JP3116765B2 - デジタル無線電話装置 - Google Patents

デジタル無線電話装置

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JP3116765B2
JP3116765B2 JP07044004A JP4400495A JP3116765B2 JP 3116765 B2 JP3116765 B2 JP 3116765B2 JP 07044004 A JP07044004 A JP 07044004A JP 4400495 A JP4400495 A JP 4400495A JP 3116765 B2 JP3116765 B2 JP 3116765B2
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facch
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泰弘 渋谷
靖久 大嶋
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株式会社田村電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局と複数の移動局
との間で時分割多元接続による無線通信を行うデジタル
無線電話装置に関し、特に通信用物理スロットを介して
送受される音声データを示すTCHデータ及びCPU等
によりアクセスされるFACCHデータの送受信を行う
デジタル無線電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電話装置は、PSと呼称される
移動局及びCSと呼称される基地局間の通信にはデジタ
ル方式を採用し、音声等のアナログ信号はAD変換及び
DA変換が行われてデジタル信号として無線通信されて
いる。図8はこのような電話装置の構成を示し、加入者
回線Lを介して基地局1が接続され、基地局1と4台の
移動局2a〜2dとが無線接続されている。
【0003】ところで、この種の装置で扱われる無線周
波数帯域としては1.9GHzの帯域が用いられ、キャ
リア周波数の間隔は、300KHzとなっている。そし
て1つの周波数帯を介して1台の基地局と4台の移動局
との間で通信が行え、この場合この周波数は図9に示す
ように、5msec間に8つのタイムスロット〜に
時分割され、はじめの4つのタイムスロット〜で基
地局1は各移動局に対しデータを送信すると共に、残り
の4つのタイムスロット〜で各移動局からのデータ
を受信するようにしている。
【0004】このようなTDMA(time divi
sion multiple access)処理によ
り同一周波数を4台の移動局で使用できることから、電
波を有効に活用することができる。なお、各タイムスロ
ット当たり240ビットのバースト信号が割り当てられ
(1ビット=5/8×240=2.6μsec)、この
うちデータビットは224ビットであり、384KHz
のクロックにより伝送される。さて、基地局と各移動局
との間に通信されるバースト信号が送受される物理スロ
ットは、制御用及び通信用の各スロットに大別され、こ
のうち、通信用物理スロットのバースト信号のフォーマ
ットは、図10に示すようになっている。なお図10
中、括弧内の数字が所要ビット数を表す。
【0005】即ち、通信用物理スロットは、図10
(a)に示すように、4ビットの過渡応答ランプタイム
R、2ビットのスタートシンボルSS、6ビットのプリ
アンプルPR、16ビットのユニークワードUW、18
0ビットの情報I、及び16ビットの誤り検出CRC
(Cyclic Redundancy Check)
が割り当てられている。そして、180ビットの情報I
は、4ビットのバースト種別信号CI、16ビットの制
御チャネルSA,160ビットの情報Iからなり、かつ
情報IのデータはTCHと呼称される情報チャネルまた
はFACCHと呼称される情報チャネルの各チャネルに
応じて定められる(図10(b),(c))。ここで、
TCHチャネルには音声データが伝送され、FACCH
チャネルにはCPUによりアクセスされるデータが伝送
される。そして、FACCHチャネルでは、一時的にT
CHチャネルをスチールして上記アクセスデータの転送
が行われる。
【0006】図11は、従来の基地局及び移動局に設け
られFACCHチャネル及びTCHチャネルの各データ
を受信する受信部の構成を示すブロック図である。図1
1(a)に示すFACCHチャネルのデータの受信回路
は、シリアル/パラレル変換回路201、FIFO(フ
ァーストイン・ファーストアウト)制御回路202、及
びFIFO回路203からなる。なお、このFIFO回
路203及び後述のFIFO回路は、何れも16ビット
×10ワードの容量を有している。ここで、FIFO制
御回路202が、FACCHデータの受信タイミングR
FCTを入力してFIFO回路203を起動すると、上
述の384KHzのクロック信号CKに同期してシリア
ル/パラレル変換回路201に入力される受信データa
1中の160ビットのFACCHデータは、パラレルデ
ータに変換されてFIFO回路203に順次蓄積され
る。その後、図示しないCPUからリード信号RDが出
力されると、FIFO制御回路202は、FIFO回路
203に蓄積されたFACCHデータが正常か否かを示
すCRC検査結果CRCCに応じたステータスFSTを
出力する。CPUはこのステータスFSTが正常を示す
場合は、システムバスSBSを介しFIFO回路203
のFACCHデータを入力する。
【0007】また、TCHチャネルを介する音声データ
