JPH0773116A - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
- Publication number
- JPH0773116A JPH0773116A JP6135829A JP13582994A JPH0773116A JP H0773116 A JPH0773116 A JP H0773116A JP 6135829 A JP6135829 A JP 6135829A JP 13582994 A JP13582994 A JP 13582994A JP H0773116 A JPH0773116 A JP H0773116A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information processing
- flag
- display
- operation switch
- processing
- Prior art date
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- Power Sources (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 不用意な動作スイッチの操作によるファイル
の破壊等を防止し、取扱い容易性及び信頼性に優れた情
報処理装置を提供する 【構成】 保護を要しない処理A及び処理Bを終了した
後、保護を要する処理Cの実行前に、動作停止処理禁止
フラグをセットする。処理Cの実行中に動作スイッチ回
路、例えばクロック発振回路や主電源のオンオフスイッ
チ、それに主電源電池の電圧が低下した場合に作動する
電池電圧検出器がオフに切り換えられると、動作停止処
理禁止フラグがセットされているか否かの判定がなさ
れ、動作停止処理禁止フラグがセットされていると判定
された場合には、処理Cが続行される。動作停止処理禁
止フラグの判定処理は、動作スイッチ回路3からCPU
1への割込み信号によって起動される。
の破壊等を防止し、取扱い容易性及び信頼性に優れた情
報処理装置を提供する 【構成】 保護を要しない処理A及び処理Bを終了した
後、保護を要する処理Cの実行前に、動作停止処理禁止
フラグをセットする。処理Cの実行中に動作スイッチ回
路、例えばクロック発振回路や主電源のオンオフスイッ
チ、それに主電源電池の電圧が低下した場合に作動する
電池電圧検出器がオフに切り換えられると、動作停止処
理禁止フラグがセットされているか否かの判定がなさ
れ、動作停止処理禁止フラグがセットされていると判定
された場合には、処理Cが続行される。動作停止処理禁
止フラグの判定処理は、動作スイッチ回路3からCPU
1への割込み信号によって起動される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハンディターミ
ナルやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置に係
り、特に、処理中断時のファイル破壊防止手段に関す
る。
ナルやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置に係
り、特に、処理中断時のファイル破壊防止手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ハンディターミナルやパーソナルコンピ
ュータなどの情報処理装置には、装置の外面にユーザが
操作する動作スイッチ(例えば、電源スイッチやクロッ
ク発振回路のオンオフスイッチ等のメインスイッチ)が
設けられており、該動作スイッチがオフ状態に切り換え
られると、その時点で情報処理が中断される。また、電
池を主電源とする情報処理装置には、前記動作スイッチ
のほかに、主電源電池の電圧が所定値以下に低下したと
きに作動して自動的に主電源を断つ電池電圧検出器が備
えられており、該電池電圧検出器が作動した場合にも、
その時点で情報処理が中断される。
ュータなどの情報処理装置には、装置の外面にユーザが
操作する動作スイッチ(例えば、電源スイッチやクロッ
ク発振回路のオンオフスイッチ等のメインスイッチ)が
設けられており、該動作スイッチがオフ状態に切り換え
られると、その時点で情報処理が中断される。また、電
池を主電源とする情報処理装置には、前記動作スイッチ
のほかに、主電源電池の電圧が所定値以下に低下したと
きに作動して自動的に主電源を断つ電池電圧検出器が備
えられており、該電池電圧検出器が作動した場合にも、
その時点で情報処理が中断される。
【0003】ところで情報処理装置で実行される情報処
理には、例えばデータの入力処理やプリント処理などの
ように、仮に処理の途中で回路の動作が停止しても、回
路を再起動して処理を最初からやり直せば他に不都合を
生じないものと、例えばファイルの書込み処理又は書換
え処理のように、処理の途中で回路の動作が停止すると
ファイルが破壊されて以後の処理が正常に行なえなくな
るおそれがあるものとがある。
理には、例えばデータの入力処理やプリント処理などの
ように、仮に処理の途中で回路の動作が停止しても、回
路を再起動して処理を最初からやり直せば他に不都合を
生じないものと、例えばファイルの書込み処理又は書換
え処理のように、処理の途中で回路の動作が停止すると
ファイルが破壊されて以後の処理が正常に行なえなくな
るおそれがあるものとがある。
【0004】従来、情報処理中の動作の切断を防止する
手段としては、特定の情報処理の実行中に、例えば「メ
インスイッチを切らないでください」などの文章を表示
装置に表示したり、ファイルを2重に作って一方が破壊
されても他方で修復可能とするといった消極的な方法が
一般的であった。
手段としては、特定の情報処理の実行中に、例えば「メ
インスイッチを切らないでください」などの文章を表示
装置に表示したり、ファイルを2重に作って一方が破壊
されても他方で修復可能とするといった消極的な方法が
一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来方法では、
ユーザに注意を呼び掛けることはできるが、誤って動作
スイッチがオフ状態に切り換えられた場合にはオフ前の
状態を回復することはできず、ファイルの破壊を未然に
防止することもできない。大型の情報処理装置では、処
理実行中に動作スイッチを切断することは好ましくない
結果を招来するであろうことをユーザは経験的に知って
おり、動作スイッチの操作に充分な注意を払うが、ハン
ディターミナルや可搬型パーソナルコンピュータなどで
は、電卓感覚で気軽に動作スイッチが操作されると予想
されるし、また形態上からも取扱中に誤って動作スイッ
チが操作されやすい。さらには、電池を主電源とするの
で、処理の途中で電池切れを起こすといった事態も考え
られる。したがって、この種の情報処理装置について
は、処理中に動作スイッチがオフ状態に切り換えられた
場合の回復技術の開発が特に重要である。
ユーザに注意を呼び掛けることはできるが、誤って動作
スイッチがオフ状態に切り換えられた場合にはオフ前の
状態を回復することはできず、ファイルの破壊を未然に
防止することもできない。大型の情報処理装置では、処
理実行中に動作スイッチを切断することは好ましくない
結果を招来するであろうことをユーザは経験的に知って
おり、動作スイッチの操作に充分な注意を払うが、ハン
ディターミナルや可搬型パーソナルコンピュータなどで
は、電卓感覚で気軽に動作スイッチが操作されると予想
されるし、また形態上からも取扱中に誤って動作スイッ
チが操作されやすい。さらには、電池を主電源とするの
で、処理の途中で電池切れを起こすといった事態も考え
られる。したがって、この種の情報処理装置について
は、処理中に動作スイッチがオフ状態に切り換えられた
場合の回復技術の開発が特に重要である。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであって、その目的は、不用意な動作スイッ
チの操作によるファイルの破壊等を防止し、取扱い容易
性及び信頼性に優れた情報処理装置を提供することにあ
る。
されたものであって、その目的は、不用意な動作スイッ
チの操作によるファイルの破壊等を防止し、取扱い容易
性及び信頼性に優れた情報処理装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、第1に、回路の動作を断続する動作スイッ
チを備え、CPUからの指令に基づいてメモリに格納さ
れたプログラムにしたがって所定の情報処理を実行する
情報処理装置において、前記メモリの一部に動作停止処
理禁止フラグの格納アドレスを割り当てると共に、回路
中に前記動作スイッチがオフ状態に切り換えられたとき
に前記動作スイッチから前記CPUに割込み信号を供給
する割込み信号線を設け、情報処理を実行中に前記動作
スイッチがオフ状態に切り換えられたとき、前記メモリ
に当該情報処理に関して動作停止処理禁止フラグがセッ
トされているか否かをチェックし、前記フラグがセット
されている場合には、当該情報処理を続行するという構
成にした。
