JPH0772719A - 現像器ユニット - Google Patents
現像器ユニットInfo
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- JPH0772719A JPH0772719A JP5156855A JP15685593A JPH0772719A JP H0772719 A JPH0772719 A JP H0772719A JP 5156855 A JP5156855 A JP 5156855A JP 15685593 A JP15685593 A JP 15685593A JP H0772719 A JPH0772719 A JP H0772719A
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Abstract
取り付けの容易な、リフィール用プロセスカートリッジ
に好適な現像器ユニット1を提供する。 【構成】 現像器本体11のトナー収容部12の上端開
口に開閉可能に設ける蓋17の内面に、現像ロール15
の長手方向に対してほぼ直角に仕切り19を設け、トナ
ーの片寄りを防止する構成とする。また、トナー収容部
内に現像ロール15に通じる通路22を開閉するトナー
シャッタ24を設け、且つそのトナーシャッタを現像ロ
ール15の回転に連動して自動的に開動作させる構成と
する。
Description
置や記録装置等に用いられる現像装置に関し、特に、複
写装置や記録装置等(以下本体装置という)に対して簡
単に交換可能な構成とした現像器ユニットに関する。
置において、感光体及びその周辺に配置される帯電器、
現像装置、クリーナー等を、一つの筺体内にまとめて組
み込んでユニット化し、本体装置に対して交換可能なプ
ロセスカートリッジとしたものが使用されている(例え
ば、特公平4−73591号公報参照)。通常、このプ
ロセスカートリッジの現像部分には、所定量のトナーを
収容し密閉したトナー収容部と、そのトナー収容部から
のトナーを感光体に供給する現像ロールが設けられてお
り、トナー収容部の現像ロールに対する開口部にはシー
ルテープが貼られ、輸送中のトナーの漏れを防止してい
る。そして、このプロセスカートリッジを本体装置に取
り付ける際には、そのシールテープを剥がして現像ロー
ルへのトナー供給を開始していた。また、このプロセス
カートリッジは所定期間使用した後は、再使用すること
なく廃棄処分していた。
プロセスカートリッジは使用後、全体を廃棄するため、
資源が有効に利用されないという問題があった。そこ
で、使用後のプロセスカートリッジを回収し、内部を清
掃し、感光ドラム等の消耗した部品を交換し、トナーを
新たに充填して再使用することが考えられ、そのために
は、内部の清掃や部品交換を可能とし且つトナーを再充
填可能な構造の、すなわちリフィール用のプロセスカー
トリッジの開発が必要となった。
ール用とするため、トナー収容部に大きい開口を設け、
それを開閉可能な蓋で閉じる構成とした場合、蓋の形状
によっては、トナー収容部に入れたトナーの上に大きい
空間が形成されることがあり、その場合には、プロセス
カートリッジの輸送中等にトナーの片寄りが発生し、本
体装置に装着して記録を開始する際にトラブルを起こす
ことがあるという問題が生じた。
中等におけるトナーの漏れを防止するため、トナー収容
部の現像ロールに対する開口部にシールテープを貼り付
けているが、リフィール時にこのシールテープを貼り付
けることはきわめて面倒であり、また、使用時にそのシ
ールテープを剥がす作業も面倒であるという問題もあっ
た。
もので、リフィール用のプロセスカートリッジに用いる
のに好適な、且つ輸送中等にトナーの片寄りを生じにく
い現像器ユニットを提供することを目的とする。
カートリッジに用いるのに好適な、且つトナーの漏れ防