の受信回路は、図11(b)に示すように構成される。
即ちこの受信回路は、シリアル/パラレル変換回路21
1、FIFO,パラレル/シリアル変換制御回路21
2、FIFO回路213、及びパラレル/シリアル変換
回路214からなる。ここで、FIFO,パラレル/シ
リアル変換制御回路212が、TCHデータの受信タイ
ミングRTCTを入力してFIFO回路213を起動す
ると、クロック信号CKに同期してシリアル/パラレル
変換回路201に入力される受信データa2中の160
ビットのTCHデータ(簡易秘話解除済みの音声デー
タ)は、パラレルデータに変換されてFIFO回路21
3に順次蓄積される。このとき、FIFO,パラレル/
シリアル変換制御回路212では、8KHzのクロック
信号CK1及び64KHzのクロック信号CK2を入力
してパラレル/シリアル変換回路214を制御する。す
ると、パラレル/シリアル変換回路214は、FIFO
回路213に蓄積されているTCHデータをシリアルの
32Kbpsの音声データa3に速度変換してADPC
Mコーディック等の音声処理部へ出力する。
【0008】次に、従来の基地局及び移動局において、
FACCHデータ及びTCHデータを送信する送信部は
次のように構成される。即ち、図12(a)に示すFA
CCHチャネルのデータの送信回路は、FIFO,パラ
レル/シリアル変換制御回路251、FIFO回路25
2、パラレル/シリアル変換回路253からなる。ここ
で、システムバスSBSを介するCPU側からのFAC
CHデータ(パラレルデータ)は、CPUのライト信号
WRを入力したFIFO,パラレル/シリアル変換回路
251の制御によりFIFO252に順次蓄積される。
そして、FIFO,パラレル/シリアル変換制御回路2
51では、FACCHデータの送信タイミングSFCT
により、パラレル/シリアル変換回路253を起動し、
FIFO回路252に蓄積されているFACCHデータ
を、クロック信号CKに同期して順次シリアルデータb
1として送信させる。
【0009】また、TCHデータを送信する送信回路
は、図12(b)に示すように構成される。即ちこの送
信回路は、シリアル/パラレル変換回路261、FIF
O,パラレル/シリアル変換制御回路262、FIFO
回路263、及びパラレル/シリアル変換回路264か
らなる。ここで、シリアル/パラレル変換回路261に
入力されるADPCMコーディック側からの32Kbp
sの音声データb3は、シリアル/パラレル変換回路2
61によりパラレルデータに変換されFIFO回路26
3に順次蓄積される。そしてこのとき、FIFO,パラ
レル/シリアル変換制御回路262では、8KHzのク
ロック信号CK1及び64KHzのクロック信号CK
2,TCHデータの送信タイミングSTCTによりパラ
レル/シリアル変換回路264を制御する。すると、パ
ラレル/シリアル変換回路264では、FIFO回路2
63に蓄積されている音声データ(TCHデータ)をシ
リアルの384Kbpsの音声データb2として送信す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、通信用物
理スロットを介するFACCHデータ及びTCHデータ
は、何れも160ビットのデータで構成されている。ま
た、これらのデータは、バースト種別信号CIにより定
められる何れか一方のデータが送受されることから、同
一のバースト内にはこれらの各データが時間的に重複し
て送受されることはない。
【0011】このように、データ構成が同様の構成であ
り、かつ処理時間に重複が生じないFACCHデータ及
びTCHデータを扱うにもかかわらず、従来の基地局及
び移動局においては、送信部にはFACCHデータの送
信回路とTCHデータの送信回路とが設けられ、また受
信部にも同様に、FACCHデータの受信回路とTCH
データの受信回路とが設けられている。このため、回路
規模が大となりかつ高価になることから、回路の小型化
及び経済化が要望されていた。従って本発明は、FAC
CHデータ及びTCHデータの送受信を行う回路を小型
かつ経済的に構成することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、基地局及び移動局に、バースト信号
中の通信用物理スロットを介する音声データを示すTC
Hデータ及びCPU等の制御回路によりアクセスされ通
信用物理スロットを介するFACCHデータを受信する
データ受信部を設け、データ受信部に、受信したTCH
データ及びFACCHデータの何れか一方を選択する受
信データ選択回路と、受信データ選択回路により選択さ
れたデータを蓄積する受信データ蓄積回路と、受信デー
タ蓄積回路に対するデータの蓄積を制御する受信データ
蓄積制御回路と、受信データ蓄積回路のデータの読み出
しを制御する受信データ読出制御手段とを設けたもので
ある。また、基地局及び移動局に、TCHデータ及びF
ACCHデータを送信するデータ送信部を設け、データ
送信部に、入力したTCHデータ及びFACCHデータ
の何れか一方を選択する送信データ選択回路と、送信デ
ータ選択回路により選択されたデータを蓄積する送信デ
ータ蓄積回路と、送信データ蓄積回路のデータの読み出
しを制御する送信データ読出制御手段とを設けたもので
ある。また、基地局及び移動局に、上述のデータ受信部
及びデータ送信部を設けたものである。また、データ送
信部に、FACCHデータのセットの有無を判定するデ
ータセット判定回路を設け、送信データ蓄積回路にFA
CCHデータがセットされない場合に送信データ読出制
御手段の動作を停止させ、TCHアイドルデータを送信
させるようにしたものである。
【0013】
【作用】受信データ選択回路は、受信したTCHデータ
