JPH09114214A - 粉体補充機構 - Google Patents

粉体補充機構

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Publication number
JPH09114214A
JPH09114214A JP7270849A JP27084995A JPH09114214A JP H09114214 A JPH09114214 A JP H09114214A JP 7270849 A JP7270849 A JP 7270849A JP 27084995 A JP27084995 A JP 27084995A JP H09114214 A JPH09114214 A JP H09114214A
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JP
Japan
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opening
cartridge
toner
powder
barrel
Prior art date
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Withdrawn
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JP7270849A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ikemoto
博 池本
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】省スペースで粉体補充カートリッジの開閉を自
動的に行い粉体を外部から遮蔽して飛散や他への移転を
防止する粉体補充機構を提供する。 【解決手段】カートリッジ11は、自由状態のとき外筒
15底部の半円部23の段差15aがコイルばね25の
付勢力により内筒13底部の突起部18に当接し内筒1
3の開口部12を外筒15が封止する。この状態で開口
部12を下向きに、現像器31のトナー収納槽35の上
部の受入部36へ、径方向に差込んで装着し、受入部3
6の開閉カバー43を閉成すると、開閉カバー43のカ
ートリッジ押し付け板45の先端が外筒15の段差部1
5aに当接して滑動しなが押圧し、コイルばね25の付
勢力に抗して外筒15を反時計回り方向に回動させる。
閉成完了で外筒15底部の段差部15aが水平に規制さ
れて位置固定され、外筒15の開口部14が内筒13の
開口部12に一致して内部のトナー34がトナー収納槽
35内に落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】粉体を収容した粉体補充カー
トリッジを粉体補充カートリッジ受入装置に装着するこ
とにより自動的に粉体を粉体補充カートリッジ受入装置
に補充する粉体補充機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、粉体を本体装置側に補充する
ものとして種々の型のカートリッジが知られている。大
別すると箱型のものと円筒状のものがある。いずれも、
カートリッジに開封シールを貼着しておいて、これを粉
体補充時に引き剥がすというものである。そして、カー
トリッジは本体装置側に装填したまま又は抜き去るよう
にしている。
【0003】図4(a),(b) は、例えばプリンタ等の現像
器に粉体のトナーを補充するに際して実用化されている
トナー補充カートリッジの例を示している。この例に示
すトナー補充カートリッジは横長の直方体状をなしてい
る。同図(a) は、プリンタ1の蓋2を開き、更に内部の
現像部3の蓋4を開いて、トナー補充カートリッジ5を
所定の位置に着装したところを示している。この後、つ
まみ6を図の矢印Aで示す右横方向に引いてシール部材
7を引き出すと、現像部3内にトナーが補充される。こ
のシール部材7は、同図(b) に示すように、トナー補充
カートリッジ5の函体5aの下部開口5bを封止してい
る封止部7bとこれに連続して折り返されている延出部
7aとで形成されている。したがって、つまみ6が引き
出されると、延出部7aに続いて引き出される封止部7
bが、つまみ6の反対側の封止辺5cからつまみ6側の
封止辺5dまで剥離されて封止が開封される。これで、
函体5a内部に収容されていたトナー8が下方の現像部
3に落下してトナーが補充されるようになっている。ト
ナー補充後は、トナー補充カートリッジ5を取り外して
廃棄し、蓋4及び2を閉じてトナー補充作業が完了す
る。
【0004】また、図5は、円筒状のトナー補充カート
