝送パラメータPSの単位時間当たりの信号レベルが、符号化音声データの信号レベルよりも大きくなるように設定する。
【0029】
またそれと共に、各フレームごとに伝送パラメータPSの付加位置を各チャネル間で時間的に異ならせる。この付加位置の設定は、制御部10から与えられたチャネル番号情報CSに応じて行われる。例えば1フレーム期間を第1、第2及び第3の時間区間に3分割し、チャネルCh1の場合には前方側の第1の時間区間に、またチャネルCh2の場合には中央の第2の時間区間に、さらにチャネルCh3の場合には後方側の第3の時間区間にそれぞれ伝送パラメータPSを付加する。
【0030】
一方、移動局の受信系は次のように構成される。図5はその要部構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において前記図2と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0031】
チャネル復号部(CH−DEC)24bには、制御部20から出力されたチャネル番号情報CSが与えられる。チャネル復号部24bは、復調部23から出力された受信伝送信号のうちの符号化音声データを切換部25へ出力すると共に、上記受信伝送信号からパイロット信号を抽出する。
【0032】
またそれと共に、上記受信伝送信号の1フレーム期間のうち、上記チャネル番号情報CSにより指定される時間区間から伝送パラメータPSを抽出し、切換部25に与える。例えば、先に送信系において述べたように、チャネルCh1の場合には前側の第1の時間区間から、またチャネルCh2の場合には中央の第2の時間区間から、さらにチャネルCh3の場合には後側の第3の時間区間からそれぞれ伝送パラメータPSを抽出する。
【0033】
切換部25は、上記伝送パラメータPSに応じて切り替わり、上記符号化音声データを、情報復号部26を構成する3個の情報復号器261,262,263のうち、上記符号化音声データの符号化レートに対応する情報復号器に入力する。情報復号器261,262,263は、それぞれ符号化レートの異なる復号処理を行い、上記符号化音声データの復号信号を出力する。
【0034】
このような構成であるから、基地局では、情報判定部11において送話音声信号の状態がフレームごとに判定され、この判定結果を基に最適な符号化レートを有する情報符号化器が3個の符号化器121,122,123の中から選択される。そして、この選択された情報符号化器により符号化された送話音声信号が、切換部13を介してチャネル符号化器14bに入力され、ここでこの符号化音声データにパイロット信号と上記情報判定部11から出力された伝送パラメータPSがそれぞれ付加されて伝送信号が生成される。
【0035】
このとき、上記伝送パラメータPSはその単位時間当たりの送信電力が符号化音声データよりも大きくなるように設定される。また、伝送パラメータPSは、制御部10から与えられるチャネル番号情報CSに応じて、チャネルごとに相互に異なる時間位置に配置される。
【0036】
そうして生成された伝送信号は、変調器15で直交変調及びPN符号によるスペクトラム拡散が施されたのち、無線送信部16から移動局に向け送信される。図6は、このように基地局の複数の送信系から送信される3チャネルCh1,Ch2,Ch3の伝送信号の信号フォーマットを示すものである。同図に示すように、伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3の送信電力レベルは符号化音声データに比べて大きく設定される。またそれと共に、伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3の付加位置は、チャネルCh1では1フレーム期間における前方側の第1の時間区間に、またチャネルCh2では中央の第2の時間区間に、さらにチャネルCh3では後方側の第3の時間区間にそれぞれ設定される。
【0037】
従って、受信側の移動局においては、例えば装置の熱雑音や回線品質の劣化等により受信伝送信号のS/Nが低下したとしても、伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3は送信電力レベルが大きく設定されているため、伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3を誤り無く受信再生することが可能となる。
【0038】
また、伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3はその時間位置が各チャネルCh1,Ch2,Ch3間で相互に重ならないように設定されている。このため、各チャネルCh1,Ch2,Ch3の伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3が互いに干渉を及ぼす心配はなくなり、これにより伝送パラメータPSの誤り率を低く抑えて伝送パラメータPSを確実に再生することができる。
【0039】
したがって第2の実施形態によれば、装置の熱雑音や回線品質の劣化の影響により受信S/Nが低下した場合でも、またチャネル相互間で伝送パラメータ信号どうしが干渉を起こすことなく、受信側装置が伝送パラメータPSを受信し再生することができる。このため、各フレームごとに符号化音声データの符号化レートを確実に認識することができ、これにより各フレームの符号化音声データを欠落を生じることなく復号し再生することができる。
【0040】
なお、この第2の実施形態では、基地局から移動局へ向かう下り回線に対しこの発明を適用した場合について述べたが、移動局から基地局に向かう上り回線に適用することも可能である。