及びFACCHデータの何れか一方を選択して受信デー
タ蓄積回路へ送出する一方、受信データ蓄積制御回路は
この選択されたデータを受信データ蓄積回路に蓄積さ
せ、受信データ読出制御手段は、受信データ蓄積回路に
蓄積されているデータを読み出し、例えばTCHデータ
の場合は音声処理部へ、FACCHデータの場合はCP
Uへそれぞれ出力する。また、送信データ選択回路は、
入力したTCHデータ及びFACCHデータの何れか一
方を選択して送信データ蓄積回路へ送出し蓄積させる一
方、送信データ読出手段は送信データ蓄積回路に蓄積さ
れているデータを読み出し、例えばTCHデータの場合
は音声データとして簡易秘話部へ、FACCHデータの
場合はデータ連結部へそれぞれ送出する。また、データ
セット判定回路は、送信データ蓄積回路にFACCHデ
ータがセットされない場合は、送信データ読出制御手段
の動作を停止させ、TCHアイドルデータを送信させ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図6は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
基地局1と無線通信を行う移動局2の例を示している。
同図において、移動局2は、アンテナAT,高周波部2
1,変復調部22,無線制御部23,及び無線インタフ
ェース部24からなる無線部を介して基地局1と無線接
続される。
【0015】ここで無線インタフェース部24には、タ
イミングバスTBSを介し、ユニークワード検出部2
5、タイミング生成部26、受信CI検査部27、スク
ランブル部28、CRC処理部29、データ受信部3
0、データ送信部31、送信データ連結部32、簡易秘
話部33、及び音声処理部34が接続されている。な
お、データ受信部31及びデータ送信部31は図示省略
したが384KHzのクロック信号CKが供給されてい
る。
【0016】またシステムバスSBSには、上述の受信
CI検査部27、送信データ連結部32を除く各部が接
続されていると共に、CPU40、操作部41、及び表
示部42が接続される。さらに、音声処理部34には、
通話に必要な送受器43及びリンガ44が接続されてお
り、以上のような各部は図示しない電源部からの電源供
給により動作する。また、ユニークワード検出部25及
びタイミング生成部26は、無線インタフェース部24
により抽出された384KHz のクロック信号CKに
基づいて動作する。なお、a,bはそれぞれ移動局2が
基地局1と通信を行う場合の受信データ及び送信データ
を示している。
【0017】このような移動局2は基地局1とデータ通
信を行う場合、1つの周波数が5msec毎に8個のタ
イムスロットに分割されたうちの1個のスロットを介し
基地局1からのデータを受信する。そしてこの受信スロ
ットから4スロット分時間的に遅れたスロットを介し基
地局1へデータを送信する。なお、物理スロットは制御
データを送受信するための制御用物理スロットと、音声
データ等を送受信するための通信用物理スロットとに大
別されている。そして、タイムスロットは1スロット当
たり625μsec(5msec/8)の時間が割り当
てられ、かつ1スロット分のデータは240ビットであ
ることから1ビット分のデータは約2.6μsecの時
間を要している。したがって、送受されるデータの速度
は384KHzである。
【0018】次に以上のように構成された移動局2の動
作について説明する。まず図6において、周波数1.9
GHz付近の無線信号が基地局1から移動局2へ送信さ
れてくると、アンテナAT,高周波部21,変復調部2
2,無線制御部23,及び無線インタフェース部24か
らなる無線部では、この無線信号から高周波成分を取り
除き、かつ復調を行って周波数384KHzの受信デー
タを無線インタフェース部24から出力する。
【0019】この受信データはユニークワード検出部2
5及び受信CI検査部27で受信され、各部において
は、タイミング生成部26の各受信タイミング出力に基
づきバースト状の受信データの中から各々ユニークワー
ドUW及びチャネル種別等の受信データ種別を示すバー
スト種別信号CIを検出する。この検出された情報は、
タイミング生成部26へフィードバックされ、以降のデ
ータ受信に必要なタイミングを生成するために利用され
る。そして生成されたタイミング信号は、タイミングバ
スTBSを介しスクランブル部28や簡易秘話部33及
び音声処理部34等の送受信処理部へ出力される。
【0020】この場合、スクランブル部28では、受信
データにかけられた符号列の直流平衡を保つためのスク
ランブルをはずして受信データaとしてデータ受信部3
0へ出力する。CPU40では、受信データaが制御用
物理スロットを介する制御データである場合は、これら
ユニークワードUW及びチャネル種別信号CIを検出後
の受信タイミング出力に基づきデータ受信部30中に蓄
積されたバースト種別CI以降の着識別符号や発識別符
号及び情報I等のデータをシステムバスSBSを介して
入力し、これらの識別符号が自装置に該当すれば各種プ
ロトコル処理や受信データ処理を行う。
【0021】このように移動局2では、受信データaを
処理する場合、ユニークワード検出部25及び受信CI
検査部27においてユニークワードUW及び受信データ
種別を示すチャネル種別信号CIを検出してこれらの検
出に基づき以降のデータの受信タイミングを生成し、ス
クランブル部28,CRC処理部29,データ受信部3
0,データ送信部31,及び送信データ連結部32等に
おいては、CPU40が介在することなく動作できるよ
うに構成する。なお、受信データaが通信用物理スロッ
