JP2003005975A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2003005975A
JP2003005975A JP2001189105A JP2001189105A JP2003005975A JP 2003005975 A JP2003005975 A JP 2003005975A JP 2001189105 A JP2001189105 A JP 2001189105A JP 2001189105 A JP2001189105 A JP 2001189105A JP 2003005975 A JP2003005975 A JP 2003005975A
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JP
Japan
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rewriting
information processing
time
unit
processing apparatus
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JP2001189105A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Murai
典之 村井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者によって電源のON動作が行われてい
る時間に応じて、通常通りにOSを起動させるか、BI
OS書き換え手段を起動させるか選択可能な情報処理装
置を提供する。 【解決手段】 BIOSが記憶された不揮発性記憶手段
111と、不揮発性記憶手段111に記憶されているB
IOSを書き換えるBIOS書き換え手段30と、電源
ボタン70が押されている時間を計測する計時手段40
と、計時手段40により計時された時間が所定の時間以
上であった場合、BIOS書き換え手段30を起動さ
せ、計時手段40により計時された時間が所定の時間未
満であった場合、不揮発性記憶手段111に記憶されて
いるBIOSに基づいて本情報処理装置のOSを起動す
る制御手段15と、を備えることで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータに代表される情報機器装置において、その装置の
システムコードの書き換え制御が行なえる機能を備えた
情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、現行のパーソナルコンピュータ
(以下、PCと略すことがある)を例として、従来の情
報処理装置100の構成を示したブロック図である。現
行のパーソナルコンピュータのシステム(ソフトウェ
ア)のアーキテクチャは、BIOS(Basic In
put/Output System)とOS(Ope
rating System)と呼ばれる大きく2つの
システムコード部より構成されている。
【0003】図4において、PC制御部110は上記構
成を模式化したものである。一般的に、前者のBIOS
プログラムコードは、不揮発性(電源が供給されなくと
も、記録内容は消失しないタイプ)の記録媒体(コード
記録部1111)に、後者のOSプログラムコードは、
揮発性の記録媒体(コード記録部1121)に記録さ
れ、制御機能をつかさどるCPU等の(制御部)演算部
115で、個々のプログラムコードが実行され得るよう
に構成されている。
【0004】上記のように構成されているため、情報処
理装置100の電源投入直後のコード記録部1121に
は、プログラムコードは存在しない。情報処理装置10
0の電源投入がなされると、コード記録部1111に記
録されているBIOSコード部111が稼動し、本BI
OSコード部111で、ハードディスク150等の外部
記録媒体内に記録されているOSコードをローディング
(ハードディスク150に記録されているプログラムコ
ードをコード記録部1121に転送)し、コード記録部
1121に制御を移す(演算部115のプログラムポイ
ンタをコード記録部1121の規定の位置に設定する)
ことによって、OS/アプリコード部112が稼動する
というのが、従来のパーソナルコンピュータの起動シー
ケンスである。
【0005】ところで、このBIOSプログラムコード
が記録されているコード記録部1111の物理形状は、
本コード部の商品出荷後の書き換えは不要であること
や、部品単価を安価とするなどの目的から、一般的には
メイン基板に取り付けられた一種の電子チップ(ROM
形態)として構成されていた。
【0006】これは、過去において、BIOSコード部
には、その名が示すとおりのキーボード(入力装置)や
表示装置等の標準入出力デバイスのインターフェースで
必要な最も基本的な処理を行うプログラムコードや、シ
ステム起動時の各種デバイスの初期化処理プログラムコ
ードや、上述したOSコード部のローディング処理プロ
グラムコードなどが、主たる記録内容であったことに依
存し、すなわち初期生産時やソフトウェア開発時におけ
