JP2799949B2 - 携帯電話システム - Google Patents

携帯電話システム

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JP2799949B2
JP2799949B2 JP33917693A JP33917693A JP2799949B2 JP 2799949 B2 JP2799949 B2 JP 2799949B2 JP 33917693 A JP33917693 A JP 33917693A JP 33917693 A JP33917693 A JP 33917693A JP 2799949 B2 JP2799949 B2 JP 2799949B2
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茂之 松木
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株式会社田村電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局及びこの基地局
と無線接続される複数の移動局からなる携帯電話システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アナログのコードレス電話に代わ
り、第2世代コードレス電話であるディジタル携帯電話
システムの開発が進められている。この携帯電話システ
ムは、PSと呼称される移動局及びCSと呼称される基
地局間の通信にはディジタル方式を採用し、音声等のア
ナログ信号をAD変換やDA変換してディジタル信号と
して無線通信を行うものとなっている。
【0003】図5はこのような携帯電話システムの構成
を示し、加入者回線Lを介して基地局1が接続され、基
地局1と4台の移動局21 〜24 が無線接続されてい
る。ところで、無線周波数帯域としては1.9GHzの
帯域が用いられ、キャリア周波数の間隔は、300KH
zとなっている。そして1つの周波数帯を介して1台の
基地局と4台の移動局との間で通信が行え、この場合こ
の周波数は図6に示すように、5msec間に8つのタ
イムスロット(以下、スロット)〜に時分割され、
はじめの4つのスロット〜で基地局1は各移動局に
対しデータを送信すると共に、残りの4つのスロット
〜で各移動局からのデータを受信するようにしてい
る。なお、この場合1スロット当たり、625μsec
(5msec/8)の時間が割り当てられ、かつ1スロ
ット分のデータは240ビットであることから1ビット
のデータの送信には約2.6μsecの時間を要し、し
たがって送受されるデータの速度は384KHzとなっ
ている。このように同一周波数を4台の移動局で使用で
きることから、電波を有効に活用することができる。
【0004】図7は、基地局1とデータを送受信する移
動局2のデータ送受信タイミングを生成するタイミング
回路のブロック図である。同図において、本回路は、フ
レームカウンタ230、デコーダ231,232A〜2
34A,232B〜234B、及びマルチプレクサ(M
UX)235A,235Bから構成される。
【0005】ここでフレームカウンタ230は、データ
通信速度に相当する384KHzのクロック信号CKを
入力しカウントすることにより11ビットのタイミング
信号TMを生成する。即ち、1スロット分のデータは、
上述したように240ビットであり、1フレームのデー
タ(8スロット分のデータ)は1920ビットになる。
したがって、1フレーム当たり1920ビットのデータ
を送受信するためには、これと同数のステップのタイミ
ング信号を生成する必要があり、この1920ステップ
のタイミング信号はフレームカウンタ230から生成さ
れる11ビットのタイミング信号TMの組み合わせとし
て出力される。
【0006】ところで上記スロットには、制御用物理ス
ロット、及び通信用物理スロットがあり、これらの各ス
ロットは上述したようにキャリア周波数が異なってい
る。ここで制御用物理スロットで送受されるデータは、
SCCHと呼称されるチャネルを介して行われる。ま
た、通信用物理スロットで送受されるデータは、TCH
或いはFACCHと呼称されるチャネルを介して行われ
る。そしてこれらの各チャネルではデータの送受信タイ
ミングが異なっているため、フレームカウンタ230か
らのタイミング信号TMを入力した場合に各チャネルに
合致したタイミング信号を生成する必要がある。
【0007】即ちデコーダ232A〜234Aでは、フ
レームカウンタ230から11ビットのタイミング信号
を入力した場合に、各々、受信スロットにおけるSCC
H,FACCH,TCHの各チャネルに合致した複数の