止のためにシールテープを貼り付けたり剥がしたりする
操作を不要とし、作業性の良い現像器ユニットを提供す
ることを目的とする。
上記問題点を解決するため、現像器本体のトナー収容部
の上方に開口を形成し、その開口を閉じる蓋を設けると
共に、その蓋の内面側に、現像器本体に取り付けた現像
ロールの長手方向に対してほぼ直角方向に延びる仕切り
を形成するという構成を備えたものである。
設けることが望ましく、その際、蓋の内面側に設けられ
た仕切りを、前記アジテータの回転領域を越える位置ま
で延びる長さとし、そのアジテータの回転領域に切欠を
形成しておくことが好ましい。
にプロセスカバーを取り付け、そのプロセスカバーでト
ナー収容部の蓋を外面側から押圧するように構成するこ
とが好ましい。
止を図るために設けている従来のシールテープによる問
題点を解決するため、このシールテープに代えて、トナ
ー収容部内に、トナー収容部から現像ロールに到るトナ
ー通路を開閉するトナーシャッタを設け、更に、現像ロ
ールの回転に連動してトナーシャッタを開動作させるシ
ャッタ操作機構を設けるという構成を備えたものであ
る。
るロック機構を設けることが好ましい。
け、そのアジテータの先端に可撓性のシート材を取り付
け、そのシート材をトナーシャッタとして使用すること
も可能である。
漏れを確実に防止するため、トナー収容部から現像ロー
ルに到るトナー通路並びに現像ロールと現像器本体との
間の空間にトナーキャリアを充填し、更に、そのトナー
キャリアを、現像ロールの表面の、ドクターブレードを
越えた領域にまで付着させておくという構成を備えたも
のである。
仕切り設けているので、現像器ユニットの輸送時や取り
扱い時において、現像器ユニットに振動が加わったり傾
いたりして、トナー収容部内のトナーが現像ロールの長
手方向に移動しようとしても、その仕切りがトナーの流
動を抑え、これにより、トナーの片寄りを防止すること
ができる。
けた場合において、仕切りをアジテータの回転領域に延
びる長さとし、且つそのアジテータの回転領域に切欠を
形成しておくと、アジテータの回転に干渉することな
く、仕切りの長さを長くでき、トナーの片寄り防止効果
を大きくできる。
させる構成としておくと、蓋の現像器本体に対する嵌合
が不完全な場合であっても、蓋を現像器本体に押し付
け、トナーのこぼれを確実に防止できる。
トナーシャッタを設けているので、そのトナーシャッタ
を閉位置とすることにより、従来のようにシールテープ
を貼り付けることなくトナー収容部から現像ロールへの
トナーの流れを防止でき、リフィール時の作業が容易で
あり、また、この現像器ユニットを複写装置等の本体装
置に取り付けた際には、現像ロールが回転した際にそれ
に連動して自動的にシャッタ操作機構でトナーシャッタ
を開くことができ、取り付け作業も容易となる。
るロック機構を設けておくと、運転中等に不用意にトナ
ーシャッタが閉じてトラブルを生じることがない。
け、そのアジテータの先端に可撓性のシート材を取り付
け、そのシート材をトナーシャッタとして使用する構成
とすると、トナーシャッタが極めて簡単な構造となり、
コストダウンを図ることができる。
トナー収容部から現像ロールに到るトナー通路並びに現
像ロールと現像器本体との間の空間にトナーキャリアを
充填し、更に、そのトナーキャリアを、現像ロールの表
面の、ドクターブレードを越えた領域にまで付着させて
いるので、トナー収容部から漏れてきた微細なトナー粒
子をそのトナーキャリアで吸着保持でき、このため、輸
送中における微細なトナーの漏れを防止できる。
明する。
トを備えたリフィール用のプロセスカートリッジを、内
部に所定量のトナーを収容し、輸送、保管等を行う状態
として示す概略断面図であり、1は現像器ユニット、2
はその現像器ユニットに連結された感光体ユニット、3
は現像器ユニット1及び感光体ユニット2を覆うように