成するため、第1に、回路の動作を断続する動作スイッ
チを備え、CPUからの指令に基づいてメモリに格納さ
れたプログラムにしたがって所定の情報処理を実行する
情報処理装置において、前記メモリの一部に動作停止処
理禁止フラグの格納アドレスを割り当てると共に、回路
中に前記動作スイッチがオフ状態に切り換えられたとき
に前記動作スイッチから前記CPUに割込み信号を供給
する割込み信号線を設け、情報処理を実行中に前記動作
スイッチがオフ状態に切り換えられたとき、前記メモリ
に当該情報処理に関して動作停止処理禁止フラグがセッ
トされているか否かをチェックし、前記フラグがセット
されている場合には、当該情報処理を続行するという構
成にした。
【0008】第2に、同様の情報処理装置において、前
記メモリの一部に動作停止処理禁止フラグの格納アドレ
スを割り当てると共に、回路中に当該フラグがセットさ
れた情報処理を実行中に前記動作スイッチがオフ状態に
切り換えられたとき、一定時間ごとに前記CPUに割込
み信号を供給するタイマーを設け、情報処理を実行中に
前記動作スイッチがオフ状態に切り換えられたとき、前
記メモリに当該情報処理に関して動作停止処理禁止フラ
グがセットされているか否かをチェックし、フラグがセ
ットされている場合には前記タイマーをセットして、当
該タイマーに設定された一定時間ごとに前記フラグがセ
ットされているか否かを繰り返しチェックし、前記フラ
グのリセットが検出されるまで情報処理を続行するとい
う構成にした。
記メモリの一部に動作停止処理禁止フラグの格納アドレ
スを割り当てると共に、回路中に当該フラグがセットさ
れた情報処理を実行中に前記動作スイッチがオフ状態に
切り換えられたとき、一定時間ごとに前記CPUに割込
み信号を供給するタイマーを設け、情報処理を実行中に
前記動作スイッチがオフ状態に切り換えられたとき、前
記メモリに当該情報処理に関して動作停止処理禁止フラ
グがセットされているか否かをチェックし、フラグがセ
ットされている場合には前記タイマーをセットして、当
該タイマーに設定された一定時間ごとに前記フラグがセ
ットされているか否かを繰り返しチェックし、前記フラ
グのリセットが検出されるまで情報処理を続行するとい
う構成にした。
【0009】情報処理装置には、通常、表示装置が備え
られている。前記動作スイッチがオフ状態に切り換えら
れたとき、表示装置を点灯したままで動作停止処理禁止
フラグがセットされた処理を続行することもできるが、
ユーザに違和感を与えないため、前記動作スイッチがオ
フ状態に切り換えられ、かつ前記メモリに動作停止処理
禁止フラグがセットされているか否かをチェックした結
果、当該フラグがセットされていると判定された場合に
は、表示装置の表示を断ち、しかる後に、前記動作停止
処理禁止フラグによって処理途中における動作停止が禁
止された情報処理を続行することが好ましい。
られている。前記動作スイッチがオフ状態に切り換えら
れたとき、表示装置を点灯したままで動作停止処理禁止
フラグがセットされた処理を続行することもできるが、
ユーザに違和感を与えないため、前記動作スイッチがオ
フ状態に切り換えられ、かつ前記メモリに動作停止処理
禁止フラグがセットされているか否かをチェックした結
果、当該フラグがセットされていると判定された場合に
は、表示装置の表示を断ち、しかる後に、前記動作停止
処理禁止フラグによって処理途中における動作停止が禁
止された情報処理を続行することが好ましい。
【0010】また、かように動作停止処理禁止フラグが
セットされていると判定された場合に表示装置の表示を
直ちに断ってしまうと、ユーザが動作スイッチを一旦オ
フにした後は、再度動作スイッチをオンにしても、動作
スイッチをオフにする以前の表示内容を表示装置に表示
することができないために、動作スイッチをオフにする
以前の処理を続行できない場合を生じる。そこで、かか
る不都合を防止するため、動作スイッチがオフ状態に切
り換えられ、かつ前記メモリに動作停止処理禁止フラグ
がセットされているか否かをチェックした結果、当該フ
ラグがセットされていると判定された場合、まず表示装
置に表示されている表示内容をメモリに退避し、次いで
表示装置の表示を断ち、しかる後に前記フラグによって
処理途中における動作停止が禁止された情報処理を続行
することがより好ましい。このようにすると、表示装置
の表示を断った後、フラグによって処理途中における動
作停止が禁止された情報処理を続行している間に動作ス
イッチが再度オン状態に切り換えられたとき、退避して
ある表示内容を表示装置に表示することによって、動作
スイッチをオフにする以前の処理を続行することができ
る。
セットされていると判定された場合に表示装置の表示を
直ちに断ってしまうと、ユーザが動作スイッチを一旦オ
フにした後は、再度動作スイッチをオンにしても、動作
スイッチをオフにする以前の表示内容を表示装置に表示
することができないために、動作スイッチをオフにする
以前の処理を続行できない場合を生じる。そこで、かか
る不都合を防止するため、動作スイッチがオフ状態に切
り換えられ、かつ前記メモリに動作停止処理禁止フラグ
がセットされているか否かをチェックした結果、当該フ
ラグがセットされていると判定された場合、まず表示装
置に表示されている表示内容をメモリに退避し、次いで
表示装置の表示を断ち、しかる後に前記フラグによって
処理途中における動作停止が禁止された情報処理を続行
することがより好ましい。このようにすると、表示装置
の表示を断った後、フラグによって処理途中における動
作停止が禁止された情報処理を続行している間に動作ス
イッチが再度オン状態に切り換えられたとき、退避して
ある表示内容を表示装置に表示することによって、動作
スイッチをオフにする以前の処理を続行することができ
る。
【0011】また、動作停止処理禁止フラグをセットし
た後に行う情報処理が、単なるファイル操作等だけでな
く、表示装置への表示処理が含まれる場合には、動作ス
イッチがオン状態に切り換えられたときに、先に退避し
ておいた表示内容を再表示すると、表示装置に古い画面
が表示されてしまう。そこで、かかる不都合を防止する
ため、動作スイッチがオフ状態に切り換えられて表示装
置の表示内容を退避する際に、メモリの一部に割り当て
られたフラグ格納アドレスに表示消去フラグをセット
し、情報処理の続行中に画面の書き換えや追加等の表示
処理を行なう場合は、前記フラグ格納アドレスに表示消
去フラグがセットされているか否かをチェックし、表示
消去フラグがセットされている場合には、表示装置への
表示処理を行わず、表示データをメモリに退避させてお
く。そして、再度動作スイッチがオン状態に切り換えら
れたときは、最初に退避した表示内容を再表示した後、
その後に退避した表示データを順次表示装置に表示させ
る。
た後に行う情報処理が、単なるファイル操作等だけでな
く、表示装置への表示処理が含まれる場合には、動作ス
イッチがオン状態に切り換えられたときに、先に退避し
ておいた表示内容を再表示すると、表示装置に古い画面
が表示されてしまう。そこで、かかる不都合を防止する
ため、動作スイッチがオフ状態に切り換えられて表示装
置の表示内容を退避する際に、メモリの一部に割り当て
られたフラグ格納アドレスに表示消去フラグをセット
し、情報処理の続行中に画面の書き換えや追加等の表示
処理を行なう場合は、前記フラグ格納アドレスに表示消
去フラグがセットされているか否かをチェックし、表示
消去フラグがセットされている場合には、表示装置への
表示処理を行わず、表示データをメモリに退避させてお
く。そして、再度動作スイッチがオン状態に切り換えら
れたときは、最初に退避した表示内容を再表示した後、
その後に退避した表示データを順次表示装置に表示させ
る。
【0012】さらに、動作スイッチがオフの間に行う情
報処理にキー入力処理が含まれる場合には、表示内容の
消去中にユーザが不用意に触れたキーが入力値となって
しまうおそれがある。そこで、かかる不都合を防止する
ため、表示装置の表示を断つとき、メモリの一部に割り
当てられたフラグ格納アドレスに表示消去フラグをセッ
トし、前記情報処理の続行中にキー入力が行われたと
き、前記フラグ格納アドレスに表示消去フラグがセット
されているか否かをチェックし、表示消去フラグがセッ
トされている場合には、ユーザによってキーの操作がさ
れた場合にもキー入力処理を行わないようにする。
報処理にキー入力処理が含まれる場合には、表示内容の
消去中にユーザが不用意に触れたキーが入力値となって
しまうおそれがある。そこで、かかる不都合を防止する
ため、表示装置の表示を断つとき、メモリの一部に割り
当てられたフラグ格納アドレスに表示消去フラグをセッ
トし、前記情報処理の続行中にキー入力が行われたと
き、前記フラグ格納アドレスに表示消去フラグがセット
されているか否かをチェックし、表示消去フラグがセッ
トされている場合には、ユーザによってキーの操作がさ
れた場合にもキー入力処理を行わないようにする。
【0013】なお、情報処理の終了は、フラグによって
処理途中における動作停止が禁止された情報処理を終了
した後、次の情報処理を実行する前に当該情報処理に対
