JPH06149403A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH06149403A
JPH06149403A JP4295300A JP29530092A JPH06149403A JP H06149403 A JPH06149403 A JP H06149403A JP 4295300 A JP4295300 A JP 4295300A JP 29530092 A JP29530092 A JP 29530092A JP H06149403 A JPH06149403 A JP H06149403A
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factor
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JP4295300A
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Tatsuya Sakai
達也 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システムの切換を自由にするとともに、電力
の節約も可能にする。 【構成】 ハードディスク66などの外部記憶媒体に、
複数個の環境退避エリアを設け、サスペンドディスク機
能稼働通知装置16が操作された場合には、いずれの環
境退避エリアに揮発性のシステム状態・環境情報を退避
するかを利用者に指定させる。電源投入時には、表示装
置24および入力装置26を用いて、利用可能な退避エ
リアの1つからの復帰、または通常起動を選択させる。
複数個の環境退避エリアを有するために、複数のシステ
ムを自由に切換えて使用できる。サスペンドディスク機
能を用いることができるために、電力の節約も可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーソナルコンピュ
ータなどの情報処理装置に関し、特に、バッテリ駆動の
際のパワーセービング機能として通常実施されているサ
スペンドディスク機能およびレジューム機能を有する情
報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリ駆動可能なパーソナルコンピュ
ータなどの情報処理装置において、パワーセービングを
目的として使用される機能としてサスペンドディスク機
能およびレジューム機能がある。
【0003】サスペンドディスク機能は、システムに付
加されている表示デバイスやRAM(Random A
ccess Memory)などの各種デバイスの状態
・環境をハードディスクなどの外部記憶媒体に確保され
たデバイス状態・環境情報の退避エリア(以後「環境退
避エリア」と呼ぶ)に退避した後、システム本体をパワ
ーオフする機能である。レジューム機能とは、次の電源
投入時に、環境退避エリアに退避されている各種デバイ
ス状態・環境情報を基に、システムを復帰させる機能で
ある。
【0004】図6、従来のサスペンドディスク機能のフ
ローチャートである。図6を参照して、まずサスペンド
ディスク機能が稼働するための要因が発生する。サスペ
ンドディスク機能が稼働するための要因としては、以下
のようなものがある。
【0005】(1) 予め装置に設けられたサスペンド
ディスク機能稼働ボタンを押下する。
【0006】(2) 液晶表示装置(LCD)などの表
示パネルがクローズされたことをスイッチにより検出す
る。
【0007】(3) システムアイドル状態、すなわち
利用者によるキー入力などのオペレーションが実施され
ない状態が所定時間継続したことを検出する。
【0008】これらの要因が発生すると、ステップS0
21において、パワーオフされた場合に状態・環境が揮
発されるデバイス、すなわち、メモリ・表示デバイスな
どの各種デバイスの状態と環境を、ハードディスクなど
の外部記憶媒体に確保された環境退避エリアに退避す
る。そのとき、次の起動時に通常起動を実施するのか、
レジューム機能を動作させるかの判断ができるように、
ステップS022でサスペンドディスク状態を示すフラ
グをシステム管理用のRAMに設定する。サスペンドデ
ィスク状態とは、サスペンドディスク機能によってシス
テムのパワーダウンが行なわれた状態をいう。またシス
テム管理用RAMは、パワーオフされても揮発されない
ようにバッテリなどによりバックアップされている。
【0009】その後、ステップS023においてシステ
ム電源オフを実施する。レジューム機能は、図7を参照
して次のように行なわれる。電源投入が行なわれると、
まずステップS031で、各種デバイスの初期化が行な
われる。ここでは、システムに接続された各種デバイス