リッジの例である。同図に示すトナー補充カートリッジ
5−1は、内部にトナー8を収容し、周面長手方向の略
全長に亘って補給口5−1aを有し、一端にはつまみ5
−1bを備え、他端には周面に垂直に突出する係合体5
−1cを備えている。同図は補給口5−1aを封止して
いた封止テープを剥ぎ取って除き、内部のトナー8を露
出させた装着直前の状態を示している。一方、装着部3
−1aは、現像部3−1の上部に設けられ、横長の筒状
に形成され、下部周面に開口3−1bが設けられてい
る。更にその周面には装着口から終端まで長手方向にス
ライド溝3−1cが形成され、スライド溝3−1cの終
端は、装着部3−1aの筒状の内周面より外側へ形成さ
れているリング状の段差部3−1dに連続している。ト
ナー補充カートリッジ5−1の装着に際しては、露出し
たトナー8が外部にこぼれ出ないように留意しながら、
トナー補充カートリッジ5−1の係合体5−1cをスラ
イド溝3−1cに嵌入させ、トナー補充カートリッジ5
−1を図の矢印Bで示す方向へ装着部3−1aの奥まで
押し込み、つまみ5−1bを図の矢印Cで示す反時計回
り方向に捻って終端に達している係合体5−1cをリン
グ状の段差部3−1dに移動させることにより、トナー
補充カートリッジ5−1の上向きの補給口5−1aを下
向きにして装着部3−1aの下部開口3−1bに合致さ
せると共にトナー補充カートリッジ5−1を位置固定さ
せる。これでトナー8が下方の現像部3−1に落下して
トナーが補充されるようになっている。
【0005】上記の2例は、いずれの場合も、パッケー
ジ化された現像部3又は3−1を使い捨てにせず、トナ
ーの補充のみで現像部3又は3−1を繰り返し使用する
ようにして経済性を向上させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た直方体状のトナー補充カートリッジ5のようにシール
部材7を引き出してトナー補充カートリッジ5の下部開
口5bの封止を開封するには、シール部材7の延出部7
aと封止部7bとを連続して引き出さねばならない。こ
の引き出すシール部材7の総長はトナー補充カートリッ
ジ5の長手方向の長さのほぼ2倍の長さに相当する。つ
まりトナーを補充するには、プリンタ1の右横方向に、
トナー補充カートリッジ5の長手方向の長さのほぼ2倍
の作業空間が必要とされる。近年OA機器の小型化や設
置場所の省スペース化が希求されているときに、上記の
ようにトナー補充のために装置本体の横方向に大きな作
業空間を必要とするのでは、小型化や省スペース化の市
場の要望に対応していないという問題があった。
【0007】また、上述の円筒状のトナー補充カートリ
ッジ5−1も、交換に際しては、直方体状のトナー補充
カートリッジ5の場合ほど大きくはないにしても、やは
り現像部の横方向つまりプリンタの横方向に、トナー補
充カートリッジ5−1の長手方向に相当する大きな作業
空間を必要とするという問題があった。また装着時にト
ナーが露出する補給口5−1aが比較的大きく、このた
め流動性の高いトナーが外部にこぼれ易く手や着衣が汚
れるという問題もあった。
【0008】また、上記のトナー補充カートリッジ5又
は5−1は、いずれの場合も、トナー補充時に引き剥が
されたシール部材の封止面にはトナーが付着している。
さらに、トナー補充後に脱装されたときの使用済みカー
トリッジにも、トナー排出後の匡体内部にトナーが付着
して残留している。これらのトナーは飛散又は他に移転
し易く容易に手や着衣に付着する。このため上記のよう
にトナー補充作業中ばかりでなく、補充作業終了後の使
用済みカートリッジの廃棄等の取り扱いにおいても手や
着衣が汚染される。このように一旦手や着衣に付着した
汚れを除去する作業は極めてわずらわしいものであり、
オフイス内では勿論のこと、家庭等で個人的に使用する
場合には特に嫌悪される問題であり解決が急がれる問題
であるといえる。
【0009】そして、上記のように残留トナーの付着部
分が外部から隔絶されていないために、トナー補充後の
カートリッジを廃棄する場合には、例えばポリ袋等適宜
の回収袋を用いて廃棄カートリッジを封入して残留トナ
ーの飛散や他への移転等を防止する必要がある。したが
って、このような回収袋などの別部材を用意する手数が
かかりカートリッジの後始末が面倒であるという問題も
有していた。また、このように、トナー補充に際して
は、いろいろと手数がかかるために、カートリッジ交換
時の作業能率が低下するという問題も有していた。
【0010】本発明の課題は、着脱に余分なスペースを
必要とせず、新しい粉体補充カートリッジを自動的に開
封し、使用済みカートリッジの残留粉体付着部分を外部
から自動的に遮蔽して粉体の飛散や他への移転を防止す
