JP3063561B2 - スロット共用処理方式 - Google Patents

スロット共用処理方式

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JP3063561B2
JP3063561B2 JP4541395A JP4541395A JP3063561B2 JP 3063561 B2 JP3063561 B2 JP 3063561B2 JP 4541395 A JP4541395 A JP 4541395A JP 4541395 A JP4541395 A JP 4541395A JP 3063561 B2 JP3063561 B2 JP 3063561B2
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靖久 大嶋
泰弘 渋谷
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株式会社田村電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局と複数の移動局
との間で時分割多元接続による無線通信を行うデジタル
無線電話装置に関し、特に基地局側で複数の送受信タイ
ムスロットを介するデータを共通に処理できるようにし
たスロット共用処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電話装置は、PSと呼称される
移動局及びCSと呼称される基地局間の通信にはデジタ
ル方式を採用し、音声等のアナログ信号はAD変換及び
DA変換が行われてデジタル信号として無線通信されて
いる。図6はこのような電話装置の構成を示し、加入者
回線Lを介して基地局1が接続され、基地局1と4台の
移動局2a〜2dとが無線接続されている。
【0003】ところで、この種の装置で扱われる無線周
波数帯域としては1.9GHzの帯域が用いられ、キャ
リア周波数の間隔は、300KHzとなっている。そし
て1つの周波数帯を介して1台の基地局と4台の移動局
との間で通信が行え、この場合この周波数は図7に示す
ように、5msec間に8つのタイムスロット〜に
時分割され、はじめの4つのタイムスロット〜で基
地局1は各移動局に対しデータを送信すると共に、残り
の4つのタイムスロット〜で各移動局からのデータ
を受信するようにしている。このようなTDMA(ti
me division multiple acce
ss)処理により同一周波数を4台の移動局で使用でき
ることから、電波を有効に活用することができる。
【0004】ここで、基地局と各移動局との間に通信さ
れるバースト信号のフォーマットの例としては、図8に
示すようなフォーマットとなっており、各タイムスロッ
ト当たり240ビットが割り当てられ(1ビット=5/
8×240=2.6μsec)、このうちデータビット
は224ビットであり、384KHzのクロックにより
伝送される。各物理スロットは、制御データを送受する
制御用物理スロットと音声データ等を送受する通信用物
理スロットとに大別されている。なお、制御用物理スロ
ットは、呼接続に必要な情報を転送するチャネルであ
る。
【0005】制御用物理スロットの例としては、図8
(a)に示すように、先頭から順次、4ビットの過渡応
答ランプタイムR、2ビットのスタートシンボルSS、
62ビットのプリアンプルPR、32ビットのユニーク
ワードUW、42ビットの発識別符号、28ビットの着
識別符号、34ビットの情報I、及び16ビットの誤り
検出データCRC(Cyclic Redundanc
y Check)、の各データ領域が割り当てられてい
る。また、通信用物理スロットの例としては、図8
(b)に示すように、制御用物理スロットと同様、先頭
から各々4及び2ビットのランプタイムR及びスタート
シンボルSSが割り当てられ、続いて6ビットのプリア
ンプルPR,16ビットのユニークワードUWが割り当
てられている。さらに、続いて4ビットの種別信号C
I、TCHチャネルに付随したチャネルである16ビッ
トの制御チャネルSA,160ビットの情報I、及び1
6ビットの誤り検出データCRCが割り当てられてい
る。
【0006】このような各物理スロットで送受されるデ
ータのうち、制御用物理スロットのデータに関しては、
識別符号(図8(a)の例では発識別符号)から誤り検
出データCRCまでのデータ(120ビット)に対しス
クランブル処理が施される。また、通信用物理スロット
のデータに関しては、情報Iと誤り検出データCRCの
各データ(176ビット)に対してスクランブル処理が
施される。なお、通信用物理スロットを介する音声デー
タを示すTCHデータ(160ビット)に関しては、簡