の接続状態のチェックや環境の仮設定などが行なわれ
る。
【0010】続いてステップS032では、図6のステ
ップS022で設定されたフラグを参照することによ
り、サスペンドディスク状態からの復帰(レジューム)
を実施するのか、通常起動を実施するのかについての判
断が行なわれる。レジューム機能を実施するのであれば
処理はステップS034に、通常起動を行なうのであれ
ば処理はステップS033にそれぞれ進む。
【0011】通常起動の場合には、ステップS033
で、OS(オペレーティングシステム)のローディング
処理などが実施され、通常の手順に従ってシステムが起
動される。
【0012】一方、レジューム機能を行なう場合にはま
ずステップS034で、システム管理用RAMに設けら
れたサスペンドディスク状態を示すフラグをリセットす
る。
【0013】続いてステップS035で、図6のステッ
プS021で外部記憶媒体の環境退避エリアに退避され
ていた内容に従って、各種デバイスの状態・環境を復帰
させる。これによりシステム環境がサスペンドディスク
機能の要因が発生した時点にまで復帰され、システムの
稼働が可能になる。
【0014】図8は、従来の情報処理装置の外部記憶媒
体の記憶領域80のフォーマットである。図8を参照し
てこの記憶領域80は、ディスク管理テーブル82と、
OS管理領域84と、環境退避エリア86と、空エリア
88とに区分される。環境退避エリア86には、図6の
ステップS021において、メモリ・表示デバイス等の
環境・状態が退避される。
【0015】このような従来のサスペンドディスク/レ
ジューム機能は、主としてバッテリ駆動時の情報処理装
置のパワーセービング機能として用いられていた。たと
えばバッテリ駆動でワードプロセッサを使用中、バッテ
リ残料が少なくなったときを考える。この場合比較的電
力を消費する文書データの登録を実施する代わりに、上
述したサスペンドディスク機能を用いる。すなわち、一
時的にシステムの現状を退避した後、一旦電源オフ状態
とする。そして、将来AC(交流電源)利用等が可能な
状況となったときにレジューム機能を用いて電源オンす
ることで、以前と同様の文書データ作成状態に復帰し、
サスペンドディスク機能を稼働させた時点の続きから処
理を続行する。このようにサスペンドディスク/レジュ
ーム機能は、主としてバッテリ駆動時の情報処理装置の
パワーセービング機能として設計され、利用されている
機能である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなサ
スペンドディスク/レジューム機能を用いた場合には、
サスペンドディスク機能が実行された時点のシステム状
態をレジューム機能によって再現することができるにす
ぎず、たとえばレジューム時に他のシステム環境でシス
テムを立ち上げたり、あるいはサスペンドディスク状態
が実行された状態への復帰ではなく、通常起動を実施し
たりすることはできなかった。
【0017】一方、従来のパーソナルコンピュータにお
いてOSレベルで、あるアプリケーションの実行中に別
のアプリケーションを起動させることは可能である。し
かし、この場合には同一の環境下(ハードウェア環境な
ど)で動作するアプリケーションでなければならないと
いう制限があり、異なった環境下で動作するアプリケー
ションの同時使用は不可能であった。また、たとえ同一
環境下で動作するアプリケーションであっても、2つ以
上のアプリケーションがメモリ上に存在することになる
ために、メモリ容量上の問題が生ずる。また、このよう
な複数のアプリケーションの実行という機能と、サスペ
ンドディスク機能/レジューム機能で実現されるパワー
セービング機能との間の融合性もなく、情報処理装置の
利用可能な局面を狭くしているという問題点があった。
【0018】それゆえに請求項1に記載の発明の目的
は、数種類のシステムを自由に切換えて処理を行なうこ
とができる情報処理装置を提供することである。
【0019】請求項2記載の発明の目的は、電力を節約
することと、複数種類のシステムを自由に切換えて処理
を行なうこととが可能な情報処理装置を提供することで
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、システム状態を保持し、保持したシステム状
態に基づいて情報処理システムの管理を行なうためのシ
ステム管理手段と、複数個のシステム状態記憶手段と、
システム状態記憶手段の1つを使用者に選択させるため
の選択手段と、システム状態の退避要因および復元要因
の発生を検知するための第1の検知手段と、第1の検知
手段がシステム状態の退避要因の発生を検知したことに
応答して、選択手段を起動し、システム管理手段に保持
されているシステム状態を、システム状態記憶手段のう
