JPH0774356B2 - 精密部品の洗浄方法 - Google Patents
精密部品の洗浄方法Info
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- JPH0774356B2 JPH0774356B2 JP63101860A JP10186088A JPH0774356B2 JP H0774356 B2 JPH0774356 B2 JP H0774356B2 JP 63101860 A JP63101860 A JP 63101860A JP 10186088 A JP10186088 A JP 10186088A JP H0774356 B2 JPH0774356 B2 JP H0774356B2
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- Japan
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- cleaning
- cleaning method
- precision parts
- nonionic surfactant
- surfactant
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G5/00—Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents
- C23G5/02—Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents using organic solvents
- C23G5/024—Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents using organic solvents containing hydrocarbons
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- Detergent Compositions (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
本発明は、金属、プラスチック、ガラス等の硬質表面を
持つ精密部品の洗浄目的に有効で、かつ安全な洗浄方法
に関する。
持つ精密部品の洗浄目的に有効で、かつ安全な洗浄方法
に関する。
(背景) 従来、硬質表面を持つ素材又は物品の洗浄方法として
は、 ハロゲン化炭化水素を用いる洗浄方法 アルカリ洗浄剤を用いる洗浄方法 及び 界面活性剤を用いる洗浄方法 が行なわれてきた。これら諸方法の内、 のハロゲン化炭化水素を用いる洗浄方法では、例えば
トリクロロエチレン、パークロロエチレン、1,1.1−ト
リクロロエタン、フロン溶剤が用いられており、浸漬、
超音波、ペーパー洗浄方法等の手法により、工程間の洗
浄又は仕上洗浄に広く利用されている。 のアルカリ洗浄剤を用いる洗浄方法においては、苛性
アルカリ、ケイ酸塩、リン酸塩、炭酸塩等のアルカリビ
ルダーとアニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両
性界面活性剤等界面活性剤場合によりキレート剤からな
るアルカリ洗浄剤が、浸漬法、超音波法、スプレー法、
電解法、ブラッシング等の洗浄方法によりと同様に広
く利用されている。 の界面活性剤を用いる洗浄方法では、アニオン界面活
性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤の界面活性
剤を単独で又は併用し、浸漬法、超音波法、ブラッシン
グ、スプレー法等の洗浄方法に適用して同様に利用され
ている。 (従来技術の問題点) しかしながら、上記のような従来の洗浄方法において、
のハロゲン化炭化水素を用いる洗浄方法によると、ト
リクロロエチレン、パークロロエチレン及び1,1.1−ト
リクロロエタンは有毒であるため人体への安定性に問題
を有し、その取扱いに対し充分な配慮を要求される。ま
たフロン溶剤は、安全性に優れるとは言われているもの
の、オゾン層破壊原因物質とされているので、今後、そ
の取扱いに著しい制限を受けるのは必至である。 更に、ハロゲン化炭化水素を用いる溶剤洗浄方法は、安
