JP2001014050A - 情報処理装置及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2001014050A
JP2001014050A JP11183855A JP18385599A JP2001014050A JP 2001014050 A JP2001014050 A JP 2001014050A JP 11183855 A JP11183855 A JP 11183855A JP 18385599 A JP18385599 A JP 18385599A JP 2001014050 A JP2001014050 A JP 2001014050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
system state
state
storage
difference information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11183855A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sato
健治 佐藤
Katsuyuki Itakura
克幸 板倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP11183855A priority Critical patent/JP2001014050A/ja
Publication of JP2001014050A publication Critical patent/JP2001014050A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、装置起動時に、任意のシステムの
使用状態に素早く復帰することができる情報処理装置を
提供する。 【解決手段】 複数の異なったシステム使用中のシステ
ムのメモリ状態を記憶媒体8に保存し、記憶媒体8に保
存された複数の異なったメモリ状態のうち、任意の1つ
メモリ状態をユーザに選択させて、選択されたメモリ状
態を、前記記憶媒体8からRAM5に読み込むことによ
りシステムのメモリ状態を復元する情報処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種情報処理を実
行するコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種情報処理を実行するコンピュ
ータシステムの使用状態を、以前の使用状態に復元させ
る技術として、コンピュータシステムの使用中に、その
使用状態が記憶されるRAM等のメモリ状態(アプリケ
ーションプログラムの使用状態、処理中のデータ等)を
ハードディスク等の記憶装置に保存し、コンピュータシ
ステムを起動する際に、その保存したシステムのメモリ
状態を読み込むことによって、コンピュータシステムの
使用状態を以前の使用状態に復元させるセーブトゥディ
スクと呼ばれる技術が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記セ
ーブトゥディスクでは、直前に保存したシステムのメモ
リ状態によってのみコンピュータシステムの使用状態が
復元されるため、復元させる使用状態を、ユーザによっ
て任意に選択することができないという問題があった。
【0004】本発明の課題は、装置起動時に、任意のシ
ステムの使用状態に素早く復帰することができる情報処
理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明は、複数の異なったシステム使用中
のシステム状態情報を記憶保持するシステム状態記憶保
持手段(例えば、図1に示す記憶媒体8;図3に示す
「電源OFF処理」のフローチャートのステップS3;
図6に示す「状態保存処理」のフローチャートのステッ
プS42に対応する。)と、前記システム状態記憶保持
手段に記憶された複数の異なったシステム状態情報のう
ち、任意の1つのシステム状態情報を選択するシステム
状態選択手段(例えば、図1に示す入力装置3;図4お
よび図5に示す「電源ON/再起動処理」のフローチャ
ートのステップS14、ステップS19、ステップS2
4、およびステップS28に対応する。)と、前記シス
テム状態選択手段により選択されたシステム状態情報
を、前記システム状態記憶保持手段より読み込むことに
よりシステム状態を復元するシステム状態復元手段(図
4および図5に示す「電源ON/再起動処理」のフロー
チャートのステップS21、ステップS25、ステップ
S29、およびステップS31に対応する。)と、を備
えたことを特徴としている。
【0006】この請求項1記載の発明によれば、複数の
異なったシステム使用中のシステム状態情報を記憶保持
するシステム状態記憶保持手段と、前記システム状態記
憶保持手段に記憶された複数の異なったシステム状態情
報のうち、任意の1つのシステム状態情報を選択するシ
ステム状態選択手段と、前記システム状態選択手段によ
り選択されたシステム状態情報を、前記システム状態記
憶保持手段より読み込むことによりシステム状態を復元
するシステム状態復元手段と、を備えた。
【0007】したがって、複数の異なったシステム使用