して前記フラグがセットされているか否かをチェック
し、フラグがセットされていないことを確認した上で行
なうこともできるし、フラグによって処理途中における
動作停止が禁止された情報処理を終了した後、次の情報
処理を実行する前に動作スイッチのオフ状態が継続され
ているか否かをチェックし、継続されていることを確認
した上で行なうこともできる。
処理途中における動作停止が禁止された情報処理を終了
した後、次の情報処理を実行する前に当該情報処理に対
して前記フラグがセットされているか否かをチェック
し、フラグがセットされていないことを確認した上で行
なうこともできるし、フラグによって処理途中における
動作停止が禁止された情報処理を終了した後、次の情報
処理を実行する前に動作スイッチのオフ状態が継続され
ているか否かをチェックし、継続されていることを確認
した上で行なうこともできる。
【0014】前記動作スイッチとしては、装置の外面に
付設されてユーザにより操作されるクロック発振回路の
オンオフスイッチや主電源回路のオンオフスイッチ、そ
れに主電源電池の電圧が所定値以下に低下したときに作
動して自動的にクロック発振回路又は主電源を断つ電池
電圧検出器などを用いることができる。また1台の情報
処理装置に、ユーザにより操作されるオンオフスイッチ
と、主電源電池の電圧が所定値以下に低下したときに自
動的に作動する電池電圧検出器の双方を備えることもで
きる。
付設されてユーザにより操作されるクロック発振回路の
オンオフスイッチや主電源回路のオンオフスイッチ、そ
れに主電源電池の電圧が所定値以下に低下したときに作
動して自動的にクロック発振回路又は主電源を断つ電池
電圧検出器などを用いることができる。また1台の情報
処理装置に、ユーザにより操作されるオンオフスイッチ
と、主電源電池の電圧が所定値以下に低下したときに自
動的に作動する電池電圧検出器の双方を備えることもで
きる。
【0015】
【作用】実行しようとする情報処理に対応して動作停止
処理禁止フラグをセット又はリセットしておくと、情報
処理実行前に当該フラグの有無をチェックすることによ
って、当該情報処理が保護を要求されているものである
か否かを検知できる。また、前記フラグがセットされて
いる場合には、処理の途中で回路の動作を停止する動作
が行なわれても割込み信号線を用いて当該情報処理が続
行されるので、例えばファイルの書込み処理又は書換え
処理のように、処理の途中で回路の動作が停止されると
ファイルが破壊されるといった場合にもファイルの破壊
が防止され、以後の処理を正常に行なうことができる。
よって、情報処理装置の取扱い容易性及び信頼性を高め
ることができる。
処理禁止フラグをセット又はリセットしておくと、情報
処理実行前に当該フラグの有無をチェックすることによ
って、当該情報処理が保護を要求されているものである
か否かを検知できる。また、前記フラグがセットされて
いる場合には、処理の途中で回路の動作を停止する動作
が行なわれても割込み信号線を用いて当該情報処理が続
行されるので、例えばファイルの書込み処理又は書換え
処理のように、処理の途中で回路の動作が停止されると
ファイルが破壊されるといった場合にもファイルの破壊
が防止され、以後の処理を正常に行なうことができる。
よって、情報処理装置の取扱い容易性及び信頼性を高め
ることができる。
【0016】
〈第1実施例〉図1〜図3に基づいて、本発明の第1実
施例を説明する。図1は第1実施例に係る情報処理装置
のブロック図、図2は第1実施例に係る情報処理装置の
外観図、図3は処理手順の第1例を示す流れ図である。
施例を説明する。図1は第1実施例に係る情報処理装置
のブロック図、図2は第1実施例に係る情報処理装置の
外観図、図3は処理手順の第1例を示す流れ図である。
【0017】図1に示すように本例の情報処理装置は、
装置全体を制御する中央演算処理装置(CPU)1と、
クロック発振回路2と、該クロック発振回路2の動作を
断続する動作スイッチ回路3と、装置各部の制御プログ
ラムや各種アプリケーションで共通に使用するプログラ
ムが格納されたROM4と、通信端子5と、インターフ
ェース回路6と、通信端子5及びインターフェース回路
6を介してアプリケーションに応じた各種プログラムが
ダウンロードされるRAM7と、RAM7のバックアッ
プ用電池8及びバックアップ用電源回路9と、キーボー
ド10及びその制御回路11と、液晶表示器12及びそ
の制御回路13と、主電源電池14及び主電源回路15
とから構成されている。
装置全体を制御する中央演算処理装置(CPU)1と、
クロック発振回路2と、該クロック発振回路2の動作を
断続する動作スイッチ回路3と、装置各部の制御プログ
ラムや各種アプリケーションで共通に使用するプログラ
ムが格納されたROM4と、通信端子5と、インターフ
ェース回路6と、通信端子5及びインターフェース回路
6を介してアプリケーションに応じた各種プログラムが
ダウンロードされるRAM7と、RAM7のバックアッ
プ用電池8及びバックアップ用電源回路9と、キーボー
ド10及びその制御回路11と、液晶表示器12及びそ
の制御回路13と、主電源電池14及び主電源回路15
とから構成されている。
【0018】CPU1、クロック発振回路2、動作スイ
ッチ回路3、ROM4、インターフェース回路6、RA
M7、キーボード制御回路11、液晶表示器制御回路1
3は、アドレスバス及びデータバスそれに各種の信号線
を介して接続される。また、通信端子5とインターフェ
ース回路6、キーボード10とその制御回路11、液晶
表示器12とその制御回路13とは、それぞれ信号線を
介して接続される。さらに、CPU1と動作スイッチ回
路3との間には、動作停止処理禁止フラグがセットされ
た情報処理を実行中に動作スイッチ回路3がオフ状態に
切り換えられたとき、CPU1に割込み信号を供給する
割込み信号線16が設けられている。一方、バックアッ
プ用電池8及びバックアップ用電源回路9を除く各装置
は、主電源回路15と電源線を介して接続されている。
ッチ回路3、ROM4、インターフェース回路6、RA
M7、キーボード制御回路11、液晶表示器制御回路1
3は、アドレスバス及びデータバスそれに各種の信号線
を介して接続される。また、通信端子5とインターフェ
ース回路6、キーボード10とその制御回路11、液晶
表示器12とその制御回路13とは、それぞれ信号線を
介して接続される。さらに、CPU1と動作スイッチ回
路3との間には、動作停止処理禁止フラグがセットされ
た情報処理を実行中に動作スイッチ回路3がオフ状態に
切り換えられたとき、CPU1に割込み信号を供給する
割込み信号線16が設けられている。一方、バックアッ
プ用電池8及びバックアップ用電源回路9を除く各装置
は、主電源回路15と電源線を介して接続されている。
【0019】図2に示すように、本例の情報処理装置は
箱型の外装ケース17内に集約されており、外装ケース
17の表面にキーボード10と液晶表示器12とが配置
され、側面に動作スイッチ回路3の操作部3aと通信端
子5とが配設されている。
箱型の外装ケース17内に集約されており、外装ケース
17の表面にキーボード10と液晶表示器12とが配置
され、側面に動作スイッチ回路3の操作部3aと通信端
子5とが配設されている。
【0020】以下、前記実施例に係る情報処理装置を用
いて行なわれる情報処理の手順を、図3にしたがって説
明する。
いて行なわれる情報処理の手順を、図3にしたがって説
明する。
【0021】本例の情報処理装置は、動作スイッチ回路
3の断続により回路各部への電源を断続するのではな
く、クロック発振回路2からのクロックの供給を断続す
る構成になっている。したがって、動作スイッチ回路3
がオフ状態に切り換えられた場合にも回路には電源が加
えられたままであり、これによってRAM7の記憶内容
が保持される。なお、主電源電池14の電圧が低下した
場合には、バックアップ用電池8によってRAM7の記
憶内容が保持される。一方、動作スイッチ回路3をオフ
状態に切り換えるとクロック発振回路2によるクロック
の供給が停止するため、電力消費を僅少に押さえること
ができる。
3の断続により回路各部への電源を断続するのではな
く、クロック発振回路2からのクロックの供給を断続す
る構成になっている。したがって、動作スイッチ回路3
がオフ状態に切り換えられた場合にも回路には電源が加
えられたままであり、これによってRAM7の記憶内容
が保持される。なお、主電源電池14の電圧が低下した
場合には、バックアップ用電池8によってRAM7の記
憶内容が保持される。一方、動作スイッチ回路3をオフ
状態に切り換えるとクロック発振回路2によるクロック
の供給が停止するため、電力消費を僅少に押さえること
ができる。
【0022】動作スイッチ回路3がオン状態に切り換え
られると、動作スイッチ回路3からの信号によってクロ
ック発振回路2の発振停止が解除され、続いてクロック
の発振が安定したところでCPU1のリセット信号が解
除されてCPU1が処理を開始する。まずCPU1は、
ROM4に格納されたプログラムにしたがって、アプリ
ケーションに応じた各種のプログラムを、通信端子5及
びインターフェース回路6を介してRAM7にダウンロ