全、環境面で問題がある。 のアルカリ洗浄剤を用いるアルカリ洗浄法は、アルカ
リビルダー成分の安全性や洗浄後念入な水洗を行う必要
がある(水洗が不充分であると、残存アルカリによる次
工程でのトラブル又は特に精密部品の仕上洗浄に用いた
とき製品トラブル発生の原因となる恐れがある。)の
で、用水の確保や排水処理にも問題を生じる。 の界面活性剤を用いる洗浄方法は、前二者に比べて安
全な洗浄法であるとされているものの、殆どの場合、そ
れらに比し洗浄効果が劣る。近年に至り、安全性に優れ
た洗浄方法としてテルペン系炭化水素を用いる洗浄方法
が提案されている。(特開昭61−85496号、特開昭61−1
83398号、特開昭62−164798号参照)。これらは、いず
れもテルペン系炭化水素を洗浄主剤とし、これを何らか
の形でエマルジョンとして使用する、テルペン系炭化水
素主導のエマルジョン洗浄方法の一種である。しかる
に、テルペン系炭化水素の沸点はかなり高いから(例え
ば、d−リモネン:175℃、ミルセン:166〜8℃、a−ピ
ネン:159〜161℃等)これらを金属等に表面処理前の洗
浄や精密部品の仕上洗浄に供した場合、被洗浄物のリン
スに特別の配慮が必要であり、例えば極度の減圧乾燥等
を施さない限り、被処理面に対する洗浄剤自身の残存が
著しく、このため表面処理前洗浄や精密部品の仕上洗浄
等の精密な洗浄目的には供し得ないという問題があっ
た。
は、 ハロゲン化炭化水素を用いる洗浄方法 アルカリ洗浄剤を用いる洗浄方法 及び 界面活性剤を用いる洗浄方法 が行なわれてきた。これら諸方法の内、 のハロゲン化炭化水素を用いる洗浄方法では、例えば
トリクロロエチレン、パークロロエチレン、1,1.1−ト
リクロロエタン、フロン溶剤が用いられており、浸漬、
超音波、ペーパー洗浄方法等の手法により、工程間の洗
浄又は仕上洗浄に広く利用されている。 のアルカリ洗浄剤を用いる洗浄方法においては、苛性
アルカリ、ケイ酸塩、リン酸塩、炭酸塩等のアルカリビ
ルダーとアニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両
性界面活性剤等界面活性剤場合によりキレート剤からな
るアルカリ洗浄剤が、浸漬法、超音波法、スプレー法、
電解法、ブラッシング等の洗浄方法によりと同様に広
く利用されている。 の界面活性剤を用いる洗浄方法では、アニオン界面活
性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤の界面活性
剤を単独で又は併用し、浸漬法、超音波法、ブラッシン
グ、スプレー法等の洗浄方法に適用して同様に利用され
ている。 (従来技術の問題点) しかしながら、上記のような従来の洗浄方法において、
のハロゲン化炭化水素を用いる洗浄方法によると、ト
リクロロエチレン、パークロロエチレン及び1,1.1−ト
リクロロエタンは有毒であるため人体への安定性に問題
を有し、その取扱いに対し充分な配慮を要求される。ま
たフロン溶剤は、安全性に優れるとは言われているもの
の、オゾン層破壊原因物質とされているので、今後、そ
の取扱いに著しい制限を受けるのは必至である。 更に、ハロゲン化炭化水素を用いる溶剤洗浄方法は、安
全、環境面で問題がある。 のアルカリ洗浄剤を用いるアルカリ洗浄法は、アルカ
リビルダー成分の安全性や洗浄後念入な水洗を行う必要
がある(水洗が不充分であると、残存アルカリによる次
工程でのトラブル又は特に精密部品の仕上洗浄に用いた
とき製品トラブル発生の原因となる恐れがある。)の
で、用水の確保や排水処理にも問題を生じる。 の界面活性剤を用いる洗浄方法は、前二者に比べて安
全な洗浄法であるとされているものの、殆どの場合、そ
れらに比し洗浄効果が劣る。近年に至り、安全性に優れ
た洗浄方法としてテルペン系炭化水素を用いる洗浄方法
が提案されている。(特開昭61−85496号、特開昭61−1
83398号、特開昭62−164798号参照)。これらは、いず
れもテルペン系炭化水素を洗浄主剤とし、これを何らか
の形でエマルジョンとして使用する、テルペン系炭化水
素主導のエマルジョン洗浄方法の一種である。しかる
に、テルペン系炭化水素の沸点はかなり高いから(例え
ば、d−リモネン:175℃、ミルセン:166〜8℃、a−ピ