ちの、選択されたシステム状態記憶手段に退避するため
の第1の退避手段と、第1の検知手段がシステム状態の
復元要因を検知したことに応答して、選択手段を駆動
し、選択されたシステム状態記憶手段からシステム状態
をシステム管理手段に復元するための復元手段とを含
む。
【0021】請求項2に記載の情報処理装置は、請求項
1に記載の装置であって、システム管理手段は、電源の
供給が終了されるとともにシステム状態が記憶を失う揮
発性のものである。各システム状態記憶手段は不揮発性
記憶手段を含む。この情報処理装置はさらに、システム
管理手段への電源の供給の終了要因の発生を検知するた
めの第2の検知手段と、第2の検知手段が電源の供給の
終了要因の発生を検知したことに応答して、システム管
理手段に保持されているシステム状態を、予め定められ
たシステム状態記憶手段に退避するための第2の退避手
段とを含む。
【0022】
【作用】請求項1に記載の情報処理装置では、システム
管理手段はシステム状態を保持し、保持したシステム状
態に基づいて情報処理システムの管理を行なう。システ
ム状態の退避要因を発生すると第1の検知手段がこれを
検知し、これに応答して、第1の退避手段が選択手段を
起動する。システム状態記憶手段の1つを使用者に選択
させた後、システム管理手段に保持されているシステム
状態を、選択されたシステム状態記憶手段に退避する。
さらに第1の検知手段がシステム状態の復元要因を検知
したことに応答して、復元手段が選択手段を駆動し、選
択されたシステム状態記憶手段からシステム状態をシス
テム管理手段に復元する。
【0023】請求項2に記載の情報処理装置において、
システム管理手段は、電源の供給が終了するとともにシ
ステム状態の記憶を失う。しかし、システム管理手段へ
の電源の供給の終了要因発生が第2の検知手段によって
検知されると、それに応答して、第2の退避手段が、シ
ステム管理手段に保持されているシステム状態を、予め
定められたシステム状態記憶手段に退避する。そしてシ
ステム管理手段への電源の供給の開始の際には、システ
ムの復元要因が発生して検知され、その結果復元手段が
選択手段を起動し、選択されたシステム状態記憶手段か
らシステム状態をシステム管理手段に復元する。各シス
テム状態記憶手段は不揮発性記憶手段を含むために、情
報処理装置への電源の供給が終了してもその内容は失わ
れず、電源の供給の開始時には、電源の供給の終了時の
システム状態を含む、退避されていた複数通りのシステ
ム状態の任意の1つを復元することができる。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の、パーソナルコ
ンピュータやワードプロセッサなどの情報処理装置のシ
ステム構成を示すブロック図であり、図2はその概略の
外観図である。主として図1を参照して、この情報処理
装置は、中央処理装置10と、中央処理装置10に接続
されたハードディスク等からなる外部記憶媒体14と、
使用者がサスペンドディスク機能を稼働させる際に押下
するためのサスペンドディスク機能稼働通知装置16
と、使用者が折りたたみ式のLCDパネルをクローズし
たときにそれを検出して中央処理装置10にその旨の信
号を与えるためのパネルクローズ検出用スイッチ18
と、システム管理用RAM20と、サスペンドディスク
機能およびレジューム機能を行なうためのプログラムが
格納されたROM記憶部22と、中央処理装置10に接
続された、揮発性の装置群12とを含む。
【0025】揮発性の装置群12とは、パワーオフされ
ると状態・環境が揮発されるデバイ群であり、LCDパ
ネルなどの表示装置24と、キーボードなどの入力装置
26と、その他不揮発性のデバイス28と、RAM記憶
部30とを含む。
【0026】図2を参照して、この情報処理装置60の
場合、本体に開閉可能にLCDパネルの表示装置24が
取付けられている。本体の上面部分には入力装置26
(キーボード)が設けられている。本体内部には外部記
憶媒体14(図1参照)としてのハードディスク66が
設けられ、また本体前面には、同じく外部記憶媒体14
としてのフロッピーディスクドライブ68が設けられて
いる。本体上面の右上隅には電源スイッチ62が設けら
れ、上辺中央部分にはサスペンドディスク機能稼働通知
装置16が設けられている。また本体上面の後縁付近に
は、表示装置24がクローズされたときにそれを検出す
るための前述のパネルクローズ検出用スイッチ18が設
けられている。
【0027】図3は、この実施例の情報処理装置で実行
されるサスペンドディスク機能のフローチャートであ
る。図3を参照して、まずサスペンドディスク機能が稼
働するための要因が発生してこのフローチャートに従っ
た処理が開始される。サスペンドディスク機能が稼働す
るための要因としては、従来と同様に以下のものが考え