ードする。以下、CPU1は、ROM4及びRAM7に
格納されたプログラムにしたがって情報処理を実行す
る。
られると、動作スイッチ回路3からの信号によってクロ
ック発振回路2の発振停止が解除され、続いてクロック
の発振が安定したところでCPU1のリセット信号が解
除されてCPU1が処理を開始する。まずCPU1は、
ROM4に格納されたプログラムにしたがって、アプリ
ケーションに応じた各種のプログラムを、通信端子5及
びインターフェース回路6を介してRAM7にダウンロ
ードする。以下、CPU1は、ROM4及びRAM7に
格納されたプログラムにしたがって情報処理を実行す
る。
【0023】CPU1は、初期化処理を行ない、動作停
止処理禁止フラグをリセットする。次に、液晶表示器1
2へのアプリケーションのメニュー表示を行ない、ユー
ザによるメニュー選択処理を待つ。本実施例のアプリケ
ーションマニュアルには、動作スイッチ回路3をオフに
切り換えるのは、メニュー表示中に限る旨記してある。
メニュー表示中においては、動作スイッチ回路3がオフ
に切り換えられても、支障をきたさない。
止処理禁止フラグをリセットする。次に、液晶表示器1
2へのアプリケーションのメニュー表示を行ない、ユー
ザによるメニュー選択処理を待つ。本実施例のアプリケ
ーションマニュアルには、動作スイッチ回路3をオフに
切り換えるのは、メニュー表示中に限る旨記してある。
メニュー表示中においては、動作スイッチ回路3がオフ
に切り換えられても、支障をきたさない。
【0024】メニュー選択処理手順でメニュー1が選択
された場合には、A〜Eの処理がROM4及びRAM7
に格納されたプログラムにしたがって実行される。ここ
で、処理A,B,D,Eは、処理実行中に動作スイッチ
回路3がオフに切り換えられても支障をきたさない種類
の情報処理であり、処理Cは、処理実行中に動作スイッ
チ回路3がオフに切り換えられるとその後の情報処理に
支障をきたす種類の情報処理であるとする。
された場合には、A〜Eの処理がROM4及びRAM7
に格納されたプログラムにしたがって実行される。ここ
で、処理A,B,D,Eは、処理実行中に動作スイッチ
回路3がオフに切り換えられても支障をきたさない種類
の情報処理であり、処理Cは、処理実行中に動作スイッ
チ回路3がオフに切り換えられるとその後の情報処理に
支障をきたす種類の情報処理であるとする。
【0025】処理A及び処理Bを終了した後、処理Cの
実行前に、動作停止処理禁止フラグをセットする。動作
停止処理禁止フラグをセット後、処理Cを実行する。処
理Cの実行中に動作スイッチ回路3がオフに切り換えら
れると、動作停止処理禁止フラグがセットされているか
否かの判定がなされ、動作停止処理禁止フラグがセット
されていると判定された場合には、処理Cが続行され
る。なお、動作停止処理禁止フラグの判定処理は、動作
スイッチ回路3からCPU1への割込み信号によって起
動され、処理CでのCPU1内のプログラムカウンタ、
レジスタ等はCPU1によって自動的に退避され、判定
処理から戻るときに復帰される。
実行前に、動作停止処理禁止フラグをセットする。動作
停止処理禁止フラグをセット後、処理Cを実行する。処
理Cの実行中に動作スイッチ回路3がオフに切り換えら
れると、動作停止処理禁止フラグがセットされているか
否かの判定がなされ、動作停止処理禁止フラグがセット
されていると判定された場合には、処理Cが続行され
る。なお、動作停止処理禁止フラグの判定処理は、動作
スイッチ回路3からCPU1への割込み信号によって起
動され、処理CでのCPU1内のプログラムカウンタ、
レジスタ等はCPU1によって自動的に退避され、判定
処理から戻るときに復帰される。
【0026】処理Cの終了時には、処理Cの実行中に動
作スイッチ回路3がオフされることもあるので、動作ス
イッチ回路3がオフされているか否かについて判定す
る。前記の動作停止処理禁止フラグの判定処理でフラグ
がセットされていないと判定された場合、及び処理C終
了後の動作スイッチ回路3の判定処理で動作スイッチ回
路3がオフに切り換えられていると判定された場合に
は、動作停止処理を行なう。動作停止処理では、CPU
1にリセット信号が印加されると共に、クロック発振回
路2からのクロック発振を停止する。
作スイッチ回路3がオフされることもあるので、動作ス
イッチ回路3がオフされているか否かについて判定す
る。前記の動作停止処理禁止フラグの判定処理でフラグ
がセットされていないと判定された場合、及び処理C終
了後の動作スイッチ回路3の判定処理で動作スイッチ回
路3がオフに切り換えられていると判定された場合に
は、動作停止処理を行なう。動作停止処理では、CPU
1にリセット信号が印加されると共に、クロック発振回
路2からのクロック発振を停止する。
【0027】前記の動作停止処理禁止フラグの判定処理
でフラグがセットされていると判定され、かつ処理C終
了後の動作スイッチ回路3の判定処理で動作スイッチ回
路3がオフに切り換えられていないと判定された場合に
は、処理D、処理Eを行なった後にメニュー選択処理に
戻る。
でフラグがセットされていると判定され、かつ処理C終
了後の動作スイッチ回路3の判定処理で動作スイッチ回
路3がオフに切り換えられていないと判定された場合に
は、処理D、処理Eを行なった後にメニュー選択処理に
戻る。
【0028】メニュー選択処理で他のメニューが選択さ
れた場合にも、情報処理の性質に応じて前記と同様の操
作が行なわれる。なお、前記実施例では、処理Cについ
てのみ動作停止処理禁止フラグのセットを行なったが、
他の1ないし複数の処理について動作停止処理禁止フラ
グをセットすることもできる。
れた場合にも、情報処理の性質に応じて前記と同様の操
作が行なわれる。なお、前記実施例では、処理Cについ
てのみ動作停止処理禁止フラグのセットを行なったが、
他の1ないし複数の処理について動作停止処理禁止フラ
グをセットすることもできる。
【0029】なお、前記処理フローにおける動作停止処
理禁止フラグのセット処理フローを図4に、また、動作
停止処理禁止フラグのリセット処理フローを図5に示
す。
理禁止フラグのセット処理フローを図4に、また、動作
停止処理禁止フラグのリセット処理フローを図5に示
す。
【0030】本例の処理フローによると、保護が要求さ
れる情報処理に対応して動作停止処理禁止フラグをセッ
トし、当該フラグがセットされた情報処理については、
処理の途中で動作スイッチ回路3がオフされた場合にも
当該情報処理を続行するようにしたので、例えばファイ
ルの書込み処理又は書換え処理のように、処理の途中で
回路の動作スイッチ回路がオフされるとファイルが破壊
されるといった場合にもファイルの破壊が防止され、以
後の処理を正常に行なうことができる。よって、情報処
理装置の取扱い容易性及び信頼性を高めることができ
る。
れる情報処理に対応して動作停止処理禁止フラグをセッ
トし、当該フラグがセットされた情報処理については、
処理の途中で動作スイッチ回路3がオフされた場合にも
当該情報処理を続行するようにしたので、例えばファイ
ルの書込み処理又は書換え処理のように、処理の途中で
回路の動作スイッチ回路がオフされるとファイルが破壊
されるといった場合にもファイルの破壊が防止され、以
後の処理を正常に行なうことができる。よって、情報処
理装置の取扱い容易性及び信頼性を高めることができ
る。
【0031】〈第2実施例〉次に、本発明の第2実施例
を図6に基づいて説明する。図6は第2実施例に係る処
理手順を示す流れ図である。本例は、処理Cの実行中に
動作スイッチ回路3がオフに切り換えられたとき、液晶
表示器12の表示内容を退避させて、動作スイッチが再
度をオン状態に復帰されたとき、その内容を液晶表示器
12に表示できるようにしたことを特徴とする。
を図6に基づいて説明する。図6は第2実施例に係る処
理手順を示す流れ図である。本例は、処理Cの実行中に
動作スイッチ回路3がオフに切り換えられたとき、液晶
表示器12の表示内容を退避させて、動作スイッチが再
度をオン状態に復帰されたとき、その内容を液晶表示器
12に表示できるようにしたことを特徴とする。
【0032】本実施例においては、RAM7に表示消去
フラグのアドレスが割り当てられており、初期化処理後
に行なわれる動作停止処理禁止フラグのリセットに続い
て、該表示消去フラグのリセットを行なう。その他の処
理Cが実行されるまでの手順並びに処理Cが終了した後
の手順については、前記第1実施例と同じであるので説
明を省略する。
フラグのアドレスが割り当てられており、初期化処理後
に行なわれる動作停止処理禁止フラグのリセットに続い
て、該表示消去フラグのリセットを行なう。その他の処
理Cが実行されるまでの手順並びに処理Cが終了した後
の手順については、前記第1実施例と同じであるので説
明を省略する。
【0033】処理Cの実行中に動作スイッチ回路3がオ
フに切り換えられると、割り込み信号が発生し、CPU
1からの指令に基づいて割り込み処理が実行される。
すなわち、割り込み処理においては、まず動作停止処
理禁止フラグがセットされているか否かの判定を行な
い、動作停止処理禁止フラグがセットされていると判定