ネン:159〜161℃等)これらを金属等に表面処理前の洗
浄や精密部品の仕上洗浄に供した場合、被洗浄物のリン
スに特別の配慮が必要であり、例えば極度の減圧乾燥等
を施さない限り、被処理面に対する洗浄剤自身の残存が
著しく、このため表面処理前洗浄や精密部品の仕上洗浄
等の精密な洗浄目的には供し得ないという問題があっ
た。
そこで本発明が解決しようとする過大は、モノテルペン
系炭化水素を主体とする既往洗浄剤の欠点を解消し、特
別なリンスや乾燥を施さなくとも被洗浄面における当該
炭化水素の残留がない改良された精密部品の洗浄方法を
提供することである。
系炭化水素を主体とする既往洗浄剤の欠点を解消し、特
別なリンスや乾燥を施さなくとも被洗浄面における当該
炭化水素の残留がない改良された精密部品の洗浄方法を
提供することである。
(概要) 上記の課題を解決せんがため、本発明に係る精密部品の
洗浄方法は、液状モノテルペン系炭化水素と、洗浄剤中
5〜80重量%であり、HLBが8〜12である非イオン界面
活性剤とを必須成分とする洗浄剤で洗浄し、その後に非
イオン界面活性剤単独にて仕上洗浄することを要旨とす
る。 (モノテルペン系炭化水素) 本発明に係る洗浄剤は、必須の成分として液状モノテル
ペン系炭化水素を含む。ここに「モノテルペン系炭化水
素」というのは、鎖式又は環式のいずれでもよく、例え
ば、 ◇ミルセン、オシメン・・・鎖式 ◇リモネン、テルピノレン、フュランドレン、シルベス
トレン・・・単環式 ◇ツエン、カレン、ピネン・・・二環式 などを例示することができるが、カンフェン等の常温で
固状のものは当然発明目的に適しない。本発明目的上好
適な液状モノテルペン系炭化水素は、入手の容易さ等を
考慮し、例えばミルセン、a−ピネン、d−リモネン等
を挙げることができる。 (界面活性剤) 発明に係る洗浄剤組成物の他の成分である非イオン界面
活性剤としては、例えばポリオキシアルキレン(モノ又
はジ)アルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエ
ステル、ポリオリシエチレン・ポリオキシプロピレン・
ブロックポリマー(プルロニック)等を挙げることがで
きる。 (配合) 上記非イオン界面活性剤の量は、本発明に係る洗浄剤を
構成する成分中5重量%以上80重量%以下であることが
必要である。非イオン界面活性剤の量が組成物の5重量
%未満の場合は、被洗浄対象物の表面が完全には親水化
しないため、洗浄後の水洗工程におけるリンスが困難と
なり、洗剤を完全に洗い落とすのが困難となる。かつ均
質なエマルジョン洗浄液を得るのも難い。逆に非イオン
界面活性剤の量が80重量%を超えると以上の場合実用的
洗浄効果が得難い。更に、非イオン界面活性剤のHLBは
8以上12以下である必要がである。HLBが8未満の場合
均質なエマルジョン洗浄液を得られず、従って、有効な
洗浄効果が得られず、かつ効果的なリンスも困難であ
る。一方、HLBが12以上の場合も、均質なエマルジョン
洗浄液を得難い関係で、効果的な洗浄効果を期待できな
い。なお、複数種類の非イオン界面活性剤を併用するこ
とも可能であって、この場合も計算上の平均HLBが上記
領域内に位置するようにする。 (仕上洗浄) 本発明に係る洗浄剤の効果は、更に非イオン界面活性剤
のみを用いて仕上洗浄することにより一層高まる。この
仕上洗浄操作の加入は、完全なリンスを要求される精密
部品の洗浄に特に有効である。ここに使用される非イオ
ン界面活性剤は、上記洗浄剤成分としての非イオン界面
活性剤と同一でも異種でもよく、かつそのHLBも8〜12
の範囲外であってもよい。なおこの仕上洗浄に際して
は、カリウム又はナトリウムイオンが洗浄液中10mg/
以下であるのが残存物によるトラブルを避けるため好適
である。 (応用対象) 本発明洗浄方法は、例えばガラス、金属プラスチックへ
のメッキ前後の洗浄又は精密機械部品の仕上洗浄のよう
な、硬質の表面を持つ物品の洗浄に広く応用されること
ができる。この場合、洗浄法としては、場合に応じa浸
漬洗浄法、b超音波洗浄法、cスプレー洗浄法、dブラ
シ洗浄法 cフキ取り洗浄法等を有効に利用することが
できる。
洗浄方法は、液状モノテルペン系炭化水素と、洗浄剤中
5〜80重量%であり、HLBが8〜12である非イオン界面
活性剤とを必須成分とする洗浄剤で洗浄し、その後に非