トの情報Iでありこれが音声信号を示す場合は、これら
の情報は簡易秘話部33において秘話解除されると共
に、データ受信部30により32KHzの信号に伸長さ
れ、さらに音声処理部34によりアナログ信号に変換さ
れて送受器43から出力される。
【0022】次にCPU40が操作部41の発呼操作を
検出した場合は、CPU40は上述のフォーマットに基
づいてバースト種別CI以降のデータを作成しデータ送
信部31へ出力する。データ送信部31では、タイミン
グ生成部26からの各送信タイミングに基づいてこの送
信データをデータ連結部32を介しCRC処理部29へ
送る。CRC処理部29はこの送信データに誤り検出符
号を付加してスクランブル部28へ送り、スクランブル
部28ではこの送信データbに直流平衡をかけて無線イ
ンタフェース部24等の無線部へ送る。そして、無線部
においては、この送信データを受信すると、これの変調
を行いさらにこの変調信号を高周波に重畳させて無線信
号として基地局1へ送信する。
【0023】このようにして基地局1へデータが送信さ
れることにより、基地局1との間で発呼のプロトコルが
実行されて相手端末の呼出が行われ、相手の応答により
通話が開始される。この場合、送受器43からの音声信
号は、音声処理部34において32Kbpsのデジタル
信号に変換され、さらにデータ送信部31により384
KHzの周波数に圧縮されて簡易秘話部33へ送られ
る。簡易秘話部33ではこの音声データに対して秘話処
理を行い送信データ連結部32へ送る。その後この音声
データは、上述した経路を通って基地局1を介し相手端
末へ送信される。
【0024】次に図7は、移動局2と無線接続される基
地局1の構成を示すブロック図である。同図において、
移動局2と同等部分は同一符号を付してその詳細な説明
は省略する。即ち、基地局1は、移動局2に設けられて
いる操作部41,表示部42,送受器43,及びリンガ
44を省略し、音声処理部34に回線インタフェース5
1を接続するように構成している。
【0025】この場合、CPU50は、データ受信部3
0を介し移動局2からの例えば発呼データ等を入力する
と、回線インタフェース51を制御して回線Lへ発呼デ
ータに応じたダイヤル信号等を送出させると共に、回線
インタフェース51を介し回線Lからの着信信号等を受
信すると、着信データをデータ送信部31にセットして
移動局2側へ送信させる。なお、発呼データや着信デー
タ等の制御データ以外の音声信号の伝送は、移動局2の
場合と同様に行われる。即ち、回線インタフェース51
を介する回線L側の音声信号は、音声処理部34で処理
され、速度変換やスクランブル処理が行われた後、無線
部を経て移動局2側へ送信される。また、移動局2から
の音声信号は、無線部で受信された後、スクランブル処
理及び速度変換が行われさらに音声処理が施された後、
回線L側へ送出される。
【0026】ところで、基地局1及び移動局2で送受信
される通信用物理スロットを介するデータの中には、図
10に示すように4ビットのバースト種別信号CI,1
6ビットの制御チャネルSAに続き、160ビットの情
報Iが割り当てられている。ここで、同図(c)に示す
TCHチャネルの情報Iは音声データであり、同図
(b)に示すFACCHチャネルの情報Iは、CPUが
介在するデータである。また、何れも160ビットで構
成されるこのようなFACCHデータ及びTCHデータ
は、バースト種別信号CIにより何れか一方のデータが
送受されることから、同一のバースト内にはこれらの各
データが時間的に重複して送受されることはない。本発
明では、FACCHデータ及びTCHデータが同様のデ
ータ構成であり、かつ処理時間に重複が生じない点に着
目して、FACCHデータの送信回路とTCHデータの
送信回路との共通化を図ると共に、FACCHデータの
受信回路とTCHデータの受信回路との共通化を図るこ
とにより、回路の小型化及び経済化を実現できるように
する。
【0027】図1はデータ受信部30の要部構成を示す
ブロック図であり、データ受信部30はFACCHデー
タ及びTCHデータを受信するものである。同図におい
て、データ受信部30は、入力データ選択回路101、
シリアル/パラレル変換回路102、FIFO回路10
3、パラレル/シリアル変換回路104、FIFO制御
回路105、出力制御回路106、パラレル/シリアル
変換制御回路107、ステータス生成回路108からな
る。
【0028】次に、このデータ受信部30の動作につい
て説明する。スクランブル部28によりスクランブルが
解除された384Kbpsの伝送速度を有する160ビ
ットの受信データaのうち、FACCHデータa1が入
力データ選択回路101に入力されると、入力データ選
択回路101では、タイミング生成部26から出力され
るFACCH受信タイミングRFCTに基づきデータa
1を選択し、シリアル/パラレル変換回路102へ与え
る。シリアル/パラレル変換回路102では、このデー
タa1をパラレルデータに変換してFIFO回路103
に順次蓄積させる。即ち、FIFO回路103は16ビ
ット×10ワードの容量を有しており、1バースト中の
160ビットのFACCHデータa1を全て蓄積でき
る。
【0029】ここで、FIFO回路103へのデータa
1の格納は、FIFO制御回路105により制御され
る。即ち、FIFO制御回路105は、受信タイミング
RFCTによりFIFO回路103へデータa1を格納
させる。また、ステータス生成回路108は、FIFO
制御回路105の制御結果と、CRC処理部29による
CRC検査結果CRCCとにより、FIFOステータス
FSTを出力する。CPUは、FIFO回路103に蓄