された場合には、液晶表示器12に表示されている表示
内容をRAM7に退避し、次いで液晶表示器12を消去
する。しかる後に、通常処理に戻って処理Cを続行す
る。また、動作停止処理禁止フラグがセットされていな
いと判定された場合には、動作停止処理を行なう。
フに切り換えられると、割り込み信号が発生し、CPU
1からの指令に基づいて割り込み処理が実行される。
すなわち、割り込み処理においては、まず動作停止処
理禁止フラグがセットされているか否かの判定を行な
い、動作停止処理禁止フラグがセットされていると判定
された場合には、液晶表示器12に表示されている表示
内容をRAM7に退避し、次いで液晶表示器12を消去
する。しかる後に、通常処理に戻って処理Cを続行す
る。また、動作停止処理禁止フラグがセットされていな
いと判定された場合には、動作停止処理を行なう。
【0034】処理Cの続行中に再度動作スイッチ回路3
がオンされると、割り込み信号が発生し、CPU1から
の指令に基づいて割り込み処理を実行する。すなわ
ち、退避されていた表示内容をRAM7から読み出し、
液晶表示器12に再表示する。再表示後は、通常処理に
戻って処理Cを続行する。なお、処理Cの続行中に再度
動作スイッチ回路3がオンされた場合と、動作停止中に
動作スイッチ回路をオンする場合は、スイッチの操作と
しては同一であるが、前者の場合はCPU1に割り込み
信号が印加され、後者の場合はCPU1にリセット信号
が印加される回路構成になっている。このため、CPU
1は、割り込み処理を行うか、初期化処理を行うのか
を区別できる。
がオンされると、割り込み信号が発生し、CPU1から
の指令に基づいて割り込み処理を実行する。すなわ
ち、退避されていた表示内容をRAM7から読み出し、
液晶表示器12に再表示する。再表示後は、通常処理に
戻って処理Cを続行する。なお、処理Cの続行中に再度
動作スイッチ回路3がオンされた場合と、動作停止中に
動作スイッチ回路をオンする場合は、スイッチの操作と
しては同一であるが、前者の場合はCPU1に割り込み
信号が印加され、後者の場合はCPU1にリセット信号
が印加される回路構成になっている。このため、CPU
1は、割り込み処理を行うか、初期化処理を行うのか
を区別できる。
【0035】本例の処理フローによると、動作スイッチ
回路3のオフ動作に連動して液晶表示器12が消去され
るので、ユーザが誤って動作スイッチ回路3をオフ操作
した場合には、誤って動作スイッチ回路3をオフ操作し
たという事実をユーザが直ちに感得できる。そして、再
度動作スイッチ回路3をオン操作すれば、退避された表
示内容を再度液晶表示器12に表示することができ、通
常処理を続行できるので、操作ミスによる無駄を回避で
きる。また、ユーザが意識的に動作スイッチ回路3を操
作した場合には、それに連動して液晶表示器12が消去
されるので、動作スイッチ回路3をオフ操作したにも拘
らず液晶表示器12が消去されないという違和感をユー
ザに与えることがなく、使い勝手を良好なものにするこ
とができる。
回路3のオフ動作に連動して液晶表示器12が消去され
るので、ユーザが誤って動作スイッチ回路3をオフ操作
した場合には、誤って動作スイッチ回路3をオフ操作し
たという事実をユーザが直ちに感得できる。そして、再
度動作スイッチ回路3をオン操作すれば、退避された表
示内容を再度液晶表示器12に表示することができ、通
常処理を続行できるので、操作ミスによる無駄を回避で
きる。また、ユーザが意識的に動作スイッチ回路3を操
作した場合には、それに連動して液晶表示器12が消去
されるので、動作スイッチ回路3をオフ操作したにも拘
らず液晶表示器12が消去されないという違和感をユー
ザに与えることがなく、使い勝手を良好なものにするこ
とができる。
【0036】〈第3実施例〉次に、本発明の第3実施例
を図7及び図8に基づいて説明する。図7は液晶表示装
置への表示内容の一例を示す説明図であり、図8は第3
実施例に係る処理手順を示す流れ図である。
を図7及び図8に基づいて説明する。図7は液晶表示装
置への表示内容の一例を示す説明図であり、図8は第3
実施例に係る処理手順を示す流れ図である。
【0037】本例は、処理Cが表示内容の書き換えを含
む場合に、書き換え処理の進行度合を液晶表示器12に
表示できるようにしたことを特徴とする。例えば、ファ
イルの書き換え処理Cの実行中に、図7に示すように液
晶表示器12に、「ファイル書き換え中」の表示とファ
イル書き換え処理の進行に応じて0〜4個のアスタリス
ク(*)を順次表示するという表示内容の書き換えを行
なう場合において、アスタリスクが表示されていない段
階で動作スイッチ回路3がオフされ、しかる後に、例え
ば3個のアスタリスクが表示されるまでファイル書き換
え処理が進行した段階で再度動作スイッチ回路3がオン
された場合、最初に退避されたアスタリスクが0の表示
内容のみならず、その後の表示内容をも順次液晶表示器
12に表示して、実行中の処理内容と液晶表示器12の
表示内容とを合致させようというものである。
む場合に、書き換え処理の進行度合を液晶表示器12に
表示できるようにしたことを特徴とする。例えば、ファ
イルの書き換え処理Cの実行中に、図7に示すように液
晶表示器12に、「ファイル書き換え中」の表示とファ
イル書き換え処理の進行に応じて0〜4個のアスタリス
ク(*)を順次表示するという表示内容の書き換えを行
なう場合において、アスタリスクが表示されていない段
階で動作スイッチ回路3がオフされ、しかる後に、例え
ば3個のアスタリスクが表示されるまでファイル書き換
え処理が進行した段階で再度動作スイッチ回路3がオン
された場合、最初に退避されたアスタリスクが0の表示
内容のみならず、その後の表示内容をも順次液晶表示器
12に表示して、実行中の処理内容と液晶表示器12の
表示内容とを合致させようというものである。
【0038】本実施例において、処理Cが実行されるま
での手順並びに処理Cが終了した後の手順については、
前記第2実施例と同じであるので説明を省略する。
での手順並びに処理Cが終了した後の手順については、
前記第2実施例と同じであるので説明を省略する。
【0039】処理Cの実行中に動作スイッチ回路3がオ
フに切り換えられると、動作スイッチ回路3からオフ動
作に応じた割り込み信号が発生し、CPU1からの指令
に基づいて割り込み処理が移行される。割り込み処理
では、動作停止処理禁止フラグがセットされているか
否かの判定を行ない、動作停止処理禁止フラグがセット
されていると判定された場合には、液晶表示器12に表
示されている表示内容をRAM7に退避し、しかる後に
液晶表示器12を消去する。次いで、RAM7に割り当
てられたフラグアドレスに表示消去フラグをセットし、
通常処理に戻ってファイル書き換え処理Cを続行する。
ファイル書き換え処理Cの続行中に表示内容の書き換え
が行なわれた場合には、書き換え後の全表示データをR
AM7に退避する。
フに切り換えられると、動作スイッチ回路3からオフ動
作に応じた割り込み信号が発生し、CPU1からの指令
に基づいて割り込み処理が移行される。割り込み処理
では、動作停止処理禁止フラグがセットされているか
否かの判定を行ない、動作停止処理禁止フラグがセット
されていると判定された場合には、液晶表示器12に表
示されている表示内容をRAM7に退避し、しかる後に
液晶表示器12を消去する。次いで、RAM7に割り当
てられたフラグアドレスに表示消去フラグをセットし、
通常処理に戻ってファイル書き換え処理Cを続行する。
ファイル書き換え処理Cの続行中に表示内容の書き換え
が行なわれた場合には、書き換え後の全表示データをR
AM7に退避する。
【0040】処理Cの続行中に再度動作スイッチ回路3
がオンされると、動作スイッチ回路3からオン動作に応
じた割り込み信号が発生する。CPU1は、この割り込
み信号に応じ、ROM4に格納された制御プログラムに
基づいて、割り込み処理を行う。割り込み処理で
は、最初に退避されていた表示内容を液晶表示器12に
再表示し、次いで、この最初の退避後に行なわれた表示
内容の書き換え処理に応じて退避されていた表示データ
を、順次液晶表示器12に表示する。退避されていた全
ての表示データが液晶表示器12に表示された後、表示
消去フラグをリセットし、通常処理に戻って処理Cを続
行する。
がオンされると、動作スイッチ回路3からオン動作に応
じた割り込み信号が発生する。CPU1は、この割り込
み信号に応じ、ROM4に格納された制御プログラムに
基づいて、割り込み処理を行う。割り込み処理で
は、最初に退避されていた表示内容を液晶表示器12に
再表示し、次いで、この最初の退避後に行なわれた表示
内容の書き換え処理に応じて退避されていた表示データ
を、順次液晶表示器12に表示する。退避されていた全
ての表示データが液晶表示器12に表示された後、表示
消去フラグをリセットし、通常処理に戻って処理Cを続
行する。
【0041】本例の処理方法によれば、表示内容の書き
換えを伴うファイル書き換え処理Cの実行中に、動作ス
イッチ回路3がオフされ、その後、再度動作スイッチ回
路3がオンされた場合、実行中の処理内容と液晶表示器