イオン界面活性剤単独にて仕上洗浄することを要旨とす
る。 (モノテルペン系炭化水素) 本発明に係る洗浄剤は、必須の成分として液状モノテル
ペン系炭化水素を含む。ここに「モノテルペン系炭化水
素」というのは、鎖式又は環式のいずれでもよく、例え
ば、 ◇ミルセン、オシメン・・・鎖式 ◇リモネン、テルピノレン、フュランドレン、シルベス
トレン・・・単環式 ◇ツエン、カレン、ピネン・・・二環式 などを例示することができるが、カンフェン等の常温で
固状のものは当然発明目的に適しない。本発明目的上好
適な液状モノテルペン系炭化水素は、入手の容易さ等を
考慮し、例えばミルセン、a−ピネン、d−リモネン等
を挙げることができる。 (界面活性剤) 発明に係る洗浄剤組成物の他の成分である非イオン界面
活性剤としては、例えばポリオキシアルキレン(モノ又
はジ)アルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエ
ステル、ポリオリシエチレン・ポリオキシプロピレン・
ブロックポリマー(プルロニック)等を挙げることがで
きる。 (配合) 上記非イオン界面活性剤の量は、本発明に係る洗浄剤を
構成する成分中5重量%以上80重量%以下であることが
必要である。非イオン界面活性剤の量が組成物の5重量
%未満の場合は、被洗浄対象物の表面が完全には親水化
しないため、洗浄後の水洗工程におけるリンスが困難と
なり、洗剤を完全に洗い落とすのが困難となる。かつ均
質なエマルジョン洗浄液を得るのも難い。逆に非イオン
界面活性剤の量が80重量%を超えると以上の場合実用的
洗浄効果が得難い。更に、非イオン界面活性剤のHLBは
8以上12以下である必要がである。HLBが8未満の場合
均質なエマルジョン洗浄液を得られず、従って、有効な
洗浄効果が得られず、かつ効果的なリンスも困難であ
る。一方、HLBが12以上の場合も、均質なエマルジョン
洗浄液を得難い関係で、効果的な洗浄効果を期待できな
い。なお、複数種類の非イオン界面活性剤を併用するこ
とも可能であって、この場合も計算上の平均HLBが上記
領域内に位置するようにする。 (仕上洗浄) 本発明に係る洗浄剤の効果は、更に非イオン界面活性剤
のみを用いて仕上洗浄することにより一層高まる。この
仕上洗浄操作の加入は、完全なリンスを要求される精密
部品の洗浄に特に有効である。ここに使用される非イオ
ン界面活性剤は、上記洗浄剤成分としての非イオン界面
活性剤と同一でも異種でもよく、かつそのHLBも8〜12
の範囲外であってもよい。なおこの仕上洗浄に際して
は、カリウム又はナトリウムイオンが洗浄液中10mg/
以下であるのが残存物によるトラブルを避けるため好適
である。 (応用対象) 本発明洗浄方法は、例えばガラス、金属プラスチックへ
のメッキ前後の洗浄又は精密機械部品の仕上洗浄のよう
な、硬質の表面を持つ物品の洗浄に広く応用されること
ができる。この場合、洗浄法としては、場合に応じa浸
漬洗浄法、b超音波洗浄法、cスプレー洗浄法、dブラ
シ洗浄法 cフキ取り洗浄法等を有効に利用することが
できる。
本発明によれば、共存する非イオン界面活性剤が対象物
の表面を親水性化してテルペン系炭化水素を含むエマル
ジョン粒子を吸着し、該表面に付着している汚物に有効
な洗浄作用を振舞う。しかも該粒子は適度の親水性を有
するので、水洗により容易に除去されうる。
の表面を親水性化してテルペン系炭化水素を含むエマル
ジョン粒子を吸着し、該表面に付着している汚物に有効
な洗浄作用を振舞う。しかも該粒子は適度の親水性を有
するので、水洗により容易に除去されうる。
以下、実施例及び比較例により発明実施の態様及び効果
につき説明するが、例示は当然説明用のものであって、
発明思想の限定を意図したものではない。 実施例1〜3及び対照例1〜4 (イ)下表−1の配合に従って、テスト用の洗剤組成物
(原液)を製造した。 (ロ)以上の洗浄剤組成物を常法により乳化させ、その
安定性をテストした。結果を下表−2に示す。 (ハ)洗浄テスト I その1:鋼板洗浄テスト 以上の各乳化試料を用い、以下記載の通り鋼板洗浄試験
を実施した。結果を下表−3に示す。 ◇洗浄方法:浸漬洗浄法 ◇対象試料:冷間圧延鋼板に鉱油系切削油を5g/m2の割