易的な秘話処理が施される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした各
物理用スロットを介するデータの送信時のスクランブル
処理回路、及び受信時にスクランブルを解除するための
デスクランブル処理回路は、共用化が図られ回路が小規
模に構成されている。しかし、基地局側では、各スロッ
トにおけるデータ送受信タイミングの重複を避けるため
に、4つの各タイムスロットに対応して、上述のスクラ
ンブル・デスクランブル処理回路を4個用いるようにし
ている。なお、このような処理回路が制御用物理スロッ
トと通信用物理スロットの双方のスロットに必要になる
ことから、4つの各送受信タイムスロットのうち、図7
に示す例えばタイムスロット,を制御用物理スロッ
トに割り当て、残りの3つの送受信タイムスロット(ス
ロット,、,、,)を通信用物理スロット
として割り当てている。
【0008】しかしながら、このように各物理スロット
を割り当てても、各送受信タイムスロット当たり1個の
スクランブル・デスクランブル処理回路が必要であり、
装置の回路規模が大となる。このため、基地局側ではこ
のような処理回路の数を低減し装置の処理回路を一層小
規模にすることが要望されている。従って本発明は、基
地局においてスクランブル・デスクランブル処理回路等
の削減を図り、装置の回路規模をより小規模に構成する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、基地局に、第1〜第4の各送受信タ
イムスロットのうち第1の送受信タイムスロットに割り
当てられた制御用物理スロットを介するデータの処理を
行う第1の処理回路と、第1〜第4の各送受信タイムス
ロットのうち第2〜第4の各送受信タイムスロットに割
り当てられた各通信用物理スロットを介するデータの処
理を行う第2の処理回路とを設けたものである。また、
第1及び第2の処理回路は送信データに対しスクランブ
ルをかけると共に、受信データに対してはスクランブル
を解除するスクランブル・デスクランブル処理を行うも
のである。
【0010】
【作用】第1の処理回路は制御用物理スロットを介する
送受信データを処理し、第2の処理回路はタイミング生
成部からの各タイミング信号に基づき各通信用物理スロ
ットを介する各送受信データを共通の回路で処理する。
また、第1及び第2の処理回路は、送信データに対して
はスクランブルをかけると共に、受信データに対しては
スクランブルを解除する。
【0011】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図5は本発明を適用したデジタル無線電話装置の一
実施例を示すブロック図であり、移動局2と無線通信を
行う基地局1の例を示している。同図において、基地局
1は、アンテナAT,高周波部21,変復調部22,無
線制御部23,及び無線インタフェース部24からなる
無線部を介して移動局2と無線接続される。ここで無線
インタフェース部24には、タイミングバスTBSを介
し、ユニークワード検出部25、タイミング生成部2
6、受信CI検査部27、スクランブル部28、CRC
処理部29、データ受信部30、データ送信部31、送
信データ連結部32、簡易秘話部33、速度変換部3
4,35、及び音声処理部36が接続されている。
【0012】またシステムバスSBSには、上述の受信
CI検査部27、送信データ連結部32、速度変換部3
4,35を除く各部が接続されていると共に、CPU4
0、及び回線インタフェース41が接続されている。さ
らに、回線インタフェース41は音声処理部36と接続
されている。そして、以上のような各部は図示しない電
源部からの電源供給により動作する。なお、a,bは基
地局1が各移動局2と通信を行う場合の受信データ及び
送信データを示し、このような送受信データa,bは、
既に詳述したように図8に示す制御用物理スロットまた
は通信用物理スロットを介して伝送される。
【0013】次に図8のフォーマットでデータを伝送す
る上述の基地局1の動作を簡単に説明する。まず図5に
おいて、周波数1.9GHz付近の無線信号が移動局2
から基地局1へ送信されてくると、アンテナAT,高周
波部21,変復調部22,無線制御部23,及び無線イ
ンタフェース部24からなる無線部では、この無線信号
から高周波成分を取り除き、かつ復調を行って周波数3
84KHzの受信データaを無線インタフェース部24
から出力する。
【0014】この受信データaはユニークワード検出部
25及び受信CI検査部27で受信され、各部において
は、タイミング生成部26により生成される384KH
zのクロック信号CKを含む各受信タイミング出力に基
づきバースト状の受信データaの中から各々ユニークワ