る粉体補充機構を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
粉体補充機構の構成を述べる。本発明の粉体補充機構
は、粉体補充カートリッジ、受入部、保持手段、及び開
閉カバーにより構成され、粉体補充カートリッジは、周
面に第1の開口部を有する円筒状の容器本体と、該容器
本体の外周面に周方向移動自在に設けられ上記第1の開
口部と対応した第2の開口部を有し該第2の開口部を上
記第1の開口部と一致させる第1位置及び不一致にして
上記第1の開口部を封止する第2位置を取り得る外筒
と、該外筒を上記第2位置方向へ付勢する付勢部材とを
備えて構成され内部に粉体を収容している。受入部は、
上記の粉体補充カートリッジをその径方向に着脱自在に
受け入れるように構成される。保持手段は、上記受入部
に設けられ上記粉体補充カートリッジの装着時に上記容
器本体と係合して上記第1の開口部を下方に向けて保持
するように構成される。そして、開閉カバーは、上記受
入部に開閉自在に設けられ開成時に上記粉体補充カート
リッジの上記受入部への装着を許容し閉成時に上記外筒
と係合して該外筒を上記付勢部材の付勢力に抗して上記
第1位置へ移動させると共に上記受入部を覆うように構
成される。
【0012】そして、例えば請求項2記載のように、上
記粉体はトナーであり、また上記受入部は、画像形成装
置に配設される現像装置に連通する開口を備えるカート
リッジ装着部である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、一実施の形態に
おける粉体補充カートリッジの断面図と両側面図であ
り、同図(b) は、その斜視図である。同図(a),(b) に示
すように、粉体補充カートリッジ11は、周面に開口部
12(第1の開口部)を有する円筒状の内筒13(容器
本体)と、この内筒13の外周面に周方向に移動自在に
設けられ上記内筒13の開口部12と対応した開口部1
4(第2の開口部)を有する外筒15とを備えている。
【0014】内筒13は、左端が筒状容器の底部となっ
ており容器内部に粉体を収納し右端の開口部に内蓋16
を嵌着して容器本体を形成している。内蓋16の中央に
は固定軸17が容器の軸方向外側に向けて突設されてい
る。固定軸17は固着端から突端近傍まで円柱形であり
突端は円周部が軸対称に一部切削されてマイナスドライ
バ同様の先端を形成している。このマイナスドライバ同
様の先端は、この粉体補充カートリッジ11が後述する
カートリッジ受入部に径方向に装着されたとき、カート
リッジ受入部の固定軸々受(保持手段)に嵌合する。こ
れにより、粉体補充カートリッジ11が内筒13の開口
部12を下向きに保持されて位置固定される。
【0015】また、内筒13の左端には、円周から軸方
向外側に向けて突起部18が形成されている。この突起
部18は、粉体補充カートリッジが外部に取り出されて
単独であるとき、及びカートリッジ受入部に装着された
ときにおいて、夫々外筒15の係止部に係合して、外筒
15の相対位置を固定する。
【0016】外筒15は、これも左端が筒体の底部であ
り、右端の開口部に外蓋19を冠着している。この外蓋
19の中央には支持孔21が穿設されている。この支持
孔21を、内筒13の内蓋16に突設されている固定軸
17が貫通して、その円柱部で外筒15を回動自在に支
持している。外筒15の左端となる筒体の底部には、中
央に支軸22が突設され、この支軸22からおよそ90
度角の扇形に底部の1/4の面積が若干の円周部と共に
欠切され、ここに内筒13の突起部18が突出してい
る。外筒15の残る3/4の底部は、厚い半円部23
と、この半円部23に段差15aをもって連続する薄い
扇形部24とに形成されている。段差15aは直径に沿
って延設され、上記扇形の欠切部の側面を形成する。
【0017】この外筒15の底部と内筒13の底部の間
に、捩りコイルばね25が介在している。捩りコイルば
ね25は、一端を外筒15の底部に係止し他端を内筒1
3の底部に係止して、内筒13に対し外筒15を、同図
(a) の左側面図又は同図(b)の夫々矢印Dで示す時計回
り方向に付勢している。
【0018】この粉体補充カートリッジが外部に取り出
されて単独であるとき、外筒15は上述した捩りコイル
ばね25による時計周り方向への付勢力により、底部の
扇形の欠切部の側面を形成する段差15aが内筒13底
部の突起部18に当接した状態で内筒13に対して位置
が固定されている。すなわち、回動自在な外筒15は、
その開口部14を内筒13の開口部12と不一致にして
内筒13の開口部12を封止するように、およそ90度
角円周方向に離れた位置(第2位置)まで回動して停止