現像器ユニット1にねじ等によって取り付けられたプロ
セスカバーである。感光体ユニット2は、感光ドラム
5、帯電器6、クリーナー7、回収トナー収容部8、除
電ランプ9等を備えている。
3はその概略斜視図、図4はその分解斜視図、図5
(a)はその現像器ユニット1を図2の矢印A−A方向
に見た概略断面図である。現像器ユニット1は、通常、
樹脂で形成された現像器本体11を有しており、その現
像器本体11には、上方を開口したトナー収容部12が
形成されており、その中にトナー14を攪拌するための
アジテータ13が軸受13A、13Bを介して回転可能
に設けられている。更に、トナー収容部12の斜め下方
には、現像ロール15が取り付けられている。現像ロー
ル15は、通常外周のスリーブとその中に設けられてい
るマグネットロールを有しており、スリーブとマグネッ
トロールとは互いに逆方向に回転する構成となってい
る。アジテータ13は現像ロール15に平行に設けられ
ている。
口を閉じるよう蓋17が開閉可能に取り付けられてい
る。すなわち、現像器本体11はトナー収容部12の開
口を取り囲んだ位置に突起18を有し、一方、蓋17は
その周縁部に突起18に嵌合する溝17aを有してお
り、この突起18と溝17aの嵌合によって蓋17は現
像器本体11にトナー収容部12を密閉する関係に取り
付けられ、嵌合を外すことにより蓋17を外すことがで
きる。蓋17の内面側には、現像ロール15の長手方向
に対してほぼ直角方向に延びる複数の仕切り19が形成
されている。この仕切り19は、アジテータ13の回転
領域を越える位置まで即ち垂直状態となったアジテータ
13の上端より低い位置まで延びており、そのアジテー
タ13の回転領域に切欠19aを形成し、アジテータ1
3の回転に干渉しないようになっている。仕切り19は
トナー収容部12内のトナーが現像ロール15の長手方
向に移動するのを阻止するために設けたものであり、ト
ナー収容部12内に延びる長さは長い方が良い。
カバー3は、所定位置に取り付けられた蓋17に対向す
る位置にリブ20を有しており、プロセスカバー3を所
定位置に取り付けた際にそのリブ20で蓋17を外面側
から押圧するようになっている。このリブ20を設けた
ことにより、例え蓋17の溝17aが現像器本体11の
突起18に対して十分に嵌合していない時でも、プロセ
スカバー3を所定位置に固定した時、そのリブ20で蓋
17を現像器本体11に押し付け、内部のトナー14を
こぼれを防止できる。
ロール15との間には、通路22が形成されており、そ
の通路22の入口を開閉するためトナー収容部12内に
トナーシャッタ24が取り付けられている。このトナー
シャッタ24は、図2、図6、図7等に示すように、現
像器本体11に回転可能に保持された両端のシャッター
ピン25、26と、そのシャッタピン25、26に取り
付けられたシャッタ本体27と、そのシャッタ本体27
に取り付けられた弾性体28、29等を備えている。こ
こで、シャッタ本体27は図2から良く分かるように、
L字型断面をしており、その外面に弾性体28、29が
互いにほぼ直角となるように取り付けられている。一方
の弾性体28は、トナーシャッタ24を矢印Cで示す方
向に回転させた際に、通路22の入口の平面壁部30に
突き当たるように設けられており、他方の弾性体29は
円弧状壁部31に押し付けられた状態で摺動するように
設けられている。かくして、トナーシャッタ24を矢印
C方向に、弾性体28が平面壁部30に突き当たるまで
回転させ、その位置に保持することにより、通路22を
塞ぐことができ、矢印Cとは反対側に回転させることに
より、通路22を開くことができる。
性体28は、輸送中等においてトナーシャッタ24に振
動や衝撃が加わり、矢印C方向とは反対方向に少量動い
た時においても弾性体28の表面が平面壁部30に密着