タイミング信号を生成して、マルチプレクサ235Aへ
送り、マルチプレクサ235Aでは各チャネルのうち1
つの受信チャネルを選択して選択したチャネルのタイミ
ング信号を出力する。この結果、選択された例えばSC
CHチャネルの各種タイミング信号により該当のSCC
Hチャネルのデータが受信される。
【0008】またデコーダ232B〜234Bでは、フ
レームカウンタ230から11ビットのタイミング信号
を入力すると、各々、送信スロットにおけるSCCH,
FACCH,TCHの各チャネルに合致した複数のタイ
ミング信号を生成して、マルチプレクサ235Bへ送
る。マルチプレクサ235Bでは各チャネルのうち1つ
の送信チャネルを選択して選択したチャネルの各種タイ
ミング信号を出力する。この結果、選択された例えばS
CCHチャネルのタイミング信号により該当のSCCH
チャネルのデータが送信される。なお、デコーダ231
は、フレームカウンタ230から11ビットのタイミン
グ信号を入力した場合、フレームタイミング信号FTを
生成する。
【0009】図2(c),(d)は、移動局2のマルチ
プレクサ235A,235Bから各々出力される各種の
タイミング信号の波形を示す波形図である。ここで、同
図(c)はマルチプレクサ235Aから出力される受信
スロットにおける各種のタイミング信号を示し、同図
(d)はマルチプレクサ235Bから出力される送信ス
ロットにおける各種のタイミング信号を示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の移動
局では、基地局とデータ通信する際には、受信及び送信
の各スロットに各種のタイミング信号の変化点が集中し
ているにもかかわらず、フレーム内の全てのタイミング
を生成している。このため、各デコーダ232A〜23
4A及び232B〜234Bでは、フレームカウンタ2
30からの11ビットのタイミング信号TMをデコード
して各種のタイミング信号を生成するようにしており、
各々のデコーダの規模が大となり、移動局を小型に構成
できないという問題があった。
【0011】したがって本発明は、各々のデコーダを小
規模にして移動局を小型かつ経済的に構成することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、基地局と、この基地局と無線接続さ
れる複数の移動局とからなり、予め定められた各スロッ
トを介し基地局と複数の移動局間のデータの通信を行う
携帯電話システムにおいて、クロック信号に基づき全ス
ロット分のデータ通信タイミングの基準となる所定ビッ
トの第1の基準信号を生成する第1のカウンタと、第1
の基準信号に基づき当該移動局の送信スロット及び受信
スロットを示す第1及び第2のタイミング信号を生成す
る第1のデコーダと、クロック信号と第1及び第2のタ
イミング信号の何れか一方とに基づき当該スロット内の
データ通信タイミングの基準となる第1の基準信号より
ビット数の少ない第2の基準信号を生成する第2のカウ
ンタと、第1のタイミング信号と第2の基準信号とに基
づき当該送信スロット内の複数のチャネルのデータフォ
ーマットに対応した各タイミング信号を生成する複数の
第2のデコーダと、第2のタイミング信号と第2の基準
信号とに基づき当該受信スロット内の複数のチャネルの
データフォーマットに対応した各タイミング信号を生成
する複数の第3のデコーダとを移動局に設けたものであ
る。
【0013】
【作用】第1のデコーダは、第1のカウンタからの所定
ビットの第1の基準信号に基づき当該移動局の送信スロ
ット及び受信スロットを示す第1及び第2のタイミング
信号を生成して第2のカウンタと複数の第2及び第3の
デコーダへ出力すると共に、第2のカウンタは、クロッ
ク信号と第1及び第2のタイミング信号の何れか一方と
に基づき当該スロット内のデータ通信タイミングの基準
となる第1の基準信号のビット数より少ない第2の基準
信号を生成して複数の第2及び第3のデコーダの何れか
一方へ出力し、当該スロット内の各データの通信タイミ
ング信号を生成させる。この結果、複数の第2及び第3
のデコーダでは、第1の基準信号より少ないビット数の
第2の基準信号から各通信タイミング信号を生成できる
ことから、回路を小規模に構成できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図3は本発明の携帯電話システムを構成する移動局
のブロック図である。同図において、移動局2は、アン
テナAT,高周波部21A,無線制御部21C,及び無
線インタフェース部21Dからなる無線部を介して基地
局1と無線接続される。