【0041】
(第3の実施形態)
この発明に係わる第3の実施形態は、CDMAセルラ無線システムにおいて、移動局から基地局へ複数のチャネルを同時に使用して情報信号を伝送する際に、移動局において複数のチャネルの各々により伝送される情報信号にそれぞれ当該情報信号の伝送レートを表す伝送パラメータ信号を付加して送信し、かつこの伝送パラメータ信号の単位時間当たりの送信電力を上記情報信号の送信電力に比べて大きく設定するとともに、受信側の基地局におけるこの伝送パラメータ信号の受信タイミングを各チャネル間で異ならせるべく、それぞれ伝送パラメータ信号が付加された各情報信号の送信タイミングをチャネル間で異ならせるようにしたものである。
【0042】
図7は、この第3の実施形態に係わる移動局の送信系の要部構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0043】
この実施形態の移動局は、フレームタイミング調整回路18を備えている。このフレームタイミング調整回路18は、伝送信号のフレーム送信タイミングを各チャネルCh1,Ch2,Ch3間で異ならせるべく、制御部10から与えられるチャネル番号情報CSに応じてフレームタイミング制御信号FSを生成し、チャネル符号化部14c及び変調部15cに与える。
【0044】
チャネル符号化部14cは、上記情報符号化器121,122,123から切換部13を介して出力された符号化音声データに、パイロット信号を付加すると共に、上記情報判定部11から出力された伝送パラメータPSを付加する。このとき、伝送信号を送信するときの、伝送パラメータPSの単位時間当たりの信号レベルが、符号化音声データの信号レベルよりも大きくなるように設定する。また、この伝送パラメータPSが付加された伝送信号の出力タイミングを、上記フレームタイミング調整回路18から与えられたフレームタイミング調整信号FSに応じて、チャネルごとに予め定められたタイミングに調整する。
【0045】
変調部15cは、上記チャネル符号化部14cから出力された伝送信号を直交変調すると共に、PN符号によりスペクトラム拡散して出力する。このとき、PN符号の発生開始タイミングを、上記フレームタイミング調整回路18から与えられたフレームタイミング調整信号FSに同期させる。
【0046】
このような構成であるから、移動局では、情報判定部11において送話音声信号の状態がフレームごとに判定され、この判定結果を基に最適な符号化レートを有する情報符号化器が3個の符号化器121,122,123の中から選択される。そして、この選択された情報符号化器により符号化された送話音声信号が、切換部13を介してチャネル符号化器14cに入力され、ここでこの符号化音声データにパイロット信号と上記情報判定部11から出力された伝送パラメータPSがそれぞれ付加されて伝送信号が生成される。このとき、上記伝送パラメータPSはその単位時間当たりの送信電力が符号化音声データよりも大きくなるように設定される。
【0047】
そして、この伝送パラメータ信号PSが付加された伝送信号は、フレームタイミング調整回路18から与えられるフレームタイミング調整信号FSに従ってその出力タイミングが調整されたのち変調部15cへ出力される。
【0048】
変調部15cでは、上記伝送信号に対し直交変調及びPN符号によるスペクトラム拡散処理が施され、この変調信号は無線送信部16で無線伝送帯域に周波数変換され、さらに所定の送信電力レベルに増幅されたのち基地局に向け送信される。
【0049】
なお、電話通信を行う場合、移動局は通常1チャネルを使用して伝送信号を送信するが、複数チャネルを同時に使用して複数系列の伝送信号を送信する場合もある。例えば、テレビジョン電話端末を接続する場合には、音声信号と画像データを異なるチャネルで同時に送信するし、またパーソナル・コンピュータを接続してモバイルコンピューディングを行う場合には、大容量のデータを複数のチャネルに分割してこれらを並行に送信する。
【0050】
このような場合、移動局は複数の送信系を使用し、これらの送信系においてそれぞれ前記した送信動作をそれぞれ行う。このとき、各送信系は、フレームタイミング調整回路18から与えられたフレームタイミング調整信号FSに従って、それぞれ伝送信号の送信タイミングに時間差を設ける。
【0051】
図8は、このように移動局の複数の送信系から送信される、例えば3チャネルCh1,Ch2,Ch3の伝送信号の信号フォーマットを示すものである。同図に示すように、伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3の送信電力レベルは符号化音声データに比べて大きく設定される。また、受信側において各チャネルCh1,Ch2,Ch3の伝送パラメータPS1,PS2,PS3の受信タイミングが互いに重なり合わないようにするため、各チャネルCh1,Ch2,Ch3の伝送信号の送信タイミングが、チャネルCh1、チャネルCh2,チャネルCh3の順に時間差を持つように設定される。
【0052】
従って、受信側の移動局においては、例えば装置の熱雑音や回線品質の劣化等により受信伝送信号のS/Nが低下したとしても、伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3は送信電力レベルが大きく設定されているため、伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3を誤り無く受信再生することが可能となる。
【0053】