で塗布したもの ◇洗浄条件:30%試料液中に50℃×10分間浸漬 ◇リンス法:浸漬リンス法 ◇仕上洗浄:非イオン界面活性剤の1%溶液中で40℃×
2分間浸漬 ◇水洗:流量100ml/秒の流水にて20秒間水洗 ◇評価方法: (a) 洗浄性:残存油分の重量%で示す。 (b) 水洗性:水漏れ%で示す。 ◇評価 上記表−3の事実から、以下の結論が得られる。 本発明品を用いた所定洗浄方法では、洗浄性及び水洗
性に優れる。 本発明品は、非イオン界面活性剤によるリンスを行な
わなくとも親水表面を得易い傾向がある。 II その2:フラックス洗浄テスト ◇洗浄方法:スプレー洗浄法 ◇対象試料:ロジン系フラックスの残存する精密部品 ◇洗浄条件:40℃に加温された2kg/cm2のスプレ液を1分
間噴射、試料洗浄剤の濃度は10%。 ◇リンス法:スプレーリンス法。スプレー洗浄剤に用い
た非イオン界面活性剤の0.5%水溶液を30℃×30秒間、
1.5Kg/cm2の加圧下にスプレーリンスした後、流量100ml
/秒の清浄水で20秒間水洗。 ◇評価方法:被洗浄部品の残存フラックスを四塩化炭素
にて抽出後、紫外分光光度計により測定した残存フラッ
クス量より洗浄性を評価。 結果を下表−4に示す。
につき説明するが、例示は当然説明用のものであって、
発明思想の限定を意図したものではない。 実施例1〜3及び対照例1〜4 (イ)下表−1の配合に従って、テスト用の洗剤組成物
(原液)を製造した。 (ロ)以上の洗浄剤組成物を常法により乳化させ、その
安定性をテストした。結果を下表−2に示す。 (ハ)洗浄テスト I その1:鋼板洗浄テスト 以上の各乳化試料を用い、以下記載の通り鋼板洗浄試験
を実施した。結果を下表−3に示す。 ◇洗浄方法:浸漬洗浄法 ◇対象試料:冷間圧延鋼板に鉱油系切削油を5g/m2の割
で塗布したもの ◇洗浄条件:30%試料液中に50℃×10分間浸漬 ◇リンス法:浸漬リンス法 ◇仕上洗浄:非イオン界面活性剤の1%溶液中で40℃×
2分間浸漬 ◇水洗:流量100ml/秒の流水にて20秒間水洗 ◇評価方法: (a) 洗浄性:残存油分の重量%で示す。 (b) 水洗性:水漏れ%で示す。 ◇評価 上記表−3の事実から、以下の結論が得られる。 本発明品を用いた所定洗浄方法では、洗浄性及び水洗
性に優れる。 本発明品は、非イオン界面活性剤によるリンスを行な
わなくとも親水表面を得易い傾向がある。 II その2:フラックス洗浄テスト ◇洗浄方法:スプレー洗浄法 ◇対象試料:ロジン系フラックスの残存する精密部品 ◇洗浄条件:40℃に加温された2kg/cm2のスプレ液を1分
間噴射、試料洗浄剤の濃度は10%。 ◇リンス法:スプレーリンス法。スプレー洗浄剤に用い
た非イオン界面活性剤の0.5%水溶液を30℃×30秒間、
1.5Kg/cm2の加圧下にスプレーリンスした後、流量100ml
/秒の清浄水で20秒間水洗。 ◇評価方法:被洗浄部品の残存フラックスを四塩化炭素
にて抽出後、紫外分光光度計により測定した残存フラッ
クス量より洗浄性を評価。 結果を下表−4に示す。
以上説明した通り、本発明洗浄方法によれば、 従来のハロゲン化炭化水素による洗浄方法に比べ
て、人体及び環境に対し安全であり、 従来のアルカリ洗浄剤による洗浄方法に比べても安
全で、かつ残存洗剤成分によるトラブルの懸念が無く、 更に従来の界面活性剤による洗浄方法に比べて洗浄
効果の優れた、実用に即した洗浄作業が可能となるの
で、関連産業界に対する寄与が為される。
て、人体及び環境に対し安全であり、 従来のアルカリ洗浄剤による洗浄方法に比べても安
全で、かつ残存洗剤成分によるトラブルの懸念が無く、 更に従来の界面活性剤による洗浄方法に比べて洗浄
効果の優れた、実用に即した洗浄作業が可能となるの
で、関連産業界に対する寄与が為される。
Claims (1)
- 【請求項1】液状モノテルペン系炭化水素と、洗浄剤中
5〜80重量%であり、HLBが8〜12である非イオン界面
活性剤とを必須成分とする洗浄剤で洗浄し、その後に非
イオン界面活性剤単独にて仕上洗浄することを特徴とす