【0015】ここで無線インタフェース部21Dには、
タイミングバスTBSを介しユニークワード検出部2
2、タイミング生成部23、受信CI検査部24、スク
ランブル部25、CRC処理部26、受信データレジス
タ27、送信データレジスタ28、送信データ連結部2
9、簡易秘話部30、速度変換部31,32、及び音声
処理部33が接続されている。
【0016】またシステムバスSBSには、上述の受信
CI検査部24,送信データ連結部29,速度変換部3
1,32を除く各部が接続されていると共に、CPU3
4、操作部35、及び表示部36が接続される。なお、
音声処理部33には、通話に必要な送受器37及びリン
ガ38が接続されており、また上述の各部は電源部40
からの電源供給により動作する。
【0017】このように構成された移動局2は基地局1
とデータ通信を行う場合、1つの周波数が5msec毎
に8個のスロットに分割されたうちの1個のスロットを
介し基地局1からのデータを受信する。そしてこの受信
スロットから4スロット分時間的に遅れたスロットを介
し基地局1へデータを送信する。なお、スロットは1個
当たり、625μsec(5msec/8)の時間が割
り当てられ、かつ1スロット分のデータは240ビット
であることから1ビット分のデータは約2.6μsec
の時間を要している。したがって、送受されるデータの
速度は384KHzである。
【0018】図4は、基地局1との間で送受されるデー
タのフォーマットを示す図であり、データとしては1個
のスロット当たり224ビットの情報が送受される。こ
こで1スロット分の240ビットデータから上述の22
4ビット分のデータを差し引いた16ビット分のデータ
は、2つの隣接スロット間でデータ(送信バースト信
号)が衝突しないようにするためのガードタイムとして
用いられる。ところで、スロットは制御用物理スロット
と通信用物理スロットとに大別されており、このうち制
御用物理スロットはSCCHと呼称されるチャネルを有
している。SCCHチャネルは、個別セル用チャネルで
あり、呼接続に必要な情報を転送するチャネルである。
また、通信用物理スロットは、TCHと呼称される情報
チャネル及びFACCHチャネル等を有しており、FA
CCHチャネルは、一時的にTCHチャネルをスチール
してデータ転送を行うチャネルである。
【0019】制御用物理スロットは例えば図4(a)に
示すように、4ビットの過渡応答ランプタイムR、2ビ
ットのスタートシンボルSS、62ビットのプリアンプ
ルPR、32ビットのユニークワードUW、データの種
別を示す4ビットの種別信号CI、42ビットの着識別
符号、28ビットの発識別符号、34ビットの制御情報
I、及び16ビットの誤り検出CRC(Cyclic
RedundancyCheck)等の各データ領域が
割り当てられている。
【0020】また通信用物理スロットは図4(b)に示
すように、制御用物理スロットと同様、先頭から各々4
及び2ビットのランプタイムR及びスタートシンボルS
Sが割り当てられ、続いて6ビットのプリアンプルP
R、16ビットのユニークワードUWが割り当てられて
いる。さらに、続いて4ビットの種別信号CI、TCH
チャネルに付随したチャネルである16ビットの制御チ
ャネルSA、160ビットの情報I、及び16ビットの
誤り検出CRC等が割り当てられている。なお、図4
(a)及び図4(b)において、先頭からユニークワー
ドUWまでのデータが同期関係のデータを示している。
【0021】次に上述したフォーマットでデータを伝送
する移動局2の動作を図3及び図4を用いて簡単に説明
する。周波数1.9GHz付近の無線信号が基地局1か
ら移動局2へ送信されてくると、アンテナAT,高周波
部21A,無線制御部21C,及び無線インタフェース
部21Dからなる無線部では、この無線信号から高周波
成分を取り除き、かつ復調を行って周波数384KHz
の受信データaとして無線インタフェース部21Dから
出力する。
【0022】この受信データaはユニークワード検出部
22及び受信CI検査部24で受信され、各部において
は、タイミング生成部23の各受信タイミング出力に基
づきバースト状の受信データaの中から各々ユニークワ
ードUW及びチャネル種別等の受信データ種別を示す種
別信号CIを検出する。この検出された情報は、タイミ
ング生成部23へフィードバックされ、以降のデータ受
信に必要なタイミングを生成するために利用される。そ
して生成されたタイミング信号は、タイミングバスTB
Sを介しスクランブル部25や簡易秘話部33及び音声
処理部33等の送受信処理部へ出力される。この場合、
スクランブル部25では、受信データaにかけられた符