また、各チャネルCh1,Ch2,Ch3の伝送信号の送信タイミングに相互に時間差が設けられているため、受信側の基地局では各チャネルの伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3は相互に重ならないように受信される。このため、各チャネルCh1,Ch2,Ch3の伝送パラメータ信号PS1,PS2,PS3が互いに干渉を及ぼし合う心配はなくなり、これにより伝送パラメータPSの誤り率を低く抑えて伝送パラメータPSを確実に再生することができる。
【0054】
なお、本実施形態では、受信側の基地局において各チャネルCh1,Ch2,Ch3の受信フレームタイミングを検出する必要がある。しかし、CDMA移動通信装置にはCDMAの拡散符号に対する同期機能が備えられており、この機能を用いて各チャネルCh1,Ch2,Ch3の受信フレームタイミングを検出することができるため、受信フレームタイミングの検出機能を別途設ける必要はない。すなわち、この第3の実施形態を実現する基地局の受信系としては、図2に示した構成をそのまま使用可能である。
【0055】
以上のように第3の実施形態によれば、前記第2の実施形態と同様に、装置の熱雑音や回線品質の劣化の影響により受信S/Nが低下した場合でも、またチャネル相互間で伝送パラメータ信号どうしが干渉を起こすことなく、受信側の基地局において伝送パラメータPSを受信し再生することができる。このため、各フレームごとに符号化音声データの符号化レートを確実に認識することができ、これにより各フレームの符号化音声データを欠落を生じることなく復号し再生することができる。
【0056】
なお、この第3の実施形態では、移動局から基地局へ向かう上り回線においてこの発明を適用した場合について述べたが、基地局から移動局に向かう下り回線に適用することも可能である。ただし、基地局がスペクトラム拡散用の符号に直交符号を使用している場合には、各チャネルの伝送信号送信タイミングを相互に同期させなければならないため、基地局が直交符号を使用していないことが適用する場合の条件となる。
【0057】
(その他の実施形態)
前記第2の実施形態では、伝送パラメータ信号の単位時間当たりの送信電力を上記情報信号の送信電力に比べて大きく設定するとともに、伝送パラメータ信号の情報信号中の時間位置を各チャネル間で異ならせるようにした場合について述べた。しかし、伝送パラメータ信号の送信電力は変えずに、伝送パラメータ信号の情報信号中の時間位置を各チャネル間で異ならせる処理のみを行ってもよい。このようにすると、装置の熱雑音に対する効果は得られないが、伝送パラメータ信号のチャネル間における干渉の発生を防止することができる。
【0058】
また、前記各実施形態では、情報信号をフレーム化して、このフレーム単位で伝送方式を可変しその内容を表すパラメータを送信する場合を例にとって説明したが、フレームをさらに分割したサブフレーム単位で同様の処理を行うようにしてもよく、反対に複数のフレームにより構成されるスーパフレーム単位や、場合によっては1通信単位で同様の処理を行うようにしてもよい。
【0059】
さらに、前記各実施形態では伝送パラメータとして情報信号(符号化音声データ)の符号化レートを表すパラメータ情報を伝送する場合について説明したが、伝送速度を表すパラメータ情報や、変調方式又は誤り訂正方式等の伝送品質を表すパラメータ情報を伝送するようにしてもよい。
【0060】
さらに、前記各実施形態では音声通信を行う場合を例にとって説明したが、オーディオ信号や、ファクシミリ等の画信号、静止画像及び動画像のデータ、コンピュータデータ等を伝送する場合にもそれぞれ適用できる。
【0061】
さらに、伝送パラメータ信号の送信電力は固定値に設定せずに、回線品質の測定結果等に応じて可変設定するように構成してもよく、また伝送パラメータ信号の送信タイミングについても、マルチパスの影響等を考慮して、チャネル相互間で重ならない位置を適応的に探して可変設定するように構成してもよい。
【0062】
その他、適用するCDMA無線システムの種類や、無線局における送信系及び受信系の構成等についてもこの発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明では、基地局と移動局との間で、同時に複数のチャネルを使用して符号分割多重方式により情報信号を伝送するシステムで上記基地局として使用される符号分割多重移動通信装置において、上記複数のチャネルの各々に対応して、上記複数のチャネル間でフレーム同期された情報信号のフレームごとにその信号の状態に応じて最適な符号化レートを決定し、この決定された符号化レートを表す伝送パラメータ信号を出力する情報判定部と、上記情報信号をフレームごとに異なる符号化レートでそれぞれ符号化してその符号化データを出力する複数の情報符号化部と、上記情報判定部から出力された伝送パラメータ信号に応じて、上記複数の情報符号化部から出力された複数の符号化データの中から、上記決定された符号化レートにより符号化された符号化データを選択して出力する切換部と、この切替部から出力された符号化データの各フレームに上記情報判定部から出力された伝送パラメータ信号を付加し、かつ当該伝送パラメータ信号の単位時間当たりの送信電力を前記情報信号の送信電力に比べて大きく設定すると共に、受信側となる前記移動局における前記伝送パラメータ信号の受信タイミングを前記複数のチャネル間で異ならせるべく前記フレーム期間における前記伝送パラメータ信号の付加位置を他のチャネルに対し時間的に異ならせるように制御するチャネル符号化部と、このチャネル符号化部により伝送パラメータ信号が付加された符号化データを変調しかつ拡散符号により拡散したのち、上記移動局に向け送信する変調送信部とを備えている。
【0066】