中のシステム状態情報を記憶保持し、記憶保持された複
数のシステム状態情報から任意のシステム状態情報を選
択してシステム状態の復元を可能にしたので、ユーザの
使用目的に合わせてシステム状態を復元することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明を適用した情報処理装置の一実施の形態を詳細に説明
する。
【0009】図1は、本発明の情報処理装置としてのコ
ンピュータ1の要部構成を示すブロック図である。この
図1において、コンピュータ1は、CPU2、入力装置
3、表示装置4、RAM5、出力装置6、記憶装置7、
および記憶媒体8によって構成されており、記憶媒体8
を除く各部は、バス9によって接続されている。
【0010】CPU(Central Processing Unit)2
は、記憶装置7内に格納されている基本制御プログラム
等の各種プログラム及びデータをRAM5内の図示しな
いプログラム格納領域に展開し、入力装置3から入力さ
れる各種指示あるいはデータをRAM5内に一時的に格
納し、この入力指示及び入力データに応じて記憶装置7
内に格納されたプログラムに従って処理を実行する。ま
た、CPU2は、その処理結果をRAM5内に格納する
とともに、表示装置4に表示する。そして、RAM5に
格納した処理結果を入力装置3から入力指示される記憶
装置7内の保存先に保存する。
【0011】CPU2は、後述する「電源OFF処理」
において、記憶媒体8のサスペンド状態情報保存領域8
2に保存されているサスペンドフラグ82aを“ON”
に設定して電源をOFFする場合、現在のシステムのメ
モリ状態から起動状態情報と、この起動状態からの差分
情報とを抽出し、抽出した差分情報を記憶媒体8の該当
する状態保存領域に追加保存する。そして、CPU2
は、追加保存された差分情報に対してサスペンド情報ポ
インタ82bを設定し、サスペンドフラグ82aを“O
N”に設定して、電源をOFFする。また、サスペンド
フラグ82aを“ON”に設定しない場合、CPU2
は、サスペンドフラグ82aを“OFF”に設定して、
電源をOFFする。
【0012】また、後述する「電源ON/再起動処理」
において、CPU2は、サスペンドフラグ82aの設定
を確認し、サスペンドフラグ82aが“ON”に設定さ
れている場合、CPU2は、サスペンド状態、デフォル
ト状態、および通常起動状態から起動状態が選択可能で
ある選択メニューを表示装置4に表示する。また、サス
ペンドフラグ82aが“OFF”に設定されている場
合、CPU2は、デフォルト状態および通常起動状態か
ら起動状態が選択可能である選択メニューを表示装置4
に表示し、この選択メニューから起動状態を、ユーザに
入力装置3によって選択入力させる。
【0013】そして、ユーザによって通常起動状態が選
択された場合、CPU2は、記憶媒体8の通常起動状態
保存領域83に保存された通常起動状態情報83aを読
み込んで、初期状態からシステムを起動する。
【0014】次に、通常起動状態からの差分情報が記憶
媒体8の通常起動状態保存領域83に保存されていない
場合、CPU2は、そのままシステム動作を続行する。
また、通常起動状態からの差分情報が保存されている場
合、CPU2は、保存された差分情報が選択可能である
選択メニューを表示装置4に表示し、この選択メニュー
から通常起動状態からの差分情報を、ユーザに入力装置
3によってユーザに選択入力させる。
【0015】そして、ユーザによって差分情報が選択さ
れた場合、CPU2は、選択された差分情報を記憶媒体
8からRAM5に読み込んで、システムのメモリ状態を
復元し、システム動作を続行する。また、差分情報が選
択されなかった場合、CPU2は、そのままシステム動
作を続行する。
【0016】また、ユーザによってデフォルト状態が選
択された場合、CPU2は、記憶媒体8に記憶されてい
る複数のデフォルト状態情報から1つのデフォルト状態
情報が選択可能である選択メニューを表示装置4に表示
し、この選択メニューから1つのデフォルト状態情報を
ユーザに入力装置3によって選択入力させ、この選択さ
れたデフォルト状態情報を記憶媒体8からRAM5に読
み込んで、システムのメモリ状態を復元する。
【0017】そして、このデフォルト状態からの差分情
報が保存されている場合、CPU2は、記憶媒体8に保
存されている差分情報が選択可能である選択メニューを
表示装置4に表示し、この選択メニューからデフォルト
状態からの差分情報を、ユーザに入力装置3によって選
択入力させる。さらに、この選択された差分情報を記憶
媒体8からRAM5に読み込んで、システムのメモリ状
態を復元し、システム動作を続行する。また、差分情報
が保存されていない場合、CPU2は、そのままシステ
ム動作を続行する。
【0018】また、ユーザによってサスペンド状態が選
択された場合、CPU2は、記憶媒体8のサスペンド状
態情報保存領域82に保存され、「電源OFF処理」で
設定されたサスペンド状態ポインタ82bの設定を読み
込む。そして、CPU2は、読み込んだサスペンド状態
ポインタ82bに設定されている起動状態情報と、起動
状態からの差分情報とを記憶媒体8からRAM5に読み
込んで、システムのメモリ状態を復元し、システム動作
を続行する。
【0019】また、後述する「状態保存処理」におい
て、システム動作中のRAM5のメモリ状態を保存する