る機器の生産方法は、まずプログラムコードを焼き付け
てから、そのプログラムコードを焼き付けた物理形態の
電子チップ(ROM)を基板に取り付ける方法をとって
いた。
【0007】しかしながら近年では、PCシステム(ア
ーキテクチャ)に依存しない、ハードウェアメーカ個々
が独自に採用している機能(例えば、内蔵されている小
型の表示装置に現在時刻やバッテリ残量を表示するな
ど)のプログラムコードなども記録されるようになり、
すなわち、コード記録部1111内に記録されるプログ
ラムコードが大きく、複雑なものとなったことに依存
し、商品出荷バージョン(完成版のプログラムコード)
となるまで、幾度もなくプログラムコードを更新するこ
とや、商品出荷後も、仕様変更、機能拡張、障害対応な
どの理由から、幾度ともなくプログラムコードを書き換
える必然性が出てきたことにより、近年では基板に取り
付けられた後でも、本コード記録部1111の書き換え
が可能な構成とするのが一般的である。
【0008】尚、現在、コード記録部1111(BIO
Sコード部)の書き換え方法として、新しいBIOSコ
ードとそのBIOSコードに書き換えるプログラムコー
ドをPCアプリケーションプログラム形態(PCファイ
ル形態)として、システムコード(OS)とともに、F
D(Flexible Disc)に記録し、そのFD
をFDドライブに挿入して、情報処理装置100の主電
源ボタン170を投入することで、新しいBIOSコー
ドを書き換える方法や、図示していないパラレルポート
にフォースキーと呼ばれる特別な配線を行った器具を取
り付け、主電源ボタン170投入時の制御として、本器
具が取り付けられているか否かを判断し、取り付けられ
ている時には、FDドライブ内に挿入されているFDよ
り、新しいBIOSコード(この場合のFDに記録され
ているフォーマットは、PCファイル形態でなくても良
い)を読み出し、書き換える方法などが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したBIOSコー
ド部の書き換え方法には、以下の課題がある。
【0010】まず、前者については、新しいBIOSコ
ードとそのBIOSコードに書き換えるプログラムコー
ドが、PCアプリケーションプログラム形態となってい
る。すなわちOSの起動が前提となっていることから、
初期生産(コード記録部1111に、まだ何も記録され
ていない)時や、BIOSコード部の基本部分が正しく
動作していない状態の時には利用できない。
【0011】ブートプライオリティ(内蔵されている外
部記録装置のいずれかからOSをローディング/起動す
るかの優先順位)の設定で、FDよりハードディスク優
先となっており、ハードディスク内にシステム(OS)
が記録されている時には、その設定を変更する必要があ
る。尚、出荷時の設定は、ハードディスクを優先とする
のが、近年の一般的な設定であるという面から、本方法
をBIOSコード部の書き換えを伴う生産リワーク時に
利用すると、あまりにもリワーク手順が複雑(1.ブー
トプライオリティの設定変更、2.BIOSの書き換
え、3.ブートプライオリティの設定変更、の場合は少
なくとも3度、システム電源投入をしなくてはいけな
い)となり、生産コストの面から利用は難しいという課
題がある。
【0012】次に、後者については、ノートPCに代表
されるモバイル使用形態を商品コンセプトとして持つも
のにおいて、最低不可欠な周辺デバイスのみを本体に内
蔵し、パラレルポート(一般的には、プリンタ接続用の
インターフェース)などの利用条件が限定されるコネク
タや、モバイル使用(モバイル形態で使用)時には不必
要なデバイスは具備せず、デスク等での使用(固定形態
での使用)時にはそれ用の拡張ユニット(ドッキングス
テーション)との接続インターフェースのみを用意し、
前記デバイスは拡張ユニット側に設けるなどの構成とし
て、できるだけ本体を軽く薄くすることで、ユーザニー
ズに応じようとハードウェアメーカ各社は試みている。
【0013】このことから、特別な器具を取り付けるイ
ンターフェースが本体には存在しない場合があること
や、各機種(モデル)ごとに、BIOSコード書き換え
用の特別な器具を準備しなければならないという課題が
ある。
【0014】本発明は、以上のような状況に鑑みて、上
記従来技術が有する課題を解決するためになされたもの
であって、その目的とするところは、利用者が電源ボタ
ンを押下している時間に応じて、通常通りにOSを起動
させるか、BIOS書き換え手段を起動させるか選択可
能な情報処理装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、プログラムを含めた制御用のコードが記憶されてい
る記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている内容を書
き換える書き換え手段と、を備える情報処理装置におい
て、電源のON動作が行われているか否かを検出する検
出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、電源の
ON動作が行われている時間を計測する計時手段と、前