している。これにより、粉体補充カートリッジが外部に
取り出されて単独であるときは、内筒13の粉体を排出
する内筒13の開口部12が自動的に封止される。
【0019】また、外筒15底部の薄い扇形部24に
は、上記扇形の欠切部から更に円周に沿って切り欠き溝
15bが形成されている。外筒15が外部から加えられ
る力によって上記捩りコイルばね25の付勢力に抗して
同図(a) の左側面図又は同図(b) の夫々矢印Eで示す反
時計回り方向に回動したとき、内筒13底部の突起部1
8が切り欠き溝15bに嵌入して当接する。これで外筒
15の開口部14と内筒13の開口部12とが一致する
位置(第1位置)に、外筒15の回動位置が固定され
る。
【0020】次に、このような構成の粉体補充カートリ
ッジ11を用いた粉体補充の動作を以下に説明する。図
2は、プリンタ又は複写機等のパッケージ化された現像
部の側断面図である。このような現像部のトナー補充用
カートリッジとして上記の粉体補充カートリッジ11を
用いた場合を例として説明する。
【0021】先ず、同図に示す現像部を説明する。同図
に示す現像部31は、プリンタ又は複写機等に対し着脱
自在なユニットとして構成された画像形成装置の一方の
主要部を形成している。画像形成装置は図の矢印Fで示
す時計回り方向に回転する感光体ドラム32を備え、こ
の感光体ドラム32を中心にして感光体ドラム32の上
部及び左方の周面に沿って、特には図示しないが、他方
の主要部を形成する帯電器、露光ヘッド、転写器、クリ
ーナ等を備えている。そして、同図に示すように、一方
の主要部である現像器31の現像ローラ33が感光体ド
ラム32と対峙している。
【0022】感光体ドラム32は、帯電器により周面に
一様に帯電し、露光ヘッドにより画像情報に基づく露光
を施されて静電潜像を形成し、この静電潜像を現像器3
1によってトナー像化し、そのトナー像を転写器により
用紙上に転写することで画像形成を行う。そして感光体
ドラム32上に残った未転写のトナーをクリーナで除去
するようになっている。
【0023】現像器31は、粉体の現像剤であるトナー
34を収納して上部右側と左側下部とに開口を有するト
ナー収納槽35を備えている。上部右側の開口部には、
図1に示した粉体補充カートリッジ11(トナー補充カ
ートリッジ)をその径方向に着脱自在に受け入れる受入
部36が、その下部開口をトナー収納槽35の上部開口
に一致させて載設される。現像器31の左側下部の開口
部には、その開口の長手方向(図面に垂直方向)に平行
して外側に上述した現像ローラ33、内側に供給ローラ
37が互いに当接した状態で回転可能に配設される。現
像ローラ33の上部周面に当接して軸方向に平行にブレ
ード38が配設され、これと現像ローラ33のほぼ軸対
称位置となる下部周面に当接して掬い板39が配設され
る。上記の画像形成装置は、全体が本体装置のフレーム
40の所定の部位に係合して位置固定されるようになっ
ている。また、上記のトナー収納槽35内のほぼ中央に
は攪拌部材41が配設されている。
【0024】この攪拌部材41は、本体装置側の駆動源
からの駆動力が伝達されるギアに連結されて一定速度で
回転し、トナー34を攪拌しつつ供給ローラ37側へト
ナー34を移動させる。供給ローラ37は周面一面に付
着するトナー34を回転により現像ローラ33との当接
面へ搬送して、そのトナー34を現像ローラ33へ付着
させる。
【0025】現像ローラ33に付着したトナー34は、
現像ローラ33の反時計回り方向への回転に伴って搬送
され、途中、ブレード38により所定の厚さに規制さ
れ、感光体ドラム32と現像ローラ33との対峙部で、
感光体ドラム32の静電潜像の低電位部に転移して上述
したようにトナー像を感光体ドラム32周面上に形成す
る。そして、この画像形成が繰り返されるとトナー収納
槽35内のトナー34は逐次減少する。
【0026】このトナー収納槽35内のトナー34の有
無を検知するために、特には図示しないが、圧電センサ
等のレベルセンサ又はフォトセンサ等を利用した「トナ
ー無し」検出センサが配設されている。トナー収納槽3
5内のトナー34が所定量以下になると検出センサによ
り「トナー無し」を検出して、本体装置の操作パネル等
に「トナー無し」の報知を行うようにする。このような
「トナー無し」の報知に基づいて、上述したトナー収納
槽35の上部開口に載設された受入部36から、トナー
34をトナー収納槽35に補充するようにする。
【0027】受入部36は、開閉カバー43を備えてい
る。この開閉カバー43は、支点44に支持されて開閉
自在に設けられる。この開閉カバー43は、詳しくは後
述するが、開成時に粉体補充カートリッジ11の受入部
36への装着を許容し、閉成時に粉体補充カートリッジ