際に、CPU2は、システムのメモリ状態から起動状態
情報と、この起動状態からの差分情報を抽出し、抽出し
た差分情報を該当する起動状態からの差分情報として記
憶媒体8に追加保存する。
【0020】また、後述する「差分情報削除処理」にお
いて、電源OFF時およびシステム動作中のメモリ状態
を保存する際に、CPU2は、記憶媒体8に保存された
起動状態からの差分情報を、ユーザに入力装置3によっ
て指定させる。そして、CPU2は、指定された差分情
報を記憶媒体8から削除する。
【0021】入力装置3は、カーソルキー、数字入力キ
ー及び各種機能キー等を備えたキーボード及びマウスを
含み、押下されたキーの押下信号やマウスの位置信号を
CPU2に出力する。
【0022】表示装置4は、CRT(Cathode Ray Tub
e)等によって構成され、CPU2から入力される表示
データを表示する。
【0023】RAM(Random Access Memory)5は、C
PU2が上記アプリケーションプログラムを実行する際
に各種データを展開するメモリ領域を形成する。
【0024】出力装置6は、プリンタ等によって構成さ
れ、CPU2から入力されるデータを出力する。
【0025】記憶装置7は、プログラムやデータ等が記
憶される記憶媒体8を有しており、この記憶媒体8は、
磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで、構
成されている。また、記憶媒体8は、記憶装置7に固定
的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであ
る。
【0026】この記憶媒体8に記憶するプログラム、デ
ータ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から
受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、通信回線
等を接続された他の機器側に上記記憶媒体を備えた記憶
装置を設け、この記憶装置に記載されているプログラ
ム、データを通信回線を介して使用する構成にしてもよ
い。
【0027】図2は、記憶装置7内の記憶媒体8におい
て、プログラム、データ等の保存領域および保存内容を
示す図である。同図に示すように、記憶媒体8は、起動
情報ポインタ保存領域81、サスペンド状態情報保存領
域82、通常起動状態保存領域83、デフォルト1状態
保存領域84、デフォルト2状態保存領域85、および
OS保存領域86によって構成される。
【0028】起動情報ポインタ保存領域81は、起動情
報ポインタ81aが保存されている。ここで、起動情報
ポインタ81aとは、現在のシステムのメモリ状態を起
動した起動状態情報へのポインタである。例えば、電源
ON時に、デフォルト1状態が選択された場合には、起
動情報ポインタ81aは、後述するデフォルト1状態情
報84aを指示する。
【0029】サスペンド状態情報保存領域82は、サス
ペンドフラグ82a及びサスペンド情報ポインタ82b
が保存されている。
【0030】サスペンドフラグ82aは、サスペンドデ
ータの有無を示し、サスペンドフラグ82aが“ON”
の場合は、記憶媒体8内にサスペンドデータを有してい
る。即ち、電源OFF時に、後述するサスペンド情報ポ
インタ82bが、該当する起動状態からの差分情報に設
定されている。また、サスペンドフラグ82aが“OF
F”の場合は、記憶媒体8内にサスペンドデータを有し
ていない。
【0031】サスペンド情報ポインタ82bは、電源O
FF時に追加保存された差分情報へのポインタである。
例えば、前回の起動状態が通常状態から行われて、かつ
前回の電源OFF時に保存された差分情報が差分情報2
の場合には、サスペンド情報ポインタ82bは、後述す
る通常状態からの差分情報2(83c)を指示する。
【0032】通常起動状態保存領域83は、通常起動状
態情報83a、通常起動状態からの差分情報1(83
b)、通常起動状態からの差分情報2(83c)、…が
保存されている。
【0033】通常起動状態情報83aは、初期状態から
立ち上げた直後の状態の情報である。通常起動状態から
の差分情報1(83b)、通常起動状態からの差分情報
2(83c)、…は、各々通常起動状態からの変化内容
の情報である。
【0034】デフォルト1状態保存領域84は、デフォ
ルト1状態情報84a、デフォルト1状態からの差分情
報1(84b)、デフォルト1状態からの差分情報2
(84c)、…が保存されている。
【0035】デフォルト1状態情報84aは、例えば、
ある業務アプリケーションとその関係データを読み込ん
だ状態のような、デフォルト1状態の情報である。デフ
ォルト1状態からの差分情報1(84b)、デフォルト
1状態からの差分情報2(84c)、…は、デフォルト
1状態からの変化内容の情報である。
【0036】デフォルト2状態保存領域85は、デフォ
ルト2状態情報85a、デフォルト2状態からの差分情
報1(85b)、デフォルト2状態からの差分情報2
(85c)、…が保存されている。
【0037】デフォルト2状態情報85aは、例えば、
ある文書アプリケーションを読み込んだ状態のような、
デフォルト2状態の情報である。デフォルト2状態から
の差分情報1(85b)、デフォルト2状態からの差分