12の表示内容とが合致されるので、その後の処理を誤
りなくかつ円滑に行なうことができる。例えば、上例に
即していえば、動作スイッチ回路3が再度オンされた場
合、液晶表示器12には最終的に3個のアスタリスクが
表示されるので、ユーザは、液晶表示器12に4個のア
スタリスクが表示され、ファイル書き換え処理Cが終了
するのを待って、直ちにそれ以降の処理を実行でき、最
初に退避されたアスタリスクが0の表示内容しか表示さ
れない場合に比べて、その後の処理を誤りなくかつ円滑
に行なうことができる。
換えを伴うファイル書き換え処理Cの実行中に、動作ス
イッチ回路3がオフされ、その後、再度動作スイッチ回
路3がオンされた場合、実行中の処理内容と液晶表示器
12の表示内容とが合致されるので、その後の処理を誤
りなくかつ円滑に行なうことができる。例えば、上例に
即していえば、動作スイッチ回路3が再度オンされた場
合、液晶表示器12には最終的に3個のアスタリスクが
表示されるので、ユーザは、液晶表示器12に4個のア
スタリスクが表示され、ファイル書き換え処理Cが終了
するのを待って、直ちにそれ以降の処理を実行でき、最
初に退避されたアスタリスクが0の表示内容しか表示さ
れない場合に比べて、その後の処理を誤りなくかつ円滑
に行なうことができる。
【0042】表示処理関数のフローチャートを図9に示
す。表示データをセットして、この関数をコールする
と、まず液晶消去フラグがセットされているか否かをチ
ェックし、セットされていない場合には、表示データを
液晶表示器12に表示する。上例のように、アスタリス
クの数が異なる5段階の表示を行なう場合には、表示終
了後、正常終了コードをリターン値としてセットし、同
様のフローを5回繰り返す。液晶消去フラグがセットさ
れている場合には、表示を行なわず、表示データy,
x,ln,dtをRAM7に格納する。次いで、液晶消
去状態エラーコードをリターン値としてセットし、同様
のフローを繰り返す。
す。表示データをセットして、この関数をコールする
と、まず液晶消去フラグがセットされているか否かをチ
ェックし、セットされていない場合には、表示データを
液晶表示器12に表示する。上例のように、アスタリス
クの数が異なる5段階の表示を行なう場合には、表示終
了後、正常終了コードをリターン値としてセットし、同
様のフローを5回繰り返す。液晶消去フラグがセットさ
れている場合には、表示を行なわず、表示データy,
x,ln,dtをRAM7に格納する。次いで、液晶消
去状態エラーコードをリターン値としてセットし、同様
のフローを繰り返す。
【0043】なお、本例では、液晶消去フラグがセット
されている場合、表示を行わずに表示データをRAM7
に格納し、再度動作スイッチ3がオンされたとき、先に
退避されていた表示内容を液晶表示器12に表示し、次
いで、RAM7に格納されている全ての表示データを液
晶表示器12に表示するが、かかる構成に代えて、液晶
消去フラグがセットされている場合に、表示データをR
AM7に格納せず、先に退避してある表示内容を書き込
んでもよい。この場合には、動作スイッチが再度オンさ
れたときに書換えられて退避されている表示内容を再表
示するだけでよい。
されている場合、表示を行わずに表示データをRAM7
に格納し、再度動作スイッチ3がオンされたとき、先に
退避されていた表示内容を液晶表示器12に表示し、次
いで、RAM7に格納されている全ての表示データを液
晶表示器12に表示するが、かかる構成に代えて、液晶
消去フラグがセットされている場合に、表示データをR
AM7に格納せず、先に退避してある表示内容を書き込
んでもよい。この場合には、動作スイッチが再度オンさ
れたときに書換えられて退避されている表示内容を再表
示するだけでよい。
【0044】〈第4実施例〉次に、本発明の第4実施例
を図10及び図11に基づいて説明する。図10は液晶
表示装置への表示内容の一例を示す説明図であり、図1
1は第4実施例に係る処理手順を示す流れ図である。
を図10及び図11に基づいて説明する。図10は液晶
表示装置への表示内容の一例を示す説明図であり、図1
1は第4実施例に係る処理手順を示す流れ図である。
【0045】本例は、処理Cがユーザによるキー入力処
理を含む場合に、誤ったキー操作による信号が入力値と
して取り込まれないようにしたことを特徴とする。例え
ば、ファイル書き換え処理Cの実行中にRAM7の容量
が不足したとき、液晶表示器12に図10の表示を行な
い、ユーザに“1”又は“2”のキー入力を求める場合
において、液晶表示器12が消去された状態でファイル
書き換え処理Cを続行中に、ユーザが誤って“1”又は
“2”のキーを押しても、古いファイルの削除が行なわ
れないようにする。
理を含む場合に、誤ったキー操作による信号が入力値と
して取り込まれないようにしたことを特徴とする。例え
ば、ファイル書き換え処理Cの実行中にRAM7の容量
が不足したとき、液晶表示器12に図10の表示を行な
い、ユーザに“1”又は“2”のキー入力を求める場合
において、液晶表示器12が消去された状態でファイル
書き換え処理Cを続行中に、ユーザが誤って“1”又は
“2”のキーを押しても、古いファイルの削除が行なわ
れないようにする。
【0046】本実施例は、図8に示した処理フローにし
たがって、通常処理と割り込み処理とが実行される。フ
ァイル書き換え処理Cの実行中にRAM7の容量が不足
すると、CPU1は、ROM4に格納された制御プログ
ラムに基づいて液晶表示器12に図10の表示を行な
い、ユーザに“1”又は“2”のキー入力を求める。
たがって、通常処理と割り込み処理とが実行される。フ
ァイル書き換え処理Cの実行中にRAM7の容量が不足
すると、CPU1は、ROM4に格納された制御プログ
ラムに基づいて液晶表示器12に図10の表示を行な
い、ユーザに“1”又は“2”のキー入力を求める。
【0047】図11に、キー入力の処理フローを示す。
ファイル書き換え処理Cの実行中にRAM7の容量が不
足し、ユーザに“1”又は“2”のキー入力が求められ
ると、液晶消去フラグがセットされているか否かの判定
が行なわれ、液晶消去フラグがセットされていないと判
定された場合には、以下のキー入力処理を実行する。
ファイル書き換え処理Cの実行中にRAM7の容量が不
足し、ユーザに“1”又は“2”のキー入力が求められ
ると、液晶消去フラグがセットされているか否かの判定
が行なわれ、液晶消去フラグがセットされていないと判
定された場合には、以下のキー入力処理を実行する。
【0048】すなわち、ユーザによるキー入力を許容す
る時間をタイマー21にセットし、タイマー21をスタ
ートする。しかる後に、タイムアウトするまでキーボー
ドのスキャンを繰り返し、キーの押し下げ操作が行なわ
れたか否かを判定する。設定時間内にキーの押し下げ操
作が行なわれた場合には、操作されたキーが“1”か否
かを判定する。操作されたキーが“1”である場合に
は、キーボードより返送されたキーコードをRAM7に
セットし、正常終了コードをリターン値としてセットす
る。そして、古いファイルの削除を行ない、ファイル書
き換え処理Cを続行する。操作されたキーが“1”でな
い場合には、操作されたキーが“2”か否かを判定す
る。操作されたキーが“2”である場合には、キーボー
ドより返送されたキーコードをRAM7にセットし、正
常終了コードをリターン値としてセットする。そして、
ファイル書き換え処理Cを中止する。操作されたキーが
“2”でない場合には、操作キーエラーコードをリター
ン値としてセットする。この場合には、図8に表示した
“2”の処理が選択されたとして、ファイル書き換え処
理Cを中止する。
る時間をタイマー21にセットし、タイマー21をスタ
ートする。しかる後に、タイムアウトするまでキーボー
ドのスキャンを繰り返し、キーの押し下げ操作が行なわ
れたか否かを判定する。設定時間内にキーの押し下げ操
作が行なわれた場合には、操作されたキーが“1”か否
かを判定する。操作されたキーが“1”である場合に
は、キーボードより返送されたキーコードをRAM7に
セットし、正常終了コードをリターン値としてセットす
る。そして、古いファイルの削除を行ない、ファイル書
き換え処理Cを続行する。操作されたキーが“1”でな
い場合には、操作されたキーが“2”か否かを判定す
る。操作されたキーが“2”である場合には、キーボー
ドより返送されたキーコードをRAM7にセットし、正
常終了コードをリターン値としてセットする。そして、
ファイル書き換え処理Cを中止する。操作されたキーが
“2”でない場合には、操作キーエラーコードをリター
ン値としてセットする。この場合には、図8に表示した
“2”の処理が選択されたとして、ファイル書き換え処
理Cを中止する。
【0049】設定時間内にキーの押し下げ操作が行なわ
れなかった場合には、タイムアウトエラーコードをリタ
ーン値としてセットする。この場合にも、図10に表示
した“2”の処理が選択されたとして、ファイル書き換
え処理Cを中止する。
れなかった場合には、タイムアウトエラーコードをリタ
ーン値としてセットする。この場合にも、図10に表示
した“2”の処理が選択されたとして、ファイル書き換