ードUW及びチャネル種別等の受信データ種別を示す種
別信号CIを検出する。この検出された情報は、タイミ
ング生成部26へフィードバックされ、以降のデータ受
信に必要なタイミングを生成するために利用される。そ
して生成されたタイミング信号は、タイミングバスTB
Sを介し、スクランブル部28,データ受信部30,デ
ータ送信部31,簡易秘話部33及び音声処理部36等
の送受信処理部へ出力される。
【0015】この場合、スクランブル部28では、受信
データaにかけられた符号列の直流平衡を保つためのス
クランブルをはずすデスクランブル処理を行ってデータ
受信部30側へ出力する。CPU40では、これらユニ
ークワードUW及び種別信号CIが検出された後にデー
タ受信部30中に蓄積されている制御用物理スロットを
介する着識別符号や情報I等のデータをシステムバスS
BSを介して入力し、この識別符号が自装置に該当すれ
ば該当する移動局との各種のプロトコル処理や該当する
移動局からのデータ受信処理を行う。なお、情報Iが発
呼データを示す場合は、CPU40は回線インタフェー
ス41に対し、発呼データに基づくダイヤル信号を回線
Lへ送出させる。
【0016】このように基地局1では、受信データaを
処理する場合、ユニークワード検出部25及び受信CI
検査部27においてユニークワードUW及び受信データ
種別を示す種別信号CIを検出してこれらの検出に基づ
き以降のデータの受信タイミングを生成する。この結
果、スクランブル部28,CRC処理部29,データ受
信部30,データ送信部31,送信データ連結部32,
及び速度変換部34,35等においては、CPU40が
介在することなく動作できるようになる。なお、受信デ
ータaが通信用物理スロットの情報Iでありこれが音声
信号を示すTCHデータである場合は、この情報は簡易
秘話部33において秘話解除される。そして、速度変換
部34により32KHzの信号に伸長され、さらに音声
処理部36において回線Lの状況(即ち、回線Lがアナ
ログ回線か或いはデジタル回線か)に応じた変換がなさ
れて回線インタフェース41へ送られ、回線インタフェ
ース41を介し回線Lへ送出される。
【0017】次にCPU40が回線インタフェースを介
し回線L側からの着信信号等の情報を検出した場合は、
CPU40は上述のフォーマットに基づいてCI以降の
データを作成しデータ送信部31へ出力する。データ送
信部31では、タイミング生成部26からの各送信タイ
ミングに基づいてこの送信データをデータ連結部32を
介しCRC処理部29へ送る。CRC処理部29ではこ
の送信データに誤り検出符号CRCを付加してスクラン
ブル部28へ送り、スクランブル部28ではこの送信デ
ータに直流平衡をかけるスクランブル処理を行い送信デ
ータbとして、無線インタフェース部24等の無線部へ
送る。この結果、無線部においては、これを制御用物理
スロットを介する着信データとして該当の移動局側へ送
信する。この結果、該当の移動局が着信鳴動し、該当移
動局が応答操作を行うことにより移動局の着信応答通話
が実現する。
【0018】このようにして該当移動局が着信応答通話
を行うことにより、回線Lを介する相手側からの音声信
号は、音声処理部36において周波数32KHzのデジ
タル信号に変換され、さらに速度変換部35により38
4KHzの周波数に圧縮されて簡易秘話部33へ送られ
る。簡易秘話部33ではこの音声データに対して秘話処
理を行い送信データ連結部32へ送る。その後この音声
データは、上述した経路を通って該当移動局へ通信用物
理スロットを介するデータとして送信される。
【0019】ところで、データの送信時にはデータにス
クランブルをかけると共に、データの受信時には受信デ
ータにかけられているスクランブルを解除する上述のス
クランブル部28では、既に詳述したように、図8
(a)に示す制御用物理スロットの場合、発識別符号か
ら誤り検出データCRCまでの各データに対してスクラ
ンブル・デスクランブル処理が施される。また、図8
(b)の通信用物理スロットに関しては、情報Iと誤り
検出データCRCの各データに対してスクランブル・デ
スクランブル処理が施される。なお、通信用物理スロッ
トを介する音声データを示すTCHデータに関しても、
上述したように簡易秘話部33によって秘話及び秘話解
除が行われる。
【0020】ここで、スクランブル部28においては、
スクランブル・デスクランブルの各処理回路は共用化さ
れている。また、基地局1では、各スロットにおけるデ
ータ送受信タイミングの重複を避けるために、従来は、
4つの各送受信タイムスロットに対応して上述のスクラ
ンブル・デスクランブル処理回路を4個用い、かつ、4
つの各送受信タイムスロットのうち、第1のタイムスロ
ットを制御用物理スロットに割り当て、残りの3つの第