情報2(85c)、…は、例えば、文書作成の途中段階
のような、デフォルト2状態からの変化内容の情報であ
る。
【0038】OS(Operating System)保存領域86
は、OS(86a)が保存されている。OS(86a)
は、CPU2によって実行される基本制御プログラム等
の各種プログラムである。
【0039】次に、コンピュータ1のCPU1によって
実行される「電源OFF処理」について、図3に示すフ
ローチャートを参照して詳細に説明する。
【0040】まず、CPU2は、サスペンドフラグ82
aを“ON”に設定するか否かを、ユーザによって選択
させる。(ステップS1)。
【0041】そして、サスペンドフラグ82aを“O
N”に設定すると選択された場合は(ステップS1;Y
es)、CPU2は、現在のシステムのメモリ状態から
起動状態情報と起動状態からの差分情報を抽出し(ステ
ップS2)、この抽出した差分情報を該当する起動状態
からの差分情報として記憶媒体8に追加保存する(ステ
ップS3)。
【0042】さらに、CPU2は、サスペンド情報ポイ
ンタ82bを、ステップS3において追加保存された差
分情報に設定し(ステップS4)、サスペンドフラグ8
2aを“ON”に設定する(ステップS5)。そして、
CPU2は、電源をOFFして(ステップS7)、処理
を終了する。
【0043】一方、ステップS1において、サスペンド
フラグ82aを“ON”に設定しないと選択された場合
は(ステップS1;No)、CPU2は、サスペンドフ
ラグ82aを“OFF”に設定し(ステップS6)、電
源をOFFして(ステップS7)、処理を終了する。
【0044】次に、コンピュータ1のCPU2によって
実行される「電源ON/再起動処理」について、図4及
び図5に示すフローチャートを参照して詳細に説明す
る。
【0045】先ず、CPU2は、サスペンドフラグ82
aが“ON”であるか否かを判別し(ステップS1
1)、サスペンドフラグ82aが“ON”である場合は
(ステップS11;Yes)、CPU2は、「サスペン
ド状態」、「デフォルト状態」、および「通常起動状
態」が起動状態として選択可能である選択メニューを、
表示装置4に表示する(ステップS12)。また、サス
ペンドフラグ82aがONでない場合は(ステップS1
1;No)、CPU2は、「デフォルト状態」および
「通常起動状態」が起動状態として選択可能である選択
メニューを、表示装置4に表示する(ステップS1
3)。
【0046】次に、CPU2は、ステップS12または
ステップS13において表示された選択メニューから、
ユーザによって起動状態を選択入力させる(ステップS
14)。
【0047】そして、CPU2は、選択された起動状態
が通常起動状態か否かを判別し(ステップS15)、起
動状態が通常起動状態である場合は(ステップS15;
Yes)、CPU2は、初期状態からシステムを起動し
(ステップS16)、CPU2は、記憶媒体8に通常起
動状態からの差分情報が保存されているか否かを判別す
る(ステップS17)。
【0048】ここで、通常起動状態からの差分情報が保
存されている場合は(ステップS17;Yes)、CP
U2は、保存されている差分情報を選択メニューとして
表示し(ステップS18)、CPU2は、この選択メニ
ューからユーザによって差分情報を選択入力させる(ス
テップS19)。また、通常起動状態からの差分情報が
保存されていない場合は(ステップS17;No)、C
PU2は、システム動作を続行し(ステップS32)、
処理を終了する。
【0049】次に、CPU2は、ステップS19におい
て差分情報が選択されたか否かを判別し(ステップS2
0)、差分情報が選択された場合は(ステップS20;
Yes)、CPU2は、選択された差分情報を読み込ん
でシステムのメモリ状態を復元させて(ステップS2
1)、システム動作を続行し(ステップS32)、処理
を終了する。また、差分情報が選択されなかった場合は
(ステップS20;No)、システム動作を続行し(ス
テップS32)、処理を終了する。
【0050】また、ステップS15において、起動状態
が通常起動状態でない場合は(ステップS15;N
o)、CPU2は、起動状態がデフォルト状態か否かを
判別する(ステップS22)。
【0051】そして、起動状態がデフォルト状態である
場合は(ステップS22;Yes)、CPU2は、保存
されているデフォルト状態情報を選択メニュー表示し
(ステップS23)、この選択メニューからユーザによ
ってデフォルト状態情報を選択入力させる(ステップS
24)。さらに、CPU2は、選択されたデフォルト状
態情報を読み込んでシステムのメモリ状態を復元し(ス
テップS25)、CPU2は、記憶媒体8にデフォルト
状態からの差分情報が保存されているか否かを判別する
(ステップS26)。
【0052】ここで、デフォルト状態からの差分情報が
保存されている場合は(ステップS26;Yes)、C
PU2は、保存されている差分情報を選択メニューとし
て表示し(ステップS27)、CPU2は、この選択メ
ニューからユーザによって差分情報を選択入力させる
(ステップS28)。そして、CPU2は、選択された
差分情報を読み込んでシステムのメモリ状態を復元させ
て(ステップS29)、システム動作を続行し(ステッ
プS32)、処理を終了する。