積されたFACCHデータを入力する場合は、このFI
FOステータスをチェックして、正常なFACCHデー
タa1がFIFO回路103に格納されていることを確
認のうえ、リード信号RDを出力する。すると、FIF
O回路103に格納されているデータa1が、出力制御
回路106を介してシステムバスSBSへ出力されるこ
とにより、CPUに取り込まれる。
【0030】次に、スクランブル部28によりスクラン
ブルが解除され、さらに簡易秘話部33において秘話解
除された384Kbpsの伝送速度を有する160ビッ
トの受信データ(TCHデータ)a2が入力データ選択
回路101に入力されると、入力データ選択回路101
では、タイミング生成部26から出力されるTCH受信
タイミングRTCTに基づきデータa2を選択してシリ
アル/パラレル変換回路102へ与える。シリアル/パ
ラレル変換回路102では、このデータa2をパラレル
データに変換してFIFO回路103に順次蓄積させ
る。このFIFO103へのデータa2への格納は実際
にはFIFO制御回路105が、受信タイミングRTC
Tに基づいて格納制御する。
【0031】FIFO回路103に格納されたTCHデ
ータa2は、パラレル/シリアル変換制御回路105が
パラレル/シリアル変換回路104を制御することによ
り、パラレル/シリアル変換回路104から32Kbp
sのシリアルデータa3として出力される。即ち、パラ
レル/シリアル変換制御回路105タイミング生成部2
6から出力される8KHzのクロック信号CK1及び6
4KHzのクロック信号CK2に基づいて、パラレル/
シリアル変換回路104を制御し、FIFO回路103
に蓄積されているパラレルのデータa2を上述の速度を
有するシリアルデータa3として音声処理部34へ出力
する。
【0032】このように、データ受信部30では、FA
CCHデータ及びTCHデータを共通の回路で受信でき
るため、図11に示す従来の受信回路に複数配設されて
いるシリアル/パラレル変換回路,FIFO回路及びそ
の制御回路の数を低減することができ、従ってデータ受
信部を小型かつ経済的に構成することができる。なお、
前回のバースト受信時に受信されFIFO回路103に
格納されたFACCHデータが、CPUの処理遅延等に
よりFIFO回路103から全て読み出されないうち
に、新たなTCHデータまたはFACCHデータが受信
された場合は、新たに受信したデータはFIFO回路1
03には格納されずに破棄される。この場合、ステータ
ス生成回路108ではそのステータスFSTとして、破
棄ステータスをCPUに通知する。
【0033】図3は、以上のような受信動作を行うデー
タ受信部30の動作を示すタイミングチャートである。
同図(a)はTCHデータ受信タイミングRTCT、
(b)はFACCH受信タイミングRFCT、(c)は
受信データa、(d)受信データaのうちのTCHデー
タa2、(e)はCRC検査結果、(f)はFIFO回
路103のデータ格納状況、(g)は32Kbps音声
データa3の出力状況、(h)はFIFOステータスF
ST、(i)はCPUによるFACCHデータの読み込
み状況をそれぞれ示している。
【0034】上記したように、常時は、図3(a)に示
す受信タイミングRTCTにより、図3(d)に示すよ
うなTCHデータa3が受信されているが、ここで図3
(b)の受信タイミングRFCTによりFACCHデ
ータが受信されFIFO回路103に格納されると、C
PUは同図(h)に示すFIFOステータスFSTをチ
ェックして、FIFO制御回路105に対し図3(i)
に示すリード信号RDを出力し、FIFO回路103に
格納されている10ワードのFACCHデータを読み込
んで処理する。なお、図3(b)の受信タイミングRF
CTによりFACCHデータが受信されてFIFO回
路103に格納されたときに、次の受信タイミングまで
の間にこの格納データが例えば8ワード分しか読み出し
て処理できなかった場合は、新たな受信データはFIF
O回路103に格納されずに破棄され、残りの2ワード
分のFACCHデータが読み出された後の受信タイミン
グにより新たな受信データがFIFO回路103に格納
される。
【0035】次に、図2はFACCHデータ及びTCH
データを送信するデータ送信部31の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、データ送信部31は、シリ
アル/パラレル変換回路151、選択回路152、FI
FO回路153、パラレル/シリアル変換回路154、
出力制御回路155、シリアル/パラレル変換制御回路
156、FIFO制御回路157、ステータス生成回路
158、及びデータセット判定回路159により構成さ
れる。
【0036】次に、以上のように構成されたデータ送信
部31の動作を説明する。CPUがFACCHデータを
送信する場合は、送信要求RQをセットしステータス生
成回路158により生成されるFIFOステータスFS
Tを検出する。そして、このステータスFSTにより、
FIFO回路153への書き込みが可能であれば、ライ
ト信号WRをFIFO制御回路157へ出力する共に、
システムバスSBSを介し選択回路152へFACCH
データを送出し、選択回路152を介してFIFO回路
153に書き込ませた後、送信要求RQを解除する。こ
こで、選択回路152は、このFACCHデータをFI
FO回路153へ送出する場合、ステータス生成回路1
58からのFACCH/TCHの切替信号CG2に基づ
いて制御する。
【0037】この切替信号CG2は、ステータス生成回
路158において、送信スロットタイミングSSLのネ