2〜第4の送受信タイムスロットを通信用物理スロット
として割り当てている。しかしながら、このように各物
理スロットを割り当てても、各送受信タイムスロット当
たり1個のスクランブル部28が必要であり、装置を小
型に構成することができない。このため、本実施例では
基地局内のスクランブル部28等を各送受信タイムスロ
ットで共通に使用できるようにして装置の回路を小規模
に構成できるようにする。
【0021】図3は、基地局1が各移動局と各タイムス
ロットを介して無線伝送を行う場合のタイミングチャー
トである。図3中、T1〜T4は図7中のスロット〜
に対応する基地局1の送信タイムスロットである。ま
た、R1〜R4は図7中のスロット〜に対応する基
地局1の受信タイムスロットである。いま、図3(a)
に示す各タイムスロットを介し基地局1が各移動局と無
線通信を行っている場合に、基地局1で、例えばタイム
スロットT1を介してデータを送信するときには、無線
部における変調の遅延や無線部以外のスクランブル部2
8等のデジタル処理回路による処理遅延を考慮して図
(b)に示すA時間前にスクランブル処理を行う必要が
ある。
【0022】また、受信タイムスロットR1を介してデ
ータを受信する場合は、受信したデータは無線部におけ
る復調の遅延や無線部以外のデジタル処理回路の処理遅
延により図3(e)に示すB時間後にデスクランブル処
理が行われる。一方、図3(e),(d)に示すC時間
は、受信タイムスロットR4を介するデータの受信処理
と、送信タイムスロットT1を介するデータの送信処理
とが基地局1において重複する時間を示している。この
ため、この重複時間Cでは、送信時のスクランブル処理
と受信時のデスクランブル処理とを1つの回路で処理で
きず、従って2つの回路で分離して処理する必要があ
る。
【0023】そこで、本実施例では、基地局1における
送受信タイムスロットT1,R1に制御用物理スロット
を割り当て、他の送受信タイムスロットT2〜T4,R
2〜R4を通信用物理スロットに割り当てる。そして、
制御用物理スロットを介するデータに対する第1のスク
ランブル・デスクランブル処理回路(以下、第1の回
路)と、通信用物理スロットを介するデータに対する第
2のスクランブル・デスクランブル処理回路(以下、第
2の回路)とを設け、第2の回路を送受信タイムスロッ
トT1,R1を除く他のスロットに対し共通に使用でき
るようにする。
【0024】即ち、制御用物理スロットに使用される第
1の回路においては、スクランブル・デスクランブル処
理が時間的に重複しないため当然のことながら1回路で
構成することができ、また、通信用物理スロットに使用
される第2の回路も、スクランブル・デスクランブル処
理が時間的に重複しないため、1回路で構成できる。な
お、第2の回路に与えるスクランブル・デスクランブル
値としては、第1の回路に対して与えられる全てのビッ
トが「1」のデータ値とは異なる、例えば図8(a)に
示す発識別符号(基地局1の識別符号)の下位9ビット
が割り当てられる。そしてこの下位9ビットの先頭に値
「1」の1ビットが付加された10ビットとして上述の
スクランブル・デスクランブル値が構成される。このよ
うに、基地局1のスクランブル部28としては第1及び
第2の2つの回路によりスクランブル及びデスクランブ
ル処理を行うことができる。
【0025】図1は、第1の回路の構成を示すブロック
図であり、第1の回路は、レジスタ101、PNパター
ンを生成するPNパターン発生回路102、セレクタ1
03、排他的論理和回路104、オア(論理和)回路1
05,106、アンド(論理積)回路107〜110に
より構成される。なお、図中、TSL1,RSLT1は
タイミング生成部26からそれぞれ出力される送受信タ
イムスロットT1,R1のスロットタイミング、TDT
1,RDT1はそれぞれ送受信タイムスロットT1,R
1のデータ、SCT1,DSCT1はタイミング生成部
26からそれぞれ出力される送受信タイムスロットT
1,R1の各データに対するスクランブル及びデスクラ
ンブルのタイミングをそれぞれ示している。
【0026】次に第1の回路の動作について説明する。
第1の回路では、上述したように、スクランブルデータ
の初期値としては全てのビットの値が「1」の10ビッ
トパターンデータが設定される。このようなスクランブ
ルデータがレジスタ101に蓄積されると、PNパター
ン発生回路102では、オア回路105を介するスクラ
ンブルタイミングSCT1,デスクランブルタイミング
DSCT1の何れかのタイミング及びクロック信号CK
により、レジスタ101に蓄積されているパラレルのス
クランブルデータをロードし、シリアルデータに変換し
て排他的論理和回路104の一方の入力端子へ送出す