【0053】また、デフォルト状態からの差分情報が保
存されていない場合は(ステップS26;No)、CP
U2は、システム動作を続行し(ステップS32)、処
理を終了する。
【0054】また、ステップS22において、起動状態
がデフォルト状態でない、即ち起動状態がサスペンド状
態の場合は(ステップS15;No)、CPU2は、サ
スペンド情報ポインタ82bを読み込み(ステップS3
0)、サスペンド情報ポインタ82bに設定された起動
状態情報およびその差分情報を読み込んでシステムのメ
モリ状態を復元する(ステップS31)。そして、CP
U2は、システム動作を続行し(ステップS32)、処
理を終了する。
【0055】また、コンピュータ1のCPU2によって
実行される「メモリ状態保存処理」を、図6に示すフロ
ーチャートを参照して詳細に説明する。
【0056】先ず、CPU2は、現在のシステムのメモ
リ状態から起動状態情報と起動状態からの差分情報を抽
出する(ステップS41)。
【0057】次に、CPU2は、抽出された差分情報を
該当する起動状態からの差分情報として、記憶媒体8に
追加保存し(ステップS42)、処理を終了する。この
処理によって、CPU2は、電源OFF時においてでは
なく、システム動作中のメモリ状態を記憶媒体8に保存
する。
【0058】また、コンピュータ1のCPU2によって
実行される「差分情報削除処理」を、図7に示すフロー
チャートを参照して詳細に説明する。
【0059】先ず、CPU2は、記憶媒体8に保存され
た差分情報のうち削除する差分情報をユーザによって指
定させる(ステップS51)。
【0060】次に、CPU2は、指定された差分情報を
削除し(ステップS52)、処理を終了する。この処理
によって、CPU2は、記憶媒体8に保存されている各
起動状態からの差分情報を削除する。
【0061】以上のように、本発明の実施の形態におけ
るコンピュータ1によれば、通常起動状態情報83a、
デフォルト1状態情報84a、およびデフォルト2状態
情報85aのような起動状態情報と、これらの起動状態
からの差分情報を記憶媒体8に保存し、コンピュータ1
の起動時にユーザによって任意の起動状態を選択可能に
したので、ユーザの使用目的に合わせてコンピュータ1
を起動することができる。
【0062】また、RAM5のシステムのメモリ状態か
ら起動状態情報と、起動状態からの差分情報を抽出し、
この差分情報だけを記憶媒体8に保存するようにしたの
で、保存領域を小さくすることができるのは勿論のこ
と、コンピュータ1のシステムのメモリ状態の保存、ま
たはシステムのメモリ状態の復元に要する時間を短縮す
ることができる。
【0063】また、システム動作中の任意の時点におい
て、システムのメモリ状態を保存することができるた
め、外部要因またはユーザによって、特定のメモリ状態
への復帰指示があった場合に、容易に復帰可能である。
【0064】また、デフォルト1状態情報等のデフォル
ト状態情報に、各種アプリケーションプログラムおよび
データ等を保存することによって、使用頻度が高いアプ
リケーションおよびデータを素早く起動することができ
る。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明の情報処理装置、及
び請求項7記載の記憶媒体によれば、複数の異なったシ
ステム使用中のシステム状態情報を記憶保持し、記憶保
持された複数のシステム状態情報から任意のシステム状
態情報を選択してシステム状態の復元を可能にしたの
で、利用者の使用目的に合わせてシステム状態を復元す
ることができる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、予め各種ア
プリケーションプログラムやデータがシステムに読み込
まれたシステム状態を、デフォルト状態として記憶する
ことによって、利用者が頻繁に使用するアプリケーショ
ンプログラムやデータを素早く起動可能となる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、システムの
電源ON時に、システムの電源OFF時に記憶保持され
たシステム状態情報と他のシステム状態情報の中から、
任意のシステム状態情報を選択してシステム状態の復元
を可能にしたので、通常のサスペンド/レジューム起動
だけではなく、利用者の使用目的に合わせてシステム状
態を復元することができる。
【0068】請求項4記載の発明によれば、システム状
態保存要因の発生または利用者からのシステム状態保存
指示が行われた際に、その時点でのシステム状態情報を
追加記憶し、システム状態復帰要因の発生または利用者
からのシステム状態復帰指示が行われた際に、システム
状態を復帰するようにしたので、外部要因または利用者
の指示によってシステム状態をいつでも保存でき、ま
た、任意のシステム状態に復帰可能である。
【0069】請求項5記載および請求項6記載の発明に
よれば、複数のシステム状態情報のうち、共通する部分
を1つにまとめて記憶し、異なる部分を差分情報として
個別に記憶するようにしたので、システム状態情報の保
存領域を小さくすることができるのは勿論のこと、シス
テム状態の保存や復帰にかかる時間を短縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるコンピュータ1