ゲート直後、即ち送信スロットタイミングSSLのオフ
直後にCPUからの送信要求RQを検査し、送信要求状
態であれば選択回路152に対しFACCHデータが選
択されるように出力される。なお、この時送信要求RQ
が解除状態であれば、TCHデータが選択されるように
出力される。
【0038】また、データセット判定回路159は、送
信スロットタイミングSSLのアサート直後、即ち送信
スロットタイミングSSLがオン状態となった直後に、
ステータスFSTを検査し、FIFO制御回路157に
対してデータセット判定結果を出力する。FIFO制御
回路157は、このデータセット判定結果,切替信号C
G,及びFACCH送信タイミングSFCT,クロック
信号CK及びCPUからのライト信号WRに基づいてF
IFO回路153,パラレル/シリアル変換回路154
及び出力制御回路155を制御する。この結果、FIF
O回路153に蓄積されているFACCHデータは、順
次読み出されてパラレル/シリアル変換回路154で3
84Kbpsのシリアルデータに変換され、出力制御回
路155を介して送信データb1として図6または図7
のデータ連結部32へ出力される。
【0039】一方、送信データがTCHデータである場
合は、データ送信部31は次のように動作する。即ち、
図6または図7の音声処理部34から出力されるTCH
データである32Kbpsの音声データb3は、シリア
ル/パラレル変換制御回路156が8KHzのクロック
信号CK1及び64KHzのクロック信号CK2に基づ
いてシリアル/パラレル変換回路151を制御すること
により、シリアル/パラレル変換回路151でパラレル
データに変換され選択回路152へ出力される。この場
合、選択回路152では、切替信号CG2によりこのT
CHデータを選択して順次FIFO回路153に送出す
る。
【0040】ここで、FIFO回路153へのデータの
格納制御は、FIFO制御回路157で行われる。即
ち、FIFO制御回路157は、シリアル/パラレル変
換制御回路156のシリアル/パラレル変換制御出力及
びステータス生成回路158からの切替信号CG2に基
づき、選択回路152を介するTCHデータをFIFO
回路153に格納する。なお、この切替信号CG2は上
述したように、ステータス生成回路158において、送
信スロットタイミングSSLのネゲート直後にCPUか
らのFACCHデータの送信を示す送信要求RQを検査
し、送信要求状態であれば選択回路152に対しFAC
CHデータが選択されるように出力される。また、この
時送信要求RQが解除状態であれば、TCHデータが選
択されるように出力される。
【0041】この場合、FIFO制御回路157は、こ
の切替信号CG2,及びTCH送信タイミングSTC
T,クロック信号CK及びCPUからのライト信号WR
に基づいてFIFO回路153,パラレル/シリアル変
換回路154及び出力制御回路155を制御する。この
結果、FIFO回路153に蓄積されているTCHデー
タは、順次読み出されてパラレル/シリアル変換回路1
54で384Kbpsのシリアルデータに変換され、さ
らに出力制御回路155を介して送信データb2として
図6または図7の簡易秘話部33へ出力される。このよ
うに、データ送信部31では、FACCHデータ及びT
CHデータを共通の回路で送信できるため、図12に示
す従来の送信回路に複数配設されているパラレル/シリ
アル変換回路,FIFO回路及びパラレル/シリアル変
換制御回路の数を低減することができ、従ってデータ送
信部を小型かつ経済的に構成することができる。
【0042】なお、シリアル/パラレル変換制御回路1
56では、送信スロットタイミングSSLのネゲート直
後にCPU制御によるアイドルか通話かを示す切替信号
CG1を検査する。そしてアイドル状態にあれば、音声
処理部34側からの音声データb3のFIFO回路15
3の格納制御等を行わずに、切替信号CG1が通話状態
を示すときのみ上記制御を行う。即ち、通話状態がCP
U側から指示されていれば、音声処理部34からの32
Kbpsの音声データb3がFIFO回路153に蓄積
され、さらに384Kbpsの音声データ(TCHデー
タ)b1として簡易秘話部33側へ出力される。また、
CPU側からアイドル状態が指示されていれば、上記制
御を行わないのでTCHデータとしては、全てが「0」
である160ビットのアイドルデータが簡易秘話部33
側へ出力される。
【0043】このように、データ送信部31では、通
常、CPU側からの通話またはアイドルを示す切替信号
CG1に基づいて、TCHデータまたはTCHアイドル
データ(データ値は全て「0」)を送出するような動作
を行っている。また、FACCHデータについては、C
PU側からFIFO回路153に書き込まれたものをT
CHデータまたはTCHアイドルデータをスチールして
送信するようにしている。図4はこのような動作を行う
データ送信部31のタイミングを示す図であり、同図
(a)は送信スロットタイミングSSL、(b)はTC
H送信タイミングSTCT、(c)はFACCH送信タ
イミングSFCT、(d)はCPU側からの送信要求R
Q、(e)はFIFOステータスFST、(f)はCP
Uのライト信号WRをそれぞれ示している。
【0044】ここで、図4の送信スロットタイミング
でTCHデータが送信された後、CPUにより10ワー
ドのFACCHデータがFIFO回路153に書き込ま
れた場合は、次の送信スロットタイミングでこのFA
CCHデータが送信される。ところが、送信スロットタ
イミングでFACCHデータを送信した後、さらにC
PUが次のFACCHデータを書き込もうとしてこれが
次の送信スロットタイミングに間に合わず、8ワード分