え処理Cを中止する。
【0050】液晶消去フラグがセットされていると判定
された場合には、液晶消去状態エラーコードをリターン
値としてセットする。この場合も、図10に表示した
“2”の処理が選択されたとして、ファイル書き換え処
理Cを中止する。
された場合には、液晶消去状態エラーコードをリターン
値としてセットする。この場合も、図10に表示した
“2”の処理が選択されたとして、ファイル書き換え処
理Cを中止する。
【0051】本例の処理方法によれば、動作スイッチ回
路3がオフされた状態でファイル書き換え処理Cが続行
されている場合には、ユーザが誤ってキーを操作したと
しても、その信号が入力値として取り込まれないので、
誤って必要なファイルを消去してしまうといった不都合
を防止できる。
路3がオフされた状態でファイル書き換え処理Cが続行
されている場合には、ユーザが誤ってキーを操作したと
しても、その信号が入力値として取り込まれないので、
誤って必要なファイルを消去してしまうといった不都合
を防止できる。
【0052】〈第5実施例〉次に、本発明の第5実施例
を図12及び図13に基づいて説明する。図12は第5
実施例に係る情報処理装置のブロック図、図13は処理
手順の第5例を示す流れ図である。図12において、符
号21はタイマー、符号22は割込み信号線を示し、そ
の他前出の図1と対応する部分には、それと同一の符号
が表示されている。第5実施例の情報処理装置は、動作
スイッチ回路3からCPU1に割込み信号を供給する構
成に代えて、タイマー21からCPU1に割込み信号を
供給することを特徴とする。その他、装置上の各部につ
いては、第1実施例の情報処理装置と同じであるので、
重複を避けるため説明を省略する。
を図12及び図13に基づいて説明する。図12は第5
実施例に係る情報処理装置のブロック図、図13は処理
手順の第5例を示す流れ図である。図12において、符
号21はタイマー、符号22は割込み信号線を示し、そ
の他前出の図1と対応する部分には、それと同一の符号
が表示されている。第5実施例の情報処理装置は、動作
スイッチ回路3からCPU1に割込み信号を供給する構
成に代えて、タイマー21からCPU1に割込み信号を
供給することを特徴とする。その他、装置上の各部につ
いては、第1実施例の情報処理装置と同じであるので、
重複を避けるため説明を省略する。
【0053】以下、前記実施例に係る情報処理装置を用
いて行なわれる情報処理の手順のうち、特徴部分を図1
3にしたがって説明する。
いて行なわれる情報処理の手順のうち、特徴部分を図1
3にしたがって説明する。
【0054】動作停止処理禁止フラグがセットされた処
理Cの実行中に動作スイッチ回路3がオフ状態に切り換
えられると、動作停止処理禁止フラグがセットされてい
るか否かのチェックが行なわれ、動作停止処理禁止フラ
グがセットされていると判定された場合には、一定時間
例えば100mSごとにタイマー割込みが発生するよう
に、タイマー21をセットする。そして、液晶表示器1
2を消去した後、処理Cを続行する。そして、処理Cの
終了後、動作停止処理禁止フラグをリセットする。タイ
マー割込みが発生するごとに、動作停止処理禁止フラグ
がまだセットされているか否かについての判定が行なわ
れ、セットされていれば処理Cが続行され、リセットさ
れていれば動作停止処理を行なう。
理Cの実行中に動作スイッチ回路3がオフ状態に切り換
えられると、動作停止処理禁止フラグがセットされてい
るか否かのチェックが行なわれ、動作停止処理禁止フラ
グがセットされていると判定された場合には、一定時間
例えば100mSごとにタイマー割込みが発生するよう
に、タイマー21をセットする。そして、液晶表示器1
2を消去した後、処理Cを続行する。そして、処理Cの
終了後、動作停止処理禁止フラグをリセットする。タイ
マー割込みが発生するごとに、動作停止処理禁止フラグ
がまだセットされているか否かについての判定が行なわ
れ、セットされていれば処理Cが続行され、リセットさ
れていれば動作停止処理を行なう。
【0055】本実施例では、ROM4に格納するプログ
ラムは複雑になるが、バックアップされたRAM7に格
納するアプリケーションプログラムの処理が簡単にな
る。また、処理Cの実行中に動作スイッチ回路3がオフ
状態に切り換えられたとき、タイマー21をセットした
後に液晶表示器12を消去するので、動作スイッチ回路
3をオフしたにも拘らず、液晶表示器12が消去されな
いという違和感をユーザに与えることがなく、使用感に
優れる。
ラムは複雑になるが、バックアップされたRAM7に格
納するアプリケーションプログラムの処理が簡単にな
る。また、処理Cの実行中に動作スイッチ回路3がオフ
状態に切り換えられたとき、タイマー21をセットした
後に液晶表示器12を消去するので、動作スイッチ回路
3をオフしたにも拘らず、液晶表示器12が消去されな
いという違和感をユーザに与えることがなく、使用感に
優れる。
【0056】なお、前記実施例においては、動作スイッ
チ回路3としてクロック発振回路2のオンオフスイッチ
が操作された場合を例にとって説明したが、クロック発
振回路2のオンオフスイッチに代えて、主電源回路15
のオンオフスイッチや主電源電池14の電圧が所定値以
下に低下したときに作動して自動的にクロック発振回路
又は主電源を断つ電池電圧検出器などが備えられている
場合には、それらのオフ動作に拘らず、動作停止処理禁
止フラグがセットされた処理を続行するようにすること
もできる。また、1台の情報処理装置に、ユーザにより
操作されるオンオフスイッチと主電源電池の電圧が所定
値以下に低下したときに自動的に作動する電池電圧検出
器の双方が備えられている場合も同様である。
チ回路3としてクロック発振回路2のオンオフスイッチ
が操作された場合を例にとって説明したが、クロック発
振回路2のオンオフスイッチに代えて、主電源回路15
のオンオフスイッチや主電源電池14の電圧が所定値以
下に低下したときに作動して自動的にクロック発振回路
又は主電源を断つ電池電圧検出器などが備えられている
場合には、それらのオフ動作に拘らず、動作停止処理禁
止フラグがセットされた処理を続行するようにすること
もできる。また、1台の情報処理装置に、ユーザにより
操作されるオンオフスイッチと主電源電池の電圧が所定
値以下に低下したときに自動的に作動する電池電圧検出
器の双方が備えられている場合も同様である。
【0057】その他、動作停止処理禁止フラグをセット
して中断を防止すべき処理Cとしては、情報処理装置の
種類や機能に応じて適宜選択でき、RAM内のファイル
書き込み処理又はファイル書き替え処理のほか、ハード
ディスクやメモリカードそれにICカード等の情報記録
媒体に記録されるファイルやパラメータの書き込み処理
あるいは書き替え処理を選択することもできる。
して中断を防止すべき処理Cとしては、情報処理装置の
種類や機能に応じて適宜選択でき、RAM内のファイル
書き込み処理又はファイル書き替え処理のほか、ハード
ディスクやメモリカードそれにICカード等の情報記録
媒体に記録されるファイルやパラメータの書き込み処理
あるいは書き替え処理を選択することもできる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、保
護が要求される情報処理に対応して動作停止処理禁止フ
ラグをセットするので、動作停止処理実行前に当該フラ
グの有無をチェックすることによって、当該情報処理が
保護を要求されているものであるか否かを検知できる。
また、前記フラグがセットされている場合には、処理の
途中で回路の動作を停止する動作が行なわれても動作停
止処理禁止フラグの有無をチェックする割込み処理から
復帰して当該情報処理が続行されるようにしたので、例
えばファイルの書込み処理又は書換え処理のように、処
理の途中で回路の動作が停止されるとファイルが破壊さ
れるといった場合にもファイルの破壊が防止され、以後
の処理を正常に行なうことができる。よって、情報処理
装置の取扱い容易性及び信頼性を高めることができる。
護が要求される情報処理に対応して動作停止処理禁止フ
ラグをセットするので、動作停止処理実行前に当該フラ
グの有無をチェックすることによって、当該情報処理が
保護を要求されているものであるか否かを検知できる。
また、前記フラグがセットされている場合には、処理の
途中で回路の動作を停止する動作が行なわれても動作停
止処理禁止フラグの有無をチェックする割込み処理から
復帰して当該情報処理が続行されるようにしたので、例
えばファイルの書込み処理又は書換え処理のように、処
理の途中で回路の動作が停止されるとファイルが破壊さ
れるといった場合にもファイルの破壊が防止され、以後
の処理を正常に行なうことができる。よって、情報処理
装置の取扱い容易性及び信頼性を高めることができる。
【図1】第1実施例に係る情報処理装置のブロック図で
ある。
ある。
【図2】第1実施例に係る情報処理装置の外観図であ
る。
る。
【図3】第1実施例に係る情報処理の動作手順を示す流
れ図である。
れ図である。
【図4】動作停止処理禁止フラグのセットを行なうため