の要部構成を示すブロック図である。
【図2】記憶装置7内の記憶媒体8において、プログラ
ム、データ等の保存領域および保存内容を示す図であ
る。
【図3】コンピュータ1のCPU2によって実行される
「電源OFF処理」を示すフローチャートである。
【図4】コンピュータ1のCPU2によって実行される
「電源ON/再起動処理」を示すフローチャートであ
る。
【図5】コンピュータ1のCPU2によって実行される
「電源ON/再起動処理」を示すフローチャートであ
る。
【図6】コンピュータ1のCPU2によって実行される
「メモリ状態保存処理」を示すフローチャートである。
【図7】コンピュータ1のCPU2によって実行される
「差分情報削除処理」を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 CPU 3 入力装置 4 表示装置 5 RAM 6 出力装置 7 記憶装置 8 記憶媒体 81 起動情報ポインタ保存領域 81a 起動情報ポインタ 82 サスペンド状態情報保存領域 82a サスペンドフラグ 82b サスペンド情報ポインタ 83 通常起動状態保存領域 83a 通常起動状態情報 83b 通常起動状態からの差分情報1 83c 通常起動状態からの差分情報2 84 デフォルト1状態保存領域 84a デフォルト1状態情報 84b デフォルト1状態からの差分情報1 84c デフォルト1状態からの差分情報2 85 デフォルト2状態保存領域 85a デフォルト2状態情報 85b デフォルト2状態からの差分情報1 85c デフォルト2状態からの差分情報2 86 OS保存領域 86a OS 9 バス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の異なったシステム使用中のシステム
    状態情報を記憶保持するシステム状態記憶保持手段と、 前記システム状態記憶保持手段に記憶された複数の異な
    ったシステム状態情報のうち、任意の1つのシステム状
    態情報を選択するシステム状態選択手段と、 前記システム状態選択手段により選択されたシステム状
    態情報を、前記システム状態記憶保持手段より読み込む
    ことによりシステム状態を復元するシステム状態復元手
    段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記システム状態記憶保持手段には、予め
    各種アプリケーションプログラムやデータがシステムに
    読み込まれたデフォルト状態情報を記憶しておくように
    したことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記システム状態記憶保持手段は、システ
    ム電源OFF時においても記憶保持を可能とし、 電源OFFの指示が検出された際に、電源OFF直前の
    システム状態情報を前記システム状態記憶保持手段に追
    加記憶し、その後電源をOFFするサスペンド手段を更
    に備え、 電源ON時に、前記システム状態選択手段により、前記
    電源OFF直前のシステム状態情報または他のシステム
    状態情報を任意に選択可能にしたことを特徴とする請求
    項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】システム状態保存要因の発生または利用者
    からの保存指示が行われた際に、その時点でのシステム
    状態情報を前記システム状態記憶保持手段に追加記憶す
    るシステム状態追加記憶手段と、 システム状態復帰要因の発生または利用者からの復帰指
    示が行われた際に、前記システム状態選択手段および前
    記システム状態復元手段によりシステム状態を復帰する
    システム状態復帰指示手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】前記システム状態記憶保持手段は、複数の
    システム状態情報のうち、共通する部分を共通情報とし
    て1つにまとめて記憶し、異なる部分を差分情報として
    個別に記憶したことを特徴とする請求項1記載の情報処
    理装置。
  6. 【請求項6】前記システム状態記憶保持手段は、予め設
    定された複数のデフォルト状態情報を記憶保持するよう
    にし、 前記システム状態追加記憶手段は、システムを起動した
    時に読み込まれたデフォルト状態情報を基本情報とし、
    そこからの相違点を差分情報として追加記憶するように
    し、 前記システム状態復元手段は、前記基本情報および前記
    差分情報を読み込むことによりシステム状態を復元する
    ようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2、また
    は請求項4の何れかに記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】コンピュータが実行可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 複数の異なったシステム状態のシステム状態情報をシス
    テム状態記憶保持手段に記憶保持させるためのコンピュ
    ータが実行可能なプログラムコードと、 前記システム状態記憶保持手段に記憶された複数の異な