のデータしか書き込めなかった場合は、FIFO制御回
路157は、送信タイミングであってもFIFO回路1
53からのデータの読出制御を行わない。
【0045】即ち、この場合、データセット判定回路1
59では送信スロットタイミングのアサート直後にFI
FOステータスFSTを検査し、FIFO回路153に
データが満杯状態(つまり、16ビット×10ワードの
データが蓄積されている状態)になっていないと判断す
れば、送信タイミングであっても、FIFO制御回路1
57に対しFIFO回路153、パラレル/シリアル変
換回路154及び出力制御回路155を制御させないよ
うにする。この結果、この送信タイミングでは、デー
タが全て「0」のTCHアイドルデータが送信される。
その後、CPUが残りの2ワードのFACCHデータを
FIFO回路153に書き込むと、この書き込まれたF
ACCHデータと既に書き込まれている8ワードのデー
タとは次の送信タイミングで送信される。図5は、こ
のようなデータ送信部31の総合の動作状況を示すタイ
ミングチャートである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信データ選択回路は、受信したTCHデータ及びFAC
CHデータの何れか一方を選択して受信データ蓄積回路
へ送出する一方、受信データ蓄積制御回路はこの選択さ
れたデータを受信データ蓄積回路に蓄積させ、受信デー
タ読出制御手段は、受信データ蓄積回路に蓄積されてい
るデータを読み出し、例えばTCHデータの場合は音声
処理部へ、FACCHデータの場合はCPUへそれぞれ
出力するようにしたので、従来TCHデータ及びFAC
CHデータを受信するために複数設けられていた受信デ
ータ蓄積回路等が共通の1個の回路で構成できることか
ら、回路の大幅な削減が可能になり、従ってデータ受信
部を小規模かつ経済的に構成できる。また、送信データ
選択回路は、入力したTCHデータ及びFACCHデー
タの何れか一方を選択して送信データ蓄積回路へ送出し
蓄積させる一方、送信データ読出手段は送信データ蓄積
回路に蓄積されているデータを読み出し、例えばTCH
データの場合は音声データとして簡易秘話部へ、FAC
CHデータの場合はデータ連結部へそれぞれ送出するよ
うにしたので、従来、TCHデータ及びFACCHデー
タを送信するために複数設けられていた送信データ蓄積
回路等が共通の1個の回路で構成されることから、回路
の大幅な削減が可能になり、従ってデータ送信部を小規
模かつ経済的に構成できる。
【0047】また、データ受信部及びデータ送信部を上
述のように構成したことから、基地局及び移動局におい
て、TCHデータ及びFACCHデータの送受信回路の
小型化及び経済化が可能になる。また、データセット判
定回路は、送信データ蓄積回路にFACCHデータがセ
ットされない場合は、送信データ読出制御手段の動作を
停止させて、TCHアイドルデータを送信させるように
したので、CPUが送信タイミングまでにFACCHデ
ータのセットが間に合わない場合でも、データ送信が行
えることになり従ってバースト信号を間断無く送信する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したデジタル無線電話装置の一
実施例を示すデータ受信部のブロック図である。
【図2】 上記装置を構成するデータ送信部のブロック
図である。
【図3】 上記データ受信部の総合的な動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図4】 上記データ送信部の要部動作を示すタイミン
グチャートである。
【図5】 データ送信部の総合動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図6】 上記装置を構成する移動局のブロック図であ
る。
【図7】 上記装置を構成する基地局のブロック図であ
る。
【図8】 上記装置のシステム構成図である。
【図9】 上記装置の通信タイミングを示す図である。
【図10】 上記装置の通信用物理スロットを介して送
受されるデータのフォーマットを示す図である。
【図11】 従来の受信回路のブロック図である。
【図12】 従来の送信回路のブロック図である。
【符号の説明】
1…基地局、2a〜2b…移動局、26…タイミング生
成部、30…データ受信部、31…データ送信部、10
1…入力データ選択回路、102,151…シリアル/
パラレル変換回路、103,153…FIFO回路、1
04,154…パラレル/シリアル変換回路、105,
157…FIFO制御回路、106,155…出力制御
回路、107…パラレル/シリアル変換制御回路、10
8,158…ステータス生成回路、156…シリアル/
パラレル変換制御回路、159…データセット判定回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−162359(JP,A) 特開 平6−164487(JP,A) 特開 平6−13972(JP,A) 特開 平8−37490(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/38 H04B 7/26 H04M 1/00 H04Q 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線回線を収容すると共に複数の送信及
    び受信の各タイムスロットを介して時分割多元接続によ
    る無線通信を行う基地局と、基地局と無線接続され前記
    複数の送信及び受信の各タイムスロットのうち、何れか
    1つの送信タイムスロット及び受信タイムスロットを介