る。なお、レジスタ101に設定されている10ビット
パターンデータは、各タイミングSCT1,DSCT1
が出力されている間は、繰り返し出力される。排他的論
理和回路104では、このスクランブルデータと、送信
データTDT1(アンド回路107及びオア回路106
を介するデータ)または受信データRDT1(アンド回
路108及びオア回路106を介するデータ)と排他的
論理和をとってセレクタ103の入力端子IN1へ送出
する。
【0027】ここで、セレクタ103は、送信タイムス
ロットT1の送信データに対してスクランブルをかける
データ範囲で「H」レベルとなるタイミングSCT1、
または受信タイムスロットR1の受信データに対してデ
スクランブルをかけるデータ範囲で「H」レベルとなる
タイミングDSCT1を、その端子SELに入力してい
る。そしてこのときには、セレクタ103の出力端子O
UTからは、排他的論理和回路104によりスクランブ
ルされたデータまたは回路104によりスクランブルが
解除されたデータが出力される。
【0028】なお、セレクタ103は、上述の各タイミ
ングSCT1,DSCT1がそれぞれスクランブル及び
デスクランブルをかけるデータ範囲にない「L」レベル
状態で、かつ送信タイムスロットT1のタイミングTS
LT1が「H」レベルであるときには、この送信スロッ
トT1の送信データTDT1をアンド回路107,オア
回路106及び入力端子IN2を介して入力し、そのま
ま出力端子から出力する。また、各タイミングSCT
1,DSCT1が「L」レベルであり、かつ受信タイム
スロットR1のタイミングRSLT1が「H」レベルで
あるときには、アンド回路108を介する受信タイムス
ロットT1の受信データTDT1も同様にしてその出力
端子OUTから出力する。
【0029】こうしてセレクタ103から出力されたデ
ータは、送信タイムスロットT1のタイミングTSLT
1または受信タイムスロットR1のタイミングRSLT
1でそれぞれアンド回路109または110から出力さ
れる。このような第1の回路の動作タイミングについて
は、図4の(b),(d),(e),(j),(l),
(m)に示してある。このように、この第1の回路で
は、送信タイムスロットT1の送信データに対してスク
ランブルをかけ、かつ受信タイムスロットR1の受信デ
ータに対してスクランブルを解除するようにしたもので
ある。
【0030】次に、図2は通信用物理スロットで送受さ
れるデータに対してスクランブル・デスクランブル処理
を行う第2の回路のブロック図である。同図において、
第2の回路は、レジスタ151、PNパターン発生回路
152、セレクタ153、排他的論理和回路154、オ
ア回路155〜161、及びアンド回路162〜169
により構成される。なお、図2中、TSLT2〜TSL
T4は各送信タイムスロットT2〜T4のスロットタイ
ミング、RSLT2〜RSLT4は各受信タイムスロッ
トR2〜R4のタイミング、TDT2〜TDT4は各送
信タイムスロットT2〜T4を介して送信される送信デ
ータ、RDTは各受信タイムスロットを介して受信され
る受信データ(図5中の受信データaに相当)、SCT
2〜SCT4は各送信タイムスロットT2〜T4を介し
て送信されるデータに対しスクランブルをかけるスクラ
ンブルタイミング、DSCT2〜DSCT4は各受信タ
イムスロットR2〜R4を介して受信されるデータに対
しスクランブルを解除するデスクランブルタイミングを
それぞれ示す。
【0031】即ち、この第2の回路は、既に詳述したよ
うに、送受信タイムスロットT2〜T4,R2〜R4を
介して送受されるデータのスクランブル及びデスクラン
ブルを共通の回路で処理できるものである。このこと
は、各スクランブルタイミングSCT2〜SCT4及び
各デスクランブルタイミングDSCT2〜DSCT4が
図4に示すように時間的に異なってタイミング生成部2
6から送出されるため、可能になるものである。従っ
て、1つの共通回路により各送受信タイムスロットT2
〜T4,R2〜R4を介するデータのスクランブル及び
デスクランブル処理が行えることから、処理回路の大幅
な削減が可能になる。
【0032】以下、第2の回路の動作について説明す
る。第2の回路では、スクランブルデータの初期値とし
ては、この基地局1の42ビットの識別符号のうち下位
9ビットのデータが割り当てられ、この9ビットのデー
タの先頭に値が「1」の1ビットを付加した10ビット
のパターンデータがCPU40によりレジスタ151に
セットされる。このようなスクランブルデータがレジス
タ151にセットされると、PNパターン発生回路15
2では、オア回路155を介するスクランブルタイミン
グSCT2〜SCT4の何れかのタイミング及びクロッ
ク信号により、レジスタ151のパラレルのスクランブ