    ったシステム状態情報のうち、任意の1つのシステム状
    態情報をシステム状態選択手段に選択させるためのコン
    ピュータが実行可能なプログラムコードと、 前記システム状態選択手段により選択されたシステム状
    態情報を、前記システム状態記憶保持手段より読み込ん
    でシステム状態を復元させるためのコンピュータが実行
    可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
JP11183855A 1999-06-29 1999-06-29 情報処理装置及び記憶媒体 Pending JP2001014050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11183855A JP2001014050A (ja) 1999-06-29 1999-06-29 情報処理装置及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11183855A JP2001014050A (ja) 1999-06-29 1999-06-29 情報処理装置及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001014050A true JP2001014050A (ja) 2001-01-19

Family

ID=16143012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11183855A Pending JP2001014050A (ja) 1999-06-29 1999-06-29 情報処理装置及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001014050A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277472A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置
JP2007249418A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Sony Corp 情報処理装置およびその起動方法
JP2008287632A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Panasonic Corp 制御装置復帰システム
JP2009037353A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Ricoh Co Ltd 情報処理端末装置及びプログラム
JP2009516264A (ja) * 2005-11-14 2009-04-16 アーデンス・インコーポレイテッド オペレーティングシステムの高速な起動のための方法および装置
JP2010256954A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Nec Fielding Ltd ハードディスクドライブ復旧方法、ハードディスクドライブ復旧システム、復旧プログラムおよび記録媒体
JP2012526322A (ja) * 2009-05-05 2012-10-25 マイクロソフト コーポレーション オペレーティングシステム状態の取込み及びローディング
JP2013004045A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 情報処理装置、情報処理装置の起動方法および起動プログラム
JP2014197337A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 日本電気株式会社 仮想化システム、仮想サーバ、仮想マシン制御方法、及び仮想マシン制御プログラム
US8886966B2 (en) 2005-10-07 2014-11-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and operation control method
CN109525743A (zh) * 2017-09-20 2019-03-26 富士施乐株式会社 应用设备、图像处理设备和应用方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277472A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置
US8886966B2 (en) 2005-10-07 2014-11-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and operation control method
JP2009516264A (ja) * 2005-11-14 2009-04-16 アーデンス・インコーポレイテッド オペレーティングシステムの高速な起動のための方法および装置
JP2007249418A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Sony Corp 情報処理装置およびその起動方法