した状態を保つことができるよう、平面壁部30に対す
る密着性の良いものが望ましく、例えば発砲ゴムを用い
ることが好ましい。一方、円弧状壁部31に押し付けら
れる弾性体29はトナーシャッタ24が矢印C方向とは
反対方向にわずかに動いても、シャッタ本体27によっ
て円弧状壁部31に押し付けられた状態に保たれるの
で、壁部31に対する密着性はさほど要求されず、適度
な軟らかさがあればよく、例えば、発砲ウレタンを用い
ることが好ましい。図7において、後述するようにトナ
ーシャッタ24は一方のシャフトピン25を回転させる
ことにより、全体が回転させられるが、その際、図示し
たようにシャッタ本体27にねじれが生じ、非駆動側の
回転量が少なくなる恐れがある。その場合でも、弾性体
28がその全長に渡って現像器本体の平面壁部30に押
し付けられるようにするため、弾性体28の厚さを非駆
動側が厚くなるようにしておくことが好ましい。
側には、現像ロール15やアジテータを回転駆動する機
構及び現像ロール15の回転に連動してトナーシャッタ
を開動作させるシャッタ操作機構が設けられている。以
下、その機構を図8〜図10を参照して説明する。な
お、図8〜図10の(a)は現像器本体11の内部を、
それぞれ異なる作動状態で示す概略断面図、(b)はそ
の現像器本体11の側面の概略平面図である。図3及び
図8〜図10において、35は現像ロール15のスリー
ブに駆動連結されたスリーブギヤ、36はそのスリーブ
ギヤ35に噛み合う第一アイドラギヤ、37は第一アイ
ドラギヤ36と一体に回転する第二アイドラギヤ、38
は第二アイドラギヤ37に噛み合う第三アイドラギヤ、
39は第三アイドラギヤ38に噛み合い且つアジテータ
13に駆動連結されたアジテータギヤである。スリーブ
ギヤ35は、この現像器ユニット1を感光体ユニット2
(図1参照)に組み合わせてプロセスカートリッジを構
成し、そのプロセスカートリッジを複写装置等の本体装
置にセットした時に、適当なギヤ列を介して本体装置側
の駆動装置に連結されるようになっている。この機構に
より、現像ロール15及びアジテータ13は本体装置の
駆動装置で駆動される。
ャッタ24のシャッタピン25に固定された操作部材4
2と、その操作部材42と現像器本体側のばね連結ピン
43に連結されたシャッタばね44を有している。この
操作部材42は第三アイドラギヤ38に噛み合うセクタ
ーギヤ42aと、回転中心をはさんでその反対側に設け
られたばね連結部42bを備えている。セクターギヤ4
2aの形成位置は、図8(a)、(b)に示すように、
トナーシャッタ24が閉位置にある時には、セクターギ
ヤ42aが第三アイドラギヤ38に噛み合っており、図
9に示すようにその第三アイドラギヤ38が矢印方向に
回転した時にはトナーシャッタ24を開方向(矢印D方
向)に回転させ、その後、図10に示すように、トナー
シャッタ24が所定位置まで開いた時には、第三アイド
ラギヤ38から外れるように、定められている。
2bとばね連結ピン43とは、図8に示すように、トナ
ーシャッタ24が閉位置にある時にはシャッタばね44
がトナーシャッタ24の回転軸線の右側に位置してその
トナーシャッタ24に右方向(矢印C方向)の、即ち閉
方向の回転力を与えるが、図10に示すように、セクタ
ーギヤ42aが回転して第三アイドラギヤ38から離れ
た時にはシャッタばね44がトナーシャッタ24の回転
軸線の左側に移動し、そのトナーシャッタ24に左方向
(矢印D方向)の回転力を与え、且つ操作部材42のば
ね連結部42bを現像器本体に形成されているストッパ
45に押し付けるように定められている。この構成によ
り、トナーシャッタ24を閉じた時には、シャッタばね
44がトナーシャッタ24の弾性体28を平面壁部30
に押し付け、トナーシャッタ24を閉位置に保持し、ま
た、トナーシャッタ24を開いた時には、シャッタばね