従ってこれらの発明によれば、伝送パラメータ信号を高品質に伝送することができ、これにより受信側の装置において伝送情報信号を、欠落を生じることなく正確に復号再生することができる符号分割多重移動通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態に係わる移動通信装置の送信系の構成を示す回路ブロック図。
【図2】 この発明の第1の実施形態に係わる移動通信装置の受信系の構成を示す回路ブロック図。
【図3】 図1に示した装置による伝送信号の送信タイミングを示す図。
【図4】 この発明の第2の実施形態に係わる移動通信装置の送信系の構成を示す回路ブロック図。
【図5】 この発明の第3の実施形態に係わる移動通信装置の受信系の構成を示す回路ブロック図。
【図6】 図4に示した装置による伝送信号の送信タイミングを示す図。
【図7】 この発明の第3の実施形態に係わる移動通信装置の送信系の構成を示す回路ブロック図。
【図8】 図7に示した装置による伝送信号の送信タイミングを示す図。
【符号の説明】
10…送信系の制御部
11…情報識別部
12…情報符号化部
121,122,123…情報符号化器(COD)
13…切換部
14,14b,14c…チャネル符号化部(CH−COD)
15,15c…変調部(MOD)
16…無線送信部(TX)
17…送信アンテナ
18…フレームタイミング調整回路
20…受信系の制御部
21…受信アンテナ
22…無線受信部(RX)
23…復調部(DEM)
24,24b…チャネル復号部(CH−DEC)
25…切換部
26…情報復号部
261,262,263…情報復号器(DEC)
PS…伝送パラメータ
PS1,PS2,PS3…伝送パラメータ信号
CS…チャネル番号情報
Claims (1)
- 基地局と移動局との間で、同時に複数のチャネルを使用して符号分割多重方式により情報信号を伝送するシステムで上記基地局として使用される符号分割多重移動通信装置において、
前記複数のチャネルの各々に対応して、
前記複数のチャネル間でフレーム同期された情報信号のフレームごとにその信号の状態に応じて最適な符号化レートを決定し、この決定された符号化レートを表す伝送パラメータ信号を出力する情報判定部と、
前記情報信号をフレームごとに異なる符号化レートでそれぞれ符号化し、その符号化データを出力する複数の情報符号化部と、
前記情報判定部から出力された伝送パラメータ信号に応じて、前記複数の情報符号化部から出力された複数の符号化データの中から、前記決定された符号化レートにより符号化された符号化データを選択して出力する切換部と、
前記切替部から出力された符号化データの各フレームに、前記情報判定部から出力された伝送パラメータ信号を付加し、かつ当該伝送パラメータ信号の単位時間当たりの送信電力を前記情報信号の送信電力に比べて大きく設定すると共に、受信側となる前記移動局における前記伝送パラメータ信号の受信タイミングを前記複数のチャネル間で異ならせるべく前記フレーム期間における前記伝送パラメータ信号の付加位置を他のチャネルに対し時間的に異ならせるように制御するチャネル符号化部と、
前記チャネル符号化部により伝送パラメータ信号が付加された符号化データを変調しかつ拡散符号により拡散したのち、前記移動局に向け送信する変調送信部と
を備えたことを特徴とする符号分割多重移動通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13331598A JP4087948B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 符号分割多重移動通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13331598A JP4087948B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 符号分割多重移動通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11331057A JPH11331057A (ja) | 1999-11-30 |
JP4087948B2 true JP4087948B2 (ja) | 2008-05-21 |
Family
ID=15101818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13331598A Expired - Lifetime JP4087948B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 符号分割多重移動通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4087948B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100474889B1 (ko) * | 2000-03-06 | 2005-03-08 | 엘지전자 주식회사 | 오버헤드 메시지 전송 방법 |
US6529527B1 (en) * | 2000-07-07 | 2003-03-04 | Qualcomm, Inc. | Method and apparatus for carrying packetized voice and data in wireless communication networks |
JP3426200B2 (ja) | 2000-08-02 | 2003-07-14 | 松下電器産業株式会社 | 通信端末装置および無線通信方法 |