11の外筒15と係合して、この外筒15を、付勢部材
である捩りコイルばね25の付勢力に抗して、第2の開
口部14を内筒13の開口部12に一致させる第1位置
に回動・移動させると共に受入部36を覆うように構成
されている。
【0028】次に、その受入部36に装着されることに
よりトナー34を自動的に補充する粉体補充カートリッ
ジ11の補充動作を説明する。図3(a),(b),(c) は、粉
体補充カートリッジ11の動作を説明する図である。先
ず、同図(a) に示すように、受入部36の開閉カバー4
3を、支点44を中心にして右方に回動させて開成す
る。この開閉カバー43の図の手前側端部にはカートリ
ッジ押し付け板45が固着して一体に形成されている。
この開閉カバー43を開成して、その受入部36内に粉
体補充カートリッジ11を図の矢印Gで示すように径方
向に差込んで装着する(図3(a) の手前側には図1(a),
(b) に示した左端部(容器底部)がみえている)。この
とき粉体補充カートリッジ11は、外筒15の底部扇形
欠切部の一方の側面を形成する半円部23の段差15a
が捩りコイルばね25の付勢力によって内筒13底部の
突起部18に当接した状態で、つまり、内筒13内部の
トナーを排出する内筒13の開口部12を封止した状態
で装着される。
【0029】一方、受入部36には、特には図示しない
が、粉体補充カートリッジ11の支軸22及び図3(a)
では図の向う側で見えない固定軸17(図1参照)を誘
導する案内部が設けられている。この案内部により、粉
体補充カートリッジ11が受入部36に一定の状態で装
着される。すなわち支軸22は回動自在に保持され、固
定軸17は回転方向を固定されて保持される。
【0030】これにより、粉体補充カートリッジ11
は、同図(b) に示すように、内筒13の開口部12を下
向きにして受入部36に保持される。同図(b) は、同図
(c) と共に、上記受入部36に装着された粉体補充カー
トリッジ11を透視断面図で示している。すなわち、胴
部を断面で示し、同図(a) に示した外筒15の底部(半
円部23と扇形部24)を透明に輪郭のみで示して捩り
コイルばね25を透視状態に示し、更に内筒13の底部
を透明として内部のトナー34を透視状態に示してい
る。同図(b) に示すように、内筒13の開口部12が下
方を向き、それよりほぼ90度角離れた第2位置に外筒
15の開口部14が位置している。内筒13の開口部1
2の縁に沿って内筒13の外周面と外筒15の内周面と
の間には弾性発泡体等からなる封止部材46が内筒13
側に貼着されている。これにより、内筒13と外筒15
が遊嵌する間際に内筒13内のトナー34が開口部12
から散逸しないように封止している。
【0031】上記のように粉体補充カートリッジ11を
受入部36に挿入したのち、開閉カバー45を閉成す
る。特には図示しないが、このとき、粉体補充カートリ
ッジ11が受入部36内の正しい位置に固定されない限
り開閉カバー45を閉じることができないように、簡単
な機構から成る安全装置が受入部36内に設けられてい
る。そして、開閉カバー45を閉成すると、開閉カバー
43のカートリッジ押し付け板45は、その先端部を外
筒15の底部半円部の段差部15aに当接し、滑動しな
がらこれを押圧して、捩りコイルばね25の付勢力に抗
して外筒15を図の矢印Hで示す反時計回り方向に回動
させる。
【0032】同図(c) に示すように、開閉カバー43の
閉成が完了したとき、カートリッジ押し付け板45の下
部側面は水平となり、これにより、外筒15の底部半円
部の段差部15aを水平に規制して外筒15を位置固定
する。すなわち外筒15は、底部半円部の段差部15a
が同図(a) の垂直位置から同図(c) の水平位置、つま
り、その開口部14が、内筒13の開口部12に一致す
る第1位置まで回動して固定される。これにより、内筒
13の開口12からトナー34が外筒15の開口14を
通過して落下し、図2に示した受入部36の下部開口か
ら現像器31のトナー収納槽35の上部開口を通ってト
ナー収納槽35内に自動的に補充される。
【0033】また、粉体補充カートリッジ11の交換等
で、開閉カバー43が開成されると、カートリッジ押し
付け板45の押圧が解除されることにより、外筒15
は、捩りコイルばね25の付勢力に従って時計回り方向
に回動し、同図(b) に示す第2位置に戻って内筒13の
開口部12を封止する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粉体補充カートリッジを本体装置の受入部に挿抜するだ
けで粉体を排出する開口部の開閉を自動的に行うことが
できるので、周囲への粉体のこぼれや飛散などがなく、