JP2008287632A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Panasonic Corp 制御装置復帰システム
JP2009037353A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Ricoh Co Ltd 情報処理端末装置及びプログラム
JP2010256954A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Nec Fielding Ltd ハードディスクドライブ復旧方法、ハードディスクドライブ復旧システム、復旧プログラムおよび記録媒体
JP2012526322A (ja) * 2009-05-05 2012-10-25 マイクロソフト コーポレーション オペレーティングシステム状態の取込み及びローディング
JP2013004045A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 情報処理装置、情報処理装置の起動方法および起動プログラム
US8996849B2 (en) 2011-06-22 2015-03-31 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Starting of an image processing device using predetermined data stored in a storage for rapid powered on and power down
JP2014197337A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 日本電気株式会社 仮想化システム、仮想サーバ、仮想マシン制御方法、及び仮想マシン制御プログラム
CN109525743A (zh) * 2017-09-20 2019-03-26 富士施乐株式会社 应用设备、图像处理设备和应用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6327653B1 (en) Technique for easily changing operating systems of a digital computer system using at least two pushbuttons
EP1769351B1 (en) Method, software and apparatus for using application state history information when re-launching applications
US7945772B2 (en) Apparatus, method and program product for initiating computer system operation
EP1736880A2 (en) Information processing apparatus, storage medium, and data rescue method
JPH077317B2 (ja) システム再起動装置
TWI450090B (zh) 關於改變程式之啟動列表以判定電腦系統性能是否增進之方法及系統
CN101192167A (zh) 用于显示用户预先设置的信息的方法和计算机
JP2001014050A (ja) 情報処理装置及び記憶媒体
US20150324209A1 (en) Operating System Switching Method and Dual-Operating System Electronic Device Using the Same
US20040199757A1 (en) Information processing device, method of saving and loading data, and information recording medium
JPH03171310A (ja) パーソナルコンピュータ
JP2000250667A (ja) システム処理機能を提供するサスペンド・レジューム方法
JP4608013B2 (ja) コンピュータ装置、コンピュータ起動処理方法およびコンピュータ起動処理プログラム
TWI480801B (zh) 安裝即時啓動作業系統方法
KR20130116599A (ko) 전자 장치, 그 제어 방법 및 컴퓨터 판독가능 기록매체
JP4182928B2 (ja) 情報処理装置、メモリ管理プログラムおよびメモリ管理方法
KR101370331B1 (ko) 컴퓨터 시스템
JPH1063362A (ja) レジューム要因別に複数のプログラム状態を保持可能なサスペンドレジューム方法
JPWO2006001050A1 (ja) コンピュータ起動方法、プログラム、記憶媒体及び情報処理装置
JPH0728544A (ja) コンピュータシステム
JP2000172359A (ja) パーソナルコンピュータの起動方法
JPH07271561A (ja) 情報処理装置
JPH01251118A (ja) コンピューターシステム
JP2000057081A (ja) 情報処理装置
JP2002006978A (ja) パーソナルコンピュータ及びそれの運用方法