記計時手段により計時された時間が所定時間以上の場
合、前記記憶手段の内容を書き換えるために前記書き換
え手段を起動させる制御手段と、を備えてなることを特
徴としている。
【0016】このように構成された情報処理装置では、
利用者によって電源のON動作が行われている時間に応
じて、記憶手段の内容を書き換える処理を起動させるこ
とが可能となる。具体的には、利用者が電源ボタンを押
して、所定の時間以内に離すことにより通常通りシステ
ムを起動させ、利用者が電源ボタンを所定の時間以上押
し続けた場合、記憶手段の書き換え処理を起動させるこ
とが可能となる。
【0017】また、より好ましくは、本発明の情報処理
装置において、前記制御手段は、前記書き換え手段によ
る前記記憶手段の内容書き換え処理の終了後、前記記憶
手段に記憶されている内容に基づいて本情報処理装置の
システムを起動させることを特徴としている。
【0018】このように構成された情報処理装置では、
記憶手段の内容が正常に書き換えられ、情報処理装置の
システムが正常に起動するか否かを、利用者が容易に確
認することが可能となる。
【0019】また、本発明の情報処理装置は、前記検出
手段によって電源のON動作が行われていることが検出
された時に、本情報処理装置のシステムが稼働している
か否かを判別するシステム判別手段をさらに備え、前記
制御手段は、前記システム判別手段によって、システム
が稼働していると判別された場合には、該システムを終
了させ、システムが稼働していないと判別された場合に
は、前記計時手段により計時された時間が所定時間未満
であった場合、前記記憶手段に記憶されている内容に基
づいて本情報処理装置のシステムを起動させ、前記計時
手段により計時された時間が所定時間以上の場合、前記
記憶手段の内容を書き換えるために前記書き換え手段を
起動させることを特徴としている。
【0020】このように構成された情報処理装置では、
システムが稼働している時には、利用者によって電源の
ON動作が行われていることによって該システムを終了
させ、システムが稼働していない時には、利用者によっ
て電源のON動作が行われている時間に応じて記憶手段
の書き換え手段を起動させることが可能となる。具体的
には、利用者が電源ボタンを押して、所定の時間以内に
離すことにより通常通りシステムを起動させ、利用者が
電源ボタンを所定の時間以上押し続けた場合、記憶手段
の書き換え処理を起動させることが可能となる。
【0021】また、本発明の情報処理装置は、前記検出
手段によって電源のON動作が行われていることが検出
された時に、前記書き換え手段が稼働しているか否かを
判別する書き換え動作判別手段をさらに備え、前記制御
手段は、前記書き換え動作判別手段によって、前記書き
換え手段が稼働していると判別された場合には、前記書
き換え手段による前記記憶手段の内容の書き換え動作が
終了するのを待ってから本情報処理装置のシステムを起
動し、前記書き換え手段が稼働していないと判別された
場合には、前記計時手段により計時された時間が所定時
間未満であった場合、前記記憶手段に記憶されている内
容に基づいて本情報処理装置のシステムを起動させ、前
記計時手段により計時された時間が所定時間以上の場
合、前記記憶手段の内容を書き換えるために前記書き換
え手段を起動させることを特徴としている。
【0022】このように構成された情報処理装置では、
書き換え手段が稼働している時に利用者によって電源の
ON動作が行われている場合、書き換え手段が終了して
から本情報処理装置のシステムを起動させ、書き換え手
段が稼働していない時に、利用者によって電源のON動
作が行われている場合、その時間に応じて記憶手段の書
き換え手段を起動させることが可能となる。具体的に
は、利用者が電源ボタンを押して、所定の時間以内に離
すことにより通常通りシステムを起動させ、利用者が電
源ボタンを所定の時間以上押し続けた場合、記憶手段の
書き換え処理を起動させることが可能となる。
【0023】また、本発明の情報処理装置において、前
記記憶手段は、不揮発性機能を有する記憶手段であるこ
とを特徴としている。
【0024】このように構成された情報処理装置では、
不揮発性機能を有する記憶手段であることから、書き換
えられてはいけないBIOSプログラムコード等の常駐
システムコードに対して適応できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る情報処理装
置の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明す
る。
【0026】図1は、本発明に係る情報処理装置のシス
テム構成を示すブロック図である。
【0027】まず、最初にPC制御部10の構成につい
て説明する。
【0028】PC制御部10は、BIOSコード部11
とOS/アプリコード部12よりなり、さらに詳細には
前者のプログラムコードは、不揮発性タイプの記録媒体
であるコード記録部111に記録、また、後者のプログ
ラムコードは、BIOSコード部(正確には、アプリケ
ーションプログラムコードは、OSコード部によってロ
ーディング制御される)によって、ハードディスク50
より、揮発性タイプの記録媒体であるコード記録部12