る精密部品の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63101860A JPH0774356B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 精密部品の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63101860A JPH0774356B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 精密部品の洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01272700A JPH01272700A (ja) | 1989-10-31 |
JPH0774356B2 true JPH0774356B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=14311764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63101860A Expired - Lifetime JPH0774356B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 精密部品の洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774356B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH036300A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-11 | Shokichiro Urayama | 油溶性洗浄剤 |
EP0559826A4 (en) * | 1990-12-07 | 1993-10-27 | Golden Technologies Company, Inc. | Method for finishing metal surfaces with terpene |
JP2893497B2 (ja) * | 1992-04-30 | 1999-05-24 | 花王株式会社 | 精密部品又は治工具類用洗浄剤組成物 |
US5382376A (en) * | 1992-10-02 | 1995-01-17 | The Procter & Gamble Company | Hard surface detergent compositions |
JPH06306394A (ja) * | 1993-02-24 | 1994-11-01 | Zenken:Kk | 洗浄用溶剤及びその製造方法と洗浄装置 |
DE4311409A1 (de) * | 1993-04-07 | 1994-10-13 | Sporrer Erich | Reinigungsmittel und Herstellungsverfahren |
JP2760733B2 (ja) * | 1993-06-15 | 1998-06-04 | 日華化学株式会社 | 缶体洗浄剤組成物 |
US5558109A (en) * | 1995-02-21 | 1996-09-24 | Church & Dwight Co., Inc. | Aqueous cleaning method and composition with nonionic surfactants for removing water soluble flux |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6114296A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-22 | ライオン株式会社 | 研磨材含有液体洗浄剤組成物 |
JPS6469699A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Earth Chemical Co | Detergent composition for aerosol |
-
1988
- 1988-04-25 JP JP63101860A patent/JPH0774356B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01272700A (ja) | 1989-10-31 |
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