JPH02225685A - 金属表面水系洗浄剤および洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、７から１２．５の範囲のｐＨ値を有し、また
界面活性剤、通常のビルダーおよび／または腐食抑制剤
を含有する金属表面洗浄用水系洗浄剤に関するものであ
り、さらにこの金属表面洗浄剤を使用する方法に関する
ものである。

（従来の技術） 金属加工工業においては、製造工程の至る所で金属表面
を脱脂し洗浄する必要がある６例えば、機械切削と精度
測定の間、中間的保管前、あるいはりん酸塩化成処理の
前などで脱脂・洗浄を行って、防錆油や潤滑剤を除去す
る。広く使用されている塩素化炭化水素等の有機溶剤に
よる洗浄は健康を害する問題や地下水の汚染をもたらす
ために、脱脂・洗浄のためには水溶液を使用するのが普
通でありまた望ましい、このような水系洗浄剤の例には
いわゆる中性洗浄剤やアルカリ洗浄剤がある。前者はス
プレーで、後者はスプレーもしくは浸漬で使用するのが
好ましい。

従来通常の濃度では中性洗浄剤のｐＨは約８ないし９，
５である。洗浄剤は多くの場合は非イオン性界面活性剤
と、炭素原子数が１０未満である短鎖脂肪酸のアルカノ
ールアミン塩のような腐食抑制剤を含有する。腐食抑制
剤は洗浄処理中、乾燥中およびその後の保管中に処理部
品を腐食から保護するために用いられる（ＤＥ−Ｃ〜２
６１４２３４およびεＰ−Ａ−９９５９８　）　。

アルカリ性洗浄剤は、通常ｐＨが７を超え、通常は陰イ
オン性及び／又は非イオン性の界面活性剤を含有し、ま
たアルカリ金属炭酸塩、珪酸塩、りん酸塩、はう酸塩、
グルコン酸塩、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム
などのいわゆるビルダーを含有する。

（発明が解決しようとする課Ｍ） 被洗浄部品に付着している汚れが洗浄処理中に洗浄液中
に混入してくる。コストを低減しまた環境汚染を少なく
するためには洗浄液は比較的長期間使用され、はとんど
の場合油質からなる汚れを洗浄液中に溶解しかつ濃化し
てくるので、汚れの濃度が増大するにつれて洗浄液の洗
浄能力が失われる。失われた洗浄能力は洗浄薬剤の濃度
を増加することにより回復できる。しかしこの対策が功
を奏するのは限られている。原則として、老化した洗浄
液はオーバーフローさせるかもしくは全量を新しい洗浄
液に交換するか、あるいは部分的に新しい洗浄液で置換
しなければならない、この対策は薬剤コストを増大し、
工業的下水処理プラントおよび放流する水域の水質に大
きな負担を加える。

本発明の目的は、公知の洗浄剤の欠点をもたず、特に、
油質不純物の許容度が顕著に増大して極めて長時間使用
可能な水系金属洗浄剤を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するためになされた本発明は、冒頭で述
べた洗浄剤の組成のとおり、下記式：％式％） 一但し、ｎ＝１−５、ｘ＝２−３０である−のポリグリ
コールエーテルを含有することにより達成される。

本発明の好ましい実施態様によると、洗浄剤はポリエチ
レングリコールメチル、エチルおよび／またはイソプロ
ピルエーテルを含有する。

本発明の好ましい実施態様によると、洗浄剤は０．０５
ないしＬｏｇ／Ｉ２のポリグリコールエーテルを含有す
る。洗浄剤をスプレーするときは特に下限範囲の濃度が
望ましく、洗浄剤を浸漬法で使用するときは特に上限範
囲の濃度が望ましい。

本発明の洗浄剤は、他の洗浄剤と全く同様に通常のビル
ダーを含有する。界面活性剤は陰イオン性もしくは非イ
オン性であることが好ましい、ＩＩＫ食抑制剤は、炭素
原子数が６ないし１２の１種または２種以上の脂肪族炭
化水素カルボン酸とアルカノールアミンとの塩が特に好
ましい、しかし他の腐食抑制剤を使用してもよい。

本発明に係る洗浄剤の使用によると特別な利点はこれを
スプレーすると明らかになる。界面活性剤の量が多い通
常の洗浄剤とは反して、本発明の洗浄剤では、添加され
たポリグリコールエーテルが望ましくない強い発泡をお
さえるので発泡による障害をもたらさない。