号列の直流平衡を保つためのスクランブルをはずして受
信データレジスタ27へ出力する。
【0023】CPU34では、これらユニークワードU
W及び種別信号CIを検出後の受信タイミング出力に基
づき受信データレジスタ27中に蓄積されたチャネル種
別CI以降の着識別符号や発識別符号及び情報I等のデ
ータをシステムバスSBSを介して入力し、これらの識
別符号が自装置に該当すれば各種プロトコル処理や受信
データ処理を行う。
【0024】このように移動局2では、受信データaを
処理する場合、ユニークワード検出部22及び受信CI
検査部24においてユニークワードUW及び受信データ
種別を示す種別信号CIを検出してこれらの検出に基づ
き以降のデータの受信タイミングを生成し、スクランブ
ル部25,CRC処理部26,受信データレジスタ2
7,送信データレジスタ28,送信データ連結部29,
及び速度変換部31,32等においては、CPU34が
介在することなく動作できるように構成する。
【0025】なお、受信データaが通信用物理スロット
の情報Iでありこれが音声信号を示す場合は、これらの
情報は簡易秘話部30において秘話解除されると共に、
速度変換部31により32KHzの信号に伸長され、さ
らに音声処理部33によりアナログ信号に変換されて送
受器37から出力される。
【0026】またCPU34は操作部35の発信操作を
検出した場合、上述のフォーマットに基づいてデータを
作成し送信データレジスタ28へ出力する。送信データ
レジスタ28では、タイミング生成部23からの各送信
タイミングに基づいてこの送信データをデータ連結部2
9を介しCRC処理部26へ送る。CRC処理部26で
は送信データに誤り検出符号を付加してスクランブル部
25へ送ると共に、スクランブル部25ではこの送信デ
ータに直流平衡をかけて送信データbとして無線インタ
フェース部21D等の無線部へ送る。そして無線部にお
いてはこの送信データbを変調すると共に変調信号を高
周波に重畳させて無線信号として基地局1へ送信する。
【0027】こうして基地局1との間で発呼のプロトコ
ルが実行されて相手端末の呼出が行われ、相手の応答に
より通話が開始される。この場合、送受器37からの音
声信号は、音声処理部33において周波数32KHzの
ディジタル信号に変換され、さらに速度変換部32によ
り384KHzの周波数に圧縮されて簡易秘話部30へ
送られる。簡易秘話部30ではこの音声データに対して
例えば或データと排他的論理和をとるような秘話制御を
行い送信データ連結部29へ送る。その後この音声デー
タは、上述の経路を通って基地局1を介し相手端末へ送
信される。
【0028】図1は移動局2の要部を示し、基地局1と
データを送受信する場合に移動局2においてデータの送
受信タイミングを生成する上述のタイミング生成部23
の構成を示すブロック図である。図1において、タイミ
ング生成部23は、フレームカウンタ230(第1のカ
ウンタ)、デコーダ232a〜234a(複数の第3の
デコーダ),デコーダ232b〜234b(複数の第2
のデコーダ),デコーダ236(第1のデコーダ)、マ
ルチプレクサ235A,235B、オア回路237、及
びスロットカウンタ238(第2のカウンタ)から構成
される。
【0029】ここで、フレームカウンタ230は図7と
同様なものであり、384KHzのクロック信号CKに
同期して1フレーム当たり1920ステップのデータ送
受タイミングを生成するために基準となる11ビットの
タイミング信号(第1の基準信号)TMを生成する。ま
た、デコーダ236は、フレームカウンタ230からの
基準タイミング信号TMを入力して複数のフレームタイ
ミング信号FTを生成すると共に、当該移動局の受信ス
ロット近辺のタイミングを示す信号(第2のタイミング
信号)TMA及び送信スロット近辺のタイミングを示す
信号(第1のタイミング信号)TMBを生成する。
【0030】デコーダ236により生成された受信スロ
ット信号TMAは、オア回路237を介してスロットカ
ウンタ238へ出力されると共に、デコーダ232a〜
234aに出力してこれらの各デコーダを動作状態にさ
せる。ここでスロットカウンタ238は、スロット内の
データ通信タイミング生成の基準となる信号(第2の基
準信号)を生成する8ビットのカウンタであり、上述の
受信スロット信号TMAを入力すると、クロック信号C
Kに同期して8ビットの基準信号を生成し、動作状態と
なっている各デコーダ232a〜234aへ出力して各
デコーダ232a〜234aから各種の受信タイミング
信号を出力させる。
【0031】即ち、制御用物理スロット及び通信用物理
スロットには、上述したようにそれぞれSCCHチャネ