    し基地局と無線通信を行う移動局とからなり、制御デー
    タを送受する場合は前記送受信タイムスロットを制御用
    物理スロットとして用いると共に、音声データを送受す
    る場合は前記送受信タイムスロットを通信用物理スロッ
    トとして用い、所定周波数のクロック信号及びこのクロ
    ック信号からタイミング信号を生成するタイミング生成
    部の出力に基づいて前記各データをバースト信号として
    送受信するデジタル無線電話装置において、 前記基地局及び移動局に、前記バースト信号中の通信用
    物理スロットを介する音声データを示すTCHデータ及
    びCPU等の制御回路によりアクセスされ通信用物理ス
    ロットを介するFACCHデータを受信するデータ受信
    部を設け、前記データ受信部に、受信した前記TCHデ
    ータ及びFACCHデータの何れか一方を選択する受信
    データ選択回路と、受信データ選択回路により選択され
    たデータを蓄積する受信データ蓄積回路と、受信データ
    蓄積回路に対するデータの蓄積を制御する受信データ蓄
    積制御回路と、受信データ蓄積回路のデータの読み出し
    を制御する受信データ読出制御手段とを設けたことを特
    徴とするデジタル無線電話装置。
  2. 【請求項2】 有線回線を収容すると共に複数の送信及
    び受信の各タイムスロットを介して時分割多元接続によ
    る無線通信を行う基地局と、基地局と無線接続され前記
    複数の送信及び受信の各タイムスロットのうち、何れか
    1つの送信タイムスロット及び受信タイムスロットを介
    し基地局と無線通信を行う移動局とからなり、制御デー
    タを送受する場合は前記送受信タイムスロットを制御用
    物理スロットとして用いると共に、音声データを送受す
    る場合は前記送受信タイムスロットを通信用物理スロッ
    トとして用い、所定周波数のクロック信号及びこのクロ
    ック信号からタイミング信号を生成するタイミング生成
    部の出力に基づいて前記各データをバースト信号として
    送受信するデジタル無線電話装置において、 前記基地局及び移動局に、前記バースト信号中の通信用
    物理スロットを介する音声データを示すTCHデータ及
    びCPU等の制御回路によりアクセスされ通信用物理ス
    ロットを介するFACCHデータを送信するデータ送信
    部を設け、前記データ送信部に、入力した前記TCHデ
    ータ及びFACCHデータの何れか一方を選択する送信
    データ選択回路と、送信データ選択回路により選択され
    たデータを蓄積する送信データ蓄積回路と、送信データ
    蓄積回路のデータの読み出しを制御する送信データ読出
    制御手段とを設けたことを特徴とするデジタル無線電話
    装置。
  3. 【請求項3】 有線回線を収容すると共に複数の送信及
    び受信の各タイムスロットを介して時分割多元接続によ
    る無線通信を行う基地局と、基地局と無線接続され前記
    複数の送信及び受信の各タイムスロットのうち、何れか
    1つの送信タイムスロット及び受信タイムスロットを介
    し基地局と無線通信を行う移動局とからなり、制御デー
    タを送受する場合は前記送受信タイムスロットを制御用
    物理スロットとして用いると共に、音声データを送受す
    る場合は前記送受信タイムスロットを通信用物理スロッ
    トとして用い、所定周波数のクロック信号及びこのクロ
    ック信号からタイミング信号を生成するタイミング生成
    部の出力に基づいて前記各データをバースト信号として
    送受信するデジタル無線電話装置において、 前記基地局及び移動局に、前記バースト信号中の通信用
    物理スロットを介する音声データを示すTCHデータ及
    びCPU等の制御回路によりアクセスされ通信用物理ス
    ロットを介するFACCHデータを受信するデータ受信
    部と、前記TCHデータ及びFACCHデータを送信す
    る送信部とを設け、前記受信部に、受信した前記TCH
    データ及びFACCHデータの何れか一方を選択する受
    信データ選択回路と、受信データ選択回路により選択さ
    れたデータを蓄積する受信データ蓄積回路と、受信デー
    タ蓄積回路に対するデータの蓄積を制御する受信データ
    蓄積制御回路と、受信データ蓄積回路のデータの読み出
    しを制御する受信データ読出制御手段とを設け、かつ前
    記データ送信部に、入力した前記TCHデータ及びFA
    CCHデータの何れか一方を選択する送信データ選択回
    路と、送信データ選択回路により選択されたデータを蓄
    積する送信データ蓄積回路と、送信データ蓄積回路のデ
    ータの読み出しを制御する送信データ読出制御手段とを
    設けたことを特徴とするデジタル無線電話装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載のデジタル
    無線電話装置において、 前記データ送信部に、FACCHデータのセットの有無
    を判定するデータセット判定回路を設け、前記データセ
    ット判定回路は、前記送信データ蓄積回路にFACCH
    データがセットされない場合は前記送信データ読出制御
    手段の動作を停止させ、TCHアイドルデータを送信さ
    せることを特徴とするデジタル無線電話装置。
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