1にローディングされ、いずれも演算部15によって実
行され得る構成をとる。
【0029】また、PC制御部10への電源供給(稼動
制御)は、電源供給回路A60によってコントロールさ
れる。
【0030】また、PC制御部10には、情報処理装置
1内に具備されている各周辺デバイス、計時部40、ハ
ードディスク50、FDドライブ55、表示部57、お
よびその他の各種デバイス59が接続されている。
【0031】PC制御部10内のコード記録部111
は、後述するBIOS書換制御部30に接続されてい
る。
【0032】BIOS書換制御部30は、コード記録部
111の記録内容を書き換えることを目的とした制御部
であり、該BIOS書換制御部30への電源供給(稼動
制御)は、電源供給回路B65によってコントロールさ
れる。
【0033】また、BIOS書換制御部30には、コー
ド記録部111への書き換えの経緯やエラーの発生有無
を出力するために表示部57と、書き換えるBIOSコ
ードを読み出すためにリムーバルな記録媒体のFDドラ
イブ55(本実施例では、FDドライブとしているが、
CD(Compact Disc)ドライブでも構わな
い)と、さらにBIOS書き換えが完了した旨もしくは
何らかの理由からBIOS書き換えが失敗した旨を通知
するために電源制御部20と、接続されている。
【0034】尚、当然のことながら、前述したとおりB
IOS書換制御部30には、新たなBIOSコードに書
き換えるために、コード記録部111が接続されてい
る。
【0035】尚、本BIOS書換制御部30の制御内容
については後述する(図3を用いて説明する)。
【0036】次に、電源制御部20はPC制御部10を
稼動させるか(電源供給回路A60をオン制御する
か)、BIOS書換制御部30を稼動させるか(電源供
給回路B65をオン制御するか)を判断制御する制御部
で、主電源ボタン70と、主電源ボタン70の押下時間
を計測するために計時部40と、オン/オフ制御のため
に、電源供給回路A60、電源供給回路B65とが接続
されている。
【0037】また、上述したとおりBIOS書換制御部
30からの書換完了通知/エラー通知を受信するため
に、BIOS書換制御部30とも接続されている。
【0038】尚、図示していないが、本実施例では電源
制御部20や計時部40などは、常に電源80から電源
が供給されている(常に稼動されている)ものとする。
【0039】また、電源供給回路A60、電源供給回路
B65は、電源80より供給される電源をPC制御部1
0、BIOS書換制御部30に供給するための回路で、
前記電源制御部20によって電源の供給/停止がコント
ロールされる。
【0040】次に、電源制御部20の制御内容について
図2を用いて説明する。
【0041】図2は、電源制御部20における処理の流
れを示したフローチャートである。
【0042】電源制御部20は、電源80が情報処理装
置1に装着された時点で稼動を開始し、まずBIOS書
換制御部30からエラー通知、もしくはBIOS書換制
御完了通知がなされていないかを判断し(ステップS
1,ステップS2)、通知があった場合には、電源供給
回路A60をオン、電源供給回路B65をオフ制御し
て、BIOS書換制御部30の停止、ならびにPC制御
部10の稼動制御を行い(ステップS3)、ステップS
1に戻る。
【0043】尚、BIOS書換制御部30より通知があ
るときは、それ以前にBIOS書換制御部30を稼動制
御した(ステップS12を実行した)ことを意味する
が、本ステップ(ステップS12)については後述す
る。
【0044】また、上記制御(ステップS1〜ステップ
S3)は、BIOSの書き換え制御が正常に完了した場
合でも、エラー(エラー内容については、BIOS書換
制御部30の制御説明で説明する)が発生した場合で
も、PCシステムを起動制御していることを意味する。
ここで、前者(正常完了)は検査者による『正常にBI
OS書き換えが行われたか』などのBIOS書き換え後
のシステム起動チェックのためのものである。後者(エ
ラー)は一般利用者には公開されていないBIOS書き
換え機能が稼動し、エラーとなったが、そのことによっ
て利用者が混乱しないようにするための制御である。
【0045】上記ステップS1、ステップS2でいずれ
の通知もなかった場合は、主電源ボタン70が押下され
たか否かを判断し(ステップS4)、主電源ボタン70
の押下がなかった時には、ステップS1に戻る。
【0046】主電源ボタン70が押下されたと判断した
場合には、まず電源供給回路A60または電源供給回路
B65のいずれかがオン、すなわちPC制御部10また
はBIOS書換制御部30のいずれかが稼動しているか
を判断する(ステップS5)。
【0047】どちらかの制御部が稼動していると判断さ
れた場合には、さらにPC制御部10が稼動しているか
を判断し(ステップS6)、PC制御部10が稼動して
いる場合には、電源供給回路A60をオフ制御して(ス
テップS7)PC制御部10を停止させ、またBIOS
書換制御部30が稼動している時には、何もせずにステ
ップS1に戻る。
【0048】上記ステップS5で電源供給回路A60お