ルデータをロードし、シリアルデータに変換して排他的
論理和回路154の一方の入力端子へ送出する。なお、
レジスタ151に設定されている10ビットパターンデ
ータは、各スクランブルタイミング及びデスクランブル
タイミングが出力されている間は、繰り返し出力され
る。
【0033】排他的論理和回路154では、このスクラ
ンブルデータと、このときタイミング生成部26から例
えばスクランブルタイミングSCT2〜SCT4のうち
タイミングSCT2の「H」レベルが出力されていると
すればその時の送信データTDT2(即ち、オア回路1
56,アンド回路162及びオア回路157,158を
経由する送信データ)との排他的論理和をとって送信デ
ータTDT2にスクランブルをかけセレクタ153の入
力端子IN1へ送出する。そしてこのスクランブルタイ
ミングSCT2の「H」レベルにより、セレクタ153
は、第1の回路と同様、入力端子IN1を経由するスク
ランブルがかけられた送信データを出力端子OUTから
出力する。この結果、スクランブルがかけられた送信デ
ータはアンド回路168から出力される。なお、スクラ
ンブルタイミングSCT2が出力されていないときの送
信データTDT2にはスクランブルがかけられずに、第
1の回路と同様、セレクタ153の入力端子IN2,出
力端子OUT及びアンド回路168を経由して出力され
る。
【0034】また、受信タイムスロットR2を介する受
信データのデスクランブルタイミングDCT2が「H」
レベルとなっていれば、排他的論理和回路154では、
第1の回路と同様、PNパターン発生回路152からロ
ードしたスクランブルデータと、受信データRDT中の
スロットタイミングRSLT2により抽出されスクラン
ブルがかけられている受信データ(即ち、アンド回路1
65及びオア回路160,158を経由したデータ)と
の排他的論理和をとってスクランブルを解除しセレクタ
153へ送出する。この場合、セレクタ153では、こ
のスクランブル解除データを出力端子OUTから出力す
る。この結果、スクランブルが解除された受信データは
アンド回路169から出力される。また、デスクランブ
ルタイミングDSCT2が出力されていないときの受信
データにはスクランブルがかけられずに、セレクタ15
3の入力端子IN2,出力端子OUT及びアンド回路1
69を経由して出力される。
【0035】なお、他の送信タイムスロットT3,T4
を介する送信データTDT3,TDT4に対するスクラ
ンブル処理、及び他の受信タイムスロットR3,R4を
介する受信データのデスクランブル処理も他の各タイミ
ング信号に基づき同様に行われる。このような第2の回
路のスクランブル処理の動作タイミングについては、図
4の(c),(f),(g),(h),(i)に、また
デスクランブル処理の動作タイミングは図4の(k),
(n),(o),(p),(q)にそれぞれ示してあ
る。
【0036】このように、本実施例では、制御用物理ス
ロット(送受信タイムスロットT1,R1)を介する送
受信データのスクランブル・デスクランブル処理は第1
の回路で行い、時間的に処理が重複しない各通信用物理
スロット(送受信タイムスロットT2,R2、T3,R
3、T4,R4)を介する各送受信データのスクランブ
ル・デスクランブル処理については第2の回路で共通に
行っている。このような本実施例の技術は、時間的に重
複しない各スロットを介する各データの他の処理回路、
即ち送信データに対する16ビットの誤り検出データC
RCの生成と受信データに対する誤り検出データCRC
の検査等の処理を行うCRC処理部29に対しても適用
できる。即ち、タイミング生成部26により生成される
各送受信タイムスロットのタイミングと、誤り検出デー
タCRCの生成及び検査の各タイミングとにより1つの
回路で各タイムスロットにおける誤り検出データCRC
の生成及び検査を行うことができる。
【0037】さらに、本実施例の技術を、簡易秘話部3
3に適用して簡易秘話部33を1つの回路で構成するこ
ともできる。即ち、タイミング生成部26により生成さ
れる各送受信タイムスロットのタイミングと、通話用物
理スロットを介するTCHデータ(音声データ)の送信
範囲及び受信範囲を示す各タイミングとを入力すること
により、簡易秘話部33では1つの回路で各タイムスロ
ットにおけるTCHデータの秘話または秘話解除を行う
ことができる。このように、基地局1では、各タイムス
ロットで同様のデータ処理が行われる各処理回路を、タ
イミング生成部26からの各タイミング信号に基づき1
つの回路で共通に構成するようにしたので、基地局1の
処理回路を大幅に削減できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1〜第4の各送受信タイムスロットのうち第1の送受信