44がばね保持部42aをストッパ45に押し付け、ト
ナーシャッタ24を開位置に保持することができる。こ
のシャッタばね44、ストッパ45等は、トナーシャッ
タを開位置に保持するロック機構を兼ねている。
方には現像ロール15の外周面に付着して取り出される
トナー量を規制するドクターブレード50が設けられて
いる。また、トナー収容部12から現像ロール15に到
る通路22及び現像ロール15と現像器本体との間の空
間にはトナーキャリア52が入れられている。更に、そ
のトナーキャリア52の一部は、現像ロール表面の、ド
クターブレード50を越えた1〜2mmの範囲内にまで
付着させられている。このトナーキャリア52は、現像
器本体11のトナー収容部12にトナーを充填する前
に、通路22の入口から充填され、且つ現像ロール15
をわずかに矢印方向に回転させることにより、図示のよ
うにドクターブレード50の外側の現像ロール15の表
面にまで付着させられる。通路22及び現像ロール15
の周面に収容されているトナーキャリア52は、現像動
作時にトナーを吸着して現像ロール表面に付着させる作
用を果たすのみならず、輸送時、保管時等において、ト
ナーシャッタ24のところを通り抜けた微細なトナーを
吸着し、外部へのトナー漏れを防止する作用も果たして
いる。ここで、ドクターブレード50の外側の現像ロー
ル15表面にまでトナーキャリア52を付着させている
ので、図3に示すように、外部から現像ロール15表面
に付着したトナーキャリア52を目視でき、内部にトナ
ーキャリア52が充填されていること確認できる。
て、以下その動作を説明する。図2に示す状態に組立ら
れた現像器ユニット1は、図1に示すように感光体ユニ
ット2と組み合わせられ、且つプロセスカバー3を取り
付けてプロセスカートリッジを構成し、この状態でユー
ザーに送られる。この輸送の際、プロセスカートリッジ
に振動が加わったり、斜めにされたりすることがある
が、蓋17の内面に仕切り19を設けているので、図5
(a)に示すようにトナー14が移動が抑えられ、トナ
ーの片寄りが生じにくい。もし、図5(b)に示すよう
に蓋17に仕切り19を設けていない場合には、トナー
が一端側に移動し、トナーの片寄りが生じることがあ
り、このようなトナーの片寄りが生じると、本体装置に
装着して動作を開始する時にトラブルを生じる恐れがあ
る。
ャッタばね44によって閉じられており、トナーの漏れ
を防止している。また、そのトナーシャッタ24のとこ
ろを微細なトナーが通り抜けたとしても、通路22及び
現像ロール15の外周面のトナーキャリア52が吸着保
持し、これにより、微細なトナーの飛散が防止される。
は、複写装置等の本体装置に取り付けていた古いプロセ
スカートリッジを抜き出し、その後に新しいプロセスカ
ートリッジを装着すればよい。プロセスカートリッジを
本体装置の所定位置にセットすると、プロセスカートリ
ッジに取り付けているスリーブギヤ35が、適当なギヤ
を介して本体装置側の駆動装置に連結される。
所定位置にセットされるとイニシャル動作に入り、その
駆動装置が動作して現像ロール15及びアジテータ13
を回転させる。この回転が始まると、図9に示すよう
に、第三アイドルギヤ38に噛み合っているセクターギ
ヤ42aが矢印D方向に回転し、トナーシャッタ24を
自動的に開き、その後、トナーシャッタ24はシャッタ
ばね44によって図10に示す開位置に保持される。ト
ナーシャッタ24が開くと、トナー14がトナーキャリ
ア52内に入り、トナーキャリア52に吸着保持された
状態で現像ロール15の外周に一定厚さに付着し、現像
の準備が完了し、現像ロール15の回転が停止する。こ
れにより、イニシャル動作が終了する。ここで、上記し
たように、トナーシャッタ24は現像ロール15の回転
に連動して開くので、従来のようにシールテープを剥が
す動作が全く不要となり、プロセスカートリッジの装着