（実施例） 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。

実験は、寸法が１０５ｗｍ　ｘ　８５ｍｗ　ｘ　Ｏ，７
ａ＋ｓ、鋼種がＲＳｔ１４０５の鋼板を用いて以下のよ
うに処理して試験片を作製した。

−１，１，１）リクロロエタンにより蒸気脱脂−木綿布
で拭きとる −１，１．ｌ）リクロロエタンにより蒸気脱脂−室温で
１分間１．０％クエン酸に浸漬して酸洗 −１分間水洗 −０，５分間イソプロパツールで後洗浄−圧縮空気を吹
き付けて乾燥 一防請油（ＣａｓｔｒｏｌのＲｕ５ｔ１１ｏ■８４５）
塗布洗浄剤の品質を判定するために、油含有量の増加に
対応する最短洗浄時間（ＭＣＴ）を測定した。最短洗浄
時間とは、洗浄後に水洗した時に完全に水濡した板（表
面積の９５％以上が水濡れ）が得られるに要する最短洗
浄時間なｍす。

夫五週ユ ＮａｔＨＰＯ−３，６ｇ　／　Ａ 非イオン性界面活性剤（ＧＡＦのＡｎｔａｒｏｘ＠ＢＬ
３５０　） ０．４　　ｇ／ｎ を含有する洗浄液を使用した。

洗浄液を５５℃でスプレーした。操業時間の経過ととも
に汚れが多くなることをシミュレートするために、洗浄
液中に防錆油を段階的に添加したときの最短洗浄時間を
測定しその結果を以下に示す。

防錆油（ｇ／４２）　　０　　１　　２　　３最短洗浄
時間（秒）３０　　５０　　９０　１２０別に前記Ｎａ
ａＨＰＯ４（３，６Ｋ　／　ｇ　）と非イオン性界面活
性剤（Ａｎｔａｒｏｘ■ＢＬ３５００．４　ｇ／１２＞
の洗浄液に更にトリエチレングリコールイソプロビルエ
ーテル（１−ＣＪｒ）−０−（（：Ｈｓ−ＣＨｔＯ）　
＊−Ｈ）　（ＺｓｃｈｉｍｌＩＩｅｒｋ　Ｓｃｈｗａｒ
ｔｚのＧＮ　６１２９　　（商品名））を０．４ｇ／Ａ
添加し前記と同じ条件で洗浄試験を行った結果、以下の
最短洗浄時間が得られた。

防錆油（ｇ／βン　０　１　２　３ 最短洗浄時間（秒）２０　　２５　　５０　　６０及血
■ユ Ｎａ５ＨＰＱ、、　　３．６　ｇ　／　Ａポリエチレン
グリコールノニルフェノールエーテル（Ｈｏｅｃｈｓｔ
　ＡＧのＡｒｋｏｐａｌ■Ｎ１００　）０．４ｇ／ε を含有する洗浄液を用いて実施例１と同様に試験した結
果、以下の最短洗浄時間が得られた。

防錆油（ｇ／Ｉ２）　　０　　１　　２　　３最短洗浄
時間（秒）２０　　２０　　４０　　５０しかし溶液の
発泡が著しく、本洗浄剤の工業的な適用は難しい。

叉１ｄ糺旦 ＮａＪＰＯ４５ｇ／（２ ＮａｗＰｓＯ＋ｏ　　Ｉ　　ｇ／Ｉ２ ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールアル
キルエーテル（Ｚｓｃｈｆｍｍｅｒ　＆　Ｓｃｈｗａｒ
ｔｚのＰｒｏｐｅｔａｌ　　■９９） ０．４ｇ／ｎ を含有する洗浄液を６０℃でスプレーして洗浄試験を行
った結果以下の最短洗浄時間が得られた。

防錆油（ｇ／Ｉ２）　　０　　１　　２　　３最短洗浄
時間（秒）３０　　３０　　５０　　１２０超Ｎａ５Ｐ
Ｊ＋。１　ｇ／ｊｌｔどポリエチレングリコールボリブ
ロビレングリコールアルキルエーテル（Ｐｒｏ−ｐｅｔ
ａｌ■９９　０．２ｇ＃Ｉ）を含有する液に更にポリエ
チレングリコールメチルエーテル（ＣＨ３−０−（ＣＨ
ｒ−Ｃ）ＩｔＯ）＋ｊ−Ｈ）　　（Ｚｓｃｈｉｍｍｅｒ
　＆　ＳｃｈｗａｒｔｚのＧＮ８３８４）を、０．２　
ｇ／ｇに加えたところ、以下の最短洗浄時間が得られた
。