られる。
【0028】(1) サスペンドディスク機能稼働通知
装置16を押下する。 (2) パネルクローズ検出用スイッチ18が表示装置
24により押下される。
【0029】(3) システムアイドル状態が所定時間
以上継続したことが検出される。すなわち、一定時間以
上利用者がキー入力などのオペレーションを実施せずタ
イムアウトが検出される。
【0030】これらサスペンドディスク機能稼働の要因
が発生すると、その情報が図1に示される中央処理装置
10に通知される。中央処理装置10は、この通知に応
答してROM記憶部22に格納されているサスペンドデ
ィスクコード部を実行する。
【0031】サスペンドディスクコード部では、まずス
テップS001でサスペンドディスク発生要因を調べ、
サスペンドディスク機能稼働通知装置16によるものか
どうかについての判断を行なう。もしもサスペンドディ
スク機能稼働通知装置16によるものであれば処理はス
テップS002に進み、それ以外の場合に処理はステッ
プS003に進む。
【0032】ステップS002では、図1、2に示され
る表示装置24上に、利用可能な環境退避エリアを表示
し、どの環境退避エリアにシステム状態・環境を登録す
るのかを利用者に選択させる処理が行なわれる。この選
択は、使用者によって図1に示される入力装置26を用
いて行なわれる。ステップS002の後、処理はステッ
プS004に進む。
【0033】一方、サスペンドディスク機能稼働通知装
置16によるものでない場合には、処理はステップS0
03に進み、ステップS003では、使用者に環境退避
エリアを選択させることなく、特定の環境退避エリアに
システム状態・環境を登録する。この後、処理はステッ
プS004に進む。このようにサスペンドディスク機能
稼働通知装置16によって発生した要因以外の要因に対
して、利用者によって環境退避エリアを選択させないよ
うにしたのは次のような理由による。サスペンドディス
ク機能稼働通知装置16以外の要因としては、主として
パワーセービング機能が働いたものと考えることができ
る。この場合には上述の(3)のように自動的にサスペ
ンドディスク機能が稼働したことが考えられる。このと
き、利用者は環境退避エリアの選択を実施することはで
きない。そのために、このような場合には特定の環境退
避エリアに対して、自動的にシステム状態・環境を登録
するものである。
【0034】続いてステップS004では、ステップS
002またはS003で選択された環境退避エリア(図
2に示されるハードディスク66など)に対して、揮発
性の装置群12の各種デバイスの状態・環境を退避す
る。
【0035】ステップS004の後、ステップS005
でシステム電源をオフする処理が行なわれる。
【0036】続いて図4を参照して、図2に示される電
源スイッチ62をON側にスライドさせることによりこ
の情報処理装置の電源が投入された場合に実行される処
理について説明する。電源が投入された場合には、当然
中央処理装置10に対して電源の投入を示す信号が与え
られる。
【0037】図4を参照して、まずステップS010
で、各種デバイスの初期化が行なわれる。これは従来と
同様である。ここで行なわれる処理としては、各種デバ
イスの接続状態のチェックや環境の仮設定などが含まれ
る。
【0038】続いてステップS011では、どの環境退
避エリアに退避されている情報に従って起動(レジュー
ム)するか、または通常起動を実施するかを利用者によ
って選択させる処理が行なわれる。この処理は、たとえ
ば図2に示されるように、表示装置24上に起動時表示
画面64を表示し、この画面上に利用可能な環境回避エ
リアを表示する。利用者は、入力装置26を用いて、利
用する環境退避エリアの番号または通常起動に対応する
番号を入力する。
【0039】ステップS012では、ステップS011
で入力された値が、通常起動を選択したことを示すもの
かどうかについての判断が行なわれる。通常起動が選択
されたと判断した場合には処理はステップS013に、
通常起動以外の処理、すなわち環境退避エリアによるレ
ジューム処理が選択された場合には処理はステップS0
14にそれぞれ進む。
【0040】ステップS013では、通常起動が行なわ
れ、OSのローディング処理など通常のシステム起動処
理が行なわれてシステムの稼働状態となる。
【0041】一方ステップS014では、ステップS0
11で選択された外部記憶媒体内の環境退避エリアの内
容に従って各種デバイスの状態・環境を復帰させる。す
なわち、システム環境が復帰され、この環境退避エリア
にシステム環境が退避された時点のシステム環境と同様
の環境が復元され、その時点からの、システムの動作が
再開される。
【0042】以上のようにステップS013、またはS