したがって、手や着衣を粉体で汚ごす心配がないため快
適な環境で作業を行うことができる。また、開口部の開
成操作が自動であるので、粉体補充作業が簡易化され、
したがって、作業の能率が向上する。また、開口部の閉
成が自動であるので、カートリッジを廃棄する場合に粉
体の飛散を防止する回収袋等を用いる必要がなく、した
がって、補充作業の後始末に面倒がないため一層作業能
率が向上する。また、カートリッジの着脱を径方向すな
わち短手方向に行うので、着脱作業に大きな空間が不要
であり、したがって、設置面積が縮小されて経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施の形態における粉体補充カートリ
ッジの断面図と両側面図、(b)はその斜視図である。
【図2】粉体補充カートリッジがトナー補充カートリッ
ジとして用いられるプリンタ又は複写機等のパッケージ
化された現像部の側断面図である。
【図3】(a),(b),(c) は粉体補充カートリッジの動作を
説明する図である。
【図4】(a),(b) はプリンタ等の現像器にトナーを補充
する従来のトナー補充カートリッジの例を示す図であ
る。
【図5】従来の円筒状のトナー補充カートリッジの例を
示す図である。
【符号の説明】
11 粉体補充カートリッジ 12 内筒の開口部(第1の開口部) 13 内筒(容器本体) 14 外筒の開口(第2の開口部) 15 外筒 15a 段差 15b 切り欠き溝 16 内蓋 17 固定軸 18 突起部 19 外蓋 21 支持孔 22 支軸 23 半円部 24 扇形部 25 捩りコイルばね 31 現像部 32 感光体ドラム 33 現像ローラ 34 トナー 35 トナー収納槽 36 受入部 37 供給ローラ 38 ブレード 39 掬い板 40 装置本体フレーム 41 攪拌部材 43 開閉カバー 44 支点 45 カートリッジ押し付け板 46 封止部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に第1の開口部を有する円筒状の容
    器本体と、該容器本体の外周面に周方向移動自在に設け
    られ前記第1の開口部と対応した第2の開口部を有し該
    第2の開口部を前記第1の開口部と一致させる第1位置
    及び不一致にして前記第1の開口部を封止する第2位置
    を取り得る外筒と、該外筒を前記第2位置方向へ付勢す
    る付勢部材と、を備えて内部に粉体を収容する粉体補充
    カートリッジと、 該粉体補充カートリッジをその径方向に着脱自在に受け
    入れる受入部と、 該受入部に設けられ前記粉体補充カートリッジの装着時
    に前記容器本体と係合して前記第1の開口部を下方に向
    けて保持する保持手段と、 前記受入部に開閉自在に設けられ開成時に前記粉体補充
    カートリッジの前記受入部への装着を許容し閉成時に前
    記外筒と係合して該外筒を前記付勢部材の付勢力に抗し
    て前記第1位置へ移動させると共に前記受入部を覆う開
    閉カバーと、 を備えることを特徴とする粉体補充機構。
  2. 【請求項2】 前記粉体がトナーであり、前記受入部
    が、画像形成装置に配設される現像装置に連通する開口
    を備えるカートリッジ装着部である請求項1記載の粉体
    補充機構。
JP7270849A 1995-10-19 1995-10-19 粉体補充機構 Withdrawn JPH09114214A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003066815A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Matsushita Graphic Communication Systems Inc プロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真記録装置
US7729645B2 (en) 2006-09-28 2010-06-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Developer cartridge and image forming device
US7787806B2 (en) 2005-09-21 2010-08-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device, developing device and toner cartridge

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