防錆油（ｇ／Ｉ２）　　０　　１　　２　　３最短洗浄
時間（秒）２５　　２５　　４０　　５０実１１外Ａ ジェタノールアミン　　５　　ｇ／ρ ２−エチルヘキサン酸　０．８ｇ／ｇ ポリエチレングリコールボリブロビレングリフールアル
キルエーテル（Ｚｓｃｈｉｍａ＋ｅｒ　＆　Ｓｃｈｗａ
ｒｔｚのＰｒｏｐｅｔａｌ　　■９９） ｏ、ａｇ／β を含有するいわゆる中性洗浄液を使用し４５℃でスプレ
ーして試験したところ以下の最短洗浄時間が得られた。

防錆油（ｇ／ｌ２）０　　１　　２　　３最短洗浄時間
（秒）［）５　　９０　２４０超　２４０超上記中性洗
浄液にポリエチレングリコールメチルエーテル（ＣＨｇ
−０−（Ｃ）Ｉｔ−ＣＨｔＯ）　１）−Ｈ）を１ｇ／ρ
加え同様に洗浄試験を行ったところ、以下の最短洗浄時
間が得られた。

防錆油（ｇ／ｆｉ）　　０　　１　　２　　３最短洗浄
時間（秒）４０　　６０　１Ｑ（１１３０実施例５ ＮａｍＳｉＯｓ　　　　　　２０　ｇ　／　Ｊ２Ｎａｇ
　　ＣＯｎ　　　　　　　　１８　　ｇ　／　ＱＭａｉ
ｌ（Ｎｏ　　ｇ　／　Ｉ２゜ ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム（ＢＡＳＦのＬ
ｕｔｅｎｓｉｔ■ＡＬＢＮ　）　１．５　ｇ／Ａを含有
する洗浄液を使用し、液温９０℃で浸漬法によって洗浄
試験を行った結果以下の最短洗浄時間が得られた。

防錆油（ｇ／ρ）　０　２　５ 最短洗浄時間（分）２゜５５２０ 上記洗浄液にエチレングリコールイソプロピルエーテル
を２ｇ／β添加したところ下記の最短洗浄時間が得られ
た。

防錆油（ｇ／Ａ’）　　Ｏ２５ 最短洗浄時間（分）２．０　３　　５ 洗浄液をスプレーしたすべての実施例において、ポリグ
リコールエーテルを含有したすべての洗浄剤Ｓよ、最短
洗浄時間よりかなり長くスプレーしたにもかかわらず、
発泡による障害は起こらなかった。

濃厚洗浄剤を水で希釈して上記で開示した洗浄剤水溶液
を調製できることも理解されよう。

（発明の効果） 以上の実施例で示されるとおり、本発明の洗浄剤は、洗
浄力が優れ、防錆油等の汚れの蓄積による老化が抑制で
き、発泡による障害を起こさない優れた洗浄効果を特徴
する

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、７から１２．５の範囲のｐＨ値を有し、界面活性剤
   、通常のビルダーおよび／または腐食抑制剤を含有する
   金属表水系面洗浄剤において、下記式： Ｃ＿ｎＨ＿２＿ｎ＿＋＿１Ｏ（Ｃ＿２Ｈ＿４Ｏ）＿ｘＨ
   −但し、ｎ＝１〜５、ｘ＝２〜３０である−を有するポ
   リグリコールエーテルを含有することを特徴とする金属
   表面水系洗浄剤。 ２、ポリエチレングリコールメチル、エチルおよびイソ
   プロピルエーテルの少なくとも１種を含有する請求項１
   記載の金属表面水系洗浄剤。 ３、０．０５ないし１０ｇ／ｌのポリグリコールエーテ
   ルを含有する請求項１または２記載の金属表面水系洗浄
   剤。 ４、炭素原子数が６ないし１２の１種または２種以上の
   脂肪族炭化水素カルボン酸とアルカノールアミンとの塩
   からなる腐食抑制剤を含有する請求項１から３までのい
   ずれか１項に記載の金属表面水系洗浄剤。 ５、請求項１から４までのいずれか１項に記載の金属表
   面水系洗浄剤を用いてスプレー法及び／又は浸漬法によ
   り金属表面を洗浄する方法。