ル及びFACCH,TCHと呼称されるチャネルがあ
り、これらのチャネルのデータフォーマット(図4)
は、それぞれ異なっていることから、各受信タイミング
も異なっている。したがって、動作状態となっている各
デコーダ232a,233a、234aは、スロットカ
ウンタ238からのタイミング信号を入力すると、各チ
ャネルSCCH,FACCH,TCHの受信データに応
じたタイミング信号を生成し、マルチプレクサ235A
へ送る。マルチプレクサ235Aでは、これらの各デコ
ーダのうち今受信状態にあるチャネルに応じたデコーダ
を選択しこの選択されたデコーダからの出力をデータ受
信を行うための各種タイミング信号として出力する。
【0032】また、デコーダ236により生成された送
信スロット信号TMBも受信スロット信号TMAと同様
に、オア回路237を介してスロットカウンタ238へ
出力され、このスロットカウンタ238で8ビットの基
準信号が生成される。また、送信スロット信号TMBは
各デコーダ232b〜234bに送られ各デコーダは動
作状態となる。そしてスロットカウンタ238からの基
準信号を入力すると各デコーダ232b,233b,2
34bは、各チャネルSCCH,FACCH,TCHの
送信データに応じたタイミング信号を生成し、マルチプ
レクサ235Aへ送る。マルチプレクサ235Aでは、
これらの各デコーダのうち送信状態にあるチャネルに応
じたデコーダを選択しこの選択されたデコーダからの出
力をデータ送信を行うための各種タイミング信号として
出力する。
【0033】図2は、このようにしてタイミング生成部
23によって生成されたデータ通信のための各種信号の
タイミングチャートであり、図2(a)が受信スロット
信号TMAのタイミングを、図2(b)が送信スロット
TMBのタイミングを、それぞれ示している。また、図
2(c)は受信スロット信号TMAにより選択された受
信スロット内の各種タイミング信号を示し、図2(d)
は送信スロット信号TMBにより選択された送信スロッ
ト内の各種タイミング信号を示している。
【0034】このようにフレームデコーダ236は、フ
レームカウンタ230からの11ビットのタイミング信
号TMを入力した場合、当該移動局のデータ通信に必要
な受信スロット及び送信スロット近辺の各タイミング信
号TMA,TMBを生成すると共に、スロットカウンタ
238は、これらの各タイミング信号TMA,TMBか
ら当該スロットのデータ通信タイミングの基準となる8
ビットの基準信号を生成し各デコーダ232a〜234
a,232b〜234bへ出力するようにしたものであ
る。この結果、11ビットのタイミング信号TMを直接
入力してデコードする従来の各デコーダ232A〜23
4A,232B〜234Bに対し、本実施例の各デコー
ダ232a〜234a,232b〜234bは8ビット
の基準タイミング信号をデコードして各種送受信タイミ
ング信号を生成すれば良く、したがって各デコーダ23
2a〜234a,232b〜234baの回路規模を大
幅に縮小することができる。
【0035】即ち、ここで図7に示す従来例の回路と、
図1に示す実施例回路とのゲート数を同一の算出基準に
より算出し比較する。ところで、マルチプレクサ235
A,235Bは、従来例と本実施例とは同一のものを用
いているので比較対象から除外し、従来例のフレームカ
ウンタ230及びデコーダ231,232A〜234
A,232B〜234Bのゲート数と、本実施例の各デ
コーダ236,232a〜234a,232b〜234
b、フレームカウンタ230及びスロットカウンタ23
8等のゲート数とを比較する。
【0036】ここでデコーダ回路は、アンドゲート,オ
アゲート及びノットゲートの3種のゲートの論理式で表
現することができる。そして各デコーダの出力信号数を
46とした場合、この論理式に当てはめて従来例の全て
のデコーダについてゲート数を算出すると、アンドゲー
トは1970個、オアゲートは308個、及びノットゲ
ートは1338個となる。これらの各ゲートを全てナン
ドゲートで統一した場合、各々、3940個、924
個、及び1338個となり、全てのデコーダ回路のゲー
ト数の総計としては6202個となる。また、フレーム
カウンタ230はプリセット付4ビットバイナリカウン
タを3個用いており、これらの合計ナンドゲート数は2
58個である。したがって従来回路の総ゲート数は、6
460個となる。
【0037】一方、本実施例の各デコーダ回路を上述と
同様の論理式に当てはめて展開し各ゲート数を算出する
と、アンドゲートは1316個、オアゲートは297
個、及びノットゲートは900個となる。そしてこれら
の各ゲートを全てナンドゲートで統一した場合、各々、