US7342908B2 (en) | 2000-12-04 | 2008-03-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Radio communication method and device |
KR100428738B1 (ko) * | 2001-06-09 | 2004-04-28 | 주식회사 현대시스콤 | 데이터 레이트 사용 모드 및 데이터 레이트 조정 길이제어 방법 |
-
1998
- 1998-05-15 JP JP13331598A patent/JP4087948B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11331057A (ja) | 1999-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2239026T3 (es) | Procedimiento y sistema para llevar a cabo una transferencia, tal como una transferencia entre sistemas distintos, en un sistema de comunicacion inalambrico. | |
JP3248911B2 (ja) | 不連続cdma受信方式 | |
RU2262193C2 (ru) | Способ и система управления энергией передачи в системе связи переменной скорости со стробированием | |
JP3809068B2 (ja) | 移動および/または定置送受信装置間で無線遠隔通信を行う遠隔通信システムに対する無線インタフェース | |
AU770997B2 (en) | Method of identifying information addressed to a user in a communication system, and a communication system | |
KR100990898B1 (ko) | 씨디엠에이-신호 전력 추정 장치 및 방법 | |
JPH10502778A (ja) | 符号分割多元接続システムにおけるリバースリンク閉ループ電力制御 | |
FI105961B (fi) | Vastaanottomenetelmä ja vastaanotin | |
JP3588590B2 (ja) | シグナリング方法及びテレコミュニケーションシステム | |
US6608827B1 (en) | Method for increasing the communication capacity of a cellular telephone system | |
EP0997009B1 (en) | Data communication and radio system | |
US5933418A (en) | Method for increasing control channel capacity in a communication system | |
KR100325045B1 (ko) | 무선 전송 시스템 및 전송 방법 | |
WO1998018217A9 (en) | Transmission timing offset method for ds-cdma mobile telephone systems | |
JP4087948B2 (ja) | 符号分割多重移動通信装置 | |
US5710772A (en) | TDMA radio communication system | |
US6801785B2 (en) | Transmission power control method in CDMA system | |
JPH09271070A (ja) | ディジタル移動体通信装置 | |
WO2002054815A1 (fr) | Systeme de base radio, procede pour gerer la transmission d'une salve de synchronisation et programme de gestion d'emission | |
FI107201B (fi) | Tiedonsiirron laadun turvaaminen tietoliikenneverkossa | |
US9137758B2 (en) | Process for controlling the transmission power in the uplink communication channel, and UE for doing the same | |
JP3466757B2 (ja) | 品質適応通信方式 | |
JP2010118883A (ja) | 無線通信端末 | |
JPH09261118A (ja) | スペクトル拡散通信装置 | |
KR100312307B1 (ko) | 부호분할 다중접속 방식의 이동통신 시스템에서 복수개의 전송슬롯단위의 순방향 프레임 전송방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050516 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20080219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20080222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228 Year of fee payment: 5 |