タイムスロットを制御用物理スロットとして割り当て、
かつ第2〜第4の各送受信タイムスロットを通信用物理
スロットとして割り当て、第1の処理回路は制御用物理
スロットを介する送受信データを処理し、第2の処理回
路はタイミング生成部からの各タイミング信号に基づき
各通信用物理スロットを介する各送受信データを共通の
回路で処理するようにしたので、基地局では各送受信タ
イムスロットで同様のデータ処理が行われる各処理回路
を1つの回路で共通に構成することができ、従って基地
局の処理回路を大幅に削減できる。また、第1及び第2
の処理回路を、送信データに対してはスクランブルをか
けると共に、受信データに対してはスクランブルを解除
するスクランブル・デスクランブル処理回路として構成
したので、スクランブル及びデスクランブル処理される
ビット数が多く、従って回路規模の大きなスクランブル
・デスクランブル処理回路を各タイムスロット毎に設け
る必要がなく、この結果、基地局の回路を小規模かつ安
価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した第1のスクランブル・デス
クランブル回路の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 第2のスクランブル・デスクランブル回路の
ブロック図である。
【図3】 上記各実施例回路が適用されるデジタル無線
電話装置の要部動作のタイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図4】 上記各実施例回路が適用される上記装置全体
の動作のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】 実施例回路が適用される基地局の構成を示す
ブロック図である。
【図6】 デジタル無線電話装置のシステム構成図であ
る。
【図7】 デジタル無線電話装置の通信タイミングを示
す図である。
【図8】 デジタル無線電話装置における制御用物理ス
ロット及び通信用タイムスロットで送受されるデータの
フォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1…基地局、2a〜2b…移動局、26…タイミング生
成部、28…スクランブル部、29…CRC処理部、3
3…簡易秘話部、40…CPU、101,151…レジ
スタ、102,152…PNパターン発生回路、10
3,153…セレクタ、104,154…排他的論理和
回路、105,106,155〜161…オア回路、1
07〜110,162〜169…アンド回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線回線を収容すると共に第1〜第4の
    各送受信タイムスロットを介して時分割多元接続による
    無線通信を行う基地局と、基地局と無線接続され第1〜
    第4の各送受信タイムスロットのうち、何れか1つの送
    受信タイムスロットを介し基地局と無線通信を行う移動
    局とからなり、制御データの送受の場合は前記送受信タ
    イムスロットを制御用物理スロットとして用い、音声デ
    ータ等の送受の場合は前記送受信タイムスロットを通信
    用物理スロットとして用い、所定周波数のクロック信号
    及びこのクロック信号から各タイミング信号を生成する
    タイミング生成部の出力に基づいて前記各データの送受
    信を行うデジタル無線電話装置において、 前記基地局に、前記第1〜第4の各送受信タイムスロッ
    トのうち第1の送受信タイムスロットに割り当てられた
    制御用物理スロットを介するデータの処理を行う第1の
    処理回路と、前記第1〜第4の各送受信タイムスロット
    のうち第2〜第4の各送受信タイムスロットに割り当て
    られた各通信用物理スロットを介するデータの処理を行
    う第2の処理回路とを設け、第2の処理回路は前記タイ
    ミング生成部からの各タイミング信号に基づき各通信用
    物理スロットを介する各データを共通の回路で処理する
    ことを特徴とするスロット共用処理方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスロット共用方式におい
    て、 第1及び第2の処理回路は送信データに対しスクランブ
    ルをかけると共に、受信データに対してはスクランブル
    を解除するスクランブル・デスクランブル処理回路であ
    ることを特徴とするスロット共用処理方式。
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