2632個、891個、及び900個となり、全てのデ
コーダ回路のゲート数の総計としては4423個とな
る。
【0038】また、フレームカウンタ230とスロット
カウンタ238とは、上述のプリセット付4ビットバイ
ナリカウンタを用いており、これらの合計ナンドゲート
数は430個である。したがって、本実施例回路の必要
ゲート数は4853個となり、6460個のゲート数を
必要とする従来回路に比べ約25%のゲート数を削減で
きる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、移
動局の通信タイミング信号を生成する場合、第1,第2
のカウンタ、第1のデコーダ及び複数の第2,第3のデ
コーダを備え、第1のデコーダは、第1のカウンタから
の所定ビットの第1の基準信号に基づき当該移動局の送
信スロット及び受信スロットを示す第1及び第2のタイ
ミング信号を生成し第2のカウンタと複数の第2及び第
3のデコーダへ出力すると共に、第2のカウンタは、ク
ロック信号と第1及び第2のタイミング信号の何れか一
方とに基づき当該スロット内のデータ通信タイミングの
基準となる上記第1の基準信号のビット数より少ない第
2の基準信号を生成して複数の第2及び第3のデコーダ
の何れか一方へ出力し、当該スロット内の各データの通
信タイミング信号を生成させるようにしたので、複数の
第2及び第3のデコーダでは、第1の基準信号より少な
いビット数の第2の基準信号から各通信タイミング信号
を生成でき、したがって各デコード回路を小規模に構成
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話システムの要部を示すタ
イミング生成部のブロック図である。
【図2】上記タイミング生成部により生成される信号の
タイミングを示すタイムチャートである。
【図3】携帯電話システム内の移動局の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】携帯電話システムで通信されるデータのフォー
マットを示す図である。
【図5】携帯電話システムの構成を示す図である。
【図6】携帯電話システムにおける伝送のタイミングを
示す図である。
【図7】従来の移動局におけるタイミング生成部の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基地局 21 〜24 移動局 23 タイミング生成部 24 受信CI検査部 27 受信データレジスタ 28 送信データレジスタ 34 CPU 230 フレームカウンタ(第1のカウンタ) 232a〜234a デコーダ(第3のデコーダ) 232b〜234b デコーダ(第2のデコーダ) 235A,235B マルチプレクサ(MUX) 236 デコーダ(第1のデコーダ) 237 オア回路 238 スロットカウンタ(第2のカウンタ) TM 基準タイミング信号(第1の基準信号) TMA 受信スロット信号(第2のタイミング信
号) TMB 送信スロット信号(第1のタイミング信
号) CK クロック信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と、この基地局と無線接続される
    複数の移動局とからなり、予め定められた各タイムスロ
    ットを介し基地局と複数の移動局間のデータの通信を行
    う携帯電話システムにおいて、 クロック信号に基づき全タイムスロット分のデータ通信
    タイミングの基準となる所定ビット数の第1の基準信号
    を生成する第1のカウンタと、 前記第1の基準信号に基づき当該移動局の送信タイムス
    ロット及び受信タイムスロットを示す第1及び第2のタ
    イミング信号を生成する第1のデコーダと、 前記クロック信号と前記第1及び第2のタイミング信号
    の何れか一方とに基づき当該タイムスロット内のデータ
    通信タイミングの基準となる前記第1の基準信号より少
    ないビット数の第2の基準信号を生成する第2のカウン
    タと、 前記第1のタイミング信号と第2の基準信号とに基づき
    当該送信タイムスロット内の複数のチャネルのデータフ
    ォーマットに対応した各タイミング信号を生成する複数
    の第2のデコーダと、 前記第2のタイミング信号と第2の基準信号とに基づき
    当該受信タイムスロット内の複数のチャネルのデータフ
    ォーマットに対応した各タイミング信号を生成する複数
    の第3のデコーダとを移動局に設けたことを特徴とする
    携帯電話システム。
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