よび電源供給回路B65のどちらもオフ状態、すなわち
PC制御部10およびBIOS書換制御部30のどちら
も稼動していないと判断した場合には、この時点(主電
源ボタン70が押下された瞬間)の時刻を計時部40よ
り取得して変数Tに格納する(ステップS8)。
【0049】次に、主電源ボタン70の押下が継続され
ているか(主電源ボタン70から指が離されたか)を判
断(ステップS9)し、主電源ボタン70の押下が継続
されている場合には、規定時間が経過したか否か、すな
わち主電源ボタン70が規定時間以上押され続けている
か否かを判断する(ステップS11)。
【0050】主電源ボタン70が規定時間以内に離され
た場合には、電源供給回路A60をオン制御すなわちP
C制御部10を稼動制御し(ステップS10)、規定時
間以上押され続けた場合には、電源供給回路B65をオ
ン制御すなわちBIOS書換制御部30を稼動制御し
(ステップS12)ステップS1に戻る。
【0051】尚、ここで上記規定時間とは、数秒を意味
しており、例えば5秒から10秒程度を想定したもので
ある。だだし、数値的にはこれらの値に限定されるもの
ではなく、数秒あるいは、10数秒、あるいは数10
秒、などの単位であってもよい。
【0052】また、図2のフローチャートでは、上記規
定時間に基づいて、処理の分岐がなされていますが、い
くつかの時間単位を設け、この時間単位に基づいて、シ
ステムの起動を終了させたり(ステップS7)、単にシ
ステムを通常通り立ち上げて起動させたり(ステップS
10)、BIOS書き換えの処理を行なったり(ステッ
プS12)する構成であってもよい。この場合において
も、各処理の分岐は、上記数秒あるいは、10数秒、あ
るいは数10秒、などの単位で、利用者(検査者)が把
握できるものであればよい。
【0053】次に、BIOS書換制御部30の制御内容
について図3を用いて説明する。
【0054】図3は、BIOS書換制御部30における
処理の流れを示したフローチャートである。
【0055】BIOS書換制御部30は、電源制御部2
0によって電源供給回路B65がオン制御、すなわち前
記ステップS12が実行されると稼動を開始する。
【0056】まず、FDドライブ55にFDが挿入され
ているか否かを判断し(ステップS100)、挿入され
ている場合には、FDにBIOSコードが記録されてい
るか否かを判断する(ステップS101)。
【0057】FDにBIOSコードが記録されていた場
合は、そのBIOSコードを読み出してコード記録部1
11に書き込み(ステップS102)、電源制御部20
に対してBIOSの書き換えが完了した旨を通知して
(ステップS103)処理を終了する。
【0058】また、FDが挿入されていない時や、挿入
されているFDにBIOSコードが記録されていない場
合には、エラーメッセージを表示部57に表示し(ステ
ップS104)、電源制御部20に対してエラーが発生
した旨を通知して(ステップS105)処理を終了す
る。
【0059】尚、ここでのエラーメッセージは、一般利
用者にはBIOS書き換え機能が稼動したという旨が分
からないメッセージ、例えば『あまり長く電源ボタンを
押し続けないでください。本機の電源ボタンは、軽くタ
ッチするだけでシステムが起動できるようにしておりま
す。・・・』などとする方が好ましい。
【0060】当然、サービスやリワークなどで、本当に
BIOSを書き換えたい場合には、誤ってFDを挿入し
てなかったり(挿入し忘れていたり)、間違ったFDを
挿入した時に、前記メッセージが出力されたからといっ
て、メッセージ通りの対処をすることはないので、何ら
問題はない。
【0061】尚、上記説明では基本的に主電源ボタン7
0を押下しているといった記載としているが、実際には
押下されることで電源がONあるいはOFFされる方式
の電源ボタンであってもよいし、あるいはタッチパネル
方式のように電源スイッチに該当する部分をタッチする
だけで電源がONあるいはOFFされる方式であっても
よい。つまり、上記主電源ボタン70に対しては、利用
者が装置に対して電源をONあるいはOFFする動作を
行なうことができるものであればよい。
【0062】以上説明した情報処理装置(あるいはシス
テム)は、利用者が電源ボタンを押している時間に応じ
て、通常通りにOSを起動させるか、BIOS書き換え
手段を起動させるか選択可能な処理を機能させるための
手段としては、プログラムで実現されてもよい。
【0063】また、上記コード記録部111は記憶手段
として不揮発性記憶手段を想定しているが、必ず電源が
バックアップされているのであれば、SRAMのような
揮発性記憶手段であってもよい。
【0064】発明の対象とするのは、このプログラムそ
のものであってもよいし、このプログラムをコンピュー
タで読み取り可能な記録媒体に格納されている記録媒体
であってもよい。
【0065】まず、本発明では、この記録媒体として、
図1に示されているPC制御部10で処理が行われるた
めに必要な図示していないメモリ、例えばROMのよう
なものそのものがプログラムメディアであってもよい
し、また図示していないが外部記憶装置としてプロラム