014の処理が行なわれた後電源投入時の処理が終了す
る。
【0043】図5は、本発明に利用される外部記憶媒体
14(図1参照)、たとえば図2に示されるハードディ
スク66の記憶領域のフォーマットの一例を示す。図5
(a)を参照して、ハードディスク66の領域40は、
ディスク管理テーブル42と、OS管理領域44と、環
境退避エリア管理テーブル46と、複数個の環境退避エ
リア48a、48b、48c、…と、空きエリア50と
に区分されている。図5(a)の記憶領域の区分は、環
境退避エリア管理テーブルエリア46が設けられている
点で、図8に示される従来のフォーマットと異なってい
る。
【0044】環境退避エリア管理テーブルエリア46
は、図5(b)を参照して、各環境退避エリア48a、
48b、48cのための情報エリア52a、52b、…
が含まれる。
【0045】各情報エリア、たとえば第1の環境退避エ
リア48aの情報エリア52aは、格納位置情報と、登
録日付情報と、属性情報となどを含む。格納位置情報
は、それぞれの環境退避エリアの外部記憶媒体上の物理
的な位置を表わす。登録日付情報は、該当する環境退避
エリアにシステム環境が最後に登録された日付を示す。
属性情報は、該当する環境退避エリアが、利用者がシス
テム環境を登録することができる環境退避エリアである
のか、システム専用で利用者が変更することのできない
環境退避エリアであるのかを表わす情報や、サスペンド
ディスク機能稼働通知装置以外による環境退避の際に使
用される環境退避エリアかどうかを表わす情報と、空き
状態の環境退避エリアか、すでに登録済みの環境退避エ
リアかを表わす情報とが格納されている。こうした環境
退避エリアごとに設けられた情報エリアの情報に基づ
き、環境退避エリアの管理が行なわれる。
【0046】以上のように本実施例の情報処理装置で
は、電源投入時に利用者がいずれの環境退避エリアの情
報に基づいて起動処理を行なうかを指定することができ
る。この点で従来のように自動的にサスペンドディスク
状態か通常パワーオフ状態かを判断して起動処理を実施
するものとは異なる。そのために、従来のような「シス
テムの中断/再開」という一連の処理形態ではなく、
「システム環境の登録」と「システム環境の復帰」とい
う全く独立した2つの処理形態を用いてシステムの設定
を行なう。
【0047】このようにすることにより、現在実行中の
アプリケーション処理、たとえばワードプロセッサによ
る文書入力処理を一旦中断してパワーオフをした後、次
の電源投入時には全く別のアプリケーション処理、たと
えばデータベースソフトウェアを駆動させることが可能
となる。これは、不揮発性の外部記憶媒体にシステム環
境を登録するエリアを複数個設け、処理の再開時にはい
ずれかの環境退避エリアを指定してシステム環境を復元
することができるためである。この場合、従来のように
同一環境下で動作するアプリケーションでなければなら
ないという制限はなく、また2つ以上のアプリケーショ
ンを同時にメモリ上に存在させる必要もないため、メモ
リ容量上の問題が生ずるおそれはない。そして、パワー
オフを挟んで全く異なる2つのシステムを切換えて利用
することができる。またパワーオフは必ずしも必要では
なく、システム環境の登録とシステム環境の復帰とを続
けて行なうことによりシステムの切換えをすることも容
易に行なえる。
【0048】しかも、上述の実施例に示されるように、
本発明に係る情報処理装置では、サスペンドディスク機
能をパワーセービング機能として用いることが可能で、
電力を節約しながらシステム環境の切換を行なうことが
できる。また、複数の環境退避エリアを用い、システム
環境の切換を自由に行なうことができるため、複数のア
プリケーションを相互に、自由な順序で実行することが
可能となる。
【0049】また、デフォルトのシステム環境を予め用
意することにより、OSのローディング処理を実行せず
にシステムの切換を行なうことができる。これは、シス
テムに含まれるRAMの内容も環境退避エリアに退避さ
れ、電源投入時に以前の状態に復帰されるためである。
この場合には、利用者から見るとOSのローディング処
理が省略され、直接アプリケーションが起動されるよう
に見え、情報処理装置の適用可能な局面をより広げるこ
とができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の情報処理
装置では、システム状態の退避要因が発生したときに
は、システム管理手段に保持されているシステム状態
を、任意のシステム状態記憶手段に退避することができ
る。またシステム状態の復元要因が発生すると、任意の
システム状態記憶手段からシステム状態をシステム管理
手段に復元することができる。システム状態の退避先と
復元先とが別個に指定できるために、数種類のシステム