動作が簡単となる。
時等において、もし図5(b)に示すように、トナー収
容部12内にトナー14の片寄りが生じていると、トナ
ーシャッタ24を開く際、トナーが多い部分ではトナー
シャッタ24が動きにくく、良好に開くことができない
恐れがあるが、本実施例では蓋17に設けた仕切り19
でトナーの片寄りを防止しているので、トナーシャッタ
24を確実に開くことができる。また、トナーの片寄り
があまり無いので、最初から現像ロール15の長手方向
に均等にトナーを供給でき、良好な現像を行うことがで
きる。
カートリッジは、工場に回収され、工場でそれを分解
し、内部の清掃、部品の交換等を行った後、トナーキャ
リア52を充填し、トナーシャッタ24を閉じた後トナ
ー14を充填し、蓋17をして図2に示す状態とし、図
1に示すプロセスカートリッジに組み立て、再使用す
る。この際、通路22を閉じるには、単にトナーシャッ
タ24を閉位置とすれば良いので、従来のプロセスカー
トリッジのように狭い場所にシールテープを貼り付ける
という必要がなく、操作が極めて容易である。このよう
に、本実施例の現像器ユニット1はリフィール用プロセ
スカートリッジを構成する部品として好適に使用でき
る。
ユニット1Aを示す概略断面図である。この実施例で
は、図2の実施例におけるトナーシャッタ24を省略
し、その代わりに、アジテータ13Aの先端に、可撓性
のシート材(例えばマイラー)55を設け、且つそのシ
ート材55で現像ロール15に到る通路22の入口を閉
じることができるよう、通路22の入口に段部56を形
成している。従って、このシート材が通路22の入口を
閉じるトナーシャッタを構成する。その他の構成は図1
〜図9に示す実施例と同様である。図11の実施例で
は、シート材55を通路22の入口を閉じる位置に取り
付けた状態でトナー14を充填し、図示の状態でプロセ
スカートリッジを構成するように組み立て、使用され
る。このプロセスカートリッジを本体装置に組み込んで
使用する際には、本体装置のイニシャル動作で現像ロー
ル15及びアジテータ13Aが回転した時に、自動的に
シート材55が通路22の入口から外れ、トナーを現像
ロール15に供給することができる。
ル用のプロセスカートリッジに用いる現像器ユニットに
適用したものを示したが、本発明はこの構成に限らず、
使い捨て形式のプロセスカートリッジに用いる現像器ユ
ニットに適用することも可能である。
請求項1に記載の発明は、現像器本体のトナー収容部を
覆う蓋に、現像ロールの長手方向に対してほぼ直角方向
に延びる仕切りを設けることにより、現像器ユニットの
輸送時や取り扱い時においてトナーが現像ロール長手方
向に移動して片寄るということを防止でき、この現像器
ユニットを複写装置等の本体装置に取り付けた際に最初
から良好に作動させることができるという効果を有して
いる。
けた場合において、仕切りをアジテータの回転領域に延
びる長さとし、且つそのアジテータの回転領域に切欠を
形成しておくと、アジテータの回転に干渉することがな
く、仕切りの長さを長くでき、トナーの片寄り防止効果
を大きくできる利点が得られる。
させる構成としておくと、蓋の現像器本体に対する嵌合
が不完全な場合であっても、蓋を現像器本体に押し付
け、トナーのこぼれを確実に防止できる利点が得られ
る。
ナー収容部内に現像ロールに到る通路を開閉するトナー
シャッタを設け、且つ現像ロールの回転に連動してトナ
ーシャッタを開動作させるシャッタ操作機構を設けたこ
とにより、そのトナーシャッタを閉位置とするのみで、
従来のようにシールテープを貼り付けることなくトナー
収容部から現像ロールへのトナーの流れを防止でき、リ
フィール時の作業が容易であり、また、この現像器ユニ
ットを複写装置等に取り付けた際には、現像ロールが回
転した際にそれに連動して自動的にシャッタ操作機構で