読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入するこ
とで読み取り可能なプログラムメディアであってもよ
い。いずれの場合においても、格納されているプログラ
ムはPC制御部10がアクセスして実行させる構成であ
ってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムを読
み出し、読み出されたプログラムは、PC制御部10の
図示されていないプログラム記憶エリアにロードされ
て、そのプログラムが実行される方式であってもよい。
このロード用のプログラムは予め本体装置に格納されて
いるものとする。
【0066】ここで上記プログラムメディアは、本体と
分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカ
セットテープ等のテープ系、FD(フレキシブルディス
ク)やHD(ハードディスク)等の磁気ディスクやCD
−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディス
ク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等
のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EE
PROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含
めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよ
い。
【0067】また、本発明においてインターネットを含
む通信ネットワークと接続可能なシステム構成を含む場
合は、通信ネットワークからプログラムをダウンロード
するように流動的にプログラムを担持する媒体であって
もよい。尚、このように通信ネットワークからプログラ
ムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プ
ログラムは予め装置本体に格納しておくか、あるいは別
な記録媒体からインストールされるものであってもよ
い。
【0068】尚、記録媒体に格納されている内容として
はプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0069】次に、本発明では、プログラム自体とし
て、図1に示されているPC制御部10で実行される処
理そのものであってもよいし、あるいは、インターネッ
トを含む通信ネットワークとアクセスすることで取り込
める、あるいは取り込めたものであってもよいし、こち
らから送り出すものであってもよい。さらには、この取
り込んだプログラムに基づいて、上記情報処理装置(あ
るいはシステム)内で処理された結果、つまり生成され
たものであってもよい。あるいは、こちらから送り出す
際に上記情報処理装置(あるいはシステム)内で処理さ
れた結果、つまり生成されたものであってもよい。
【0070】尚、これらのものはプログラムに限定され
ず、データであってもよい。
【0071】以上、ここまで挙げた実施形態における内
容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限
定されるものではない。
【0072】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明に係る情報
処理装置では、以下のような効果が得られる。
【0073】本発明によれば、利用者が情報処理装置の
電源ボタンを押していた時間に応じて、(押している時
間が所定の時間未満であれば)通常通り情報処理装置の
システムを起動し、(押している時間が所定の時間以上
であれば)不揮発性記憶手段の内容を書き換えることが
できるため、従来技術の課題を解決することができる。
【0074】すなわち、初期生産時やBIOSコード部
の基本部分が正しく動作していない状態の時であって
も、不揮発性記憶手段の内容を書き換えることができ、
ブートプライオリティの設定を変更する必要が無いた
め、書き換え時の手間が省け、生産コストを削減するこ
とができる。
【0075】また、特別な器具やそれを取り付けるため
のインターフェースが不要であるため、生産コストの削
減や情報処理装置の小型化などを図ることができる。
【0076】尚、BIOSを書き換える手段を稼動させ
るか、PCシステム(BIOS)を稼動させるか、を判
断するタイミングは、当然、利用者がシステム電源を投
入した直後となる。すなわち、情報処理装置内に具備さ
れているあらゆる周辺デバイスの初期化処理などが実施
されていないタイミングであることから、従来の方法
(パラレルポートに特別な器具が具備されているか否か
で判断するという方法)のように、周辺デバイスを通じ
て/周辺デバイスの有無で判断する方法に比べ、無駄な
制御がないなどの点で、非常に効果的である。
【0077】BIOS書き換え機能は、情報処理装置を
利用する者にとっては不必要な機能、すなわち、特別な
デバイスの有無を判断することによって、PCシステム
が起動するまでにかかる時間に大きく影響する制御もの
であってはいけない。
【0078】例えば、『FDドライブ内に挿入されてい