を自由に切換えて処理を行なうことができる。実施例の
ようにシステム状態記憶手段の1つを通常起動のために
用いることにより、システムの退避/復元と通常起動と
を選択することも可能になる。
【0051】請求項2に記載の情報処理装置では、シス
テム管理手段は、電源の供給が終了するとともにシステ
ム状態の記憶を失う。しかし、電源の供給の終了に先立
って、予め定められたシステム状態記憶手段にシステム
状態が退避される。電源の供給の開始を含むシステム状
態の復元要因が検知されると、選択手段によって選択さ
れたシステム状態記憶手段からシステム状態がシステム
管理手段に復元される。各システム状態記憶手段は不揮
発性記憶手段を含むために、情報処理装置への電源の供
給が終了してもその内容は失われず、電源の供給が再開
されるとともに、電源の供給の終了前のシステム状態や
通常起動状態を含む、退避されていた任意のシステム状
態を復元することができる。その結果、電力を節約する
ことと、数種類のシステムを自由に切換えて処理を行な
うこととが可能な情報処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の情報処理装置のブロック図
である。
【図2】一実施例の情報処理装置の外観図である。
【図3】サスペンドディスク機能のフローチャートであ
る。
【図4】電源投入時のシステム状態復帰処理のフローチ
ャートである。
【図5】一実施例の外部記憶媒体の記憶領域フォーマッ
トを示す模式図である。
【図6】従来のサスペンドディスク機能のフローチャー
トである。
【図7】従来の電源投入時のシステム起動処理のフロー
チャートである。
【図8】従来の情報処理装置の外部記憶媒体の記憶領域
のフォーマットを示す模式図である。
【符号の説明】
10 中央処理装置 12 揮発性装置部 14 外部記憶媒体 16 サスペンドディスク機能稼働通知装置 18 バネルクローズ検出用スイッチ 20 システム管理用RAM 22 ROM記憶部 24 表示装置 26 入力装置 28 その他デバイス 30 RAM記憶部 46 環境退避エリア管理テーブル 48a〜48c 環境退避エリア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理システムにおいて用いられる情
    報処理装置であって、 システム状態を保持し、保持したシステム状態に基づい
    て前記情報処理システムの管理を行なうためのシステム
    管理手段と、 複数個のシステム状態記憶手段と、 前記複数個のシステム状態記憶手段の1つを使用者に選
    択させるための選択手段と、 システム状態の退避要因および復元要因の発生を検知す
    るための第1の検知手段と、 前記第1の検知手段がシステム状態の退避要因の発生を
    検知したことに応答して、前記選択手段を起動し、前記
    システム管理手段に保持されているシステム状態を、前
    記システム状態記憶手段のうちの、選択されたシステム
    状態記憶手段に退避するための第1の退避手段と、 前記第1の検知手段がシステム状態の復元要因を検知し
    たことに応答して、前記選択手段を起動し、選択された
    システム情報記憶手段からシステム状態を前記システム
    管理手段に復元するための復元手段とを含む、情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記システム管理手段は、電源の供給が
    終了されるとともにシステム状態の記憶を失う揮発性の
    ものであり、 各前記システム状態記憶手段は不揮発性記憶手段を含
    み、 前記情報処理装置はさらに、 前記システム管理手段への電源の供給の終了要因の発生
    を検知するための第2の検知手段と、 前記第2の検知手段が電源の供給の終了要因の発生を検
    知したことに応答して、前記システム管理手段に保持さ
    れているシステム状態を、予め定められた前記システム
    状態記憶手段に退避するための第2の退避手段とを含
    み、 前記システム状態の復元要因は、前記システム管理手段
    への電源の供給の開始を含む、請求項1に記載の情報処
    理装置。
JP4295300A 1992-11-04 1992-11-04 情報処理装置 Withdrawn JPH06149403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4295300A JPH06149403A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 情報処理装置

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