の関数の処理フローを示す流れ図である。
の関数の処理フローを示す流れ図である。
【図5】動作停止処理禁止フラグのリセットを行なうた
めの関数の処理フローを示す流れ図である。
めの関数の処理フローを示す流れ図である。
【図6】第2実施例に係る情報処理の動作手順を示す流
れ図である。
れ図である。
【図7】表示装置への表示内容の一例を示す説明図であ
る。
る。
【図8】第3実施例に係る情報処理の動作手順を示す流
れ図である。
れ図である。
【図9】表示処理関数の処理フローを示す流れ図であ
る。
る。
【図10】表示装置への表示内容の他の例を示す説明図
である。
である。
【図11】第4実施例に係る情報処理の動作手順を示す
流れ図である。
流れ図である。
【図12】第5実施例に係る情報処理装置のブロック図
である。
である。
【図13】第5実施例に係る情報処理の動作手順を示す
流れ図である。
流れ図である。
1 CPU 2 クロック発振回路 3 動作スイッチ回路 4 ROM 7 RAM 12 液晶表示器 14 主電源電池 15 主電源回路 21 タイマー 16,22 割込み信号線
Claims (12)
- 【請求項1】 回路の動作を断続する動作スイッチを備
え、CPUからの指令に基づいてメモリに格納されたプ
ログラムにしたがって所定の情報処理を実行する情報処
理装置において、前記メモリの一部に動作停止処理禁止
フラグの格納アドレスを割り当てると共に、回路中に前
記動作スイッチがオフ状態に切り換えられたときに前記
動作スイッチから前記CPUに割込み信号を供給する割
込み信号線を設け、情報処理を実行中に前記動作スイッ
チがオフ状態に切り換えられたとき、前記メモリに当該
情報処理に関して動作停止処理禁止フラグがセットされ
ているか否かをチェックし、前記フラグがセットされて
いる場合には、当該情報処理を続行することを特徴とす
る情報処理装置。 - 【請求項2】 回路の動作を断続する動作スイッチを備
え、CPUからの指令に基づいてメモリに格納されたプ
ログラムにしたがって所定の情報処理を実行する情報処
理装置において、前記メモリの一部に動作停止処理禁止
フラグの格納アドレスを割り当てると共に、回路中に当
該フラグがセットされた情報処理を実行中に前記動作ス
イッチがオフ状態に切り換えられたとき、一定時間ごと
に前記CPUに割込み信号を供給するタイマーを設け、
情報処理を実行中に前記動作スイッチがオフ状態に切り
換えられたとき、前記メモリに当該情報処理に関して動
作停止処理禁止フラグがセットされているか否かをチェ
ックし、フラグがセットされている場合には前記タイマ
ーをセットして、当該タイマーに設定された一定時間ご
とに前記フラグがセットされているか否かを繰り返しチ
ェックし、前記フラグのリセットが検出されるまで情報
処理を続行することを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記動作スイ
ッチがオフ状態に切り換えられ、かつ前記メモリに動作
停止処理禁止フラグがセットされているか否かをチェッ
クした結果、当該フラグがセットされていると判定され
た場合、表示装置の表示を断ち、しかる後に、前記フラ
グによって処理途中における動作停止が禁止された情報
処理を続行することを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項4】 請求項1又は2において、前記動作スイ
ッチがオフ状態に切り換えられ、かつ前記メモリに動作
停止処理禁止フラグがセットされているか否かをチェッ
クした結果、当該フラグがセットされていると判定され
た場合、まず表示装置に表示されている表示内容を前記
メモリに退避し、次いで表示装置の表示を断ち、しかる
後に前記フラグによって処理途中における動作停止が禁
止された情報処理を続行することを特徴とする情報処理
装置。 - 【請求項5】 請求項4において、表示装置の表示を断
った後、前記フラグによって処理途中における動作停止
が禁止された情報処理を続行している間に、前記動作ス
イッチが再度オン状態に切り換えられたとき、退避して
ある表示内容を前記表示装置に表示することを特徴とす
る情報処理装置。 - 【請求項6】 請求項4において、前記表示装置の表示
を断つとき、前記メモリの一部に割り当てられたフラグ
格納アドレスに表示消去フラグをセットし、前記情報処
理の続行中に前記表示装置への表示処理が指示されたと
き、前記フラグ格納アドレスに表示消去フラグがセット
されているか否かをチェックし、表示消去フラグがセッ
トされている場合には、前記表示装置への表示処理を行
わないことを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項7】 請求項4において、前記表示装置の表示
を断つとき、前記メモリの一部に割り当てられたフラグ
格納アドレスに表示消去フラグをセットし、前記情報処
理の続行中にキー入力が行われたとき、前記フラグ格納
アドレスに表示消去フラグがセットされているか否かを
チェックし、表示消去フラグがセットされている場合に
は、キー入力処理を行わないことを特徴とする情報処理
装置。 - 【請求項8】 請求項1又は2において、前記動作停止
処理禁止フラグによって処理途中における動作停止が禁
止された情報処理を終了した後、次の情報処理を実行す
る前に、前記動作スイッチのオフ状態が継続されている
か否かをチェックし、継続されている場合にはその時点
で情報処理を停止することを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項9】 請求項1〜5及び8のいずれかにおい
て、前記動作スイッチが、ユーザにより操作されるクロ
ック発振回路のオンオフスイッチであることを特徴とす
る情報処理装置。 - 【請求項10】 請求項1〜5及び8のいずれかにおい
て、前記動作スイッチが、ユーザにより操作される主電
源回路のオンオフスイッチであることを特徴とする情報
処理装置。 - 【請求項11】 請求項1〜5及び8のいずれかにおい
て、前記動作スイッチが、主電源電池の電圧が所定値以
下に低下したときに作動して自動的にクロック発振回路
又は主電源を断つ電池電圧検出器であることを特徴とす
る情報処理装置。 - 【請求項12】 請求項1〜5及び8のいずれかにおい
て、前記動作スイッチとして、ユーザにより操作される
オンオフスイッチと、主電源電池の電圧が所定値以下に
低下したときに自動的に作動する電池電圧検出器の双方
を備えていることを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6135829A JPH0773116A (ja) | 1993-07-07 | 1994-06-17 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-168033 | 1993-07-07 | ||
JP16803393 | 1993-07-07 | ||
JP6135829A JPH0773116A (ja) | 1993-07-07 | 1994-06-17 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0773116A true JPH0773116A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=26469587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6135829A Pending JPH0773116A (ja) | 1993-07-07 | 1994-06-17 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0773116A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006062156A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Canon Inc | 印刷装置、印刷装置の制御方法、および印刷装置の制御プログラム |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP6135829A patent/JPH0773116A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006062156A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Canon Inc | 印刷装置、印刷装置の制御方法、および印刷装置の制御プログラム |
JP4594003B2 (ja) * | 2004-08-26 | 2010-12-08 | キヤノン株式会社 | 印刷装置、および印刷装置の制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040727 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050412 |