るFDに特別な(あらかじめ規定された)コードが記録
されていたら、BIOSを書き換える手段を稼動させ
る』が従来と同様の考え方で、最も無駄な(PC起動
時、OSローディング制御の際に同様の制御を行う。ま
た、FD内に特別なコードが記録されているか否かのチ
ェックには、比較的処理時間が長いため)解決方法と言
えるであろう。
【0079】本発明では、起動時(電源ボタンが押され
ている時)に、上記のような特別なデバイスやFDのチ
ェックなどは行わないため、起動処理にかかる時間を削
減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置のシステム構成を示
すブロック図である。
【図2】本実施に係る情報処理装置の電源制御部におけ
る処理の流れを示したフローチャートである。
【図3】本実施に係る情報処理装置のBIOS書換制御
部における処理の流れを示したフローチャートである。
【図4】従来の情報処理装置のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置 10 PC制御部 11 BIOSコード部 12 OS/アプリコード部 15 演算部 20 電源制御部(検出手段、および制御手段の一
部) 30 BIOS書換制御部(書き換え手段) 40 計時部(計時手段) 50 ハードディスク 55 FDドライブ 57 表示部 59 各種デバイス 60 電源供給回路A(制御手段の一部) 65 電源供給回路B(制御手段の一部) 70 主電源ボタン 80 電源 111 不揮発性のコード記録部(不揮発性記憶手段) 121 揮発性のコード記録部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムを含めた制御用のコードが記
    憶されている記憶手段と、前記記憶手段に記憶されてい
    る内容を書き換える書き換え手段と、を備える情報処理
    装置において、 電源のON動作が行われているか否かを検出する検出手
    段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、電源のON動作が
    行われている時間を計測する計時手段と、 前記計時手段により計時された時間が所定時間以上の場
    合、前記記憶手段の内容を書き換えるために前記書き換
    え手段を起動させる制御手段と、を備えてなることを特
    徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記書き換え手段による前記記憶手段の内容書き換え処
    理の終了後、前記記憶手段に記憶されている内容に基づ
    いて本情報処理装置のシステムを起動させることを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段によって電源のON動作が
    行われていることが検出された時に、本情報処理装置の
    システムが稼働しているか否かを判別するシステム判別
    手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記システム判別手段によって、 システムが稼働していると判別された場合には、該シス
    テムを終了させ、 システムが稼働していないと判別された場合には、 前記計時手段により計時された時間が所定時間未満であ
    った場合、前記記憶手段に記憶されている内容に基づい
    て本情報処理装置のシステムを起動させ、 前記計時手段により計時された時間が所定時間以上の場
    合、前記記憶手段の内容を書き換えるために前記書き換
    え手段を起動させることを特徴とする請求項1及び請求
    項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段によって電源のON動作が
    行われていることが検出された時に、前記書き換え手段
    が稼働しているか否かを判別する書き換え動作判別手段
    をさらに備え、 前記制御手段は、前記書き換え動作判別手段によって、 前記書き換え手段が稼働していると判別された場合に
    は、前記書き換え手段による前記記憶手段の内容の書き
    換え動作が終了するのを待ってから本情報処理装置のシ
    ステムを起動し、 前記書き換え手段が稼働していないと判別された場合に
    は、 前記計時手段により計時された時間が所定時間未満であ
    った場合、前記記憶手段に記憶されている内容に基づい
    て本情報処理装置のシステムを起動させ、 前記計時手段により計時された時間が所定時間以上の場
    合、前記記憶手段の内容を書き換えるために前記書き換
    え手段を起動させることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、不揮発性機能を有する
    記憶手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載の情報処理装置。
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