トナーシャッタを開くことができ、取り付け作業も容易
となるという効果を有している。
るロック機構を設けておくと、運転中等に不用意にトナ
ーシャッタが閉じてトラブルを生じるということがな
く、好ましい。
け、そのアジテータの先端に可撓性のシート材を取り付
け、そのシート材をトナーシャッタとして使用する構成
とすると、トナーシャッタが極めて簡単な構造となり、
コストダウンを図ることができる利点が得られる。
容部から現像ロールに到るトナー通路並びに現像ロール
と現像器本体との間の空間にトナーキャリアを充填し、
更に、そのトナーキャリアを、現像ロールの表面の、ド
クターブレードを越えた領域にまで付着させたことによ
り、トナー収容部から漏れてきた微細なトナー粒子をそ
のトナーキャリアで吸着保持でき、このため、輸送中に
おいて微細なトナーの漏れを防止でき、トナーの飛散防
止が確実となり、また、所定の部分にトナーキャリアが
入れられていることを外部から観察して確認することが
できるという効果を有している。
たプロセスカートリッジの概略断面図
向に見た概略断面図 (b)仕切りの無い蓋を用いた現像器ユニットにおい
て、トナーの片寄りを生じた状態を示す概略断面図
7を外して示す概略平面図
その取り付け部分を示す概略断面図
じた状態で示す概略断面図 (b)図8(a)の状態の現像器ユニットの概略側面図
く途中の状態で示す概略断面図 (b)図9(a)の状態の現像器ユニットの概略側面図
開いた状態で示す概略断面図 (b)図10(a)の状態の現像器ユニットの概略側面図
Claims (7)
- 【請求項1】 上方を開口したトナー収容部を備えた現
像器本体と、その現像器本体に取り付けられた現像ロー
ルと、前記トナー収容部の上方の開口を閉じる蓋とを有
し、その蓋が内面側に、前記現像ロールの長手方向に対
してほぼ直角方向に延びる仕切りを備えていることを特
徴とする現像器ユニット。 - 【請求項2】 更に、トナー収容部内に取り付けられた
アジテータを有し、蓋の内面側に設けられた仕切りが、
前記アジテータの回転領域を越える位置まで延びてお
り、そのアジテータの回転領域に切欠を形成しているこ
とを特徴とする請求項1に記載の現像器ユニット。 - 【請求項3】 更に、現像器本体に取り付けられたプロ
セスカバーを有し、そのプロセスカバーがトナー収容部
の蓋を外面側から押圧するように取り付けられているこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の現像器ユニッ
ト。 - 【請求項4】 トナー収容部を備えた現像器本体と、そ
の現像器本体に取り付けられた現像ロールと、前記トナ
ー収容部内に配置され、そのトナー収容部から現像ロー
ルに到るトナー通路を開閉するトナーシャッタと、前記
現像ロールの回転に連動してトナーシャッタを開動作さ
せるシャッタ操作機構とを有する現像器ユニット。 - 【請求項5】 更に、トナーシャッタを開位置に保持す
るロック機構を有することを特徴とする請求項4に記載
の現像器ユニット。 - 【請求項6】 トナー収容部内に設けられたアジテータ
を有し、そのアジテータの先端に設けた可撓性のシート
材でトナーシャッタを構成したことを特徴とする請求項
4に記載の現像器ユニット。 - 【請求項7】 トナー収容部を備えた現像器本体と、そ
の現像器本体に取り付けられた現像ロールと、その現像
ロールに付着するトナー量を規制するドクターブレード
と、前記トナー収容部から現像ロールに到るトナー通路
並びに現像ロールと現像器本体との間の空間に収容され
たトナーキャリアを有し、そのトナーキャリアが更に現
像ロール表面の、前記ドクターブレードを越えた領域に
も付着させられていることを特徴とする現像器ユニッ
ト。
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